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来年用の年賀はがきが到着
伊那市坂下の日本郵便伊那支店に4日、来年用の年賀はがきが到着し、社員らが搬入作業に追われていました。
4日は、社員およそ10人が、伊那支店に到着した512箱204万8,000枚の年賀はがきの搬入作業をしました。
はがきは、無地や色つき、絵入りのものなど11種類です。
到着した年賀はがきは、伊那支店エリア内の28局に振り分けられます。
到着した年賀はがきのうち伊那支店で販売するのは、ほぼ平年並みの64万3,000枚です。
家庭でのパソコンやプリンターの普及により、印刷ができるインクジェット紙のハガキが6割以上だということです。
年賀はがきの販売は、11月1日火曜日から始まります。
投函の受付けは、12月15日木曜日からとなっています。 -
権兵衛トンネルで防災訓練
万が一の事故に備え、伊那と木曽を結ぶ国道361号伊那木曽連絡道路 権兵衛トンネルで4日、防災訓練が行われました。
防災訓練は、トンネル内での自動車事故や車両火災に備えうと開通した平成18年から毎年行われていて、今年で7回目です。
乗用車が対向車線にはみ出し、対向車線を走ってきたトラックと衝突して火災が発生したとの想定です。
訓練には、伊那・木曽両地域の消防や警察など85人が参加しました。
訓練は、一般車両の通行を規制して権兵衛トンネルの木曽側入り口からおよそ350メートル中に入った所で行われました。
救急救助訓練では、両地域の消防組合が車両に閉じ込められたけが人を救助していました。
また、消火訓練も行われトンネル内の消火栓からホースを取り出し放水していました。
トンネルを管理する木曽建設事務所によると8月末現在、開通からの交通量の累計は、およそ780万台、1日平均およそ3800台となっています。
尚、これまでトンネル内で大きな事故はおきていないということです。 -
交通安全優良運転者らを表彰
交通安全に尽力した個人や団体に対する表彰の伝達式が29日、伊那警察署で行われました。
関東管区警察局長と関東交通安全協会連合会会長の連名表彰など伊那警察署管内の受賞者に表彰が伝達されました。
連盟表彰では、運転者の模範となり安全運転に功績のある優良運転者として、伊那交通安全協会副会長の野口啓士さんと、元高遠地区交通安全協会藤沢支部女性部長の一ノ羽勝江さんが表彰を受けました。
交通栄誉章緑十字銅章の伝達では、交通安全功労者など14人が表彰されました。
受賞者を代表して野口啓士さんは「地域の安全安心を守るため、受賞を契機に一生懸命、交通安全に携わっていきたい」と謝辞を述べました。 -
大芝高原でイルミネーションフェスティバル開幕
色とりどりの電飾が並ぶイルミネーションフェスティバルが1日から南箕輪村の大芝高原で始まりました。
村内有志でつくる実行委員会が開催するイルミネーションフェスティバルは今年で6回目となります。
大芝高原には趣向を凝らした作品およそ330基が並び幻想的な夜を演出しています。
大芝高原のイルミネーションフェスティバルは、22日まで開かれています。 -
「アポロは本当に月へ行ったのか?」
「アポロは本当に月へ行ったのか?」をテーマにした展示が、伊那市創造館で開かれています。
2日はそれに合わせてトークショーも行われました。
創造館では、国内や世界の一部で「アポロの月面着陸はアメリカの特撮による、でっちあげではないか」との声があるなかで、着陸が真実だったことを証明しようと、展示を企画しました。
会場には、宇宙服のレプリカのほか、宇宙船のミニチュアなどが展示され子どもから、大人まで楽しみながら宇宙開発の歴史を知ることができるようになっています。
展示ではほかに、アメリカの宇宙飛行船アポロが月に到着した際、写された写真やビデオについてその疑問に答えるパネルも並んでいます。
空気がないはずの月でなぜ星条旗がはためいているのかとの疑問に対しては、旗が垂れないように、旗の上の部分に芯棒を入れていたとの回答が、映像とともに、紹介されています。
また2日は、「アポロは本当に月へ行ったのか?」をテーマにしたトークショーが開かれ超常現象に詳しい皆神龍太郎さんと、元JAXA広報担当の寺薗淳也さんが話をし、司会は宇宙科学に詳しい、秋の『』(あきの)さんが務めました。
皆神さんは、「アポロ疑惑はロマンではなくアポロが月に行ったことがロマンだ。」と話していました。
また寺薗さんは、「宇宙には強い放射線があり、人が行くことは不可能という意見があるが、高速で飛ぶ頑丈な宇宙船に守られているので大丈夫」と話していました。
創造館の展示は、11月20日まで入場無料で開かれています。 -
春日神社例大祭で浦安の舞奉納
伊那市西町の春日神社で、五穀豊穣を願う秋の例大祭が1、2日の2日間、行われました。
本祭りの2日は、春日神社の本殿前で、西町の小学5、6年生の女の子による浦安の舞が奉納されました。
浦安の舞は、扇を使った舞と鈴を使った舞があり、小学生9人が2か月前から練習してきたということです。
小学生は、巫女の衣装を身に着け、厳かな雰囲気の中、舞を奉納していました。
1日は宵祭りが行われ、子ども神輿が西町区内を練り歩きました。
小学生およそ100人が2班に分かれ、それぞれ4キロの道のりを巡行しました。
途中、地域の人からご祝儀を渡されると、掛け声とともに神輿を動かしてお礼をしていました。 -
ざんざ亭 初めての交流イベント
今年8月にリニューアルオープンした伊那市長谷杉島のざんざ亭で23日、初めての交流イベントが開かれました。
イベントは、ざんざ亭を拠点として地域を盛りあげていこうと初めて企画されたものです。
昨夜は、市内から10人ほどが集まり、囲炉裏を囲んでざんざ節保存会による民謡を楽しみました。
ざんざ節ときんにょんにょは、長谷に伝わる盆踊りで、平成10年に発足した保存会が伝承に努めています。
ざんざ亭では、11月に、日本酒を楽しむイベントを計画していて、今後も、ざんざ亭を拠点とした地域振興を進めていきたいとしています。 -
まっくんバス 2台体制で運行開始
南箕輪村の巡回バス「まっくんバス」が1日から2台体制で運行を開始しました。
この日は新しく導入されたバスの出発式が行われ、唐木一直村長や南箕輪北部保育園の親子らがバスに乗り込みました。
まっくんバスは、これまで1台体制で運行してきましたが、利用者の利便性向上を目的に、2台体制での運行を始めました。
新しいバスの導入により、箕輪町の商業地区などへ向かうコースが追加されたほか、これまで4回だった巡回数が5回に増えました。
また、希望した場所で下車することができるフリー降車や、障害者の乗車料半額のサービスなどを新たに導入しています。
バスに乗り込んだ園児の保護者は「バスは子どもも喜ぶので、これをきっかけに利用してみたい」と話していました。
唐木村長は「希望のあった神子柴下段地区へのバスの乗り入れなど、新たなコースやサービスが加わり利便性が上がった。ぜひ多くの人に利用してもらいたい」と話していました。
南箕輪村では、さらなる利便性の向上を目指し、これまで行っていなかった土日・祝日の運行を10月・11月にかけて試験的に実施することにしています。 -
信大連続防災講演会
地域と一緒に防災について考える信州大学連続防災講演会が1日、伊那市役所で開かれました。
講演会は、東日本大震災などを受け、信州大学が持つ防災のノウハウを地域に生かそうと初めて開かれました。
大学のキャンパスがある県内4地区で順番に開かれ、最終回の伊那会場にはおよそ60人が集まりました。
信大の教授や助教が講演し、このうち農学部の平松晋也教授は、「地震や降雨による土砂災害からの回避策」について話しました。
平松教授は土砂が移動する現象には崩壊、土石流、地滑りの3つがあることを説明しました。
崩壊の前兆として、山の斜面に亀裂が入る、斜面からの湧水が急に止まるなどの現象を挙げました。
土石流の前兆としては、急に沢の水が濁る、雨が降っているのに沢の水が急に減るなどの現象を挙げていました。
平松教授は、「常日頃から自分の周りの自然の正常な状態を知り、いつもと違うと察知したら避難してください」と話しました。
さらに、「砂防や法面の対策があるからといって絶対に安心しないで下さい」と強調していました。 -
上古田赤そば花まつり
箕輪町上古田地区で栽培されている赤そばの見ごろに合わせて1日から「赤そば花まつり」が上古田公民館で始まりました。
会場には朝から多くの人たちが訪れ、打ちたてのそばを味わっていました。
これは、地域で獲れたそばの味を楽しんでもらおうと、上古田区が毎年開いているものです。
赤そばは普通のそばに比べて収量が3分の1程度と少ないため毎年普通のそばを提供していますが、今年は初めて先着100人に限り赤そばのそばが提供されました。
埼玉県から訪れたという男性は「打ちたてのそばが食べたくて毎年来ている。こしがあっておいしい」と話していました。
赤そば花まつり実行委員会の唐沢幸道委員長は「地区のそば打ち職人が一生懸命そばを打っているのでぜひきてもらいたい」と話していました。
赤そば花まつりは2日にも上古田公民館で行われる予定で、時間は午前10時から午後3時までとなっています。 -
まほら伊那市民大学
まほらいな市民大学の修了式が9月27日、伊那市のいなっせで行われ、2年間の課程を学んだ61人に修了証書が贈られました。
まほらいな市民大学は、生涯学習の場として市が開講しているもので、2年間に10単位を取得した受講生に修了証書が贈られます。
27日は、第12期生61人が、学長の白鳥孝市長から修了証書を受け取りました。
白鳥市長は「一緒に学んだ人達との繋がりを大切に生涯現役として市の発展にご尽力いただきたい」と式辞を述べました。
修了生を代表して竹中茂二さんは「大勢の仲間と学んだ事を活かし、伊那市発展のために役立てたい」と話していました。
すべての講座に参加した皆勤者が1人、欠席が3回以内の精勤者が7人で、1講座当たりの受講率は69.4%だったということです。
最後は全員で伊那市の歌を歌って市民大学の修了を祝っていました。 -
男と女活き活きセミナー開講
男女共同参画社会について理解を深める男(ひと)と女(ひと)いきいきセミナーの開講式が26日、伊那市役所で行われました。
今年度で9回目となるセミナーには、85人が受講を申し込んでいます。
開講式で、白鳥孝伊那市長は「男女共同参画できるよう、人権を尊重し、家庭や地域づくりを目指してほしい」と挨拶しました。
開講式のあと講義が開かれ、岡谷市にある、長野県男女共同参画センターの小口幸子所長が「じぶんらしく 暮らせるために」と題して話をしました。
小口さんは「人は、一人では生きられない。お互いを認め合う事が必要。家庭でもとことん話し合い、お互いが納得する暮らしを見つける事が大切」と話していました。
セミナーは、来年2月までに全6回開かれる予定です。 -
前宮崎県知事の東国原英夫さんの講演会
タレントで前宮崎県知事の東国原英夫さんの講演会が30日、伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれました。
東国原さんが登場すると、集まった観客およそ400人から大きな拍手が送られました。
講演会は、伊那市商工会が発足5周年を記念して開いたもので、実績のある人の話を聞いてこれからの町づくりに役立てようというものです。
東国原さんは、2007年に宮崎県知事に就任すると、独自の感性を政治に活かし宮崎県の行政改革を行いました。
公演で東国原さんは、「小学校の卒業文集に将来お笑い芸人と政治家になりたい」と書いたところ、担任から理由を聞かれ「両方とも人々を幸せにする仕事だから」と答えたという自身のエピソードを紹介しました。
他に「県知事になって1番驚いたことは、民間と行政の間に大きな隔たりがあったこと。それをなくすことが目標だった」と話しました。
この講演会を開いた伊那市商工会では「疲弊する地域を元気にするためにがんばっていきたい」と話しました。 -
おたっしゃ教室 成果発表会
高齢者の健康づくり教室「おたっしゃ教室」に通うお年寄りが27日、日頃取り組んでいる筋力アップ体操の成果を発表しました。
27日は、成果発表会が伊那市高遠町総合福祉センターで開かれ、高遠地区で活動しているお年寄りやその家族およそ300人が集まりました。
おたっしゃ教室は、高齢者の健康づくりや介護予防を目的に開かれています。
週に1回、各地区の集会所などに集まり筋力アップのための体操をしています。
発表会では、15団体が活動の成果を披露しました。
参加したお年寄りは「この日を楽しみにがんばってきた。違う教室の人とも交流できて楽しいです」と話していました。 -
創作教室受講生の作品展
書道や、絵画、写真など創作教室に通う受講生の作品展が、伊那市のサンライフ伊那で開かれています。
作品展は、サンライフ伊那で開かれている創作教室に通う、受講生の発表の場として開かれているものです。
会場には、写真や陶芸、盆栽のほか、木彫、書道など様々な作品およそ220点が並べられています。
サンライフ伊那作品展示会は、10月2日まで開かれているほか、10月1日には煎茶披露会も予定されています。 -
「孝組座」定期公演
伊那市の伊那小学校6年孝組は、月1回の定期公演を27日、学校近くの坂下公会堂で行いました。
孝組では、地域の人に喜んでもらおうと、5年生の頃から「孝組座」としてダンスや人形劇を毎月披露しています。
27日は、クラス34人が7つのグループ分かれ、和太鼓の演奏や、コントなどを披露しました。
孝組では、会場の準備やチラシの作製、小道具作りなど全て自分たちで行っています。
公演を通してお客さんの反応や、見ていて気付いた点を話し合い、改善しているということです。
会場には、地域住民およそ30人が訪れ、児童らの踊りや演奏に目を細めていました。
孝組では、次回公演を10月25日に坂下公会堂で予定していて、多くの来場を呼び掛けています。 -
地域桜守育成へ
伊那市が認定した地域桜守の始めての講習会が28日、伊那市役所周辺で行われました。
講習会は、地元の桜を管理できる人材を育てようと伊那市が開いたもので、地域桜守に認定された9人が集まりました。
講師を務めたのは、高遠城址公園の桜などを管理している、伊那市振興公社の桜守、稲辺謙次郎さんです。
稲辺さんは、桜が枯れてしまうテングス病の対応策など、管理方法などについて説明していました。
伊那市では桜による滞在型の観光を目指そうと日本一の桜の里づくりを進めています。
市の調査によりますと、市内には、高遠を中心におよそ2,200か所に1万2,000本を超える桜があるということです。
しかし振興公社の桜守は現在5人で市内全ての桜を管理することは、難しい状況となっています。
このことから地域の桜を地元で管理してもらおうと地域桜守を育成することとなりました。
この事業は県の地域発元気づくり支援金の補助64万5,000円を受けていて、それを元に新たに桜管理マニュアルも作成しました。
講習会は年度内にあと3回開かれる予定で、桜の管理方法などを身につけた地域桜守は地元の桜を管理するとともに、その知識を広く住民に伝える役割も果たしていくということです。 -
灯籠祭 高遠囃子巡行
伊那市高遠町の灯籠祭・本祭りが23日に行われ、高遠囃子が街なかを練り歩きました。
高遠灯籠祭は、鉾持神社の秋の例祭に合わせて行われています。
秋の実りに感謝する祭りで、今年は、仲町と本町が山車の巡行を、霜町と相生多町が高遠囃子の練歩きを行いました。
囃子連は、太鼓や笛、三味線などを演奏しながら町内をおよそ1時間かけて巡行しました。
午後5時頃には、商店街に、稲穂にみたてた「ほうずきちょうちん」が灯され、街を彩っていました。 -
まっくんバスの安全祈願祭
10月1日から南箕輪村で導入されるまっくんバスの安全祈願祭が27日、南箕輪村役場で行われました。
安全祈願祭には、関係者およそ10人が参加しました。
新たに導入されるバスは、乗降車の際に車高が自動的に5センチ低くなります。
これにより、お年寄りや車いすの人でも乗り降りがしやすくなります。
定員は26人で、総事業費はおよそ1,800万円です。
バスが1台増えることで巡回数が1日4回から5回に増える他、新たに箕輪町を通るルートなどが追加されます。
唐木一直村長は「バスの利便性が向上し、高齢者の移動手段の確保につながることを期待している」と話していました。
2台体制での運行は、10月1日からで、2か月間は試験的に土日も運行するということです。 -
唐木いきいき交流施設 竣工
介護予防や地域住民の交流の場となる「唐木いきいき交流施設・ひだまり館」が伊那市西春近の小出島に完成し27日、竣工式が行われました。
27日は、地域住民や工事関係者など24人が参加しテープカットなどをして完成を祝いました。
唐木いきいき交流施設は高齢者の介護予防や地域住民が交流する場として整備されたものです。
老朽化していた公民館を解体し、その跡地に今年の4月から整備を行ってきました。
総事業費はおよそ2100万円で、うち2000万は 国からの補助金となっています。
建物は木造平屋建てで延べ床面積はおよそ100平方メートル。
全館バリアフリーとなっていって施設内の段差をなくしたり、交流室には、転倒予防のカーペットタイルを貼りました。
小出島区の前沢活人区長は、「世代間交流の場として有効に活用したい」と話していました。
伊那市では平成24年までに唐木いきいき交流施設を含め市内15か所で地域交流施設を整備する計画です。 -
振り込め詐欺防止 緊急対策会議
伊那警察署は、振り込め詐欺防止のための緊急対策会議を27日、開きました。
伊那署では振り込め詐欺撲滅のため金融機関の防犯事務担当者を対象に今年初めて緊急対策会議を開きました。
会議には、伊那署管内の6つの金融機関の担当者28人が参加しました。
会議では、振り込め詐欺被害の現状が報告されました。
それによりますと、長那県内では今年1月から8月末現在までに66件およそ9,000万円の被害が出ています。
前の年に比べると29件、およそ5,000万円増となっています。
伊那署管内では今年1月から9月26日までに3件、およそ330万円の被害が出ています。
いずれも、息子を名乗る電話で60歳以上の人が被害にあいました。
こうしたことから、伊那署では、金融機関の担当者に、危機意識をもってもらい手口をしっかり覚えてもらいたいと呼びかけていました。
また、被害にあった人の多くは振り込み先名義がカタカナということで、そうした場合は警察に連絡してほしいと行員に話していました。
伊那署では、振り込め詐欺撲滅に向け今後も年金支給日のATM警戒や高齢者を対象とした出前講座などを行っていく計画です。 -
小売り酒販組合が未成年飲酒防止呼びかけ
県内の小売酒販組合などが、高校生など未成年の飲酒防止を呼びかける街頭啓発を、22日朝、JR伊那北駅前で行いました。
この日は、辰野町から駒ヶ根市までの5つのJR飯田線の駅で、未成年飲酒防止のキャンペーンがおこなわれました。
キャンペーンを行ったのは伊那小売酒販店組合や伊那税務署、伊那警察署です。
5つの駅にそれぞれ10人ほど、合わせて60人が参加しました。
このキャンペーンは、長野県下にある10の小売酒販組合が、主に通学途中の高校生を対象に飲酒防止を訴えようと毎年行っています。
毎年4月ごろ行っていますが、今年は、東日本大震災の影響で、実施を半年ずらしたということです。
伊那小売酒販組合の池上清人副理事長は、「人生は長く、お酒は20歳を過ぎればいくらでも飲めるので、20歳になるのを待って欲しい」と話していました。 -
オール反射ナイト作戦
夜間の交通事故を防ごうと16日夜に、南箕輪村で「オール反射ナイト作戦」が行われました。
この日は地域住民などおよそ20人が参加し、伊那警察署の署員から夜間の交通安全について学びました。
これは、重大な事故につながりやすい夜間の交通安全について学んでもらおうと、伊那市と南箕輪村の住民でつくる伊那交通安全協会などが開いたものです。
昨夜は、車のライトが人の視覚にどのような影響を与えるかを学びました。
車のライトを当てて見えやすい色を判別する体験では、40メートル先にカラーコーンを置き、見える色と見えない色を確認していました。
ライトのついた車の横にいる人が、どこまで近づけば見えるかという実験では、1メートルほどまで近づいてようやく姿を確認していました。
ある参加者は「ライトを点ければ見えると思っていたが、死角があることがわかった。今回の経験を活かしていきたい」と話していました。
伊那警察署では、管内で今年に入り9件の死亡事故が発生していることから、夜間だけでなく日中も油断せず運転するよう呼びかけています。 -
農商工の連携について学ぶ実習研修会
農商工の連携について学ぶ実習研修会が19日、伊那市高遠町の機械機器製造業、株式会社藤沢精機で開かれました。
研修会は、農商工の連携を学び新たなビジネスモデルを生み出そうと、東京都に本社を置くTeam-COMPACTが、開いたものです。
研修会には、関東や関西の経営コンサルタントや、筑波大学の大学院生などおよそ30人が参加しました。
研修会は、9月10日から県内各地で開かれました。
このうち、藤沢精機では、農業経営において課題となっている野生鳥獣の被害対策について学びました。
藤沢精機では、捕獲用の檻やくくり罠の製造、販売をしています。
藤沢精機の保科忠由社長は「有害鳥獣を捕獲するには、檻というハード面だけではなく、管理方法などのソフトの面を研究することで、捕獲率はあがる」などと説明していました。
ある参加者は、「今回学んだことを農商工の連携の為の支援活動に活かしていきたい」と話していました。 -
第40回伊那まつり 来年8月4、5日開催
伊那市の伊那まつり委員会が26日、市役所で開かれ、来年の第40回伊那まつりは8月4日と5日に行うことが決まりました。
伊那まつり委員会で日程案が示され、第40回の来年のまつりは、8月4日土曜日、5日日曜日に行うことが決まりました。
来年のまつりについては今後、事務局会議を開いて方向付けをし、10月に企画会議を立ち上げます。
来年3月にまつり委員会、4月に実行委員会を開く予定です。
従来通り初日に市民踊り、2日目に花火大会を行うか、前身の勘太郎まつりからの通算回数を表示するかなど、祭りの詳細については今後検討していくということです。 -
絵本作家ワークショップ お面づくり
ダンボールなどを使ったオリジナルのお面づくりのワークショップが25日、伊那市の伊那図書館で開かれました。
伊那図書館では毎年、絵本作家を呼んでワークショップを開いていて、親子連れなど60人が参加しました。
今年は、絵本作家「ツペラ ツペラ」の2人が講師を務めお面を作りました。
ツペラツペラは絵本のイラストレーションをはじめテレビ番組での工作指導などをしている2人組です。
ワークショップでは、架空の人物の名前、性格、特徴が書かれた、くじを引いて、その人物を想像しながらお面を作りました。
参加した子ども達は、はさみやカッターを使ってダンボールを顔の形に切って、顔を書いたり、色を塗っていました。
お面づくりをはじめておよそ1時間30分。
ユーモラスなお面が会場に並びました。
出来上がったお面を、一人一人発表していました。 -
十六善神図像 お披露目
伊那市富県の下新山で、明治43年に作られた掛け軸が見つかり、修復が終わった掛け軸が23日に住民にお披露目されました。
「十六善神図像(じゅうろくぜんじんずぞう)」と呼ばれる掛け軸で、中央に釈迦、そのまわりに仏法を守るという十六の神が描かれています。
明治43年に、当時の下新山の住民が寄付を募り、地元の宝勝寺に奉納したという事です。
当時は大事に保管されていましたが、いつからか存在自体が忘れ去られていて、去年、民家で発見されたという事です。
この掛け軸は、曹洞宗の寺院で春先に行われる大般若祈祷法要の際に、本尊の代わりに祭りお参りをするものだという事です。
住民らが新しく修復された掛け軸に手を合わせていました。
下新山常会では、今後、この掛け軸を大切に保管し、春と秋の彼岸の時に祭るという事です。 -
伊那市西箕輪地区戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が16日、招魂碑がある羽広の仲仙寺で行なわれました。
西箕輪社会福祉協議会が主催した追悼式には、遺族や関係者50人が参加し、戦死者の霊を慰めました。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「みたま御霊の安らかなご冥福をお祈りする」と式辞をのべました。
仲仙寺境内にある招魂碑には、日清、日露、太平洋戦争で戦死した217人の名前が刻まれています。
伊那市遺族会のあかばねかなめ赤羽要会長は、「戦後66年、悲惨な戦争を2度とおこさないよう後世に伝えていかなくてはならない」とあいさつしました。
招魂碑前では、どきょう読経にあわせて、遺族や追悼式参列者が焼香し、手を合わせていました。
西箕輪遺族会の伊藤文直会長は、「時間の経過とともに遺族の参加も少なくなってきているが、追悼式を通じて戦争がない社会の大切さを伝えていきたい」と話しました。 -
「幸せを運ぶ青い電車」 運行
JR伊那北駅の開業100周年を記念して鉄道ファンなどから「幸せを運ぶ青い電車」と呼ばれる119系電車が23日、臨時運行されました。
この日は、伊那小学校の児童や希望者など120人ほどが、JR伊那北駅から青い電車に乗り込みました。
車内には、万国旗が飾り付けられ、参加者を迎えました。
このイベントは、伊那北駅が来年1月に開業100周年を迎えることから、地元の山寺活性化協議会が企画しました。
参加者が乗り込んだ119系は、飯田線では、昭和50年代後半から運行していました。
現在では、この電車を残すのみで、ほとんど通常の運行に利用されておらず、鉄道ファンなどから、幸せを運ぶ青い列車と呼ばれています。来年3月に廃車となる予定でその後は飯田線から姿を消します。
この列車に乗って、午前10時40分にJR伊那北駅を出発し、高森町の市田駅で折り返し、伊那北駅まで戻ります。
山寺活性化協議会が、伊那商工会議所などの協力を得て、JR東海飯田支店との交渉を繰り返して、運行を実現させました。
車内では、家族連れがお菓子を食べながら会話を楽しんだり、子ども達が風景を写真に収めるなどしていました。
市田駅に到着すると、お弁当を広げ、昼食を楽しみました。
往復の沿線では、119系の青色電車を写真に収めようと多くの鉄道ファンがシャッターを切っていました。
午後2時半過ぎに、電車は伊那北駅に戻りました。 -
第23回平和のための信州・戦争展in箕輪町
平和の尊さと戦争の悲惨さを後世に伝える「第23回平和のための信州・戦争展in箕輪町」が24日から、箕輪町地域交流センターで開かれています。
会場には、戦争の悲惨さを伝えるパネルや写真、当時の軍服などが展示されています。
戦争展は、県内4地区が持ち回りで開いていて、上伊那では6回目、箕輪町では初めて開かれました。
戦争展を主催する平和のための信州・戦争展実行委員会では、上伊那地域での戦争に関する展示を行おうと、陸軍伊那飛行場に関するパネルの他、辰野町に実際に投下された爆弾の破片などを展示しています。
他にも、スパイ戦に必要な資材や機材の研究開発のために上伊那各地でつくられた登戸研究所に関する資料なども展示されています。
訪れたある70代の女性は「戦争については小さい頃で詳しいことは覚えていないが恐かったことだけは覚えている。展示を見て戦争の悲惨さを改めて実感した」と話していました。
戦争展は25日まで箕輪町地域交流センターで開かれていて、25日は登戸研究所に関する講演などが行われます。