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信大農学部 ゆりの木並木見ごろ
南箕輪村の景観10選に選ばれている信州大学農学部のゆりの木並木が見ごろとなっています。
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伊那飛行場訓練生の弟 来伊
終戦直前に伊那市六道原に建設された伊那飛行場で飛行訓練を行った男性の弟が、伊那市を訪れ、当時を懐かしみました。 26日、バスで伊那市を訪れたのは、福井 英人さん90歳です。 福井さんは、現在神奈川県在住ですが、数年前まで京都に住んでいました。 迎えに来たのは、境の神田福治さん86歳です。 福井さんは、神田さん宅に一泊し、思い出話に花を咲かせました。 福井さんの兄・祥七さんは、昭和19年の秋から冬にかけ、伊那飛行場で訓練を受けました。 福井さんは、祥七さんが伊那で訓練を受けていた3か月の間に、兄と面会するため、十数回、京都から伊那を訪れたということです。 その際、神田さんの家に立ち寄り、兄への土産品などをもらったということです。 その後、祥七さんは中国に派遣されましたが、無事に帰国し、56歳の時にがんで亡くなりました。 27日は、伊那飛行場に詳しい上の原の久保田 誼(よしみ)さんの案内で飛行場の遺構を巡りました。 今回、当時お世話になった神田さんに会い、兄との思い出の場所を巡ろうと、伊那市を訪れました。 伊那飛行場に詳しい久保田さんは、「当時の飛行場での面会の様子など生々しい貴重な証言だ」と話していました。
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高遠 移住ガイドブック完成
伊那市の高遠第2・第3保育園と地域の未来を考える会は、子育て世代をターゲットにした移住ガイドブック「信州高遠 すみかたろぐ」を製作しました。今回製作した移住ガイドブックです。 全部で30ページあり子育て世代の移住希望者をターゲットにした構成となっています。 衣食住など暮らしの情報と共に、地域での出産や産後ケアの相談体制、高遠第2第3保育園と高遠北小学校の活動など子育て環境に重点を置いています。 この他に高遠町に移住した10組の家族の暮らしの様子や地区の地図、高遠の自然などについても紹介しています。 移住ガイドブックは、市のまちづくり交付金などを活用し、全部で2000部作られる予定で、事業費はおよそ40万円です。 26日は、伊那市役所で会のメンバーが市の職員にガイドブックの完成を報告しました。 ガイドブック制作は会のメンバーが、企画や写真撮影、編集を分担して行ったという事です。 ガイドブックは無料で市役所の他、市内の観光施設などに置かれる事になっています。
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高校生と園児が音楽で交流
伊那市高遠町の高遠高校の3年生は25日、授業の一環で地元の保育園児たちと音楽で交流しました。 25日は、高遠高校の幼児教育音楽を授業で選択している3年生16人が高遠第2第3保育園を訪れ、歌や手遊びで交流しました。 去年から保育園で実習を行っていて、生徒たちは歌や振付などを考え練習してきたということです。 童謡やディズニーの曲などを手遊びを交えながら披露しました。 園児たちは、手拍子をしたり、高校生の振付のマネをしたりして音楽を楽しんでいました。 野溝かをる園長は、「高校生たちは子供の扱いが上手く関心しました。子供たちに親しみやすい音楽で楽しめました」と話していました。
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地蜂今年は不作か 愛好者嘆き
秋も本番を迎え蜂追い好きにはたまらない季節となっています。 しかし、9月の長雨の影響で愛好者は「今年は不作の年になりそうだ」と話しています。 伊那市地蜂愛好会会長の田中耕一さんは、30日に市内で行われる巣の重さを競うコンテスに出品するため、自宅の庭で地蜂を飼っています。 7月に山で捕った巣を持ち帰り鳥の肝臓や心臓をエサとして与え7つの木箱で育てていました。 残った1つの巣には、たくさんの蜂がエサを運び巣をつくっています。 田中さんによると、10月に入り蜂が徐々に減っていったということです。 地蜂愛好会の他のメンバーからも、全滅してしまうなど思うように巣が作れずに苦労しているという声が田中さんの所に寄せられているということです。 また、里山の自然の巣も蜂が抜けて空になった巣が多いということで、田中さんは9月の長雨で蜂のエサとなる虫がいなかったことが原因ではないかと推測しています。 毎年、この時期に行われるコンテストには、自宅で育てた蜂の巣が持ち込まれます。 今年は、例年並みの26個の巣がコンテストに出品される予定ですが、「期待できないのではないか」と田中さんは話していました。 地蜂「巣」コンテストは、今月30日に伊那市のみはらしファームで行われることになっています。 蜂の子やざざ虫などの珍味を販売している伊那市の塚原信州珍味。 今年は、蜂やイナゴの入荷が大幅に少ないということです。 塚原では、数が少ない年でも、毎年楽しみにしている人がいるので値上げせずに例年通りの値段で販売しているということです。
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野溝嘉彦さん 油絵展
伊那市東春近の野溝嘉彦さんの油絵展が、ベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、野溝さんが1年以内に描いた近作40点が並んでいます。 野溝さんは、50歳の時に務めていた会社を退職し、本格的に油絵を描き始めました。 80歳になった現在も、伊那路や木曽路、安曇野地域など、県内を中心に現場に足を運んで作品を描いています。 野溝さんの絵のテーマは「暖かい雪」で、普段は寒さを感じる雪山を、絵を見た人に暖かく感じてもらえるよう表現しているということです。 こちらは、今年5月に駒ヶ根市東伊那で描いたもので、畑に咲いていた菜の花と中央アルプスの雪山を描いた野溝さんお気に入りの作品です。 野溝嘉彦さんの油絵展は、11月1日(火)まで、ベルシャイン伊那店で開かれています。
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南箕輪村消防団恒例の運動会
南箕輪村消防団は団結を強めようと、大芝陸上競技場で運動会を23日、行いました。 運動会は、団員同士の親睦を深め、団結を強めようと3年前から行われています。 23日は、秋季訓練が終わった後、大玉送りや綱引きなど4種目を行いました。 参加した103人の団員は、各地区混合で6つの小隊に分かれ競技を楽しみました。 このうち、放水用の筒先を使ったリレーでは、団員が交代で筒先を繋ぐ練習を兼ねながら、スピードを競っていました。 南簑輪村消防団では「今後も一致団結して防火に取り組んでいきたい」と話していました。
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伊那地域最低気温2.8度 寒い一日
25日の伊那地域は、午前5時55分に11月上旬並みの2.8度を記録し今季一番の寒さとなりました。 日中の最高気温も9.5度までしか上がらず、寒い一日となりました。 長野地方気象台によりますと、26日は県内各地で暖かさが戻り、日中は24度前後になると予想しています。 27日以降は寒さが戻り、最高気温も15度前後になる日が続くということです。
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大東太鼓&島唄コンサート
5回目となる沖縄県南大東島の太鼓や島唄のコンサートが22日、伊那市のいなっせで開かれました。 10年前の1回目のコンサートに出演した少年少女たちが大人になった姿を見せていました。 コンサートは、大東太鼓碧会の迫力あるパフォーマンスで始まりました。 南大東島は沖縄本島の約400キロ東に位置する島です。 青パパイヤが縁で始まり伊那市と民間レベルで交流を続けていて今年で11年目です。 コンサートは、平成17年からこれまで4回開かれていて、今回は、大東太鼓碧会のメンバーや民謡歌手グループボロジノ娘など23人が伊那市を訪れました。 ボロジノ娘はオリジナル曲などを披露しました。 中には10年前のコンサート当時中学生や高校生だったメンバーもいて成長した姿をステージで見せていました。 また、プロ歌手内里美香さんは、2人の子どもと一緒にステージに立ちました。 会場を訪れたおよそ300人は手拍子をして参加し、コンサートを盛り上げていました。 アンコールでは、出演したメンバー全員がステージに立ち、会場からは惜しみない拍手が送られていました。 コンサートの模様は来年1月に放送します。
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JA上伊那年金友の会 第19回生きがい教室
JA上伊那年金友の会の生きがい教室が、20日伊那市の伊那文化会館で開かれました。 生きがい教室では、地区毎の会員による発表が行われました。 このうち、伊那地区は西箕輪ハーモニカ教室のメンバーが演奏しました。 JA上伊那年金友の会は、およそ2万3千人の会員がいます。 生きがい教室は、会員同士の親睦を深めてもらおうと毎年開かれていて、今回で19回目です。 会場を訪れた人たちは、手拍子をしたり口ずさんだりして楽しんでいました。 会員の発表の後は、タレントでレポーターの彦摩呂さんによる講演も行われました。
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伊那愛石会 水石展 22日・23日に開催
天竜川水系で集めた石を展示する伊那愛石会の水石展が22日、23日の2日間伊那市の坂下公会堂で開かれます。 会場には会員18人の作品34点が並べられています。 伊那愛石会は天竜川水系で集めた石を毎年展示していて今回で56回目となります。 会員による審査の結果 伊那ケーブルテレビジョン賞には飯島尚美さんの水溜石が選ばれました。 伊那愛石会の水石展は22日と23日の2日間伊那市の坂下公会堂で開かれます。
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青パパイヤが縁の交流11年目に
伊那市で22日太鼓や島唄のコンサートを開く沖縄県南大東島の訪問団が21日伊那市に到着しました。 青パパイヤが縁で始まった南大東島と伊那市の交流は11年目に入りました。 20日、島を出発した訪問団は21日午後4時 伊那市に到着しました。 訪れたのは大東太鼓碧会のメンバーと島唄のグループ、ボロジノ娘など23人です。 訪問団が初めて伊那市でコンサートを開いたのは平成17年でこれまでに4回開かれています。 中には11年ぶりという人もいて当時は小中学生だったメンバーが大人になって再び伊那を訪れました。 南大東島と伊那の交流は青パパイヤの縁で始まりました。 南大東島出身で伊那で働いていた平安山正治さんが島に戻り育てた青パパイヤを伊那で販売するようになったことがきっかけでした。 その後両地域はコンサートのほか小学生同士の交流を行い親交を温めてきました。 青パパイヤを販売している産直市場グリーンファームの会長の小林史麿さんがコンサートの実行委員長を務めます 訪問団の川満廣司さんをはじめボロジノ娘や内里美香さんらは早速22日のステージに向け立ち位置などを確認していました。 大東太鼓と島唄コンサートは22日いなっせで開かれる予定でコンサート実行委員会によりますとチケットはすでに完売しているということです。 伊那ケーブルテレビではコンサートの模様を来年1月に放送します。
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秋の味覚 マツタケ味わう
マツタケ料理を提供している伊那市高遠町の竹松旅館では、地元産のマツタケが大量に入荷し、 訪れた人たちが秋の味覚を楽しんでいます。 マツタケの寿司に、刺し身、土瓶蒸しにご飯。 竹松旅館では、マツタケづくしのコースを提供しています。 今年は、9月の中旬頃からマツタケが出始めたということですが、数が揃わず苦労しました。 今月に入り高遠や長谷で採れた質の良いマツタケが入荷しはじめ、コース料理の提供がはじまっています。 20日の昼は、会食で部屋がふさがるほどの賑わいで、マツタケづくしの料理を味わっていました。 さしみからすき焼き、天ぷらなどとマツタケ三昧の料理が味わえるということで地元をはじめ県内外からも予約が入っています。 昼は3500円、夜は、6000円からコース料理を味わえるということです 竹松旅館では、11月のはじめ頃まで、マツタケ料理を提供するということです。
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南箕輪村ちょこっと農業塾 都心で初開催
南箕輪村が国の地方創生事業を活用し、都会に住む人を対象に農業の担い手を掘り起こす「ちょこっと農業塾」が、18日、東京都内で開かれました。 会場には、定員の30人を上回る51人が集まりました。 ちょこっと農業塾は、食と農業に興味のある人や都会と田舎の2拠点居住を考えている人などを対象にしたビギナー向けの農業講座で、国の補助金を活用して初めて開かれたものです。 東京と名古屋で5回の講座と、南箕輪村で2回の体験ツアーをそれぞれ開きます。 18日は、農事組合法人まっくんファーム代表理事組合長の堀美津男さん、上伊那農業高校環境班、役場で働きながら米作りを行っている山﨑一さんの3組が、それぞれの立場から農業について発表しました。 堀さんは、「南箕輪村の環境は米作りに適している」と話しました。 上農高校環境班の4人は、有機肥料と化学肥料で育てた米の違いなど、研究成果を発表しました。 山﨑さんは、兼業農家をやっていて思うことを話しました。 会場では、有機肥料と減農薬で栽培した村の特別栽培米「風の村米だより」で作ったおにぎりが配られました。 関係者らは、「冷めてもおいしいごはんです」と説明していました。 次回は、24日に名古屋市で同様の講座が開かれます。 南箕輪村での体験講座の初回は来月20日を予定していて、野沢菜の収穫や漬け込みなどが計画されています。
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長藤郵便局で強盗対応訓練
強盗犯の侵入を想定した訓練が19日、伊那市高遠町の長藤郵便局で行われました。 訓練は、警察官扮する犯人が刃物を持って押し入り窓口の局員を人質にとって金を要求する、との想定で行われました。 犯人は窓口を乗り越え局員を人質に取り、金を要求しました。 金を奪い取った犯人が玄関から逃げ出すと、局員は後を追い、車のナンバーや車種などを確認していました。 しばらくして警察官がやってくると、当時の状況や犯人の特徴などを警察官に伝えていました。 長藤郵便局の奥田光一局長は「わかっていても、いざやってみるとできない部分がある。日頃から訓練をする必要がある」と話していました。 このあと会場を変えて講評が行われ、記憶している犯人像と実際の犯人役の警察官の特徴を確認していました。 伊那警察署の山崎仁生活安全課長は「人の記憶はあてにならない。確かな情報を伝えるために、役割分担をして覚えるなど工夫をしてほしい」と呼びかけていました。 伊那警察署によりますと、伊那署管内で金融機関を狙った強盗事件は2010年以降発生していないということです。 また県内全域でも、今年は1件も発生していないということです。
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古田人形10年ぶりに新しい演目
箕輪町の古田人形芝居保存会は10年ぶりに新しい演目に取り組んでいます。 来月6日に飯田市で行われる公演でお披露目します。 保存会は、毎週月曜日の夜、上古田公民館で稽古をしています。 新しい演目は「壺坂観音霊験記沢市内の段」で保存会では7つ目の演目となります。 盲目の夫沢市と目が見えるように観音様に祈り続ける妻お里の、夫婦愛を描いた作品です。 今年の春、町の交付金を活用して新しい演目に使う3体の人形を購入しました。 人形を使った稽古は、今年の4月から行われていて、昨夜はメンバーたちが人形の動きを確認しながら操っていました。 沢市を操るメンバーは、「沢市は目が見えないので動作が難しい」と話していました。 指導には、小学生時代から古田人形を操っている40代の2人があたっています。 新しい演目は11月6日に飯田市で行われる伊那人形芝居公演でお披露目されます。 地元では12月3日の定期公演で上演することになっています。 古田人形芝居は、風よけや豊作を祈る神への奉納として箕輪町上古田地区を中心に行われたと伝えられていて、町の無形民俗文化財に指定されています。
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西駒山荘ヘリで荷下げ
伊那市観光㈱が運営する山小屋、中央アルプスの西駒山荘の今シーズンの営業が終了し荷下げが18日、行われました。 西駒山荘は中央アルプス将其頭山直下の標高2730mにあります。 荷下げはヘリコプターを使って行われ、山荘から鳩吹公園の間を6往復し営業中に出たゴミや発電機などを下しました。 今シーズンは、7月9日から 10月10日までの3か月間営業し利用者数は1100人で、2年連続1000人を超えました。 西駒山荘は冬の間、避難小屋として建物の一部を開放しておくということです。
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「長谷の縁側」の一環 中学生・園児・お年寄りが落花生収穫
伊那市長谷の長谷中学校の生徒と長谷保育園の園児、地域の高齢者が18日、中学校の畑で落花生を収穫して交流しました。 この日は、5月に長谷中の2年生が種を蒔いて育てた落花生を、中学生や園児、地域のお年寄りが収穫しました。 長谷中学校では、校内の和室を地域住民が交流する「長谷の縁側」として開放しています。 収穫は、この縁側のイベントの一環で行われました。 長谷中学校の和室は、伊那市社協の「まちの縁側」の1つに選ばれています。 6月の縁側開始以降、月に1回地域のお年寄りを招いて、パンジーの苗植えや野沢菜の種まきで交流してきました。 今回は、より幅広い世代間交流に繋がればと、初めて保育園児を招きました。 収穫したのは、普通のサイズとジャンボサイズの落花生で、園児は大きいのを見つけては摘み取っていました。 収穫した後は、縁側に移動し、全員で茹でた落花生を食べました。 長谷中学校では「高齢者が多い地域で自宅にこもりがちの人も多いので、縁側も高齢者が外に出て交流するきっかけに1つになるよう続けていきたい」と話していました。 長谷中学校では今後、来年3月を目途に和室の安全面や水回りの整備を進め、常時開放できる縁側を目指すということです。
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昭和35年度箕輪中学校卒業 同級生4人展
昭和35年度に箕輪中学校を卒業した同級生4人による作品展示会が、箕輪町文化センターで開かれています。 展示しているのは、仲西明江さんの書道、林正さんの写真、宮崎さよ子さんの童画、吉崎英子さんのパッチワークです。 4人は、昭和35年度に箕輪中学校を卒業した今年で71歳になる同級生です。 2011年にも合同の展示会を開いていて、今回が2回目です。 2年に1度開く同級会でお互いの近況を話した時に、それぞれが長年趣味で芸術に打ち込んでいることを知り合同展を開いています。 吉崎さんは箕輪町に住み続けていますが、その他のメンバーは地元を離れ、会う機会も少ないということです。 三日町出身で大町市在住の宮崎さよ子さんは、幼い頃に遊んだ澄心寺での記憶を童画に描きました。 第2回四人展は、23日(日)まで、箕輪町文化センターで開かれています。
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伊那市新産業技術推進協議会 「ICT環境整備 計画性もって」
伊那市新産業技術推進協議会の会議が、17日、市役所で開かれ、2020年度までにインターネットを使った学習環境を整える必要があるなどといった意見が出されました。 協議会は、伊那市をフィールドにインターネットと物を結びつける技術「IOT」の推進を目指すものです。 ICT教育、スマート農業、ドローン活用の3つの研究部会が設置されていて、17日はICT教育部会が進捗状況を報告しました。 東原義訓部会長は、「2020年度を目途に改定される次期学習指導要領で示された教育を実現するには、ICT環境は不可欠なものとなっている。どの時期に何をやるかという計画性をもって取り組まなければならない」と話しました。 会議では他に、自治体、企業、大学が一体となった取り組みを国が支援する「地方版IOT推進ラボ」に、市の取り組みが選定されたことが報告されました。
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ザ・シワクチャーズ記念コンサート 髙木東六さん偲ぶ
「伊那市の歌」などを手がけた作曲家で、伊那市の名誉市民髙木東六さんが亡くなって今年で10年になります。 17日、髙木さんの遺志を引き継いでいこうと活動するザ・シワクチャーズの記念コンサートが伊那市のいなっせで開かれました。 この日は、ザ・シワクチャーズのメンバーが一同に集まりました。 伊那・横浜、グループごとに、髙木さんの作曲した曲など21曲を披露しました。 コンサートでは合同演奏も行われ、「伊那市の歌」を披露しました。 髙木東六さんは、1904年に鳥取県で生まれ、40代の頃に伊那市に疎開中、ヒット曲「水色のワルツ」などを作曲しました。 また、上伊那地域の小中学校の校歌や「伊那市の歌」の作曲も手がけていて、伊那市の名誉市民第1号でもあります。 シワクチャーズ横浜の指揮者を務めているのは、髙木東六さんの娘、髙木緑さんです。 緑さんは「歌い続けてくれるというのは作曲家にとってはとても嬉しいこと。歌い継いでくれて父も喜んでいると思う。これからも歌い続けてほしい」と話していました。 会場には多くの人が訪れ、髙木さんの功績を偲んでいました。
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防災啓発情報の発信 応援協定締結
伊那市とNTTタウンページ株式会社は、防災啓発情報の発信についての災害応援協定を、17日締結しました。 17日は、市役所で調印式が行われ、NTTタウンページ信越営業本部長の臼木信康さんと白鳥孝市長が、協定書に調印しました。 東京都に本社を置くNTTタウンページでは、電話番号や広告情報を探すことができる電話帳の配布や、パソコン・スマートフォン向けの情報サービスの提供を行っています。 協定により、これまで配布されていた「南信版タウンページ」が、来年度からは防災に関する特集を加えた「伊那市版タウンページ」となって全戸配布されます。 また、指定緊急避難場所や公衆電話の位置を記したマップの他、応急手当方法などをのせた「別冊防災タウンページ」を制作し、配布する計画です。 市では「市民に広く情報を発信することで、一人ひとりの防災意識の醸成を図り、地域防災力の向上につなげたい」としています。 NTTタウンページが同様の協定を結ぶのは、県内では伊那市が5番目ということです。 伊那市版タウンページと別冊防災タウンページは、今年度はNTTの利用客のみに配られ、来年度からは全戸配布されます。 なお、市の災害応援協定の締結は、59件目となっています。
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信州そば発祥の地伊那 行者そば祭り
信州そば発祥の地伊那をPRする5週連続の秋の新そばイベントが始まりました。 初回の16日は、行者そば祭りが伊那市荒井の内の萱スポーツ公園で行われました。 地元有志でつくるそば打ち愛好者達が会場でそばを打ち、5つの釜を使って茹で1盛り700円で提供されました。 打ち立てのそばを味わおうと昼前から長い行列が出来ていました。 行者そばは、今から1300年ほど前に修行で内の萱を訪れた行者が一握りのそばの種を置いていったことが始まりとされています。 16日は、およそ2000食が用意され、訪れや人たちは打ち立てのそばを辛つゆにつけて味わっていました。 5週連続新そばイベントの次回は22日と23日にみはらしファームで行われます。 伊那市では、信州そば発祥の地伊那をPRするプロ―モーション映像を公開しています。 動画サイトユーチューブでは、再生回数が4万2000回にのぼっているということです。 16日は、その監督を務め、伊那市芸術文化大使で人物デザイナーの柘植伊佐夫さんも訪れそばを味わっていました。
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井月と山頭火について対談 ビデオ上映
井上井月顕彰会会長の北村皆雄さんと種田山頭火の研究者、村上護さんの対談を収録したビデオの上映会が14日、伊那市のいなっせで開かれました。 ビデオは一昨年東京で撮影されたものです。 2人は俳人の井月と山頭火について詳しくそれぞれの立場から井月と山頭火の俳句や生き様について話をしました。 対談で村上さんは山口県に住んでいた山頭火は井月の墓がある伊那谷まで墓参りに来たことがあるとしたうえで「心から井月の俳句に共感していたのではないか」と 話していました。 北村さんは「山頭火は放浪の旅をするなかで自らの身を清めていったように思える。井月にもそれがいえるのではないか」と話していました。 ビデオ上映は伊那市生涯学習センターの井月さん入門講座で行われたもので15人が参加しました。 井上井月顕彰会では「村上さんは去年病のため亡くなっていることからこのビデオは大変貴重だ」と話していました。
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暴力追放・地域安全 伊那市民大会
暴力や犯罪、交通事故のない社会の実現に向けた、暴力追放・地域安全 伊那市民大会が15日、伊那市のいなっせで開かれました。 大会では市中パレードが行われ、消防団や交通安全協会の会員ら約300人が、暴力の追放や安全運転などを呼びかけました。 大会は、暴力追放や交通安全に対する意識を高め、住みよい伊那市の実現を目指し開かれています。 大会では、伊那警察署の署員が事件や事故による報告を行いました。 それによりますと、「長野県の刑法犯の件数は14年連続で減っている」ということです。 大会の最後には、参加者が頑張ろう三唱をして意識を高めていました。
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宮原淳一さんが水彩画を寄贈
伊那市在住で日本水彩画会会員の宮原淳一さんは14日、伊那市の伊那文化会館内の喫茶店「カフェミルク」に水彩画1枚を寄贈しました。 この日は宮原さんがカフェミルクを訪れ、作品について説明しました。 カフェミルクのオーナー向山美絵子さんが宮原さんに依頼して実現したもので、「深林」と名付けられた60号の水彩画が贈られました。 宮原さんは、木々の緑を基調とした作品を得意としていて、この作品は10年ほど前に描かれたものです。 宮原さんは「窓から緑の見える素晴らしい場所に飾ってもらえてうれしい。いろんな方に見ていただきたい」と話していました。 宮原さんの作品は、伊那文化会館内の喫茶店「カフェミルク」に常設されていて、誰でも自由に見ることができます。
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伊那市民美術展 会員の力作70点並ぶ
第39回伊那市民美術展が伊那市のいなっせで14日から始まりました。 美術展は地域の美術愛好家でつくる伊那市民美術会が開いたもので会員61人が出品しています。 会場には洋画56点、日本画2点、工芸品12点の合わせて70点が並べられています。 伊那市民美術会による美術展は18日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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酒井一さん来年の干支「酉」の置物制作
伊那市西春近の酒井一さんは、来年の干支「酉」の置物を制作しています。 酒井さんは、子年から毎年木で置物を作っていて、来年の干支「酉」で10年目です。 イラスト集から、イメージを膨らませたオリジナルのデザインです。 お金持ちになった酉が、札束に足を乗せ、ダイヤモンドの指輪を付け葉巻をくゆらせています。 現在65歳になる酒井さんは、56歳の時に脊髄の狭窄症で手術を受け、建築大工を引退しました。 それ以来、木工作品を作るようになりました。 子どもにも喜んでもらえるようにと、面白いイラストを取り入れて作品を作っています。 酉の置物は、大中小あわせて90個作る予定で、友人や親せき、お世話になっている病院などに配るということです。
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柴和彦さん 木彫り作品を箕輪町に寄贈
箕輪町松島で木彫りの渓流魚を作っている柴和彦さんは、箕輪町に作品を13日に寄贈しました。 柴さんが寄贈したのは、カジカ・アマゴ・イワナが泳いでいる様子を表現した作品です。 魚の表情や色、動きまで細かく再現されています。 制作期間はおよそ3か月で、ヒノキの端材から作っていて、作品は大きいもので35センチあります。 柴さんは、56歳の時に会社を早期退職し、趣味の渓流釣りがきっかけで魚の木彫りを本格的に始めました。 自宅横に工房を構え、日々作品作りに励んでいるということです。 白鳥政徳町長は「魚の表情がおもしろい。大切にして多くの人に見てもらえる場所に展示したいです」と話しました。 柴さんは「今後は美術展にも積極的に出展していきたい」と話していました。
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生誕150周年記念 中村不折の世界展
伊那谷にゆかりのある書家で洋画家の中村不折の生誕150周年を記念した展示会が、伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、掛け軸と額の作品あわせて60点が並んでいます。 今回の展示は、中村不折が今年で生誕150周年を迎えることを記念して行われました。 中村不折は1866年に東京で生まれ、幼少期は両親の故郷である伊那市高遠町で過ごしました。 その後、書家・洋画家として活躍しました。 今回は、はら美術で所蔵している作品を展示していて、中には100年以上前の作品もあります。 「孟母断機図」は、孟子が学業を途中でやめて帰ってきたところ、母親が手に持っていた刃物で機(はた)の糸を切り「学問を途中でやめるのはこういうことだ」という戒めを表現しています。 はら美術では「不折の書家としての様々な表現を作品を通して感じてもらいたい」と話していました。 中村不折の世界展は、23日(日)まで、はら美術で開かれています。