-
南箕輪村で900戸が停電 1時間で復旧
10日午後2時半頃、南箕輪村のおよそ900戸で停電が発生しました。 停電は、発生から1時間後の午後3時半に復旧しました。 停電があったのは南箕輪村南殿全域と、北殿、大泉、北原の一部、およそ900戸です。 この停電の影響で、南箕輪村役場では一部の業務に支障が出ていました。 この停電は発生から一時間後の午後3時25分に全戸で復旧しました。 中部電力伊那営業所によりますと、北原で電線と電柱が接触した為、変電所で自動的に電気の供給を止め、停電が発生したということです。 電線と電柱が接触した原因について、中部電力伊那営業所が調査中です。
-
フルートの澄んだ音色響く
フルート愛好家でつくる、伊那フルートアンサンブルのコンサートが9日、伊那市のいなっせで開かれました。 伊那フルートアンサンブルによるコンサートは毎年この時期に開かれていて今年で11回目です。 メンバーは男女合わせておよそ20人でコンサートでは数人のグループに別れて演奏していました。 コンサートではクラシックなど12曲が演奏され澄んだ音色が会場に響いていました。
-
大雪 交通への影響今日も
大雪となった上伊那地域。観測所のある飯田市では降り始めからの降雪量が33センチと2月では最も多くなりました。 この雪の影響で9日も飯田線は終日運転を見合わせるなど交通への影響が出ています。 発達中の低気圧の影響で上伊那地域は8日の朝から雪となりました。伊那消防署によりますと伊那市の降雪量は29センチだったという事です。 今回の大雪により中央自動車道は午後5時現在諏訪インターチェンジと高井戸インターチェンジの間が上下線通行止めとなっていて、新宿行きの高速バスは終日運休となりした。 また、JR東海は除雪作業の為、飯田線の運転を終日見合わせています。 大雪から一夜明けた9日は市民が雪かきに追われていました。 警察と消防とによりますと除雪中の事故で8日に1人が死亡、9日に1人が病院に運ばれたという事です。またスリップ事故も相次いで発生していて、警察では注意を呼び掛けています。 気象台では、積雪の多かった傾斜地のなだれや屋根からの落雪に注意するよう呼びかけています
-
ポレポレの丘でそり滑り
子供達には恵みの雪となったようです。 伊那市高遠町のポレポレの丘で親子40人あまりがそり滑りを楽しんでいました。 そり滑りは、自然の中で子どもたちが工夫して遊び場を作る「プレーパーク」の一環で開かれました。企画したのは住民有志でつくる「チームポレポレ」です。このグループは、毎月、ポレポレの丘でプレーパークを開催しているほか、この場所を使ったイベントを企画しています。 そり滑りは、今回が2回目で冬の自然を楽しんでもらおうと行われました。 子どもたちはそりに乗ると斜面を一気に、滑り降りていました。 代表の宇野俊輔さんは、「ポレポレの丘が一年をとおして自然を楽しめる場所である事を多くの人に知ってもいたい」と話していました。
-
箕輪地区しんきん経営者の会 新春講演会
アルプス中央信用金庫と取引のある企業でつくる箕輪地区しんきん経営者の会は、7日、新春講演会を箕輪町内で開きました。 講演会は、会員同士の情報交換の場として毎年この時期に開かれているものです。 あるしんと取引のある企業は、箕輪町内にはおよそ200社あり、新春講演会には90人ほどが参加しました。 全国にある信用金庫のシンクタンクの役割を持つ信金中央金庫の鉢嶺実さんが、環境変化に挑む中小企業の経営事例をもとに話をしました。 鉢嶺さんは「変化に対応できる力が企業の生死を分ける。独自に創出した価値は、時として価格を超える」など集まった経営者に訴えていました。
-
記録的な大雪 伊那ケーブルテレビの観測では50センチ
8日の伊那地域は、発達中の低気圧の影響で観測所のある飯田市では降り始めから午後4時までに31センチの積雪を観測しました。 伊那ケーブルテレビでは50センチとなっています。 2月の積雪としては最も多く、交通機関にも大きな影響が出ています。 未明から降り始めた雪は、午後になっても止まず、伊那地域は降り始めの午前2時から午後4時までに伊那ケーブルテレビの計測では50センチの積雪となっています。 この雪で交通機関に影響が出ています。 中央自動車道は、午後4時現在中津川IC―八王子料金所の間で上下線で通行止めとなっています。 長野道は、岡谷JCTから更埴JCTの間で上下線とも通行止めとなっています。 この影響で、高速バスは全線運休となりました。 JR飯田線は、午後4時現在上下線で運休や遅れが出ています。 一般道にも影響がでています。 箕輪町長岡地籍の竜東線では、横殴りの雪で視界が悪くなり、少なくとも3台の車が道路脇の土手に落ちて動けなくなっていました。 他にも北小河内の竜東線では、トラックがスリップした影響で午前10時45分から正午まで通行止めとなった他、大型トラックのスリップにより国道361号の中の原交差点から権兵衛トンネル入り口まで、午後4時現在通行止めとなっています。 伊那警察署によりますと、物損事故が多数発生しているということです。 市街地や住宅街では、住民が歩道の雪かきに追われていました。
-
若者巻き込み地域活性化
若者参加のまちづくり協議会は中心商店街の再生について考えようと4日、タウンステーション伊那まちで講演会を開きました。 講演会は伊那まちを元気にしたいと考える、若者参加のまちづくり協議会が開いたもので、およそ30人が集まりました。 講師は、まち育ての研究、実践の全国行脚をしている、愛知県にあるNPO法人まちの縁側育み隊の延藤安弘代表理事がつとめました。 講演では、幻燈という、スライドを使いながら、まちの育て方や実践に基づいた物語を語っていました。 延藤さんは、「まちを再生させるためには若者の意見が必要。いかに若者を巻き込めるかが重要」などと話していました。
-
最高気温-0.4度 この冬初めての真冬日
6日の伊那地域は日中の最高気温が0度を下回り、この冬初めての真冬日となりました。 6日の伊那地域の最高気温は、午後0時11分の-0.4度で、この冬初めての真冬日となりました。 長野地方気象台によりますと、強い寒気と放射冷却の影響で気温が下がり、冷え込みの厳しい一日となりました。 この冷え込みは7日の朝まで続きますが、日中は晴れて気温が上がる見込みです。
-
桜開花予想4月13日頃
日本気象協会は5日、第1回目の桜の開花予想を発表しました。 長野県の桜の開花予想日は平年並みの4月13日頃となっています。 日本気象協会は5日、全国48地点のソメイヨシノの開花予想を発表しました。 長野県長野市の開花は去年より7日遅く平年並みの4月13日頃と予想しています。 高遠城址公園の桜の開花予想は3月に発表されます。
-
南ア北部登山口名称 賛成4、反対3
伊那市長谷地域自治区懇談会が4日開かれ、南アルプス北部地区の登山口に名称をつけることに対して長谷7地区の回答は、賛成が4地区、反対が3地区だったと発表しました。 長谷黒河内の南アルプス北部地区の登山口は、昭和40年代までは「長谷村の戸台」という名称で呼ばれていたということですが、現在は「仙流荘があるところ」というあいまいな表現になっています。 協議会は、南ア50周年記念事業などで訪れる人が多くなる今年、名称をつけ、南ア北部地区の長野県側登山口としての知名度アップを図り集客数の増加につなげたい考えです。 前回の協議会で各地区で話し合うことが決まり、その結果が各地区長から報告されました。 名称をつけることに賛成が4地区、反対が3地区でした。 賛成側からは、しっかりした呼び名は必要。「戸台」や「仙流荘前」などの名称はどうかと意見が出されていました。 反対側は、「仙流荘という呼び名に愛着があり、変える必要はない」や「県外の人にも仙流荘で浸透してきている」などと意見が出されました。 懇談会の中で協議会は、名称を付けたい考えを伝えました。 次回懇談会までに方向性を明らかにし、決定次第白鳥孝伊那市長に申し入れるということです。
-
自然の大切さを伝える写真展
全国にある国立公園の風景や野生生物を映した写真展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 これは、自然の素晴らしさや大切さを伝え自然保護や国立公園について知ってもらおうと関東地方環境事務所が開いたものです。 写真は、管轄地域でパトロールや動植物の調査をしているアクティブ・レンジャーが撮影したものです。 関東地方環境事務所管内には、南アルプスを含め6つの国立公園があります。 写真展は、管内6つの国立公園で撮影された植物や動物など45枚が展示されています。 このうち、南アルプス国立公園の写真は、四季を映した風景や生息するライチョウなどが写し出されています。 写真展は23日(日)まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
-
伊那市広報番組最優秀賞
伊那市が制作した広報番組が県市町村広報コンクールの映像部門で最優秀賞に選ばれました。 最優秀賞の受賞は平成20年度以来2回目です。 最優秀賞に選ばれた番組は、伊那の名物ローメンで世界記録に挑戦した伊那中学校の生徒の取り組みに密着し20分の番組にまとめたドキュメンタリーです。 この作品を制作したのは、伊那市役所秘書広報課の浦野真由美さんです。 浦野さんは、「大きな目標に挑む中学生の前向きな姿勢を地域の人に知ってもらいたいとの思いで制作した」と話します。 4日、県の担当者から審査結果の連絡があり浦野さんは、最優秀賞を受賞したことを酒井茂副市長に報告しました。 今年の広報コンクールの映像部門には県内の市町村から7作品の応募がありました。 審査員からは、中学生の思いに行政や伊那ローメンズクラブも応えて一緒に取り組む姿が興味深く見ることができた番組と評価されたということです。 県のコンクールで最優秀賞を受賞した広報番組は、社団法人日本広報協会主催の全国広報コンクールに推薦されることになっています。
-
春を迎える酒「立春朝搾り」
4日は、立春。暦の上では春となりました。 伊那市の酒蔵宮島酒店では春を迎える酒「立春朝搾り」の出荷作業が行われました。 宮島酒店では、朝4時過ぎから作業が行われていました。 正月が明けてから仕込み、1か月ほど発酵させた日本酒を瓶に入れていきます。 立春朝搾りは、日本名門酒会に加盟する全国39の蔵元で23万本が作られ、全国900店で販売されます。 立春の朝に搾った酒をその日のうちに味わってもらおうというもので、宮島酒店では4日、例年並みの4000本を出荷しました。 4日の朝は、信濃錦を取り扱っている中南信エリアの酒販店関係者が、しぼりたての酒が入った瓶に、平成26年甲午2月4日と印刷されたラベルを貼っていました。 立春朝搾りは、上伊那で契約栽培された酒米美山錦を使用した純米吟醸酒で、宮島酒店では春の始まりにふさわしいフレッシュな味を楽しんで欲しいと話しています。 午前8時からは朝搾った酒のお祓いが行われました。 この後、出来上がった酒の香りや味を楽しみました。 この立春朝搾りは予約制ですが若干在庫があり、伊那市の酒文化いたやで販売されています。 価格は、720ミリリットル入りが1575円、一升は、3150円となっています。
-
東みのわ保育園 上棟式
今年6月の開園を目指す東みのわ保育園の上棟式が4日、箕輪町南小河内の園舎建設地で行われました。 この日は、東みのわ保育園に通う予定の園児や建設関係者などおよそ110人が出席し、上棟を祝いました。 東みのわ保育園は、長岡保育園とおごち保育園を統合して建設します。 建設費はおよそ5億9,700万円、建物は鉄筋平屋建てで、面積はおよそ1,750平方メートルです。 太陽光発電や、冷暖房に地中熱を利用するなど、自然エネルギーが活用できる設備も備わるということです。 式では、園児に向けてお菓子が投げられました。 おごち保育園の井澤恵美子園長は「園児が大人になっても思い出に残るような一日になりました。大人になって親になっても今日のことを思い出してほしい」と話しました。 東みのわ保育園は6月上旬の開園を目指しています。
-
農村女性ネットワークいな 地産地消セミナー
伊那市内の女性農業者でつくる農村女性ネットワークいなは、地元の食材を使った地産地消セミナーを1月31日、伊那市のいなっせで開きました。 地産地消セミナーは、会員同士の情報交換の場として開かれているものです。 この日は、農村女性ネットワークいなの会員ら23人が、地元の食材を使って、肉と野菜のパン粉焼き、のし込み汁、赤しそ風味のジャガイモクリームの3品を作りました。 のし込み汁、通称「おだんす」は、昔お米があまり生産されていなかった時代に、少量のお米に野菜をたくさん加えて主食とおかずを兼ねて食べていたと言われています。 この日は、お米の代わりに薄力粉で作ったほうとうを入れました。 とろみのある汁が特徴です。 会員は、できた料理を味わっていました。 農村女性ネットワークいなの会員は、農産物の加工や販売を行ったり、保育園や小学校の給食の食材を提供しています。 会のメンバーは、「若い世代の人にも地元の食材を使った料理を覚えて、家庭でも積極的に作ってもらえたら嬉しい」と話していました。
-
節分 各地で行事行われる
3日は節分です。 各地では節分にちなんだ行事が行われました。 このうち、南箕輪村の恩徳寺では、大護摩祈祷と福豆まきが行われ、福を求めて多くの人が集まりました。 毎年恒例の節分会は午前6時から始まり、午後5時までに8回行われました。 厄除けや家内安全などを祈念する大護摩祈祷は、一度におよそ100人ほどが本堂に入り、いっぱいになっていました。 大護摩祈祷の後、本堂の中で豆まきが行われました。 升を持った年男、年女が福豆や、銀杏などをまくと、集まった人たちは福を招きいれようと一斉に豆を拾い集めていました。
-
4月上旬の気温 13.7度
1日の伊那地域は、午後から気温が上がり、最高気温は4月上旬並みの13.7度と今シーズン1番の暖かさとなりました。 長野地方気象台によりますと、この暖かさはあさってまでで、5日水曜日からは冬型の気圧配置となり、冷え込む日が続くとみています。
-
12月月間有効求人倍率0.97倍 5か月連続上昇
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は0.97倍で11月から0.02ポイント上昇し、5か月連続の上昇となっています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を0.5%上回る1,043人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を9.8%下回る626人でした。 これにより、去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.02ポイント上回る0.97倍でした。 ハローワーク伊那によりますと、季節関連のサービス業の求人が増えたことが、有効求人倍率の上昇の主な要因の1つだということです。 また、長野県全体の有効求人倍率は、5年5か月ぶりに1.00倍に達しました。 ハローワーク伊那では、「全国や県内の倍率と比べて管内はやや低いが、徐々に上がってきていて、景気回復の傾向にある」ということです。 雇用情勢については、「一部に厳しさが見られるものの、緩やかに持ち直している」として、前月から上方修正しました。 一方、新規高卒者の求職者数は357人に対し、求人数は372人で求人倍率は、1.04倍となっています。 また、内定率は前の年の同じ月より3.0ポイント上昇し、88.5%となっています。 ハローワーク伊那では、「個別に面談を行い、求職者と求人のミスマッチがなくなるように個別に開拓していきたい」と話していました。
-
自衛隊が演奏 箕輪ふれあいコンサート
群馬県に拠点を置く陸上自衛隊第12音楽隊の箕輪ふれあいコンサートが25日、箕輪町の町文化センターで開かれました。 箕輪ふれあいコンサートは、箕輪町自衛隊協力会が2年に1回開いているものです。 会場には500人が訪れ、満席となりました。 陸上自衛隊第12音楽隊は、群馬県が活動の拠点で、群馬、栃木、長野、新潟の4つの県で演奏活動を行っています。 25日は交響曲やドラマのテーマソングなど12曲を演奏しました。 箕輪町自衛隊協力会の市川治實会長は、「地域の安全を守ってくれる自衛隊の活動を音楽を通じて知ってもらいたい」と話していました
-
中国深圳市の園児と富県保育園の園児が交流
中国深圳市の深圳広電集団幼稚園の園児らが17日、伊那市の富県保育園を訪れ、園児と交流しました。 この日は、深圳広電集団幼稚園の園児8人と、保護者らが富県保育園を訪れました。 中国の団体が伊那市内の保育園児と交流するのは今回が初めてです。 交流会のはじめに、中国の園児から切り絵がプレゼントされました。 お礼に富県保育園の園児は、折り紙の紙飛行機の折り方を教え、全員で飛ばしていました。 広電集団幼稚園は深圳市が管理していて、新しいプロジェクトとして世界各国を訪れ、子どもに広い視野を持ってもらおうと、去年から海外訪問を始めました。 中国は1月末が旧正月にあたる春節で、会の最後には「あけましておめでとう」「新年快楽」と、お互いの言葉で新年を祝いました。
-
伊那地域の気温12.5度 3月下旬並の暖かさ
29日の伊那地域は日中の最高気温が12.5度となり、3月下旬並の暖かさになりました。 暖かさにつられ伊那市の竜東保育園の園児が伊那市役所南のせせらぎ水路に散歩に来ていました。 園児は芝の上で走ったり、転がったりして遊んでいました。
-
ホウキモロコシでほうき作り
穂をほうきやブラシとして利用するために栽培されているホウキモロコシを使ったほうき作りが28日、伊那市長谷で行われました。 これは、昔ながらの手作りの良さを感じてもらおうと伊那市長谷の雑穀レストラン野のものが開いたものです。 28日は、市内などから11人が参加し、ほうき作りに挑戦しました。 指導をしたのは、地元に住むお年寄り2人です。 長谷地区では昔、ホウキモロコシを栽培し手作りでほうきを作る家庭が多かったということですが、栽培農家も減り現在は2件だけだということです。 ホウキモロコシは、アフリカ原産で、草丈は3mほどになります。 10月に収穫したホウキモロコシを乾燥させます。 自分の持ちやすい太さに束ね、針金を巻いて完成させていきます。 参加者たちは、お年寄りたちからポイントを教わりながら作業を進めていました。 参加者は、「思っていたより難しかったです。自宅でさっそく使いたい」と話していました。
-
風評被害に立ち向かう 佐藤浩信さん
東日本大震災から間もなく3年を迎えようとしています。 震災以降、伊那市で再起をかけ果樹栽培に取り組んでいる佐藤浩信さん。 風評被害に立ち向かい続けています。 佐藤さんは28日の朝、伊那市西春近でさくらんぼの木の剪定作業をしていました。 ここに植えられている90本の内、30本は、福島県から持ってきたものです。 最初は、西箕輪の畑に植えられましたが、さくらんぼは寒さに弱いため、標高が低いこの場所へ去年植え替えをしました。 福島県で主に贈答用の桃やさくらんぼなどの栽培をしていた佐藤さんは、震災に伴う原発事故の影響で3年前の4月、伊那市で果樹栽培を始めました。 去年4月からは、伊那食品工業株式会社の関連会社、ぱぱな農園の代表を務めています。 福島県伊達市で果樹園を経営している佐藤さんは、長野と福島を往復する生活を送っていましたが、去年12月に代表を長男の祐樹さんへとバトンタッチしました。 2か月に1度福島県へ戻り、剪定方法などを教えているということです。 28日は、さくらんぼの剪定技術をぱぱな農園の社員に教えていました。 佐藤さんは、風評被害はまだまだ深刻で、東京では福島県産の農作物が置かれていないのが現状だと話します。 さくらんぼは、4、5年後に収穫できるようになるということです。 佐藤さんは、「将来この場所をさくらんぼ狩りが出来る観光農園にしたい」と話していました。
-
はらぺこ冬まつり お店屋さんごっこを楽しむ
伊那市東春近の保育園、山の遊び舎はらぺこで27日、冬まつりが行われ園児がお店屋さんごっこを楽しみました。 紙で作ったブレスレットやネックレス、アイスクリームなど、9つのお店屋さんが並びました。 冬まつりは毎年この時期に行われていて、園児が商品を考えて作りました。 中には、「骨屋さん」も・・・ 保育園の裏山を散歩した時に拾った鹿の骨だそうです。 園児らは、欲しいものを探して紙で作ったお金で買っていました。
-
無量寺で節分準備 「福ます」作り
箕輪町北小河内の無量寺で、来月の節分の豆まきで使う「福ます」の準備が、27日に行われました。 無量寺の中川弘道住職が、約60個の福ますの準備を行いました。 ますに書かれた文字は、幸せを願う「福」と、健康・長寿を願う「寿」です。 このますは、2月3日の節分の行事で、年男年女などによる福豆まきで使われます。 無量寺の節分の行事は2月3日に行われ、午後3時から護摩祈祷会、午後4時から福豆まきが行われます。
-
花粉飛散予測 今年は「やや少ない」
飯田保健福祉事務所は27日、今年のスギ・ヒノキの花粉飛散予測を発表しました。 今年の飛散量は例年よりも「やや少ない」予測です。 飯田保健福祉事務所の発表によりますと、今年の飯田下伊那地域での花粉の飛散量は、例年より「やや少ない」と予測しています。 スギとヒノキを合わせた花粉の量は1平方センチメートルあたり2,635個で、多く飛散した去年の35%、例年の70%とみています。 花粉の飛散開始時期は、2月下旬と予測しています。 飯田保健福祉事務所では、マスクやメガネを使ったり、家の中に入る時は花粉を払い落すなど、早めの花粉症対策を呼びかけています。
-
伊那おやこ劇場 新年会で餅つき
親子で演劇を鑑賞する伊那おやこ劇場は、26日伊那市山寺の福祉まちづくりセンターで新年会を開き、親子で餅つきをしました。 26日は伊那おやこ劇場の会員や一般からおよそ30人が参加しました。 伊那おやこ劇場は、親子で観劇したり、会員同士での交流を行っています。 今年の新年会は、初めて臼と杵を使っての餅つきを行いました。 乳児から小6までの子どもたちが保護者と一緒に杵を握り、餅つきに挑戦しました。 つきあがったお餅は、きなこやゴマをまぶして味わいました。 ある保護者は、「臼と杵で餅をつく機会はめったにないので、みんなでにぎやかにできて楽しかった」と話していました。
-
河川の景観保全で樹木伐採
伊那市富県地籍の三峰川で26日、河川敷に生えた木の伐採作業が行われました。 これは川の景観を取り戻そうと河川環境の保全に取り組む三峰川みらい会議が行ったもので流域の住民などおよそ40人が参加しました。 参加者は河川敷に生えたニセアカシアをチェーンソーなどを使って切り倒していました。 ニセアカシアは外来種で一帯の植生を変えてしまうほか、治水面からも問題になっているということです。 今回伐採した木は短く切って参加者が持ち帰ることができ燃料などに使われます。 三峰川みらい会議では親しみやすい河川環境をつくるため今後も伐採作業など外来種の駆除に取り組んでいくとしています。
-
食生活改善へ 減塩料理コンテスト
塩分を抑えた家庭料理を審査する減塩料理コンテストが26日、伊那市保健センターで開かれました。 コンテストでは伊那市中央の有賀喜志子さんの料理が最優秀賞に選ばれました。 これは、食生活を見直し生活習慣病予防につなげようと伊那市食育推進会議が開いたものです。 コンテストでは市内の主婦など5人から工夫を凝らした減塩料理が出品され審査が行われました。 料理は塩分が3グラム以下、また上伊那産の野菜を一品入れることなどが条件となっています。 最優秀賞に選ばれた有賀喜志子さんの「野菜たっぷり減塩料理」は発芽玄米にしじみのみそ汁、真ダラのアルミホイル蒸しで素材の味を活かした料理です。 窪田愛子さんの「エスニック調だね」はカレー味の肉巻き野菜をメインにした料理です。 金谷隆一さんの「秋の山海まんぷく料理」はサケのムニエルにアサリとキノコが添えられています。 北條千代子さんの「野菜で減塩」は豚肉の揚げ煮と磯辺和えになめこ汁を加えたものです。 奥村憲さんの「三陸海の幸と地元野菜のたっぷりもりつけ」は東日本大震災で被害を受けた三陸沖で採れた昆布を使った料理です。 伊那市では1人1日あたりの塩分摂取量の目標を10グラム以内としていますが、2人に1人がこれを上回っているということです。 今回出品された料理のレシピは市のホームページで紹介され減塩の啓発に役立てられるということです。
-
飯田線を活かしたまちづくりをテーマにシンポジウム
地域づくりを考える「い~な上伊那地域づくりフォーラム」が25日、駒ヶ根市で開かれ、講演やパネルディスカッションを通して今後の地域づくりの方法などについて理解を深めました。 飯田線を活かしたまちづくりをテーマにしたシンポジウムでは、長野工専教授で交通計画や都市計画に詳しい柳沢吉保さんが、飯田線を活かした元気なまちづくりについて全国各地の事例を挙げながら話をしました。 フォーラムでは他に、平成24年度の地域発元気づくり支援金事業で上伊那地方事務所長表彰を受賞した伊那市高遠町の農家食堂こかげが事例発表を行いました。 代表の藤澤宗子さんは「地元農家を多く巻きこみ、魅力ある地域づくりに繋げることができた。今後は、漬物などの加工品の開発に力を入れるとともに、継続した取り組みを続けていきたい」と話していました。 フォーラムは、地域づくり活動への理解を深めるとともに、団体同士の交流を目的に開かれたもので、行政や地域づくり活動を行っている団体などからおよそ100人が参加しました。