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天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」解禁
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」が6月30日の午前6時に解禁となりました。
今年は、ここ数年で条件も良く、釣果への期待が高まっています。
辰野町から松川町までの天竜川水系のアユ釣りが解禁となった30日、この日を待ちわびていた釣り客が、朝から竿を垂らしていました。
ここ数年、河川の改修工事や台風による大水などの影響で釣果はいまひとつでしたが、今年は改修工事が終了したことや、雪解け水の流入が少なく水温が高いことなどから、餌になる藻の状態が良く、アユも育っているということです。
天竜川漁業協同組合の上條純敬組合長は「ここ数年では最高の状態で解禁を迎えることができた。この状態が続けば、今年の釣果は期待できそう」と話していました。
訪れた釣り客は、アユの縄張り争いの習性を利用して、おとりアユを使った友釣りを楽しんでいました。
解禁日のこの日、多い人は90匹以上釣り上げたということです。
南箕輪村地籍で釣りをしていた男性は「去年の解禁日には全然釣れなかったが、今年は餌の状態も良い。良い解禁日になった」と話していました。
天竜川漁業協同組合では「台風の影響で藻が流れた場所もある。2、3日好天が続けば状態も安定してくるので、今シーズンは期待できそう」と話していました。 -
箕輪町戦没者慰霊祭
戦争で亡くなった人の霊を慰める箕輪町戦没者慰霊祭28日、箕輪町文化センターで行われました。
戦没者慰霊祭は箕輪町社会福祉協議会が毎年行っているもので、式には遺族などおよそ110人が出席し、戦没者に黙とうを捧げました。
箕輪町社会福祉協議会の伊藤皖之会長は、「英霊のため、戦争を語り継ぎ、町民一人ひとりが安心して過ごせる街に向けて前進していくことを誓います」と挨拶をしました。
また、参列者は602柱の戦没者に花を手向けていました。
箕輪町遺族会の千葉剛会長は、「祖国を憂い望郷の念を持ちながらも倒れていった602の御霊も安息していることと思います」と謝辞を述べました。 -
富県小5年生 岩手県の中学校を支援へ
伊那市の富県小学校の5年生は、東日本大震災の被災地岩手県大船渡市の吉浜中学校を支援する活動を始めます。
5年生は、去年秋から地域のイベントなどで義援金を集め被災地に送る活動をしてきました。
活動を進めるにあたり、顔の見える支援を行いたいと考えるようになり、今回、大船渡市の吉浜中学校を支援することになりました。
29日は、被災地支援で岩手県を訪れた伊那市危機管理課防災係の小牧学さんが富県小学校を訪れ、児童らに被災地の現状や被害当時の様子などを話しました。
小牧さんは「吉浜地区は、17メートルほどの津波が襲ったが、明治時代の大津波を契機に、集落ごと高台へ住居を移していたため行方不明者1人にとどまり、奇跡の集落と呼ばれている」などと話しました。
伊那市内では、富県小学校の他に新山小学校が岩手県の釜石東中学校の生徒に本や手紙を送るなどの交流をしています。
富県小の児童らは今後、本やビデオレターを贈るなど交流をしながら支援していく考えです。 -
両親に対する感謝や思い出 手紙募集
伊那市教育委員会などは、合併後初めて伊那市長谷の孝行猿の話にちなんで、両親に対する「感謝」や「思い出」の手紙を募集します。
手紙の募集は、東日本大震災以降、人と人との絆の大切さが再認識される中で、親子の絆を見つめなおす機会にしてもらおうと行われるものです。
この事業は、旧長谷村時代の平成11年から5年間実施され、全国からおよそ4千点の手紙が寄せられました。
孝行猿の話は、猟師に打ち殺された親猿を3匹の子猿が助けようとする民話で、伊那市無形文化財に指定されています。
長谷市野瀬の山中には、母猿の墓といわれるほこらが残っている他、宿泊施設・入野谷の前にはレリーフが設置されています。
29日は、初めての実行委員会が長谷公民館で開かれ、委員長には久保村清一教育長が選任されました。
久保村委員長は「作品を募集し、長谷の地から親子の絆の大切さを発信していくことは大変意義深いこと」と話していました。
手紙は、7月20日から10月末まで募集する計画です。
委員会では、手紙をまとめた文集を来年3月に発行する予定で、伊那市と合併してから初となります。 -
箕輪町図書館「聖職の碑」コーナー設置
箕輪町図書館では、中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳の遭難を題材にした小説「聖職の碑(いしぶみ)」の著者・新田次郎さんが、今年・生誕100年を迎える事から、特別展を企画しています。
箕輪町図書館の特別コーナーには、図書館が所蔵する新田次郎さんの作品40点が並べられています。
新田次郎さんは、現在の諏訪市で1912年に生まれました。
箕輪中学校の前身である中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳登山の遭難を題材にした小説「聖職の碑」の著者です。
聖職の碑は、1978年に映画化され、箕輪町でも撮影が行われました。
特別展では、新田さんの作品のほか、映画撮影中の写真、新田さんのサイン、映画のシナリオや、パンフレットも見る事ができます。
また、図書館では、映画聖職の碑の上映会も予定しています。
聖職の碑の映画上映は、7月8日(日)午後1時30分からを予定していて、参加は無料ですが申込みが必要となっています。 -
知立中学校と小出太鼓が交流
2泊3日で伊那市を訪れていた愛知県の知立中学校の2年生は、19日、伊那市西春近の太鼓グループ、小出太鼓と交流しました。
伊那市を訪れたのは、知立中学校の2年生253人です。
伊那市と友好都市提携を結ぶ知立市では、毎年、中学2年生が伊那市で「山の学習」を行っています。
この日は、伊那市西春近にある知立市野外センターで交流会が開かれ、地元の太鼓グループ小出太鼓と交流しました。
生徒らは、小出太鼓のメンバーからアドバイスを受けながら、リズムに合わせて太鼓をたたいていました。
知立中学校の松井ひろみ教頭は、「どこの地域でも日本の伝統文化を守り、伝えている人がいる事を子供達に知ってもらいたい」と話していました。 -
「景観育成」積極的な取り組みを県に要望
広域的な景観づくりを進める、上伊那地域景観協議会の会議が27日、伊那合同庁舎で開かれ出席者からは、県に対し景観育成に積極的に取り組みを続けるよう要望が出されました。
会議には、協議会を構成する上伊那の市町村や各種団体の代表者などおよそ30人が出席しました。
県が行っている地域景観育成事業については、昨年9月の「信州型事業仕分け」で市町村と役割を見直すよう判定されました。
判定を受け、県では今年度景観に関する啓発事業の経費や、協議会の運営費などの見直しを行いました。
出席者からは、「県や市町村は後世に景観という財産を残すためにも、上伊那の統一的な基準を設け、連携を図るべき」、また「協議会自体、活動に対して検証を行い、実効性の計画をたてるよう」意見が出されていました。
協議会会長の青木一男上伊那地方事務所長は「景観形成や保護については重く見ている。県としては、住民が中心となり活動を行っていけるよう、元気づくり支援金の中でサポートしていくので、理解してほしい」と話していました。 -
山荘ミルク バラ見ごろに
伊那市横山の山荘ミルクのバラが見ごろを迎えています
山荘ミルクでは、7年ほど前からバラを中心に季節の花を楽しむことができる庭づくりをしています。
およそ5千坪の庭園には、バラや山野草など、250種類の草木が植えられ、この時期はバラが見ごろを迎えています。
山荘ミルクの向山美絵子さんは「標高1000メートルのこの場所で花を楽しみながら、気持ちいい時間を過ごしてもらえたら」と話していました。
バラの見頃は7月中旬ごろまでで、この後はアジサイが咲きはじめるということです。 -
「現金受取型詐欺防ぐ」アルプス中央信用金庫に感謝状
高齢者などの自宅を訪れ、言葉巧みに金をだまし取る現金受取型詐欺。
この詐欺を未然に防いだとして、アルプス中央信用金庫伊那北支店に27日伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の田中泰史署長から、アルプス中央信用金庫伊那北支店の池田和彦支店長に感謝状が贈られました。
あるしん伊那北支店では、伊那市内の80代男性が、窓口で現金100万円を引き出そうとしたところ、対応した女性職員が不審に思い上司に相談し、詐欺を未然に防いだという事です。
80代男性は、自宅を訪れた男に、「訪問販売の未払い金、200万円を用意するよう」言われたという事です。
あるしんでは、定期的に詐欺に関する研修を行っていて、不審な点があった場合はすぐに相談するよう職員に指示しているという事です。
伊那警察署管内の受取型詐欺被害は、今年に入り3件発生し、被害額はおよそ700万円となっています。 -
上伊那手話サークル研修会
上伊那地域の手話団体がお互いの活動に理解を深める「上伊那手話サークル研修会が24日、辰野町老人福祉センターで開かれました。
この日は、約40人が参加して、勉強会や体験発表を行いました。
上伊那地域の5つの手話団体でつくる上伊那手話サークルでは、サークルの活動の方向性の確認や耳が聞こえない人たちへの理解を深める機会として研修会を開いています。
体験発表では4人が体験談を話しました。
このうち、南箕輪村の植田剛さんは趣味のマラソンについて話しました。
ある参加者は「耳が聞こえない人が健常者に合わせるのではなく、健常者が耳が聞こえない人たちに合わせる社会になっていってほしい」と話していました。 -
伊那市観光株式会社 3期ぶりの赤字
伊那市観光株式会社の昨年度の売上高は、前の年と比べておよそ5,900万円少ない、9億4,100万円で、営業利益は375万円の赤字となりました。
赤字となったのは3期ぶりとなります。
26日は、伊那市観光の株主総会が、伊那市の羽広荘で開かれました。
前の年と比べて売り上げが減少した主な施設の減少額は、羽広荘260万円、高遠さくらホテル1,700万円、入野谷1,600万円などとなっています。
主な要因として、東日本大震災の影響を受け、春から夏にかけての最盛期に売り上げが減少したこと、分杭峠のパワースポットを訪れる観光客の減少などを挙げています。
今年度の事業計画として伊那市観光では、▽外国人旅行客の誘致、▽若い世代を対象とした山岳観光受け入れのための施設やサービスの改善 など、伊那市が目指す観光ビジョンに合わせた受け入れ体制を確立していく考えです。
他にも、株主と経営者の分離など、民間経営のノウハウを導入するための研究を行うとしています。 -
富県南福地で花菖蒲見ごろ
伊那市富県南福地の竹松成就さんの畑では花菖蒲が見ごろを迎えています。
竹松さんの畑、およそ20アールでは紫や白などの花菖蒲が見ごろとなっています。
25日も近くの親子連れが花を見に畑を訪れていました。
花菖蒲はおよそ30種類、1500株あるということで、竹松さんは、今月いっぱいまでは、楽しめると話しています。 -
村 ペットの飼育マナーを守るよう呼び掛けるぬり絵展
南箕輪村は、ペットの飼育マナーを守るよう呼び掛けるぬり絵展を、25
日から、役場1階で開いています。
塗り絵展は、県の「動物の正しい飼い方普及月間」にあわせ、行われているものです。
村が、6月の村報で動物の飼い方について呼びかけ、ぬり絵の募集を行ったところ、村内から37作品の応募がありました。
村では、動物の生態や習性を理解し、飼育マナーを守るよう呼び掛けています。
ぬり絵展は、29日まで役場1階で開かれています。 -
あじさい寺あかり館オープン
あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺に珍しい行燈や、ランプなど灯り器具を展示する、あじさい寺あかり館が25日、オープンしました。
あかり館には、江戸時代の物を中心に油を使って火を灯す灯り器具が並べられています。
あじさい寺あかり館は、伊那市西春近の深妙寺駐車場の北側に建てられています。
オープンの25日は、主婦らが訪れ重盛快典住職から灯り器具の説明を受けていました。
重盛住職は釈迦の教えで、心のこもった行いを意味する、「貧者の一燈」という言葉を大切にしていることから、灯り器具に興味を持つようになり、30年ほどかけておよそ1500点を集めました。
あかり館にはそのうちおよそ300点が展示されていて随時入れ替えていくということです。
雁足短檠は、江戸時代のお茶会などでよく使われたという油を使って火をつけるもので雁の足の形をしていることから、こう呼ばれるようになりました。
150年ほど前の外国製のピアノにはロウソク立てがついていて作曲家でピアニストのショパンもこの型のものを愛用していたといわれています。
その他、館内には灯り器具が描かれた浮世絵の掛け軸なども展示されています。
あじさい寺あかり館は、7月20日まで毎日開館していてそれ以降は予約制となります。
入館料は「備えられた賽銭箱に気持ちだけいれてもらいたい」と話しています。 -
笠原川音頭の踊り完成
伊那市美篶の笠原ふれあい交流センターで24日ホタル祭りが開かれ、新しく完成した笠原川音頭の踊りが披露されました。
ホタル祭りは、笠原川を守る会を中心に伊那市美篶の笠原区民が毎年開いているもので、今年で19回目です。
今回は、地区住民らが作った笠原川音頭に合わせた踊りが新しく完成し、区内の子どもたちが披露しました。
踊りを考えたのは、現代舞踊伊駒流舞踊会宗家家元の伊駒寿宜さんで、子どもからお年寄りまで一緒に楽しめる踊りにしたということです。
笠原ふれあい交流センター横には笠原川が流れ今の時期、ホタルを楽しむことができます。
笠原川は農業用排水路で平成16年に改修工事が行われました。
その際、区民がここに生息していた生き物を別の場所に移し、工事終了後戻す作業が行われました。
以降笠原川を守る会を中心にホタルが生息しやすいような環境整備に取り組んでいます。
守る会では、「今はまだ数えるほどですが蒸し暑くなり、たくさんホタルが出てくれるこれからが楽しみです。」と話していました。 -
伊那市中央区 水防準備訓練
災害時に備え伊那市中央区の住民は17日、水防準備訓練を行いました。
17日は、区内に住む建設業者や看護師などでつくる救助支援隊のメンバーおよそ20人が参加しました。
訓練は、この時期と9月の年2回行われています。
17日は、大雨に備えて土嚢作りを行いました。
メンバーは交代で袋に砂を入れ、およそ200個の土嚢をつくりました。
中央区では今年度、災害時に備え安心安全なまちづくり活動支援事業を活用して、テントとプロジェクターを購入しています。
訓練では、テントの組み立て方を確認していました。
中央区では「訓練を定期的に行い、住民の災害に対する意識を高めていきたい」としています。
最後に、今年度購入したガス釜を使って炊いた米を、参加者全員で味わっていました。 -
親と子の人間関係を考える
親と子の人間関係について考える、南箕輪子育てセミナーが24日、南箕輪村民センターで開かれました。
セミナーは心豊かな社会の実現を目的に活動している、駒ヶ根モラロジー事務所が開いたもので会場には、およそ50人が集まりました。
講師を務めたのは、公益財団法人モラロジー研究所の前田道弘さんで、「新しい親と子のふれあい」という演題で話をしました。
前田さんは、「自分自身が生まれるまでの間に何人もの先祖がいる。そのうち1人でも親としての責任を果たさない人がいれば、自分は存在していない。」として「親や先祖の思いを尊重しなければならない。」と話しました。
また「親は自分の不十分さを自覚して子どもと接することにより、子育てに関する考えかたが自ずと変わってくる。」と話していました。
集まった人たちは、メモをとりながら、講師の話を熱心に聞いていました。 -
伊那市ファミリーサポートセンター事前講習
急な用事などで、子供のめんどうを見る事が出来ない親の代わりに子守をする、伊那市ファミリーサポートセンター協力会員の講習会が、20日、市役所で開かれました。
この日は、今年度初めての講座が開かれ、市内在住のおよそ20人が参加し、離乳食の与え方や作り方などについて話を聞きました。
伊那市ファミリーサポートセンターは、2006年に始まり、子どもを一時的に預かってほしい親が依頼会員に、自宅で子供を預かる事が出来る人が協力会員となり、有償で子育ての手助けを行います。
このうち、子供を預かる協力会員となるには、子供の食事や、病気やケガの対応など、全4回の講座を受講する事が必要です。
参加したある女性は、「もう一度子育てをするつもりで参加した。少しでも地域の子育てに協力していきたい」と話していました。
伊那市によりますと、協力会員は、81人の登録があり、昨年度はおよそ150件の利用があったという事です。 -
伊那北と伊那弥生 23日から文化祭一般公開
伊那市の伊那北高校と弥生ヶ丘高校の文化祭の一般公開が23日、24日の2日間、行われます。
22日は、伊那北高校の生徒が、伊那北駅からいなっせまでを市中行進しました。
生徒らは、女装やアニメのキャラクターの格好をしながら来場を呼び掛けていました。 -
若者が中心市街地の活性化について考える
若者のまちづくり参加を目的に5月発足した若者参加のまちづくり協議会は、伊那市の中心商店街について考えるワークショップを22日、伊那市のいなっせで開きました。
協議会は、新しい公共の場づくりのためのモデル事業に採択され、5月に発足しました。
ワークショップは、若者の意見をまちづくりに活かそうと今回初めて開かれたものです。
22日は、協議会の構成団体でもある松本大学の総合経営学部の学生の他、総合学習で市街地の活性化に取り組んでいる伊那小学校5年生組の児童や地域住民などおよそ70人が参加しました。
参加者は、グループごと5つのコースに分かれ、興味を引かれた店や住民に聞き取り調査をしました。
およそ1時間、街なかで聞き取りをした後、住民の意見や自分が感じた事、今後取り組むべき課題などを模造紙にかき出しました。
最後に、初めて伊那市の商店街を見た感想や、活性化するにはどのようなことが必要かなどを、正組の児童が学生に聞いていました。
若者参加のまちづくり協議会では、伊那市通り町の空き店舗を利用して不登校の子どもなどの学習や就職支援を目的とした施設を、今年9月にオープンさせる計画で、今回のようなイベントとの連携を図りたい考えです。 -
上牧花の郷づくり
伊那市上牧の住民有志グループ「上牧花の郷づくり」は、17日、区内にあるフクジュソウの自生地等の草刈りや花壇の手入れをしました。
上牧八幡宮の近くにあるフクジュソウの自生地。
この場所では、毎年、春になると広さ約80平方メートルの土手いっぱいにフクジュソウが咲き、区民の憩いの場所になっているという事です。
この日は、地区住民およそ40人が参加し、区内の3か所で、草刈りや植樹、花壇の手入れなどを行いました。
このグループでは、今年度、伊那市地域づくり活動支援事業の採択を受け、これまでに、フクジュソウの自生地に、総延長およそ200メートルの歩道を整備してきたという事です。
グループでは、環境整備を通して、地域への愛着を育んでいくとともに、区民の絆を深めていきたいと話していました。
10月には、地区の文化祭でこれまでの作業の様子の発表する予定で、今後の地域づくりに役立てていきたいとしています。 -
箕輪町 読育ボランティア養成基礎講座
絵本の読み聞かせの基礎を学ぶ「読育ボランティア養成基礎講座」が、20日、箕輪町で開かれました。
講座は、箕輪町内のボランティアで組織する、読育ボランティアネットワークと箕輪町図書館が開いたものです。
初心者や、経験者に読み聞かせの基礎を学んでもらい、資質向上を図ることがねらいです。
講師は、飯田市の上郷図書館元館長の下沢洋子さんが努めました。
参加者は、それぞれ絵本を選び、持ち方やページのめくり方を教わりました。
下沢さんは、本が揺れると子供が話に集中できなくなるので、しっかり指で支える事、絵を隠さないようにページの下をつまんでめくる事などをアドバイスしていました。
下沢さんは、他に、「絵本を選ぶ時は、子供の人生に本当に必要な本なのかどうかを考えて欲しい」と話していました。
7月19日には、昔話を語る実践講座が開かれる予定です。 -
台風4号 上伊那目立った被害なし
台風4号は、19日午後10時頃上伊那に最接近しました。飯田線では、19日午後3時台から運転が見合わせられましたが、農作物や道路などへの目立った被害はありませんでした。
長野地方気象台によりますと台風4号は、19日午後10時頃上伊那に最接近しました。
雨が降り始めた、19日午前6時からの24時間の総降水量は39ミリで、19日午後9時からの1時間に、ピークとなる6・5ミリの降水量を記録しました。
伊那ケーブルテレビエリア内ではJR飯田線が、19日午後3時から終日、運転を見合わせていましたが、20日は、一部区間を除き朝から通常運行となっています。
南アルプス林道バスは、林道への倒木や落石などにより20日は全ての便が運休しました。
伊那市によりますと、21日からは通常運行する予定という事です。
気象台では「台風4号は、東寄りに進路をとったことにより、上伊那への影響は少なかったが、今週の金曜日から、台風や梅前線の影響でまとまった雨が降る事が予想される。
今週に入り断続的に雨がふり続いているので、河川の増水や、土砂災害に気を付けてほしい」と注意を呼び掛けていました。 -
富県地区社協 たかずやの里環境整備
伊那市富県地区社会福祉協議会は、地区内にある児童養護施設たかずやの里で、17日、草刈りやまき割等の環境整備を行いました。
この日は、地区社協のメンバーと地区住民、およそ70人が参加し施設の周辺の草刈りや、ストーブ用のマキづくり等を行いました。
富県区社協では、職員だけではなかなか、手の届かない草刈りなどの環境整備を毎年、ボランティアで行っています。
作業では、ボランティアにまじり、施設の子供たちも草刈りなどを手伝っていました。
富県社会福祉協議会の橋爪初彦会長は「移転という話も出ているが、今後も継続して子供たちや施設を支えていきたい」と話していました
富県社協では、来月にも作業を計画していて、木の剪定などを行うことにしています。 -
台風4号 非常に強い雨
台風4号は、19日夜から、20日の明け方にかけて県内に最接近する見込みで、長野地方気象台では土砂災害などに注意するよう呼びかけています。
長野地方気象台では、19日夜遅くから非常に強い雨が降ると予想していて、20日の正午までの24時間の予想降水量は、上伊那で200ミリとなっています。
気象台では土砂災害や河川の増水などに注意を呼びかけています。
また、20日の未明から朝にかけて強い風が吹く恐れがあり最大風速は15メートル、最大瞬間風速は30メートルと予想されています。
台風4号の影響で交通機関にも影響がでています。
JR飯田線は19日の午後4時現在、辰野、本長篠間で運転を見合わせています。
これに伴い、上伊那の9校では、下校時間を早めました。
その他、19日午後4時現在、交通機関に影響はありません。
伊那市のブロッコリー畑では、朝から収穫を急いでいました。
また、伊那市役所では、万が一に備え、災害対策連絡会議が開かれ今後の体制などについて確認していました。 -
水難事故に備え訓練
伊那消防署は、水難事故に備えた訓練を19日、伊那市の天竜川で行いました。
これは、川の特性を知って緊急時に備えようと実施されたもので伊那消防署の署員9人が参加しました。
伊那消防署では、より実践的な経験を積もうと去年前からから天竜川で実施しています。
19日は、川で人が流された事を想定した訓練が行われました。
署員たちは、流されてくる人をロープで救出したり、対岸から斜めにロープを張り川の流れを利用して救助していました。
伊那消防署では、25日にも天竜川ボートを使った訓練を予定しています。 -
新竜東保育園で新施設案を示す
伊那市が統合に伴い建て替える竜東保育園の新施設の案が19日開かれた伊那市議会社会委員会協議会で示されました。
新しい園舎は受け入れ可能な園児数は230人となっています。
施設案によりますと新しい保育園は鉄筋コンクリート一部2階建で延床面積はおよそ1800平方メートル。受け入れ可能な園児数を230人としています。
現在は、定員185人に対し6月1日現在で172人となっています。
1階に未満児、年中年長児の保育室や事務室などを設け、2階に年少児の保育室とリズム室の他、高齢者との交流や保護者相談などが出来る多目的室を設ける計画です。
来年度に今の施設を解体し平成26年3月に新施設の完成を予定しています。
工事期間中は市役所東側の職員駐車場に仮園舎を建設し対応するとしています。
協議会では他に伊那市西箕輪上戸地籍に市が昭和45年頃埋めたてた廃棄物をめぐる問題で、市は新たに地権者2人と和解したことを報告しました。
市は今議会最終日に損害賠償などおよそ3800万円を補正予算案として追加提出するとしています。
この問題についてはこれまでに地権者1人と和解が成立していて残り4人とも話し合いを進めています。 -
芸大生が中学生の演奏指導
東京芸術大学の学生が伊那市内の中学校の吹奏楽部員を対象に演奏指導する講習会が17日、伊那市のいなっせで開かれました。
17日は、市内5つの中学校の吹奏楽部員およそ250人が、楽器や習熟度等に応じてグループに分かれ、指導を受けました。
東京芸術大学と伊那市は、旧高遠町出身の伊澤修二が、芸大の初代学長を務めたことが縁で交流を続けています。
17日は、音楽学部の学生およそ30人が講師を務めました。
このうちアルトサックスでは、芸大3年の中嶋紗也さんが正しい姿勢や音の出し方などを指導していました。
市では「日本のトップの音楽を求めている学生から学ぶことで、本物の音楽を感じてもらいたい」と話していました。 -
田畑半沢で、ほたるの乱舞はじまる
南箕輪村のほたるの名所、田畑半沢では、ほたるの乱舞が始まっています。
南箕輪村田畑を流れる半沢川では、ほたるの乱舞がはじまっていて、17日の夜も家族連れなどが、観賞に訪れていました。
半沢川は地元住民でつくる、田畑半沢を愛する会が、ほたるが住める川を取り戻そうと19年前に整備をはじめました。
会では、ほたるの幼虫のエサとなるカワニナを育てて川に放す活動などを続けています。
会発足依頼、毎年この時期にほたる祭りを開催していて、現在は、南箕輪村のほたるの名所として知られるようになりました。
今年のほたる祭りは、18日から30日までで、ほたるをゆっくりと観賞してもらうため、半沢川沿いの道路は、午後7時から9時まで、通行止めとするほか、行灯を設置するということです。 -
小学生が自転車運転の技術競う
自転車の運転技術を競う「交通安全子ども自転車大会」が17日、伊那市の富県小学校で開かれました。
大会は、自転車の安全走行に関する知識と技術を身につけてもらおうと毎年開かれています。
伊那市内で自転車クラブがあるのは富県小学校だけで、17日はクラブのメンバー13人が参加しました。
参加者は、8の字走行やデコボコ道走行、S字走行などの運転技術を競いました。
子ども達は、真剣な表情で競技を行っていました。
伊那交通安全協会の堀内四郎会長は「知識と技術を身に付け交通安全に興味を持ってもらい、交通事故がおきないようにしてほしい」と話していました。
大会の結果、6年の仲村颯真君が優勝しました。
上位5人は、7月7日に長野市のエムウエーブで開かれる県大会に出場します。