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2学期終業式七久保小
飯島町の七久保小学校(細川道子校長)は27日、2学期の終業式を行い、88日と最も長く、忙しかった学期を締めくくり、12日間の楽しい冬休みに入った。
式では6年生が「ワッショイ、ワッショイ」と掛け声に合わせ「お掃除頑張る」「整理整頓」「漢字検定」など3学期の目標を発表し、自分たちの振付で元気いっぱい「マイペース」を踊り、学習をまとめた。
細川校長は澄んだ声で「お正月」をのどかに歌い上げ「一生懸命、色々なことに取り組んだ2学期」と振り返り「家庭や地域の伝統行事に関心を持ち、健康で安全に気をつけて、良い休みにして」と呼び掛けた。 -
伊那西高校の新校舎の一部が完成
老朽化に伴い木造校舎の全面改築を進めている伊那市の高松学園伊那西高校は25日、第1期建設工事の完了に伴い完成した新2号館(仮)の使用を開始した=写真。
伊那西高校は学校法人高松学園への経営移管を経て、1985年から現在の校名で運営しているが、教室棟などのある木造校舎は、昭和20年代の前半に建てられたものを使用してきたため、老朽化が進んでいた。そこで、99年ころから建て直しを検討。2000年から積み立ててきた基本金6億6千万円を掛け、木造校舎の改築を行うこととなった。
工事は1期、2期に分けて2カ年で完了する計画。コース別授業に対応できるよう、普通教室を2教室増やすほか、耐震性や断熱性などにも配慮した。
新2号館の建設は今年の4月に着工。新校舎には普通教室9部屋と特別教室1部屋を設けたほか、進路指導室、応接室などを完備した。鉄骨造2階建で延べ床面積は1605平方メートル。1期の総工費は約3億2千万円。
2期工事に伴う旧校舎の取り壊しは来年1月から始める予定で、完成は来年秋を予定している。 -
箕輪中部小6年2組
炭焼きに挑戦箕輪町の箕輪中部小学校6年2組(37人、六波羅孔明教諭)が22日、炭焼きに挑戦した。夜通し火の管理をするため学校に泊り込み、竹炭や鑑賞炭の完成を目指した。
5年生の時、「学校に泊まりたい」との声をきっかけに、夜通しの作業が必要な炭焼きを考えた。6年の1学期は、松ぼっくりなどを入れたアルミ缶や一斗缶をたき火で焼いて炭を作った。
今回は、炭焼き経験のある伊那市の北原重利さんに協力を依頼し、学校の中庭に煙突を付けて加工したドラム缶を設置し、土をかぶせて炭焼き窯を二つ作り、本格的な炭焼きに挑戦した。
竹、竹の割りばし、松ぼっくり、バラのつぼみなど好きなものを持ち寄り、竹には後で分かるよう各自の名前を刻んで窯に入れた。
午後3時半に点火。18時間燃やし続け、煙の色が透明になったら空気を遮断し、炭化するのを待つ。
「どんな炭ができるか楽しみ」と話し、男子児童は窯の近くに皆で建てた観察小屋に、女子児童は校舎に泊まって火の番をし、次回の炭焼きに備えて、煙突からの温度を30分ごとに測定し、煙の匂いや色の変化なども記録した。 -
赤穂東小2学期終業式
駒ケ根市の赤穂東小学校(熊谷正校長)は26日、2学期の終業式を開いた。全校児童を前に3年1組と6年生の児童らが総合学習の時間などで学んだことをそれぞれ発表した。3年1組はカイコを育てたことについて紙芝居や寸劇で発表。皆で考えたカイコかるたも披露した=写真。6年生は節水のため学校に雨水タンクを作って設置したことを発表したほか、リコーダーの合奏で「夕焼け小焼け」を演奏した。
熊谷校長は「86日間の2学期が終わる。地域の伝統文化や命の大切さについて学んだことを忘れず、良い正月を迎えてほしい。交通事故や不審者の被害に遭わないよう気をつけて休み明けには全員が元気で登校してください」と呼び掛けた。
市内5小学校のうち、東小以外の4小学校は27日に終業式を開く。年末年始休業はいずれも1月9日まで。 -
新年に彩り 正月の花を生ける
伊那市生涯学習センターで26日、生け花講座「正月の花」があった。地元を中心に、近隣市町村から主婦らが集まり、床の間や玄関などに合わせた生け花を習った。
花は、金明竹・赤い実がついた千両・黄色の菊と、ナンテン・葉ボタン・菊の2パターンを用意。
生け花研究家北沢理光さんが指導に当たり「松の枝はストーブで温め、曲げてから水につけると曲がる」「ナンテンの実は垂れないよう、天に向ける」とアドバイスし、手本を見せた。
そのあと、参加者は一人ずつ花を生け込み、立ったり、座ったりして眺めながら、バランスを見て仕上げた。
駒ケ根市の北原弘子さんは「これまで自己流に生けていた。花の向きや角度が少し違うだけで雰囲気が変わる。生け花は難しいけど、おもしろい」と話していた。 -
県ポスターコンクールで宮田小から2人県知事賞
県林業関係ポスターコンクールで宮田村宮田小学校2年の中山紗希さん=中越区=が県知事賞を受賞。同級生2人も入選した。県防犯ポスターコンクールでも同6年の宮下倫子さんが県知事賞に輝いた。
中山さんは野鳥愛護ポスターの部にチャボと人間のふれあう絵柄を出品。
国土緑化・育樹運動ポスターの部では篠田琢充君=河原町=が県教育委員会賞、同じく堀井満里奈さん=同=が県緑の基金理事長賞を受けた。
同級生の3人は「絵を書くことが大好き。絵の具を混ぜて色をつくれるのが楽しい」と受賞を喜んだ。
林業関係ポスターコンクールの表彰式は1月17日に県庁講堂で行われる。 -
映画「Beauty」エキストラに上伊那全域の協力を
伊那谷の地歌舞伎を題材にした映画「Beauty」のエキストラ募集で26日、メガホンを取る後藤俊夫監督=飯島町在住=ら関係者が上伊那各市町村の役場を訪れて協力を要請した。2月11日に大鹿村で500人規模の撮影を行なうため。上伊那全域の住民にエキストラとして参加してもらう主旨で、お願いにまわった。
宮田村役場では清水靖夫村長が応対。後藤監督らはエキストラの募集取りまとめなどを要請し、村長は「寒いので体に気をつけて頑張ってください」と快諾した。
当日の撮影場所は大鹿村大磧神社で、エキストラの役柄は村歌舞伎の観衆。昭和60年代の設定のため服装は普段着で可能。
今後、各市町村窓口で募集することになるが、宮田村では総務課企画情報係が対応。広報などを使って参加を呼びかけていく。
宮田村分の申し込み、問い合わせは村企画情報係上條さん85・3181まで。 -
小中学校は冬休みへ
冬休みを迎える上伊那の各小中学校で26日、2学期の終業式があり、いつもより多い手荷物を手にした児童たちは、休みを心待ちにした表情で帰宅した。伊那市内でトップを切った伊那西、富県小学校では、学校生活をまとめた発表などで今学期を振り返った。
伊那西小(臼井和夫校長、78人)では8月縲・1月、学区内でのクマの出没情報が41件(昨年度1件)だった。そのほか、初めてとなる南大東島の児童との交流会、全地域住民が隊員の「子ども見守り隊」の発足などもあり、内容の濃い学期となった。
1年生の小林竣一君(7つ)は、音楽会でバケツや洗面器を太鼓に見立てて演奏したことなどを振り返り「音楽や体育の授業をこれからも頑張りたい」と3学期に向け意気込みを語った。
伊那西、富県小学校の冬休みは来年1月9日まで。他の小中学校は、27日を中心に終業式があり、それぞれ休みに入っていく。 -
洋画家 加納恒徳さん
趣味として絵を描き続けながら「いつかは画家に竏秩vとの思いを長い間、密かに温めていた。
八十二銀行に長く勤務して新宿支店長などを歴任。その後、精密部品製造企業に出向して役員を務めていたが1999年に一念発起して退任し、画業に専念。新世紀展、一水会展などに連続入選したほか、国内最大の公募展「日展」にも2回の入選を果たすなど活躍中。積年の夢をかなえた。
◇ ◇
伊那市西春近生まれ。小学校3年生の時、日米文化交流事業で選ばれた絵が米国に渡った。
「そのころから絵が好きだったんだね。たしかイチョウの大木をクレヨンで描いたような気がするんだが、残念なことによく覚えていない。小学校に保存してあるらしいから機会があったら見てみたいな」
高校、大学と美術部で腕を磨いたが、卒業時に「画家は夢のまた夢」と八十二銀行に就職。仕事の傍ら、楽しみで絵を描き続けた。
勤務するうち「あいつは絵が分かる」と、銀行に飾る絵の選定などに当たることになった。
「応接室や社員食堂など、1店舗だけで3、4枚の絵が必要になる。当時は新店舗ラッシュでかなりの数の絵を購入した。その仕事を通じて多くの著名な画家と懇意になることができたし、絵の技法や制作の思想などが勉強できたのは大きな収穫だった」
◇ ◇
「画業に専念したのはいいが、性格がいい加減なものだから、描くことを自分に強制するようにしている。100号の大作を年に4枚描くとか、毎日ある程度の時間はキャンバスに向かうとか決めてね。そうやって描いているうちにいつの間にか気持ちが集中してくる」
好んで描くのは風景画。
「20歳代のころには人物も描いたが今はほとんどが風景。信州の自然をこよなく愛しているのでね。せっかくこんな素晴らしい環境にいるんだから描かない手はない」
気に入った題材を求めて各地に取材旅行にも出掛ける。
「雪が降り出したら飯山や霧が峰に。先月は伊豆に行ってきた。でも海の絵は描き慣れないせいか、ピンとこない。やっぱり山が好きだな」
自然は少しの時間で風景が一変することもあるが、そこが大自然の難しいが面白いところだ竏窒ニ話す。雪景色を描こうと飯山に出かけ、構図を決めて朝から描き始めたが、昼までに雪が解けてしまって慌てたこともあった。
「田植えの終わった田に残雪の山が映っている絵を描く竏秩Bだが田植えの時期ならいつでも描けるというわけじゃない。日がたつと苗が伸びて水面が隠れてしまうからね。時期を逃すと次の春までもう1年待たなければならない」
「毎年同じように見える山の雪の様子もよく見れば年によって微妙に違う。目に映っていても意識しないことも多く、見過ごしてしまいやすい。そんな自然の表情を発見できるのも絵を描く喜びの一つだ」 -
リトミックでクリスマス
楽しみながらリズム感を養う乳幼児親子対象の宮田村公民館「リトミック教室」は22日、村民会館のエントランスホールを使ってクリスマスコンサートを楽しんだ。音楽に体をゆだね、体を動かしたり、聴き入ったり。約80人の親子が参加した。
この日は3カ月に及んだ全9回の講座の最終回。指導する宮田ミュージックサークルの瀧澤智恵子さんの発案で、吹き抜けで広いエントランスを使ってみんなでクリスマスを過ごすことになった。
同サークルのメンバーが「ジングルベル」から「アヴェマリア」まで多彩な楽曲を演奏。参加親子は音楽にあわせてリズム感をとった。
手拍子打ったり、ステップ踏んだりするチビッコも。ある母親は「講座に参加するようになって、子どもが積極的に体を動かすなど、音楽に乗せて表現するようになった」と話した。
同講座は今年新たに始まったが好評で、9月から2つのクラスに分けて新規に開講。来年度も継続する予定だ。 -
3年間・高尾公園の整備ありがとう
伊那市山寺の高尾公園の整備を3年間取り組んできた伊那小学校6年学組に対し、公園の管理をする伊那商工会議所山寺支部(高山光春支部長)は25日、児童たちに感謝状などを授与した。役員4人が学校を訪れ、記念メダルを一人ひとりに受け渡し、感謝の気持ちを伝え合った。
学組(鈴木秀實教諭・32人)は、4年生の時から、「昔の公園のにぎわいを取り戻そう」と、高尾公園の整備に取り組む。南側の斜面から公園へ通じる林に遊歩道を設置し、ツツジやサツキなどの植物を植えてきた。11月には公園に、これまで世話になった同支部会員や地域住民らを招き、学習のまとめとして「秋祭り」も開いた。
高山支部長は「自然を愛する自主的な活動が素晴らしかった。3年間ご苦労さま」とあいさつ。学級長の宮澤拓人君は「活動の達成感が得られる授与式でした。活動が皆さんに喜ばれていたことがうれしい」と気持ちを伝えた。
学組は、これから卒業までの間、公園内に設置した手作りベンチの安全面について話し合うなど、今後の公園の維持管理方法を協議する。鈴木教諭は最後の活動として、卒業記念樹の植樹も考えている。
感謝の気持ちを込めた記念メダルを受け取る児童 -
ミニコンサートで音楽を楽しむ
中川村の中川西小学校は21日、音楽室でミニコンサートを開き、各学年や有志のグループ、教諭らが合唱や合奏を披露し、演奏する喜び、聴く楽しさを味わった。
2年生の合奏「シンコペーテッドクロック」でスタート。続いて、4年生が「自由に空に飛べるはず」と「空も飛べるはず」を響かせた。
6年生有志4人がトランペットのソロを入れた「ハトと少年」を演奏、気賀沢校長の指揮で、教諭らが年末恒例の「歓びの歌」を演奏。
1年生は飛び上がったり、手をつないだりして、元気いっぱいのステージ「うちゅうじんあらわれる」を、5年生はリコーダーとカスタネットで歯切れよく「ポラリスの大地」、ハンドベルによる「きよしこのよる」もあり、多彩な11プログラムを楽しんだ。 -
山岸めぐみ門下生クリスマスコンサート
駒ケ根市の山岸めぐみ音楽教室は23日、門下生らによる第19回クリスマスピアノコンサートを駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。幼稚園・保育園児から大学生、一般などの約60人が代わる代わるステージに登場し、日ごろの練習の成果を存分に発揮した。出演者はそれぞれ緊張した面持ちでステージに登場してピアノの前に座ると、毎日練習を重ねてきたショパンやモーツァルト、ベートーベンなどの曲を見事に弾きこなし、聴衆から大きな拍手を受けていた。親子で仲良く連弾するほほ笑ましい姿も見られた=写真。
クリスマススペシャルとして、出演者全員による賛美歌「いざ歌え」の合唱も披露された。
客席の保護者らは「失敗しなければいいが…」とささやき合いながら心配そうな表情で出演者を見つめたり、演奏する姿をビデオカメラで撮影したりしていた。 -
箕輪工業高校の新しい多部制・単位制高校の構想、保護者などには好感触
高校改革プラン実施計画に伴い08年度開始となる多部制・単位制高校の設立準備を進めている箕輪工業高校(荒井和人校長)は22日夜、地域住民などを対象とした新高校の概要説明会を町文化センターで開いた。08年度入学予定の中学生と保護者、教職員など約40人が参加。新高校の教育目標や特色、多部制・単位制の実施形態などが示された=写真。
同校は新高校のビジョンとして▽多様な選択科目の設置▽少人数編成授業の実施竏窒ネどを提示。多部制・単位制の特色を活かし、進学から基礎力養成まで、幅広いニーズに対応できる体制づくりの実現を目指していることを示した。
県の実施計画では新高校への設置が示されなかった総合工学科については、「箕工の総合工学科を残してほしい」という地元の根強い要望を県にあげていたが、県からも前向きな返答がきており「ほぼ確実に設置できると思う」としている。
校名の決定は来年1月ころとなる見込み。また、来年4月以降に上伊那の中学校全校を訪問し、PRを図りたいとしており、3月には新高校の全容が決定する。
参加者からは、単位選択のフォローアップ体制や不登校生徒への対応に関する質問などがあったが「単位選択は入学後に生徒の進路希望に応じた指導を行いたいと思っている。4年で卒業する子には心のケアが大切。心のケアに当たる体制を整えながら対応したい」と回答。説明会に参加した保護者の一人は「のびのびとやっていけそう。うちの子の場合、こういう形でなければ絶対だめだと考えていたため、説明会を聞いて絶対ここだと思った」と話していた。 -
箕輪中部小5年3組
米作り学習のまとめ「もちもちフェスティバル」箕輪町の箕輪中部小学校5年3組(39人、星野慎教諭)は22日、米作り学習のまとめで、田の様子を見てもらうなどお世話になった人や家族を招いて「もちもちフェスティバル」を体育館で開いた。手作りのもち米料理でもてなし、学習の様子や感想を発表した。
フェスティバルは▽もち米料理を振舞う▽米の販売▽活動の様子発表-の3本立てで計画。すり鉢と一升瓶を使うもみすり、精米の体験コーナーも設けた。
料理は事前に何品も作り、上手に出来たメニューの中から4品に決めた。4色おはぎ、もちピザ、みそ味としょう油味の雑煮、山菜おこわ。朝から児童全員で調理した。児童がもみすりと精米をした玄米に近い味がするという米と、機械精米の米で同じメニューを作り、食べ比べてもらった。
米作り学習ではもみで300キロ収穫。田起こしに始まり田植え、農薬作り、稲刈り、脱穀、精米などを体験した。農薬はニンニク、唐辛子、木酢液などを混ぜて手作りした。
学習発表では、「手作り農薬はとても臭くて大変だった」「大きな達成感を得ることができた」「もみすりは思ったより難しかった」「苦労したけど思い出になった」と一人ひとり話した。
家族は、「料理は上手に出来ていてびっくりしました。おいしいです」「米作りを頑張った様子がわかりました」と話していた。 -
米国人のサンタさん、西保育園のクリスマスに
サンタさんはやっぱりお鼻が高いんだ‐。宮田村西保育園は22日、クリスマス会を開いた。米国出身で駒ケ根市で英会話を教えるラルフ・グリーンさんが、妻のなおみさんとともにサンタクロースに扮して来園。大喜びの園児たちと握手を交わし、プレゼントを手渡した。
鈴の音とともに現れたサンタさんに、子どもたちはビックリ。「何歳ですか」「どうしてヒゲがあるんですか」と次々に質問をぶつけた。
真っ赤な衣装に身を包んだラルフ・サンタはやさしく笑顔で受け答え。一緒に歌ったり、踊ったり楽しい時間を過ごした。
お楽しみのプレゼント。サンタさんの温かで大きな手を握り、子どもたちは満面の笑顔で受け取っていた。 -
生保会社絵画コン 東部中生4人入賞
住友生命保険相互会社主催の「第30回こども絵画コンクール」に応募した、伊那市の伊那東部中学校の生徒4人の作品が入賞した。六波羅将太君(2年)の作品は銀賞を受賞する快挙。他の優秀作品約70点と一緒にフランス国立ルーブル美術館で展示される。
全国の0歳縲恍・w生を対象としたコンクールで、応募総数は約18万点あった。そのうち入賞作品は、各年代別などの部門ごと選出の特別賞、金賞、銀賞、銅賞、秀作賞の計543点。特別縲恚竢ワ作品については、来年3月16日縲・月16日、同美術館で展示する。
中学生が応募できるCG(コンピューターグラフィック)部門で
六波羅君のほか、宮原まりえさん(2年)、小嶋郁哉君(1年)、矢澤知也君(同)が秀作賞を受賞した。作品「武士と赤い者と」を出品した六波羅君は美術部で、CG制作は初めて。「まさか選ばれるとは。信じられない」と驚いている。
22日、住友生命保険会社松本支社伊那中央支部の椿和浩支部長らが同校を訪れ、入賞者に賞状などを受け渡した。椿支部長によると、同支部管内(塩尻縲恃ム田)で銀賞の受賞は初。三輪憲昭校長は「才能を生かすきかっけにしてほしい」と受賞者に呼び掛けた。 -
箕輪北小3年生が消防署など見学
箕輪町の箕輪北小学校3年生は21日、社会科の授業で箕輪消防署を訪れ、消防車両を見学し、署の仕事を学んだ。
社会科の「暮らしを守る」という単元の学習で、消防署を中心に町図書館、町郷土博物館も見学した。
消防署では、署内を見学し、消防車や救急車に乗り、消防士が実際に着用している防火服も試着した。署員による放水の見学では、水が勢いよく出ると「うわぁー」と歓声を上げ、水で膨らんだホースに触るなどしていた。
児童は、「救急車に初めて乗った。中がすごい。人を守るための道具がいろいろあった」「防火服はすごく重い。脱いだ瞬間に自分が軽くなったみたい」「救急車が3千万円もすると聞いてびっくりした」と話していた。
児童は事前学習で「出動がないときは何をしているのか」など質問したいことなどを考えたり、家の近くに町消防団の屯所があることなどを学んできた。今後は警察の仕事なども学習するという。 -
箕輪町国際交流員
ニコラス・キンレッドさん「児童は皆すごい元気で英語に興味がある。毎日とても楽しい」
6月から箕輪町国際交流員として、箕輪北、南、東小学校の3校で英語を教えている。
「最初は緊張してたけど、すぐに緊張はなくなった」。学年ごとにカリキュラムを考えて単語や会話を教え、歌や本、ゲームなどを取り入れて楽しく学べるよう工夫している。
「もっと自然に英語が使えるといい。日本語を英語に訳すのではなくて、考えなくてもわかるようになるといいなと思う」
ニュージーランド出身。小さいころ、家に日本人がホームステイし、10歳の時には家族旅行で日本を訪れた。「秋葉原や京都に行って、金閣寺も見た。すごい感動した。日本はニュージーランドと全然違った」という。
兄が新潟県で働いた経験があった影響で、高校卒業後に来日し、新潟県で園芸の仕事に就いた。初めての一人暮らし、初めてのフルタイムの仕事。仕事は厳しく大変だったが、新潟での1年間は「面白かった」。雪が降るのも初めて見た。
帰国後、オークランド工科大学に進学。「正確な日本語を覚えたい」と日本語を専攻した。
新潟では友達に日本語を教わったが、当時は敬語を知らず、社長に「おい」と言ったことも。「社長は怒ってた。なんでだろうと思ってた」。大学で敬語を学び理由が分かったという。
大学では英語教授法も取得。卒業後は英語講師をしていたが、「ニュージーランドでは日本語はうまくなれない。日本で働いてもっと上達したい」と、箕輪町にやってきた。
日本に来て困ったことはATM。ニュージーランドでは24時間が当たり前。そのつもりで夜10時ころに行ったが閉まっていた。「セキュリティの問題だとは思うけど、夜閉まるのは不思議」。
生活の違いはあるが「日本での暮らしは楽しい」。日本食も大好きで、冷蔵庫には、いつも好きな梅干が入っている。
子どもの時の夢は俳優。演じることも、観ることも好き。「でも今は俳優は無理かな。だから仕事を頑張ってニュージーランドに家を建てて、日本に住みながら家を貸して…有意義にお金を使いたい」。そんな将来設計を立てている。(村上裕子) -
ドリームエンジェルスのクリスマスパーティー
宮田村の園児、児童らを中心にするエアロビクスチーム「ドリームエンジェルス&ワークス」は16日、クリスマスパーティーを村民会館ホールで開いた。150人ほどが参加。歌って踊って、冬の1日をみんなで楽しんだ。
一昨年までは各年代ごと別々にパーティーを開いていたが、昨年から合同で開催。より賑やかになった。
ステージ上で日ごろの練習の成果を仲間に披露。音楽に乗って、軽快にステップを刻んだ。
クリスマスソングを歌ったり、ゲーム大会も。プレゼントもあり、パーティー気分を満喫していた。 -
小学生観劇
駒ケ根市文化財団と市教育委員会は駒ケ根総合文化センター開館20周年記念事業として20日、市内5小学校の児童を招待して文化芸術鑑賞会を文化会館で開いた。午前に1・2年生、午後に3・4年生がそれぞれ文化会館を訪れ、影絵劇団「かしの樹」による影絵劇「ピーター・パン」と「アンサンブル・オアーゼ」のバイオリン、チェロ、ピアノによる音楽演奏を楽しんだ。開演前にははしゃいで大騒ぎしていた児童らだったが、劇が始まるやいなやたちまち静かになり、夢中になってじっとステージを見詰めていた。
21日には市内幼稚園・保育園の年中・年長園児らが招待され、同劇団による「100万回生きた猫」を鑑賞する。 -
箕輪町男女共同参画いろはかるた応募作品展
箕輪町の男女共同参画いろはかるたに応募のあった作品の展示が、町役場ロビーで始まった。多彩なかるたに来庁者が関心を寄せている。
「あなたが考える男女共同参画の姿や願いを寄せて」と、町のパートナーシップみのわが募集した。
応募作品は103点。「ぬくもりを めざして進む みのわ町 一人ひとりが主人公」「明日また みんなで約束 仲良し小道」などがある。理想の箕輪町、理想の社会、男女の姿、家族の姿、子育て、地域の輪、慣習、人権、福祉など項目ごとにまとめて展示した。
応募作品は現在選考中で、12月末には終了予定。その後、イラストを書いて07年2月ころ、かるたの完成を目指す。
展示は今月27日まで。 -
駒工生が宮田村の学童保育で紙飛行機づくり指導
駒ケ根工業高校情報技術科3年の生徒6人が19日、宮田村の学童保育の児童に紙飛行機づくりを指導した。11月に宮田小学校3年生と行なった交流が縁で、児童たちの熱い・スラブコール・スを受けて実現。ものづくりの楽しさを味わいながら、ゲームや雑談も楽しみ、年齢を超えてコミュニケーションを深めた。
学童保育を利用する宮田小3年生の児童が、11月の交流時につくった紙飛行機を仲間の前で紹介したのがきっかけ。3年以外の児童も興味を深め「ぜひ高校生のお兄さんたちに、教えてもらいたい」という話になった。
交流を行なっている、連携授業班、ラジコン班の生徒たちは申し出を快諾。村を訪れ、心待ちにしていた小学校1年から4年までの児童19人を懇切丁寧に指導した。
つくりながら、生徒と児童はすぐに仲良しに。心も体も寄り添ってふれあいの時間を過ごした。
神林伸也君(17)は「みんな素直で本当にかわいい。交流を重ねる中で、コミュニケーションの大切さを感じています」と話した。 -
伊那東部中・PTA親子文庫 読み聞かせ
伊那市の東部中学校のPTA親子文庫「すず竹文庫会」の会員と地域ボランティアの5人は、前年度から、学校で朝の読み聞かせ会を開いている。秋の読書旬間(4日縲・最終日の20日、本年度最後の読み聞かせをした。
読み聞かせを通じて地域の人と出会い、心を育てようと始めた事業。今年度は、ボランティアが5縲・2月の毎週、順番に各クラスを回り、詩や絵本などを朗読した。同旬間中は毎日訪れ、3年生を対象にブラックシアターも披露した。
この日は、代表の金丸恵美子さんら3人が2クラスを訪問。金丸さんは、人間とキツネが雪遊びする話、宮沢賢二の「雪渡り」を読み聞かせた。生徒らは音を立てず、静に物語を聞き入った。
同中学校図書館司書の高見さゆりさんは「生徒たちに変化が出てきている。最初は騒いでいた子どもたちも今では聞く態度が整ってきた」とし、図書館を利用する回数も増えているという。
図書委員長の3年、白籏沙也加さんも「人の話をよく聞けるようになった」と話す。
金丸さんは「中学生の感性豊かな時期にいろんな本を読んでもらいたい。なかなか読み聞かせが出来ていない親が増えているなか、私たちが一冊でも多く読み聞かせれれば」とし、来年度も継続した活動にしたいという。
生徒に本を読み聞かせる親子文庫の金丸さんら -
上伊那中部校長・教頭会が合同研修
上伊那の伊那市、南箕輪村の小中学校の校長、教頭らは16日、同市駅前ビルいなっせで、年に一回の上伊那中部校長教頭合同研修会を開いた。元県中学校長会長の毛涯章平さん(84)=豊丘村=の講演を通じて、学校運営者に何が求められているかを確認した。
研修会には、約50人の校長、教頭が参加した。県内の小中学校長を歴任し、豊丘村教育委員長も務めた毛涯さんは「教師・その憧れと自戒」と題して、自分の教職生活で学んだことを坦々と話し、教育者に必要なことを伝えた。
毛涯さんは、教師として歩み出した時の目標を振り返り、教師に対する憧れとして掲げた▽不易なるもの▽豊かな人間性▽円熟への憧れ竏窒フ3つについて講話。円熟への憧れではユーモアが必要とし「子どもの悩みをちょっと高みから眺め、子どもの緊張を受け流す能力が大切」と話した。
また、それらの憧れに対しての「肩書きに合う中身を持て」との自戒の重要性も訴えた。
上伊那中部の小学校校長教頭を前に話す毛涯さん -
高校生もAED取扱習得
南箕輪村の上伊那農業高校(北原光博校長)は19縲・2日の4日間、1年生を対象としたAED(自動体外式除細動器)などの一次救命処置の講習会を開いている。講師に伊那中央病院(伊那市)の医師や看護師らを招き、生徒らが処置方法を習得する。
県の指導で今年度から、全県下の高校1年生が救急救命療法を学ぶことになった。同高校では、4日間に分けて一年生161人、4クラスが心臓マッサージ、人口呼吸方法などの講習を受ける。
初日の19日は、生産環境科の生徒42人が受講した。スライドの説明を受けた後、受講者一人ひとりが人形を相手に実技講習。AEDの取り扱いを学んだ女子生徒は「緊急時にはパニックにならないよう気を付けたい」と話していた。
県では、県下の公立高校にAEDを昨年度、一斉配備した。上伊那農業高校では1月の配備から一度も使用する事例は発生していないという。
AEDの取り扱い方法を学ぶ上農高校の1年生 -
三沢ミュージックスクール発表会
三沢ミュージックスクール(三沢照男代表)は17日、第39回発表演奏会を駒ケ根市の市文化会館大ホールで開いた。同スクールで学ぶ幼児から一般の約70人が代わる代わるステージに立ち、それぞれピアノ、声楽、マリンバを演奏。1年間練習を重ねた努力の成果を立派に披露した。幼児や小学校低学年児童によるピアノ演奏では、足がペダルに届かないほど小さな子たちが大きなコンサートグランドピアノに向かい、もみじのような手を懸命に使ってベートーベンやモーツァルト、ショパンなどの曲を見事に弾きこなした=写真。
客席には多くの保護者や祖父母らが訪れ、出演者よりも緊張した表情で食い入るように子どもや孫の演奏ぶりを見詰めていた。 -
冬の天体観測教室
駒ケ根市のおもしろかっぱ館と市立博物館は17日夜「親子・子どもふれあい事業12月の巻」として冬の天体観測教室をおもしろかっぱ館で開いた。親子ら約20人が集まり、東伊那小学校教諭の日岐敏明さんの話を聞いた。
冬の素晴らしい星空を観察するよう天体望遠鏡が用意されていたが、残念なことにあいにくの曇り空。遠くに光る中央アルプス千畳敷のホテルの灯りを望遠鏡で眺めて気を晴らした=写真。
参加者らはかっぱ館の室内で、スクリーンに映し出される星座を見ながら、日岐さんが話す日食や月食、流星群など、来年観察できる天文現象の話を聞いた。 -
県看護大公開講座
駒ケ根市の県看護大は16日、06年度第3回の公開講座を同大で開いた。聴講を申し込んだ一般市民や学生など約120人が集まり、同大教授の田村正枝さんによる「がん患者と家族を支える看護」を聞いた。田村さんは「がん患者の生存率は以前より上がっているが、再発の恐怖は依然として大きい。がんとともにどうつきあっていくか、周囲がどうサポートしていくかが今後も重要な課題だ」と話した=写真。聴講者はスクリーンをじっと見つめ、時折メモを取ったりしながら熱心に講義に聴き入っていた。
公開講座は7月に同大教授の廣瀬昭夫さんの「私が担当した卒業研究の成果と思い出竏茶Aロマセラピー、自律訓練法、玄米食、健康に良い水、死生観」が、9月に前田樹海助教授の「県内の看護職者はどんなふうに働いているのか竏抽ナ護人的資源統計の課題と展望」がそれぞれ行われた。 -
(12)埜葩染教室(上村まち子代表、18人)、駒ケ根市中沢
発足から14年の歴史を刻む中沢公民館の埜葩染教室、来年から2年掛りで童謡シリーズに取り組む。先駆けて制作した第1作「朧(おぼろ)月夜」は11月の中沢文化祭で発表され、「日本画のようにきれい」と話題を呼んだ。原画は講師の前田埜衣さん(埜葩工房主宰)が描き、受講生の春上薫さんが、菜の花の黄色はエンジュの種を用い、セイヨウアカネ、ロック、桜など8種類の草木で染め上げた。
講師に手描友禅作家の前田埜衣、素位さん親子を迎える同教室は、発足当初は中沢地区の草木を採取し、色染め。染めることでそれぞれの植物が持つ色目を学んだ。次に型紙を使って型染もした。
3年前には4年がかりで伊那七福神を染めた掛軸を全員が完成させた。七福神は指導者の埜衣さんが原画を描き、色別に4-6枚の型紙を作り、つむぎの白生地に、ヤマモモやアカネ、ロックウッドなど草木から抽出した色を1色ずつを重ねた。作品完成後、7カ寺を回り、朱印を受けた。
今回の「童謡シリーズ」は全員で取り組む大作の第2弾、2年がかりで完成させる。第1作目の「朧月夜」に続き、「夕焼け、小焼け」「雨降りお月さん」「おさるのかごや」「しゃぽんだま」などに挑戦する。
埜衣さんが描いた原画をコピーし、紙に張り付け、1作品で7、8枚の型紙を起し、できるだけ、中沢、東伊那の草木、実、根などを使って、染め上げる計画。
埜衣さんは「受講生ひとり一人が頑張りやで、息の長い教室になった。草木染の技術がこの地に根付き、芸術の域に達する人が出てくれば、うれしい」と期待。素位さんは「それぞれ個性があって面白い。教えることで自分自身が勉強になる」と話している。
代表の上村さんは「それぞれの色合いを求めて、想像しながら染めている。すばらしい講師に恵まれ、幸せ」。教室発足当初からの受講生の松崎みどりさんは「全員ができ上がりまでに4年間かかった伊那七福神が1番の思い出」と話していた。