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信州ブレイブウォリアーズ 表敬訪問
30日は、信州ブレイブウォリアーズの親会社の信州スポーツスピリットの片貝雅彦社長ら3人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に試合の報告をしました。 片貝社長は、「去年の伊那市での試合は、ファンの声援が後押ししてくれて、新潟アルビレックスに2連勝することができた。今年も連勝できるようがんばる」と勝利を誓っていました。 白鳥市長は、「プレイオフ進出を目指して一つでも多く勝ってください」と激励していました。 bjリーグ、信州ブレイブウォリアーズ対群馬クレインサンダーズの試合は、4月4日と5日に伊那市の市民体育館メインアリーナで行われます。
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赤えんぴつで連鶴づくり教室
一枚の和紙から連続した数羽の鶴を作る「連鶴」の教室が、29日、伊那市西春近の赤えんぴつで開かれました。 連鶴は、一枚の和紙に切り込みをいれて数羽の鶴を連続して作るものです。 江戸時代に三重県桑名市にある、寺の住職が考え出したと伝えられ、桑名市の無形文化財に指定されています。 講師は宮田村在住で連鶴楽苑(れんづるがくえん)の中城忍夫(なかじょうしのぶ)さんがつとめました。 教室は、月に1回開かれていて、上伊那の6人が参加しました。 ほとんどが初心者で、この日は親鶴の上を小鶴が飛ぶ様子を、連鶴にした作品に挑戦しました。 教室は今後、毎月1回開く予定で、2年間で100羽の鶴がつながった「百鶴」を作る事が目標だということです。
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井月朗読劇 稽古はじまる
漂白の俳人井上井月の生き様や作品、風土などを朗読劇で表現する「コラージュ風狂のうたびと」の稽古が29日から始まりました。 稽古は、これから月に2回のペースで行われ、9月5日の本番をめざします。 今日は、朗読者として応募した10人のうち7人が初稽古に参加しました。 演出を担当する阿部裕吉さんの指導で、井月の俳句を詠みました。 7人は、会社員や主婦などで上伊那地域在住者です。 風狂のうたびとは、井月研究家で俳人でもある春日愚良子さんの脚本をもとにした朗読劇で、音楽や映像も加えます。 今後は子どもの演技者も加えていきます。 稽古に加え井月の足跡をめぐったり、映画ほかいびとの北村皆雄監督の講話も計画されています。 井月の朗読劇「コラージュ風狂のうたびと」は、9月5日にいなっせで上演される予定です。
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大芝高原でシイタケ駒打ち体験
南箕輪村の大芝高原でシイタケの駒打ち体験会が29日開かれました。 ナラの木にドリルで穴をあけ、シイタケの駒を打ち込みます。 この駒打ち体験会は、南箕輪村の6次産業化検討ワーキングチーム農業体験部会が開いたもので、上伊那地域から32家族72人が参加しました。 参加者は、自分の木が識別できるように番号をつけ、駒を打ち込んでいました。 村の農業振興について、関心を高めていこうと手軽にできる駒打ちをチームに参加しているキノコ農家から教わりました。 駒打ちを終えた原木は、大芝高原内で仮伏せされ、7月11日に持ち帰り自宅で本伏せをします。 順調にいけば、来年の秋にはシイタケが収穫できるということです。
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上伊那木材協同組合 南箕輪村の保育園に園児用の椅子寄贈
林業関係者でつくる上伊那木材協同組合は、地元産のカラマツを使った園児用の椅子を27日、南箕輪村に寄贈しました。 この日は、上伊那木材協同組合の都築透理事長らが役場を訪れ、唐木一直村長に目録を手渡しました。 寄贈したのは、上伊那産のカラマツを使った園児用の椅子50脚です。 椅子は高さ35センチ、幅33センチです。 組合では、地元産の木材を有効活用してもらおうと、毎年市町村などに製品を寄贈しています。 唐木村長は「園児数が増え備品が足りない中いただけてありがたい。幼い頃から木のぬくもりに触れるきっかけになる」と話していました。 椅子は、27日から村内5つの保育園に届けられるということです。
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県議選 告示まで1週間
長野県議会議員選挙告示まで1週間となりました。 伊那市区は、昭和54年以来の無投票となる公算が大きくなっています。 一方上伊那郡区は、定数2に対して4人が立候補を表明しています。 定数2の県議選伊那市区に立候補を表明しているのは、 現職の向山公人さんと新人の酒井茂さんのみです。 27日は、立候補届け出書類の事前審査が行われました。 伊那市役所1階の多目的ホールに設けられた審査会場です。 午前中は、酒井陣営、午後は向山陣営が審査を受けました。 審査は、4月3日の告示当日の立候補の届け出をスムーズに行うためのものです。 市民団体や日本共産党などで組織する伊那市区候補者検討会議は、候補者擁立を断念しました。 27日マスコミ各社に書面で伝えました。 それによりますと、「家庭の事情、仕事との関係など様々な理由があり、決意に至らず今日を迎えた。会として候補者擁立を断念せざるを得ないとの結論に達した。4年後に向けて市民の代表を県議会に送り出せるよう取り組みを続けていく。」としています。 27日午後5時現在で届出書類を持ち帰った人はおらず、昭和54年以来の無投票となる公算が大きくなりました。 一方、定数2の上伊那郡区には、4人が立候補を表明しています。 現職の垣内基良さん、現職の小林伸陽さん、新人の矢ケ崎克彦さん、新人の寺平秀行さんです。 上伊那郡区の事前審査は、伊那合同庁舎で行われ、それぞれの陣営が審査を受けていました。 県議会議員選挙は、4月3日告示、12日投開票です。
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聴導犬のお墓完成
宮田村の日本聴導犬協会に聴導犬・介助犬として貢献した犬などを葬るお墓が完成し、27日竣工式が行われました。 お墓は、供養メモリアルと名付けられ、協会の訓練施設東側につくられました。 竣工式には、協会やボランティア、里親などが参加してお墓の完成を祝いました。 日本聴導犬協会が1996年に発足してから犬12頭、ネコは2匹亡くなっていて、これまで協会長宅で骨壺が保管されていました。 協会では、インターネット募金などで個人や団体から183万円の支援を受けてお墓を完成させ、飼い主だった里親が納骨しました。 納骨をすませた東京都の大沢光彦さんは、「仲間たちと一緒に故郷で暮らせるのは幸せで、ほっとした思いだ」と亡き愛犬をしのんでいました。 お墓は、犬が走り回る公園をイメージしてつくられています。
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高遠開花予想早まる
桜の開花がまた早まりそうです。 日本気象協会は、6回目の桜開花予想を27日発表しました。 高遠城址公園の開花は、4月5日と予想しています。 27日の高遠城址公園です。 コヒガンザクラのつぼみがふくらみ初めています。 前回第5回の開花予想は、4月7日、満開は12日でしたが、今回さらに早まり、開花は4月5日、満開は、9日と予想しています。 気象協会では、来週にかけての暖かさを考慮し、前回予想よりやや早めたとコメントしています。 4月5日の開花は、平年より7日去年より3日早くなります。 9日の満開は、平年より8日去年より7日早くなります。
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第49回上伊那書道展 開催
上伊那書道協会の会員などによる「第49回上伊那書道展」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 展示会は毎年開かれていて、来年で50回の節目を迎えます。 作品は20代から90代までの上伊那書道協会の会員や教室に通う生徒など112人が1人1点ずつ出品しています。 楷書・行書・草書など幅広いジャンルの作品が並んでいます。 上伊那書道協会の池上信子会長は「大きさや種類、初心者からベテランまで幅広い作品を見てもらい、多くの人に親しみをもってもらいたい」と話していました。 第49回上伊那書道展は29日(日)まで伊那文化会館で開かれています。
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2月月間有効求人倍率1.17倍
上伊那の2月の月間有効求人倍率は1.17倍で1月を0.04ポイント下回りました。 雇用情勢についてハローワーク伊那では「必ずしも悪くない」としています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を8.6%上回る1.346人でした。 新規求職者数は、14.0%上回る789人でした。 これにより、2月の月間有効求人倍率は、1月を0.04ポイント下回る1.17倍でした。 県の求人倍率も1月の1.23倍から0.02ポイント下がり1.21倍となっています。 ハローワーク伊那によりますと、求人倍率が下がった主な要因は、年度末に向けて毎年増加傾向にある新規求職者が、今年は2月に集中したためということです。 新規求人数1,346人に占める正社員の割合は33.7%と、1月を4.6%下回りました。 パート雇用が多いことから、正社員の割合が40%以上を推移するよう企業に呼び掛けたいとしています。 また、管内の新規高卒者の就職内定率は98.5%となっています。 ハローワーク伊那では、まだ就職が決まっていない生徒全員に求人情報の提供等を引き続き行い6月までに全員の内定を目指すということです。
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たかずやの里に本届く
県内の企業が児童福祉施設に絵本を贈る子ども達に笑顔を贈ろう実行委員会は、伊那市東春近の児童養護施設たかずやの里に10冊を寄贈しました。 20日、協賛企業を代表してキタノヤ電器の北原國人社長がたかずやの里を訪れ、施設を運営するたかずや福祉会の埋橋良和理事長に絵本を手渡しました。 埋橋理事長は、「子どもの活字離れが進んでいるといわれているが、善意の絵本なので有効に活用していきたい」と感謝していました。 この取り組みは、子どもたちに絵本を読んでもらい、表現力や考える力を育ててもらおうというもので、今回で6回目です。 県内の80社ほどが協賛していて、20の施設にあわせて200冊を贈ります。 本を手渡した北原社長は、「こどもたちの生活も目の当たりにすることができた。今後も協力をしていきたい」と話していました。
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伊那北高ジョイントコンサート
伊那北高校音楽部・吹奏楽部合同による第36回ジョイントコンサートが25日夜、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 コンサートでは音楽部の合唱班と弦楽班、吹奏楽部が演奏を披露しました。 1部・2部・3部に分かれ、サウンドオブミュージックのメドレーなどが演奏されました。 3部では、全員による生徒たちが作ったオリジナルのストーリーのミュージカルが披露されました。 人々が魂を失って街ににぎわいを取り戻すため、主人公たちが、やさしさの国、強さの国、笑いの国を訪れ、それぞれの国の王から石のカケラを集めるというストーリーです。 最後には、賑わいを取り戻した街で、全員が演奏を披露しました。 ジョイントコンサートは、12年生が参加していて、部の結束を深めるとともに、練習の成果を披露しようと開かれています。
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新ごみ中間処理施設の用地取得へ
上伊那広域連合議会臨時会が23日伊那市役所で開かれ伊那市富県に建設予定の新ごみ中間処理施設用地取得に関する議案が可決されました。 広域連合では今後施設の設計建設や維持管理事業者を募集選定し平成30年度の稼働を目指します。 23日は上伊那広域連合から新ごみ中間処理施設の用地取得に関する議案が提出され全会一致で可決されました。 取得する面積はおよそ2万4,000平方メートル、価格は2億円。 契約の相手方は7人の個人と伊那市となっています。 新ごみ中間処理施設は処理能力が1日118トン、処理方式は流動床式ガス化溶融炉またはシャフト式ガス化溶融炉で処理の対象は燃やせるごみ、不燃ごみ、粗大ごみ処理施設からの残渣、災害廃棄物となっています。 広域連合では事業者の募集選定スケジュールとして6月上旬に入札公告し12月中旬には決定するとしています。 また落札した事業者でつくる処理施設の運営、維持管理業務を目的とした会社を設置し平成30年度の稼働を目指します。 これら実施方針は24日広域連合のホームページで公開するとしています。
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公立高校後期選抜合格発表
公立高校の後期選抜の合格発表が20日行われ、全日制では、県内で1万1,135人が合格しました。 このうち伊那北高校では、午前8時30分に合格者の受験番号が記された掲示板が運びだされました。 今年伊那北高校は、普通科200人の募集に対し217人が受験し、204人が合格、理数科は、4人の募集に対し7人が受験し4人が合格しました。 なお、再募集は、辰野高校商業科で8人、上伊那農業高校生産環境科で2人、生物化学科で11人、高遠高校普通科で24人、箕輪進修高校の普通科Ⅲ部と工業科Ⅰ部でそれぞれ若干名です。 伊那北高校の入学式は、4月6日に行われます。
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伊那中央病院 診察順番表示システム運用開始
伊那市の伊那中央病院で、診察の順番を画面とチャイムで表示するシステムの運用が20日から始まりました。 伊那中央病院では、患者のプライバシーの保護と診察の待ち時間の有効活用を目的に、診察の順番を画面で知らせるシステムを20日から開始しました。 毎年行っている満足度調査で患者から「待ち時間が長い」との意見が多数あったことから今回導入しました。 これまでは名前で診察する患者を呼んでいましたが、このシステムにより番号とチャイム音で診察番号を知らせます。 院内の27か所に設置されていて、待合の場所によってモニターの大きさや位置を変えています。 混乱を防ぐため、しばらくは案内係りの職員を配置して声かけなどを行い患者を誘導するということです。 4月以降には、診察の順番が近づくと携帯電話で知らせる「まもなくコール」の運用も検討しているということです。
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古流松藤会伊那支部 いけばな70点並ぶ
上伊那の生け花教室でつくる古流松藤会伊那支部の作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、古流松藤会伊那支部の会員の作品70点が並んでいます。 古流松藤会は、伝統の生け花様式と個性を自由に表現する現代華の2つの形式で作品を作っています。 会場の一角には伊那路をテーマにしたコーナーもあります。 飯島弥生代表は「生け花は堅苦しいものではなく身近で楽しいということを多くの人に感じてもらいたい」と話していました。 古流松藤会伊那支部の会員作品展は22日(日)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。
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遺伝子組換え実験 体験
遺伝子の組換えや微生物の産業利用などバイオテクノロジーについて考える、信州大学農学部の公開講座が15日に開かれました。 講座には、高校生から一般まで8人が出席しました。 信州大学では、地域や一般の人に大学でどの様な授業が行われているのかを理解してもらおうと毎年公開講座を開いています。 今回は、農業や環境など農学分野でのバイオテクノロジーの利用として、遺伝子組換え実験を行いました。 出席した人たちは、千菊夫教授から、別々の2つの遺伝子を組み合わせる手順を教わりました。 その後、専用の機器を使い細胞を検査装置へと移していました。 信州大学農学部では、大学の研究の成果を広く知ってもらうおうと今後も公開講座を開くとしています。
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伊那消防署 旧庁舎閉署式
3月15日で業務が終了した、伊那消防署旧庁舎の閉署式が19日に行われ、署員や地元住民などが見守る中、看板がおろされました。 署員や地元住民、OBらが見守るなか、旧庁舎前の国旗がおろされました。 伊那消防組合消防本部と伊那消防署の看板は、白鳥孝伊那市長、唐木一直南箕輪村長が外しました。 閉署式は、旧庁舎の車庫として使われていたスペースで行われました。 伊那消防署の木下広志署長は「夜間の出動や訓練など近隣住民の皆さんにも大変お世話になった。OBの皆さんにとっても思い出深い庁舎だが、今度は新しい庁舎で新しい歴史を作っていきたい」と話しました。 旧庁舎は、昭和49年5月から41年あまり、地域防災の拠点としての役割を果たしてきました。 この後、伊那市荒井の新庁舎前で、国旗の掲揚が行われました。 新しい庁舎では、通常点検が行われ、白鳥市長と唐木村長が署員の服装などをチェックしました。 開所式で白鳥市長は「グラウンドや体育館も近く、災害の早期収拾に有効な場所。上伊那の基幹消防署として安心安全の拠点となるよう取り組んでいく」と挨拶しました。 新庁舎は4月に発足する上伊那広域消防本部と、伊那消防署を併設するものです。 新庁舎では、今月16日から、伊那消防署の業務が始まっています。
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地価公示 平均価格住宅地・商業地下落
国土交通省は、平成27年1月1日現在の地価公示価格を17日発表しました。県内の平均価格は、住宅地で18年連続、商業地で23年連続の下落となりましたが、下落幅は前の年より縮小しました。 地価公示は一般の土地取引の指標や公共事業での土地取得の算定基準とされる事などを目的に、毎年実施されています。調査は、全国で約2万3千地点、県内では43市町村298地点で行われました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市荒井の商業地が1平方メートルあたり54,600円でマイナス3・5%。上新田の住宅地が、31,100円でマイナス1%。 箕輪町では、松島の商業地が34,100円でマイナス4・2%。松島の住宅地が、28,900円でマイナス2・7%。 南箕輪村では、沢尻の住宅地が19,400円でマイナス1・5%となっています。 県内では、松本市と塩尻市の住宅地が17年ぶりに、軽井沢の商業地が7年ぶりに上昇となっています。
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県議選立候補手続説明会
任期満了に伴い4月3日告示、12日投開票の県議会議員選挙の南信地区立候補手続き説明会が17日、伊那市のいなっせで行われました。 上伊那からはすでに出馬を表明している7派が出席しました。 上伊那の内訳は、定数2の伊那市区から2派、定数1の駒ヶ根市区から1派、定数2の上伊那郡区から4派です。 出席者は、立候補の手続きや公職選挙法、政治資金規正法に伴う寄付の制限などについて県選挙管理委員会から説明を受けました。 届出書類の事前審査は27日に行われます。 県議会議員選挙は4月3日告示、12日投開票となっています
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観光についてのアンケート実施 「上伊那を訪れたい」61%
県内外に住む1,000人を対象に上伊那の観光について行ったアンケート調査の結果がまとまりました。 アンケートでは、61%の人が「1年以内に上伊那を訪れたい」と回答しています。 これは上伊那観光連盟が上伊那の観光資源や食に対する認知度・関心度を調査し地域と消費者の間にあるギャップを把握しようと県の元気づくり支援金を活用して初めて行いました。 17日は、アンケートを行った㈱リクルートライフスタイルじゃらんリサーチセンターの服部卓郎さんが結果を市町村関係者らに説明しました。 アンケートは、去年9月10日から13日まで、インターネットを使って20歳以上の男女1,048人に行いました。 アンケートによりますと「1年以内に上伊那に行きたい・やや行きたい」と答えた人は全体の61%だということです。 このうち「行きたい」と回答した中で最も多かったのは20代女性の29.2%でした。 観光資源については「上伊那8市町村全てに温泉施設がある」という項目に対して県外の人の方が関心度が高い結果となりました。 愛知などの中京圏に住む人は食について「そば・名水」の認知度・関心度はともに県内在住者より高い結果となりました。 上伊那観光連盟ではこの結果をもとに旅行専門雑誌「じゃらん」を刊行しました。 今後は「地元の人も県外の人も訪れる仕組みづくりを構築していきたい」としています。
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㈱ニシザワ 創業90周年を記念して本を寄贈
1924年10月創業の株式会社ニシザワは、創業90周年を記念して上伊那郡内の小中学校に本を寄贈しました。 10日はニシザワの荒木康雄社長らが伊那小学校を訪れ、本多俊夫校長に本を寄贈しました。 ニシザワは、1924年10月に伊那市通り町で書店として創業しました。 去年10月で創業90周年を迎えたことを記念して上伊那の小中学校と養護学校52校に約180万円分1,145冊の本を寄贈しました。 学校には、児童の希望した本を贈るほか、毎年秋に行っている「ニシザワ文芸コンクール」の過去の入賞者に作品集を贈るということです。 荒木社長は「子ども達に1冊でも多くの本を読んでもらい、読書が好きな子どもに育ってもらいたい」と話していました。
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「広域ガイドの養成」検討を
観光関係者や商工団体などでつくる上伊那地域おもてなし向上分科会の会合が2月25日伊那市内で開かれ「広域ガイド養成の必要性」や「観光客の安全対策」について意見を交わしました。 分科会には委員会の他に、ボランティアガイドや登山ガイド7人が出席しました。 ボランティアガイド・いーなガイドの会の湯澤敏会長は、「ニーズに応えるためには、市町村単位での案内には限界がある。 広域的なガイドの養成や連携が必要と」話していました。 他の委員からは、「登山に限らず、ハイキングなど山へ行く場合に備え、安産対策の研修も必要になる」などの意見が出されていました。 広域ガイドの設置や養成については、来年度開かれる上伊那地域おもてなしプロジェクト実行委員会で話し合われる事になっています。
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リニア県内駅と経済効果考える
2027年にJR東海が開業を目指すリニア中央新幹線の県内駅の位置と伊那谷への経済効果などについて14日、南箕輪村にある南信病院理事長の近藤廉治さんが伊那市内で話をしました。 飯田市内に設置が予定されている県内駅について近藤さんは「今の場所では、飯田市の市街地は活性化するかもしれないが、東京と名古屋を結ぶ経済圏ができ、さらに人や物が都市部に集中する危険性が高い」と話していました。 伊那谷全体にリニアによる経済効果や地域活性化を図るには「飯田線の伊那市駅から30分以内で行ける場所として、喬木村に県内駅を設置する事が望ましい」と話し「周辺の遊休農地を利用した新たな集落をつくると共に、大学や病院、企業の誘致を図るべき」と話していました。 近藤さんは、近いうちに大学教授や若手農業者等で作る勉強会を立ち上げ、国に対して継続的に要望活動をしていきたいとしています。
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道路・河川愛護団体表彰
道路や河川の美化・清掃に取り組みその活動が顕著だった団体に、知事から感謝状が贈られました。 12日は、表彰伝達式が伊那合同庁舎で行われました。 道路と河川の美化清掃に取り組んだ伊那市の2団体に、伊那建設事務所の飯ケ浜 安司所長が知事の感謝状を伝達しました。 東春近の榛原県道花の会の伊藤忠朗会長と、西箕輪の大萱大清水川河川愛護会の白澤政敏会長が感謝状を受け取りました。 榛原県道花の会は、平成7年から19年にわたり、県道伊那生田飯田線の両側800メートルに花を植えています。 16人の会員が、年に22回ほど活動し、マリーゴールドやサルビアなど5千本の花を育てています。 大萱大清水川河川愛護会は、昭和49年から40年間にわたり、大清水川の2・1キロ区間の清掃や草刈りを行っています。 大萱の区長や役員を中心に、年5~6回の活動を続けています。 この表彰は、昭和44年から県が行っているもので、今年は、県内で15団体が表彰を受けました。
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新視象展
春の国画会展に出品している画家が作品を展示する新視象展が13日から伊那文化会館で始まりました。 会場には、国画会会員による特別出品も含め19点が飾られています。 常に新しい絵画の形を追求しようと平成15年に第一回作品展を開催し今回で9回目となりました。 油絵を中心に80号から600号までの大作が並んでいます。 出品者の1人で画家の小林修一郎さんは、「伊那ではめったにない充実した作品展だ」と話しています。
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伊那谷遺産 100件に
国土交通省天竜川上流河川事務所の人と暮らしの伊那谷遺産選定事業は、目標としていた100件に到達しました。 13日、駒ケ根市の天竜川上流河川事務所で開かれた選定委員会で新たに3件が追加されトータル101件になりました。 伊那市高遠町の法華道、伊那市野底の柵立堤防、飯島町の隅之木碑です。 法華道は、高遠の荊口から入笠山の東斜面を通り、富士見町につながる全長22キロの道です。 道沿いには多くの古刹が並び、法華経伝来の足跡を今に伝える歴史の道でもあったことから法華道と呼ばれました。 伊那谷遺産選定を聞いた伊那市の北原厚さん。 芝平出身の北原さんは、古道復活に力を注いできました。 平成11年から10年以上にわたり藪を狩り続け、今では、多くの人がトレッキングを楽しんでいます。 また、野底の柵立堤防は古くから堤防が築かれ、壊されるたびに修復し、洪水を防いできた歴史を今に伝えています。 高遠藩の阪本天山は、深刻な財政難にもかかわらず、私財もなげうち堤防を築いたとされています。 特殊な工法で大型の柵のようであったことから柵立堤防と呼ばれました。 伊那谷遺産は、先人の営みを再確認して情報発信することで、防災教育や地域振興につなげようと、平成24年から選定作業がスタートしました。 選定委員会委員長の笹本正治信州大学副学長は、「伊那谷遺産選定は、日本で最も進んだソフト面からの防災へのアプローチだ」と話しています。
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箕輪町が交通死亡事故ゼロ700日
箕輪町は平成25年2月22日以降、交通死亡事故が700日間ゼロを達成したことから、長野県交通安全運動推進本部顕彰を受賞しました。 12日は、伊那合同庁舎で伝達式が行われ、青木一男所長が箕輪町の白鳥一利副町長に、顕彰を伝達しました。 箕輪町では、平成25年の2月22日に町内の県道で、横断中の74歳の男性が、50歳の男性が運転する軽自動車にはねられて死亡する事故の発生以降、死亡事故は発生していません。 今年1月23日に、交通死亡事故ゼロ700日を達成しました。 青木所長は、「これを通過点として1000日、2000日ゼロに取り組んでほしい」と挨拶しました。 白鳥副町長は、「セーフコミュニティを推進し、町民が一丸となって、交通安全対策に取り組んだ賜物」と話していました。
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東日本大震災から4年
東日本大震災から11日で4年となります。 地震が発生した午後2時46分、上伊那の各地でも黙とうを行い、犠牲者の冥福や被災地の復興を祈る人達の姿がみられました。 福島第一原発事故による放射能汚染により2011年に福島県伊達市から伊那市に移住し再起をかけ果樹栽培をしている佐藤浩信さんです。 選定作業をしていた佐藤さんは、時間になると、福島の方角を向いて手を合わせました。 宮城県気仙沼の津波からの復興支援を行っている伊那市通り町のワイルドツリーです。 毎年3月11日には無料のキャンドル作り体験を行って復興を願うメッセージを照らします。 伊那市の中心市街地です。 防災無線のサイレンが鳴ると手を合わせる人もいました。 市議会の一般質問が行われていた、伊那市役所内の議場。 午後2時46分、議会を一時中断し、市の理事者や市議会議員全員が起立し黙とうを捧げていました。 伊那市の東部中学校です。 タカトウコヒガンザクラを通して、宮城県仙台市の高砂中学校と交流をしています。 この日は2年生およそ290人が、インターネット回線を使い高砂中と活動報告を行いました。 東日本大震災では、地震やその後に発生した津波で、1万8475人の人が亡くなったり、行方不明となっています。 震災から4年が経過した今でも、被災した東北を中心に仮設住宅など避難生活をおくっている人は22万9千人にのぼります。
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高校入試 後期選抜
県立高校の一般入試にあたる後期選抜試験が11日、一斉に行われました。 県内ではおよそ1万2千人が受験に臨みました。 上伊那では全日制、定時制、多部制、合わせて8校で試験が行われました。 このうち、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では、受付開始の30分ほど前から受験生が会場に向かっていました。 伊那弥生ヶ丘高校では普通科240人の募集に対し、250人が志願していて倍率は1・04倍となっています。 県教育委員会によりますと、試験は予定通り終了したということで、上伊那の高校でもトラブル等はなかったということです。 12日は、辰野高校、高遠高校、箕輪進修高校、赤穂高校の定時制で面接試験が行われる予定です。 後期選抜試験の合格発表は20日金曜日となっています。