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小学生が手作りの祭り楽しむ
伊那小学校2年川組の子ども達は18日、手作りの山車飾りをつけた山車で学校のまわりを練り歩きました。
川組では、総合学習で祭りについて取り組んでいて、この日はその集大成として「大川組祭り」を行いました。
手作りの山車飾りと太鼓をのせた軽トラックを子ども達が引っ張り、学校のまわりを練り歩いていました。 -
富県の地区住民が郷土食で交流
五平餅などの郷土料理を子供たちに伝えようと伊那市富県南福地で18日、五平餅とそば打ちを伝える会が開かれました。
これは、世代を超えた交流をするとともに伝統食を伝えていこうと地区社協など3団体が毎年この時期に開いているものです。
会場となった南福地公民館には地区住民およそ90人が集まりそば打ちや五平餅作りをして交流を深めました。
食材は、地元で収穫した新そばと新米が使われました。
このうちそば打ちでは、子どもたちが地域の名人から教わりながらそば打ちに挑戦していました。
出来上がると参加者全員で味わいました。
18日は他に、地域の絆を深めようとタイムカプセルが公民館の敷地内に埋められました。
タイムカプセルには10年後の自分にあてた手紙や思い出の品などが入れられました。
タイムカプセルは2021年の11月に開封されることになっています。 -
来年の干支「巳」を模った土の鈴作り
来年の干支「巳」模った土の鈴作りが18日、伊那市の創造館で行われました。
土でできた鈴「土鈴」は、2,800年以上前の縄文時代から作られていたとされています。
18日は、親子20人が参加し、素焼き用の粘土を使って土鈴を作りました。
創造館では、現在開催中の縄文時代の特別展にあわせ全5回の催しを企画していて、土鈴作りもその1つです。
参加者は、最初に10センチほどの丸い鈴をつくり、それぞれがデザインした蛇の形にしていました。
土鈴は、1週間ほどかけて乾燥させ、窯で焼いたあと参加者に届けられるということです。
創造館ではこの他、縄文時代の料理教室も計画しています。 -
落ち葉たきコンサート
伊那市の小学校の合唱団などが出演する落ち葉たきコンサートが17日いなっせで開かれました。
コンサートにはおよそ280人が出演しました。
落ち葉たきコンサートは、NPO法人クラシックワールドが合唱団の交流の場として毎年開いているものです。
17日は市内の小学校6校の合唱団などが合唱曲やわらべうたを披露しました。
このうち、伊那市の西箕輪小学校合唱団は4曲を発表しました。
授業が始まる前の朝の時間に練習をしたということです。
また、今回のコンサートではロビーにスクリーンを設置し無料で鑑賞できるコーナーを初めて設けました。
これは一般に販売できるチケットの数が少ないことや、家族の出演箇所だけ見たいという声に応えたものです。
訪れた人は、「自由に席を立つことができるので、小さい子供と一緒でも聞くことができよかった」と話していました。 -
地域の風景が図柄に「い縲怩セに切手」完成
伊那青年会議所が提案している、伊那谷地域のブランドフレーズ「い縲怩セに」をPRする、地域の景観をテーマにした切手が完成し、16日にお披露目されました。
この日は伊那商工会館で伊那青年会議所11月例会が開かれ、完成した切手がお披露目されました。
青年会議所では、地域のブランド化を目指し、ブランドフレーズ「い縲怩セに」をPRしようと、今回初めて切手を作りました。
切手は、1シート10枚で、それぞれ伊那谷の景観をテーマにした絵や写真が印刷されています。
切手のデザインは、地域の高校生、85人から寄せられた写真や絵画の中から選ばれたもので、この日は採用された高校生に表彰状が手渡されました。
切手は、辰野町から宮田村までの21郵便事業所で、1シート1200円で16日から販売されています。
3か月の限定販売で、向山賢悟理事長は「この期間内に多くの人に切手を使ってもらい、伊那谷のブランドフレーズを県内外にPRしていきたい」と話していました。 -
正しい歩き方学ぶ講座
正しい歩き方などを学ぶ講習会が18日、伊那市長谷の伊那里体育館で開かれました。
講習会は、伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、18日は親子連れなどおよそ90人が参加しました。
高遠町で接骨院を開いている伊東功一さんが講師を務め、足の指の使い方や、適切なシューズの履き方などについて話しました。
伊東さんは自身が考案したストレッチを紹介し「5本の足の指を使って歩くことを意識すると正しい歩き方が身に付きます」と指導していました。
ストレッチする前と後で歩き比べも行われ、ある参加者は「ストレッチした後は地面を指で掴んでいる感じがする。歩幅にまで違いがでてびっくりした」と話していました。
講習会は、東日本大震災のチャリティーイベントとして開かれ、参加費1万6,544円が義援金として送られます。 -
富県青少年育成会 交流の証をフォトブックに
小学校に通う子どもを持つ保護者などでつくる伊那市の富県青少年育成会は、今年7月8日に行われた富県小と新山小のスポーツ交流会で撮影した写真をフォトブックにまとめ、両校に贈りました。
フォトブックは、A4サイズで交流会の際に撮影した写真52枚を20ページにわたり掲載しています。
16日は、育成会役員らが富県小学校を訪れ、増澤知也児童会長にフォトブックと、撮影したおよそ730枚のデータなどを手渡しました。
富県小と新山小は同じ富県地区にありますが、中学校は学区が違うため交流する機会があまりないということで、育成会では「両校の卒業生が一緒になって富県を盛り上げていってほしい」と話します。
フォトブックと写真は、富県小の玄関に展示されるということです。 -
納税表彰式
納税意識を高める活動などに取り組んできた個人や団体を表彰する納税表彰式が15日、伊那市のいなっせで行われました。
伊那税務署管内では、1団体と3人が表彰されました。
このうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、社団法人伊那法人会常任理事の三澤俊明さんと、伊那間税会会長の川上健夫さんの2人が表彰されました。
納税表彰式は、国税庁が定める「税を考える週間」にあわせて行われているものです。
伊那税務署の熊谷達夫署長は「皆さんのご尽力に感謝している。今後も一層の理解と協力をお願いしたい」と感謝しました。
受賞者を代表して三澤さんは「社業に励み納税や租税教育にまい進していきたい」と話しました。
15日はこの他、中高生を対象にした税についての作文で伊那税務署長賞に選ばれた生徒5人が表彰されました。 -
今季最低気温の竏・.4度
15日の伊那地域は最低気温がマイナス1.4度と、今季一番の冷え込みとなりました。
15日朝、伊那市横山の大根畑では3センチほどの霜柱が立っていました。
長野地方気象台によりますと、この冷え込みは日本付近に冷たい空気が流れ込んでいるためで、14日の朝も今日と同じくらい冷え込みますが、日中は晴れそうです。
土曜日には、高気圧が東に抜け去り、西から気圧の谷が接近するため、天気は下り坂になりそうだということです。 -
伊那市のバンドJ-plusが本戦へ
2012おやじバンドフェスティバルin NAGANOの本戦ライブ出場バンドが15日発表され、伊那市からエントリーした、J-plusが本戦出場を決めました。
おやじバンドフェスティバルは、平均年齢40歳以上のバンドが参加できるもので、今回で3回目です。
今年は、県内から52のバンドの応募があり、テープ審査で通過した25組が10日と11日に長野市で予選ライブを行いました。
予選ライブには伊那市在住のリーダーで51歳の松澤純一さんを中心とするJ-plusが出場し、審査の結果本戦ライブ進出を決めました。
J-plusは結成17年目で平均年齢は44.2歳。
予選では高い技術と迫力のサウンドが評価されました。
本戦ライブ12月9日日曜日に長野市のホクト文化ホールで開かれることになっていて、予選を通過した10組がグランプリを目指します。 -
日中の最高気温10.3度 12月上旬並み
14日の伊那地域の日中の最高気温は10.3度で12月上旬並みの冷え込みとなりました。
14日の伊那地域の朝の最低気温は4.8度、日中の最高気温は10.3度で、12月上旬並みの冷え込みとなりました。 -
芸大生が中学生に合唱指導
東京芸術大学の学生による伊那市内の中学生を対象とした合唱講習会が11日、市役所で開かれました。
11日は、高遠中学校と東部中学校の生徒42人が参加し東京芸術大学の学生から合唱指導を受けました。
東京芸術大学と伊那市は、旧高遠町出身の伊澤修二が、芸大の初代学長を務めたことが縁で毎年10月には伊澤修二記念音楽祭が行われるなどの交流が続けられています。
こうしたことから今回初めて声楽家の学生による合唱指導が行われました。
講習ではパートに別れて発声や歌う姿勢などの基礎を学びました。
中学生たちは学生たちのアドバイスに耳を傾けながら声を出していました。
学生は「合唱の醍醐味はハーモニーをみんなで一丸となってつくり上げ体感すること」と話していました。
伊那市では今後も継続して合唱講習会を開いていきたいとしています。 -
台湾からの修学旅行好調
中国や韓国からの観光客の落ち込みが心配される中、今年度、台湾から長野県を訪れる修学旅行の団体数は、過去最高となった平成22年度を超す勢いだという事です。
14日は、台湾台中市の私立台明高級中学校の16歳から17歳の生徒、40人が修学旅行で高遠高校を訪れ生徒達と交流をしました。
体験授業では、手鏡の絵付けやおやきづくり、パソコンソフトの応用の3つのグループに別れ授業を体験しました。
このうち、美術コースの手鏡の絵付け体験では、高遠高校の生徒が、絵の具の種類や、色の付け方をアドバイスしながら、作業をしていました。
生徒達は、英語で話をしながら、コミュニケーションを取っていました。
県によりますと、今年度、県内を訪れた台湾の修学旅行の団体数は10月末現在で27団体・910人となっていて、今年度中には、50団体を超える予定だということです。
この数字は、過去最高となった平成22年度の43団体、1928人に迫る勢いで、県では、中国からの団体の予約が不透明な中、台湾からの修学旅行の伸びに期待したいとしています。
台湾の生徒は、県内には明日まで滞在し、東京で科学技術や防災などの施設見学をした後、17日に帰国する予定です。 -
口と健康の関係学ぶ
上伊那口腔保健センターまつりが、伊那市保健センターで11日行われ、訪れた人達は口と健康の関係について学びました。
上伊那口腔保健センターまつりは、「11月8日のいい歯の日」に合わせて、歯や口の中の健康について理解してもらおうと行われています。
会場では、無料の歯科検診や、舌の力を調べるブース等が設けられていました。
無料の歯科検診では、母親が、「乳歯と永久歯が入れ替わる時期、歯並びを良くするためにはどうしたらよいか」と、歯科医師に相談していました。
医師は「アイスの棒など噛ませ、噛む力を強くすると良い」などとアドバイスしていました。
試食のコーナーでは、食生活改善推進協議会のメンバーが、ゴボウやレンコン、切り干し大根などを入れた特製のカレーを提供していました。このカレーは、具材を入れる順番や野菜の切り方を工夫してあり、噛む回数が自然と多くなるよう作られています。噛む回数が増えると、唾液の分泌を促し虫歯予防につながり、顎を動かす事で脳の活性化にも効果があるという事です。
上伊那歯科医師会の窪村満会長は「口の中の健康状態を保つ事で、病気のリスクも低くなる。普段から歯磨きを欠かさず、口の健康状態について意識してほし」と話していました。 -
ドレミファそらまめがコンサート
音楽が好きな母親でつくるドレミファそらまめによるみんなでわくわくコンサートが12日南箕輪村の子育て支援施設すくすくはうすで行われました。
12日は未満児とその親などが訪れ、コンサートを楽しみました。
ドレミファそらまめは県内の5歳までの子どもを持つ母親でつくるグループで、音楽を通じて子育てを応援しようと演奏活動を行っています。
コンサートでは、メンバーが手作りの衣装や小道具を使って、童謡や季節の歌など18曲を演奏しました。
ある親子は「子どもと一緒に生の音楽に触れられてよかった。自分と同じく子育て中の母親が演奏している姿に刺激を受けた」と話していました。 -
中病 看護職再就職支援研修会
伊那市の伊那中央病院は、育児などで看護の仕事から離れている人を対象にした看護職再就職支援研修会を13日、開きました。
研修会には13人が参加し、床ずれ予防のための寝返り補助や採血などの方法を確認しました。
このうち寝返り補助について指導した里見明子看護師は「床ずれは血流障害によっておこる」などと話し、補助の方法については「体をねじらせないことが重要。腰と肩関節を平行な状態にしてあげると良い。患者さんがよく眠れることが療養に繋がる」と話しました。
伊那中央病院では「技術を理解すると共に、看護師としての貴重な人材であることを認識してもらい、再就職を目指してほしい」と話していました。
研修会は16日金曜日まで開かれ、参加者には受講証書が手渡されます。 -
羽広かぶの収穫はじまる
長野県の「信州の伝統野菜」に認定されている羽広菜かぶの収穫が伊那市西箕輪で始まりました。
13日は、地元農家でつくる羽広菜生産加工組合のメンバーおよそ20アールの畑で収穫作業を行いました。
組合では羽広菜かぶの栽培から加工まで行っていて、今年は平年並みの4トンの収量を見込んでいます。
今年は暑い日が続き心配されましたがその影響もなく出来は良いということです。
収穫した羽広菜かぶは、みはらしファーム内にある加工施設に運び込まれます。
水洗いしたかぶは、酒粕や味噌などを合わせたものと漬けていきます。
このまま20日ほど置くとかぶから水分が出て味がしみ込むということです。
作業は12月中旬まで行われみはらしファームの直売所などで1袋300円で販売されます。 -
高遠消防署に防火看板を設置
秋の全国火災予防運動に合わせ伊那市の高遠消防署に高遠高校の生徒が手掛けた火災予防看板が設置されました。
6日は高遠消防署で看板がお披露目されました。
製作したのは高遠高校美術コース専攻の1年生12人です。
看板は縦1.8メートル、横は3.6メートルで9月から制作に取り組んできました。
看板には火災の原因となっているタバコの不始末などに注意を呼びかける絵が描かれています。
看板を製作したある生徒は「防火に対する意識が高まれば」と話していました。
高遠消防署管内では11日現在、去年より4件多い9件の火災が発生しています。
高遠消防署では「火の取り扱いが多くなる時期なので注意をしてほしい」と呼びかけています。
高遠高校の製作した看板は11月いっぱい設置されることになっています。 -
農作物の実り祝う
農産物の実りを祝う、みはらしまつりが3日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで行われました。
みはらしまつりは、農産物をPRするイベントとして毎年開かれているもので野菜や果物を使ったゲームが行われました。
会場に新鮮な農産物を積んだトラクターや軽トラックが登場すると集まった人たちがまわりを囲んでいました。
これは500円でビニール袋に果物・野菜詰め放題のイベントで、長ネギや白菜、じゃがいもなどが用意されました。
参加した人は次から次に袋に詰め込み、さらに体を使ってあふれんばかりの農産物を持ち帰っていました。
他にむいたリンゴの皮の長さを競う、ゲームでは参加者がナイフを使ってできるだけ細く皮をむいていました。
これまでの記録は2メートル35センチだということで、参加者は記録更新を目指していました。
制限時間になると、専用の計測器を使って皮の長さを計っていました。
今年の優勝記録は1メートル85センチで記録更新とはなりませんでしたが、優勝者は賞品を受け取り喜んでいました。
この日会場には多くの人が訪れ賑わいをみせていました。 -
春近神社で七五三詣
15日の七五三に合わせ、伊那市東春近の春近神社で10日、七五三詣が行われました。
10日は家族連れが神社を訪れ、子どもの健やかな成長を祈願しました。
春近神社では、毎年11月15日に近い週末に七五三詣を行っています。
訪れた人たちは、巫女から教わった通りの作法で神事を行い、子供の幸せを祈っていました。
ある家族は、「これからも健康で元気よく育っていってほしい」と話していました。
花畑樹彦宮司は、「豊かな実りの秋にお参りに来てくれた皆様にいいことがあるように祈りました」と話していました。 -
内藤とうがらし料理セミナー
高遠藩主内藤家が新宿で育てていた内藤とうがらしを使った料理セミナーが11日、伊那市高遠町の高遠閣で行われました。
料理セミナーは、伊那市高遠町の飲食店店主らでつくる高遠版内藤とうがらしプロジェクトが開いたものです。
11日は、内藤とうがらしの普及を図るとともに料理の活用法を学んでもらおうと一般を対象にセミナーを開きました。
講師を務めたのは東京都在住で料理研究家の宮崎里恵さんです。
紹介された料理は、ラー油をかけた長いもの豚肉巻、混ぜごはん、とうがらし入り餡子のクレープの3品です。
内藤とうがらしは、中程度の辛みを持ち、葉が大きいことから葉唐辛子としても利用できるということです。
訪れた人たちは、作り方などを教わりながら、それぞれのメニューを味わっていました。
内藤とうがらしは江戸時代、現在の新宿御苑一帯に下屋敷を構えた高遠藩主内藤家が屋敷内で栽培していたとされています。
3年前から新宿区四谷地区協議会がこの内藤とうがらしを使った地域活性化の為のプロジェクトを進めていて高遠町でもこのプロジェクトに取り組もうと今年1月に会を立ち上げました。
高遠版内藤とうがらしプロジェクトでは、今後、料理以外の活用方法についても検討していきたいとしています。 -
伊那市中央区の古川枯渇
伊那市中央区を流れる古川が枯渇し、地域住民が不安を訴えています。
中央区を流れる古川は枯渇し、川底には、死んだ魚の姿が数多く見られます。
わずかに残った水たまりには、行き場を失った魚が溢れていました。
古川は、伊那市野底を基点に、中央区を通って天竜川につながっています。
夏は農業用水として活用され、60センチほどの深さがあり、冬には、15センチほどの水位を保っていました。
しかし、今年は、10月上旬から水が少なくなり、2週間ほど前からほとんど水がなくなりました。
これまでになかった事態に、地域住民にも不安が広がっています。
中央区では、天竜川上流河川事務所、伊那建設事務所、伊那市などに、対策を求める書面を、提出する予定です。 -
志茂田景樹さんが手良小で講演会
作家やタレントとして活動をしている、志茂田景樹さんの講演会が日、伊那市の手良小学校で開かれました。
手良小学校の体育館には、児童や保護者、地域住民などが集まり、志茂田さんの講演に耳を傾けました。
志茂田さんは、1940年生まれの72歳。直木賞受賞作家で、タレントとしても知られています。
1999年からは絵本の読み聞かせ活動を行っていて、これまでに1500回以上行ってきたということです。
志茂田さんは「いろんな場所で読み聞かせをしたが1500回もやった気がしない。それは、行く先々での出会いや感動があるからだと思う」と話していました。
講演会の中では、読み聞かせグループのメンバーで、子どもタレント鈴木福君の祖母の川村利美さんと一緒に読みきかせを披露しました。
川村さんの箏の演奏をバックに志茂田さんが絵本を読んでいました。
会場を訪れた人たちは、志茂田さんの情感たっぷりの読み聞かせに耳を傾けていました。 -
オリンパス周辺地下水 環境基準超えなし
上伊那地方事務所は、伊那市西町のオリンパス株式会社長野事業場 伊那の周辺の地下水の水質検査の結果、環境基準を超える有害物質は見られなかったと9日発表しました。
オリンパスでは、改修工事が進められていて、今年5月に地表の一部から基準値を超えるトリクロロエチレンや鉛などの有害物質が確認されています。
上伊那地方事務所では、オリンパスからの報告を受け、今回、工場の敷地からおおむね1キロ以内にある井戸14か所について水を採取しました。
水質検査は、県の機関で実施され、トリクロロエチレンや鉛など7つの有害物質について行われました。
検査結果、水を採取した14全ての井戸から、環境基準を超える有害物質は見られなかったということです。
オリンパスでは「近隣の方々には迷惑をかけ申し訳ありませんでした。敷地内の汚染土壌については、法律にのっとりしっかり対応していきたい」とコメントしています。 -
新ごみ中間処理施設 公設民営で調査へ
上伊那広域連合が進める新しいごみ中間処理施設の基本的構想について検討しているの施設整備検討専門委員会は、新施設の事業方式について、公設民営での建設・運営を前提に、企業への参入意向調査や公設民営方式を採用している自治体に対しアンケート調査を行います。
これは、9日開かれた専門委員会の中で案が示され了承されたものです。
公設民営方式は、自治体が建設し所有するため、地元や住民から信頼を受けやすい他、運営を民間に委託することで競争原理が働きコスト縮減を実現できるなどのメリットがあるとしています。
調査は、今回の事業と同規模程度の施設運営に実績のあるプラントメーカー5社程度を選び、事業を実施する期間や内容、事業への関心など9項目について質問します。
他に、公設民営方式を導入した際の課題を把握するために、この方式を導入して1年以上が経過している5つの自治体に対し、事業者選定時の課題や当初の要求水準を満たしているかなど、4項目について調査するということです。
11月末までにアンケートを送り、来年1月下旬に委員会で結果を報告する予定です。
委員会では、今年度中に事業方式の方針を決め、上部組織の廃棄物政策審議会と上伊那広域連合に報告したい考えです。 -
伊那市高齢者クラブ連合会 「仲間づくり活動」で表彰
平成20年から会員数が増加しいてる伊那市高齢者クラブ連合会は、その活動が評価され、全国老人クラブ連合会の「仲間づくり活動」部門で活動賞を受賞しました。
8日、池上弘祥会長ら役員4人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告しました。
伊那市高齢者クラブ連合会には、現在、56クラブ2,690人が加盟しています。
平成20年から毎年、区や地区社協、民生委員に、高齢者クラブの立ち上げを呼び掛け、クラブ数、会員数を増やしてきました。
平成20年には43だったクラブ数は年々数を増やし、今年は、高遠町の4クラブ、長谷と手良からそれぞれ1クラブが新たに加盟し、56クラブとなりました。
白鳥市長は、「お年寄りの皆さんは地域のことを一番知っている。その知恵を次の世代に引き継ぐことをこれからの大きな仕事として頑張ってもらいたい」と話していました。 -
85歳 近藤廉治さん~笑顔の病院づくり~
全国の自殺者数が14年連続で3万人を超えるなか、上伊那でも自殺により死亡する人が後を絶ちません。
南箕輪村にある南信病院では、85歳の前院長、近藤廉治さんがユニークな取り組みでこの問題に向き合っています。 -
大槻博一さんワラで縁起物作り
箕輪町南小河内の大槻博一さんは、来年の干支へびのワラ細工づくりを行っています。
8日も、自宅の一室に置かれた作業机で、大槻さんが作業を行っていました。
作っているのは、とぐろを巻いたへびの縁起物です。
ワラやイグサ、水引きの紐などを使って細工を作っていきます。
大槻さんは、小学生のころからぞうりなどを作り始めましたが、平成10年に、古田人形芝居保存会の依頼を受けて、人形の衣装など、本格的に細工を作るようになりました。
11年前の午年から、干支の縁起物を作るようになり、今回のへびで12の干支全てがそろいました。
作った細工は、地域の神社や寺のほか、近所の人などに毎年配っています。
縁起物は、1日に2つまでしか作れないということですが、今日までに50個ほど完成しています。
大槻さんは、南小河内にある普済寺の2年参りで、先着15人に、このへびをプレゼントしたいとしています。 -
地蜂 女王蜂の人工越冬始まる
7日は二十四節気の一つ、立冬。冬の気配が感じられる頃とされています。地蜂の女王蜂も冬を越す準備を始めました。
伊那市西箕輪大萱の作業小屋。
伊那市地蜂愛好会では、地蜂と呼ばれるシダクロスズメバチの女王蜂を人工越冬させています。
小屋の中には、伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長が先月下旬に設置した蜂の巣6個が置かれています。
日中、気温が高くなると、オス蜂が求愛の為、羽音を響かせ、女王蜂にPRをしていました。
交尾を済ませた女王蜂は、新聞紙の中や天井の隅で越冬の体制に入っていました。
ハチ追いを楽しむためにも、ハチの保護に力を入れている愛好会は、人工的に越冬させた女王蜂を山に放す活動を続けてきました。
しかし、今年の夏の猛暑は蜂の世界にも影響を与えました。小木曽会長によると、今年は、巣の大きさが例年と比べ4分の3程だったということです。これにより、巣の中にある女王蜂の卵は普段の半分とみられ、人工越冬できる女王蜂の数は、今年の春、越冬できた数の半分の5千匹程となる見込みだということです。
この作業は、来月半ば頃まで続けられ、交尾を終えた女王蜂は箱に入れられ、土の中で一冬をこします。 -
瑞宝単光章 小林 政美 さん
3日に発表された秋の叙勲。受章者の喜びの声を、シリーズでお伝えしています。
7日は、瑞宝単光章を受章した、箕輪町木下の有限会社和光重機社長の小林政美さんです。
小林さんは、昭和51年23歳の時にクレーンの運転士となり、平成2年に、有限会社和光重機を先代の社長から引き継ぎました。
小林さんは、運転士として36年間、経営する会社でも20年余り無事故で仕事をしてきた事などが評価され、瑞宝単光章を受章しました。
「クレーンオペレーターの仕事は緊張の連続。気を抜けるのは休憩の時、時計を見て時間の経つ速さを感じる。現場では、社長としてトップに立つ人間として、荷物を揺らす事も、ましてや事故を起こすことも絶対にできない一日の仕事が終わり、クレーンのエンジンを切り始めてほっとする」
36年間の運転士としての仕事を振り返り、特に思い出に残っている出来事は、平成18年の豪雨災害と話します。
実家が土石流により被災し、また娘さんの出産も重なりましたが、天竜川の決壊を食い止めコンクリートブロック積み込み作業の為大鹿村へ向かいました。
「天竜川の護岸が崩れる様子がテレビ放送されるのを見て、孫の誕生や実家も大事だが、クレーンの運転士の使命としてブロックの積み込み作業をするのが大切と感じた」
若い運転士について、技術と共に安全意識をより高くもつよう指導していくとこが大切と言います。
「働かされているという意識から、一人ひとりが、自分が会社をしょってたち、盛り立てていく意識を育てる事が大切。これからは、県内の企業で安全教育を徹底し、クレーの事故が一つでも少なくなるよう、協力していきたい」