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子ども地球サミット・エコロジーミュージカル
子ども地球サミットのメーン行事、ミュージカル「ボーダレス縲怩サれがホタルのキモチ」が2日夜、南箕輪村の南箕輪小学校体育館で上演された。
ミュージカルには、社会人や大学生などの役者10人と国内外の子どもたち約80人が参加し舞台を盛り上げた。
スト竏茶梶[は、戦争に行ったまま帰ってこない息子の生存を信じ続ける老婆が、戦後60年経ち大芝高原で再会するというもので、エコ活動も信じて続けることがやがては地球を守る大きな力に繋がるというメッセージが込められている。
また、一人ひとりのエコ活動の実践が輪を広げ、国や地域など関係なく「ボーダレス」に広がることが大切と訴えていた。
ミュージカルの中で、地球サミットに参加した子ども達がグループ毎に考えた「エコ宣言」を発表した。
会場には約900人が訪れ、地球を守るエコへの思いを新たにしているようだった。
また一夜明けた3日、地球サミットに参加した子どもたちは、大芝高原に桜の木を植樹した。
桜は、子どもたちが再び南箕輪村を訪れた時にミュージカルを思い出してもらえるようにと植えられた。
ある小学生は「友達がたくさんでき楽しかった。また来年も参加したい」と話していた。 -
南ア遭難救助隊員を委嘱
南アルプスで遭難防止活動などを行う救助隊員の委嘱が3日、伊那市役所で行われ、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協議会長の小坂樫男市長が、新たに救助隊員に加わる二人に委嘱状を手渡した。
委嘱されたのは、伊那市の宇治田直弘さんと加藤知樹さん。
協議会では、南アルプスの北部、塩見岳からのこぎり岳までの遭難や事故に対応するため救助隊を設置している。
小坂市長は「南アルプスは幸いなことに遭難などの事故が少ないが、中高年の登山などが増えている。いざという時のために備えてほしい」と話した。
現在、伊那市内では78人が救助隊員として活動している。
二人は今後、訓練を重ね緊急時に備えるという。 -
伊那まつりで偽造紙幣
2日夜開かれた伊那まつり花火大会の会場で、偽造紙幣が使用される事件が発生した。
伊那署の発表によると、2日夜と3日、伊那市内に住む2人が5千円札の偽装紙幣合計3枚を持参し伊那署に届け出た。
伊那まつり花火大会の会場で露店からつり銭として受け取った客と、露天商経営者が偽造紙幣に気付き届け出た。
偽造された5千円紙幣は、透かしがなく赤みがかかった色をしていて、3枚とも記番号が同じという。
伊那署によると、偽造紙幣はそれほど精巧なものではなく、明るい場所で確認すればすぐに偽造だと分かるという。
同様の事件が松本ぼんぼんの祭り会場でも発生していて、伊那署では松本市のものと関連性を含めて捜査する方針。
また、祭り会場で買い物をした人は確認をするよう呼びかけている。 -
富県のコワイ夜
ろうそくの明かりで怪談伊那市の富県ふるさと館で29日夜、怪談を語る催し「富県のコワイ夜」が開かれた。
この催しは、夏休み中の小学生の居場所づくりとして行っている富県こどもおいで塾の一環として、富県公民館が開き、約50人の小学生やその保護者が集まった。
話をしたのは、読み聞かせのボランティアグループ「伊那おはなしの会」のメンバーなどで、日本や外国に伝わる怪談を披露していた。
暗くした会場には、ろうそくが灯されたほか、廊下には赤い照明をつけるなどの演出がされていた。
集まった子どもたちは、雰囲気たっぷりの語りに耳を傾け夏の夜を楽しんでいた。 -
長野県の遺跡発掘展
遺跡発掘の調査成果を公開する長野県の遺跡発掘展が30日から、伊那市の伊那文化会館で始まる。
この展示会は、長野県埋蔵文化財センターの速報展として開く。
昨年度、長野県内で行われた発掘や整理調査のうち10遺跡の出土品331点を展示する。
見どころは、中野市の柳沢遺跡で新しく見つかった弥生時代の銅戈と銅鐸。銅鐸は青銅製で、祭りで使われたという。銅戈も青銅製の祭りの道具で、一部が出土した。
このほか土器や石器などがあり、飯田市の遺跡なども紹介している。
同展は8月23日まで。関連イベントとして遺跡調査報告会と講演会が8月1日午後1時から開かれる。 -
箕輪町消防団県出場激励会
箕輪町消防団第6分団は、ポンプ車操法の部で8月2日に開かれる県大会に出場する。
29日、箕輪町の長岡グラウンドで激励会が開かれ、箕輪町の代表として出場する長岡区と南北小河内区の第6分団のメンバーがポンプ車操法を披露した。
町消防団は、19日に伊那市役所で開かれた上伊那消防ポンプ操法大会のポンプ車操法の部で、出場チーム中唯一減点なしという好成績で優勝し、県大会出場を決めた。
平澤豊満町長は「日ごろの練習の成果が発揮できれば優勝も期待できる。頑張ってください」とメンバーを激励した。 -
外国籍の人対象に履歴書の書き方・面接講習会
外国籍の人たちを対象にした履歴書の書き方や面接の受け方の講習会が29日、伊那市役所で開かれた。
この講習会は、仕事を探している外国人を支援しようとNPO法人伊那国際交流協会が開いた。
講習会にはブラジル国籍の男性4人と女性1人の計5人が出席した。
講習会ではまず、行政書士から正しい履歴書の書き方について話があり、その後、実際に参加者が自分の履歴書を書いた。
講師は、「履歴書でまず大事なのは写真。髪型や服装など身だしなみに気をつけて撮ってください」と話していた。
また、「名前と住所など日本語で書けることが大事」とアドバイスしていた。
また面接では、日本は礼儀を大切にする国だとして、外見や受け答えで印象を良くし、面接中は腕や足を組んだりしないことなどをポイントに挙げていた。
伊那国際交流協会によると、景気の悪化による派遣切りなどで就職に関する相談が増える一方、就職活動に関する知識を知らない外国人が多くいるのが現状だという。
協会では就職相談のほか、このような講習会など外国人の再就職をサポートする体制が必要だとしている。 -
富県公民館で「夏休みおいで塾」
夏休み中のこどもが勉強などをして過ごす「夏休みおいで塾」が、伊那市富県のふるさと館で開かれている。
おいで塾は共働きなどで家に残されてしまう子どもたちが安心して過ごせるようにと企画されているもので、今年で2年目。
参加しているのは富県小学校の児童50人で、午前中は学校の先生のOBが日替わりで勉強の相談にのる。
勉強に集中する子、友達や上級生から教えてもらう子など、思い思いのペースで勉強を進めていた。
勉強の後は、子どもたちが楽しみにしているスポーツ。ホールで子どもたちは、卓球をしたりニュースポーツなどをして汗を流していた。
富県公民館のおいで塾は31日まで行われ、勉強以外にも料理をしたりマジックショーを楽しんだりするという。 -
さくらの里で夏まつり
伊那市高遠町の特別養護老人ホーム「さくらの里で」26日、夏祭りが行われた。
夏まつりは、利用者とその家族に楽しんでもらうとともに、地域に開かれた施設を目指し行っている。
毎年、地域の住民や高遠中学校の生徒がボランティアとして祭りを支えていて、高遠中学からは、福祉委員会のメンバーら17人が参加し、今年の祭りの運営を手伝った。
参加したある生徒は、「普段はあまり接する機会がないが、こういう機会を通してお年寄りと交流するのは楽しい」と話していた。 -
大東島の子供たちが伊那に到着
30日に伊那市で太鼓と島歌のコンサートを2年ぶりに開く沖縄県大東島の子どもたちが28日、伊那に到着した。
小学生から高校生までのおよそ40人が伊那に到着し、久し振りに会う人たちとの再会を喜んだ。
南大東島と伊那市は、島で採れる「青パパイヤ」が取り持つ縁で市民レベルの交流を続けている。
今回は北大東島の子どもたちも参加していて、コンサートは2年ぶりとなる。
大東太鼓と島唄のコンサートは30日午後7時から、伊那市の伊那文化会館で開かれる。
子どもたちは1週間ほどホームステイして、地元の小学生と太鼓で交流したり、伊那まつりの花火大会を楽しむという。 -
伊那谷伝統文化「蜂追い」の技術競う
伊那谷の伝統文化「蜂追い」の技術を学び、互いの親ぼくを深める「蜂追い大会」が26日、伊那市の横山キャンプ場で行われた。
26日は、伊那市地蜂愛好会のメンバーおよそ30人が、地蜂を追い、土の中に作られた巣を見つけ出した。
蜂追いは、蜂や蜂の子を食べる習慣がある伊那谷の伝統文化。
餌でおびき寄せた蜂に目印を付けて再び山に放ち、後を追いかける。
それを何度か繰り返しながら、地面の中に作られた蜂の巣の場所を捜し出す。
蜂が飛び立つと、会員らは目を凝らしながら蜂の行き先を確認し、大きな声で、蜂の飛んでいく方向を言い合っていた。
何度か蜂を飛ばして、蜂が出入りしている穴を見つけ出した。
巣を確認した後は、掘り出す作業。
煙幕で蜂を気絶させてから、慎重に土をかき分けていくと、直径20センチほどの巣が、姿を現した。
今年は去年に比べ、地蜂の巣が少ないということだが、26日は最終的に5つの巣を見つけ出していた。 -
荒井区少年少女消防クラブが訓練
伊那市の荒井区少年少女消防クラブの子どもたちが26日、小型ポンプ操法に挑戦しました。
26日は消防クラブの小学生およそ20人が集まり、伊那消防署の署員から指導を受けながら、小型ポンプを使った放水などを行った。
荒井区少年少女消防クラブでは、地区の小学1年生から6年生がともに活動していて、毎年この時期に夏季訓練を行っている。
小型ポンプ操法では、消防服を着た子どもが二人一組でホースの先を持ち、ポンプから送られてきた水を放水した。
水の勢いに戸惑う様子も見られたが、ホースをしっかりと持ち、水を放っていた。
中村 俊雄部長は、「こうした活動を通じて、子どもたちに防火に対する意識を高めてもらいたい」と話していた。 -
【カメラリポート】みのわ手筒会 向山恵さん
夏の夜空を彩る花火。
今年もみのわ手筒会による手筒花火が25日、箕輪町の天竜公園で行われた。
みのわ手筒会は、まちづくりの活性化につなげようと平成14年に発足した。
会員40人のうち4人が女性だ。
このうち今年で会に入り6年目の向山恵さんは、手筒会のメンバーが法被を着ている姿に憧れて会に入った。
「ただ法被に憧れてしまったので、花火はその次だった。力仕事などできないこともあるけれど、できることを自分で見つけてやったりして、花火を打ち揚げられるので、その充実感はある」 -
信州伊那アルプス街道協議会総会
日本風景街道に指定されている、信州伊那アルプス街道の整備推進を図る協議会の総会が、23日伊那市役所で開かれた。
信州伊那アルプス街道は、国道361号の権兵衛トンネルから高遠の国道152号をつなぐルート。
協議会は、街道やその沿線で地域活性化や景観づくりなどに取り組む団体で組織されている。
総会では昨年度の実施事業や、今年度の計画が示され、了承された。
今年度も、地域の花壇整備を支援する他、勉強会の開催、情報発信などを行う。
総会では、2つの加盟団体による事例発表も行われた。
そのうち県で唯一の景観育成特区に指定されている西箕輪は、指定以降の動きについて説明した。
信州大学農学部の大学院生が、特区指定についての論文に取り組み、大学と協力関係ができた事や、西箕輪の小学校の地理の授業では、景観を取り上げていることなどが報告された。
また、高遠町の入笠山へ続く歴史の道「法華道」の整備に取り組む北原厚さんは「法華道は、アップダウンの少ないトレッキングコースでみはらしも素晴らしい。1度は廃道になったが、広く知ってもらいたい」と話した。 -
1学期終業式
伊那市の富県小学校で24日、市内の小中学校のトップを切って終業式が行われ、子供たちに通知表が手渡された。
24日は全校生徒が体育館に集まり終業式が行われ、2年生、4年生、6年生が、1学期に頑張ったなどこと一人ひとり発表した。
赤羽康徳校長は、1学期にあいさつが良くできるようになったことなどに触れ、「事故などのない、良い夏休みにして下さい」と話した。
終業式のあと、1年生の教室では、初めての通知表が配られた。
通知表と一緒に、1学期を頑張ったご褒美のメダルも贈られ、子どもたちは笑顔で受けっていた。
伊那地域の小中学校の終業式のピークは28日になるという。 -
大芝高原音頭振り付け講習会
南箕輪村の大芝高原まつりを前に、振付指導者による大芝高原音頭ニューヴァージョン、初めての踊り講習会が開かれた。
会場となった南箕輪小学校には、子どもからお年寄りまで、およそ30人が集まり、インストラクターから一連の動きを教わっていた。
祭り実行委員会では、踊りインストラクターの体制を確立し、また、踊りを広める目的で、今年から、指導者の認定制度を設けた。
大芝高原まつりを1カ月後控え、23日夜は、初めての講習会が開かれ、振付指導者の認定を受けた4人が、全体の動きの他、ステップ等を指導した。
実行委員会では、8月6日午後7時半から、南箕輪小学校で2回目の講習会を開く計画で、多くの人の参加を呼びかけている。 -
冷やしアマランサスそば
雑穀アマランサスを使った冷やしアマランサスそばの提供が24日から市役所1階の食堂、アザレアで始まった。
「ここ一番ねばりそば」と名づけられたそばは、麺にポップしたアマランサスの実が練りこまれ、なめこやとろろ、めかぶ、梅などがトッピングされている。
ここ一番、ねばりそばは600円、8月一杯提供される予定。
アザレアでは、栄養価が非常に高いとされるアマランサスそばで暑い夏をのりきってもらいたいと話している。 -
まちじゅう花いっぱいコンテスト表彰
まちじゅう花いっぱいコンテストの表彰が23日、行われ、伊那市西町で下着や衣類などを販売している「ワコール・レイ」が最優秀賞に選ばれた。
23日は最優秀賞を受賞した「ワコール・レイ」などに、表彰状が贈られた。
まちじゅう花いっぱいコンテストは、「もてなしのまちづくり」の一環として、伊那商工会議所が開いている。
今年は花が多い今の時期に実施し、花の飾ってある市内のおよそ40店舗を審査した。
最優秀賞に選ばれたワコール・レイは、今年の4月に隣にオープンさせた衣類店「風和(ふうか)」の前にも、花や植物を飾っている。
審査では、鉢を寄せ植え風にして工夫していることや、全体的に朱宇井との調和がとれていることなどが高く評価された。
オーナーの中西千草さんは、「高校の制服もあるので、高校生に見てもらおうと3月ころから育ててきた。水やりなどに気を使ってきました」と話していた。 -
伊那北高全国大会出場者
7月下旬から開催される全国高校総体や各種全国大会に出場する伊那市在住の伊那北高校の生徒が24日、伊那市長を表敬訪問した。
北信越大会6位の陸上部、北原弘司君は、奈良市で開かれる全国高校総体の3000メートル障害に出場する。
北信越大会2位の有賀楓子(ふうこ)さんは、女子走り高跳びに出場する。1年生ながら自己ベストは161センチを跳んでいる。
県大会優勝の囲碁部からは、東京都で開かれる全国大会に男子団体には辻燿(ひかる)君と知久善明君が出場する。知久君は、男子個人にも出場する。
辻君は、7段の腕前で、三重県で開かれる全国総合文化祭にも出場する。
同じく県大会優勝の囲碁部女子は、女子団体に赤羽由衣さんと橋原涼香さんが出場する。
写真部の西村生馬君は、県で1位になり三重県で開かれる全国総合文化祭に出場する。
小坂樫男市長は、文武両道の精神で頑張って欲しいと生徒を激励した。
生徒を代表して陸上部の北原君は、それぞれ競技は違うが、ベストを尽くして戦いたいと健闘を誓っていた。 -
夏の交通安全運動
夏の行楽シーズンを迎え、県民や、県外から訪れる旅行客に安全運転を呼びかける、夏の交通安全運動が、23日、辰野町の伊北インターチェンジで行われた。
この日は、辰野町や箕輪町、交通安全協会、岡谷警察署などから50人ほどが参加して、ドライバーに安全運転を訴えった。
交通安全運動は、年に4回行われていて、夏の運動は、主に、高速道路を利用する旅行客などを対象に、行われれている。
参加者らは、ドライバーに、チラシやティッシュなどの入った袋を渡して、「安全運転をお願いします」と呼びかけていた。
伊那署管内では、今年に入ってから、7月22日現在まで、死亡事故は発生していない。昨年度の同じ時期には2件発生している。
人身事故は、246件で、23件の減、けが人は314人で、7人の減となっている。 -
園児にカブトムシのプレゼント
伊那市の東春近中央保育園の子供たちに23日、カブトムシがプレゼントされた。
この日は年少園児と未満児の一人ひとりに、カブトムシやノコギリクワガタなどがプレゼントされた。
子どもたちにカブトムシを届けたのは、東春近に住んでいる森登美男さん。
森さんは、孫がこの保育園に通っていることから、4年前から園児たちにプレゼントを贈っています。
プレゼントしたカブトムシなどは、伊那市内の山から朝採ってきたもので、カブトムシの入ったカップを手渡された子どもたちは、友達同士で見せ合うなどして、歓声をあげていた。 -
食生活改善推進員養成講座
食を通した地域の健康づくりを進める食生活改善推進員の養成講座が22日、伊那合同庁舎で開かれ、受講生が食品衛生について学んだ。
食生活改善推進員養成講座は、食を通した、健康づくりや生活習慣病予防に必要な知識を身につけるため、伊那保健福祉事務所が毎年開いている。
今年は、上伊那の22人が受講している。2回目の今回は、気温、湿度が高く食中毒が発生しやすい時季に合わせ、食品衛生について学んだ。
講師は保健福祉事務所の山川晋さんがつとめた。
山川さんは、家庭での食中毒を防ぐポイントとして、調理前などとにかく手洗いを徹底する事をあげた。
また、食中毒を引き起こすサルモネラ菌などは、増殖しても腐ったような臭いや味はしないため「味が変わっていないから、と古い食品を安易に口にしないように」と呼びかけた。
要請講座は、8月まであと2回開かれる予定で、次回は、脂肪を控えたメニューについて学ぶという。 -
平和を願い戦争を語り継ぐ会
戦争体験者の話を聞く「平和を願い戦争を語り継ぐ会」が23日、箕輪町の箕輪中学校で開かれた。
箕輪町遺族会が中学3年生を対象に開いたもので、辰野町宮木の長久寺住職、岩波昭賢さんが講演した。
岩波さんは現在82歳。16歳のとき海軍飛行予科練習生になった。
辰野町を出発する日、校長先生が言った「死ぬな」という声が今でも耳に残っていること、戦地で機銃掃射に遭い、あと10センチずれていたら死んでいたかもしれないことなどを話した。
終戦を知ったときは、「生きて帰れると思ってうれしかった」という。
岩波さんは、「人間は鉄砲を持つと使いたくなる。非常にもろいもの。鉄砲なんか持ってはいけない。戦争放棄を死に物狂いで守らないといけない」と語りかけていた。 -
知立市と伊那市の児童が交流
伊那市と友好都市提携を結んでいる愛知県知立市の子ども達が、23日、伊那市の子供達と交流した。
この日は、知立東小学校の子ども達が、西箕輪小学校を訪れた。
伊那市と知立市が友好提携を結んだ平成6年から、毎年、学校同士の交流が行われている。
交流は、規模が同程度の学校同士で行われていて、今年は、西箕輪小学校が対象校となった。
知立東小学校は、児童の5割ほどが、ブラジルなど外国籍の子供達だということで、ポルトガル語で歌を披露していた。
そのあと、グループに分かれて、自己紹介や、地域を紹介した。
西箕輪の子供達は、伊那の名物ローメンについて、知立の子供達に聞かれ、説明に苦労していた。
自己紹介が終わった後は、スポーツなどをして交流した。
最初は、恥ずかしそうにしていた子供達も、遊びを通して交流するうちに打ち解けていた。
知立東小学校は、伊那市の知立市野外センターに2日間宿泊し、川遊びや、みはらしファームでブルーベリー狩りを楽しむという。 -
環境保全協力員研修会
伊那市が委嘱している環境保全協力員の研修会が21日伊那市役所で開かれた。
環境保全協力員は伊那市の衛生自治会の会員や女性団体のメンバーで組織し、環境などについて市民へ啓発活動をしている。
この日は、年に1回の研修会が開かれ40人のメンバーがアレチウリの駆除方法について学習した。
研修会では、三峰川みらい会議代表の織井秀夫さんがアレチウリについて説明した。
織井さんは、アレチウリが生い茂ると、従来の植物をエサにしたり住み家にしていた動物が生息できなくなり生態系が破壊されてしまうと話していた。
また、駆除方法については手で抜く事が一番効果があるとアドバイスしていた。 -
子育てのコツ学ぶ講演会
子育てのコツを学ぶ講演会が20日、伊那市役所で開かれた。親子が一緒に参加できる講演会で約160人が集まった。
講師は、京都で絵本とヨーロッパ玩具の店を開いている岩城敏之さん。
岩城さんは、幼稚園などの教職員研修や保護者への講演を年間500回以上行っている。
この日の講演会では、「日本の豊かさが続くために賢い子を育てる必要がある」と話した。
岩城さんは、「賢い子どもとは、どんな状況にあっても自分の命や人生を大事にする人、自分の能力で自分と周りの人を大事にする人」と説明した。
賢い子を育てるには、「我が子だけを大事にするのではなく、皆を大事にする子育てが必要」と話した。
さらに、子育てのコツとして「よく見る、よく聞く、よく真似る」の3つを挙げ、「子育ては文化。賢い人から学べばいい」と話していた。 -
親子ふれあいマスつかみ大会
伊那市西町区の親子が20日、三峰川の榛原河川公園の河原でマスつかみを楽しんだ。
西町区青少年育成会と子ども会が計画したもので、親子約200人が参加した。
河原の一部をせき止め、体長20センチほどのマス300匹を放流した。
子どもたちは川に入り、動きの速いマスを追いかけていた。
マスつかみ大会は、小黒川で10年以上行っていた恒例行事だったが、3年前の豪雨災害から中断していた。
子どもたちに自然の中で魚を捕まえる楽しみを体験させたいと今年、会場を三峰川に移して行った。
小さい子どもたちは、なかなか捕まえられずにいたが、中には10匹以上も捕まえた子どももいたという。
参加したある男の子は、「マスが捕まえられて楽しかった」と話していた。
育成会では、「来年以降も続けていきたい」としている。 -
川シンポせせらぎウォッチング
川や水辺の環境に親しみを持ってもらおうと、水生生物の観察などをする川シンポジウム「せせらぎウォッチング」が20日、三峰川と天竜川の合流点などで行われた。
恒例のイベントで、今年は小中学生や一般など43人が参加した。
参加者は、水がどれくらい透き通っているか見るため、川の水を入れたペットボトルの中をのぞきこんでいた。
また、川底をかき混ぜて水生生物を網で捕まえ、トレーに取り出した。
水生生物は、ヒゲナガカワトビケラが最も多く観察された。
講師を務めた教諭の一人は、「きれいな水に住む生物と、少し汚れた水に住む生物が混在しているが、全般的にはきれいな水」と話していた。
参加したある中学生は、「普段見ない生物がいっぱいいた。川をきれいにしていきたいと感じた」と話していた。
今回の観察の結果は9月に開かれる川シンポジウムで報告されるという。 -
46年ぶり 日本で皆既日食
22日は46年ぶりとなる皆既日食が日本で起こり、伊那地域では太陽の一部が欠ける部分日食が観測された。
22日の上伊那地域は、朝方まで降っていた雨は止んだものの、厚い雲に覆われた1日となった。
しかし日食が始まってから1時間ほど経った午前11時ころには雲の切れ間から部分日食を観測することができた。
22日は日食にあわせて伊那文化会館で観測イベントがおこなわれ、伊那小学校4年生の児童およそ70人が天体ショーを楽しんだ。
観測イベントでは、フィルターを通して天体望遠鏡で太陽を写し、白いパネルで太陽が欠けていく様子が映し出されていた。
22日は伊那市の写真愛好家で会館職員の小池賢一さんも日食の様子を写真に収めようと、シャッターを切っていた。
小池さんはこの日のために、太陽の紫外線と赤外線をカットする、カメラ用の特殊なフィルターを7月初めに購入していた。しかし、あいにくの曇り空で雲がフィルターの役目を果たしたため、購入した特殊フィルターは使わずじまいだった。
また箕輪町の箕輪南小学校では、東京都の日比谷公園に日食を見ようと集まった人たちとインターネット回線をつなぎ日食の様子をお互いに伝え合った。
東京都で活動する天文グループ星空キャラバン実行委員会が企画した。
箕輪町で日食が見え始めた頃、日比谷公園では雲が厚かったため日食が見えず、日食を目にした箕輪南小の児童が電話で様子を伝えていた。
この他広島県や鹿児島県など他県の日食の状況をインターネットを利用して観察し、箕輪町から見える日食の様子と見比べた。
22日は雨雲の広がる1日となったが、日食を観測することができ、イベントに参加した児童らは、壮大な天体ショーを満喫した。
なお次回皆既日食を日本で見ることができるのは、26年後の2035年平成47年9月2日だという。 -
オリジナルカレー作りで交流
伊那市の新山小学校の児童と高遠第4保育園の園児が22日、オリジナルカレー作りに挑戦した。
22日は新山小学校の全校児童36人と、第4保育園の園児25人が班ごとに分かれ、カレーを作った。
新山小学校は昨年度まで、新山保育園と交流をしてきたが、保育園は今年の3月に休園となった。
新山保育園に通っていた園児は現在、高遠第4保育園に通っていることから、今年から第4保育園と定期的な交流をしている。
子どもたちはカレーの材料を切った後、自分たちで起こした火の上でカレーを煮込んだ。
具は、それぞれの班で違っていて、中には、チョコレートを隠し味に入れた班もあった。
出来あがったカレーはみんなで試食した。
子どもたちはさまざまなカレーをよそって、いろんな味を味わっていた。