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ご近所助け合い活動実践セミナー
中川村・村社会福祉協議会は8日、中川文化センターで「お互い様の地域づくりを考える」をテーマに、ご近所助け合い活動実践セミナーを開いた=写真。約90人が参加し、住民流福祉総合研究所の木原孝久さんの基調講演に耳を傾け、グループ活動で住民支え合いマップづくりをし、近隣住民の日常生活や、災害時における助け合い活動に理解を深めた。
木原さんは「ご近所助け合い活動の実践-支え合いマップから地域が見えてきた」と題した講演で、「なぜ、今、隣近所の助け合いが必要か」について「地震の時、75%が近隣住民が被災者を助けた。空き巣も住民の目があればあきらめる。近所のしっかりした気配り、目配りは防犯、防災、福祉の決定版」とした。
また、関係者流助け合いと住民流助け合いの違いについて、関係者流は担い手の都合が、住民流は受け手の都合が優先するとし「困った時、助けを頼めば、住民は助けてくれる。自ら『助けて』と言えること、助けられ上手になることが老後に効く。福祉は担い手と受け手で成立する。担い手は上手に助け、受け手は上手に助けてもらう、両者が良い関係を築くことが大切」と話した。
この後、9グループに分かれ、テーブルにマップを広げ、課題に沿い、11項目の事実をマップ上に書き込み、各地区の住民支え合いマップづくりの参考にした。 -
大原地区で介護教室
宮田村の大原区女性部と保健補導員会は9日、大原区集会所で、講師に下伊那日赤の細江久子看護師を招き、介護教室を開いた。
20人余の参加者を前に、細江さんは「ベッドの方が介護しやすいが、慣れない人は落ちる恐怖もある。介護ベッドは買うよりも借りる方が経済的。介護保険適用で、負担は1カ月1000円から1500円程度で済む」とアドバイスした。
参加者が交代にモデルになった実習で、細江さんは「まず、○○さん、着替えましょうと声かけが大切。手を胸の上で組ませ、ひざを曲げ、体をコンパクトにすると、動かしやすい。ひじや手首、肩など関節を持つと安定する」とした。
また「自立に向け、1から10まで介護者が全部世話するのでなく、やれることは自分でやってもらうことが大切」と介護のポイントも。 -
ふれあい喫茶「ありがとう」オープン
宮田村福祉作業所は8日、通所利用者の新しい働く場として喫茶コーナーを入居する町2区の仲なかふれあいセンター内にオープンした。公募で決まった名称はふれあい喫茶「ありがとう」。地域とのふれあいを持ちたいと、多くの利用を呼びかけている。
コーヒー、ジュースなどドリンク類が充実。トーストやクッキーなどの軽食も用意し、価格は100円から250円と抑えてある。
火、水、金曜日の午前10時から午後4時まで営業。通所利用者のうち希望者が交替で店員として勤務する。
名称を考えたのは矢澤悟さん=駒ケ根市赤穂=。佳作には吉川加奈子さん=宮田村=の「フレンドリー」を選んだ。
この日は、地域の人も数多く見守るなか、作業所メンバーがテープカット。
「素敵な名前に決まった。地域に親しみを持ってもらえる場所にしたい」と、期待を寄せていた。 -
リゾートホテル開業記念で養護施設の児童ら招待
駒ケ根市の駒ケ根高原、駒ケ池のほとりに新築されたリゾートホテル「中央アルプス駒ケ根高原リゾートリンクス」が7日、開業した。記念企画「足長おじさんの七夕会」として、本社のある岡崎市の児童擁護施設「岡崎平和学園」の児童と保護者ら約40人を同ホテルに、同時に豊岡村の児童擁護施設「慈恵園」の児童らを姉妹ホテルの三河湾リゾートリンクスに招待した。駒ケ根高原のホテルを訪れた児童らは、慈恵園の職員ら15人でつくる「リングリングハーモニー」による本格的なハンドベルの演奏を楽しんだ=写真。七夕にちなみ、短冊に願い事を書いて笹に吊るしたり、慈恵園を訪れて児童らと交流するなどした。
8日は駒ケ岳ロープウェイで千畳敷に登ったり、市内の名刹光前寺などを訪れる予定。
同ホテルは鉄筋3階建て、述べ床面積約350平方メートル。全洋室70室。男女それぞれの大浴場と露店風呂(温泉は露店風呂のみ)がある。料金は2人1室・1泊2食付きで1人1万500円から(11月下旬縲・月初旬)。レストランは80席のビュッフェ式。迎賓館やホテルオークラで料理長を務めたシェフが腕を振るう。料金は夕食2625円縲怩ニリーズナブルな設定。 -
箕輪町図書館サークル
せせらぎ会朗読ボランティア団体として86年2月に発足し、今年20周年を迎えた。20歳代から50歳代の女性14人で始まり、現在は男性1人を含む18人で活動している。
「目の不自由な人や寝たきりのお年寄りに読書の機会を」と、発足当初の活動は、小説などをテープに吹き込んで貸し出すボランティア。音読の大切さを考え、発声練習などの基礎を大事にし、会独自で講師を招いて学習したり、朗読講座などを受講するなど、よりよい音読を目指して熱心に学び合ってきた。
録音室がないため、各自が家で録音しなければならないなど苦労もあったが、待っている人たちのためテープ作りを続けてきた。
5年ほど前から、県で同様のテープ貸し出しが始まったことで活動は縮小したが、その一方で、町図書館や町社会福祉協議会の事業に参加するなど、活動の幅を広げてきた。
現在は月1回の例会、伊那市の福祉施設訪問、町の「広報みのわ」と町社協だよりのテープ作り、いきいき塾訪問などの活動があり、年1回は図書館の「おはなしこんにちは」を担当し、社協の「ふれあい広場」では、常連として読み聞かせや紙芝居などを発表している。
伊那市の身体障害者療護施設「大萱の里」への訪問は5年前、会員の一人が入所している友人を訪ねたことがきっかけだった。会員が友人に対面朗読をしたことを聞いた職員から、「入所者に喜んでもらえるような訪問をお願いできないか」と話があり、会としても願っていたこと-と訪問が始まった。およそ月1回のペースで訪れ、大型紙芝居や大型絵本、パネルシアターなどのほか、皆で楽しめるように歌やクイズなども織り交ぜる。
「ボランティアといっても、精神的な豊さを感じたり、自分がいやされたり、ハッピーな気持ちになったり、私達が与えてもらうことのほうが多い」と会員。「自分が好きな朗読で楽しんで、それを聞いていただけてありがたい」という。
今年は、公民館の「現代文学講座」の依頼を受け、毎回講座で学ぶ文学の朗読を担当。「やりがいがあり、会の活動の幅が広がった。新たな勉強の場を与えてもらい、会が活性化する」と、練習にも熱が入っている。
朗読は、各自が家で黙読し、声を出して読み、漢字の読みは辞書で調べるなどして準備。例会で読み合わせ、読みの確認をする。「正しく読む」「相手によく伝わること」を考え、「自分なりに作者の思いを伝えられるようにしたい」と、繰り返し繰り返し読み深める。
「自分の勉強になり、物の見方も変わる」「いろいろな方と接することで自分を高められる」という朗読の活動。「音読の勉強をもっとして、ボランティアの範囲を広げたい」「日本語の尊さ、味わい、言葉の持つ意味などを体得し、活動していきたい」。新入会員はいつでも歓迎で、20年の節目を機に、さらなる活動の発展を願っている。(村上裕子) -
福祉作業所ラベンダー収獲
宮田村福祉作業所は4日、香り袋や枕などの製品用として栽培しているラベンダーを収獲した。今年は枯れてしまったものが多く、少し肩を落としつつも、通所利用者は熱心に作業した。
香り袋などは同作業所の人気製品のひとつ。3年前から役場横の畑でラベンダーを栽培して、用いているが、今年はなぜか半分以上が枯れてしまった。
「天候などが良くなかったのかなぁ」と利用者も残念顔。それでも残ったラベンダーを収獲した。
1週間ほど乾燥させた後に、ほぐして、製品の材料として使う。 -
NPO法人「樹」グループホーム立ち上げを目前に学習会
9月を目標にグループホーム設立の準備を進めているNPO法人「樹」は3日夜、新しいグループホームの紹介を兼ねた学習会を開いた。約40人が集まり、駒ヶ根市の県西駒郷地域生活支援センターの山田優所長と、同市のグループホーム・大原ハイツで世話人を務める林俊子さんを迎え、グループホームの意義や世話人としての役割などを学んだ。
山田さんは「施設で暮らす障害者の多くが利用者自らが希望した施設に入所しておらず、応援があればグループホームで暮らしてみたいと感じている」と語り、県モデルとして障害者福祉を創り上げてきた西駒郷の地域移行について紹介。必要な支援があれば障害がある人でも地域で自律的に生活していくことができることを示した。
また「グループホームの世話人は入所者対職員といった明確な関係性を持ちにくい難しさがあり、世話人が悩みなどを抱え込んでしまわないよう、地域との関係を築いていくことが重要」と語った。 -
「天竜川流域侵略植物駆除大作戦」30日に
川環境の回復を目指す天竜川ゆめ会議(福澤浩会長)は「天竜川流域侵略植物駆除7・30大作戦」として30日に天竜川流域などの8カ所で一斉にアレチウリ駆除を実施する計画で、当日の参加者を広く募集している。事前申し込みは不要で当日各会場で受け付け。服装は長靴、長袖、長ズボン、帽子、皮手袋または作業用ゴム手袋、首にタオル。日程は▽午前7時受け付け開始▽7時30分開会式・作業説明▽8時作業開始▽9時30分作業終了・閉会式▽10時解散竏・中川村会場のみ午前9時受け付け開始縲恊ウ午解散)。
実施場所(上伊那関係分)は次の通り。
▽辰野町・みつい渕▽宮田村・大久保地区▽駒ケ根市=新宮川合流点▽中川村・田島やな場周辺
問い合わせは実行委員会(緑地計画内)TEL83・7744へ。 -
第3回南信宅幼老所の集い
長野県宅老所グループホーム連絡会主催の第3回南信宅幼老所の集いが1、2日、南箕輪村の大芝荘であった。実践発表や講演などがあり、参加者は情報交換し、互いに学び合った。
34団体の81人が参加。今回は東信、中信からの参加もあった。実践発表は、伊那市の宅幼老所もくれんの家、駒ヶ根市のこまネット「梨の木」宅老所が発表した。
04年11月に開設したもくれんの家は、1人で立派に暮らし99歳で亡くなった利用者の例を挙げ、楽しみの入浴など本人の希望に沿うように介助してきたことなどを話し、「ほんの少し娘さんのお手伝いをしただけだが、たくさんのことを学んだ」と話した。
こまネット梨の木は04年3月に開設。半年前に家族会を立ち上げ、家族が自分だけが苦労しているのではないということがわかり、仲間ができたことを話した。「家族を巻き込んで介護できる形にしたい」とし、「家族会に出てきてもらえない人達をどう掘り上げていくかが課題」と語った。
講演は、矢島診療所・グループハウス「遊子舎」所長の矢島嶺さんの話を聞いた。 -
宮田村大久保区が天竜川清掃
宮田村の大久保区(細田泰寛区長)は2日、区内の天竜川河川敷の清掃作業を行った。区の役員のほか、村職員、天竜川上流工事事務所員ら約20人が参加し、空き缶やペットボトルなどのごみを拾い集めたほか、アレチウリの駆除作業も併せて行った。
参加者らは2班に分かれ、大久保橋と大久保ダムからそれぞれ中間地点に向かって河川敷や土手を歩きながら落ちているごみを拾っては袋に入れた=写真。作業開始直後から強い雨が降り出したため、参加者はびしょぬれになりながら懸命に作業に当たった。川の流れや風に乗って打ち寄せられたたくさんのごみは2トン車いっぱいにもなった。
作業は十数年前から毎年この時期に行われている。 -
第56回社会を明るくする運動・青少年健全育成推進研修会
飯島町文化館で1日、百人余が参加し「第56回社会を明るくする運動・青少年健全育成推進研修会」が「ふれあいと対話が築く 明るい社 会伸びよう伸ばそう青少年」をテーマに開かれた。保護司会や青少年健全育成協議会などでつくる実行委員会主催。
開会行事に続き、県作文コンテスト中学生の部最優秀の伊藤泉美さん(前飯島中3年)が「大切な人の存在」と題した作文を発表した。この中で、伊藤さんは「常に人として正しい道を歩んでいくには、自分にとって大切な人の存在を大事に想い、考えていくことが1番必要なのではないかと思います」と訴えた。
また、児童養護施設たかずやの里の鹿野博愛施設長が「子どもとの生活の中から」をテーマに話し、広報ビデオ「二つの道」の鑑賞もあった。
このほか、飯島中学吹奏楽部が「ジョン・ウイリアムス・イン・コンサート」「ラタン・ゴールド」などを演奏し、研修会を盛り上げた。 -
下平憲夫さん
「見通しの良い交差点や走り慣れた生活道など意外と事故は多い。ハンドルを持ったら油断は禁物。余裕を持った行動を」と訴える。
飯島町南町に生まれ、大学卒業後、木工機械メーカーの下平製作所の本社勤務。73年長野工場(飯島町赤坂)に異動になり、営業畑に10年、北海道から関東、甲信越、北陸と飛び回った。「営業はまず、自分を売ることから始まる。仕事を通じて、人とのコミュニケーションがとれるようになり、人間的に成長した」と振り返る。
27歳で消防団に入団。当時、花形だった「自動車分団」に配属。班長で一端退団し、37歳で再入団し副分団長、分団長と務めた。さらに数年後、副団長、団長と3度目のお勤めに励んだ。「消防団は入らないよりも入った方がいい。上下関係、規律も教えてくれる。入団当時は団員数も多く、血気盛ん。ポンプ操法は大いに盛り上がった」とか。
本郷の夜間の火事、与田切川の鉄砲水による行方不明者の捜索など、分団長として現場を指揮した。「いくら探してもわからない不明者を、家族が執念で探し当てたのには感動した。現場では、若い人の命を預かっているので、団員が犠牲にならないように1番気を使う。現場の異常な興奮状態の中でも、常備消防と消防団との役割分担を守り、命令系統をきちっとさせるようにしてきた」と話す。
副団長4年、団長4年務め、通算17年の団生活にピリオド。その後、伊南交通安全協会の役員に「ボランティアは消防団で十分」と固辞したが、断れきれずに4年前、副支会長の大役を。今井豊支会長を助け、交通安全標語の募集、会則の見直し、高齢者の交通安全教室、飯島町の特産品、リンゴやナシを使った啓発活動など、飯島支会独自の取り組みに力を入れた。
今年5月に支会長に就任「啓発活動の成果もあり、昔よりも良くなったが、シートベルト着用率はまだまだ低い。着用率百%を目指し、シートベルトをつけてからエンジンキーを回すように徹底させたい。高齢者は増加する一方、被害者も加害者も高齢者という事故が増えている。高齢者交通安全教室にも力を注ぎたい。死亡事故ゼロ千日達成も目標の1つ」と抱負を語る。
妻と長男の3人暮らし(大口国江) -
信大おでかけ保健所開催
保健所機能を一般に広め、有効利用してもらうことを目的とした伊那保健所の「おでかけ保健所」が30日、南箕輪村の信州大学農学部であった。昨年6月にできた食事バランスガイドを使った食事指導や健康測定があり、多くの学生が自分の健康状態や食生活を改めて考えた。
昨年まで「タウン保健所」として大学や大型店、市町村の健康イベントなどで開催していた取り組みを今年は名前を変更して実施。歯科衛生、禁煙、健康相談など、7つのコーナーを設け、講義の空き時間などに参加してもらった。
今年は、一人暮らしで偏った食事になりがちな学生に、自身の食生活を見直してもらおうために「栄養・食生活コーナー」を新たに設置。また、聴導犬・盲導犬のデモンストレーションも企画した。
栄養・食生活コーナーでは、料理見本から自分の食べたいものを選んでもらい、その摂取カロリー、栄養バランスなどを比較。必要とする食品種類は多い一方、肉類を中心とする主菜の摂取が飛びぬけている学生も多く、担当者のアドバイスに真剣に耳を傾けていた。 -
JA助け合いの会研修会
JA上伊那生活部会伊南地区助け合いの会は29日、介護研修会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員ら約30人が参加し、身体機能改善トレーニング指導士の山岸洋子さんを講師に迎えて無理のない介護の方法について研修を受けた。
山岸さんは寝ている人の上体を起こす動きを例に挙げ「力を入れなくても優しさいっぱいでやれば楽にできるが『こんちくちょう』と思いながらでは、なかなか起こせない」と説明=写真。二人一組になった参加者らは実際にやってみて「本当だ」「不思議」と驚きの声を上げていた。
研修会に先立って総会が行われ、任期満了に伴う役員の改選で、会長に橋爪千春さん(宮田村)、副会長に大場道子さん(中川村)、監事に宮澤サト子さん(飯島町)と小原広美さん(駒ケ根市)がそれぞれ選出された。任期2年。 -
西箕輪にグループホーム、9月開所に向けて準備準備着々と
グループホーム立ち上げに向け準備を進めているNPO法人「樹(き)」は、9月を目標として伊那市西箕輪の伊那養護学校近くにある住宅を改築してグループホームを開所する。
グループホームの立ち上げは、障害者が自由で自立した生活を送れる社会の実現を目指す樹の第一目的。理事の知人から、使われていない家屋を借り、敷地面積約495平方メートルの木造2階建て家屋に台所、居間、入所者用の個室5部屋などを整備するための改築を進めてきた。
今後は、世話人の選定などを進めるが、福祉関係に携わったことのある会員でも、グループホームについて具体的な実情は知らない。また、グループホームや樹の活動に関心がある一般の人にもグループホームのあり方などを知ってもらうため、学習会を開くことを企画。県西駒郷地域生活支援センターで地域移行支援に当たっている山田優所長を迎えることとなった。
学習会は7月3日の午後7時半から伊那市の福祉まちづくりセンターで予定している。参加無料。
問い合わせは事務局(TEL73・6870)清川さんへ。 -
箕輪郵便局員がごみ拾い
箕輪町の箕輪郵便局は26日、「地域に愛される郵便局づくり」の一環で、環境活動としてセンターパーク松島周辺でごみ拾いをした。
ごみ拾い活動は6月と8月の年2回、就業時間後に局員がボランティアで実施。以前は郵便局周辺でやっていたが、昨年から主にセンターパーク松島と天竜公園でやっている。
この日は20人が参加。花火の燃えかす、たばこの吸殻、ビニール傘、ペットボトル、菓子や食品の空き袋などがあり、局員は「きれいに見えて、意外とごみがある」と話し、可燃ごみ、不燃ごみに分けながら、木の茂みや池や水路の中にも入って熱心にごみを拾った。
次回は8月に天竜公園でやる予定。 -
安管宮田部会総会
県安全運転管理者協会上伊那支部宮田部会(小牧敏征部会長)の06年度定期総会が28日夜、JA宮田支所であった=写真。来賓を含む約30人が出席し、05年度事業報告、決算報告の承認。▽安全運転管理者等法定講習事業の充実強化▽ヤングドライバークラブの結成と活動の活性化▽管理者の資質向上対策と事業所の支援活動▽交通事故再発防止対策の推進▽安全運転に関する啓発と広報の推進-などを盛り込んだ06年度重点推進事項を確認した。
また、役員改選も行い、会長に後藤孝浩さん(藤工業)、同副に加藤英明さん(カトー)、会計に矢田典和さん(村役場)を選んだ。任期2年。 -
飯島町庁舎に災害救援ベンダー(自販機)を設置
清涼飲料水等の自動販売機設置・販売を全国展開するジャパンビバレッジ駒ケ根営業所は28日、飯島町役場職員玄関西に災害救援ベンダー(自販機)を設置、稼働開始した。南信初。
自販機のイメージアップと社会貢献活動の一環。
災害救援ベンダーは災害や緊急事態の発生で、停電になった時に、管理者の操作で非常用電源により、必要な電力を供給し、庫内の商品を搬出する機能を持った自動販売機。
管理者がキースイッチを操作すると、非常用電源に切り替わり、自動的にフリーベント(無料販売)状態になる。
自販機には30種類600本が貯蔵でき、災害時の飲料水確保に威力を発揮する。
合わせて、同社はミネラルウォーター500ミリ24本入り20ケースを災害備蓄品として寄贈した。
同営業所の杉本康雄営業主任は「飯島町を皮切りに、順次、公共性の高い場所に災害救援ベンダーを設置していきたい」と話していた。 -
大原区高齢者クラブが役場周辺などで環境美化
宮田村の大原区高齢者クラブ(北原勝会長、48人)は24日、社会奉仕活動の一環として役場庁舎や老人福祉センター周辺の環境美化作業を行った。
10年ほど前から毎年続けているボランティア。この日もゴミ拾いから、草刈り、庭木の手入れまで熱心に作業した。
「役場などは村の顔でもある。住民の誰もが快適に使えるよう、少しでもお役に立てたら」と北原会長。
暑さも忘れて、納得いくまでキレイにしていた。 -
宮田小3年1組、地域を明るく、花いっぱいに
宮田村の宮田小学校3年1組(松村睦美教諭、36人)は、多くの人に喜んでもらおうと、花のプランターを村内の各公共施設に設置。水やりなどの管理も継続的に行うもので「子どもたちのおかげで、地域が明るくなった」と関係者や住民は喜んでいる。
役場、村の福祉交流施設なごみ家、JR宮田駅前、図書館など、多くの人が利用する施設を中心に設置。
27日は村駐在所にも置き、雨宮則彦所長は「皆さんが一生懸命育てた花を飾れて本当にうれしい」と感謝した。
1年生の時から花栽培に取り組み、親しんできた同学級。総合学習の授業などで「何か地域のためにしたい」と考えた時、浮かんできたのが花の存在だった。
プランターに植えた花はベチュニアやベゴニアなど。設置した施設では可憐な花を咲かせている。
関心を寄せて見てくれる住民の多さに、児童たちは「こんなに喜んでもらえると、本当にうれしい」と笑顔がこぼれた。
今後は役割分担して、登下校時などに水やりなどの管理を毎日続けていく。 -
子どもサポートものづくりの会発足へ
不登校やひきこもりの青少年の支援活動に取り組む「上伊那子どもサポートセンター」は7月、「子どもサポートものづくりの会」を発足させる。手芸や工作の作品などを制作し、販売までを自身で行うことを通して、ものづくりの楽しさ、人と出会う喜びなどを子どもたちに体験してもらう取り組み。将来的には職業体験、ものづくり体験の場として確立することを目指す。
センターを利用する子どもには、ものづくりやイラストを描くことが好きな子も多く、人とかかわるきっかけになれば竏窒ニ、企画。当面は、ふれあい広場への出店を目指し、月1回で活動していく。子どもたちには、草木染め、手芸など、希望するものを自由に制作してもらう。
代表の出嶋好子さんは「子どもたちを引き出せるものづくりにしていきたい」と話す。
同会の活動は、子どもサポートセンターを自立的に運営していくための一翼も担っており、必要経費を除く販売収益をセンターの運営費としていく。センターは昨年度まで、県の「不登校対策支援事業子どもサポートプラン」に位置付けられ、一定の補助金を受けていた。しかし本年度からは、県の事業が終了したことに伴い助成が打ち切られ、独立採算での運営を迫られている。活動への参加は無料。
第1回は7月26日の午後1時半から。日影にある「フリースペース」で開く。
問い合わせは(TEL72・8975)出嶋さんへ。 -
福祉マップ完成
伊那市内の商店や施設、レジャースポットなどのバリアフリー環境を示した「福祉マップ」が完成した=写真。
障害者にも気軽にまちへ出かけてもらえるように竏窒ニ、昨年10月から検討を進めてきたもので、宝くじ助成の事業援助を受けた。
制作は、以前にもマップを制作した経験のある障害者ボランティアサークル「ひまわりのたね」に依頼。行政の視点からではなく、実際に使用する人の目線を重視した。
マップの大きさはポケットサイズで、前回はなかった高遠、長谷地区も掲載した。ショッピングセンター、レジャー施設、飲食店などを分野ごとに分け、障害者用の駐車場、スロープ、点字ブロックなどの有無を表示。トイレについては「障害者用トイレの記載があっても形によっては使えなかった」という声もあったため、形態の分かる写真を添えた。公共施設に限定せず、レジャー施設なども盛り込むことで、外出したくなるような内容を目指した。
マップは全5千部発行し、市内の障害者家庭に配布する。また、社会福祉課窓口に置き、希望者にも配布していく。 -
順天寮しゅん工式
駒ケ根市南割の救護施設順天寮(菅沼幸穂寮長)の増改築工事が終了し23日、しゅん工式が行われた。施設を運営する伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)の理事や地元の代表者、工事関係者ら約50人が出席して施設の完成を祝った。中原理事長は「長年の懸案であり、待望久しかった寮のしゅん工を迎えて感慨無量。今日を契機に職員一丸となり、生活する人が心豊かに楽しく暮らせるようさらにサービス提供に努力していきたい」とあいさつした。
式に先立って出席者らは職員の案内で施設の中を見学し「きれいだ」「明るくていいね」などと話し合っていた=写真。
主な工事は6人部屋から4人部屋への変更、浴室の新築と浴槽の大型化、リフト設置など。増築面積は510平方メートル。事業費は1億6130万円。 -
明社協が磐田の森整備作業
明るい社会づくり運動駒ケ根市協議会(堀内照夫会長)は22日、駒ケ根市と有効都市協定を結ぶ静岡県磐田市の市民の手によって駒ケ根市の古城公園の一角に整備された「磐田の森」の草刈りや樹木の手入れなどのボランティア作業を行った。
駒ケ池のほとりに集合した会員ら約10人は軽トラックなどを連ねて山の中腹にある磐田の森に到着。早速エンジン式草刈り機やかまなどを手にして、高く伸びた草などを手際良く刈り取った=写真。濃い霧がかかる中、会員らは急な斜面をものともせず、黙々と作業に取り組んだ。
磐田の森の手入れは同協議会が毎年行っているほか、磐田市民らでつくる「磐田の森を育てる会」の会員が駒ケ根市を訪れて合同で行うこともあり、その都度交流会を開いて親ぼくを深めている。 -
いわゆり荘の温泉化で、感謝の会
中川村社会福祉協議会(前原茂之会長)は
21日、高齢者デイサービスセンターいわゆり荘で、いわゆり荘への小渋湖温泉引湯の関係者を招き、感謝の会を開き、デイサービス利用者と茶話会を楽しんだ。
招待者は温泉を提供した小渋湖温泉、見晴鉱泉、タンクローリー手配の富永自動車の3者で、小渋湖温泉の鹿養孝子さんと富永自動車の富永久子さんが出席した。
前原会長は「みなさんの協力でいわゆり荘が温泉化でき、12日からデイサービス利用者が入浴を楽しんでいる」と感謝し、デイサービス利用者が感謝の気持ちを込めた手作りのペン立て、社協からのお礼の品を手渡した。
鹿養さんは「お年寄りのみなさんのために温泉をお分けすることにした。昔から四徳の湯は美人の湯と言われ、つるつるとして気持ちがいい。しっかり入って、きれいになって」と呼び掛けた。
この後、お茶を飲み、水羊かんを食べながら、和やかなひとときを過ごした。 -
安協役員講習会に70人
伊南交通安全協会飯島支会(下平憲夫支会長)は20日夜、駒ケ根署の渋谷保人交通課長を講師に役員講習会を開いた。理事や正副女性部班長、青年部員ら約70人が受講。正しく、安全な街頭指導法に理解を深めた=写真。
渋谷課長は県内や管内、町内の交通事故発生状況の概要を説明した後、街頭交通指導の目的に「歩行者の誘導・整理と安全な通行指導を行うことで、交通事故防止を図る」とし、指導上の心得に▽必要な知識を養い、誘導・整理技術の向上に努める▽服装・態度は厳正に、必要により敬礼、会釈をする▽誘導・整理は的確に迅速に行う-などを挙げ、受傷事故防止に向け▽ヘルメット、夜光チョッキ(夜間)を必ず着装する▽車両が完全に停止してから行動する▽常に危険を回避できる体勢と、安全な場所の確保▽異常気象時は実施しない-などを厳守するように訴えた。 -
伊南訪問看護ステーション安全祈願祭
伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)が運営する伊南訪問看護ステーション(樋掛裕美子所長)が、新築工事中の特別養護老人ホーム観成園の敷地内に新築されるのに伴い20日、駒ケ根市北割一区の現地で安全祈願祭が行われた。伊南福祉会の理事や工事関係者など約30人が列席し、祭壇に玉ぐしをささげるなどして工事の安全と施設の無事完成を祈った=写真。
建設されるのはいずれも鉄骨平屋建ての事務所(200平方メートル)と車庫(161平方メートル)。事業費は4620万円。10月末しゅん工、年内の業務開始を見込んでいる。
同センターは1996年、市ふれあいセンター内に設置され、訪問看護の業務に当たってきたが、手狭になってきたことから移転新築を決めた。 -
すくすく玉手箱でサツマイモの苗植え
土とじかにふれあい、作物を育てる喜びを体験してもらおう竏窒ニ21日、入園前の幼児と親を対象とした南箕輪村公民館主宰の子育て学級「すくすく玉手箱」は、サツマイモの苗植えに挑戦した。参加した35組の親子は、収穫への思いをはせながら一人1本ずつ苗を植えた=写真。
サツマイモづくりは昨年始めた取り組み。昨年は雨で苗植えができなかったため、すくすく玉手箱で苗植え体験をするのは初めてとなる。
親子は、協力しながらマルチの真ん中に穴を掘り、服や顔を真っ黒にしながら苗植えを完了。その横に自分たちの名前を書いた立て札を立てた。
その後、子どもたちは泥遊びを開始。普段は洗濯のことを気にしている母親たちも、土の上へ座り込んだり、はだしで歩いたりする我が子と一緒になり、土の感触を楽しんでいた。 -
町民ボランティアの集い
飯島町社会福祉協議会などは18日、飯島町地域福祉センター石楠花苑で、「住民みんなでまちづくり-地域ふれ,愛,ネットワークづくり」をテーマに、06年度町民ボランティアの集いを開いた。約80人が参加し、住民流福祉総合研究所の木原孝久さんの基調講演に耳を傾け、分散会で住民支え合いマップづくりをし、近隣住民の日常生活や、災害時における助け合い活動に理解を深めた。
木原さんは「住民みんなでまちづくり-おもしろ福祉のすすめ」と題した講演で、「なぜ、今、隣近所の助け合いが必要か」について「地震の時、75%が近隣住民が被災者を助けた。空き巣も住民の目があればあきらめる。互いに気配り、目配りできる近所付き合いを」と話した。
この後、分散会で、テーブルにマップを広げ、課題に沿い、11項目の事実をマップ上に書き込み、各地区の住民支え合いマップづくりの参考にした。 -
駒ケ根市高連が老人施設慰問
駒ケ根市高齢者クラブ連合会(高坂繁夫会長)の歌謡教室(村松新嗣部長、40人)の会員6人は19日、市内福岡の特別養護老人ホーム千寿園を訪れ、集まった約40人の利用者らの前で得意ののどを披露した=写真。会員らは交代で『夫婦坂』『北国の春』『きよしのズンドコ節』など5曲をカラオケに合わせて熱唱。車いすに座ったお年寄りたちは笑みを浮かべて一緒に歌を口ずさんだり、手拍子を取ったりして楽しいひとときを過ごした。
同会は結成以来9年がたつが、昨年初めて施設の慰問で歌を披露したところ好評を得たことから「もっと多くの人に喜んでもらおう」と今年度から本格的な慰問活動を計画。今後月に1回程度の割で市内の老人施設など4カ所を順次訪れることにしている。