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大きな字を書くワークショップ
大きな筆で大きな字を書くことをきっかけに書道に親しんでもらうワークショップが伊那市の伊那文化会館で8日に開かれ、小学生14人が挑戦しました。
ワークショップは、伊那谷で育ち日本を代表する書家として活躍した中村不折を知り書道に親しんでもらおうと伊那文化会館などが開いたものです。
8日は、上伊那を中心に小学1年生から6年生までの児童あわせて14人が参加し、上伊那書道協会の会員5人が指導にあたりました。
はじめに、書体字典などを参考に書きたい文字を選び、どのような書体にするか考え練習をしました。
練習が終わると、およそ50センチほどの筆を使って1m四方の紙にそれぞれが考えた一文字を書きました。
上伊那書道協会の泉石心会長は、「大胆に書くことで迫力ある作品になる」とポイントを話していました。
児童が書いた作品は15日から24日まで伊那文化会館で展示されます。
また、26日から来月5日まで伊那市のアルプス中央信用金庫本店でも展示されることになっています。
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星野和美さんが遺した野鳥の記録企画展
日本野鳥の会 伊那谷支部顧問で、去年89歳で亡くなった箕輪町松島の星野和美さんが遺した記録や写真の企画展「野鳥とともに」が箕輪町郷土博物館で開かれています。
町郷土博物館の2階、美術展示室には、星野さんが箕輪町を中心に撮影した野鳥の写真や観察記録などが展示されています。
星野さんは、日本野鳥の会伊那谷支部に所属し、会長・顧問を歴任、町郷土博物館と野鳥の会が共催で開いている探鳥会の講師をおよそ40年務めてきました。
去年89歳で亡くなりました。
今回の展示は郷土博物館リニューアル記念企画の一環で、遺族から資料を借り開かれています。
博物館学芸員に遺品を紹介してもらいました。
星野さんが撮影した野鳥の写真29点のほか、リニューアル前の博物館で展示されていた剥製37点も展示されています。
なかには星野さんが製作したものもあります。
また、展示にあわせて作成したオールカラーの解説書を1冊300円で数量限定で販売しています。
15日(土)には、学芸員による展示解説が予定されています。
企画展「野鳥とともに」は3月2日まで町郷土博物館で開かれています。
入館は無料です。
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高遠だるま市に向け準備進む
伊那市高遠町で400年以上続くとされるだるま市が11日に開かれます。
会場を盛り上げようと今年も人形飾りの展示や地元の農産物をPRする準備が進められています。
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里です。
さくらの里を会場に毎週開かれている介護予防教室の利用者が7年前から人形づくりを行っています。
毎年、干支にちなんだ飾りを製作していて、今年は高さ1m、幅1m20センチのヘビを、新聞紙や段ボールを使って作りました。
6日は、最後に目をつけて完成させました。 -
真冬日 寒い一日に
7日の伊那地域は最高気温が氷点下0.2度までしか上がらず今シーズン初めての真冬日となる見込みです。
伊那地域の最高気温は午後2時50分に氷点下0.2度、最低気温は午前2時58分に氷点下5.2度と寒い一日となりました。
伊那市内では、午前中雪が舞っていました。
長野地方気象台によりますと8日も寒波の影響で平年より気温が低くなる見込みです。
また、7日夜から8日の朝にかけて雪が降る見込みで7日の午後6時から8日の午後6時までに予想される24時間の降雪量は上伊那の多い所で5センチと予想しています。 -
持続可能な農業セミナー
有機農業について学ぶセミナーが伊那市の伊那公民館で7日に開かれました。
セミナーは持続可能な農業の推進を行っている伊那谷地域農業推進協議会が開いたものです。
セミナーでは南佐久郡佐久穂町で農場経営をしている萩原紀行さんが講師を務め、「非効率な農業で成長する」をテーマに話しました。
萩原さんは27年前に20代で専業農家になりました。
現在は会社を立ち上げ20人程を雇い、9.5ヘクタールの中山間地でおよそ60種類の野菜を有機栽培しています。
萩原さんは「多品種栽培は経営面では負担になるが、従業員は毎日違うことができるため楽しみに繋がる。有機栽培だが収量を確保できるように工夫して会社の成長につなげている」と話していました。
セミナーにはおよそ90人が集まりました。 -
雪合戦大会にローメンジャーで出場
新潟県で開かれる魚沼国際雪合戦大会に出場するつくしんぼ保育園の保護者は、大会で伊那市をPRするため衣装を製作しています。
6日は伊那谷戦隊ローメンジャーのレッドが衣装を製作していました。
レッドは、伊那市で整体師をしている岡村優さんです。
雪合戦大会で伊那市をPRしようとローメンジャ―を作りました。
頭にローメンがついていて、体にも麺が装飾されています。
大会では10秒のPRタイムが各チームに設けられていて、そこで使う旗も手作りしました。
チームは、コスプレの部での上位入賞を狙っています。
魚沼国際雪合戦大会は9日に新潟県で開かれます。
大人の部には全国から126チームが出場します。
当日は5人のローメンレンジャーが揃います。
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第2回新春ふれあいまつり15日(土)
伊那商工会議所女性会は第2回新春ふれあいまつりを15日(土)に伊那商工会館で行います。
5日は伊那商工会館で女性会がその内容について記者発表をしました。
今回で第2回となる今年は、伊那市内の店舗を中心に29のブースを出店し飲食やハンドメイド体験などを楽しむことができます。
また、市内の小学生ダンスチームなどのステージ発表も予定されています。
好評だった、おしるこの振る舞いは、今年は300杯から倍の600杯に増やすということです。
伊那商工会議所女性会は23人で構成されていて、環境美化活動や市内で開かれるイベントでのボランティアなど地域との交流を大切に活動を行っているということです。
第2回新春ふれあい祭りは15日(土)に伊那商工会館で入場無料で行われます。
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寺田ユースケさん車いすで南箕輪村を旅行
生まれつきの脳性麻痺で首から下に麻痺があり、車いすで生活をしている長野市在住のYouTuber、寺田ユースケさんは、ユニバーサルツーリズムの普及を目指して、5日と6日の2日間、南箕輪村を訪れ旅行しています。
寺田ユースケさん34歳です。
先天性の脳性麻痺により、首から下に麻痺があるため、車いすを使い生活しています。
元芸人で、現在はYouTuberとして自身の活動や日常を配信しています。
5日に長野市から南箕輪村に訪れ、6日までの2日間で妻の真弓さんと長男、愛知県名古屋市から来た両親の5人で南箕輪村内を巡っています。
5日は、大芝で貸し出しをしている、電動カートを父親が運転して車いすをけん引し、大芝高原内の散策を行いました。
これまでも全国各地を周り、声をかけた人に車いすを押してもらう旅を行ってきたということです。
障害のある人にも村内の旅行を楽しんでもらう、ユニバーサルツ―リズムの推進に向け村観光協会が寺田さんに声をかけ村内の観光地を旅してもらいました。
大芝湖の周辺を周りながら、配信用の動画を撮っていました。
昼食では村内の飲食店を訪れました。
店では大芝高原のアカマツの炭を使ったブラメシなどを味わっていました。
寺田さん家族は、5日に村内のコテージに宿泊し、6日はファーマーズあじ~なで買い物をする予定です。
撮影した動画は、寺田さんのYouTubeチャンネルで後日、配信されるということです。
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市内小中学生が秀畝の魅力伝える展示会
明治から昭和にかけて活躍した伊那市高遠町出身の日本画家、池上秀畝の魅力を市内小中学生が伝える、展示会が5日から、信州高遠美術館で開かれています。
会場には、市内小中学校8校の児童、生徒の作品およそ520点が展示されています。
秀畝作品を模写したものやタブレット端末を使って制作した、デジタル作品が展示されています。
こちらのテレビ画面に映し出しているのは、伊那中学校3年生がタブレット端末を使って秀畝の魅力をチラシにした作品です。
高遠町出身の日本画家、池上秀畝は去年生誕150周年を迎えました。
市では、秀畝について知ってもらおうと作品を児童、生徒が授業で使うタブレット端末で見られるようにしました。
その教材を活用して子どもたちは作品を制作したということです。
小中学生が感じた池上秀畝の魅力展は来月2日(日)まで伊那市高遠町の信州高遠美術館市民ギャラリーで開かれています。
市民ギャラリーのみの入場は無料です。
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伊那地域 最高気温0.7度寒い一日
5日の伊那地域の最低気温は氷点下4.7度、日中の最高気温は0.7度と寒い一日となりました。
5日の伊那地域の最高気温は、午前11時37分の0.7度までしか上がらず寒い一日となりました。
長野地方気象台によりますと、上伊那では6日の午後6時までに5センチの積雪を予想しています。
また寒気の影響で10日ころまでは最高、最低気温がきょう並みか下回る日が続くとしています。 -
石吾さん 内面の美を競う世界大会で優勝
東洋の女性が持つやさしさ、賢さなど内面的な美しさを競う「アジア シュプリーム ページェント」の世界大会で、南箕輪村の石吾瞳さんがグランドチャンピオンに選ばれました。
4日は石吾さんが南箕輪村役場を訪れ、藤城栄文村長に優勝を報告しました。
去年12月にマレーシアで開かれた世界大会で、45歳の石吾さんは、20人が出場した20歳から45歳までのミスミセス部門に出場しました。
大会では、ウォーキングやポージング、面接などが行われ、石吾さんは着物をアレンジしたドレスを身にまとい、コンテストに挑みました。
小学生の子ども二人も現地に応援に駆け付けたということです。
審査の結果、ミスミセス部門のグランドチャンピオンに選ばれました。
世界大会でチャンピオンに選ばれた石吾さん。
次の目標に向け動き出しています。
石吾さんは県内の女性にも関心を持ってもらいたいと長野県に大会を誘致しました。
大会は、6月に松本市で開かれます。
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上伊那 多いところで10センチの降雪
長野地方気象台によりますと、4日の午後6時から、5日午後6時までの24時間の降雪量は、上伊那の多いところで10センチと予想しています。
路面の凍結などによる交通障害に注意するよう呼び掛けています。
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伊那市とバイウィル協定 森林資源で環境価値を創出
伊那市は、カーボンニュートラルに関する事業を行う東京都の株式会社バイウィルと、森林資源を活用した環境価値の創出に関する連携協定を4日締結しました。
4日は、市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長とバイウィルの下村雄一郎社長が協定書を取り交わしました。
協定は、森林が二酸化炭素を吸収した量などを「クレジット」として国が認証し売買する「Jクレジット制度」を推進し、カーボンニュートラルを目指すものです。
バイウィルの算出では、市有林のうち、Jクレジット化の対象候補となる整備された森林は1,185haで、初年度で2,580トンのCO2削減が見込まれます。
値段は変動しますが、おおむね1トンで1万円分の価値が創出できるということです。
Jクレジット販売で得た収益は市の森林整備に充てる計画です。
バイウィルは、ノウハウの提供や販売の仲介などを行う予定です。
式には仲介した八十二銀行が立ち合いました。
バイウィルとの連携協定は県内で初めてだということです。
バイウィルは、4日、箕輪町とも施設のLED化などの取り組みを環境価値化する同様の連携協定を締結しました。
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宮島酒店 立春朝搾り出荷
3日は立春。
伊那市荒井の蔵元宮島酒店では、絞りたての新酒「立春朝搾り」の出荷が、3日に行われました。
今朝は、宮島敏社長の他、酒販店の店主などおよそ20人が集まり、店先で新酒の祈願を行いました。
立春朝搾りは、暦の上で春となる「立春」の朝に搾りたての新酒を瓶詰し、その日のうちに消費者に届けるものです。
1998年に始まり、現在は北海道から熊本県まで、全国の41の蔵元が参加しています。
宮島酒店は、今年で25年目となります。
今朝は、雪が舞っていましたが、伊那地域の最低気温は0.6度と、氷点下にはなりませんでした。
立春当日に最高の状態にするため、「大吟醸よりも神経を使う」と言わせるほどの杜氏泣かせの仕込みが、およそ1か月間行われてきました。
1月5日から作りはじめ、「ほどほどの甘みがあり吟醸の香りを感じる良い酒に仕上がった」ということです。
今年は、720mL換算で去年並みの1,800本分を作ったということです。
価格は、720mLが1,980円、一升瓶が3,960円となっています。
放送エリア内では、伊那市日影の酒文化いたやで購入できます。 -
伊那北保育園で節分豆まき 心の中の鬼も退治
伊那市内の全ての保育園で、1日遅れの節分のイベントが、3日に行われました。
このうち、伊那北保育園では、保育士が扮する赤鬼と青鬼が各部屋に現れました。
園児たちは、勇気を振り絞り豆にみたてて丸めた新聞紙を、鬼に向かってまいていました。
未満児室では優しかった鬼ですが、年少児以上の部屋では子どもたちを追い回し、外に連れ出そうとします。
最後は全員で「鬼は外、福は内」と元気いっぱいに声を響かせ、鬼を追い払いました。
伊那北保育園では、「心の中にいる弱虫鬼、泣き虫鬼、いじわる鬼も追い出せたと思う」と話していました。 -
立春3月中旬の気温 あしたからは冬型の気圧配置
立春の3日、伊那地域の最高気温は3月中旬並みの10.7度まであがりました。
伊那市ますみヶ丘では、フキノトウが顔を出していました。
3日の伊那地域の最低気温は0.6度、日中の最高気温は10.7度でした。
しかし、4日からは強い冬型の気圧配置となります。
長野地方気象台によりますと、県南部はこの先1週間、最高気温は2度~5度、最低気温は4日は冷え込み、5日からは-5度から-9度で推移するとみています。 -
みはらしファーム 豆まきで鬼退治
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームでは、恒例の豆まきが2日に行われ、家族連れなどで賑わいました。
豆まきは、とれたて市場前の駐車場で行われ、スタッフが扮したゴジラや鬼が登場しました。
訪れた人たちは、合図にあわせて一斉に豆をぶつけて鬼を退治していきました。
みはらしファームでは節分の伝統を後世に残すため、毎年豆まきイベントを開催しています。
続いて行われた福まきでは、菓子と一緒に、みはらしの湯の利用券やドライいちごなどと交換できる当たり券がまかれ、訪れた人たちは手を伸ばしてつかんでいました。
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恩徳寺で厄除け 節分会
今年の節分は2月2日です。
南箕輪村沢尻の恩徳寺では厄除けや家内安全などを願う節分会が行われました。
本堂で火を焚いて行われる大護摩祈祷は、午前6時から午後5時の間に7回行われ、このうち午前10時半の祈祷には、およそ100人が訪れました。
雑念を焼きつくし願いを叶えてくれるとされる炎に僧侶が御札や参拝者のバッグなどをかざしていきました。
なかには、子どもを抱えて炎にかざす姿も見られました。
豆まきは感染症対策のため行われませんでした。
炎にかざし願いが込められた御札は、求めた人に手渡されていました。
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上伊那岳風会伊那地区の初吟会
長野県上伊那岳風会伊那地区の初吟会が、1日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
初吟会では、来賓を含め伊那地区の12教室に通う生徒およそ60人が吟を披露しました。
伊那地区初吟会は、日ごろ鍛えた吟を披露しようと、毎年この時期に開かれています。
1日は、教室ごと順番にステージにあがり、自慢の喉を披露していました。
下平岳渓会長は、「高齢化やコロナ禍で吟友の数が全国的に大幅に減少しているが、岳風流の吟道の道を絶やすことなく、決起して今年1年吟を楽しんでいきたい」と話していました。
初吟会では、全員で吟じる大合吟が行われました。 -
西箕輪上戸で英語学ぶ
伊那市西箕輪上戸の小中学生が25日、地元住民から英語を学ぶ教室が、上戸集落センターで開かれました。
この日は、上戸区の小中学生とその保護者およそ20人が参加しました。
講師は大阪府出身で、27年間外国で勤務し、2011年に伊那市に移住した男性が務めました。
この教室は上戸区が初めて開いたものです。
上戸区では「地元の人から英語を学び、これをきっかけに世界で活躍できる大人になってもらいたい」と話していました。
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ゆいま~る 入園準備品の製作
伊那市中央の障害福祉サービス多機能型事業所、伊那ゆいま~るでは、保育園の入園準備品の販売に向けて、着替え袋や絵本袋などの製作を行っています。
31日は、伊那ゆいま~るの利用者と支援員の4人が作業を行いました。
利用者は、ミシンで布を縫ったり、アイロンがけをしたりしていました。
ゆいま~るでは利用者の工賃アップにつなげようと5年ほど前から入園準備品の製作を行っています。
去年11月から準備を進めていて、すべて手作業のため一つの手さげ袋を作るのに3日ほどかかるということです。
伊那市の保育園の指定サイズに合わせて作られています。
絵本袋、着替え袋など4種類1セットで価格は、税込み6600円となっています。
恐竜や花などが入った柄は支援員が選んだもので、全て違うもになっています。
ハリや耐久性を持たせる接着芯を使用し、長持ちするよう工夫しています。
販売会は、来月19日の午前10時から午後1時まで伊那市役所の市民ホールで開かれます。
ゆいま~るの他、市内の障害者就労支援事業所で製作したおよそ30セットを販売する予定です。 -
山の遊び舎はらぺこ 写真展
伊那市手良の認定こども園NPO法人山の遊び舎はらぺこの写真展が29日から伊那図書館で始まりました。
会場には去年の春から秋にかけて、園児が自然の中で活動している写真およそ60点が展示されています。
写真は縦47センチ横60センチの布に印刷されています。
展示されている写真は、全て小林成親園長が撮影したということです。
はらぺこは、今年開園20周年を迎えます。
開園当初、森の中で写真展を開いたときに、濡れても良いように布に印刷したことがきっかけで、現在も同じスタイルを続けているということです。
はらぺこは、自然の中での遊びを大切にしていて、現在およそ30人の子どもたちが通っています。
はらぺこでは、「子どもたちが自然の中で見せる姿や表情を見てもらいたい」と話していました。
写真展は来月7日(金)まで伊那図書館で開かれています。
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箕輪町 増澤さんが自宅で寒茶づくり
箕輪町大出の増澤武雄さんは、自宅の畑の茶の木の葉を使った寒茶づくりを毎年この時期に行っています。
増澤武雄さん87歳です。
29日は、自宅の畑の茶の木から葉を摘んでいました。
茶の木は畑の周りに21年前に植えたもので、およそ30メートルの垣根になっています。
増澤さんは大寒の時期になると毎年、冬の寒さで糖分をためた葉を使い、寒茶づくりを行っています。
増澤さんは、箕輪町大出出身で、大学卒業後に静岡県の職員として茶の試験場で勤務した後、20年ほど前に大出に戻ってきたということです。
増澤さんは、電子レンジで乾燥させた葉を200度に熱したホットプレートを使い、焦げないように手で揉みながら20分間炒っていきました。
こうすることで、糖分が分解し甘くなり、香りが良くなるということです。
出来上がった茶葉に熱湯を注ぎ味わっていました。
増澤さんは出来上がった茶葉は、自宅で飲むほか近所や知人におすそ分けしているということです。
増澤さんは、この時期に茶葉を1キロほど作り、3か月ほど楽しむということです。
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民泊 先輩受入れ家庭を見学
民泊の登録をした家庭を対象にした、先輩受け入れ家庭の見学会が29日伊那市内で開かれました。
29日は民泊を検討している人や始めて1年程の人など8人が御園の御子柴勝久さん宅を訪れました。
御子柴さんは7年前から民泊の受け入れを行っていて、写真を見ながら農業体験の様子などを紹介しました。
御子柴さんは「農業体験は作業が一つだけだと飽きてしまうので、草取りや収穫、加工品作りなど複数用意している。
また、子供たちの受け入れでは、家庭的な雰囲気を大切にしている」と説明していました。
29日は他に民泊メニューに取り入れている五平餅づくりを行いました。
見学会は、伊那谷民泊協議会と伊那市地域おこし協力隊が横の繋がりやおもてなしのヒントにしてもらおうと開いていて、今回で3回目です。
民泊登録している家庭は伊那市を中心におよそ75軒で、今年度、民泊を利用した人は541人だという事です。
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市内小中学校「暮らしのなかの食」実践報告会
伊那市の小中学校が食育事業の一環で取り組んでいる「暮らしのなかの食」の実践報告会が27日、市役所で開かれました。
27日は市内の小中学校校長や保育園の園長らおよそ50人が参加しました。
会では西春近北小学校の倉根真紘教諭が1年まつ組のさつまいも栽培の取組みを発表しました。
まつ組では生活科の授業で4種類のさつまいもを栽培しました。
収穫したいもは、手作りのレンガ窯で焼き芋にしました。
児童は活動を通して、窯の作り方や、火のおこし方などを学びました。
保護者からは、家族の間でも芋や食についての会話が増えたとの声があったということです。
倉根教諭は、1年間の授業を通して、「さつまいもの栽培から、食について考える、良いきっかけになった」とまとめていました。
「暮らしのなかの食」事業は伊那市が2015年から市内小中学校で進めています。
農業体験と食育に日常的に取り組むもので、今年度で10年目となりました。 -
まっくんバス 1日3便で運行へ
南箕輪村の村内巡回バス、まっくんバスの運行について、利用者が減少していることから、2026年度から高校生や高齢者に重点を置き、1日3便に減らしたい考えです。
28日に村役場で開かれた、南箕輪村地域公共交通協議会で案が示されました。
まっくんバスの年間利用者はコロナ禍前の1万3千人ほどから大きく落ち込み、昨年度の年間利用者は9,727人、1便当たり2.0人でした。
村では見直しを行い、来年度策定する、南箕輪村地域公共交通計画の案を示しました。
案では、高校生や高齢者に重点を置いた、通学通院支援バスの運行を計画しています。
現在は4コース4便から5便運行していますが、2026年度から1コース、平日の朝1便、夕方2便となり、JR北殿駅や伊那北駅、伊那中央病院を通るルートにするとしています。
年間定期券や回数券も導入する考えです。
昼間はタクシーの利用を呼びかけ、村民にタクシー券の助成を行います。
また、JR北殿駅は多くの人が利用しているとして、バス停やタクシー待機場など駅前広場の整備を進めていくとしています。
協議会では、計画案について地域住民対象のパブリックコメントを実施します。
新たなバスの運行は2026年度を予定しています。
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リフレッシュ・ヨガ講座
育児中の保護者を対象にしたリフレッシュ・ヨガ講座が箕輪町松島の子育て支援センターいろはぽけっとで17日に開かれました。
17日は箕輪町など育児中の保護者10人が参加しました。
講師は町内でヨガ教室を開いている、ヨガインストラクターの荒川章代さんが務めました。
17日はボールを使い、全身ををほぐすストレッチを行いました。
保護者は講座中、施設に子どもを預けることができます。
講座は、ヨガで日頃のストレスを解消し心身ともにリフレッシュしてもらおうと、いろはぽけっとが開いたものです。
リフレッシュ・ヨガ講座は来年度も開催を予定しています。
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災害時の外国人への対応を考えるセミナー 上伊那地域振興局が初開催
上伊那地域振興局は、災害発生時の外国人への対応について考える「多文化共生防災セミナー」を27日、伊那合同庁舎で開きました。
セミナーには、上伊那の7市町村を中心に防災担当者など23人が参加しました。
NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会理事の土井佳彦さんが講師を務め、話をしました。
土井さんは、去年6月末時点の地域ごとの在留外国人数について紹介しました。
それによると、伊那市は39か国1,969人、箕輪町は27か国805人、南箕輪村は25か国392人だということです。
土井さんは、「災害時には、必要な情報を多言語に翻訳し、外国人にも届ける必要がある。また発信した情報が届いているか、対面して確認することが重要だ」と話していました。
上伊那地域振興局によりますと、上伊那地域は県内でも外国人住民の割合が高いということです。
災害発生時には、「避難指示などの情報が届かない」「適切な避難行動がとれない」などの問題が懸念されていることから、解決に役立ててもらおうと今回初めてセミナーを開きました。
出席者は、「災害時に外国人が、情報収集や、宗教上の理由で避難所での食事などに不安があることが分かった」「市町村単位ではなく、広域的に取り組む必要があると改めて感じた」などと話していました。 -
ステッカーでe-Tax利用呼びかけ
2月17日からの確定申告を前に、伊那税務署は、路線バスにステッカーを掲示し、e-Taxでの申告を呼びかけています。
24日は、伊那市西町の伊那バス株式会社で、伊那バスの社員がe-Tax利用を呼びかけるステッカーを貼り付けていました。
ステッカーは国税庁が作成したもので、上伊那地域の路線バスに加えて、タクシー、自動車教習所の車両などに、大小合わせて515枚が貼られます。
また、バスの車内には、確定申告の期間などを紹介する広告も掲示されました。
e-Taxは、パソコンやスマートフォンから確定申告の手続きを行うものです。
伊那税務署によりますと、去年、全国の所得税の確定申告のうち、およそ7割がe-Taxを利用したということです。
ステッカーが貼られた車両は上伊那地域内を走行しています。
伊那税務署は2月17日(月)から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーに申告会場を設置します。 -
伊那養護学校卒業生 演劇発表
伊那市の伊那養護学校の卒業生らでつくるミュージカルサークル煌の演劇発表が26日に行われました。
演劇発表は、伊那養護学校体育館で行われました。
ミュージカルサークル煌は、伊那養護学校の卒業後の子どもたちの居場所をつくろうと2021年に保護者が設立しました。
メンバーは、18歳から21歳までの伊那養護学校の卒業生5人と高等部の生徒1人が所属していて月に1度、伊那市内で練習を行っています。
発表は年に1度行っていて今回が3回目です。
今回上演したのは、オリジナル劇「ドリームサークル」です。
意識が戻らず病院に入院している子ども6人が夢の中で集まりゲーム開発や勉強などをする不思議な体験を描いた物語です。
その中で、6人は将来の夢に向き合います。
メンバーたちは、去年の夏から練習を重ねてきたということで、息のあった演技を披露していました。
劇の途中には、音楽に合わせて踊る場面もありました。
およそ40分の演目が終わると会場を訪れた地域の人や卒業生など、およそ150人が拍手を送っていました。
サークルを設立した清水明美さんは「メンバーが楽しんでいる姿を見てもらえた。親以外にも様々な人たちが卒業後の居場所づくりに協力してくれる社会になれば」と話していました。