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学業成就を祈る 田原の天神様
学問の神様にこの一年の学業成就を祈る天神様が7日伊那市田原で行われました。 7日は、白山社境内にある天神様の祠の前で神事が行われました。 天神様は、地域の子どもたちの健康と学業成就を願って、東春近小学校PTA田原支部が毎年行っているものです。 天神様は、学問の神様とされる菅原道真のことで、命日の2月25日に合わせて各地で祭りが行われています。 天神様での参拝をすますと、子供たちは白山社から田原公民館に移動し、縦割りのグループごとに分かれ演劇を披露しました。 田原の天神様では、子供たちが自主的に行事に参加し、学年を超えた交流の場にしようとおよそ30年以上前から演劇の発表が行われているということです。 6年生のある児童は、「来年は中学生になるので、勉強と部活を両立できるよう頑張りたいです」と話していました。
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伊那市消防団音楽隊定演に向け中学生と合同練習
14日の第5回伊那市消防団音楽隊定期演奏会に向けた音楽隊と中学生の合同練習が7日伊那市の春富中学校で行われました。 14日の演奏会の第3部で、消防団音楽隊と市内5つの中学校との合同演奏が2曲あります。 今年は、映画音楽と伊那市の歌を演奏するということです。 合同演奏に参加するのは、伊那中、東部中、西箕輪中、春富中、高遠中の吹奏楽部のメンバーおよそ200人です。 これまでは、それぞれの団体で練習を行い、今日が初めての音合わせとなりました。 最初は、リズムなど合わない部分もありましたが、練習がすすむにつれ、迫力ある音色が体育館に響きわたっていました。 練習にかけつけた三澤俊明伊那市消防団長は、「演奏会では音楽を届けるとともに、火災予防の気持ちも伝えてもらいたい」と中学生を激励しました。 第5回伊那市消防団音楽隊定期演奏会は、2月14日午後1時から伊那文化会館大ホールで開かれます。
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伊那小学校で公開学習指導研究会
総合学習を中核とした教育に取り組んでいる伊那市の伊那小学校で、6日、公開学習指導研究会が開かれました。 伊那小学校では、昭和54年から全学級が総合学習に取り組んでいます。 研究会は、実際の授業の様子を見ることで、教育の在り方について考える機会にしてもらおうと毎年開かれていて、今年で37回目です。 ヤギを飼育している1年謹組では、広場から出たがるヤギを見て子ども達がどうすればいいか話し合っていました。 他に、米作りに取り組んでいる5年川組では、丈夫な苗を育てるための土について調べました。 田んぼの土に有機肥料などを加え、様々な組み合わせから排水性の高い土を探っていました。 研究会には、全国から小学校の教員や教員を目指す大学生などが訪れ、メモを取りながら授業を見学していました。
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長野ろうきん伊那支店で強盗対応訓練
金融機関を対象とした強盗対応訓練が、5日、伊那市山寺で行われました。 訓練を行ったのは、長野県労働金庫伊那支店です。 警察官が扮する強盗犯が刃物を手に店内に押し入り、来店客を人質にとって現金を要求したとの想定です。 伊那署では、年に数回希望のあった金融機関を対象に強盗や振り込め詐欺などに対応する訓練を行っています。 犯人は、受付の女性職員以外は後ろを向くようにと大声で指示するなど、本番さながらの緊迫感が漂いました。 犯人が現金をもって逃走すると、職員があとを追いかけます。 数分後、通報を受けた警察が来ると、犯人の特徴などを伝えていました。 訓練では、カラーボールの投げ方について「体ではなく足元の地面を狙うように」などと指導を受けていました。 県内では、平成25年から27年までの3年間に金融機関を狙った強盗事件が3件発生しています。 伊那署では、「けが人を出さないことが最優先だ。万が一に備えそれぞれの役割を明確にしておいてほしい」と呼びかけていました。
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冬の野菜プチヴェールをPRするイベント
芽キャベツとケールを交配させてできた野菜プチヴェールをPRするイベントが6日、伊那市富県のたかずや直売所で行われました。 この日は、直売所に出荷している地域の農家が、訪れた人にプチヴェールの天ぷらやおひたしを振る舞いました。 伊那市富県では、農家が中心となりプチヴェールの特産化を目指して毎年この時期にイベントを行っています。 プチヴェールは、芽キャベツとケールを交配して生まれた冬場に収穫できる野菜で、静岡県で開発されました。 栄養価が高く、カルシウムは牛乳の4倍、カロテンはかぼちゃの6倍あると言われています。 12月から3月が収穫のピークで、寒い程糖度が高くなるということです。 プチヴェールは、1袋100グラム入り150円で、たかずや直売所で買うことができます。
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MAながた会 発足15周年記念展
箕輪町内の芸術愛好家グループ「MAながた会」の発足15周年記念展が箕輪町のながたの湯で開かれています。 会場には、会員の絵画や書など12点が並べられています。 MAながた会は、町内の芸術愛好家がながたの湯を訪れた人たちに作品を見てもらおうと2001年に発足しました。 油絵や水彩画、書、染織工芸の作品が並んでいます。 普段は、会期を決め会員の個展や売り上げの一部を町の社会福祉協議会に寄付するチャリティー展を開催しています。 今回は15周年の節目を記念し、会員の力作を集め展示をしたということです。 事務局の小平将至さんは、「今後も会員を増やし、ながたの湯を訪れる人たちに芸術面で癒しを感じてもらえるよう頑張りたい」と話していました。 この作品展は、2月29日まで開かれています。
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井上井月について宮原さんが講演
井上井月顕彰会監事の宮原達明さんが、井月の人物像や伊那谷を放浪した足取りについて6日手良公民館で講演しました。 宮原さんは元手良公民館の館長で、現在は井上井月顕彰会の監事を務めています。 幕末から明治にかけて伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月について長年研究しています。 この日は、井月の人物像や足取りについて話をしました。 宮原さんは「井月は知人や弟子の家を泊まり歩きながら1,700句を超える俳句を書いていて、彼を受け入れる伊那の人々の心はおおらかだった。手良地区は、井月が宿泊した場所で2番目に多いところだった」と話しました。 宮原さんの講演は、伊那市公民館運営協議会が主催するふるさと講座として開かれました。 まほらいな市民大学の単位講座も兼ねていて、市民大学の学生などおよそ100人が宮原さんの話に耳を傾けていました。
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クリスマスローズ150鉢並ぶ
ヨーロッパ原産の冬の花、クリスマスローズの展示会が、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれています。 クリスマスローズは品種改良により花の形や色など様々な種類があります。 展示会を開いているのは南信地方を中心とした愛好者およそ40人でつくる信濃クリスマスローズ愛好会で会場には150鉢ほどが並びました。 クリスマスローズ展は7日日曜日まで、くぬぎの杜で開かれています。
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~立春~春を祝う縁起酒「立春朝搾り」出荷
立春の4日、伊那市荒井の宮島酒店では、春を祝う縁起酒「立春朝搾り」の出荷が行われました。 4日午前6時、伊那市荒井にある信濃錦蔵元、宮島酒店です。 節分の3日早朝から4日朝にかけて搾りだした出来立ての日本酒が次々と瓶詰めされていきます。 瓶には「平成二十八年丙申二月四日」と書かれたラベルがつけられました。 立春朝搾りは、立春の日に合わせて搾ったできたての酒をその日のうちに店頭で販売するもので、宮島酒店では16年目の取り組みです。 殺菌のための火を加えず、アルコール度数をおさえるための水も加えない生原酒です。 17度の純米吟醸酒で、豊かな米の味とすっきりとした香りが特徴だという事です。 4日午前0時過ぎから瓶詰めし、720ミリリットル入りを2,200本、一升瓶を750本出荷しました。 仕上げのラベル張りです。 宮島酒店で醸造された立春朝搾りを4日に販売する県内7店舗の14人が作業を行いました。 午前8時、出来立ての酒を供え、地元、荒井神社の神主による神事が行われました。 お祓いをし、この酒に関わるすべての人の無病息災、家内安全、商売繁盛を祈りました。 立春朝搾りは予約制ですが、伊那市日影のいたや酒店では数量限定で一般販売もしています。 720ミリリットル入りが150本、一升瓶が30本限定で、価格はそれぞれ1,500円と3,000円となっています。
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上伊那各地で節分行事
3日は節分です。各地で節分の行事が行われました。 このうち南箕輪村沢尻の恩徳寺では大護摩祈祷と福豆まきが行われました。 毎年恒例の節分会は厄除けや家内安全、商売繁盛などを願う人達が訪れ午前6時から午後5時まで8回行われました。 正午の祈祷では、およそ80人が本堂に入りました。 祈祷が始まると護摩がたかれ、参拝者は手持ちバッグなどを差し出し燃え上がる炎にかざしてご利益を求めていました。 祈祷の後には恒例の福豆まきが行われました。 恩徳寺では、「鬼でも改心すれば仏になれる」とした成田山の教えにより「福は内」しか言わないのが習わしだということです。 升を持った厄年の人たちが、福豆や銀杏などをまくと集まった人たちは福を招き入れようと一斉に拾い集めていました。 訪れたある人は「今年一年、家族が健康で平和な年であってほしいです」と話していました。
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しんわの丘でバラの剪定作業
伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンでは今シーズンに備えて剪定作業が行われています。 しんわの丘ローズガーデンは、伊那市振興公社が管理していて2日も、朝から職員が作業をしていました。 剪定作業は、去年12月から始まっていて9千平方メートルの園内に172種類、およそ2100本あるバラを一本一本剪定していきます。 新しい芽を活かしながら満遍なく光が入るように、また風通しをよくすることで病気になりにくくするために、この時期の剪定は大切だということです。 しんわの丘は平地に比べ風が強く、冬は特に冷え込むということで、つるバラなどは寒さを防ぐため風よけネットやビニールなどで覆うなどの対策をしています。 園内では、今年のバラまつりに向け、車椅子用のスロープや休憩所などの整備も進められています。 しんわの丘ローズガーデンは、高遠町に事業所がある伸和コントロールズ株式会社が社会貢献事業として平成16年に整備しました。 毎年6月と9月に、バラまつりが行われていて、地元や県内外から敷地一帯に咲くバラを見に多くの人が訪れています。 伊那市振興公社では「今年も綺麗な花を咲かせてくれる。楽しみにしてほしい」と話していました。 バラの剪定作業は2月いっぱい行われます。
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保育園入園準備品の製作
障害者就社会就労支援施設の利用者が保育園入園準備品として製作した、手さげかばんや弁当袋などの販売会が伊那市役所で2月に開かれます。 上伊那4つの障害者社会お就労支援施設が、工賃アップにつなげようと去年から販売会を開いています。 このうち伊那市の輪っこはうす・コスモスの家では、去年12月に材料を仕入れ、利用者が製作に取り組んでいます。 販売するのは、手さげかばんに、着替え袋、弁当袋など5種類で、どれも伊那市の公立保育園指定の仕様になっています。 デザインは、子ども達に喜んでもらえるものを選んだということです。 2日は、利用者がミシンを使って縫ったり、袋にヒモを通す作業をしていました。 輪っこはうす・コスモスの家によると、去年購入した人たちからは「物がしっかりしていて良い」と好評だったということです。 値段は、弁当袋やコップ袋が300円、手さげかばんが1600円からとなっています。 販売会は、2月16日・17日・24日の午前10時から午後1時まで伊那市役所の多目的ホール前で開かれることになっています。
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あんどんの灯りの中で地元の昔話聞く
昔なつかしい、あんどんの灯りの中で地元に伝わる昔話を聞く催しが31日箕輪町の郷土博物館で開かれました。 この催しは昔の雰囲気が残る郷土博物館の一室で箕輪町の昔話を楽しんでもらおうと開かれたものです。 昔話をしたのは地元の読み聞かせグループせせらぎ会のメンバーです。 メンバーは手作りの紙芝居を使って松島区に伝わる竜宮塚という話をしました。 竜宮塚は「竜宮につながるといわれている穴に椀や膳を貸して欲しいと頼むと翌日にはそれが届いた」という昔話です。 会場にはおよそ40人が集まり地元に伝わる昔話に耳を傾けていました。
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美篶小学校 昔の道具や人々の暮らし学ぶ
社会科の授業で昔の人々の暮らしについて学習している伊那市の美篶小学校の児童は、2日校内の資料館で、地域の人から昔の道具の使い方を教わりました。 この日は、美篶小学校の3年生が、資料館運営委員会の委員から昔の道具の使い方について話を聞きました。 資料館の2階には、昭和20年代の食卓を再現した囲炉裏があり、委員は「昔は1つの食卓を大人数の家族で囲んで、食事は箱膳(はこぜん)に入っていた」と説明していました。 他にはアイロンの歴史を聞きました。 資料館には、明治から昭和にかけて使われていたアイロンがあります。 電気が無かった時代、炭を入れて温めて使っていた炭火アイロンや、火鉢の中に入れて熱し、襟や袖口などのシワを伸ばすのに使っていた焼鏝(やきごて)の話を聞きました。 ある児童は「今と昔の暮らしの違いを祖父母や近所の人にも聞いてみたい」と話していました。
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市民参加型の街づくり NPO勉強会
市民参加型の街づくり勉強会「初めてのNPO講座」が30日伊那市で開かれました。 勉強会は地域活性化策として法人格を持つ民間団体が必要だとして伊那市議会政和会が政務調査費を活用して開いたものです。 講師は長野県NPOセンター事務局長の山室秀俊さんが務めNPO法人の仕組みなどについて話しをしました。 山室さんはNPO法人設立の要件として「志を同じくする10人の仲間を集めることが重要だ。 法人格を得ることで社会的信用が高まる」と話していました。 政和会では地方創生が叫ばれるなか地域活性化の事業に民間感覚で取り組んでいきたいとしています。
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節分を前にみはらしファームで豆まきイベント
3日の節分を前に、伊那市西箕輪のみはらしファームで豆まきイベントが31日行われ、多くの人でにぎわいました。 特設ステージには、赤鬼・青鬼のほかに地震や台風、インフルエンザの鬼が登場しました。 この行事は、みはらしファームが開園した平成11年から行われています。 鬼を退治しようと、「みはらし太郎」やみはらしファームで採れる果物に扮した「味覚狩り軍団」が駆けつけました。 訪れた人たちは、西箕輪産の大豆を投げ、鬼を退治していました。 続いて行われた福豆まきでは、年男がいちご園の入園券やみはらしの湯の入浴券入りの豆やお菓子などをまき、訪れた人たちが必死に手を伸ばしていました。 みはらしファームでは、「今年は災害のない穏やかな一年になり、多くの人に施設を訪れてほしい」と話していました。
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東海大相模高校初代野球部監督 柴田光さんが講演
上伊那ベースボールシンポジウムが31日伊那市で開かれ東海大相模高校野球部の初代監督で講師を務めた柴田光さんが監督時代のことなどについて話をしました。 現在73歳の柴田さんは伊那市西春近出身で、赤穂高校野球部時代には甲子園出場を果たしています。 東海大相模野球部の初代監督を務めたのち東海大浦安高校に移り監督としても甲子園に出場しています。 講演で柴田さんは野球部監督時代のことなどについて話しをしました。 上伊那ベースボールシンポジウムは伊那ケーブルテレビなどでつくる実行委員会が開いたもので会場にはおよそ250人が集まりました。 質疑応答では現役の野球部生徒が「どうすれば甲子園に行くことができますか」と質問しました。 柴田さんは「チーム全員でがんばることが大事。チャンスをものにするという気持ちを持って練習に取り組んでほしい。」と答えていました。 シンポジウムではほかに「上伊那ベースボールの明日」をテーマにパネルディスカッションが行われました。 上伊那ベースボールシンポジウムの様子は2月20日午前7時半から伊那ケーブルテレビ121チャンネルで放送します。
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上伊那教育会 研究発表会
郷土の自然や歴史などについて発表する上伊那教育会の研究発表会が伊那市のいなっせと創造館の2会場で30日、開かれました。 30日は、自然の部と人文の部に分かれ上伊那地方の小中学校の教諭が研究成果を発表しました。 上伊那教育会では地域の歴史や自然についてまとめた上伊那誌が発刊から50年以上経ち自然編では現状にそぐわない内容がでてきていることから平成29年度に改訂増補版を刊行するとしています。 いなっせで行われた自然の部では、増補版の刊行に向けて調査している6部門が発表しました。 仙丈ヶ岳と塩見岳周辺の植物について調査した富県小学校の西村新介教諭は「尾根の厳しい所にコケモモやクロマメノキなどの生息が確認できた。野生動物の被害が目立つにも関わらず高山の岩場を中心に生き残っているものが多い」と話しました。 他に、野鳥について調査した箕輪中学校の大木島学教諭は、「小仙丈ヶ岳でライチョウを確認した。ライチョウがテリトリーを構えるのに十分なハイマツ帯が広がっていて数ペアの生息が可能だ」と話していました。 30日は、教育関係者などおよそ70人が訪れ研究結果の発表に耳を傾けていました。 上伊那教育会では平成29年度の改訂増補版の刊行に合わせてホームページにも掲載していくとしています。
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ニュージーランドの大学生が農家民泊
ニュージーランドの大学生が28日から農家民泊で伊那市を訪れています。 大学生達は4泊5日の日程で滞在し地域交流を通して日本の文化に触れます。 29日の午後6時過ぎニュージーランドの大学生30人が伊那市役所に到着しました。 日本政府が進める青少年交流事業の一環で訪れたもので、伊那市で農家民泊をして日本の文化に触れます。 教育旅行に力を入れている伊那市観光協会では、初めてニュージーランドからの訪問団を受け入れました。 大学生達は、グループに分かれて、受け入れ農家の家に向かいました。 伊那市平沢の是石里美さん宅には4人が宿泊します。 是石さんは3年前から農家民泊を受け入れていて毎回交流を楽しみにしているということです。 だんごとお茶で訪れた大学生をもてなしていました。 大学生は少しの日本語しか話せないため是石さんはタブレットの翻訳機能を使って会話をしていました。 夕食には、しゃぶしゃぶにふりかけご飯、切り干し大根などが振る舞われ大学生からは好評でした. 一夜明けた30日は、2軒の受け入れ農家が近所の公民館に集まりました。 女子大生達は浴衣を着つけてもらいました。 この後つきたての餅をみんなで丸め、きな粉やごまなどで味わいました。 ニュージーランドの大学生は2月1日まで伊那市に滞在する予定で、あすは、ボランティア活動や豆腐作り体験などを行う計画です。
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男女共同参画社会の実現目指す団体が交流
第3回伊那市いきいきセミナーが26日伊那市の伊那文化会館カフェミルクで開かれ、伊那市男(ひと)と女(ひと)ネットワーク協議会と女性人材バンクに登録しているメンバーが交流しました。 交流会には、伊那市男と女ネットワーク協議会と女性人材バンクに登録している20人が参加しました。 個々の取り組みや地域で活動している人の話を聞いて今後のネットワークづくりに繋げようと今回初めて開かれました。 それぞれの団体は、ボランティア活動や研修、市の審議会へ委員として参加するなど、男女共同参画社会の実現を進めています。 この日は、仕事や趣味を通してボランティア活動をしている3人を招き、話を聞きました。 伊那市美篶在住の北原伍さんは、7年前に仕事を退職してから現在の活動に至るまでの話をしました。 北原さんは、心理療法の資格を活かして情報誌でコーナーを担当する傍ら、地区の男性料理教室や地籍・古文書の調査などをしています。 北原さんは「多くの人と共通の趣味や目的を持って活動できることに一番の魅力を感じている」と話していました。 ある参加者は「人との繋がりを広げながら今後も活動を続けていきたい」と話していました
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12月有効求人倍率1.35倍 4か月連続全国・県上回る
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は1.35倍で、11月を0.04ポイント下回りました。 求人倍率は下がりましたが、4か月連続で全国・県を上回っています。 新規求人数は、1,196人、新規求職者数は586人でした。 これにより、上伊那の12月の月間有効求人倍率は、11月を0.04ポイント下回る1.35倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、12月は新規求職者数が増える傾向にあるため11月を下回りましたが、状況は安定してきているということです。 10月から3か月連続で1.3倍台を維持していて、全国・県の平均も4か月連続で上回っています。 雇用情勢については「着実に改善が進んでいる」として、コメントを据え置きました。 今年度卒業を予定している新規高卒者の就職内定率は92.2%でした。 ハローワーク伊那では、まだ内定のない生徒に対して個別に対応を進め、3月までに内定率が100%になるようマッチングしていきたいとしています。
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伊那警察署の警察犬に細田さんの犬委嘱
1年間警察犬が不在だった伊那警察署に、伊那市東春近の細田 淳さんの犬、ラブラドール・レトリバー「ジョイ」が今年から委嘱されました。 ラブラドール・レトリバーの2歳のメス・ジョイが、伊那警察署に姿を現わしました。血統書の名前は、グレイスフルランド・ジェイピー・ジョイといいますが、略してジョイと呼ばれています。 飼い主の細田さんに連れられて、署内に向かいます。 去年2月から細田さんの家で飼われていて、3月から週に1回、箕輪町のドッグスクール髙木に通い始めました。 ドッグスクール髙木代表の髙木のり子さんに素質を見出され、警察犬としての訓練をはじめ、去年10月の審査会で合格しました。 つるつる滑る警察署の階段や廊下を通って、伊那署員たちのいる会議室に入りました。署員の顔もほころびます。 28日は、ジョイの委嘱式が行われました。 内川政澄署長から、細田さんが委嘱状を受け取りました。 警察犬は、事件で遺留品を頼りに犯人を追跡したり、行方不明者の捜索等に出動します。 ジョイの任期は、1月1日から12月31日までの1年間で、すでに1月9日の行方不明者の捜索で活動しています。 ジョイが出動する時には、細田さんも一緒です。 夜の捜索が多いため、細田さんはお酒を控えるようになったということです。 10匹以上、警察犬を輩出してきた髙木さんによると、ジョイは、作業意欲の強い犬で、適性があるということです。 伊那署には、去年1年間警察犬がいなかったため、その間は木曽や諏訪の警察犬に協力してもらうこともあったということです。 明るく元気なジョイの活躍に地域の期待がかかります。
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伊那市保育発表会 保育園での取り組みを紹介
保育園の取り組みや子ども達の様子を地域の人に知ってもらおうと、伊那市は保育発表会を25日、伊那市のいなっせで開きました。 発表会は、地域の人に保育園の実情を知ってもらい保育の充実を図ろうと毎年開かれています。 会場には、保護者や民生児童委員、小学校の教諭などおよそ200人が集まりました。 発表会では、西箕輪保育園副園長の中島麻里さんが、「あそびの中から学ぶ保育」をテーマに話しをしました。 中島さんは、「自然と触れ合うことで、面白がる・不思議がる・知りたがる など意欲をもって行動できる【がるがるっ子】が増えた」と、保育園での子ども達の様子について話しました。 白鳥孝伊那市長は、「自然を身近なものに感じながら日々成長していくのが伊那市の保育園の誇り。今後もさら高めていってほしい」と呼びかけていました。
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箕輪町自衛隊協力会創立20周年記念式典
箕輪町自衛隊協力会の創立20周年記念式典が24日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれました。 式典には、会員などおよそ100人が出席しました。 箕輪町自衛隊協力会は、伊那市、箕輪町、南箕輪村の有志による伊那自衛隊協力会から平成8年に独立し30人程の会員でスタートしました。 現在会員はおよそ300人で、自衛隊施設の見学や地元出身隊員の激励慰問などを行っています。 20周年記念事業として今回記念式典を開きました。 その他にも、木下区に隊員を募集する看板を設置、20周年記念誌の発刊、ふるさとコンサートを実施しました。 協力会の市川治實会長は、「これからも同志相集い、今後の発展に努めていきたい」と挨拶しました。
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鹿肉とウイスキー味わう バーンズナイト
動物の内臓料理とウイスキーを飲んでスコットランドの詩人、ロバート・バーンズを顕彰するイベント「バーンズナイト」が24日、伊那市坂下のバー、Amberで行われました。 バーンズナイトは、ロスコットランドの詩人バート・バーンズの誕生日、1月25日に毎年行われています。 イベントは、羊の内臓を胃袋に詰めて茹でた「ハギス」と呼ばれる料理とウイスキーを味わいながら楽しむものです。 このイベントをAmberで開くのは今年で2年目で、去年に続き羊の代わりにシカの内臓を使ったハギスが提供されました。 ハギスを作ったのは、伊那市長谷のざんざ亭の店主、長谷部晃さんで、鹿のレバーや胃袋などを細かく切って味噌で味付けをし、マッシュポテトと和えて提供しました。 この日は店の常連客など16人が参加し、スコットランドの音楽に耳を傾けながら料理とお酒を楽しんでいました。
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福澤美喜男さんの叙勲を祝う会
去年の秋の叙勲で旭日中綬章を綬章した伊那市高遠町出身の福澤美喜男さんの叙勲を祝う会が、23日、高遠さくらホテルで開かれました。 伊那市高遠町下山田に生まれた福澤さんは、昭和28年に高遠高校を卒業し日本大学農獣医学部に入学しました。 卒業後は、東京聖徳大学の教授として食品学の研究や管理栄養士の育成に勤めた他、学長になってからは大学運営に携わってきました。 去年11月の秋の叙勲で長年の功績が認められ、旭日中綬章を綬章しました。 23日は、高校や大学時代の同級生などおよそ50人が集まり綬章を祝いました。 発起人代表の伊藤脩さんは、「長年の労苦が報いられ心からおめでとうといいたい」と挨拶した他、白鳥孝伊那市長は、「今後も故郷の伊那谷に足しげく通ってもらい、食についての話しなどをしてもらいたい」と祝辞を述べました。
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雑穀シコクビエ入り「野のものクラッカー」新開発
伊那市長谷の雑穀レストラン「野のもの」と上伊那農業高校の生徒が共同で雑穀シコクビエを使った「野のものクラッカー」を新しく開発しました。 25日は伊那市の伊那商工会館で野のもの代表の吉田洋介さんと上農高校作物班の生徒、また製造を担う社会福祉法人長野県社会福祉事業団「ほっとワークスみのわ」が商品発表会を開きました。 クラッカーはシコクビエと小麦粉を原料としていて薄焼きでパリパリとした食感となっています。 吉田さんと上農生が味や大きさなど意見を出し合いながら完成させました。 吉田さんによりますとシコクビエを栽培しているのは国内でも数人しかおらずカルシウムやミネラルを含み栄養価が高いということです。 クラッカーは月に100個作る計画でそのうち「ほっとワークスみのわ」が50個を担当しています。 吉田さんは長谷の畑およそ10アールで年間およそ160キロのシコクビエを栽培しています。 資金を集め増産を図る計画で耕運機を購入するほか貯蔵庫も建設する予定です。 「野のものクラッカー」は伊那市荒井のワイルドツリー、伊那市日影のヒナタヤ、伊那市長谷の野のもので販売され1箱20枚入り税込700円となっています。
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しなのっこ子ども観光大使に参加の子ども達が餃子づくりに挑戦
体験学習を通して地域の魅力を再発見し発信する「しなのっこ子ども観光大使」に参加している子ども達が24日、雑穀アマランサスを使った餃子づくりに挑戦しました。 この日は、伊那市のいなっせで餃子づくり教室が開かれ、上伊那の親子30人が参加しました。 これは、伊那市や松本市など県内4か所で行っている「しなのっこ子ども観光大使」の講座の一環で開かれたものです。 しなのっこ子ども観光大使は、2011年から県内の教師が始めました。 上伊那では食から地域の良さを感じてもらおうと、地元の団体に協力を呼びかけ、年に3回講座を開いています。 この日は、伊那餃子会のメンバーを招き、雑穀アマランサスを使った伊那餃子づくりに挑戦しました。 実行委員会では「アマランサスは栄養価が高く食感も餃子に合うということが体験できたと思う。これからも食から地元の良さを知ってもらいたい」と話していました。
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高遠でまちづくりについての講演会
去年10月にNPO法人「日本で最も美しい村」連合への新規加盟が認定された伊那市高遠町で、まちづくりについて考える講演会が、22日開かれました。 「美しいまちづくり」と題して開かれた講演会では、連合副会長で伊那食品工業株式会社の塚越寛会長が地域づくりについて話しました。 日本で最も美しい村連合は、日本の農山漁村の景観や文化を守りながら地域資源を活かしていこうと、2005年に7町村の自治体で発足しました。 去年10月に木曽町で開かれた記念大会で高遠町が新たに加わり、現在全国の62町村が加盟しています。 塚越さんは、高遠が連合に加わったことについて「住民に共通の目的ができたことでそこから連帯感が生まれお互いに協力するようになる」と話しました。 また今後については、「住民一人ひとりが訪れた人に気配りをすることで感動を生み、それが口コミで広がっていく。初めて訪れた人のことを考えながら街づくりを進めていく必要がある」と話していました。 会場には、地域住民などおよそ180人が集まり、塚越さんの話に耳を傾けていました。
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松島分館 マジックショー&エコクラフト教室
箕輪町公民館松島分館は、マジックショー&エコクラフト教室を23日松島コミュニティセンターで開きました。 マジックショーでは伊那マジッククラブの平澤光子会長が、ひもやスカーフなど身近なものを使った手品を披露しました。 箕輪町公民館松島分館では、地域の人たちに楽しんでもらおうと、年に4回、料理や工作などの教室を開いていて、今回は今年度最後の教室です。 教室には親子連れなど15人が参加しました。 エコクラフトは、箕輪町社協リサイクルの会のメンバーが講師となり、風がよく当たるよう羽根の作り方をアドバイスしながら牛乳パックのかざぐるまなどを作りました。 子ども達はかざぐるまが出来上がると、扇風機の前で回していました。 唐澤栄治分館長は、「これからも子どもが楽しめ、思い出に残るような教室を企画していきたい」と話していました。