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高校入試前期選抜志願者数
長野県教育委員会は、平成31年度公立高校入学者の前期選抜志願者数を、5発表しました。
上伊那で最も高い倍率は上伊那農業高校で2.14倍となっています。
辰野高校普通は、70人で
1.46倍、商業は32人で1.6倍となっています。
上伊那農業高校です。
生物生産、生命探究、アグリデザイン、コミュニティデザイン、4つの学科で171人が志願し、2.14倍となっています。
高遠高校普通は77人で1.43倍となっています。
伊那北高校理数は、35人で
0.97倍となっています。
赤穂高校商業は63人で1.58倍となっています。
駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術3つの学科で
88人が志願し、1.47倍となっています。
箕輪進修高校です。
普通Ⅰ部は25人で1.25倍、普通Ⅱ部は38人で1.9倍、普通Ⅲ部は5人で0.25倍、工業Ⅰ部は19人で0.95倍となっています。
高校入試前期選抜は、2月8日(金)、合格発表は15日(金)です。
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箕輪 中村常会で伝統の念仏講
箕輪町北小河内の中村常会に江戸時代から伝わるとされる念仏講が3日に会所で行われました。
会所には、40人ほどが集まり、無病息災を願って長さ約10メートルの大数珠を回しました。
昔は、2月8日に、最近では、2月の第1日曜に行われています。
南無阿弥陀仏と書かれた掛け軸を祭壇に飾り灯明を供えます。
太鼓と鐘の音にあわせ南無阿弥陀仏と唱え、時計と反対回りに受け渡します。
行事を仕切るのは、当屋とよばれる当番で、今年は、根橋渡さん82歳です。
根橋さんは、昔からの念仏講の言い伝えを披露。
中学生を輪の中心に招き入れ伝統を引き継ぎます。
大きな数珠が自分の前に来ると願いごとをする習わしで、この日は、10周しました。
念仏講が終わると各戸から集めた米でつくる「お護符」と呼ばれるおにぎりとすまし汁を食べ行事をしめくくりました。 -
上伊那岳風会 伊那地区初吟会
詩吟の上伊那岳風会伊那地区初吟会が3日に伊那市のJA上伊那本所で開かれ、会員が今年1年のうたい初めをしました。
初吟会には、14ある伊那地区の教室に通う56人と青少年教室の6人、来賓6人のあわせて68人が出席しました。
全員で今年のうたい初めをした後に、ひとりひとり壇上に登り、漢詩や和歌、俳句などを吟じました。
上伊那岳風会伊那地区では、年間を通してコンクールや全国大会の予選会などを行っています。
初吟会実行委員長の赤羽仁さんは、「日頃から鍛えたのどを発揮して、よい1年のスタートにしてください」と会員によびかけていました。 -
「このまちのおしごとごっこ」9日開催
伊那商工会議所青年部は小学生に地元企業の仕事を体験してもらう「このまちのおしごとごっこ」を伊那市のいなっせで9日に開催します。
31日伊那商工会議所青年部のメンバーが記者会見を開き、概要を説明しました。
「このまちのおしごとごっこ」には伊那市内の24の企業や団体
が出展します。
体験できるのは警察官や美容師、パティシエ、大工など22の仕事です。
伊那商工会議所女性会と農事組合法人ミナミアグリ共同で「おかあさん」という仕事を体験してもらうことにしていて、主におにぎりの作り方を教えるということです。
開催日時は9日土曜日の午前10時から午後3時で会場は伊那市のいなっせ内、研修室やホールなどです。入場料は無料です。
伊那商工会議所青年部では「子どもたちが様々な職業に触れることで仕事の内容やこの地域で働く人を知る機会にしてもらいたい。」と話していました。
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上伊那書道協会 新春役員展
上伊那の書道の指導者の作品展、上伊那書道協会新春役員展が、伊那市のいなっせで開かれています。
作品展では、26人がそれぞれ1点を出品しています。
毎年この時期に開いていて今回で16回目です。
テーマは「新春を寿ぐ」で、春らしい言葉を選んだ作品や、表装の作品が並びます。
漢字・かな・調和体・前衛など、様々なジャンルの書道作品が並んでいます。
上伊那書道協会事務局長の堀内郁子さんは、「書を通して好きな言葉や好きな字体を表現するのが楽しい」と話していました。
この上伊那書道協会新春役員展は、来月3日(日)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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高校再編地域懇談会
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は、地域住民から再編について意見や思いを聞く、地域懇談会を29日、伊那市役所で開きました。
参加者からは活発な意見が出されていました。
懇談会は、多くの声を聞いて今後の検討に反映させようと開かれたもので、地域住民や学校教諭など伊那市を中心に63人が参加しました。
地域懇談会は、23日に駒ヶ根市で開かれ今回が2回目で、辰野町でも開かれます。
県教委が高校改革の実施方針について説明した後に、上伊那地域の高校の将来像、将来を見据えた学びの在り方をテーマに、6人ずつ10グループに分かれおよそ1時間、意見を交わしました。
参加者からは「統廃合より、まずは少人数学級を目指してほしい」「中学生にとって魅力ある高校をつくる事が大切だ」「学校間の連携でネットワークを繋いで授業が出来ないか」など様々な意見が出されていました。
最後にグループごと意見をまとめ発表しました。
懇談会には、箕輪進修高校の1、2年生も参加していました。
懇談会で出された意見は今後、事務局を務める上伊那広域連合のホームページで公開する他、来月14日に開かれる上伊那地域の高校の将来像を考える協議会で報告されることになっています。
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冬の晴れ空の下 凧揚げ大会
昔ながらの冬の遊び「凧揚げ」を地域の子ども達に楽しんでもらおうと27日、伊那市の天竜川河川敷でで「春近子ども凧揚げ大会」が開かれました。
子ども達は、この日のために整備された河川敷で、手作りの凧や市販の連凧などを揚げていました。
この日は晴天に恵まれたものの会場周辺は風が弱く、子ども達は悪戦苦闘しながら凧を揚げていました。
イベントは、子ども達に昔ながらの冬の遊びを楽しんでもらうとともに、東西春近で交
流の輪を広げてもらおうと去年か始まりました。
実行委員会の唐木一平委員長は「外で遊ぶことが少なくなってきた中、自分たちでつくった凧で競い合ってうまい子が教えてあげる。そうなってくれば交流の輪も広がっていくと思う」と話していました。
会場となった天竜川と三峰川合流点の河川敷には、東西春近の子どもとその保護者、およそ200人が集まり、凧揚げを楽しんでいました。 -
まちなかJapan+コンサート
東京で活動する若手の箏や尺八演奏家と上伊那の邦楽愛好者によるコンサート「まちなかJapan+」が27日伊那市のいなっせで開かれました。
「まちなかJapan」は舞台から飛び出して不特定多数の人たちに邦楽に親しんでもらおうと活動している若手グループです。
伊那での演奏会は去年に続き2回目で、地元からは上伊那を中心に20人余りが出演し演奏を披露しました。
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中学生が雅楽に親しむ
伊那市の春富中学校で日本古来の音楽、雅楽の演奏会が25日開かれました。
春富中学校では3年生が音楽の授業でリコーダーや太鼓を使い雅楽に取り組んでいます。
演奏会は生の演奏を聞きより親しみを持ってもらおうと春富中学校が開いたものです。
演奏したのは上伊那の神職でつくる伊那雅楽会です。
メンバーは介護施設や地域の文化祭、イベントなどで演奏しその普及に努めています。
本格的な演奏を聞いた生徒たちは「指揮者がいないにもかかわらず音が合い、舞いも一体化していた。生演奏を聞くのは初めてだったので貴重な経験になった。」と話していました。
伊那雅楽会楽長の花畑樹彦さんは「雅楽は音楽の教科書に記載されている一方で演奏を聞く機会はあまりありません。日本の心を支える大切なものとして伝えていきたいです。」と話していました。
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箕輪町長 合唱ダブル日本一快挙に喜ぶ
箕輪町の箕輪中部小学校と箕輪中学校がこども音楽コンクールの全国審査でともに最高賞の文部科学大臣賞を受賞したことについて、白鳥政徳町長は、「快挙でありがんばってくれた子どもたちにエールを送りたい」と話しました。
24日、箕輪町役場で開かれた定例記者懇談会で白鳥町長はこのように話しました。
箕輪町では、来週にも庁舎に懸垂幕を掲げて快挙を祝います。
また、できれば保護者などを招き発表会を開きたいとしています。
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上農生 大芝パンフ作成
南箕輪村の上伊那農業高校の3年生が制作した「大芝高原」のパンフレットが完成しました。
生徒が作ったパンフレットです。
大芝荘やセラピーロード、味工房などを紹介する7種類を作りました。
23日はパンフレットを制作した3年生が大芝高原の味工房を訪れ、職員を前にプレゼンテーションを行いました。
生徒達は「大芝の湯は、季節の風景も楽しめる空間だ」「セラピーロードは上伊那には大芝しかない」など、大芝の売りを説明していました。
上農の生徒は、情報処理の授業の一環で去年11月から現地での聞き取りや写真撮影を行い、制作を進めてきました。
パンフレット作りでは字を大きくするなどの工夫をしたという事です。
生徒達が作ったパンフレットやプレゼンテーションの資料は、しばらくの間、大芝高原内に展示されるという事です。 -
箕輪町 大出上村(わでむら)大文字倒し
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている大出上村の大文字倒しが、20日に行われました。
午前6時、道祖神のある三ツ辻に建てられた柱付近に、地域住民が集まりました。
縄で引っ張りながら、柱を倒していきました。
大文字は今月13日から20日まで1週間建てられていました。
大出上村の大文字は、江戸時代後期、1816年頃に始まったとされています。
柱には、松や竹、巾着などが飾り付けられています。
最上部には、国家安全、五穀豊穣などと書かれた宝箱のほか、太陽を意味する赤い板が取り付けられています。
柱が倒されると、住民らが集まり、厄除けとして1年間飾る、竹や巾着を持ち帰っていました。
上村では、地域を流れる用水路が天竜川と反対の南から北へ流れていて、大文字は疫病除けや火伏のほか、家内安全・五穀豊穣を願う小正月の伝統行事として続けられています。
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みのわ芸文協の新春連句会
五七五七七の句を違う読み手が次々に紡いで作品を完成させる「連句」の体験会が、20日箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれました。
連句会には、箕輪町を中心に45人ほどが参加しました。
これは、みのわ芸術文化協会が、日本古来の芸能文化に親しんでもらい、世代間交流につなげようと今回初めて開きました。
初めに、一部文字が抜けた句の内容を考え、俳句の感覚をつかみました。
連句会には、伊那西高校の文芸クラブの生徒がサポートに入り、子どもたちにアドバイスを送っていました。
参加者はグループに分かれて、伊那西高校の生徒が考えた初めの句から次の句を考えていました。
読み手が変わることで、当初にはなかった発想やストーリーが生まれていくところが面白いということです。
コーディネーターを務めた唐澤 史比古さんは、「昔の日本人が発明した連句というゲームのおもしろさ、奥深さを感じてほしい」と話していました。
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高遠高校 卒業定期演奏会
伊那市高遠町の高遠区緒工の音楽専攻の卒業定期公演が20日信州高遠美術館で開かれました。
卒業定期演奏会には音楽専攻と合唱部の生徒20人が出演し22曲を披露しました。
音楽専攻では年に20回ほど演奏活動を行っていて、この演奏会が3年生にとっては最後となります。
3年生は合唱のほか、琴などの演奏を披露しました。
館内では、芸術コース美術専攻・書道専攻の生徒による卒業制作展も開かれていて、油絵や陶芸、書などおよそ50点が展示されています。
作品と一緒に、3年間の制作についてまとめた文章も1人1人展示しています。
このうち書道専攻の生徒6人は、合同で木簡作品を作りました。
全部で83枚あり、中村不折の書を手本に、筆跡に差が出ないよう仕上げたということです。
高遠高校美術・書道専攻の卒業制作展は31日(木)まで開かれています。
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センタ―試験 トラブルなし
19日と20日に全国一斉に行われている大学入試センター試験についてです。
大学入試センターによりますと、午後4時現在長野県の会場でトラブルの報告は入っていないということです。
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郷土愛プロジェクト 文部科学大臣表彰
上伊那の経済団体や教育機関などでつくる郷土愛プロジェクトは、キャリア教育の充実発展に尽力したとして、文部科学大臣表彰を受賞しました。
18日、東京で開かれた表彰式で郷土愛プロジェクトの向山孝一会長が賞状を受け取りました。
郷土愛プロジェクトは、キャリア教育の充実発展に尽力したことなどが評価されました。
全国の119の学校や団体が受賞しています。
19日は、郷土愛プロジェクトなどが主催するふるさと学習の発表会、「伊那谷再発見」が南箕輪村の村民センターで開かれました。
上伊那を中心に小学校から短期大学までの8校が取り組んだ学習の成果を発表しました。
このうち南箕輪小学校6年3組は村の魅力について調べました。
その中で村には様々な団体があることを知り、地元の太鼓グループに太鼓を教えてもらったことを発表しました。
他に、大芝高原の魅力を伝えようと30秒のCMを制作しました。
伊那弥生ケ丘高校1年の代表生徒は、去年8月に行われた信州総文祭の来場者向けに伊那谷を紹介するマップを作成したことを発表しました。
生徒は、活動を通し「伊那谷の魅力を再発見することができました。マップを配布したことにより来場者に伊那のことを知ってもらえました」と感想を話していました。
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大学入試センター試験
大学入試センター試験が、19日と20日の2日間の日程で全国一斉に始まりました。
南箕輪村の信州大学農学部も試験会場となり、受験生が会場に足を運んでいました。
今年のセンター試験の志願者数は、長野県は1万54人、信大農学部の試験会場では632人となっています。
県内には14の試験会場があり、上伊那では信大農学部と駒ヶ根市の県看護大学の2か所です。
会場の前には、予備校の講師らがかけつけ、メッセージを書いたティッシュなどを渡して受験生を激励していました。
19日は文系科目の試験が行われました。
午後4時半現在、試験は順調に進められているということです。
20日は理系科目の試験が行われます。
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伊那西高校生徒が現代学生百人一首で入選
東洋大学が全国の小中高校生を対象に募集した現代学生百人一首で伊那西高校の小島和さんの短歌が入選しました。
「生茶より綾鷹がいいと言う君は私のどこがいいと思うの」
伊那西高校文芸クラブの小島さんの短歌は、お茶の味の良さは分かっているという意中の男性に対し自分の良いところは見てくれているのだろうか?という女性の恋愛感情を詠んだものです。
今回で32回目の現代学生百人一首には5万7,446首の応募がありその中の100首に選ばれました。
県内での入選は2人で小島さんは、「自信につながった」と話していました。
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伊那西小児童がツリークライミングに挑戦
伊那西小学校の児童が18日学校近くの林でツリークライミングに挑戦しました。
ツリークライミングはロープを使って木に登るもので2年生7人が体験しました。
講師を務めたのは伊那市高遠町のインストラクター宇治田直弘さんでロープの結び方などについて指導していました。
伊那西小学校では学校近くの林を活用した学びの森づくりを進めています。
地域の人たちから木に関する話を聞いたり様々な体験をするものでツリークライミングもその一環で行われました。
はじめは慣れない様子の児童たちでしたが、しばらくすると大人の背丈より高く登れるようになっていました。
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山の遊び舎はらぺこ 写真展
伊那市東春近の野外保育施設「山の遊び舎はらぺこ」の子どもたちの普段の様子をとらえた写真展が、伊那市の伊那図書館で開かれています。
泥しぶきを浴びて笑顔を見せる園児の写真など、会場には、今年度のはらぺこの保育活動で撮影された写真61点が並びます。
現在25人の園児が通っていて、自然の中での活動を保育の柱としています。
はらぺこでは、自然の中の子どもたちの普段の様子を見てもらおうと写真展を開いています。
この写真展は、23日の午前中まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
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高校再編 懇談会開催へ
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は、地域住民から再編について様々な意見や思いを聞く地域懇談会を今月3会場で開きます。
16日は、5回目の上伊那地域の高校の将来像を考える協議会が伊那市のいなっせで開かれました。
協議会で上伊那地区高等学校校長会の藤江明雄会長からは、「多様なニーズに答え魅力ある多様な学びの場を配置していく必要があるとして分散している専門学科を再構成し規模の大きな総合技術校を配置することが考えられる」との意見がありました。
藤江会長は「校長会として各校の意見を踏まえながら検討を進めた結果、共通認識に至った」と話していました。
協議会は、魅力ある学校づくりを考えようと開かれていてこれまで住民や高校の同窓会などから意見聴取を重ねてきました。
協議会では、高校再編について様々な意見を聞く地域懇談会を今月伊那市・駒ヶ根市・辰野町の3会場で予定しています。
23日が駒ヶ根市29日が伊那市30日が辰野町でいずれも午後7時からです。
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地区の平穏無事願い獅子舞披露
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている中曽根の獅子舞が13日地区の公民館前などで披露されました。
中曽根の獅子舞は伊那市西箕輪羽広に伝わる羽広の獅子舞の影響を受け始まったとされています。
中曽根獅子舞保存会が毎年小正月に区民の無病息災や平穏無事を願い地区内で舞いを披露しています。
保存会のメンバーは笛や太鼓に合わせて肇国の舞や剣の舞など
5つの舞を披露していました。
保存会の内堀安美会長は「獅子舞を子どもたちにも伝え、先祖代々続けてきたものを絶やさないようにしたい。」と話していました。
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鳥追いの伝統行事「ほっぽんや」
南箕輪村の西部保育園で15日、鳥追いの伝統行事「ほっぽんや」が行われました。
この日は雪が舞う中、年長から年少およそ80人と、地域のお年寄りが保育園の周辺をまわりました。
「ほっぽんや」は、農作物を食べ荒らす鳥に頭を悩ませていた人たちが、五穀豊穣を願って行ったとされる上伊那地域の伝統行事です。
焼いて模様を付けた、30センチほどのヌルデの木を使い、鳥を追い払うように木を打ち鳴らしながら歩きます。
地域の伝統行事を後世に残していこうと、毎年、大泉地区の老人クラブ「福寿会」が、子ども達と一緒に行っています。
福寿会顧問の清水伝之丞さんは「今はまだ小さいのでわからないけど、親になったりして昔あんなことをしたな、と思ってもらえればありがたい」と話していました。
白鳥あゆみ園長は「地域ならではの大事な伝統行事なので、思い出と一緒に伝統を引き継いでいってもらいたい」と話していました。 -
大出上村で大文字建て
箕輪町大出上村で13日正午に町の無形民俗文化財に指定されている大文字建てが行われました。
長さは10メートルほどで国家安全、五穀豊穣と書かれた宝箱のほか住民手づくりの巾着などが飾りつけられていました。
上村の大文字は200年ほど前、火事が続いたり疫病が流行ったことから火伏と疫病除けを願い始まったとされています。
上村の住民は「みなが健康で災害がない穏やかな年になってほしい。」と話していました。
大文字は20日に下ろされ飾りものは地区内の各家庭に配られて
1年間の厄除けとされます。 -
北小河内漆戸常会で大文字建て
箕輪町北小河内漆戸常会に伝わる小正月の伝統行事、大文字建てが13日行われ住民が地区内の安泰や五穀豊穣を願いました。
朝8時に漆戸常会の住民が集まり地区内の辻に長さ10メートルほどの大文字を建てました。
手づくりの花飾りや松のほか一番上の部分には太陽を表す飾りが付けられています。
この行事は260年ほど前に天竜川の水害に悩まされていた住民がその氾濫を鎮めるために始めたとされていて町の無形民俗文化財に指定されています。
大文字は1週間建てられ20日に下ろされます。
飾りは縁起物として下ろしたときに住民が各家庭に持ち帰るということです。 -
御筒粥の神事 世の中は七分一厘
今年の世の中や作物の作況を占う御筒粥の神事が12日箕輪町の
箕輪南宮神社で行われました。
今年の世の中は七分一厘で去年を二厘上回りました。
御筒粥の神事は今年1年の世の中や農作物の出来、気候の37の項目を占うものです。
占う項目と同じ数の37本のヨシの束を米を入れた釜で2時間ほど煮た後神前に捧げます。
ヨシの筒に入った粥の量で吉凶を占うもので世の中は去年より二厘上がり七分一厘となりました。
農作物のうち大麦、茄子、玉葱、梨が極上で気候は夏が上々、秋が上などとなっています。
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引持の獅子舞
伊那市高遠町引持に伝わる伝統の獅子舞が地域住民に披露され、集まった人たちが家内安全や五穀豊穣を願いました。
引持の獅子舞は、かつて、朝まで飲み明かしながら日の出を待って地区の安泰を願う「お日待ち」の行事で行われていたということです。
獅子とひょっとこが一組となって舞い、部屋の四隅の厄を払います。
獅子が体についたノミを食べるユニークなしぐさもありました。
引持の獅子舞は、30代から60代までの17人でつくる引持獅子舞保存会が行っています。
会場には地域住民41人が集まり、今年一年の家内安全などを願いました。
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箕輪南宮神社に山車飾りを奉納
箕輪町木下の箕輪南宮神社の初祭りが13日から始まり木下山車飾保存会が伝統の山車飾りを奉納しました。
神社境内などに歴史上の出来事などをテーマにした6つの舞台が展示されました。
「赤穂浪士の討ち入り」は吉良上野介の家来で吉良にその人ありといわれた強者、清水一学を主人公とし赤穂浪士との戦いの場面を再現しています。
「京都五条大橋の牛若丸と弁慶」は牛若丸が投げた扇子が弁慶の
頭に当たった様子を表しています。
ほかには人さらいにあった子どもを探しに出た母親が子どもが死んだと聞かされる「隅田川」や地元小学生のスマイル山車クラブによる「かぐや姫」、また今年の干支にちなんだ「イノシシの親子」が展示されています。
山車飾りは明治時代から約120年続くとされている町の無形民俗文化財です。
保存会の会員28人が去年11月から歴史の資料を参考に制作に取り組んできました。
箕輪南宮神社の初祭りは13日が本祭りで山車は13日まで飾られます -
漫画家の段丹映子さんが講演
長野市の男女共同参画審議委員などを務めた経験がある漫画家の
段丹映子さんの講演会がきょう伊那市のいなっせで開かれました。
段さんは埼玉県出身で長野市在住の漫画家で社会的、文化的につくられた男女の違い“ジェンダー”をテーマにした「ちいさなジェンダー」を出版しています。
講演では男らしさ女らしさなど男女差別をしている社会の現状について話をしました。
段さんは「人は男女平等と言っているにもかかわらず、知らず知らずのうちに男女差別をしている」と自らが書いた四コマ漫画で説明していました。
そのうえで「ジェンダーをこれまで普通だと思っていたことが問題で普通ではないということに気づくことが大切です。」と話していました。
講演会は伊那市教育委員会が開いたもので会場には約300人が集まり段さんの話に耳を傾けていました。
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春近神社で合格祈願祭
高校受験を前に伊那市の春富中学校の3年生が地元にある春近神社で11日合格を祈願しました。
春近神社では春が近いという縁起のよい神社名にちなんで合格祈願祭が行われています。
11日は春富中学校の3年生約150人が訪れ花畑樹彦宮司からおはらいを受けました。
花畑宮司の祝詞のあとに代表の生徒が玉串を奉納していました。
合格祈願祭は生徒たちが神社の清掃活動や地域行事に参加しているお礼として地元有志でつくる春近神社祭典委員会が2012年から行っているものです。
クラスごとに破魔矢などが贈られたほか生徒一人一人にサクラサクハルチカシと書かれた鉛筆が配られました。
春富中学校では「受験を間近にした時期に地域の人々の応援や支えを感じることができ本人たちの意識も高まっています。」と話していました。