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パンフラワーと写真 姉弟2人展
パンフラワーと写真を飾った展示会が伊那市の伊那市立図書館で開かれている。
展示しているのは伊那市の吉川光子さんとその弟の向山世男さん。2人はそれぞれ還暦を過ぎて光子さんはパンフラワー、世男さんは写真を始めた。
今年、光子さんが喜寿を迎え世男さんが古希を過ぎ、節目として多くの人達に見てもらおうと初めて展示会を開いた。
会場には、光子さんがこれまで作り上げてきたパンフラワー40点と世男さんが上伊那の四季を写した写真24点が飾られている。
パンフラワーは、パン粘土を使って本物そっくりの花をつくるもので、会場にはヒマワリやコスモスなど色華やかに並んでいる。
また世男さんの作品は、上伊那の美しい四季が写し出され、訪れた人の目を楽しませている。
2人展は16日まで。 -
伊藤隆一医師講演会
落語も披露辰野町の外科医院院長で、アマチュア落語家としても活動している伊藤隆一さんの講演会が13日、伊那市の西町公民館で開かれた。地区住民など約80人が集まり、伊藤さんの講演に耳を傾けた。
伊藤さんは医師を務めるかたわら、笑うことから健康になってもらおうとアマチュア落語家「直志亭かんた」としても活動している。
講演では笑いをテーマに、「笑ったり喜んだり、感情表現が脳細胞を活性化してボケ防止につながる」「会話をすることで頭が柔らかくなる」など、笑いを織り交ぜながら説明していた。
また、講演のあとには落語を一席披露した。
演目は、酔っぱらった亭主とその女房などとの掛け合いがおもしろい「かわりめ」。会場は笑いの渦に包まれ、訪れた人たちは伊藤さんの落語を堪能していた。 -
納税表彰式
納税意識を高める活動などに取り組んできた個人や団体を表彰する今年度の納税表彰式が11日、伊那税務署であった。
表彰式は例年、国税庁の定める「税を考える週間」に合わせて行っているもの。この日は伊那税務署管内の4人が表彰を受け、ICTエリア内では、伊那法人会南箕輪支部長の堀井(ほりい)一四(かずし)さんと伊那間税会副会長の小林雄五郎(こばやしゆうごろう)さんに表彰状が贈られた。
伊那税務署の大澤稔署長は「皆さんのご尽力に感謝している。適切で公平な納税の実現を通じて、納税への国民の理解を得ていきたい」と語った。
「税を考える週間」は今月17日までで、その間、関東信越税理士会伊那支部が税金相談コーナーを開設したり、上伊那青色申告会連合会が講演会を開く予定。 -
伊那市・信大農学部土砂災害についての講演会
砂災害を知りいざというときに役立てようと12日、伊那市と信州大学農学部による講演会が伊那市役所であった。
この講演会は、信大と伊那市の連携協定に基づくもの。
この日は農学部森林科学科の平松晋也教授が、土砂災害について講演した。
平松教授は、長野県は雨の量がそれほど多くないのに、土砂災害の発生件数が全国で2番目に多いことを話し、「雨の多い地域は、山などが浸食されて崩れやすいところがない地形になっているが、少ない地域は不安定なまま残っている。今まで崩れていないところこそ警戒が必要」と説明した。
また、災害への心構えとして「自分の身は自分で守る」という意識が一番大事とし、「土石流の前に沢の水が濁る、湧水が急に止まるなどの前兆を知識として持ち、避難勧告などに頼らず早めに避難することが大切」と説明した。 -
信大農学部でシクラメン販売開始
南箕輪村の信州大学農学部で12日から、学生が育てたシクラメンの販売が始まった。農学部内の生産品販売所には、16種類のシクラメンが並んでいる。
農学部の食料生産科学科では、実習としてシクラメンを栽培していて、その後、花は販売し、売り上げは今後の実習費用に充てている。
毎年2千鉢ほど栽培しており、今年は、昨年好評だった少し小さいサイズのものを多めに作った。
人気があるのは、花びらの縁がフリル状になっているもので、早いうちに売り切れてしまうという。
初めて買いにきたという人は「すばらしい花がたくさんあって迷ってしまいます。目移りして、なかなか決まりません」と話していた。
シクラメン販売は、12月18日ころまで、毎週水曜日と木曜日に実施している。 -
訪問星空観察会
上伊那の天文愛好家でつくる「伊那天文ボランティアサークルすばる星の会」は、学校や公民館で開く星空観察会に出られない人に自宅で楽しんでもらおうと、訪問観察会を始めた。
12日夜は、伊那市内のお年寄り宅を代表の野口輝雄さんが訪れ、野口さんが用意した望遠鏡を使い一緒に天体観察をした。
初めて望遠鏡を覗き、あるお年寄りは「図鑑の方がはっきり見えるが、自分の目で見る事ができて嬉しかった」と話していた。
すばる星の会の野口代表は、「空気が奇麗な伊那の星空を多くの人に楽しんでほしい」と話していた。
サークルでは、要望があれば個人宅や病院などへ出向き、この観察会を開いていきたい竏窒ニしている。 -
高遠第4保育園の親子がスイートポテト作り
伊那市の高遠第4保育園の親子50組が11日、自分たちで収穫したサツマイモでスイートポテト作りに挑戦した。
この取り組みは保育参観に合わせて今年初めて企画したもの。
去年、食育をテーマとした講演会を開いたところ、好評だったため、今年は実際に自分たちで何か作ってみたいと、親子クッキングを企画した。
食材には子どもたちがこの秋に収穫したサツマイモを使用。ゆでたサツマイモをつぶし、バターと砂糖を混ぜた後、親子でサツマイモを丸めると、お団子サイズのスイートポテトが出来上がった。
親子は「おいしい」「こんなに簡単なら家でも作ってみたい」などと話しながら、一緒に作ったスイートポテトを味わっていた。 -
年末年始の年とり魚やおせち料理などの商品が並ぶ見本市開催
年末年始の年とり魚やおせち料理などの商品が並ぶ見本市が11日、伊那市西春近の市場であった。
これは、上伊那のおろし業者やスーパーなどの小売業者を対象に丸水長野県水が開いたもの。会場には魚類やおせち料理がならび、商談に訪れた関係者が味を確かめたり値動きなどを質問する光景が見られた。
今年は原油高などの影響により全体的に去年に比べ1割から2割ほど高値が付くと見込んでいる。
関係者によると、年取りの魚ブリについては今のところまとまった水揚げは無く、おせち料理は、品質の良いものが売れている傾向にあるということです。
この日展示した商品はスーパーなどで来月の始め頃から並び始める。 -
縁起物づくり始まる
箕輪町の信州縁起物製作所では、早くも正月用しめ飾りづくりが始まっている。従業員らは、慣れた手つきで玄関や神棚などに飾る縁起物作り作業に励んでいる。
作業は、来月20日ごろまで続き、最盛期には地元主婦などの手伝いのもと、30人以上で作業にあたる。年末までに合計3万個を作る予定。しめ飾りの多くは、中南信地区のスーパーやホームセンター等に出荷する。
この会社では、伊那や諏訪など地域の風習に合わせ、しめ飾りの形や使用するワラを変えており、伊那地区では青いワラ、諏訪地区では黄色く乾燥した物が好まれるという。
営業部長の大槻正春さんは、「来年も良い年であるよう願い、一つ一つ作っている。沢山の人に買ってほしい」と話していた。 -
南アルプスバス営業終了
伊那市長谷の戸台口から北沢峠を結ぶ市営南アルプス林道バスの今シーズンの運行が9日、終了した。
同バスの今シーズン(4月25日縲・1月9日)の運行日数は199日。乗客数は4万3635人で、去年比1152人の減となっている。
この要因として伊那市は▽6月に災害復旧工事の関係で北沢峠への乗り入れが出来なかったこと▽8月の天候不順竏窒ネどをあげている。
一方、紅葉シーズンの10月は、ツアー客の増加などで去年より938人多い1万1837人が利用している。
南アルプス林道バスの営業開始は29年前。その間無事故で運行している。 -
ふるさと講座
地域の歴史や文化を学ぶ講座が6日、南箕輪村民センターであった。
同講座は上伊那の文化を学び後世に伝えていこうと、シニア大学の卒業生などでつくる県長寿社会開発センター伊那支部のふるさとを学ぶ会が企画したもの。伊那市文化財審議会の委員などを務める伊藤一夫さんを講師に迎え、西箕輪羽広の仲仙寺に残る文化財・絵馬について学んだ。
伊藤さんは、仲仙寺は馬の観音様として広く信仰されたため、絵馬が多く残っており、48の絵馬の中には県内で最も古いとされるものや、千匹の馬が描かれた千匹(せんびき)絵馬(えま)も6つあることなどを説明
。
「調査して雑誌などで発表したら、木曽からも協力者が現れるなど新たな展開があった。意欲を持って調べ、発表する機会を持つ事がとても大切」と語った。
また、ふるさとの文化財についてのパネルディスカッションもあった。 -
外国青年が撮った長野写真展
写真展示会「外国青年が撮った長野」が10日から、伊那市の県伊那合同庁舎で開かれている。
展示会は県国際交流員が企画したもので今回で2回目。
県内に住む外国人が撮影した写真21点を展示した。
今回はテーマに「不思議な長野県の風景、物の発見」「長野県の夏、秋の過ごし方」という2つを設けた。
不思議な風景をテーマとした一つ、大田切川で遊ぶ子どもたちを撮影した作品は、オーストラリ人が撮影したもの。
オーストラリアでは海で遊ぶことが日常なため、川で遊ぶ様子は珍しかったのではないかという。
また、夏、秋の過ごし方をテーマとした作品では、日傘代わりに蛇の目傘を持った女性を撮影した作品などが並んでいる。
展示会は14日まで。
その後、県内4会場を巡回する予定。 -
恩徳寺の大イチョウ見頃
南箕輪村沢尻の恩徳寺にある村指定の天然記念物、大イチョウが黄色に色づき、見頃を迎えている。
大イチョウは樹齢およそ390年で、ほかのイチョウと比べ、しだれているのが特徴。
恩徳寺の林宥温住職によると、ここ数日の冷え込みで一気に色づいたということで、例年よりも少し早い色づき。見頃は11日頃までだという。 -
東春近2分の1成人式
伊那市東春近地区で、10歳の成長を祝う2分の1成人式が8日、春近郷ふれ愛館で開かれた。
地区が主催する2分の1成人式で、東春近小学校の4年生61人と保護者らおよそ170人が出席した。
子どもたちは式の中で、10年後の自分に宛てた手紙などをタイムカプセルに入れた。
このタイムカプセルは子どもたちが20歳になるまで、公民館で保管するという。
東春近地区協議会の梅田和穂会長は、「夢のために健康第一、1日1日を大切にして努力を積み重ねてほしい」とあいさつした。
東春近小学校の卒業生で、今年のインターハイ陸上男子棒高跳びで優勝した高遠高校2年の松澤ジアン成治)君の講演も行われた。
松澤君は、「夢をあきらめずに頑張ってください」と話していた。
子どもたちは、「世界中でかけがえのない自分だとわかりました」「自分の夢に向かって進んで行きます」などと話し、歌を熱唱した。 -
新山保で保護者が園庭作業
園児数の減少により存続が難しいとされている伊那市の新山保育園で8日、保護者会が園庭作業を行った。
保護者や保育士などおよそ20人が参加して、あずまや作りや花壇の整備などをした。
保護者会では、先月19日に開かれた新山まつりで、今回の作業に充てる資金の募金活動を行っている。
募金では、4万8千213円が集まり、今回の作業の資材購入費などに使われた。
今回の整備は、新山保育園の今後が不透明なこともあり、子ども達に保育園での良い思い出を残してもらいたいとの願いが込められている。
保護者会の井上松夫会長は、「募金には保育園に対する地域の強い思いを感じた。子ども達に喜んでもらえたらうれしい」と話していた。 -
マラソンランナー谷川真理さん講演会
女子マラソンのトップランナーとして国際大会で活躍した谷川真理さんの講演会が8日、伊那市の長谷公民館で開かれた。
講演会は、伊那市教育委員会や長谷公民館などが主催し、旧長谷村時代から生涯学習講演会として毎年開かれている。
会場にはおよそ120人が集まり、谷川さんの話に耳を傾けた。
谷川さんは中学、高校と陸上部だったが、練習が嫌いで一度走る事から離れた。その後、都内の一般企業に就職し、24歳の時、皇居の周りを走る市民ランナーを見て再び走り始めたという。
市民ランナーとして参加した大会で活躍。1990年に実業団チームの資生堂に入社した。
91年の東京国際マラソンや92年のゴールドコーストマラソンなどで優勝するなど、数多くの大会で活躍したランナー。
谷川さんは講演の中で、「学生時代は、やらされている練習だった。社会人になり、自分で目標を立て練習に取り組み、良い成績が出せるようになった」「大会では、他の選手は意識せず自分に勝つことだけを考え、マイペースで走っていた。そうすれば無駄なエネルギーを使わず、気持ちを前向きに持ち続けることが出来る」と話し、 何事も進んでやるという気持ちや、頑張りすぎずマイペースですることが長続きのコツと話していた。 -
信越デジタル映像コンテスト予備審査会
総務省信越総合通信局と信越地区のケーブルテレビ局が行なう信越デジタル映像コンテストの長野会場の予備審査会が6日、伊那ケーブルテレビで行われた。
コンテストは、アマチュアから映像作品を募集し、地域からの情報発信をさらに進めていこうと今回が初めて。
4日に応募を締め切り、長野、新潟地区合わせて70作品が集まった。
予備審査会は、14日の本審査会へと進む作品を選ぶもので、長野・新潟2会場で行なわれた。
審査は、総務省信越総合通信局の職員立会いのもと、県内のケーブルテレビ局社員3人が行い、創造性・技術力・表現力で採点した。
審査の結果、長野県41作品のうち、上位10作品が14日に上田市で行なわれる本審査会に進むことになった。
本審査会では、大学教授らが審査委員をつとめ、最高賞となるグランプリ作品が決まる。 -
伊那市の新村明子さん 市に洋画寄贈
伊那市西町の新村明子さんが5日、市役所を訪れ、今年県展に出展した50号の洋画を伊那市に寄贈した。
新村さんは、知人の絵画講師から絵の指導を受け、40年ほど前から作品づくりを始めた。
現在、主婦業のかたわら絵を描き続けている。
寄贈したのは、今年春、こいのぼりが泳ぐ様子を見て描いた作品で、家族の温かさを表現したという。
新村さんは、「子ども達が事件を起こすような時代になってしまった。この絵を見た人が少しでも温かい気持ちになってくれたらうれしい」と話していた。
小坂樫男市長は、「これだけ大きな作品を作る意欲は素晴らしい。これからもがんばってください」と話していた。 -
中澤達彦木彫教室合同展
箕輪町在住の彫刻家、中澤達彦さんの彫刻教室の生徒による作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
会場には、中澤さんが講師を務める教室「舎羅の会」の66人の作品220点が並んでいる。
展示会は4年に1度開かれているもので、今回で2回目。
教室では、一人ひとりの個性が出るよう、使う木の種類、削り方など、自由に作品づくりをしていて、会場にはレリーフや仏像など多彩な作品が並んでいる。
指導をしている中澤さんは、「4年という長い期間の中でそれぞれ技術を高めてきた。是非集大成を見てほしい」と来場を呼びかけていた。
作品展は16日まで。 -
全国トイレシンポジウム開催
人と自然のかかわりをトイレの視点から捉え、地域活性化や生活環境の改善に役立てようと7日、伊那市で全国トイレシンポジウムが開かれ、登山家の田部井淳子さんが講演した。
田部井さんは、世界7大陸の最高峰を極めた立場から、登山の際のトイレマナーの大切さを訴えていた。
田部井さんは、エベレストで2000年までの80年間に垂れ流された登山者の尿の量は、104万リットルにのぼると試算。「登山者がマナーを守り、山を持っている自治体がトイレや処理する箱を設置することが理想」と話していた。
シンポジウムでは、桜の里のトイレ整備と題し、花見やイベント時のピーク対応について考える分科会も開かれた。
このトイレシンポジウム、8日は高遠町に会場を移し、高遠城址公園の現地見学や、災害時でのトイレ対策について考えるパネルトークが計画されている。 -
孝行猿の供養
伊那市長谷入野谷にある孝行猿の碑の前で7日、孝行猿の供養が行なわれた。
旧暦の10月10日にあたる7日は、孝行猿の日として長谷小学校でも昔から孝行猿にちなんだ行事が行なわれている。
入野谷では、今後孝行猿にちなんだ事業展開を考えていて、まず供養をしようと今回初めて行なわれた。
入野谷には、箕輪町の彫刻家で歌人だった藤沢古実のレリーフを埋め込んだ孝行猿の碑があり、参加者たちは、近くの円通寺住職の読経で手を合わせていた。
長谷村時代、文化財専門委員だった宮下彦二さんは「この碑をもっと多くの人たちに見てもらい、素晴らしい孝行猿の物語を末永く伝えていきたい」と話していた。 -
かな書道グループ「伊那藍の会」作品展
かな書道のグループ「伊那藍の会」の作品展が7日から、伊那市立伊那図書館で開かれている。
伊那藍の会は、伊那西高校で書道をともに学んだOGが中心となって発足したグループで、現在はさまざまなメンバーが一緒に活動している。
発足から10年を迎え、今回記念作品展を企画した。
会場にはおよそ30点の作品があり、山頭火などなじみの深い詩人の歌や、源氏物語を題材とした作品も展示している。
また、普段書道になじみのない人にも作品を楽しんでもらおうと、読みやすい仮名文字を用いた作品も多く並んでいる。
会では「かな書道の魅力、筆を持つことの楽しさを味わってもらいたい」と話していた。
作品展は9日まで。 -
シクラメンの出荷始まる
7日は、冷え込みも緩やかで穏やかな立冬となった。
伊那市手良の米持武さんのハウスでは、シクラメンの出荷が始まっている。
今年は、夏暑かったせいで生育がいつもの年に比べ1週間ほど遅れ気味ということだが、色鮮やかな花がハウス内を埋めている。
シーズン中3万鉢が関東や大阪方面に出荷されている。
出荷作業は、11月下旬に最盛期を迎え、12月20日頃まで続くという。
シクラメンを始めて27年の米持さんは、「原油や原材料の高騰で厳しいシーズンとなったが、がんばるしかない」と話している。 -
伊那市消防団音楽隊スーパーファミリーコンサート
伊那市消防団音楽隊によるコンサートが2日、伊那市民会館で開かれた。
スーパーファミリーコンサートは、防火や防災の意識を高め、消防団活動に理解を深めてもらおうと去年から開いている。
伊那市消防団音楽隊は、主婦や会社員など30人で作るアマチュア楽団で、今年で創設20年を迎えた。
音楽隊は週1回集まり、合同練習などをしてコンサートの準備を進めてきた。
この日は18曲演奏し、伊那東部中学校吹奏楽部との合同演奏では、ヨーロッパのアルメニア民謡を基に作られた曲や、アニメソングなどを披露した。
会場を訪れた人達は、知っている曲が流れると口づさんだり、手を叩いたりして演奏を楽しんでいた。 -
小倉一郎さん 井月映画化へ
映画やドラマで活躍中の俳優小倉一郎さんが、漂泊の俳人井上井月をテーマとした映画の制作に意欲をみせている。
6日、小倉さんが脚本家とともに伊那市美篶の笠原公民館を訪れた。
笠原公民館では、井月の研究などを行っている井月顕彰会が会合を開いていて、小倉さんはメンバーを訪ねてきた。
小倉さんは、映画「仁義なき戦い」などの映画やドラマに出演していて、最近は俳人としての一面も知られている。
2年ほど前から井月に関心をもち、映画の制作を考えるようになったという。
小倉さんは、舞台の監督を務めたことはあるが、実現すれば井月の映画が初監督作品となる。
井月の映画化の動きについて井月顕彰会会長の堀内 功さんは、「できる限りの協力をしていきたい」と話していた。
今回の訪問は、映画のイメージを膨らませる目的もあり、小倉さんらは明日、井月の墓参りや井月の歩いた道のりを訪ねる予定。 -
イワナ・アマゴの稚魚放流
天竜川漁業協同組合は6日、イワナとアマゴの稚魚を放流した。
上伊那各地の天竜川支流で、漁協の組合員がイワナとアマゴの稚魚の放流を行った。
放流されたのは、5センチほどのイワナ2万匹、60キロと、8センチほどのアマゴ8千匹、130キロ。
今年は、長谷の黒川で河川工事を手掛ける建設業者、コウリョウ建設と水野組から、資金面などで協力を得た。
イワナ・アマゴなどのマス族の解禁は、来年2月16日。
平成18年豪雨の工事が続いているが、今年は台風もなく河川が荒れなかったため、現在のところ来年の釣果は期待できそうだという。
天竜川漁協によると、今シーズン2月から9月までの渓流釣りは、釣り人たちからの評判も上々だったという。
なお、今日放流された稚魚の釣りが楽しめるのは、再来年ごろからになりそうだという。 -
秋は実りのみはらしまつり開催
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで3日、みはらしまつりが行われ、会場は多くの人でにぎわった。
祭りは、日頃の感謝を込めて地元の農産物を安く販売したり、イベントを楽しんでもらおうと毎年行われている。
地元で採れたリンゴを使った皮むき競争には多くの人が参加して、中には2メートル以上の記録を出している人もいた。
また巨大カボチャの重さを当てるコーナーでは、参加者がカボチャを持ち上げて重さを予想していた。
このほか地元産キノコを使ったきのこ汁が無料でふるまわれるコーナーもあり、訪れた人たちは秋のみはらしファームを満喫していた。 -
推奨みやげ品登録証授与式
伊那市観光協会が推奨する新しいみやげ品の登録証授与式が4日、伊那市役所で行われた。新たに6業者の9品が推奨みやげ品に登録された。
伊那市の合併後、初めての新規登録募集に申し込みのあった9品すべてが10月の審査会で合格した。
新規認定商品は、高遠菓子商組合の高遠まん頭、文青堂菓子店の好古まん饅、高遠焼白山登窯の高遠焼、みはらしブルーベリー生産組合のみはらしブルーベリージャム、登喜和冷凍食品(株)の芳醇醍醐丸、こうや御膳味だし付、伊那市振興公社気の里工房の天菜漬、豆っこ、みそ玉味噌。
審査委員長を務めた伊那商工会議所専務代行の伊藤正さんは、「優秀な製品の製造に力を尽くしてほしい」とあいさつした。
新規合格業者の一人、文青堂菓子店の武井文一代表は、「公に認定されれば信用度も高まる。観光みやげとしてPRしたい」と話していた。
推奨みやげ品は今回の9品を加えて47品目になった。
また今回、更新対象の8品も審査に合格している。 -
富県桜井で焼きいも大会
伊那市富県桜井区の住民らは2日、サツマイモ堀りと焼きイモ大会をした。
地区住民およそ100人が参加し、秋晴れの下、イモ堀リをし、掘ったイモを焼き芋や豚汁にして味わった。
この催しは、住民有志でつくる「桜井の郷づくり委員会」が子供からお年寄りまで地区住民の交流と親睦を図ろうと企画した。
委員会では、区内にある観浄寺周辺の公園化事業に取り組んでいて、収穫したサツマイモは、この事業の一環で6月に植えた。
子供達はイモが焼けると、火の中から取り出し、掘りたての味を楽しんでいた。
桜井郷づくり委員会の広瀬明代表は、「桜井は87世帯と小さいが、子供からお年よりまで顔をあわせる事で、区のまとまりと元気に繋がれば」と話していた。 -
旧伊那部宿歴史資料展8日から
貴重な古文書など展示伊那市西町区の旧伊那部宿に残っている貴重な古文書や地図が8日から公開される。
今回は旧伊那部宿で本陣と呼ばれる宿屋を務めた根津家で保管されている資料など、およそ30点が展示される。
公開されるのは初めてのものがほとんどで、中には1700年代に権兵衛峠の開拓を幕府から依頼された人たちが、日当や人手の少なさを幕府に訴えた古い文書もある。
また、天竜川を境界線とする西町村と狐島村の境界線図も公開される。
当時は天竜川の氾濫で流れが変わることが多かったことから、数年おきに測量が行われたとみられ、その時に描いた地図ではないかと言われている。
考える会の田中三郎会長は、「今まで公開したことのない貴重な資料がたくさんある。多くの人に関心を持って見てもらいたい」と来場を呼びかけている。
この旧伊那部宿の歴史資料展は伊那部文化祭に合わせ8、9日の2日間、伊那市西町区の長桂寺で開かれる。