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手話通訳公費負担継続を
県聴覚障害者協会上伊那支部(城取定幸支部長)など関係5団体は、制度改正で利用者負担の懸念がある手話通訳者の派遣事業について、従来通り全額公費負担を継続するよう求めて上伊那各市町村長に要望書を提出した。3日は宮田村役場に清水靖夫村長をたずね「手話は日常欠かせないコミュニケーション手段。生活する最低限の権利で、有料化はおかしい」と訴えた。
障害者に福祉サービス利用料の原則1割負担を求め、4月に施行した障害者自立支援法。
手話をはじめとしたコミュニケーション支援事業については、10月から各自治体の裁量で決定する地域生活支援事業で、利用者負担なども定められる。
同支部によると、県内でも公費負担の継続を決定した自治体が複数あるというが、上伊那各市町村は未定。
宮田村へは、城取支部長をはじめ、要望書に連名する上伊那手話通訳団、同手話サークルなどの関係者が同行し、清水村長と会談。
「手話は、言う権利、聞く権利、情報を得る権利でもある。自立支援法は社会参加を促す法律であるのに、日常生活に必要最低限な権利さえ奪うことになる」と、公費負担の継続に理解を求めた。
村長は「上伊那広域のなかで提案し、共通した観点で対処したい。皆さんの環境を理解するなかで、柔軟な支援をしていきたい」と答えた。 -
介護サービス相談会5・6日に
駒ケ根市内の宅幼老所の代表などの関係者でつくる有志の会は5・6日に、介護サービス相談会を同市菅の台の「サポートハウスぽぷり」で開く。高齢者や障害者の介護に関する悩みなどの相談に、介護のプロが無料で応じる。介護用品・機器などの展示相談会も併せて行う。
5日午前10時縲恁゚後5時、6日は午前10時縲恁゚後4時。
問い合わせは「ぽぷり」(TEL81・1651)へ。 -
西春近地区がボランティア移送を開始
伊那市西春近地区社会福祉協議会(清水俊学会長)は2日、福祉サービスの対象からももれた高齢交通弱者の足の確保を目的とする「ボランティア移送」を開始した。移送には市から貸与された車を使用。当面は通院の送りに限定する。取り組みは、市の交通弱者対策モデルケースとしても位置付けられている。
移送希望しているのは、西春近地区に住む60代縲・0代で▽車がない▽一人暮らし世帯竏窒ネどの条件を満たす会員21人。車を運転するのは地区内から募ったボランティア27人で、対象範囲は伊那市から駒ヶ根市までとなっている。会費はひと月500円。車にかかる保険料やガソリン代は市が負担する。車は禁煙友愛会が市に寄贈した。
小坂樫男市長は「世間も注目する取り組み。これが前例となって全市的広がりを見せればありがたい」と期待する。
今回は、継続的に実施していくため、一定の条件で移送手段や対象、方法などを厳しく制限せざる得なかったが、取り組みの対象とならない交通弱者、ボランティア希望者の声も地区内にはあり、さまざまなニーズにこたえていくための体制の強化が必要となる。 -
明社協寄付
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は1日、7月豪雨災害の被災者に対する街頭募金で集まった義援金を駒ケ根市に寄付した。福澤哲男副会長ら役員3人が市役所を訪れ、中原正純市長に目録と募金の全額約13万円を手渡した=写真。福澤副会長は「毎年行っている福祉募金を急きょ災害義援金に切り替えて募金を募った。やはり身近な所での災害という意識があっためか、思ったよりたくさん集まってびっくりした」と話した。中原市長は「尊い気持ちに市民を代表して感謝する。義援金は日本赤十字社を通じて寄付したい」と話した。
募金活動は7月26日に駒ケ根市内の大型店やスーパーなど7カ所で行われた。同協議会は10月にも福祉街頭募金を行うことにしている。 -
箕輪町災害支援ボランティアセンター
町福祉センター内に移設箕輪町災害支援ボランティアセンターは31日、沢のニューライフカタクラ跡地から町福祉センターに開設場所を移動した。今後は福祉センター内で業務をする。
ボランティアセンターは町民のボランティア登録を受け付け、北小河内中村地区など支援要請のあった地域にボランティアを派遣。29、30日は箕輪町災害復興支援重点日で、29日は229人、30日は244人が中村地区で土砂片付けや屋内外の清掃などに取り組んだ。
支援要請は、住民の要望を常会長が取りまとめ、ボランティアセンターに伝えるが、31日は支援要請がなく、ボランティアは派遣していない。
ボランティア登録受付は3日まで。登録はボランティアセンター(TEL090・2149・3551)へ。 -
小規模介護事業所連絡協議会設立へ
駒ケ根市内の宅幼老所やグループホームなどの小規模介護事業所の代表者ら有志数人は、これまで事業所同士の組織的なつながりがなかったことなどから連絡協議会設立へ動き出している。28日、施設の代表者ら8人がふれあいセンターに集まり、市保健福祉課、市社会福祉協議会を交えて協議会設立への意志を確認し合った。NPO法人リブサポート南信州の中原茂之代表は「われわれ現場の声を行政にぶつけるためにも連絡協議会の設立はぜひ必要」と強く訴えた=写真。出席者からはおおむね賛成の意見が得られたことから、今後設立に向けて本格的な準備作業に入る。会則や事業計画、予算などの原案を作成し、8月にも正式に連絡協議会を発足させたい考え。
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観成園最後の夏祭り
駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園(福島紀六園長)で28日夜夏祭りが開かれた。観成園は建物などの老朽化により今年冬に北割一区に移転新築することになったため「最後の」祭りとなった。
車いすに乗った利用者と地元の住民らは歌や踊りなどの演芸や華やかな打ち上げ花火を一緒に見物したり、明るいちょうちんの下で輪になって盆踊りを楽しく踊ったりして最後の夏祭りを楽しんだ=写真。
福島園長は「1977年以来29年間、ここで地域のお世話になった。職員がどんなに頑張っても足りないものばかりだったが、上穂の方々に支えられてきたことに感謝したい」と話した。 -
シルバー人材宮田事業所が奉仕活動
駒ケ根伊南広域シルバー人材センター宮田事業所は27日、宮田村役場の庭木せん定や草刈りなどの奉仕活動を行った。63人の登録会員のうち50人ほどが参加。「村の顔である役場周辺をきれいにしたい」と、ボランティアで汗を流した。
同センターが受託する事業のなかで最も多いのが庭木の手入れや草刈り。精通している会員が、プロの手仕事で手際良く作業していった。
この奉仕活動は7年ほど前から毎年実施。清水靖夫村長は「いつもありがたい。本当にきれいになった」と感謝。
同事業所の後藤元紀さんは「村にはお世話になっており、少しでも役に立てれば」と話していた。
村内では同センターが受託する仕事量が増えており、一緒に働く新規会員を幅広く募集中。仕事の依頼も受け付けている。問い合わせは同事業所85・5912まで。 -
どうぞのいす、もくれんの家で紙芝居や演劇を披露
伊那市西町の福祉事業所「どうぞのいす」は28日、地域のお年寄りに紙芝居や小話を聞いてもらおうと、狐島の宅幼老所「もくれんの家」と訪れた。どうぞのいすとして地域に貢献したいという思いと、障害者が社会の中で自立的に働いていくための取り組み。今後は、伊那小学校の学童クラブなども訪れることを予定しており、要望があれば各地区へ出向いていきたいとしている。
どうぞのいすは、障害者がいきいきと働き、しっかりとした収入を確保できる職場を目指している福祉事業所。ハンディがあっても個人の持ち味を生かした取り組みを職業につなげていきたいと、同事業所を定期的に手伝う山岸峰司さん(19)は、6月末から小話を練習してきた。
山岸さんは、テレビ番組「笑点」の登場人物を真似たり、だじゃれを交えた小話を披露。外部の人に披露するのは初めてで、緊張した様子だったが、お年寄りたちも、山岸さん独特の世界を楽しみながら温かく見守った。
マネージャーの古畑愛さんは「人を幸せにしていると感じられることは本人たちにとっても良い影響を与える。地道にできることからやっていきたい」と話していた。
また、紙芝居披露もあり、お年寄りは懐かしそうに楽しんでいた。 -
シルバー人材宮田事業所が奉仕活動
役場の庭木、きれいにお手入れ駒ケ根伊南広域シルバー人材センター宮田事業所は27日、宮田村役場の庭木せん定や草刈りなどの奉仕活動を行った。63人の登録会員のうち50人ほどが参加。「村の顔である役場周辺をきれいにしたい」と、ボランティアで汗を流した。
同センターが受託する事業のなかで最も多いのが庭木の手入れや草刈り。精通している会員が、プロの手仕事で手際良く作業していった。
この奉仕活動は7年ほど前から毎年実施。清水靖夫村長は「いつもありがたい。本当にきれいになった」と感謝。
同事業所の後藤元紀さんは「村にはお世話になっており、少しでも役に立てれば」と話していた。
村内では同センターが受託する仕事量が増えており、一緒に働く新規会員を幅広く募集中。仕事の依頼も受け付けている。問い合わせは同事業所85・5912まで。 -
伊那市災害ボランティアセンターの終了
伊那市社会福祉協議会は25日、今回の大雨による被災地支援のために設置した災害ボランティアセンターを終了した。
被災地からのニーズを受けてボランティアを配置する予定だったが、調査の結果、今回は被災者からの要望がなかった。
今後、被災地からのニーズがあった場合、通常のボランティアセンター業務として対応したいとしている。 -
明社協災害募金活動
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は26日、7月豪雨災害の被災者に対する見舞いのための募金活動を駒ケ根市内の大型店やスーパーなど7カ所で行った。ベルシャイン駒ケ根店の店頭には堀内会長はじめ会員4人が立ち、訪れる買い物客らに募金を呼び掛けた。買い物客らは快く呼び掛けに応じ、硬貨や紙幣を募金箱に入れていた=写真。
堀内会長は「福祉のための街頭募金を毎年行っているが、今年は豪雨の被害が大きかったため、急きょ切り替えた。困っている人のために少しでも役に立てばうれしい」と話した。 -
駒ケ根ライオンズクラブ新体制発足
駒ケ根ライオンズクラブは26日、服部信彦新会長の下で7月に発足した06年度の新体制を発表した。服部会長は「71人の会員とともに最大限の努力をしていきたい」と抱負を語った。
会長スローガンは「『例会』に学ぶ」。マンネリ化しやすい例会のあり方を原点に戻って見つめ直す新会長の強い思いが込められている。基本方針は▽「例会」の充実▽重点事業の継承▽青少年への良き環境づくり▽我々は奉仕人(ほうしびと)であり惜しまない竏窒ニしている。06年度は月2回の献血をはじめ、スポーツ少年団やリトルリーグへの支援、清掃や植樹などの奉仕活動を行っていく。
主な役員は次の皆さん。
▽会長=服部信彦▽前会長=北原公和▽第1副会長=井口美義▽第2副会長=原清美▽第3副会長=下平文隆▽幹事=吉澤正敏▽会計=米山正和▽Lテーマー=伊藤政文▽テールツイスター=田中敬男▽副幹事=宮澤宏彰▽副会計=小池強▽副Lテーマー=新井博▽副テールツイスター=桃澤克芳 -
災害支援ボランティア本格始動へ
登録ボランティア募る箕輪町が26日正午、北小河内の中村地区と久保南部竹の腰地区周辺に出していた避難勧告を解除し、町内すべての避難が解除されたことに伴い、町災害支援ボランティアセンターは27日から、登録ボランティアによる支援を本格的に始める。ボランティアの登録を受け付けている。
29、30日を町災害復興支援重点日とし、集中的な手伝いを計画。支援地は町内の被災場所。「同じ町に住む仲間として、ぜひ力を合わせてがんばっていきたい」という。
センターは沢のニューライフカタクラ跡地。ボランティア登録の受付は町内の人。受付時間は午前9時縲恁゚後4時。作業当日は午前9時にセンターに集合。作業のできる服装で、健康保険証、弁当、飲み物、スコップ、軍手などを持参する。
事前登録は26日までに個人45人、企業や市民団体など11団体。27日は個人と団体で20人以上が支援作業にあたる予定。
登録は同センター(TEL090・2149・3551)へ。 -
伊那市社会福祉協議会に災害ボランティア本部設置
大雨による土砂災害の大きかった地区の復興支援のため、伊那市社会福祉協議会は26日、災害ボランティア本部を設置する。市内や近隣市町村からボランディアを募り、現地のニーズに応じて個人宅での泥だしや家財の片付けなどに派遣する。現地の要望は社協職員が現地で調査するほか、直接社協に寄せてもらう。
深刻な土砂災害に見舞われた西春近柳沢地区などでは25日、県や市が土砂の運び出しをはじめている。しかし今回の大雨では、家屋内に土砂が流入した個人宅も多く、土砂の運び出し、家財の片付けなど、で人手を必要とする場面が想定され、広く人員を募ることを決めた。
ボランティアは長靴など、作業のできる支度でスコップ、飲料水などを持参する(一日がかりで参加する場合は昼食も持参)。作業に参加する前に市社協でボランティア登録をする。
受け付けは午前8時から。
問い合わせは伊那市社会福祉協議会(TEL73・2541)へ。 -
箕輪町災害支援ボランティアセンター設置
箕輪町社会福祉協議会は24日、災害支援ボランティアセンターを沢のニューライフカタクラ跡地に設置した。ボランティアの事前登録を受け付けている。
ボランティアの作業場所は、土石流災害のあった北小河内中村地区が中心。作業内容は土砂の片付け、土砂が入った屋内の片付け、食事の用意、避難者の話し相手などの予定。ボランティアは手弁当、無報酬。町の避難勧告解除後に活動を始める。
事前登録は24日までに個人8人、企業や市民団体など6団体が登録している。
ボランティアセンターには、NPOや県社会福祉協議会、量販店などから町社協に送られた支援物資を運び込んだ。物資は飲料水のほか作業に使うスコップ、水切りモップ、デッキブラシ、ホース、ジョウロ、長靴、タオルなど。
ボランティア登録を受け付けるのは町内の人で、受付期間は8月11日まで。受付時間は午前9時縲恁゚後4時。ファックスは毎日24時間受け付ける。登録の連絡先はTEL090・2149・3551、FAX79・6770へ。総務はTEL090・4011・6157、ボランティアのニーズはTEL090・5753・7530へ。 -
上伊那遊技場組合、たかずやの里へ乗用車1台を寄贈
上伊那のパチンコ店でつくる上伊那遊技場組合(20ホール、川島正広組合長)は20日、伊那市富県の児童養護施設「たかずやの里」へ乗用車1台を寄贈した=写真。
地域貢献を目的とした取り組みで、これまでは老人福祉施設などに寄贈をしてきた。今回は、上伊那福祉協会要望があったたかずやの里への寄贈が実現した。
川島組合長は「パチンコ店は町中にあり、多くの人に身近に遊んでもらっている。そうしたことに感謝をこめ、楽しんでもらったお金の一部を社会に役立ててもらっている」と話した。
目録を受け取った竹内光理事長は「県などの補助で施設運営をしている。これまでも車が必要だと感じていたが、高額で手が回らなかった。大切に乗っていくようにしたい」と語った。
車両は5人乗り用の1500cc。今後は、児童の送り迎えや行事ごとなど、あらゆる場面で日常的に活用していくという。 -
東部保育園園児がアマゴを放流
天竜川漁業協同組合飯島分会と田切クリーンセンター(飯島町田切、前田英司社長)は13日、東部保育園児ら45人を招待し、郷沢川下流で体長10センチのアマゴの稚魚1000匹を放流した。
管理型最終処理場を運営する同社が、地域の環境保全を願い、毎年、漁協に協力して実施する放流は、今年で10年目。川や水に親しんでもらおうと、今年も園児を招待した。
園児らは持参したビニール袋に5、6匹ずつ分けてもらい、川岸から「大きくなって」「元気に泳いで」と声を掛けながら放した。 冷たい水に放たれた飯島産のアマゴは、銀鱗を踊らせ、たちまち流れに消えた。 -
チャリティゲートボール寄付
14日、第12回ゲートボール愛好者チャリティ大会を市営グラウンドで開いた駒ケ根市体育協会ゲートボール部(小原淳一部長)は、市社会福祉協議会(竹内正寛会長)に同大会で集まった参加費の一部5万円を寄付した。小原会長と松尾安彦副会長が市社協を訪れ、竹内会長に寄付金を手渡した=写真。竹内会長は「志に感謝する。善意銀行に積み立て、社会福祉のために有効に使いたい」と礼を述べた。
同大会には約110人が参加した。 -
伊那市社協が交通弱者の送迎ボランティアを募集 ~ボランティアによる交通弱者の足の確保を目指す
伊那市社会福祉協議会は、一般交通機関の利用が困難な高齢者や障害者の送迎を担う運転ボランティアを募集している。ボランティアの主な仕事は、社協が行う筋力トレーニング教室を利用する障害者・高齢者や、上伊那郡市外の遠隔地まで通院する障害者の送迎。将来的には人材を各地に確保し“地域の支え合い”という形で交通弱者の足の確保につなげたい考えだ。
4月から、交通弱者の足として活躍してきた「福祉有償運送」にさまざまな制約が課せられるようになり、サービスからもれた交通弱者の足の確保が課題となっている。打開策の一つの手段が金銭の授受が発生しないボランティア送迎。一部には、市から借りた車を使い、ボランティアが送迎を担う準備を進める地区も出てきた。
社協でも、独自に一般ボランティアを募り、送迎サービスを提供していた過去がある。しかし、市の請け負い事業になってからは固定の運転手が確保され、ボランティアが社協から離れてしまった。今回の取り組みは、ボランティアの機運を高め、再度つながりを復活させる狙いもある。担当者は「介護保険が始まってから『福祉はプロがやる』とされてきたが、地域の力が必要」と語る。
長距離送迎は、市が交付する移送サービス利用助成券の対象(上伊那郡市、諏訪市)外となる病院を利用する人に向けたサービスで、社協が貸し出した車をボランティアが運転し、利用者がガソリンを満タンにして再び社協に車を返すようにする。高速利用代金も利用者負担。サービス提供者は移動にかかる実費程度で目的地までの行き来ができる。
ボランティアには、個々の事情に応じてさまざまな形で参加してほしいとしている。車いすの扱い方、福祉車両への車いすの固定方法などの実習をした後、ボランティアに入る。
問い合わせは市社会福祉協議会(TEL73・2541)へ。 -
障害者が駒ケ根市、県にバリアフリー訴え
「歩道の段差を何とかなくしてほしい」竏秩B駒ケ根市北割一区の中城忠さん(78)は13日、県道を管理する上伊那建設事務所と市道を管理する駒ケ根市の職員らに対し、歩道の段差をなくすなどのバリアフリー化の必要性を強く訴えた=写真。「過去に何度か改良を訴えたがなかなか実行してくれない。道路行政の担当者に障害者の苦労を実感してもらうことで少しでも改良につながれば」と職員らに自身が使う電動カートを貸し、歩道の段差を通過する時の衝撃などを体感させた。代わる代わるカートに乗った職員らは「確かにかなりのショックを感じる」「バランスを失いそうで怖い」などと感想を口にしていた。
10年前に脳梗塞を患い、右半身が不自由になった中城さんは日常の移動を電動車いすやカートに頼るが、市内を移動する際に多くの個所で通行の支障を経験してきた。「たかが2センチの段差でも車いすにとっては大変なこと。元気な人には分からないかもしれないが…」と段差のある市内の交差点などを撮影した写真を示しながら、数々の問題個所について説明した。中城さんは「道路建設予算のうち1%でもいいからバリアフリーのために回せないか。障害者が気楽に出歩けるまちにしてほしい」と訴えた。訴えを聞いた県、市の職員らは、状況を見た上で検討していきたい竏窒ニしている。 -
飯島町保育園審議会
飯島町は8日、役場で保育園運営審議会(宮下覚一会長)を開き、「第2子以降の児童の保育料は3分の1軽減する」改定案を示し、了承された=写真。
この改定により、町の負担金は1億3080万円余で、国の基準より軽減率は25・3%。保育料徴収額は△12・6%、7月改定で試算すると、町の負担額は前年比940万円の増額になる。 このほか、2人以上同時在園の保育料軽減措置は継続する。土曜日の延長保育の新設、1時保育の改定などが示された。
また、飯島東部保育園建設(3園統合)計画について▽通学路の安全確保や送迎バス、待合所、統合までの日程の説明があった。
説明では▽新飯島東部保育園建設工事10月末完成▽解体工事、東部保育園06年12月完了、田切・本郷保育園07年3月完了▽閉園、東部保育園06年11月、田切・本郷保育園07年3月▽開園、東部保育園06年12月、田切・本郷保育園07年4月-とした。 -
心こめた製品、兄弟の結婚式に
通所利用者の手作りの品を製品化し、販売している宮田村福祉作業所。昨年から通う20歳の男性は、近く結婚する兄弟のために、式の引き出物に使ってもらおうと、ハンディモップ40個を心こめて仕上げた。作る喜び、使ってもらえる幸せ。黙々とものづくりに励む利用者にとって、今回の出来事は新たな意欲にもつながっている。
アクリル毛糸を使ったハンディモップ。作業所の人気商品のひとつで、この男性が主に製作を担当している。
兄弟の結婚式用とはいえ、今回のような大量注文は作業所にとっても初めて。
普段よりラッピングを華やかにするなど、工夫も凝らした。
「自分のつくったものを贈れるのは、本当にうれしい」。
毛糸を均等に切り、しばりつけていく根気のいる作業だが、喜んでもらおうと、一つとして妥協はない。
「今回は家族のためだが、目的があって誰かのために作るということは利用者にとっても張り合いになる」と作業所のスタッフ。
古布の再生、香り袋、ビーズアクセサリー
など同作業所は利用者の創作意欲を伸ばして製品化しており、今後は記念品用としても幅広く受注していきたい考えだ。
製品に関する問い合わせ、注文などは同作業所85・5808まで。 -
KOAがバザー売上金10万円を寄付
KOA(本社伊那市)は12日、箕輪町にある特別養護老人ホーム「みのわ園」を訪れ、10万円を寄付した。
寄付金は、6月に上伊那生産拠点「パインパーク」で開いた感謝祭のバザー売上金のすべて。
施設には、バザー担当者ら4人が訪問。
総務センターゼネラルマネージャー米沢英俊さんは、感謝祭の様子などを紹介し「有効に使っていただければ」と利用者に寄付金を手渡した。
小池喜志子施設長は「車いすがほしいと思っていた。ありがたいこと」と感謝。寄付金でリクライニング式の車いすを買い、送迎用に使いたいとした。
バザーは12回を数え、例年、福祉施設などに寄付している。今回も上伊那福祉協会に要望を聞いた。バザーには社員152人からタオル、陶器、おもちゃなど約570点が集まった。格安とあり、大盛況だった。 -
天竜川と小渋ダム周辺で河川清掃
中川村は小渋ダム周辺と天竜川河畔で12日、100人余が参加し、河川美化清掃をした。
天竜川河畔では沿川14地区の住民、魚協、建設業者ら50人余が参加、飯島町境の飯沼橋から渡場まで、5班に分かれ、天竜川に沿って歩き、可燃ごみや不燃ごみ、粗大ごみを拾い集めた。また、帰化植物のアレチウリも抜き取った。
小渋ダム周辺では、村観光協会会員や村議、商工会、天竜川ダム管理事務所職員ら50人余が参加し、県道の側溝や遂道、ダム湖周辺に投げ捨てられた空き缶やペットボトルなどを拾い集めた。
1時間30分の作業で、空き缶やペットボトルを中心に90袋余のごみのほか、テレビなどの粗大ごみも拾った。 -
桜守が千人塚公園で桜育成活動
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飯島町の信州飯島桜守約10人は9日、千人塚公園で、城ケ池周辺の桜を中心に、桜の育成活動をした。
参加者は電動草刈機や草刈りがま、せん定はさみを持って集まり、木の周辺の草刈りのほか、地衣類の除去や根元から出たひこばえの整理、てんぐす病の枝の伐採などに精を出した。
この日は雨により中止の判断をしたが、すでに桜守が集まったため、参加者だけで作業をした。 -
なごみ家で流しそうめん
宮田村町二区の福祉交流施設「なごみ家」で10日、恒例の流しそうめんが振る舞われ、訪れた利用者らが「夏の味」に舌鼓を打った。昼時の強い日差しが照りつける芝生の庭に集まった約20人の利用者らはそれぞれ薬味を入れたおわんを持ち、流れてくる白いそうめんをはしでさっとすくっては「冷たい」「おいしいね」などと笑顔で話しながら次々と口に運んでいた=写真。
流しそうめんはなごみ家がオープンした3年前から、夏の行事として毎年欠かさず行われてきた。そうめんの流れる仕掛けは昨年まで竹で作っていたというが、今年は金属製の材料を使って半円形に加工した。担当者によると「竹だとどうしても直線コースになっちゃうでしょ。せっかくの機会だから、みんなで丸く輪になって食べたかった」という。 -
戦傷病没者追悼式
飯島町社会福祉協議会(堀越幸夫会長)は11日、戦傷病没者追悼式を文化館で開き、遺族や来賓ら約150人が参列し、明治以降の戦争犠牲者380余柱の御霊安かれと祈り、恒久平和の誓いを新たにした。
ステージ中央の祭壇には「御霊」の柱が安置され、色とりどりの花で飾られ、供物が供えられた。
堀越社協会長は「国難に殉じ、妻子やふるさとを偲びつつ、国内外で散華された英霊のみなさんのことは永遠に忘れることはできない、痛恨の極み。飯島町は新町発足50周年を機に、心新たに健康で幸せを実感できるまちづくり、ともに生きる福祉のまちづくりにまい進したい」と式辞を述べた。
黙とうに続き、高坂町長は「今日の繁栄と平和は英霊のみなさんの尊い犠牲により築かれたことを忘れず、町民の智恵と汗を結集し、誇りと自覚を胸に、自立し、持続可能のまちづくりを進めたい」と誓った。
また、飯島町遺族会長の坂井武司会長は「昭和19年11月、父は厳寒の千島の海に沈み、家族に限りない悲しみと別離をもたらした。遺族の1人として、英霊が静かに安らかに眠り、この平和が長く続くことを願う」と追悼の言葉を述べた。
この後、出席者全員が追悼の思いを込めて、白菊の花を捧げ、厳粛のうちに式を閉じた -
御座松キャンプ場でモミジの育樹作業
飯島町の植栽ボランティアの会(中村満夫会長)は9日、約20人が参加し、御座松キャンプ場で、昨年と今年5月に植栽したモミジ約100本の周りの草刈りや施肥、つる切り作業をした=写真。
電動草刈機やかまを持って集合した参加者は、1-1・5メートルに生育したモミジに絡まったフジヅルを切ったり、身の丈ほどに伸びたヨミギやカヤを刈り取り、ニセアカシアなどの雑木も伐採し、モミジの日当りを確保した。
また、モミジの根元には施肥も行ない、順調の生育を願った。
植栽地は川沿いの砂地で、もともとある雑木やフジヅルが茂り、モミジの成長を阻害しているため、育樹作業を計画した。
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宮田駅周辺で美化活動
祇園祭を前に、村の玄関口であるJR宮田駅をきれいにしようと、宮田村ボランティア連絡協議会(仁科智弘会長)は9日朝、宮田駅構内と周辺の草刈や清掃など美化活動をした。
約20人が参加、雑草を抜いたり、草刈りかまで伸びた草を刈ったほか、トイレ内外の掃除に取り組んだ。
同協議会は「宮田村の環境を美しくする活動」として、毎年、村内の施設の美化活動に取り組んでいる。