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マツタケ初物出始め
伊那市ますみヶ丘のグリーンファーム産直市場(小林史麿社長)では、秋の味覚「マツタケ」が早くも並び始めた=写真。
例年8月のお盆前後から並び始めるマツタケだが、今年は10日ほど早め。地元ではすでに西山、東山とも出始めており、同直売所でもここ3日ほどは店頭に並んでいるが、この日は9本のマツタケが並んだ。
小林社長は「この時期に出るマツタケは土用マツタケといってはやせたものが多いが、今年のはわりとしっかりとしていて香りもある」と話し、今年のできについても期待を示す。
訪れた買い物客も、店頭に並んでいるのがマツタケだと分かると驚いた表情を見せ、「もうマツタケが出ているんだね」などと話しながら見入っていた。 -
はら美術で熔壌ガラスの江副さんと江口さんが二人展
伊那市長谷在住のガラス工芸家、江副行昭さん(74)、江口智子さん(47)による二人展が31日まで、伊那市旭町のはら美術で開かれている。光沢のある微妙な色合いを放つ「熔壌ガラス」の壷や花器など約200点が、訪れた人たちを魅了している=写真。
同会場での二人展は2年ぶり。土に含まれる鉱物とガラスを溶け合わせる「熔壌ガラス」は、江副さんが確立した手法で、江口さんはその後継者としてともに制作活動を続けている。
今回は小黒川など、3カ所で採取した土を用いた作品を展示。中には、1200年近く燃え続ける「消えずの火」を護る広島県の大聖院にある霊火堂で採取した土を用いた作品は、鉱物がつくる表面の文様が細かく、ほかの作品とは違う独特の色彩を放っている。
また、江口さんは熔壌ガラスに自身のデザインを加えた作品を出展。葉や花などといった自然の素材をモチーフとしてガラスに焼き付けるなど、柔らかさを感じさせる作品が中心となっている。
入場無料。午前11時縲恁゚後6時。 -
南アルプスを望む高台でハーブが彩る「カモスガーデン」をつくる
箕輪町下古田
加茂克昭さん(57)カモスガーデンの“カモス”には、『加茂’s』と、『(香りを)醸す』っていう二つの意味があるんだよ竏秩B
南アルプスを正面に望む伊那市西箕輪の高台にあるカモスガーデン。ローズマリー、ロシアンセイジ、ミントなど、ハーブを中心とする花たちが四季折々に庭を彩る。中でも、20種約1万3千株あるラベンダーが咲く6月から8月中旬にかけては、一面が淡い紫色に染まり、心地よい香りが辺りを漂う。
都会の喧噪(けんそう)を忘れて心安らぐ香りの中でひと時を過ごしてみませんか?竏秩B道行く人たちに花たちが語りかける。
「ラベンダーは知る人ぞ知る一年中楽しめる花。花の時期はもちろん、花の咲かない秋だってシルバーグレーの硬い葉っぱが出て、それもまたいい。冬は雪で黒がかった色に変わってくるのだけど、その色もきれい。背景には雪をかぶった南アルプスも見える」
◇ ◇
自分の手で土にさわりながら植物を育てたい竏窒ニ、考えるようになったのは45歳を過ぎてからのことだった。夢を実現すべく、横浜市で経営していた会社を締め、ハーブガーデンを開くために妻の実家のある上伊那に移住。しかし、こちらでやろうと思っていたハーブガーデンの企画が頓挫してしまい、一瞬にして右も左も分からない辺鄙(へんぴ)な地に取り残されることに。途方に暮れながら、しばらくは何もできない日が続いた。
せっかく景色のいい所にいるのだから景色のいい所に住みましょう竏秩Bそんな姿を見かねた妻が探してきた小さなアパートに移り、改めて自分の思いを見直す中で、再起をかけて動き始める。
まずは辰野町の生産者に頼み込んで仕事をしながら花の栽培技術を学ぶ。
「その年は何年かに一度の大雪が降って、つぶれたハウスを建て直す作業から始めたんだけど、それまでだらだらしていた50近い体で真冬の朝の凍った世界に出ていったものだから大変だった。耳なんかがしもやけになってね」と笑う。
その傍ら、アパートの近くにあった使われていない畑を借り、庭づくりを始める。しかし、そこは10年以上も使われていなかった荒れ地だったため、地力を再生させるために1年間はただひたすら土を耕した。次は品種の選定。種を取り寄せては枯らしという作業を繰り返す中で、寒いこの地でも育つ品種を一つひとつ検証。ガーデンとして一般の人に開放できるようになるまでに5年を費やした。
「実際にやってみて、横浜に帰ろうと何度も思ったけどね。それでも横浜にいたころは仕事の付き合いでも見栄を張って無理をして生きていたけど、今は自然のままで生きている。体も健康になったしね」と語る。 -
西保育園縁日ごっこ、背中がゾクゾクお化け屋敷も
宮田村西保育園は25、26日に縁日ごっこを開き、夏祭りの風情を楽しんだ。
お化け屋敷では、年長園児自ら妖怪に扮そう。各家庭で手作りしてきた衣装を身にまとい、ゲゲゲの鬼太郎やドラキュラなどに変身した。
客となった年下の園児たちは、薄暗い屋敷の中へ。年長園児の演出に、泣き叫ぶ子どもの姿もあるなど、ちょっぴりこわーい体験を満喫した。
年中園児は手作りのおもちゃを並べた・スお店屋さん・スを開設。「いらっしゃい、いらっしゃい」と客寄せも本格的に、縁日気分を盛り上げた。 -
岸本和子さん 個展 ベル伊那・31日まで
中央画壇で活躍する洋画家、岸本和子さんの油絵展は31日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
正統派の人物画を描き続け、現在は東京都羽村在住の画家。新作を中心に、女性像や花、西洋人形を題材とした32点を展示販売している。
人物画は、フラメンコ、バレーなどの服に身を包んだ女性像を描いている。画家本人の誠実な人間性がにじみ出ているそれぞれの作品に、多くの人の注目が集まっている。
午前10時縲恁゚後6時30分(最終日は午後4時)。入場無料。 -
ながた荘に鈴虫の声
箕輪町長田のながた荘に、鈴虫の声が響いている。
東京都町田市在住の、ながた荘の利用客から届いた。毎年の恒例になっており、今回は60匹近くいる。
虫かごを1階ロビーのエレベーター前に置いているが、鈴虫の声がロビーに涼しげに響き、利用客の中には、本物の鈴虫が鳴いていると知って驚く人もいるという。
ながた荘では、「秋まで鈴虫の生演奏が楽しめると思う」と話している。 -
駒ケ根市国保運営協議会
駒ケ根市国民健康保険運営協議会は26日、07年度第1回の会議を市保健センターで開いた。委員など約20人が出席し、国民健康保険特別会計の06年度決算見込みと07年度予算などについて市担当者から説明を受けた。
06年度決算見込みは歳入25億9580万円(対前年度比7・03%増)に対し歳出25億4290万円(同5・01%増)で5290万円の黒字。この結果、国保事業基金の取り崩しはせず、年度末の基金残高は2億1100万円となる。07年度予算は歳入・歳出とも27億600万円で前年比14・62%増。
任期満了に伴う委員改選後、初の会議であり、委員に委嘱書が手渡された=写真。任期は07年7月1日縲・9年6月30日の2年間。会長には前任期に引き続き堀千代美さんが選出された。
委員は次の皆さん。
▼会長=堀千代美▼委員=那須裕、気賀沢たつ子、中谷均、横田克彦、高仲成人、小町谷紀幸、中山清志、寺沢昇、山田功、奥村誠二 -
飲酒運転防止パトロール
夏の交通安全やまびこ運動の一環で、箕輪町交通安全協会(小林交石会長)と町交通安全推進協議会(会長・平沢豊満町長)は25日夜、町内の飲食店を回って飲酒運転防止パトロールをし、啓発チラシを配った。
町安協役員や推進協の委員ら約30人が5班に分かれ、箕輪町警部交番の指導で飲食店を訪問。店主らに「飲酒運転防止にご協力ください」と県警などが作ったチラシを手渡した。
チラシには「酒酔い運転一発取り消し!」の大きな文字があり、「飲酒運手四(し)ない運動」の4項目などが書かれている。 -
伊那公民館高齢者教室、山本勘助について学ぶ公開講座
伊那公民館の高齢者教室は25日、オープン講座を開いた。受講者や一般参加者など約100人が参加。元信州高遠美術館館長の堀井英雄さんを講師に迎え、NHKの大河ドラマで注目を集め、高遠城を築いたとされている山本勘助について学んだ=写真。
堀井さんを迎えて開く公開講座は2年目。市町村合併にちなんで昨年、高遠町に縁の深い絵島をテーマとした講座を開催ところ好評だったため、今年も高遠の歴史に関連した歴史講座を企画。
堀井さんは、武田信玄に器量を認められ、武勇に優れていたとされる勘助だが、甲陽軍鑑以外の史書や古文書に登場しないことから、実在の人物だったか疑問視されていたことを説明、しかし、昭和40年代に発見された市川文書に名前があったことで「実在が明らかになった」とした。
また、さまざまな資料の中にある勘助に関する記述を紹介し、築城術、戦術ともに高く評価されていたことを示した。 -
伊那市消費者の会が廃油を使った石けんづくり
伊那市消費者の会(向山八千子会長)は23日、廃油を使った石けんとぼかしづくりを実施した=写真。この日は約10人のメンバーが参加し、かせいソーダを混ぜた廃油を型に流し込むなどといった作業に取り組んだ。
ごみの減量化を目的として30年以上前から続いている取り組み。廃油を使った石けんは牛乳パックは豆腐の空きパックなどを型として使用していたこともあったが、今年からはステンレス製の金型を用いて作製している。
冬場を除く4月縲・1月にかけて作業を行っており、石けんは年間数千個以上を作る。
出来上がった品物は上伊那農業協同組合(JA上伊那)の本所やあじーな、羽広荘などで販売しているほか、10月に開く伊那市の生活展にも出品しているが、雑誌に紹介されたことがあるなど、好評だという。
価格は石けんが300グラム100円、ぼかしが900グラム300円。 -
2007信州大芝高原イルミネーション・フェスティバル 参加者募集
南箕輪村大芝高原で10月、「2007信州大芝高原イルミネーション・フェスティバル」がある。村の活性化を目的に住民有志による実行委員会の主催で昨年初開催し、村内外の多くの人でにぎわったイベントを今年も開く。8月末までイルミネーションを出展する参加者を募集している。
フェスティバルは、大芝高原のメーンストリートをイルミネーションで飾り、いやしの空間を作る。期間は10月6日から28日まで。点灯時間は午後5時半から10時まで。飾りつけは10月1日から6日まで、片付けは28日から11月4日まで。
参加料は個人が3500円、企業・団体が5千円。保険料別途。出展者は飾りつけから片付けまで自己負担で行う。各ブースにAC100V2A縲・Aまでの電源を供給する。通電時間は点灯期間。ただし飾りつけ期間は午後4時から。
期間中の保守点検は出展者が原則管理。実行委員会でパトロールし異常時は連絡する。保険の関係上、完成時の写真を保管して異常時には異常時の写真と対比できるようにし、異常があった場合は現場事務所に速やかに連絡する。
参加者は1平方メートル以内の宣伝用パネルを表示取り付けることができる。形状は制限なし。各自で負担する。
飾りつけ依頼型出展希望及びスポンサー応募型出展希望は、実行委員会で判断し対応する。
保険料(動産総合保険+賠償責任保険)は5万円まで500円、10万円まで千円、15万円まで1500円、20万円まで2千円、20万円以上各自対応。
申込みは南箕輪村商工会内のイルミネーション・フェスティバル実行委員会(TEL72・6265)へ。 -
水辺の競演ハス、スイレン:
夏の水辺を彩るハス、スイレン、炎暑の中の一服の清涼剤として人々に親しまれている。エジプトの神々の王、オリシスに捧げられた聖なる花、ハス。釈迦誕生の時、五色のハスの花びらが降り注いだと言われ、泥水から清らかな花を咲かせることから、中国では「君子」として称賛される。スイレンは太陽に恋した乙女が、両親に反対され、湖に身を投げ、その乙女の魂がスイレンになったという悲しい伝説がある。かつて湖沼で普通に見られたコウホネ、「崇高」「美しい人格」という花言葉を持つ、古刹でひっそりと金色の花を咲かせている。今回は涼を呼ぶ、各地のウォーターガーデンを紹介する(大口国江)
##(中見出し)
ピンクと白のハス、色とりどりのスイレンも見ごろ、飯島町赤坂の小山重美さん
飯島町赤坂のふれあい農道沿いの休耕田でピンクと白のハス、黄色やピンクのスイレンが見ごろを迎えている。
近くの農業、小山重美さんが4年前に、15アールの田にハスは白2株、ピンクの八重5株、スイレンはピンクの濃淡、黄色をそれぞれを1、2株植えたところ、田1面に繁殖した。スイレンは6月20日ころから、ハスは7月初めから次々と開花し、今が見ごろ、来月中旬まで楽しめる。
小山さんは「ハスは清浄無垢、仏様の花で尊い」。妻の金子さんは「スイレンは花の形も整い、小さくてかわいい」と話している。
道路沿いとあって、関心が高く、「これも植えておいたら」と、ガマやマコモダケも持ち込まれ、田んぼの隅に植えられた。中にはフナやコイを放流する人もあり、魚を狙ってシラサギも来るなど、田の中はにぎやかとか。
##(中見出し)
神秘的な花、貴公子の風情が魅力、伊那市山寺、茅原英男さん
JR伊那北駅北の線路沿いに茅原さんのハス田はある。「こんな町中にハスが咲いている」と、大抵の人は驚く。
98年から知人に分けてもらったり、種苗会社から苗を取り寄せ、白やピンクなど8・2アールで栽培している。
今、咲いているのはつぼみの先端はピンクで、開くと真っ白になる白ハス。続いて、ピンクの花も咲き出す。
大型で花弁は20枚前後の花は、夜明け前から咲き始め、日の出には満開、ほのかに甘い香りが漂い、午後には閉じ始める。これを3日間繰り返し、3日目の午後から散り始める。
「崇高な雰囲気、けがれのない花の美しさ、田んぼ1面に漂うほのかな香り、梅雨のうっとうしさを忘れる」と魅力を。もう1つの魅力はハス田に集まる、メダカやタニシ、カエルなど。「ハスの葉の上でカエルがひなたぼっこをしている。とてもかわいい」と笑顔を向ける。
##(写真)
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##(中見出し)
ハス、スイレン、コウホネ、水辺の3重奏、駒ケ根市東伊那の下島安正さん
駒ケ根市東伊那の竜東線から田んぼ1枚隔てた下島さんの休耕田では、ハスやスイレン、コウホネが水辺の3重奏を奏で、涼を呼んでいる。
3・5アールに植えられたハスは、濃いピンクで弁数が90枚前後となる八重茶わんハス、つぼみの先端がピンクで、開くと白くなる白ハスの2種類。無数の花を8月下旬まで咲き続ける。
3アールのスイレンの池には白と黄色、ピンクのスイレンのほか、黄色のコウホネが水面を彩る。スイレンは6月から咲き始めた。
##(中見出し)
名園にひっそりと咲くコウホネ、スイレン、駒ケ根市光前寺
駒ケ根市の古刹・光前寺(吉沢道人住職)の本坊客殿奥の庭園は築山泉水庭で、前面に池があり、四季折々の水辺の景色を創っている。
初夏と晩秋には濃紫のカキツバタが池を彩り、今は金色のコウホネ、まもなくスイレンも咲く。池の周りにはギボウシが群生し、水色の涼しげな花を多数咲かせている。
池1面でなく、ぽつりぽつりと浮葉を漂わせ、真鯉、緋鯉がわずかに水面を揺らす。ここだけ、時はゆっくりと流れる。
庭園を望みながら、お茶と菓子の接待を受ける、まさに至福のひととき。
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夏の交通安全運動交通指導所
夏の全国交通安全やまびこ運動(25縲・1日)初日の25日、伊那地方事務所と伊南交通安全協会駒ケ根支会、県自動車店協会、駒ケ根署は駒ケ根市内の中央道駒ケ根IC(インターチェンジ)の出入り口に交通指導所を設け、安協役員など約60人が出てドライバーらにチラシやティッシュペーパーなどを手渡しながら安全運転を呼び掛けた=写真。安協役員らは「交通安全運動実施中」「飲酒運転禁止」などと書かれたのぼり旗を立て、ICを通過するドライバーに事故防止をアピールしていた。
同日早朝にも市内北割一区の県道駒ケ岳公園線と広域農道の北原交差点で人波作戦を実施。安協役員など約110人が出て通勤途中のドライバーらに交通安全を訴えた。
運動のスローガンは「信濃路はルールとマナーの走る道」、重点は▽高齢者の交通事故防止▽後部座席を含めたシートベルト・チャイルドシート着用の徹底▽飲酒運転の根絶竏秩B -
箕輪町公民館陶芸講座作品展
箕輪町公民館の陶芸講座が終了し、受講者の作品展が町文化センター展示コーナーで始まった。花瓶や皿などの力作が並んでいる。
初心者を対象に制作の魅力にふれるとともに、地域づくりにつながる出会いやコミュニケーションの場になるよう期待も込めた恒例の講座。
箕輪陶芸研究会前会長の市川昭彦さんの指導を受けた。全7回の講座で「たたらづくり」や「ひもづくり」などの技法を学び、作陶から素焼き、本焼きまでを体験した。
展示作品は花瓶、植木鉢、マグカップ、皿など63点。色や形に受講者の個性があふれる。展示は8月2日まで。 -
地区巡回健康教室始まる
箕輪町の「みのわ元気サイクル事業」の一環「地区巡回健康教室」が24日夜、箕輪北小学校区の沢、大出、八乙女地区をモデル地区に同校体育館で始まった。24人が参加し、メタボリックシンドロームの話を聞き、ウォーキングなど軽い運動で体を動かした。
同教室は、生活習慣病予防のための健康学習と、運動のきっかけ作りとしての手軽な運動で楽しく体を動かす。10月23日までの全6回。1回に健康学習と運動をセットで行う。モデル地区で効果やメニューなどを検討し、来年度につなげる。
健康学習は町の保健師や管理栄養士、運動は健康運動指導士、町体育指導員が担当する。
初回は健康学習でメタボリックシンドロームの診断基準や内蔵脂肪の種類などを学んだ。運動は家で各自が手軽に出来るようにウォーキング、ストレッチ、セルフマッサージに取り組み、正しい歩き方、足の指や足裏をもみほぐすなどのマッサージを覚えた。
今後、屋外でのウォーキング、天竜健康ウォークへの参加も計画している。 -
「命のうた・生きるうた」をライブで
創立30周年を迎えた宮田村のパブリックレコード(奥田憲一社長)は、多くの人に命の尊さを感じてほしいと制作に参加した音楽CD「命のうた・生きるうた」の完成記念コンサート(伊那毎日新聞社後援)を8月12日午後3時から宮田村民会館でする。
コンサートは、CDを企画した松本第一高校(松本市)音楽部OBを中心とした「Musik Schatz(ムズィーク・シャッツ)」が出演。CDにも参加したソプラノ歌手の渡辺しおりさんを特別ゲストに迎え、ミュージカルや朗読も交えた3部構成。
「命のうた・生きるうた」には、県立子ども病院(安曇野市)の院内学級の子どもたちの詩を楽曲にした8曲を含む全24曲を収録。04年度の伊那市春富中学校3年生が病逝した友人に捧げた言葉を曲にした「生きる」も1曲目に入っている。
パブリックレコードは30周年事業として先日、宮田中学校全校生徒にこのCDを寄贈。さらに広くCDの制作意図を伝えたいと、関係者の協力でコンサートにこぎつけた。
入場料は大人千円で同伴の小学生は無料。中学・高校生は500円。CDは1575円で販売している。
コンサートチケットやCDの申し込み、問い合わせはパブリックレコード(TEL85・2871、FAX85・4814)へ。
##写真
生と向き合う子どもたちの心の叫びをつむいだCD「命のうた・生きるうた」。反響も呼んでおり、コンサートでは収録曲を中心に届ける -
「夏の交通安全やまびこ運動」始まる
07年度「夏の交通安全やまびこ運動」が25日、県内で一斉に始まった。31日までの7日間、県や警察が協力し「信濃路はルールとマナーの走るみち」を運動スローガンに交通事故防止を呼びかける。
南箕輪村の中央道伊那IC出口では、交通安全指導所を開設した。伊那警察署、伊那交通安全協会など関係者約80人が啓発チラシなどを料金所を通過するドライバーに配布=写真。「お気をつけて」などと呼びかけ、無事故を祈った。
また、伊那安協女性部がつくった人形「伊那娘(いなっこ)」も配布。一つひとつ手作りの人形には、運動スローガンが記した紙の札も付いていて、関係者らは「啓発に役立てば」と配っていた。
伊那署によると、管内で今年に入って発生した人身事故件数(24日現在)は、303件(前年比31件増)、けが人は388人(同58人増)、死者は0人(同3人減)。県内の人身事故発生数が6658件で前年比539人減に対し、増加傾向となっている。
女性や高齢者が被害者となる事故、夜間や交差点内で発生する事故が増えているという。
啓発チラシなどを配布する参加者(中央道伊那IC、南箕輪村) -
ガールスカウトのデイキャンプ
ガールスカウト長野第26団(木部則子団委員長)は22日、「デイキャンプ」を伊那市の伊那公園で開いた。保育園年長から中学生まで約30人のスカウトや保護者が集まり、テント張りに挑戦した=写真。
小学4年生以上のスカウトが集うキャンプが8月にあるため、このキャンプに参加するジュニア部門のスカウトが、テントの建て方を練習するために企画したもの。
最初に保護者とすでにテントを建てた経験のあるシニア部門(中学生)のスカウトらが見本として1棟のテントを設置。そのお手本を参考として、ジュニア部門のスカウトたちもテント張りに挑戦。くいを打ち込んだり金具を組み合わせたりと慣れない作業に戸惑う場面も見られたが、協力し合いながら作業に励んでいた。 -
小学生に防犯チラシ配布
夏休みを前に児童らの防犯意識を向上を図ろうと伊南防犯連合会の防犯女性部ホワイトエンジェルス隊、少年友の会、防犯指導員らと駒ケ根署は24日朝、駒ケ根市の赤穂東小学校前で、登校して来る児童らに防犯チラシを配布し、万引きの禁止や交通ルールの遵守を訴えた=写真。開放感から気の緩みやすい夏休みに向けて児童の気持ちを引き締めるとともに、防犯連合会のボランティアらの顔を児童に覚えてもらおうという狙い。
チラシは低学年用と高学年用の2種類が用意されたが、いずれも「万引きはドロボウ。絶対ダメ!」、「手を上げてしっかり見よう右左」などと書かれ、犯罪や事故に注意するよう呼び掛けている。 -
みはらしファームのカブトムシ牧場のカブトムシ、着々と成長
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある「カブトムシ牧場」では、5月ころから発生し始めた幼虫たちが成長し、続々と成虫に成り始めている。
カブトムシ牧場は昨年から新たに設置したもので、みはらしファームの近くにあるウッドチップの中に発生した幼虫を採集。成虫になるまで育てたものを牧場の中に放ち、利用者にカブトムシ狩り体験を提供している。
今年は2千匹の幼虫を確保し、思ったより成長が早かったため、先着50人限定してらファーム利用者に一時的に牧場を開園したところ、定員いっぱいの利用があったという。
カブトムシ狩り体験は28、29日の「夕涼み市」に合わせて実施するほか、8月12日縲・4日にも行う。
体験はオス、メス1匹ずつで300円。 -
夏本番、中央アルプス千畳敷にぎわう
梅雨明けまじか、都会の喧騒(けんそう)と暑さを逃れて、標高2600メートルの大自然に涼を求める人々で千畳敷カールは本格的夏山シーズンを迎えにぎわっている。団体や家族連れなどが、雪渓を長蛇の列を作って、慎重に歩き、ハイマツに見え隠れしながら、カールを登っていく。
今年は梅雨明けが遅れ、カールには残雪が残り、雪の下からようやく芽ぶき、花たちは先を争って咲き始めた。
日当たりの良い草原では、シナノキンバイやミヤマキンポウゲが黄色のじゅうたんを広げ、シオガマ、ミヤマクロユリ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナなどのほか、カールのシンボル、コバイケイソウは大群落とまではいかないまでも、多くの花が見られる。
りょう線では既に中ア特産種のコマウスユキソウ、ハハコヨモギ、植栽のコマクサが短い夏をおう歌している。
千畳敷ホテルの小林正樹総支配人によると、カールの高山植物の開花は1週間ほど遅れているが、梅雨明けともなれば、雪解けは一気に進み、早春から秋の花までが一度にカールを彩るとか。
梅雨の晴れ間となった24日、今夏1番の入りこみで1500人余が訪れ、バスやロープウエーは定期のほか、臨時便で対応した。 -
ドロカップ2007in伊那
どろんこサッカーの全国大会「ドロカップ2007in伊那」が22日、伊那市長谷の仙流荘近くにある休耕田であった。上伊那を中心に県内外の30チームが参戦。泥まみれになりながら互いに相手チームのゴールを目指して、ボールを追いかけた=写真。
伊那商工会議所青年部(三沢俊明部長)が新伊那市のPRなどを目的として昨年初めて企画したもので2年目。今年は長谷地区の黒川上流付近にある休耕田を会場とし、ホームページなどを活用して先着32チームに限定して全国から出場チームを募ったところ、今年は上伊那地区以外からの応募も多く、うち3チームは愛知県からの参加もあった。
各チームの選手たち慣れない田んぼに足をとられながらも白熱した試合を展開。「仮装大賞」なども設けたところ、アニメのキャラクターなどを装って出場するチームも多数あり、衣装ごと全身泥まみれとなりながら会場を楽しませた。
松本市、塩尻市の友人とともに初めて出場した谷睦さんは「大変だけど楽しい。来年も挑戦してリベンジしたい」と話していた。 -
第23回斉藤杯争奪囲碁大会
日本棋院上伊那支部(神田福治支部長)は22日、第23回斉藤杯争奪囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。小学生から80代まで43人が集まり、トーナメント戦とリーグ戦を展開。日ごろの成果を競い合った。
上伊那支部最大の棋戦として年に1度開催している同大会は、先着32人がトーナメント戦を展開。小学生から有段者までがすべて同じトーナメントで腕を競い合う。そのほかの出場者やトーナメント戦の敗退者は3段以上のA級と2段以下のB級に分かれ、リーグ戦で対局する。
トーナメント戦はハンディキャップゲームとなっており、大人と肩を並べて勝ち進む小学生の姿も。参加者らは碁盤をにらみながら、一手一手を画策し合っていた。
結果は次の通り。
【トーナメント戦】(1)辻耀(6段、伊那東部中3年)(2)鬼頭隆雄(6段、駒ヶ根市)(3)田中宏道(初段、西春近北小3年)(4)福沢秀伸(5段、伊那市)
【A級(3段以上)リーグ戦】(1)知久喜明(4段、伊那東部中2年)(2)寺田昭一(5段、伊那市)(3)神田福治(5段、伊那市)
【B級(2段以下)リーグ戦】(1)城倉恒久(2段)(2)酒井喜太男(初段)(3)井坪光男(2段) -
高遠町公民館里山の文化を歩く講座で御用水「月蔵井筋」を探索
伊那市の高遠町公民館は22日、里山の文化を歩く講座「御用水・月蔵井筋を歩こう」を開いた。約10人の参加者が集まり、花の丘公園から続く月蔵井筋に沿って約6キロの距離を散策。高遠町歴史博物館の北原紀孝館長や高遠森林クラブの稲辺謙次郎会長から井筋の説明など受けながら、水をめぐる地元の歴史について学んだ=写真。
歴史的背景を学びながら地元の山を歩く講座は5年目。今年は第1回講座で守谷山を散策。今年2回目となるこの日は、高遠城下を潤し、東高遠上段の新田開発にも用いられるなどして重要な役割を果たしていた「月蔵井筋」について学ぶこととなった。
参加者は同井筋の約半分ほどの距離となる三義区の小豆坂トンネル上までを散策。井筋を通すために掘られたトンネルの跡や、井筋の高低さをなくすために施された当時の工夫などを見ながら、昔の人の努力に思いをはせていた。 -
南箕輪公民館で絵手紙の暑中見舞い作り体験会
絵手紙で暑中見舞いを送ろう竏窒ニ南箕輪公民館絵は22日、手紙の暑中見舞い作り体験会を同館で開いた。7人の受講者が集まり、講師の太田光子さんから筆の使い方やモチーフの描き方などを学んだ=写真。
村公民館が企画している「いろいろ体験会」の一環。7月は暑中見舞いを書く季節ということで、絵手紙の体験会を企画。
参加者は筆の使い方について指導を受けた後、持ち寄ったこの時期ならではの草花や野菜、蚊取り線香などをモチーフとした絵手紙に挑戦。
太田さんから「モチーフをよく見て『ここの所を描きたい』と思う部分から描き始めると、その部分が自然に大きく描ける」などといった説明を受けた参加者らは、一筆ごとにモチーフと自分の絵を見比べ、ゆっくりとした筆遣いで思い思いの絵作品に仕上げていた。 -
わが家のセーフティーリーダー委嘱式
子どもたちの防犯意識を高めようと駒ケ根警察署と伊南防犯連合会は23日、駒ケ根市の赤穂東小学校(太田寿久校長)の6年生85人に対し「わが家のセーフティーリーダー」のリーダー証を交付した。同署の山本修作署長らが小学校を訪れ、代表の児童6人の首にリーダー証を掛けて、防犯用のボールペンとメモ用紙のセットを手渡した=写真。山本署長は「家の窓やドアの鍵をかけることなどを家族の先頭に立ってやってほしい。学校への行き帰りにも低学年を危険から守ってやってください」と呼び掛けた。
不審者に対する護身術訓練も行われ、2人組になった児童らは腕をつかまれた時の対応などについて署員の実演を見ながら繰り返し訓練していた。
24日には赤穂小の6年生132人にもリーダー証が交付される。
リーダー証には「友達や家族に安全を広めるリーダーとしての任務」として▽元気良くはっきりとあいさつする▽決められたルールを守る▽みんなの手本になる行動をとる竏窒ネどが掲げられている。 -
里山整備で地域づくり
伊那市長谷で今月、里山整備で地域づくりをする「中山もりもり(森守)元気組」(中山勝司代表、20人)の活動が始まった。有害鳥獣被害の防止や地域住民の交流などを図る。
区域は溝口区中山の白山公園周辺の約2ヘクタールの私有林で、所有者が高齢化し、手入れが行き届かない現状にある。シカやイノシシなどが出没し、農作物への被害は増大の一途。そのため、密林化した竹を切ったり、ヒノキや杉を間伐したりして、せい息しにくい環境を作る。将来的には、アジサイやツツジなどを植え、散策できるように整える考え。間伐材は木炭やまきストーブ、竹は竹炭などに活用する。
22日の作業には、メンバー11人が参加。切り倒した竹を竹炭用にビーバーなどで長さ90センチに切りそろえるなど、メンバーは汗を流しながら黙々と作業をこなした。
中山代表(48)は「継続した活動が必要で、みんなの力がなければできない。竹材などの活用方法を考えながら、楽しみに前向きに取り組みたい」と話している。
元気組は県の「元気づくり支援金」を受け、活動に必要ななたなどの道具を購入した。 -
長持ち巡行
宮田村町2区伝統の長持ち巡行が22日行なわれ、2基が繰り出し、地区内を「ギッション、ギション」と練り歩いた。
町有志などでつくる宮田長持保存会が祇園祭の本祭りの一環として、20年前から実施。高齢化に伴い、担ぎ手不足から地区外や女性にも呼びかけ、今年は約50人が参加した。津島神社で神事を行なった後、神社前で長持ちと特別参加の県看護大学生が踊りを披露した後、地区内をのどかに巡行した。
会長の花井茂治さんは「本祭りをにぎやかにしようと始め、今年は20周年。多くの人が参加し、にぎやかにできた」と話していた。 -
南箕輪村消防団水難救助訓練
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)は21日、水難救助訓練を大芝公演村民プールで開いた。消防団員など70人が参加。事故が起きた場合の対処方法などを学んだ。
訓練は水難事故が増えるこの季節に合わせて毎年行っているもの。消防団、日赤奉仕団のほか保育園職員、小中学校の職員、救急法救急員認定者なども訓練に参加し、伊那消防署の消防士や救急救命士の指導を受けながら、混雑している救助に向かう時に有効なヒューマンチェーンや、実際の手順で人工呼吸を実践=写真。
指導に当たった伊那消防署の武井指令は「水の事故の場合おかしいと思ってからでは遅い。そう思う前に救急車の出動を呼び、その後状態が回復した場合は、再度連絡してくれればいい。水の事故は早めの連絡が大切。また、事故が起こってしまった場合は、まず、人を呼んでほしい」と呼びかけた。 -
箕輪町郷土博物館で土偶づくり
箕輪町郷土博物館は21日、土偶づくり体験会を同館で開いた。小学生から一般まで約15人が集まり、縄文時代の土偶や土鈴などに挑戦した=写真。
取り組みは郷土の歴史や考古学などに関する関心を高めてもらうことを目的とする「町内まるごと博物館事業」の一環。昨年の土鈴づくりに続き、今年は土偶づくりに挑戦する企画した。
参加者は、町内の遺跡や畑などから出土した土偶や土鈴などをモデルとして粘土を成形。竹串で模様をつけるなどして、思い思いの作品を作り上げていた。
制作した土偶や土鈴は3カ月ほど乾燥させた後、職員が焼き上げる。