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富県社協 たかずやの里最後の整備作業
伊那市の富県地区社会福祉協議会などは、地元にある児童養護施設たかずやの里で、施設移転前の最後の整備作業を14日行いました。
富県地区社協による整備作業は毎年行われていますが、施設の東春近への移転が決まっているため、整備作業は今回が最後です。
この日は、富県地区社協や富県地区の住民、施設職員と児童およそ60人が、草取りや枝を切る作業を行いました。
現在施設の敷地内にあるアジサイやツツジは移転先に植樹するということです。
整備作業にあたったある男性は「子ども達との交流も兼ねて作業を行ってきたから今回が最後で寂しい」と話していました。
施設長の菅雄峰さんは「みどりの多い環境づくりは移転しても続けていきたい」と話していました。 -
ワンコインガイドの収益寄付
伊那市観光ボランティアガイド、いーなガイドの会は高遠城址公園の桜祭り期間中に行った、ワンコインガイドの収益を伊那市に寄付しました。
11日は、いーなガイドの会会長の武田宏さんなど4人が市役所を訪れ、「ワンコインガイド」の収益、37,500円を白鳥孝伊那市長に手渡しました。
「ワンコインガイド」は500円で高遠城址公園内の桜の見所を案内するサービスで、今年は75件の利用がありました。
いーなガイドの会は現在46人で、今年から春日公園のガイドも始め、好評だということです。
武田さんは、「桜の里作りに役立ててもらいたい」と話していました。 -
隊友会が上伊那招魂社をボランティア清掃
自衛隊OBでつくる長野県隊友会南信地区支部連合会は、7日、伊那公園の上伊那招魂社でボランティア清掃を行いました。
7日は、隊友会の上伊那在住者12人と現役隊員2人の14人が、招魂社の周辺の清掃作業を行いました。
隊友会は、一昨年に公益社団法人になったことをきっかけに、去年から年1回ボランティア清掃を行っています。
戦没者を奉ったものを清めたいと、去年は春日公園の慰霊碑、今年は、招魂社で清掃を行いました。
上伊那招魂社は、明治から第2次世界大戦までに犠牲になった、上伊那の戦没者5789柱が奉られています。
会員らは、時折小雨が降る中、草取りや池の清掃に汗を流していました。
隊友会の南信地区支部連合会の田中 誠会長は、「国のために犠牲になった人たちのおかげで現在の日本の平和がある。感謝の気持ちをこめて清めたい」と話していました。 -
上伊那更生保護女性の会
罪を犯してしまった人の社会復帰を女性の立場で支援する上伊那更生保護女性の会は、たかずやの里に5万円を寄付しました。
湯澤秋子会長ら役員4人が5日にたかずやの里を訪れ、施設建設に役立ててもらおうと埋橋良和理事長に現金5万円を手渡しました。
上伊那更生保護女性の会は、たかずやの里で定期的にボランティア活動をしていて、移転改築が決まってからは、募金活動に協力しようとスーパーに置くための竹筒の募金箱も製作しました。
埋橋理事長は、「こういう施設があることは意外と知られていない。みなさんの活動を通じて広く知ってもらえたらうれしい。」と話していました。 -
株式会社キッツが児童養護施設たかずやの里に300万円寄付
伊那市東春近に伊那工場を置く株式会社キッツは、3日、富県の児童養護施設たかずやの里の移転改築に伴う備品購入費などに充ててもらおうと、300万円を寄付しました。
この日は、伊那工場長の加藤岳志さんが、たかずやの里を訪れ、施設を運営する、たかずや福祉会の埋橋良和理事長に目録を手渡しました。
(株)キッツとして300万円と、伊那工場の従業員有志から6万6千円を寄付しました。
キッツ伊那工場は東春近にあり、たかずやの里の移転予定地の隣りです。
移転先が工業団地の中なので、子ども達が過ごす環境に適しているか心配される声もあったということですが、次第に、施設のために何かしてあげたいと従業員の話しに出るようになったということです。
9月には、キッツ伊那工場の40周年記念式典に子供たちが出席し、太鼓を披露するということです。 -
伊那北小児童が老人保健施設訪問
伊那市の伊那北小学校の2年1組の児童が、近くにある老人保健施設を訪れ、歌などを披露し施設の利用者と交流しました。
美篶にある老人保健施設すずたけへの訪問は、核家族化が進む中、世代を超えた交流を通して、お年寄りとの関わりについて学ぼうと行われました。
2年生が昨日からあしたまで、クラス毎に訪問します。
3日は、2年1組の児童24人が施設を訪れ、歌やけん玉などを披露しました。
発表を終えた子供たちがそれぞれお年寄りの所に行き、名前や得意な事などについて自己紹介すると、「どこの地区に住んでいますか」「すきな勉強は」などと尋ねられる場面もあり、会話を楽しんでいる様子でした。
最後に、子供達から手作りのしおりがプレゼントされると、あるお年寄りは「ひ孫と同じくらい。今日は元気をもらいました」と喜んでいました -
上伊那地区メーデー実行委員会 たかずや整備費寄付
上伊那地区メーデー実行委員会は、4月に開かれた式典の際参加者から集めた現金およそ8万円を2日、児童養護施設たかずやの里の整備費として寄付しました。
2日は、実行委員会の橋爪亨委員長ら2人が伊那市役所を訪れました。
84回目となった今年の式典には、上伊那地区の43の労働組合から1,400人が参加しました。
東日本大震災の発生以降毎年義援金を送っていて、今年はたかずやの里の整備に協力しようと参加者に呼び掛けおよそ8万円が集まりました。
白鳥孝広域連合長は「子ども達の為に使わせていただきたい」と感謝していました。
たかずやの里の整備支援基金には、6月末現在3,600万円が集まっています。
施設は現在実施設計の段階で、9月頃までに工事を着工し、完成は来年3月を予定しています。 -
中井貴恵さんによる絵本の読み聞かせ
女優でエッセイストの中井貴恵さんが代表の読みきかせボランティアグループ「大人と子供のための読みきかせの会」の公演が、伊那市の伊那文化会館で30日、開かれました。
会場には親子連れなど400人余りが訪れ、中井さんの語りとピアノの伴奏に合わせて、繰り広げられる絵本の世界を楽しんでいるようでした。
会では、絵本のもつ魅力を、子供だけでなく、保護者にも伝え、親子でゆっくりとした時間を過ごしてもらおうと、15年前に結成し、全国各地でボランティア公演を行っています。
今回の公演は、女性の地位向上などを目指し奉仕活動をしている、国際ソロプチミスト伊那の20周年の記念事業の一環として開かれました。
国際ソロプチミスト伊那の伊藤静子会長は「絵本の持つ力を改めて知る事ができた。世界で困っている子供達に手を添えていけるよう、活動続けていきたい」と話していました。 -
特別養護老人ホーム コンソール大芝祭り
南箕輪村大芝の特別養護老人ホームコンソール大芝で利用者とその家族が一緒に楽しむコンソール大芝祭りが23日行われました。
祭りは利用者とその家族が一緒に過ごす機会を作ろうと年に一度行われているもので、130人ほどが参加しました。
職員によるアトラクションや伊那ローメンズクラブによるローメンの提供が行われました。
コンソール大芝は、今年4月に南箕輪老人ホームから名称を変更しました。
似た名前の施設があったことなどから去年村内で公募を行い、決まったものです。
原好子施設長は、「コンソール大芝になってから初めてのお祭り。気持ちを新たにより良い施設を目指していきたい」と話していました。 -
伊那市に総合ケアセンター
箕輪町の上伊那生協病院などを運営している上伊那医療生活協同組合は、認知症高齢者のグループホームやデイサービスセンター、介護施設が入る総合ケアセンターいなを新たに伊那市狐島に建設します。
23日にJA上伊那本所で開かれた通常総代会で事業計画案が承認されました。
計画によりますと、センターは、3階建てで、延べ床面積は、約2,500平方メートルです。
認知症高齢者のグループホームは、18床です。
デイサービスは定員25人。
小規模多機能型居宅介護は、通所定員18人、宿泊定員4人で、来年4月からの運用開始を目指します。
また上伊那生協病院のベッド数を20床増やし164床とする増築工事や飯島町のコスモ21の跡地への総合ケアセンター建設にも着手します。
事業費は、これら3つの事業で2年間で17億円を見込んでいます。
上伊那医療生協の小林伸陽理事長は、この日の総代会で「はびろの里建設、病院建設に継ぐ3回目の大規模な投資を伴う歴史的事業」とあいさつしました。 -
小型は手良第2部 自動車は竜東第1部
伊那市消防団のポンプ操法とラッパ吹奏大会が23日市役所駐車場で開かれました。
小型ポンプ操法の部には、19チーム、自動車ポンプの部には7チーム、ラッパ吹奏の部には、4チームが出場しました。
どのチームも日頃の訓練の成果を発揮し、きびきびとした動作で競技に臨んでいました。
結果は、小型ポンプ操法の部は、手良分団第2部が、自動車ポンプの部は、竜東分団第1部が優勝し上伊那大会への出場権を獲得しました。
ラッパ吹奏の部は、富県・河南・長谷の合同チームが優勝しました。
各市町村の優勝チームが競う上伊那大会は、7月14日に市役所で行われます。
23日の大会の模様は、7月にご覧のチャンネルで放送します。 -
伊那中央病院でボランティアコンサート
伊那市の伊那中央病院で11日、入院している患者に楽しんでもらおうと、オカリナなどのボランティアコンサートが開かれました。
出演したのは、塩尻市の福祉施設に勤める越山貴雄さんと伊那市でピアノ講師をしている春日希美さんです。
越山さんは5年前まで、諏訪市にある福祉大学校で教授をしていました。
現在は塩尻市内の福祉施設に勤めていて、年に数回県内の病院や高齢者施設でボランティアコンサートを開いています。
この日は春日さんがキーボードで伴奏をし、越山さんがオカリナとリコーダーを演奏しました。
ふるさと、春の小川、冬景色など10曲を演奏しました。
病院の患者は、手拍子をしたり一緒に口ずさむなどして演奏を楽しんでいました。
越山さんは「目に見えない効果だが、患者の方達に癒しの効果があれば嬉しい」と話していました。
伊那中央病院は、今後もコンサートを開き、患者に喜んでもらいたいと話していました。 -
花の苗無料配布に行列
伊那市振興公社恒例の花の苗の無料配布が14日西町のウエストスポーツパーク管理センターで行われました。
午後2時からの配布を前に60人ほどが列を作っていました。
配布されたのは、サルビア・マリーゴールド・せんにちこう千日紅の苗で1人15本ほどです。
この無料配布は15日も午後2時から行われる予定で伊那市振興公社では、2日間で500人分を用意しました。
花の苗は近くのビニールハウスで育てられていますが、今年は天候不順で苦労したということです。 -
さくらの家 エゴマ種まき
5日は、二十四節季の一つ、芒種。稲や麦など穂の出る穀物の種をまくころとされています。
伊那市長谷の障害者社会就労支援センターさくらの家の利用者は5日、施設近くの畑で雑穀「エゴマ」の種まきを行いました。
さくらの家では、雑穀の栽培を5年前から行っています。
この日は、施設の利用者や栽培に協力している伊那ライオンズクラブや地域の人達、合わせて40人余りが、交代で種まき専用の機械を使ってエゴマの種をまきました。
利用者が栽培に慣れてきた事や販売数も年々安定してきた事から、今年は、栽培面積をこれまでの2倍の20アールに広げましたす。
エゴマは、10月頃に収穫できるという事です。 -
上伊那口腔保健センターまつり
口の中の健康を見直すきっかけにしてもりらおうと、2日伊那市の保健センターで上伊那口腔保健センターまつりが開かれました。
歯科医師10人による無料の歯科検診コーナーには、多くの市民が訪れ、子どもの歯の状態を診てもらっていました。
中には、虫歯の治療と勘違いして泣き出す子どももいました。
上伊那口腔保健センターまつりは、歯や口の中の健康について考えるきっかけにしてもらい、センターを広く一般にPRしようと毎年行われていて、今年で4回目になります。
会場内には、手形をとる体験コーナーや3歳から12歳児までを対象にした無料のフッ素塗布のコーナー、薬剤師による正しい薬の飲み方を紹介するコーナーなどが設けられ、多くの家族連れでにぎわっていました。 -
高齢者世帯対象に水道無料点検
一人暮らしの高齢者世帯を対象にした水道の無料点検奉仕活動が3日伊那市で行われました。
これは6月1日からの水道週間に合わせて伊那市水道事業協同組合が毎年行っているもので、今回で17回目となります。
奉仕活動には組合に加盟している27社が参加し希望のあった64世帯を分担してまわりました。
高齢者宅を訪れた水道業者は蛇口部分を点検したりパッキンを交換していました。
水道を修理してもらったお年寄りは、「蛇口をしめても、水がしっかり止まらず困っていました。自分ではできないので助かりました。」と感謝していました。 -
ケア付き共同住宅を考えるパネルディスカッション
障害者が社会の中で暮らすためのケア付き共同住宅を考えるパネルディスカッションが18日伊那市のいなっせで行われました。
ディスカッションには産婦人科医で書画家の根津八紘さんと障害者やその家族でつくるパンセの会の会員4人が参加しました。
パンセの会は、社会福祉法人を設立し、障害者が地域の中で暮らせる施設の建設を目指しています。
パンセの会では、住宅の建設に向け、支援を呼びかけていました。 -
継続的な支援必要 約50万円を被災地へ
伊那商工会議所青年部は、平成24年度の復興支援リストバンドの収益およそ50万円を、東日本大震災で被災した福島県浪江町と宮城県気仙沼市に義援金として届けました。
伊那商工会議所青年部のメンバー18人は、15日・16日の2日間、5月例会として被災地を訪れました。
1日目に訪れた福島県二本松市にある浪江町役場仮庁舎では、義援金およそ25万円を、浪江町の檜野照行副町長に手渡しました。
青年部では、継続的な被災地支援を行っていこうと、平成23年度から復興支援リストバンドを製作・販売していて、その収益の全額を義援金にしています。
リストバンドは、伊那まつりなどのイベントで販売。平成24年度は約1,000本が売れ、収益は50万円になりました。
おととしの伊那まつりで被災地のご当地グルメを紹介したことが縁で、義援金は福島県浪江町と宮城県気仙沼市に届けています。
宮城県気仙沼市では、市役所の熊谷修一保健福祉部長に義援金およそ25万円を手渡しました。
視察を通して青年部では、復興が進んでいない現状や、支援の意識が薄れてきていることを目の当たりにしたと話します。
青年部の橋爪麻人部長は「喜んでもらいこちらも嬉しかった。復興は進んでいないが、支援する側の意識は薄くなってきている。現状を言葉で伝えるのは難しいので、行動で示してみんなが支援活動に協力してくれるような環境を作っていきたい」と話していました。
復興支援リストバンドは今年もイベントなどで販売され、集まった収益は今年度中に浪江町と気仙沼市に届けたいとしています。 -
前期高齢者対象脳いきいき教室
骨や関節、筋肉などの疾患や認知症の予防につなげようと伊那市は、前期高齢者を対象にした脳いきいき教室「65歳からの健康クラブ」を17日、初めて開きました。
初開催となる17日は、6人が参加しました。
介護予防などを目的としたのういきいき教室は、市内105か所で開かれ、1,700人が参加しています。
うち、65歳から74歳までの前期高齢者はおよそ22%の332人に留まっています。
「65歳からの健康クラブ」は、前期高齢者の参加を増やすことやこれまでの脳いきいき教室では物足りないなどの声があがっていることなどから、年齢制限を定めて開くものです。
参加者は、職員からトレーニング方法などを教わっていました。
伊那市には、65歳以上の人はおよそ1万9,000人います。
このうち、介護保険サービスを利用している人はおよそ3,000人で、利用額は年間およそ56億円となっています。
65歳以上のうち前期高齢者はおよそ8千人と5割に近いことから、市では早いうちからの体力づくりを呼び掛けています。
65歳からの健康クラブは、毎週金曜日にほっとセンターみすずで開かれます。
また、毎週月曜日には男性限定で、西町のぶぁんて・あんで開かれます。 -
箕輪町施設お年寄り風船バレー大会
福祉施設の利用者同士で交流を深めてもらおうと、風船を使ったバレー大会が、16日箕輪町のながたドームで行われました。
これは、箕輪町内のデイサービスセンターなどで組織する、福祉施設事業所連絡会が開いたもので、今回で5回目です。
箕輪町にある福祉施設の利用者同士の交流を深め、楽しんでもらおうと風船バレーを行いました。
風船バレーは、テニスコートの中で椅子に座り、10人前後のチームに分かれて、風船でバレーを行います。
相手の床に風船を落としたら1点入り、5点先制したチームが勝ちとなります。
参加したおよそ80人の利用者は、8チームに分かれてプレーを楽しんだり、応援していました。
今回の風船バレー大会の代表で、ケアセンターふれあいの里の横川賢さんは、「外出する機会が少ない利用者にとって交流の場として楽しんでもらいたい」と話していました。 -
根津八紘さんチャリティ展始まる
産婦人科医で書画家の根津 八紘さんによる障害者やその家族で作るパンセの会を支援するためのチャリティ作品展が、伊那市のいなっせで16日から始まりました。
根津さんは、下諏訪町にある医療法人登誠会・諏訪マタニティクリニック院長で、書画家です。
会場には、根津さんの絵画35点、書が5点あります。
根津さんは、左利きで、右手で書を、左手で絵画を描きます。
絵画はレプリカを販売することにしていて、原画サイズが約5万円です。
このチャリティ展は、社会福祉法人の設立を目指す上伊那地域の障害者やその家族でつくるパンセの会が企画したものです。
根津さんと縁があったことから、今回実現しました。
パンセの会は、こうした取り組みを通して、法人を設立し、障害者が地域の中で暮らせる施設の建設を目指しています。
根津さんのチャリティ書画展は21日(火)いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
収益金は、全てパンセの会に寄付されることになっています。
18日には、いなっせ6階ホールで根津さんによる「社会といのち」と題した講演会も予定されています。 -
たかずやチャリティー展 116万円寄付
伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」の移転改築を支援するため開かれたチャリティーアート展の売り上げおよそ116万円が、15日、たかずや福祉会に寄付されました。
15日は、チャリティーアート展の北原 勝史実行委員長などが、たかずやの里を訪れ、売上金の一部、116万7063円を、施設を運営するたかずや福祉会の埋橋良和理事長に手渡しました。
チャリティーアート展は、伊那美術協会・信州美術会上伊那支部・伊那市民美術会などが呼びかけ、3月29日から4月2日までの5日間開かれました。
出品者81人から177点が集まり、82人が、127点を購入しました。
額縁代などの材料費を除く収益と、寄付金を合わせ、116万円ほどが集まりました。
埋橋理事長は、「知恵を絞り汗を流していただいた寄付。子どもたちのために使わせていただきたい」と感謝していました。
北原実行委員長は、「大勢の人に作品を見てもらい、社会的にも貢献できてよかった」と話していました。
この寄付金は、移転改築の設備費として活用されるということです。 -
記念の1枚に スタジオで写真撮影
伊那市西町にある、写真館風の丘デュポンタンは、市内にある障害者福祉関連施設「伊那ゆいまーる」の利用者を招待し、無料で写真撮影を行いました。
15日は、伊那ゆいまーるの利用者、11人が写真館を訪れると、店のスタッフが化粧やヘアメイクを行い、あらかじめ決めていた衣装に着替え、撮影が始まりました。
伊那ゆいまーるの関係者によりますと、障害を抱えた人やその家族は、スタジオでの撮影を遠慮し、成人式等の記念写真が無い人もいるという事です。
伊那ゆいまーるのスタッフから事情を聴いたデュポンタンでは思い出にしてもらおうと、今回、創業100周年の記念事業の一環としてボランティアでの撮影を行いました。
この日撮影された写真は、記念写真としてプレゼントされるという事です -
福島の親子に外遊びを リフレッシュツアー開催
災害ボランティア団体の伊那谷親子リフレッシュプロジェクトは今年の夏に福島県在住の親子に伊那で遊んでもらう親子リフレッシュツアーを開催します。
30日は伊那市日影のいきいき交流施設ひだまりでツアーの打ち合わせ会が開かれました。
伊那谷親子リフレッシュプロジェクトは上伊那地域の有志でつくる災害ボランティア団体です。
親子リフレッシュツアーは原発事故後安心して外遊びができない福島県在住の親子に伊那市でリフレッシュしてもらおうと計画しているものです。
期間は7月27日から30日で、希望する福島県在住の親子25人程度を募集します。
ツアーの内容は現在計画中で、伊那市高遠町の旧三義小学校芝平分校に宿泊する予定です。
伊那谷親子リフレッシュプロジェクトはツアー開催に向けて、食材や雑貨、資金の寄付や、運営をサポートするボランティアを募集しています。
プロジェクトでは、市民への積極的なボランティアでの参加を呼び掛けています。 -
西駒山荘建て替え費用を長桂寺の内藤住職が寄付
登山愛好者でつくる伊那山の会の元会長で伊那市西町の長桂寺の内藤英昭住職が西駒山荘建て替え費用として20万円を伊那市に寄付しました。
1日は長桂寺の内藤住職が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に20万円を寄付しました。
白鳥市長は「建て替えの後は石室部分に中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難に関わるものを展示するなどして活用していきたい」と話していました。
西駒山荘建て替えのために寄せられた寄付は今日現在213件、およそ650万円です。
伊那市では、引き続き西駒山荘建て替えのための寄付金を募っています。 -
県共同募金会 南箕輪村田畑に20万円
長野県共同募金会は、南箕輪村田畑の自主防災会に20万円の配分を決め、4月26日に目録が伝達されました。
村社会福祉協議会で行われた伝達式には、田畑区自主防災会の加藤忠秋会長ら役員3人が出席し、村社協の孕石勝市会長から目録を受け取りました。
田畑自主防災会では、区内23か所の空き地などを災害時の第1次避難所に決めていて、案内板設置費用として40万円を共同募金会に申請していました。
今回配分される20万円と住民の負担により近いうちに案内板を設置する計画です。
田畑区自主防災会では、「案内板設置により、より的確に避難することができる」と感謝しています。
案内板は、アルミ製で区内23か所に設置される予定です。 -
SL風装飾バス到着
知的障害者の就労支援などを行っている、伊那市西箕輪の「社会福祉法人アンサンブル伊那」は、施設利用者に喜んでもらおうと、SLのようにデコレーションしたバスを導入しました。
このバスは、以前兵庫県で幼稚園バスとして使われていたもので、そのままの状態で24日、アンサンブルに到着しました。
アンサンブルでは、楽しい乗り物を置いて利用者に喜んでもらいたいと、バスの導入を決めました。
小椋年男理事長は、「利用者が興味を持ってくれると嬉しい。バスを見て楽しんでもらいたい」と話していました。
バスの名前は、今後利用者から募集をして、決定するということです。
小椋さんによりますと、今後は、バスの中にモニターやスピーカーを取り付け、映画鑑賞ができるように改装したり、外側にイルミネーションの装飾をする予定だということです。 -
奉仕の誓い新たに
伊那ライオンズクラブの結成50周年記念式典が21日、伊那市で開かれ会員が奉仕の誓いを新たにしました。
式典には会員などおよそ170人が出席し結成50周年の節目を祝いました。
式典で池田章会長は「結成以来多くの先輩方がその時代に合った奉仕活動を積み重ねてきた。今後も友愛と相互理解の精神を高めながら実践していきたい。」とあいさつしました。
伊那ライオンズクラブは地域社会への貢献を目的に1963年昭和38年に発足し現在会員は63人。
ガールスカウトの活動支援や献血、献眼、臓器移植の推進に努めるほほか、フィリピンの貧困層への自立支援施設建設などの奉仕活動を行ってきました。
式典では記念事業として児童養護施設たかずやの里移転改築基金へ、100万円を寄付しました。
会員らは伊那ライオンズクラブ結成50周年の節目を祝うとともに社会奉仕への誓いを新たにしていました。 -
夜回り先生 水谷修さんが講演
21日は伊那ライオンズクラブ結成50周年の一環として、夜回り先生として知られる水谷修さんによる講演会が伊那文化会館で開かれました。
横浜市生まれの水谷さんは、大学卒業後、高校の教諭となり生活指導を担当してきました。
深夜の繁華街をパトロールし若者とふれあうことで非行防止に取り組んできたことから夜回り先生と呼ばれています。
高校教諭を辞職後も全国各地で夜回りを続け悩みを抱える若者の話しを聞き、更生に導く活動を行っています。
今は自らが更生させた若者、およそ1万人以上が全国で夜回りの活動を行っているといいます。
水谷さんは東北地方で何度も、「死にたい」と相談を受けていた若者が東日本大震災後、被災した人たちを支援する活動を行っているという実例を挙げ、「人のために何かをしてみてください。ありがとうの一言が明日を生きる力になります。」と話していました。
水谷さんによりますと自らが立ち上げた悩みを抱える若者を支援する水谷青少年問題研究所には、これまでに伊那市からも数百件の相談が寄せられているということです。
21日は他に社会を明るくする運動作文コンクール長野県中学生の部で優秀賞を受賞した高遠中学3年の高島一綺君が「覚せい剤、麻薬について」という題名の作文を朗読しました。
高島君は職場体験をした薬局で覚せい剤や、麻薬の怖さを教えてもらったということで、「いやなことがあっても薬物に頼らないようストレスをためないことが必要だ」と話していました。 -
ふれあいバザール 手作り製品販売
南信地域の障害者就労支援センターの製品などを販売するふれあいバザールが伊那市のベルシャイン伊那店で20日から始まりました。
20日は南信地域の障害者就労支援センター10施設が集まり、手作りの手芸品やお菓子などを販売しました。
ふれあいバザールは障害者の工賃アップの取り組みの一環として行われているもので、この規模では今年で3回目です。
会場では伊那市の障害者社会就労センターゆめわーくの利用者による織物の実演も見ることができます。
ある利用者は、「作っているものが実際に売れるとうれしいし、やりがいになります」と話していました。
ふれあいバザールは21日もベルシャイン伊那店で開かれます。