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箕輪町で読育フェスティバル
箕輪町のひと味ちがう子ども育成事業の一つ「読育」について考える読育フェスティバルが10日、箕輪町文化センターで開かれた。会場には約500人が集まり、読育について考えた。
読育とは、読書や読み聞かせを推進して、子ども達の豊かな心とコミュニケーション能力を育成しようという取組み。
フェスティバルでは町内で行われている読育の事例発表や基調講演などが行われた。
箕輪中部小学校の図書館司書、原佐織さんは、子どもと本をつなぐために大切にしていることとして、読み聞かせ、読み語り、図書館だよりの発行を挙げ「地味な活動だが、子どもが適した本に出会うための手助けになる大切な活動」と説明していた。
また基調講演では、ノンフィクション作家の柳田邦男さんが「子どもの心の発達、大人の再生」と題して、絵本の意義について話した。
柳田さんは読み聞かせの良さについて「同時にスキンシップがとれるし、親が読むことでリアリティのある体験になり、子どもの感情や感性が育つ」と説明していた。
柳田さんは「子どもにとって読み聞かせの体験は人格の形成にもつながる大切なもの。小さいうちに多くの絵本を読んであげてほしい」と呼びかけていた。 -
Bルートによる早期整備を求め諏訪と連携強化
市町村や議会、経済団体などで組織するリニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会の総会が9日開かれ、諏訪地区と連携し、Bルートによる早期整備を求める活動を盛り込んだ今年度の事業計画が決定された。
今年度の事業計画は、Bルートによる早期整備のための活動、上伊那地区内駅設置の実現を図るための活動、諏訪地域などとの連携強化などが決定した。
総会では、地域経済、地域振興による格差是正や観光などの観点から国民全体にとって大きなメリットが考えられるBルートによる早期整備を国やJR東海などに要望することや、南アルプス直下を貫くトンネルの問題点や危険性など、多面的な視点で公正・公平な審議がなされるよう、国や交通審議会に対し積極的に働きかけることを決議した。
上伊那地区同盟会は、今月28日に、諏訪地区と中信地区と合同の大会を諏訪市で開く予定で、Bルートを求める統一決議を採択する予定。
これに飯田地区が参加するかは、今のところ未定。 -
元気づくり支援金2次分内定
地域の特色ある取り組みを支援する県の「地域発 元気づくり支援金」の二次選定事業が内定し、9日、公表された。
上伊那では、34事業が採択され、総額約2,300万円が交付される予定。
そのうち、伊那市では8事業が採択され、支援金の総額は約490万円となった。
南箕輪村では、2事業が採択され、支援金の総額は約120万円となっている。
箕輪町では、今回採択された事業はなかった。
主な採択事業は、伊那市が、ますみヶ丘平地林で実施しているボランティアを中心とした森林整備事業に必要な木材の破砕機の購入費として約190万円、南箕輪村が、実施する親支援プログラム「のびのび子育て支援講座」におよそ50万円、また、民間の団体が実施する事業では、伊那市の信州伊那アルプス街道推進協議会のシンポジウムの開催経費に70万円、伊那市の団体が取り組む外国籍児童の教育支援に60万円、南箕輪村の信州大学農学部の学生などが実施する食育プロジェクトに70万円などとなっている。
また、昨年度の採択事業から、4事業が優良事例に選ばれた。
優良事例には、去年初めて高遠町で実施された「高遠ブックフェスティバル」や伊那市富県の地区住民でつくる新山山野草等保護育成会の取り組みなどが選ばれている。 -
保育園の建て替えや統廃合検討へ
伊那市の今年度の保育園の運営などを検討する協議会が7日開かれ、新たな委員が委嘱された。
協議会では、白鳥孝伊那市長から、新しい委員に委嘱書が手渡された。
委員は、市の主任児童委員や保護者など15人。
白鳥市長は、「自然豊かなこの地域を存分に活用して、子どもたちが、育ち、ずっと暮らして、誇りを持てる子育てを行っていきたい」と挨拶した。
また正副会長の選任も行われ、会長には市議会議員の黒河内 浩さん、副会長には、主任児童委員の上柳明美さんが選ばれた。
黒河内会長は、「形式的な協議会ではなく、保育形態・保育内容まで踏み込んだ議論をしていきたい」と挨拶した。
協議会では、保育園について意見交換が行われた。
委員からは、「高遠第1、第4や、竜東・竜西などの名称は、どこにある園か分かりにくい」「保健師と保育園の連携を進めるべきでは」といった意見が出されていた。
伊那市では、老朽化した保育園の建て替えや、統廃合、民営化の検討など、来年度から10年間の保育園の整備について、今年度、計画を策定する予定。
協議会に対し、9月ごろ、計画案が示され、統廃合の対象となる保育園の検討などを行い、11月ごろ、市長に報告される予定。 -
南箕輪村と松本大学が協定締結
南箕輪村と松本大学は7日、大芝高原の森林セラピーロードを活用した健康づくりや地域振興を目的に連携、協力するための協定を締結した。
南箕輪村の唐木一直村長と、松本大学の菴谷利夫学長が協定書を取り交わした。
松本大学が、健康づくりを核として観光資源の開発や地域活性化、人材育成などを含む総合的な協定を自治体と結ぶのは今回が初めて。
南箕輪村は松本大学の協力を得て、平成19年から村の健康推進事業を実施している。今年3月の森林セラピーロードでのウォーキングの効果を検証するモニーターツアーでも大学が調査に協力した。
今回の協定は、セラピーロードを活用した健康づくりを核にして、ヘルシーメニューの開発や温泉の活用など、大芝高原一帯で健康と観光2つの面を結びつける研究を行うために結ばれた。
南箕輪村では今年秋に一般を対象にした森林セラピーツアーを計画していて、松本大学では、ウォーキング指導や健康チェック、ヘルシーメニューの紹介など、学生も協力して実施していくという。 -
ごみの再利用など3R検討
伊那市ごみ減量化・資源化推進委員会が6日、開かれ、再利用やリサイクルなどを推進するための施策について検討した。
検討したのは、出すごみを減らす「リデュース」、使えるものを再利用する「リユース」、一度使ったものを別のものに再生させて利用する「リサイクル」の3Rの普及について。
3つの班に分かれて検討した。
そのうち、ある班では、ごみ減量のため、マイバックやマイハシを普及させるにはどうしたらよいかなどを話し合った。
委員からは、「ごみを出さない意識の高い人はいるが、そうでない人をどう巻き込んでいくかが課題」などといった意見が出されていた。
3Rについては、今後、各班から出された意見をまとめ、11月に白鳥市長に報告する予定。 -
村道路線変更
国道153号バイパスの南箕輪村区間10月開通を前に、南箕輪村議会臨時議会が6日、開かれ、バイパスにつながる村道の路線を一部変更する議案が可決された。
路線が一部変更となるのは、南箕輪村北殿地区を通る村道1221号線。
1221号線は、153号バイパスと交差し、北殿駅へと抜ける道となっているが、従来の路線は一部道幅が狭く、大型車の通行が難しいため、旧道の横に新たな道を作り、そこを新たに1221号とすることにした。
国道153号バイパスは南箕輪村と伊那市を結ぶ新しい天竜橋が10月中に完成する予定で153号バイパス南箕輪村区間は
天竜橋の開通で全線開通となる。 -
箕輪町まちづくり住民提案事業 13事業採択
住民団体が取り組む事業を町が支援する「箕輪町まちづくり住民提案事業」の本年度採択事業が決まった。
箕輪町まちづくり住民提案事業は、住民団体が主体的に取り組む活動を町が資金面から支援する。
この事業は、町民と行政による協働のまちづくりを推進しようと平成18年から行われている。
本年度の新規採択事業は5件、継続事業は8件で、合せて13件が採択され、補助金の合計金額は105万円となっている。
このうち新規事業として採択されたのは、一般社団法人箕輪町サッカー協会が青少年の健全な成長と箕輪町の良さを再発見してもらうイベント「2010サッカーフェスティバルIN箕輪」に10万円、天竜川漁業協同組合第2区支部が川に親しんでもらおうと開催する「町内マス釣・つかみどりり大会」に10万円。
蛍が住みやすい環境整備と生育体験をする事業に7万7千円、子供を犯罪から守る会の事業に7万円、習字・そろばん教室事業に5万円。 -
伊那市安全会議 部会の事業計画報告
住民の安全について考える伊那市安全会議が2日、伊那市役所で開かれ、市の職員や警察、消防団など25人が出席した。
この会議は、市民の安全意識の向上を図ろうと開かれている。
安全会議は、交通安全部会や、保健部会、子ども安全部会など6つの部会を設けている。
この日は部会ごとの本年度事業計画が報告された。
本年度事業計画について保健部会では、冬に向けての新型インフルエンザ対策のマニュアル等の見直しや、連絡体制の整備など計画している。
また子ども安全部会では、火災や防犯情報等がパソコンや携帯電話に送られる「伊那市地域安心安全メール」を区長会や自主防災会などを通して保護者らに広めていくことを計画している。 -
交通体制の施策を諮問
南箕輪村の公共交通機関の現状と課題を踏まえ、交通体系を検討する第1回総合交通対策検討委員会が、30日村役場で開かれた。
各種団体や老人クラブの代表、伊那バスなど9人が唐木一直村長から委嘱された。
南箕輪村総合交通対策検討委員会は、地域住民の生活に不可欠な公共交通機関に関して検討を行う。
唐木村長は、「安心して生活していくためには、身近な交通体系の整備が重要。費用対効果の論議もされるが、それで片付けられない本当に必要な問題」と挨拶した。
会議では、委員長が互選され、倉田 龍一北殿区長が、委員長に選ばれた。
倉田委員長は、「皆さんの意見をまとめるのは難しいが、ある程度の方向性を出せればと思う」と挨拶した。
唐木村長は、巡回バスを基本とした交通体制の具体的な施策について検討するよう、委員会に諮問した。
委員会は、来年3月までに、交通対策の施策をまとめ、唐木村長に答申する予定。 -
森林税活用の施策を協議
森林税を活用した施策について住民の意見を聞く、森林づくり上伊那地域会議が1日、開かれた。
新たな委員を委嘱し、初会合が伊那合同庁舎で開かれた。
会議では、上伊那地方事務所から森林税を活用した今年度の事業計画案などが説明された。
それによると、里山集約化事業の実行見込み面積は526ヘクタールで、昨年度より200ヘクタールほど増えている。
間伐の実行見込み面積は624ヘクタールで、240ヘクタールほど増えている。
森林税の収入が増えていることから、実行面積を多く見込んでいるという。
また、森林整備などを行うための森林づくり推進支援金は、およそ1,300万円を予定している。
委員の任期は2年で、会議は年3回開かれる。
次回は9月末頃に現地検討会が開かれる予定。 -
伊那市が下水道事業経営健全化計画の改訂版 示す
伊那市は経営状況が悪化している下水道事業について、整備区域の見直しなどを含む経営健全化計画の改訂版を発表した。
経営健全化計画の改訂版は30日伊那市役所で開かれた伊那市議会全員協議会で示された。
伊那市によると市の下水道事業は、平成19年度で約8億円、20年度では約5億円の損失が出ていて、21年度以降も大幅な損失が出ると見込んでいる。
原因としては、効率面からの検討がされないまま、市内全域に下水道整備を進めたことや水洗化率の低迷を挙げている。
市ではこれらを改善するため、事業費の圧縮や収入の確保、経費削減などを柱とする下水道事業経営健全化計画の改訂版をまとめた。
それによると、下水道整備区域の末広、野底棚沢川東、吹上、羽広工業団地、沢渡中上段、木裏原を浄化槽区域に変更すると想定している。
また平成21年3月現在で66.9%の水洗化率を啓発、促進策などにより平成24年3月には80%まで引き上げることを目標としている。
他に、下水道使用料を平成32年度までに4回15%ずつ改定し、現行のおよそ1.7倍にする計画だ。
この他、処理場の統廃合や職員数の削減にも取り組んでいく予定。
伊那市ではこれらから、平成27年度に単年度での黒字化をまた平成37年度には累積での黒字化を見込んでいる。
また下水整備区域から浄化槽区域に変更を予定している地域については、早い時期に住民説明会を開催したいとしている。 -
227万円の黒字計上
みのわ振興公社は28日、箕輪町のながた荘で株主総会を開き平成21年度の決算を報告した。
みのわ振興公社では町から委託を受け町内5つの観光施設を運営している。
報告によると、ながた荘とながたの湯は黒字で、ながた自然公園と萱野高原信州かやの荘は赤字となったが公社全体では、営業利益が227万円の黒字となった。
ながた荘は日帰り客数が1万9,807人の利用があり前年度比104.4%。宿泊客は若干減って1万3,140人で、前年度比94.7%だったがトータルで108万円の黒字となった。
ながたの湯は、去年の夏、増改築工事のため39日間休業したがリニューアル効果もあり、330万円の黒字となった。
ながた自然公園は139万円の赤字、萱野高原信州かやの荘は71万円の赤字だった。 -
上伊那地域医療推進状況をHPに掲載
上伊那広域連合は、国の交付金による地域医療再生事業の推進状況をHPに掲載した。
推進状況は、上伊那広域連合のHPからアクセスできる。
事業を実施、運営する運営連携会議や、7つの作業部会の項目があり、クリックすると会議資料や会議記録の要旨が閲覧できる。
HPの更新は、それぞれの会議終了後、数日以内に行うという。
上伊那広域連合では、一般の人にも広く状況を知ってもらい事業を進めていきたい竏窒ニしている。 -
箕輪町発足55周年のロゴマーク作成
箕輪町は、町発足55周年記念事業で使うロゴマークをつくった。
ロゴマークは、役場庁舎の目に付く場所に掲示し、町民への浸透をはかる。
緑や青で水と緑の自然豊かな町を表現し、「人々の笑顔と共に箕輪町発足55周年」のキャッチフレーズが入れられている。
なお、記念事業は、「未来に向かって一つになろう」をコンセプトに10月に計画されているが、町では、経費を極力抑える方針で記念式典は行わない予定。 -
大鹿の死亡事故受け天上が緊急安全点検実施へ
天竜川上流河川事務所は、大鹿村で今月21日、直轄の地滑り工事で死亡事故が発生したことを受け、管内で行われている直轄工事の現場で、緊急の安全点検を実施する。
大鹿村で実施していた国が直轄する地滑り対策工事の現場で、今月21日、作業員3人が倒れ、二人が亡くなった。
国土交通省天竜川上流河川事務所ではこの事態を重く受け止め、南信地区で現在実施している直轄工事の現場で緊急の安全点検を実施することにした。
点検は、管内にある7つの出張所のうち、直轄工事が行われている6つの出張所で28日から来月1日にかけて行われる。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、高遠町藤沢の藤沢砂防林工事などを点検する予定。 -
三六災害に学ぶ会 29日に大鹿村で
昭和36年6月に、梅雨前線によってもたらされた災害「三六災害」から来年で50年を迎える。
当時の経験を学び、災害に備えようと「三六災害に学ぶ会」が、29日に大鹿村で開かれる。
25日は、イベントに先立ち、天竜川上流河川事務所が記者会見を開いた。
昭和36年6月に降った大雨は、伊那谷に水害や土砂災害をもたらし、特に大鹿村では、多くの人が亡くなった。
その三六災害の発生から来年で50年となることから、今回、大鹿村で三六災害を学ぶ会を開くことにした。
当日は、三六災害で被害があった場所の現状を見学したり、三六災害の体験者の話を聞く予定。
三六災害に学ぶ会は、29日(火)の午後2時からで、大鹿村の大西公園が集合場所となっている。 -
伊那中病院ロゴマーク発表
伊那中央病院は、地域から愛され、より親しんでもらえる病院としてイメージアップを図ろうとロゴマークを作成し、25日発表した。
去年12月から今年2月までの間に全国から1,338件の応募があり、東京都千代田区の須賀裕明さんの作品が採用された。
ロゴマークは、若々しい生命の象徴である花をモチーフに伊那中央病院の英語表記、伊那・セントラル・ホスピタルの頭文字、ICHで桜の花びらを表現している。
白鳥孝市長は、「素敵なロゴマークを選んでいただいた。病院のシンボルとして大事にしていってもらいたい」と話していた。
このロゴマークは、病院の旗や名刺・封筒へ印刷するなどして活用していくという。
ロゴに採用された須賀さんは、9月の病院祭で表彰されることになっている。 -
箕輪町グリーンツ竏虫諮H会
来年箕輪町に建設が予定されている農産物加工施設で販売する試作品の試食会が24日、箕輪町産業会館で開かれた。
試食会は、食や農業、健康をテーマに地域の活性化を進めている箕輪町グリーンツーリズム推進協議会が開いた。
協議会のメンバー約40人が参加し、おこわやコロッケなど22品を試食した。
試作品は、米や野菜、果物など、どれも地元産の材料が使われていて協議会の加工グループが作った。
試食会では、評価シートが配られ、メンバー達は味をみて項目にチェックしていた。
箕輪町グリーンツーリズム推進協議会では、出された意見をまとめ商品化に向けて取り組んでいくという。
また、11月にも試食会を行う計画。
農産物加工施設は来年秋に箕輪町大出に完成することになっている。 -
伊那市長がコラム
伊那市の白鳥孝市長は、市報やHPで、自身の考えや思いをつづるコラムを始めた。
伊那市のHPには、「市長のコラムが始まりました」と書かれている。
クリックすると、市長のお薦めスポットが出てくる。
コラムの中で白鳥市長は、伊那スキーリゾートから見る三峰川の景観を、好きな河岸段丘の風景だと紹介している。
白鳥市長は、長野県の自然観察インストラクター・自然保護レンジャーとして活動してきた経験もあり、コラムでも、自然への思いが綴られている。
白鳥市長は、「身近な話題や季節の話題を伝えながら、自身の考えや伊那市への思いを掲載していきたい」としている。
このコラムは、市報いなと伊那市のHPで見る事ができ、毎月更新される予定。 -
建築等工事現場の巡視
上伊那地方事務所は23日、長野県違反建築物防止週間にあわせて、管内の建設中の建物などの工事現場を巡視した。
巡視には、上伊那地方事務所職員と長野県建築指導員の13人が参加した。
建築物の安全性の向上や建築基準法の内容の周知を目的に毎年5回巡視している。
巡視は、3つの班に分かれて行われた。
伊那市駅前に建設中の高齢者専用賃貸住宅の工事現場では、建物が適正な構造か、工事が当初の計画通り行われているかなどをチェックした。
今回は管内34カ所の巡視を行い、違法な工事はなかった。
上伊那地方事務所では、違反の建築物がないように、定期的に巡視を続けていくという。 -
山本町の教員住宅 市営住宅に
伊那市山寺山本町団地の教員住宅を、市営住宅として活用する条例改正案が、市議会経済建設委員会で可決された。
25日は、市役所で市議会経済建設委員会が開かれ、山本町団地の教員住宅を市営住宅とする条例改正案について可決した。
山本町団地の教員住宅は、1984年度に建設されたもので、8戸が入居できる。
時代の変化などにより、教員住宅に空きが増えるようになったことから、既存施設を活用していこうと市営住宅とする。
また、老朽化に伴い、4戸が入居できる西春近の市営住宅は廃止される方針。
教員住宅を市営住宅とするのは、合併以降、初となり、伊那市では今後も、教員住宅で活用できるものについては、順次市営住宅としていきたいとしている。
なお、山本町の教員住宅を追加、西春近の市営住宅を廃止すると、市内の市営住宅は、805戸となる。
また、市営住宅から暴力団を排除するための条例改正案も委員会で可決されている。 -
辰野総合病院施設部会初会合
上伊那地域医療再生事業の作業部会の一つ、辰野総合病院施設部会の初会合が21日、辰野町役場で開かれた。
会議は冒頭のみ公開で行われ、辰野総合病院と、辰野町から8人が出席した。
辰野総合病院施設部会で検討するのは、辰野総合病院の施設整備について。
辰野総合病院は回復期医療に重点をおいた病院として移転新築される。現在125床ある一般病床を新病院では一般60床、回復期対応の病床に40床を転換し、リハビリ訓練施設を充実させる。
部会では、新しい病院にも設置する予定の訪問看護ステーションの広さや人数は、どのくらいの規模にするか検討していく。
また、現在病院に併設している介護老人保健施設福寿苑が、病院の新築にともない単独経営となる為、これまで共有していた給食施設や医師の配置などについても協議する。
部会では他に、新病院の設計が具体化したら住民説明会を開くべき、という意見もあった。
今後、辰野総合病院施設部会では、これらの課題と辰野病院の経営改革プランの見直しも含め、話し合いを進めていく予定。 -
伊那市観光(株)施設利用減少
伊那市観光株式会社が経営する日帰り入浴施設と宿泊施設の平成21年度の利用は、入野谷の日帰り入浴を除いて、すべて前年度より減少したことが分かった。
21日開かれた伊那市議会一般質問で、21年度の利用者の見込み数が示された。
説明によりますと、日帰り入浴では、入野谷の利用者は約1万1千人で、前年度の8千人に比べ140・4%と増加した。
増加理由については、長谷のゼロ磁場を訪れた観光客が利用したのではないかとしている。
日帰り入浴施設は、みはらしの湯、さくらの湯、仙流荘、入野谷、高遠さくらホテルの5つある。
全体では、21年度は約34万4千人で、前年度の35万9千人と比べ95・6%と減少した。
また宿泊施設は、羽広荘、仙流荘、入野谷、高遠さくらホテルの4つあり、宿泊者数は、21年度はおよそ3万3千人で、前年度の3万8千人と比べ88・1%と減少した。
利用者が減少したことを受け白鳥孝市長は、「背景には不況もある。利用が下がっても利益が出る体質をつくり、しっかりやっていきたい」と答えた。 -
市長「合併について対話したい」
伊那市の白鳥孝市長は、6月定例議会終了後に、高遠町地域や長谷地域に出向いて、合併後の伊那市について住民と対話したい考えを21日に示した。
21日の、伊那市議会一般質問で、合併して4年の反省と今後について、議員の質問に答えた。
白鳥市長は、「合併から4年が過ぎたが、順調に進んでいると感じている。新しい地域として進化しているのではないか。高遠町地区、長谷地区に出向いて、住民と、合併後についての意見や、どのように変えていきたいかという夢などについて対話したい」との考えを示した。
住民との対話の時期については、6月定例市議会が閉会した後としている。
また、リニア中央新幹線については、「内陸の公共交通が不便なこの地域が、不便なまま切り捨てられてそれでよいのか。もっと地域で声を発するべきなのではないかと思う。地方と中央の格差を是正すると言っている国は、リニアで姿勢を見せてもらいたい」と述べた。 -
参院選ポスター掲示板設置
6月24日公示、7月11日投開票の参議院選挙のポスター掲示板の設置作業が19日、伊那市内の市役所付近で行われた。
参院選長野選挙区では、定数2に対し6人が立候補を予定していて、掲示板には10区画が用意されている。
設置作業は22日まで行われ、伊那市全体では297箇所に掲示板が設置されることになっている。 -
南箕輪村長と母親が懇談会
南箕輪村の唐木一直村長と子育て中の母親の懇談会が17日、子育て支援施設すくすくはうすで開かれた。
懇談会は、子育てにやさしい村を目指す唐木村長が、母親の生の声を聞き政策に生かそうと開いていて、今年で4年目。
母親達は、村の子育て支援について概ね満足しているということで、「すくすくはうすがあるので助かる」などと話していた。
村への要望では、「気軽に遊べる公園がほしい」「村の事業をもっとPRしてほしい」などの声があった。
公園の整備について唐木村長は、「保護者の気持ちを聞くためアンケート調査を考えたい」と答えた。
また、子育て支援施設や教育支援相談室、保健師などの連携強化を求める声もあり、これについては「関係者による連絡会を開きたい」と話していた。 -
上伊那減税財政研究会発足
市町村の減税財政について研究する、上伊那の市町村議員有志による上伊那減税財政研究会が発足した。
19日、伊那市のいなっせで記者会見が開かれた。
上伊那減税財政研究会は、減税財政について勉強し、政策づくりに生かしていこうと、上伊那の市町村議員有志6人が集まり17日に発足した。
会の代表を務めるのは、箕輪町議会議員の寺平秀行議員。
政党や年齢に関係のない超党派の会で、自発的な政策テーマを持った研究会の発足は上伊那で初めてという。
会では、市町村財政の研究と、決算カードを利用した財政分析に取り組む。
活動年度は1月から12月で、月1回の勉強会や先進地視察、関心のある住民も参加できる研修合宿、年度末に研究発表会を予定している。
今後は、上伊那の市町村議員に参加を呼び掛け、7月8日には議員や住民を対象に研究会の説明会を伊那市のいなっせで開くという。 -
箕輪健康グリーンツーリズム低調
箕輪町が今年度観光・農業の目玉事業の一つとして取り組んでいる健康グリーンツーリズムですが、応募状況は、芳しくない。
18日役場で開かれた町議会全員協議会で応募状況が報告された。
7月から11月にかけて、1泊2日で運動と農業体験をする全5回の健康ツアーは、1月下旬から募集を始めているが、40人の定員に対して、2人となっている。
町では、5回のセットをくずして1回ごとの募集に切り替え、9月に7人、11月の前半に12人を受付けた。
一方、オーナーとなって農業を体験する農村体験では、梨とりんごは、ほぼ定員に達していますが、田んぼオーナーとそばオーナーは、定員に達していない。
田んぼオーナーは、15口の定員に対して3口、そばは、60口の定員に対して8口。
町では、田んぼオーナーで1口2万5,000円と設定されている料金の見直しを含め、戦略の練り直しが必要と話している。 -
ごみ処理方式検討の専門委設置
上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会は、新しいごみ中間処理施設の処理方式について検討する下部組織として専門委員会の設置を計画している。
16日、伊那市のいなっせで任期満了に伴う再任を含めた新しい委員による第1回の委員会が開かれた。
委員となったのは各市町村の衛生自治会代表ら23人で、委員長には伊那市の小澤陽一さんが再任された。
同日は上伊那広域連合から委員会の下部組織となる専門委員会の設置など今後のスケジュールが示された。
専門委員会は9月に設置予定で、外部からの専門家を含め、新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設の配置、構造など整備に必要な事柄について検討していく。
委員会ではほかに新しいごみ中間処理施設から出た灰について、セメント原料など再資源化についても検討する。
小澤委員長は施設の処理方式について、委員会として方向性をつけていきたい竏窒ニ話している。