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箕輪町議会と南箕輪村議会が開会
箕輪町議会と南箕輪村議会の12月定例会が3日開会しました。
箕輪町議会には4億7,900万円を追加する一般会計補正予算案など9議案が提出されました。
箕輪町議会は10日と11日に一般質問、17日に委員長報告と
採決が行われます。
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白鳥箕輪町長 2期目の初登庁
任期満了に伴う箕輪町長選挙で、無投票で2期目の当選を果たした白鳥政徳町長が、29日初登庁しました。
午前8時30分、白鳥政徳町長が初登庁しました。役場玄関には、職員が列を作り、花束を受け取った白鳥町長を出迎えました。
2期目の就任式で白鳥町長は、「最も力を入れたい人口減少対策は終わりなき挑戦になるが、若者、学生、子育て世代にUIターンしてもらえるよう施策を進めたい。
目立つ政策をすれば町民の生活が良くなるというわけではないが、さすが箕輪町といわれる政策を入れないと存在感がなくなってしまう。初心を忘れず、歩みを止めることなく全力で町政運営をさせていただきたい」とあいさつしました。
白鳥町長は、任期満了に伴い今月13日に告示された箕輪町長選挙で無投票で再選を果たしました。
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在職20年で表彰
伊那市区選出の向山公人県議会議員と上伊那郡区選出の小林伸陽県議会議員ら5人は、県議会から在職20年の表彰を29日に受けました。
29日開会した11月県会の本会議中に表彰されました。
自民党の向山県議は、当選回数5回の76歳。
共産党の小林県議は、当選回数5回の75歳です。
代表して向山県議が謝辞を述べました。
表彰は、県議会議員表彰規定に基づくもので、在職20年表彰は、5人が対象となりました。 -
高遠町総合支所庁舎 仮移転
老朽化や耐震性に課題があるとして伊那市高遠町の高遠総合支所庁舎が、高遠町保健センターに26日から仮移転しました。
先週から職員が移転作業を行い、今日から保健センターでの業務となりました。
保健センターで行われていた健診については、高遠町文化センターと総合福祉センターやますそで実施するとしています。
26日から移転したことを知らずに庁舎を訪れる人の姿もありました。
総合支所庁舎は昭和41年に建設されました。
建設から50年以上が経過し耐震性が不足しています。
今年7月には地域協議会の委員や区長会などでつくる高遠町総合支所あり方研究委員会が発足し、建設に関する調査・研究も行われています。
庁舎の建設に向けた組織、進め方などについては改めて伊那市と協議を行う計画です。
当面の間、保健センターでの業務を行うことになっていて伊那市では「これからも変わらない市民サービスを行っていきたい」としています。
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高遠保育園 複合型施設へ
来年4月から新しい場所に移転する伊那市高遠町の高遠保育園の現在の建物について、伊那市は、子育て支援を軸とした複合型施設として活用する計画を26日示しました。
これは、26日開かれた伊那市議会全員協議会で報告されたものです。
高遠保育園は、来年4月の開園を目指し現在移転新築工事が行われています。
それに伴い、現在の保育園を一部改修し、子育て支援を軸とした複合型施設とする計画です。
施設は、「高遠子育て支援センター」「高遠小学童クラブ」「高齢者サロン」の3つの機能を設けます。
子育て支援センターは、今の美篶子育て支援センターの施設が老朽化していることから、機能を移転させるものです。
これに伴い、美篶子育て支援センターは来年7月に閉所となります。
また、子どもと高齢者サロンの利用者が触れ合える交流スペースを設けます。
今の園庭は駐車場として利用し、施設の開設は来年7月の予定です。
伊那市では、市議会12月定例会に設計委託費240万円を補正予算案として計上しています。
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伊那市議会12月定例会 開会
伊那市議会12月定例会が26日開かれ、補正予算案など11議案が提出されました。
補正予算案は、台風21号、24号に対する災害復旧費として1億1,200万円、旧伊那消防署リノベーション工事の設計費として920万円など、4億9,600万円を追加するものです。
市議会12月定例会は、5日から一般質問、17日に委員長報告、採決が行われます。
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伊那市総合計画 答申案まとまる
伊那市の来年度から10年間の施策の方向性を示す第2次伊那市総合計画について検討する審議会の最終回が、22日、伊那市役所で開かれ、答申案をまとめました。
28人の委員で構成する審議会は、今年5月から10回にわたり、審議を行ってきました。
第2次伊那市総合計画は、来年度から10年間の伊那市の施策の方向性を示す基本構想と、5年間の前期基本計画から構成されます。
基本計画は6章からなり、協働のまちづくり、自然や環境、子育て・保健・福祉、産業振興などについて施策の大綱を示しています。
計画は「循環」をキーワードに、エネルギーや人の流れなどの事象が、よいサイクルで未来につながっていくことを目標としています。
委員は「計画が市民に理解され、実践されることが大切だ」「伊那市が国や県の施策を先取りして政策を展開していくことに期待したい」などと話していました。
審議会は、来月12日に、伊那市長に審議結果を答申する予定で、伊那市では答申内容をふまえて今年度中の策定を目指します。
なお、第2次総合計画は、170ページほどの冊子にまとめる予定です。
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村の人口1万5,500人
南箕輪村は、村の人口が1万5,500人になったと21日に発表しました。村が総合計画で設定した2025年度の目標人口を7年早く達成するものです。
村によりますと、2013年9月に人口が1万5000人になり、その後約5年間で500人増加したという事です。
村では2025年度の目標人口を1万5500人と設定していましたが、7年早い達成となりました。
村では、子育て世代の転入が比較的多く、その世代が第2子、第3子と子育てしている事が増加の大きな要因とみています。
唐木村長は「今後も住んでよかった、住み続けたいと思ってもらえるよう、安全・安心のむらづくりに努めたい」とコメントしています。
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高遠石工英語版冊子 作成
伊那市は、高遠町を中心に市内の高遠石工の石仏を紹介した巡礼ガイドの英語版を作成しました。
英語版巡礼ガイドは、日本語版と同じA4サイズで、日本語で書かれている内容を英訳したものです。
高遠石工の作品を世界に広めていこうと、2,000部印刷されました。
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旧伊那消防署 商工業の振興に利用へ
伊那市は、荒井の旧伊那消防署の庁舎後利用ついて、商工業振興のための場所として大規模改修する方針を、19日に示しました。
19日は、伊那市定例記者会見が市役所で開かれ、市長が概要について説明しました。
昭和49年に建設された旧伊那消防署の庁舎は、上伊那広域消防本部の発足に伴い新庁舎が建設され、平成27年3月から使われなくなっていました。
白鳥市長は、施設の後利用について「サテライトオフィスや市民が活用できる多目的スペースとして改修していきたい」と話しました。
市では、26日から始まる12月定例会に、設計費用923万円を補正予算案として計上しています。 -
自動運転・ドローン・AI 複合実証実験
伊那市が進めるバスの自動運転サービスとドローン物流、AIを使った自動配車タクシーの複合連携実証実験が18日、伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で行われました。
実験は道の駅を会場に行われました。
最初にスマートフォンのアプリからタクシーに予約が入り、予約データを受けたAIがタクシーの配車をします。
AIからの配車データを受け取ったタクシーが、予約のあった非持山に向け道の駅を出発しました。
タクシーが出発した後、道の駅には自動運転バスが到着します。
バスには乗客と一緒に商品が載せられていて、その商品がドローンへと積み込まれます。
ドローンは荷を積んで飛び立ちます。
そこに、AI自動配車タクシーを利用した人たちが道の駅に到着し、自動運転バスに乗り込みました。
一連の実験は、中山間地域での交通弱者支援や買い物支援などを目指す伊那市が全国で初めて複合的に行ったものです。
白鳥孝市長は「中山間地域を抱える伊那市にとって、画期的なシステムになると思う」と話していました。
今回初めて実験が行われたAI自動配車タクシーは、早ければ3年後の導入を目指しています。
利用した人は「スマートフォンを使うことができる人なら誰でも簡単にできると思う」と話していました。
伊那市では今回の結果を検証し、それぞれのサービス導入に向けて今後も実験を続けていくとしています。 -
上伊那クリーンセンター 火入れ式
来年3月29日の竣工を予定している新しいごみ中間処理施設「上伊那クリーンセンター」の火入れ式が15日、伊那市富県の現地で行われました。
この日は現地で、安全な稼働を祈念して焼却炉に点火を行う火入れ式が行われました。
上伊那クリーンセンターは、2016年11月に着工し、建設工事が進められてきました。
12月3日からは実際にごみを処理する試運転で性能を確かめながら、調整などを行います。
式典には、上伊那広域連合や受注業者など100人ほどが参加し、神事を行って、安全な稼働を祈願しました。
上伊那クリーンセンターは、上伊那8市町村のごみ処理を行う施設です。
流動床式ガス化溶融炉で、1日当たり118トンのごみを処理します。
余熱を利用して蒸気タービンによる発電を行うほか、周辺には足湯やマレットゴルフ場も整備される予定です。
設計・建設・運営を一括で民間事業者に発注していて、完成後の維持管理も、合わせて委託されています。
上伊那クリーンセンターは来年3月29日竣工、30日から本稼働を予定しています。
センターの稼働によりこれまで燃やせないごみとして扱っていたプラスチックなどが燃やせるごみとして扱われるようになり、それに伴い分別方法も変更となります。
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市内の小中学校にエアコン設置 14億円可決
伊那市議会臨時会が15日開かれ、市内の小中学校の教室へのエアコン設置に関する補正予算案が提出され、可決されました。
この日は、伊那市議会臨時会が開かれ、市側から市内の小中学校のエアコン設置に関する約14億3,100万円の補正予算案が提出され、全会一致で可決されました。これは国の補正予算が成立したことに伴うものです。
市内の全小学校15校の275教室と全中学校6校の145教室の、合わせて420室にエアコンが設置されます。普通教室はすべて、特別教室は必要に応じて設置されます。
伊那市では来年の夏に間に合うよう整備を進めていくとしています。
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白鳥氏 当選から一夜明けて
任期満了に伴い、13日告示された箕輪町長選挙は、現職の白鳥政徳さんが無投票で2期目の当選を果たしました。
一夜明け、白鳥さんは「これから4年間が勝負の年になる」と今後の意気込みを話していました。
13日は、松島の選挙事務所に支持者130人が集まり白鳥さんの当選を祝いました。
一夜明けた14日は、当選祝いに訪れる来客の対応に追われていました。
白鳥さんは朝、5時に起床して新聞に目を通し日課としているブログの更新をしたということです。
当選から一夜明け白鳥さんは2期目に向け「やらなければいけない事をこれから着実にやる。責任を感じている」と話していました。
白鳥さんは、「今まで手があまり入っていなかった農業・工業・観光についても結果を出していきたい」と話していました。
白鳥さんは29日に初登庁し2期目をスタートさせます。
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南箕輪村女性模擬議会
南箕輪村内の女性が生活に身近な課題などについて質問する女性模擬議会が、13日村役場で開かれました。
女性模擬議会では村内の女性8人が質問しました。
堀綾子さんは、「出産後の女性や夫に対するメンタルヘルスケア」について質問しました。
唐木村長は、「要望が多ければ実施する方向で考えていきたい」と答えていました。
南箕輪村女性議会は、男女共同参画の推進を目的に開かれたもので、村議会事務局によりますと、およそ30年ぶりだということです。
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町長選 白鳥氏無投票で再選
任期満了に伴う箕輪町長選挙が13日告示され、無所属で現職の白鳥政徳さん以外立候補の届け出はなく無投票で2期目の当選を果たしました。
白鳥さんは「大勢の町民の皆さんに沿道に出ていただき話を聞いていただいた。大変嬉しく思います。責任の重さを大変感じている」と話していました。
白鳥さんは昭和29年8月17日生まれの現在64歳です。
元県職員で県立病院機構本部事務局長や松本地方事務所長などを務めました。
2014年の町長選に初めて立候補し新人同士の一騎打ちを制して初当選しました。
2期目の政策としてU・Iターン応援プロジェクトを立ち上げ若者や女性、子育て世代のU・Iターンを推進するとしています。
また、町や企業が一体となり「長寿のまち箕輪」を実現するため健康づくり推進条例を制定する他、統合が計画されている木下北保育園と木下南保育園の新しい保育園を2022年度中に開園できるよう取り組むとしています。
午前8時過ぎ松島の選挙事務所におよそ150人の支持者が集まりました。
立候補の届け出を済ませると白鳥陣営は出陣式を行いました。
事務所前で第一声をあげた後、白鳥さんは町内をくまなく回り地域住民に支持を訴えました。
午前10時50分選挙事務所に戻って一息。
縁起を担ぎソースかつを食べて腹ごしらえです。
午前11時に再び車に乗り込み町内全域を回りました。
白鳥さんの初登庁は29日で任期は2018年11月29日から2022年11月28日までとなっています。
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西箕輪線 路線バス継続へ協議
伊那バス株式会社が運行する路線バス「西箕輪線」が年間3千万円以上の赤字となっていることについて、南箕輪村の唐木一直村長は、「路線を維持していく方向で進めていきたい」との考えを示しました。
村議会全員協議会が、12日に役場で開かれ、西箕輪線の現状について説明がありました。
西箕輪線は、伊那市西町の伊那バス本社前を起点に、伊那中央病院や信大農学部を通って西箕輪与地南までを結ぶ路線です。
片道13.1キロで、このうち南箕輪村分は3キロです。
利用者は年間3万3,000人で、平日は12便運行しています。
年間で伊那市は278万円、南箕輪村は82万円を補助していますが、昨年度の赤字額がおよそ3,700万円となり路線の維持が困難なことから、伊那バスではさらなる支援を求めています。
赤字額を全額補助した場合の村の補てん分は861万円です。
先月開かれた伊那市地域公共交通協議会では、存続を前提に村と協議していくことが了承されています。
唐木村長は、「運行日や本数の見直しも含めて、伊那市、伊那バスと協議していく」との考えを示しました。
全協では他に、一般質問や本会議で村長などが議員の質問に対して逆質問することができる「反問権」を村議会基本条例に追加することが了承されました。
反問権は、来年3月議会から与えられます。 -
町長選 無投票の公算高まる
任期満了に伴う箕輪町長選は13日に告示されます。
現在、出馬を表明しているのは現職で2期目を目指す白鳥政徳さんのみで、無投票の公算が高まっています。
箕輪町長選に立候補を表明しているのは、無所属・現職・1期目・福与の白鳥政徳さん64歳です。
白鳥さんの他に表立った動きはなく、無投票の公算が高まっています。
12日現在の選挙人名簿登録者数は男性1万101人、女性1万164人合わせて2万265人です。
町長選は、13日告示、18日投開票の日程で行われます。 -
酒井氏 県議選立候補を正式表明
伊那市東春近の市区選出の県議会議員酒井茂さんは来年春の県議選に立候補することを9日正式に表明しました。
現在1期目の酒井さんは伊那市内で記者会見を開き「後援会からの要請を受け2期目を目指して出馬することを決意しました。」と述べました。
酒井さんは「地方議会で課題になっていることは議会が首長の提案に対する追認機関になっていること。議会の役割はチェックアンドバランスであり本来の議会機能を果たすことを大切に議会活動を行っていきたい。」と話していました。
取り組むこととして9年後のリニア開通に向けリニア駅と上伊那を結ぶ国道153号などの幹線道路網を整備し福祉、医療の向上や産業振興に活用したいとしています。
また防災力の向上として三峰川上流の「戸草ダム」建設のほか
河川整備、治水、砂防、治山などのハード整備や災害に強い森林づくりに取り組むとしています。
ほかには県庁から遠い南信地域の声を県政に反映し南北格差の是正を図るとしています。
酒井さんは現在65歳。
定数2の伊那市区選出で現在1期目です。
平成27年に無投票で初当選し党派は自民党県議団です。
昭和50年に伊那市職員に採用され助役などを経て平成19年から副市長を務めました。
県議会では現在環境産業観光委員会副委員長を務めています。
県議選伊那市区にはこれまでに現職5期目の向山公人さんが
立候補を表明しています。
共産党上伊那地区委員会では「立候補を表明した現職2人が自民党ということもあり候補擁立を検討していきたい。」としています。
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町長選事前審査1派のみ
任期満了に伴い13日告示、18日投開票の箕輪町長選の立候補届出書類の事前審査が7日、役場で行われ現職の1派のみが出席しました。
事前審査には、これまでに出馬を表明している1派が審査を受けました。
現在、箕輪町長選への立候補を表明しているのは、無所属・現職1期目・福与の白鳥政徳さん64歳のみです。
2期目を目指す白鳥さんは、2014年の町長選挙に初めて立候補し新人同士の一騎打ちを制して初当選しました。
告示まで一週間をきりましたが白鳥さんの他に表立った動きはなく、無投票の公算が大きくなっています。
箕輪町長選は、13日告示、18日投開票の日程で行われます。
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県議会議員酒井氏 立候補の意向
伊那市東春近の県議会議員酒井茂さんは6日までに来年春の県議選に立候補する意向を固め近く正式表明します。
酒井さんは定数2の伊那市区選出で現在1期目です。
平成27年に無投票で初当選し党派は自民党県議団です。
県議会では環境産業観光委員会副委員長を務めています。
酒井さんは近く正式に立候補を表明するということです。
県議選伊那市区にはこれまでに現職1人が立候補を表明しています。
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長谷で自動運転の実証実験始まる
伊那市長谷を拠点とした自動運転サービスの今年度の実証実験が、5日から始まりました。
今回は、トンネル内での磁気マーカを使った自動運転などを行います。
バスが白山トンネルに入ります。
通常、GPSの位置情報に沿って進みますが、電波が届きにくいため、今回日本で初めて磁気マーカを使ったトンネル内での自動運転を行います。
5日は、磁気マーカがうまく読み取れず、手動に切り替えました。
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伊那谷ガレット協議会が知事表彰
上伊那の新たなご当地メーニューとしてガレットの普及に取り組んでいる信州伊那谷ガレット協議会は、県の元気づくり支援金を活用した優良事例として知事表彰を受賞しました。
3日に伊那市内で開かれたい~な上伊那地域づくりフォーラムで表彰式が行われ、信州伊那谷ガレット協議会の伊藤和弥副会長が、上伊那地域振興局の堀田文雄局長から表彰状を受け取りました。
信州伊那谷ガレット協議会は昨年度、約120万円の支援金を活用しガレットマルシェを開催したほか、食べ歩きマップの作成、小中学校と連携した食育、ワークショップの開催などを行いました。
伊藤副会長は「昔からある蕎麦を活用して地域おこしをしようと始まった活動です。これからも地域の魅力を発信していけるように頑張りたい」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内ではこのほか、高遠町地区で地元の街並みや魅力的な資源を活用するためのまちづくり塾を開催した「高遠コンサベーションプロジェクト」が上伊那地域振興局長表彰を受賞しました。
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伊那市表彰式 15団体・個人表彰
文化の日の3日、伊那市表彰式が行われ、地方自治や、教育、産業など各分野で功績のあった15の団体と個人が表彰されました。
式には12人が出席し、白鳥孝市長から表彰状を受け取りました。
地方自治功労が2人、寄附功労が1団体と2人、教育文化功労が1人、産業功労が1団体と2人、社会福祉功労が3人、保健衛生功労が1人、交通安全功労が1人、善行功労が1団体です。
受賞者を代表して伊那市教育委員会委員長を11年務めた松田泰俊さんは「伊那市に誇りと感謝の気持ちを持ち、市の発展と充実のため、いち市民としてその務めを果たしていきたい」と話していました。
白鳥市長は「それぞれの立場で経験と卓越した見識に基づき市の発展のため引き続き貴重なご意見を頂きたい」と式辞を述べました。
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県議会議員と市民意見交換
県議会議員と伊那市民が意見交換する「こんにちは県議会です」が30日、伊那市内で開かれました。
意見交換会には、地元選出の県議会議員など11人と市内4つの団体からは19人が参加しました。
はじめに、4団体がグループ毎に活動の経過や事例発表を行い、その後、意見を交わしました。
新山定住促進協議会は、平成26年度の新山保育園再開後も、子育てや移住定住のサポートを継続して行っています。
今後望む支援策について、会のメンバーは「移住希望者の中には仕事を探すことに苦労し移住を断念してしまう人もいる。将来AI化が進み仕事が無くなることも考えられ、それらを見据えた政策を県には考えてもらいたい」と話していました。
議員からは「以前より新山地区の住民が積極的に活動できている要因は何か」との質問があり、会のメンバーは「少子化に向き合い住民同士励まし合いながらやってきたことが大きなポイントだった」と話していました。
他の団体からは、空き家対策や子ども達の通学に対する支援、補助金に関する要望などが出ていました。
「こんにちは県議会です」は、身近で開かれた県議会をめざすことを目的に毎年開かれていて、伊那市での開催は初めてです。 -
白鳥政徳氏 政策発表
任期満了に伴う11月13日告示・18日投開票の箕輪町長選に2期目を目指し出馬を表明している白鳥政徳さんは、U・Iターンの更なる推進や健康づくり推進条例の制定などの政策を25日、発表しました。
白鳥さんは「他の市町村と比べてやや足りないのがU・Iターンだと思っている。箕輪から離れていく人のUターン率が非常に少ないのが事実。特に女性を中心としたU・Iターンに力を入れていきたい」と話しました。
具体的な政策として人口減少時代に対応していくため、U・Iターン応援プロジェクトを立ち上げ若者や女性・子育て世代のU・Iターンを推進するとしています。
また、町や企業などが一体となり「健康長寿のまち箕輪」を実現するため健康づくり推進条例を制定する他、統合が計画されている木下北保育園と木下南保育園の新しい保育園を2022年度中に開園出来るよう取り組むとしています。
白鳥さんは、無所属・現職1期目、福与の64歳です。
町長選に出馬を表明しているのは現職のみで、他に表立った動きはありません。
箕輪町長選は11月13日告示・18日投開票の日程で行われます。
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小黒川スマートインター1年間で70万台超
去年9月30日から利用が始まった中央自動車道の小黒川スマートインターチェンジは、1年間で70万台を超える車両が利用し、1日の平均は1900台でした。
小黒川スマートインターチェンジは、去年9月30日から利用が始まり、今年9月30日までの1年間で、70万700台が利用しました。
1日の平均利用台数は1,900台で、当初想定していた1,600台を上回りました。
利用台数が予想を上回ったことについて伊那市では、市役所をはじめとする市街地への距離が近いほか、高遠などの観光地に行くにも利便性が良いことが考えられるとしています。
また開通当初1600台ほどだった利用は、今年9月には2,200台とおよそ1.5倍に増えているということです。
2020年度末には、平成大橋の西の端と小黒川大橋付近を結ぶ環状南線も開通が予定されていることから、伊那市ではさらにアクセスの向上に努めていきたいとしています。
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国内初 トンネル内で自動運転実証実験
今年度伊那市長谷で行われる自動運転サービスでは、国内初となるトンネル内の実証実験が行われます。実証実験を前にルートとなっている高遠町の白山トンネル内では運行中の車両位置を補助する磁気マーカの設置作業が、今日と明日の2日間行われています。
25日は、白山トンネル内のの600メートル区間を片側通行止めにして、道路上に磁気マーカを埋め込む作業を行っていました。
磁気マーカは2メートルごとに埋められ、特殊な樹脂を流し込んでいました。
磁気マーカによる自動運転は、道路に埋めた磁石から出る磁気を、車に搭載したセンサーで読み取って走行するシステムです。
自動運転バスは、通常、携帯電話回線を利用してリアルタイムで位置情報を測定する方法で運行しますが、トンネル内は電波が届きにくいため、磁気マーカで走行します。
伊那市によるとトンネル内での自動運転の実証実験は、国内で初めてだということです。
自動運転バスは、1日3本運行し、道の駅南アルプスむら長谷を出発、長谷総合支所、高遠町のJA上伊那東部支所を通って、道の駅に戻るルートです。
実施時期は未定ですが、期間は4週間で、実証実験中は、交通手段として継続的に利用が可能です。
乗車にはICカードが必要で、南アルプスむら長谷・長谷総合支所で29日から登録することができます。
なお作業は、26日も片側車線を通行止めにして行なわれます。
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実証実験バス利用 29日から登録開始
国土交通省は、伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点とした自動運転の実証実験で、自動運転バスに乗車し、アンケートに協力する利用者の登録を29日からはじめます。
実証実験の実施時期は未定ですが、4週間にわたり実験が行われる予定です。
国土交通省では今後の実用化に向けての参考とするため、バスの利用者に登録してもらい、アンケート調査を行います。
利用には、事前の登録が必要で、登録者にはICカードが配布されます。
登録は道の駅南アルプスむら長谷ビジターセンターか、長谷総合支所で行うことができます。
登録は、29日から実験終了日まで受け付けるということです。
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「信州もみじ湖発電所」に決定
長野県企業局が2021年度の運転開始を目指し建設計画を進めている箕輪町の箕輪ダムの発電所の名称が「信州もみじ湖発電所」に決まりました。
県企業局が名称を募集し、98件の応募の中から、箕輪東小学校の根橋諒介君が考えた「信州もみじ湖発電所」に決まりました。
発電所は、箕輪ダムの放流水を利用して発電する施設で2021年度の運転開始を目指しています。
最大出力は199キロワットで、年間発電量は約310世帯分に相当する量を予定しています。
来年度着工予定で企業局では「地元の人に親しまれ、地域振興につながる施設にしていきたい」と話していました。