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北福地 諏訪社奉納演芸大会
伊那市富県北福地の諏訪社の秋の例大祭に合わせ、奉納演芸大会が2日開かれました。
奉納演芸大会では、北福地住民らによる14演目が披露されました。
演芸大会は、北福地の諏訪社の秋の例大祭の宵祭りとして開かれました。
コロナ禍は中止となっていましたが、北福地祭事会が4年ぶりに開きました。
富県小4年生から6年生の児童約20人は、こども神輿を披露しました。
これまでは昼間に区内を練り歩いていましたが、区民の負担軽減のため演芸大会で披露することにしました。
子どもたちは掛け声に合わせ、神輿を担いでいました。
出演者には会場内で使える食事券が配られました。
会場には出店が並び、訪れた人たちが祭りの雰囲気を楽しんでいました。
北福地祭事会では「4年ぶりに演芸大会を開くことができ、コロナ禍で薄れてしまった地区の絆が深まった」と話していました。
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伊那西高校生徒 冬服に衣替え
10月に入り衣替えの季節となりました。
伊那市の伊那西高校の生徒は2日、冬服で登校していました。
伊那西高校では今年から、9月25日から10月6日までのおよそ2週間の移行期間を設け、その日の気温に応じて夏服と冬服を選べるようにしました。
ある生徒は「10月に入り、先週と比べて多くの生徒が冬服を着ている」と話していました。
2日朝の伊那地域の最低気温は午前5時43分に10.8度を記録し、今シーズン最も低くなりました。
長野地方気象台では、3日の朝も最低気温が10度前後になると予想しています。
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小学生向け能楽体験講座
11月19日に伊那市の伊那文化会館で開かれる「第32回伊那能」を前に、小学生を対象にした体験講座が富県小学校で2日に開かれました。
講座では、富県小学校の5年生12人が能楽を体験しました。
講師はシテ方観世流能楽師で伊那市西箕輪在住の中家美千代さんが務めました。
講座は日本の伝統芸能に触れてもらおうと伊那能実行委員会が2018年から開いています。
児童たちは能の台本にあたる謡を声に出して読んでいました。
扇を使った舞の型も教わり、謡と舞を合わせて体験していました。
また、能面や装束を実際に身につけていました。
中家さんは「能面をつけると正面しか見えないため、舞台では柱を目印にしながら動いている」と話していました。
伊那能実行委員会では「能楽を身近に感じてもらい、楽しさや奥深さを知ってもらいたい」と話していました。
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「童謡で伝える会」由紀さおりさん園児と歌
「童謡で伝える会」が1日伊那市の竜東保育園で開かれ歌手で女優の由紀さおりさんが参加者と一緒に歌を歌いました。
この日は竜東保育園年長の園児とその保護者50人が参加し由紀さんとめだかの学校や手のひらを太陽になどを一緒に歌いました。
由紀さんは園児に歌詞の意味を想像しながら歌ってほしいと話しました。
また保護者には「子どもは常に親の表情を見ている。豊かな表情で接してほしい」と話していました。
「童謡で伝える会」は童謡を通して日本語の美しさ伝えようと由紀さんが全国で行っている活動です。
伊那市ではコロナ禍で休んだ年もありますが、10年前から市内の保育園で開いています。 -
春日神社例大祭 4年ぶりに浦安の舞奉納
伊那市の春日神社の例大祭で浦安の舞が4年ぶりに奉納されました。
例大祭は、9月30日と10月1日の2日間行われました。
本祭りの1日は、総代や区の関係者が見守る中、地元の小学生6人が浦安の舞を披露しました。
浦安の舞は、安らかな心で平和を祈る意味が込められています。
児童は、9月下旬から練習を重ねてきたということです。
ある氏子は、「神社での行事を通して、今後も地元の子どもたちと交流をしていきたい」と話していました。
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旧井澤家住宅でおからこ作り
伊那市西町の旧井澤家住宅で十五夜に月に供えて五穀豊穣に感謝するおからこ作りが30日行われました。
伊那部宿を考える会では、地域の風習を伝えていこうとおからこづくりを行っています。
30日は、もち米で作ったおからこや地元で採れたかぼちゃやネギなどを縁側に並べました。
作ったものは1日の夕方、おからこ汁にして味わうということです。
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上伊那岳風会 吟道大会
上伊那の詩吟愛好者で作る上伊那岳風会の吟道大会が、伊那市のニシザワいなっせホールで30日開かれました。
30日は、上伊那にある教室に通う約120人が日頃の練習の成果を披露しました。
大会では、一人で吟じる「独吟」や複数人で吟じる「合吟」などが披露されました。
青少年吟では、伊那北高校2年生の伊藤璃泉さんが吟じました。
伊藤さんは小学校4年生のときから詩吟をはじめ、現在はバスケットボール部と両立して取り組んでいるということです。
上伊那岳風会の下平岳渓会長は、「先人が長年に渡り作り上げた吟道の素晴らしい文化を守り、次世代につなげていきたい」と話していました。
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処理水海洋放出を受けてデモ行進
8月24日から福島県の福島第一原発の処理水が海洋放出されていることを受け、抗議集会とデモ行進がきょう伊那市内で行われました。
抗議集会では参加者によるリレートークや内閣総理大臣へ送る抗議文の読み上げなどが行われました。
集会はフクシマを忘れない上伊那アクションが行ったもので賛同する人たち40人程が参加しました。
参加者は政府が関係者の理解なしに処理を行わないとしていたにも関わらず処理水を海洋放出していることに対し中止を求めると訴えました。
また処理水の海洋放出中止を求めるデモ行進が行われました。
いなっせ北側広場から入舟交差点までを往復しました。
このデモ行進と集会には福島県や新潟県からの参加もあったということです。 -
みのわ山野草クラブ秋の展示会 あすから
箕輪町の信州みのわ山野草クラブの秋の展示会が、30日と10月1日の2日間、木下公民館で開かれます。
29日は木下公民館で準備が進められていました。
会場には赤そばなど秋にまつわる作品、250点が展示されます。
今年は暑い日が続いたため、枯れてしまったり葉が焼けたりしてしまい、管理に苦労したということです。
信州みのわ山野草クラブ秋の山野草展示会は、あすとあさっての2日間、木下公民館で開かれます。
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長谷保育園の園児が「ガーランド」作り
伊那市長谷の長谷保育園の園児は、地域のイベントを盛り上げようと、三角形の旗状の装飾品「ガーランド」作りを29日、行いました。
29日は、長谷保育園の園児26人がオリジナルのガーランドを制作しました。
秋から冬に長谷で行われるイベントを子どもたちと一緒に盛り上げようと、地域おこし協力隊の宮川沙加さんが企画しました。
去年は、古布で地域の人たちがガーランドを制作し12月のクリスマスイベントで飾りました。
今年は、地元の保育園児に制作を依頼しました。
園児たちは、白布に思い思いの絵や文字を書いていました。
書いた絵は、クラスカラーの三角の布にボンドで貼り付けていきます。
これをつなぎ合わせて完成です。
園児が制作したガーランドは、南アルプスふるさと祭りから名称が変更となった11月5日に開かれる長谷フェスや、12月に予定されているクリスマスイベントで飾る予定です。
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はらぺこの園児が稲刈り
29日の伊那地域の日中の最高気温は30.8度まで上がり真夏日となりました。
厳しい残暑が続いていますが、伊那市富県で園児と保護者が稲刈りを29日、行いました。
稲刈りをしたのは、伊那市手良の認定こども園「NPO法人山の遊び舎はらぺこ」の園児と保護者およそ70人です。
毎年地域の人から田んぼを借りて、コシヒカリを栽培しています。
29日は、園児と保護者が稲をカマで刈っていきました。
今年は6月の豪雨で土砂が田んぼの一部に流れこんだり夏の暑さなど、稲の生育を心配しましたが、例年並みの出来になったということです。
園児たちは、刈った稲を両手いっぱいに持って運んでいました。
収穫した米は、来月予定している祖父母参観で味わうことになっています。 -
高遠高校生徒 交流授業でオリジナルCDを制作
伊那市の高遠高校芸術コースは演奏修学旅行で長野県に来ている東京芸術大学附属音楽高校の生徒16人と交流授業を行いオリジナルCDを制作しました。
27日は高遠高校芸術コースの音楽・美術・書道コースの生徒と芸大付属高校の生徒が交流授業を行いました。
音楽コースでは演奏を録音してCDにしました。
ベルやチャイム、ギターなどを使い合同で演奏をしました。
書道コースでは芸大付属高校の生徒が自分のCDのラベルを作りました。
好みの書体を練習したあと本番の紙に筆でタイトルを書きました。
美術コースではCDを入れる袋のデザインをそれぞれ制作しました。
授業で制作したオリジナルCDは芸大付属高校の生徒が修学旅行の記念にするということです。 -
認知症や障害のある人へ 編み物「マフ」づくり
認知症や障害者のある人が触ると気持ちが落ち着く効果があると言われている編み物「マフ」の制作が進められています。
こちらがマフです。
毛糸でつくられていて、大きさは縦が15センチほど、横が40センチほどです。
筒状になっていて、両側から手を入れることができます。
外側や内側に毛糸でつくられた飾りが付いているのが特徴で、手で触り、感触を楽しむことで、気持ちを落ち着かせる効果があるということです。
この日はボランティアサークル「マフの会」のメンバー6人が集まり作業を行いました。
伊那市社会福祉協議会が6月に市民から家に眠っている毛糸の寄付を募ったところ、多くの毛糸が集まったため、マフをつくることにしました。
マフの会は編み物を趣味にしている人に声をかけ、今年7月に発足しました。
月に1回集まり、活動を行っています。
およそ40個のマフが完成しています。
製作したマフは来月、市内の高齢者施設や児童施設に届ける予定です。
利用した人から感想を聞き、より使い心地のよいマフづくりに役立てていくということです。
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木下区敬老会 4年振りに開催
箕輪町木下区は、区内の75歳以上を対象に敬老会を24日に、4年振りに開きました。
木下区敬老会は、区内の75歳以上の高齢者984人を対象に開かれたもので、このうち147人が参加しました。
新型コロナの影響で3年間中止となっていて、今年は4年振りに開かれました。
木下保育園の園児によるダンスの発表も行われ、訪れた人たちは目を細めて見ていました。
木下区地区社会福祉協議会の小松友昭会長は、「みなさんがこれまで培った知識や経験を後世に伝えるために、これからもアドバイスをいただきたいです」と話していました。 -
東春近小150周年の歌 湯澤さんと練習
伊那市の東春近小学校の児童と卒業生でシンガーソングライターの湯澤かよこさんが制作した、創立150周年を記念した歌の練習が27日に行われました。
この日は湯澤さんと歌の編曲をした伊那市在住の音楽家、深瀬人寛さんが東春近小学校を訪れました。
この歌は創立150周年記念として、学校が湯澤さんに制作を依頼して作られました。
今年2月に全校児童から募集した歌詞を選び、7月下旬に歌が完成しました。
児童達は今月から音楽の授業で練習を重ね、この日は初めて湯澤さんの指導を受けました。
完成した歌には、足踏みや手拍子でリズムを刻めるパートもあります。
湯澤さんは「揺れるブランコや給食など、いつもの学校生活をイメージしながら歌ってください」と話していました。
11月の150周年記念式典で湯澤さんと一緒に歌うということです。
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保育園で消防防災体験会
伊那市消防団西箕輪分団第一部による消防防災体験会が26日に伊那市の西箕輪保育園で開かれました。
園児およそ100人が参加し、西箕輪分団の7人が講師をつとめました。
体験会では子どもたちが消防団の車に乗ったり警鐘を鳴らすなどしていました。
体験会は消防団のイメージアップを図ろうと初めて企画されたものです。
保育園に子どもを預けている団員が3人いることから西箕輪保育園で行われました。
また防災クイズが行われ火事が起きたら大人を呼ぶことなどを学んでいました。 -
まほらいな市民大学 修了証書授与式
伊那市が生涯学習の場として開いている、まほらいな市民大学と大学院の修了証書授与式が26日ニシザワいなっせホールで開かれました。
学長の白鳥孝伊那市長から修了証書が授与されました。
この日は市民大学第24期生31人と大学院第8期生6人が修了しました。
市民大学修了生を代表して小池和広さんは「新たな知識に多く接することができた。2年間の学習成果を役立てこれからも地域の活性化に貢献していきたい。」と話しました。
自分でテーマを決め、1年間研究する大学院を修了した中山恵理さんは「活動するたびに新たな発見や感動が生まれた。充実した学びを得られた」と話しました。 -
有志が企画「ショッカクフェス」
伊那市の有志が企画したイベント「ショッカクフェス」が春日公園で23日に開かれました。
イベントには、地元飲食店のキッチンカーや、輪投げ、射的などのブースが並びました。
このイベントは、子どもたちに楽しんでもらおうと、地域の飲食店などを動画で発信しているグループが企画したもので、今年で3年目です。
企画したグループは「伊那を盛り上げられるよう、今後も継続して開催していきたい」と話していました。
会場には親子連れなどおよそ400人が訪れました。
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燈籠祭 高遠ばやし巡行
伊那市高遠町で燈籠祭の宵祭が22日に行われ、商店街にほおずき提灯が灯されました。
燈籠祭は五穀豊穣を願う鉾持神社の秋の例大祭にあわせ行われています。
この日は霜町連が高遠ばやしを演奏しながら町内を練り歩きました。
燈籠祭は、新型コロナの影響で規模を縮小して開催していましたが、今年は4年ぶりに高遠ばやしの巡行が行われました。
燈籠祭に合わせ、建福寺ではライトアップが行われました。
門前では、高遠小学校の5.6年生らが制作した経木の燈籠130基が並べられ、灯りがともされました。
石仏もライトアップされ、建福寺の門前は幻想的な雰囲気に包まれていました。
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箕輪町におもちゃ図書館 自由にレンタル
箕輪町のボランティア団体が運営するおもちゃを自由に選んでレンタルすることができる「おもちゃ図書館」が、三日町の施設内にオープンしました。
おもちゃ図書館は、ベルシャイン箕輪店近くのふれあい宮坂組箕輪支店敷地内「トイロベース」にできました。
利用者は、子ども1人につき1つカタログ内から好きなおもちゃを選ぶことができます。
初回のみ登録料として300円を払えば、以降無料で2週間借りることができます。
おもちゃ図書館は、こども食堂などを運営するボランティア団体「Purみんなの学校」が、9月18日から開いているものです。
レンタルできるおもちゃは、日本おもちゃ図書館財団とNPO法人から支援を受けて揃えたものや、寄付品など現在およそ40点あります。
おもちゃ図書館の営業時間は、毎週月曜日の午前10時から午後5時までとなっています。
おもちゃ図書館がある「トイロベース」は、不登校の子どもの支援や居住支援、放課後の子どものあそび場となっています。
リユースルームでは、子どもの成長により着られなくなった服を引き取り、必要としている人に無料で提供しています。
他にも、企業や地域の人からの協力で集まった食材も、無償で提供しています。
「トイロベース」では、家庭に眠っている食材や子ども服、使わなくなったおもちゃなどの寄付を呼び掛けています。
問い合わせ先 電話79-1016
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第32回信州伊那井月俳句大会
漂泊の俳人、井上井月を偲ぶ「信州伊那井月俳句大会」が10日に伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
最高賞の井月俳句大賞には、東京都の綾野まさるさんの作品「賑やかに 別れるための 西瓜切る」が選ばれました。
綾野さんは都合により表彰式は欠席となりました。
大賞をあわせ12人が受賞し、10日は出席した3人に表彰状が手渡されました。
俳句大会には高校・一般の部に321人から1,364句、小中学校の部は1,573人から2,119句の応募がありました。
信州伊那井月俳句大会実行委員会の北原明委員長は「最近は井月が広く知られるようになった。今後も多くの人に親しまれる俳句大会にしたい」と話していました。
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伊那西高校定期演奏会
伊那市の伊那西高校の3つのクラブ合同の第20回定期演奏会が、伊那文化会館で18日、開かれました。
定期演奏会は、合唱クラブ、吹奏楽クラブ、お箏クラブ合同で開かれました。
新型コロナの影響でここ数年は人数を制限していましたが今年は4年ぶりに通常開催しました。
定期演奏会は、日ごろの練習の成果の発表の場として開かれていて3年生にとっては最後のステージとなります。
お箏クラブが定期演奏会に出演するのは今年で2回目で、生徒たちは、琴の音色を響かせていました。
吹奏楽クラブは、コンクールの課題曲やポップスなどを演奏しました。
合唱クラブは、コンクールの課題曲や合唱曲などを歌いました。
会場には、友人や保護者たちが訪れ、それぞれのステージを楽しんでいました。
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暑さ地蜂にも影響か…
伊那市地蜂愛好会の会員は、山で捕ったクロスズメバチ通称地蜂の巣を自宅で育てています。
今年は暑さの影響で多く会員が育てるのに悪戦苦闘しています。
伊那市地蜂愛好会会長で西箕輪の山口政幸さんです。
山口さんは、蜂を飼って65年の大ベテランで、今年は自宅の庭で6つの巣を育てています。。
40人ほどいる会員のうち7割が11月の地蜂の巣の重さを競うコンテストに向けて、餌を与えるなどして育てています。
今年は、7月からの暑さで蜂の通いが悪く、過去をみてもこのような年はないと山口さんは話します。
今月開かれた役員会で会員の半分近くが巣を駄目にしてしまったとの報告があったということです。
気温が高いため、山口さんは、毎日巣箱の周りに水をまくなどして対応してきました。
また、今年は山で巣を見つけるのにもひと苦労したということです。
日中の気温が20度から23度ほどになれば蜂の通いも良くなり大きい巣ができるのではと期待しています。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化を継承しようと活動しています。
今年の、地蜂の巣コンテストは、11月5日に西箕輪のみはらしファームで行われます。 -
パネックス 非常用のパン2万個を伊那市に寄付
伊那市東春近に工場があるパン製造・販売を行う株式会社パネックスは長期保存が出来る非常用のパン2万個を伊那市に寄付しました。
19日市役所で寄贈式が行われ株式会社パネックスの前野朝彦社長が白鳥孝市長に目録を手渡しました。
寄贈されたのは非常食用のパン2万個です。
酵母菌やバターなどを厳選し脱酸素剤を使うことで保存料を使うことなく5年間保存出来るということです。
今回贈られたパンは指定避難所になっている小中学校18か所に保管されます。
前野社長は「災害時に帰宅できなくなった子どもの非常食などに役立ててもらいたい」と話していました。
白鳥市長は「学校の防災教育にも役立てていきたい」と話しました。
株式会社パネックスは2018年から市と災害時応援協定を結んでいて、今回は長期保存ができるパンを寄贈しました。
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人権教育講演会「満蒙開拓から人権について考える」
中国東北部にかつて存在した満州国に農業移民として渡った満蒙開拓団の歴史を通じて人権について考える講演会が8月31日に伊那市のいなっせで開かれました。
講演会では「満蒙開拓から人権について考える」と題して阿智村の満蒙開拓平和記念館事務局長の三沢亜紀さんが話をしました。
三沢さんによると満蒙開拓では日本全国から約27万人の農業移民が旧満州国へ渡り、長野県からは3万3千人と全国で最も多いということです。
三沢さんは故郷に帰ってきた人たちが親族から自分だけ帰って来ことを責められ、「過酷な体験が共感してもらえなかった」と話していました。
講演会は公益社団法人上伊那教育会がひらいたものでおよそ40人が参加しました。
上伊那の教職員のほか、今年は4年ぶりに一般参加もありました。
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箕輪町 町内定額タクシー10月から運用
箕輪町は、10月2日から高齢者などが対象の町内定額タクシー「まちなかタクシー」の運用を始めます。
22日は町役場で定例記者懇談会が開かれ、概要が示されました。
まちなかタクシーは、町内に住む65歳以上の人などが対象で、1回の乗車にかかる運賃が500円、免許返納者などは250円の定額タクシーです。
差額は町が負担します。
利用するには登録が必要で、タクシーを降りる際に町から届く登録証を提示すると割引となります。
自宅から目的地までを結ぶドアツードアとなっています。
運行業者は伊那タクシーみのわ営業所です。
利用日時は平日の午前9時から午後3時で、エリアは箕輪町全域です。
箕輪町によりますと、きのう現在で、393人が登録しているということです。
箕輪町では、令和3年度に行ったデマンド型タクシーの実証実験の利用者の意見を取り入れ、今回の事業を開始することにしたということです。
1日何回でも利用可能で、10月2日から利用が開始されます。
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ミヤマシジミ復活目指しコマツナギ植付
4年前まで天竜川と三峰川の合流点付近で生息が確認されていた絶滅危惧種の蝶ミヤマシジミを復活させようと、天竜川上流河川事務所などは餌となるのコマツナギを21日現場に植え付けました。
この日は天竜川上流河川事務所や河川の除草作業を行っている守屋建設、ミヤマシジミ研究会の15人程がコマツナギの苗130本を三峰川の堤防に植えました。
コマツナギはミヤマシジミの幼虫の餌となりますが、河川整備や植生の変化などが原因で減っています。
ミヤマシジミは2.5~3センチほどの小さな蝶で環境省の絶滅危惧種に指定されています。
現在は長野県南部や静岡県、山梨県など限られた場所でしか生息していないということです。
4年前まで天竜川と三峰川の合流点にミヤマシジミが生息していたということですが、コマツナギの群落が減少したことにより姿が見られなくなっていました。
ミヤマシジミを復活させようとこの取り組みが始まりミヤマシジミ研究会会員や伊那西小学校児童が苗を育ててきました。
コマツナギは落葉小低木で最大の樹高は70~80センチほど、2年ほどでその高さに成長するということです。
来年の9月ごろにはミヤマシジミの成虫を移殖して卵を産みつけさせ、うまくいけば再来年の春に孵化するということです。 -
このまちのおしごとごっこ 10月15日開催
伊那商工会議所青年部は来月15日に開く小学生が職業体験をするイベント「このまちのおしごとごっこ」についての記者会見を20日伊那商工会館で開きました。
20日は伊那商工会議所青年部企画交流委員会の中村直哉委員長が概要を説明しました。
「このまちのおしごとごっこ」は小学生が消防士や美容師、アナウンサーなど様々な職業体験ができるイベントです。
体験を通じて将来の夢や考える力を養ってもらおうと企画されました。
今年は21企業がブースを出展し伝統芸能なども体験できるのが特徴ということです。
市内の小学生を対象に10月15日日曜日に午前午後の2部制で伊那商工会館で開催されます。
参加は無料で216人の完全予約制です。 -
日本山岳写真協会南信支部 写真展「貌・季節の中で」
日本山岳写真協会南信支部の第28回写真展「貌・季節の中で」
が、20日から伊那市の伊那文化会館で始まりました。
会場には、会員12人の作品60点が展示されています
日本山岳写真協会には、84年の歴史があり、南信支部は発足して29年目になります。
南信支部には、プロアマ問わず30代から70代までの16人が所属しています。
展示は、県内で撮影した作品も多くあり、四季折々の山の風景を見ることができます。
写真展は毎年開かれていて、今年は、山肌の荒々しさや天気の移り
変わりを撮影した作品も多く、バリエーションが広がったということです
日本山岳写真協会南信支部の第28回写真展「貌・季節の中で」は24日まで伊那文化会館で開かれています。
23日午後2時からは、支部長の津野祐次さんによるライブトーク
が行われる予定です。
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音訳ボランティア養成講座
音訳について学ぶ音訳ボランティア養成講座が20日に伊那市の伊那図書館で開かれました。
この講座は、新聞記事をCDに録音して届ける活動をしている音訳ボランティア「鈴音の会」が会員の技術向上と新規会員募集のために毎年開いています。
今回の講座には、会員11人のほかボランティアに興味のある7人が参加しました。
講師は、飯田市立図書館の音訳ボランティアグループに所属している熊谷祥子さんが務めました。
熊谷さんは「字を読むのではなく、言葉を声に変えて読むことが大事です。音訳は聞き手が情報を得るために利用するものなので、内容が正しく伝わるように読んでください。」と話していました。現在は伊那市と駒ヶ根市の合わせて5人がCDを利用しているということです。