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大規模な事故や災害に備え伊那消防組合が訓練
伊那消防組合は29日、大規模な事故や災害が発生した場合でも、効率的に救急・救助活動を行うための訓練を行いました。
この日は伊那市の美篶スポーツ公園を会場に、伊那、高遠、辰野、箕輪の消防署と伊那中央病院の医療チームが参加し訓練が行われました。
訓練は、メッキ工場からもれたガスが爆発し、従業員など多数の負傷者がでたという想定で行われました。
科学薬品が漏れだした可能性がある事から、防護服を着た署員が安全を確認したあと、負傷者の搬出が行われました。
運び出された負傷者には、ケガの程度を色で判断するカードを使ってトリアージ訓練を行い、医師と看護師でつくるチームDMAT(ディーマット)が応急処置をしていました。
伊那消防署の有賀治人消防署長は、「単独の消防署で対処できない大規模な事故や災害は、情報収集が大事。より早くて正確な情報収集をする事が今後の課題」と話してました。 -
伊那消防組合全員協議会 消防広域化の組織体制案 了承
伊那消防組合全員協議会が27日、伊那市役所で開かれ、伊那消防組合が示した消防広域化の組織体制案を了承しました。
消防本部体制は、松本地区から飯田地区までの中南信地区に6つの本部を置く6方面本部体制とし、それぞれの本部に一定の権限をもたせるとしています。
指令業務体制は、指令センターを統合することにより、災害情報が一つに管理でき、部隊を効率的で迅速に運用することができる、1指令方式とします。
職員の身分・給与制度は経過措置を設けて一元化するとしています。
伊那消防組合は、この案を近く中南信消防広域化協議会へ提出するとしています。 -
自殺防止のための講演会
伊那保健福祉事務所は、自殺防止のための講演会を27日、伊那合同庁舎で開きました。
講演会には、市町村の職員や医師、看護師などおよそ 50人が集まりました。
27日は、東京自殺防止センターを創設し、悩みを抱えている人の相談を受けている西原由記子さんが講師として、自殺防止について話しました。
西原さんは「相談者をむやみに励まさない。自分の価値観を持って説教や説得をしないこと」
「悩んでいることを知らなかったということは関心がなかったということ。悩んでいる人に対して親身になって考えてほしい」と話していました。 -
楠洲流吟道大会
詩吟の楠州流吟道大会が26日、伊那市の市民会館で開かれました。
大会は毎年この時期に開かれていて、今年はおよそ350人が参加し詩吟を披露しました。
楠洲流聖楠会は辰野町から駒ヶ根市までの5つの吟詠会で組織されています。
大会では、個人の吟や団体の合吟などが行われました。
このうち合吟の部では、それぞれの吟詠会から14団体が出場し、次々とステージに立ちました。
漢詩を自分のものとして理解して吟じるように心がけているということで、どの団体も熱心に吟を披露していました。 -
新ごみ中間処理施設 残さ処理溶融方式で
上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が27日開かれ、新ごみ中間処理施設での焼却後の灰、残さの処理を溶融方式にする委員会としての方針が決まりました。
新ごみ中間処理施設から出る残さは、箕輪町にあるクリーンセンター八乙女最終処分場を再生し、埋め立てることが確認されています。
残さの処理は、焼却方式ですべてを埋め立てる場合と、溶融方式で残さの一部を資源化し、残りのすすを埋め立てる場合の2通りあります。
広域連合から、焼却方式の場合、埋め立て処理能力はおよそ12年間、施設整備と運転の費用合計は年間およそ1億4千万円、溶融方式の場合、処理能力はおよそ40年間、費用合計はおよそ4千万円になることなどが示されました。
広域連合からは、「溶融方式の方が優位」との説明がありました。
委員会では、上伊那の廃棄物は上伊那で最終処分まで行う完結型を目指すという基本方針と、八乙女最終処分場の延命の観点から、残さ処理を溶融方式にすることが決まりました。
委員会の決定については、白鳥孝上伊那広域連合長に報告されます。
今後は、来年度設置する施設整備基本計画策定の専門委員会で、新ごみ中間処理施設の処理方式について、焼却と灰溶融方式、ガス化溶融方式の中から複数の方式を絞り込むということです。 -
トップストーンJrが2年ぶり3度目優勝
上伊那ケーブルテレビ協議会の第4回ケーブルテレビ杯少年サッカー大会が26日、伊那市の富士塚スポーツ公園で開かれ、宮田村のトップストーンジュニアが2年振り3度目の優勝を果たしました。
ケーブルテレビ杯には上伊那の10チームが参加し、決勝は青のユニフォーム宮田村のトップストーンジュニアと黄色のユニフォーム伊那市の伊那少年サッカースクールスポーツ少年団の対戦となりました。
試合は前半4分トップストーンの藤澤圭佑が右サイドからシュートを決め1点を先制します。
その直後トップストーンの伊藤真輝が2点目のゴール。
3対0で迎えた後半、伊那少年の池上新がループシュートを決め、1点を返します。
後半18分内田悠介がドリブルで相手ゴール前にボールを持ち込みファールを誘います。
その内田がペナルティーキックを決めもう1点追加。
しかし試合は5対2でトップストーンジュニアが勝ち、この大会2年ぶり3度目の優勝を果たしました。 -
高遠城址公園で戦没者慰霊祭
伊那市高遠町の高遠城址公園の招魂碑前で27日、戦没者慰霊祭が行われ、遺族らが戦争で命を落とした人達の冥福を祈りました。
この日は、日清、日露戦争から第2次世界大戦までの戦争で命を落とした人達の遺族や関係者が集まり、碑の前で焼香などをして戦没者の冥福を祈りました。
慰霊祭は戦争で命を落とした人が上伊那でも大勢いた事を忘れず、平和な社会を築いていこうと明治30年代から毎年行われています。
慰霊祭を行った上伊那靖国招魂碑奉賛会会長の伊東義人さんは「かけがえのない命をもって示された戦争の悲惨さ、平和の尊さを若い世代に語り継いでいく事が私たちの責務です」と祭文を読み上げました。
遺族を代表して上伊那遺族会会長の赤羽一敏さんは「故郷を思いながら亡くなっていった皆さんの事は一日たりとも忘れることはできない。歴史を正しく後世に伝えていきたい」と謝辞を述べました。 -
AFC祭で信大の農場一般開放
信州大学農学部の付属農場を一般開放するAFC祭が、25日に開かれ、多くの人で賑わいました。
信州大学農学部の付属施設「アルプス圏フィールド科学教育研究センター」通称AFCでは、農場などを使って農産物の生産や研究を行っています。
AFCでは、地域の人たちに活動を知ってもらおうと、毎年AFC祭を開いています。
会場には、実習で作られている農産物や生産品が並んだ他、様々な体験コーナーが設置されました。
毎年恒例となっているぶどう狩りには多くの人たちが訪れ、もぎたてのぶどうの味を楽しんでいました。
今年は雨の日が少なかったため、大粒で甘いブドウができているということです。
演習林では丸太切りや、バームクーヘン作りなどの体験コーナーが設けられ多くの人たちで賑わっていました。
あるスタッフは「地域の人たちに楽しんでもらいながら、大学でどんな活動をしているのかを知ってもらえたらうれしい」と話していました。 -
森林と木質バイオマス活用講演会
間伐材などの木質バイオマスの利活用について考える講演会が24日に伊那市役所で開かれ、参加者たちが、その可能性を探りました。
長野県の森林面積は、78%を占め、豊富な森林資源から生み出される木質バイオマスは、地球温暖化防止の観点から有望な産業振興の一つと期待されています。
財団法人長野県テクノ財団 伊那テクノバレー地域センターは、木質バイオマスについて学び関連技術のビジネス化への取組みや地域活性化につなげようと講演会を開きました。
講演は、三部構成で、森林エネルギーの利用と現状、今後の展望などについて、それぞれの専門家が講師を務めました。
「長野県の森林を取り巻く現状と今後の木材活用の展望」のテーマで講演した信州大学農学部森林科学科の植木達人教授は、「利活用する出口の部分は、これからのびるだろうが、原料をどうするかという入り口の部分は課題が多い。造林から流通、加工までトータルでみないと、コスト的に不利な森林資源の利用は困難になってくる」と話しました。
会場には、林業・木材・建設関係者や木質バイオマスに関心がある市民など60人が訪れ、講師の話に耳を傾けていました。 -
聴覚障害者の長寿を祝う会
上伊那聴覚障害者協会は、75歳以上の聴覚障害者の長寿を祝う会を、21日に開きました。
21日は、宮田村の介護予防拠点施設「なごみ家」で、長寿を祝う会が開かれました。
これは、上伊那聴覚障害者協会が毎年開いていて、今年は、75歳以上の5人を招きました。
会場となった「なごみ家」は障害者や高齢者が、気軽に集まる場所として設置されています。
毎週火曜日に、上伊那地域の高齢な聴覚障害者のミニデイサービス・もみじ会が会合を開いていて、イベントを行うなどして交流しています。
「長寿を祝う会」も、もみじ会の開催にあわせて開かれました。
長寿を祝う会では、食事などを楽しんだほか、駒ヶ根市の堀口 邦子さんによるマジックショーも行われました。
宮田村の原 忠弘さんは、「みんなと一緒に長寿を祝ってもらってとても良かった」と話していました。 -
南信地区高校定時制生活体験発表
南信地区の高校定時制に通う生徒達の生活体験発表会が18日、駒ヶ根市の総合文化センターで開かれました。
生活体験発表会は全国大会へと続くもので、南信地区大会には上伊那農業高校、箕輪進修高校など6校から7人が出場しました。
このうち、今年度末で定時制課程が終了となる上伊那農業高校の4年生、森本夏希さんは、「4年目の思い」と題して話しました。
森本さんは、在校生の入学がなく生徒数が減っていく中で、皆で工夫して活動してきたことなどを話しました。
発表は制限時間7分で、発表の内容や態度などが審査されました。
審査の結果、最優秀賞には赤穂高校4年の林和弥さんが選ばれました。
県大会は10月9日に松本市で開かれ、南信地区からは上位3人が出場することになっています。 -
「知ったかぶりカイツブリ物語」着ぐるみショー
伊那ケーブルテレビで放送中のアニメ知ったかぶりカイツブリ物語の着ぐるみショーが19日、伊那市の大型店で行われました。
着ぐるみショーはアニメを多くの人たちに知ってもらおうとアニメを放送している滋賀県の民放などが企画したものです。
知ったかぶりカイツブリは、滋賀県の鳥カイツブリを主人公にしたアニメで伊那ケーブルテレビでは今年4月から放送しています。
この日は、アニメでお馴染みの歌を歌ったり会場を訪れた親子達およそ70人がステージを楽しんでいました。
子供たちは曲のリズムに合わせて元気いっぱいに体を動かしていました。
この模様は、10月9日(土)午前9時50分から伊那ケーブルテレビで放送します。 -
長野県工芸美術展
最高賞に伊那市の小坂洋一さん第2回長野県工芸美術展で、伊那市御園の小坂洋一さんの作品が、最高賞となる長野県工芸美術会長賞を受賞しました。
18日、展示会場のかんてんぱぱホールで表彰式が行われ、小坂洋一さんに賞状が贈られました。
小坂さんの作品は、ステンレス工芸「連日の猛暑で居酒屋へ」です。
小坂さんは長年、ステンレスの流し台を作る仕事をしていたことから、ステンレスを材料に工芸作品を作りました。
今回の作品は、今年7月から作り始めました。
友達をモデルに人や居酒屋の内部など細かいところまでこだわって作ったということです。
小坂さんは、「ステンレスという冷たい素材を使って温かみのある作品を作っていきたい」と話していました。
この長野県工芸美術展は公募展で、応募127点のうち、109点が入選しました。
会場には、工芸、民芸、手芸などあらゆる工芸分野の入選作品が展示されています。
長野県工芸美術展は26日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
【カメラリポート】 伊那の古城 改訂版出版
上伊那地域の古い城についてまとめられた本「伊那の古城」が、改訂され、今月出版されました。
新装改訂された「伊那の古城」。作者は、宮田村の 文化財保護委員などを務めた、故・篠田 徳登さんです。 -
田楽座の来年2月の伊那公演をサポート
伊那市富県の歌舞劇団・田楽座の来年2月の伊那公演をサポートしようと、地元住民などが、実行委員会を立ち上げ、取り組みを始めています。
17日夜は、富県の貝沼区研修センターで実行委員会が開かれ、15人ほどが参加しました。
「田楽座を応援するってもんずらの会」と名付けられた実行委員会には、現在30人ほどが登録していて、公演を行うための準備などに取り組んでいます。
昨夜は、チラシの検討などが行われたほか、実行委員長に、高遠町公民館高遠分館長の有賀 弘武さんが選ばれました。
有賀さんは、「田楽座と一緒に活動すると本当に元気になる。実行委員長をさせていただいて、たくさんの方とであい、みんなで元気になりたい」と話していました。
今回、田楽座が公演する演目は、過疎化が進む山村に住むおじいさんの語りを通じて、日本のまつり、人々の生活などを描きだす芝居仕立ての作品です。
田楽座では、芝居仕立ての演目は、20年以上公演していないという事です。
田楽座のたちかわ ねむかさんは、「本当に大切なものは何か、自分自身が大切にしたいものは何かを考えることのできる作品にしたい。」と話しています。
田楽座の公演は、来年2月20日に伊那文化会館で予定されていて、実行委員会は、月2回程度のペースで開かれます。
実行委員会では、協力してくれるメンバーを随時募集しています。お問い合わせは、田楽座 電話78-3436。 -
長野県華道教育会華道展
長野県華道教育会による「第61回華道展」が17日から、伊那市の伊那商工会館で始まりました。
華道展は、県下7支部51の流派から239人が、前期と後期の2回にわけて展示しています。
会員の発表の場として、毎年1回この時期に行っているもので伊那市で開かれるのは7年ぶりです。
会場には、秋の花や実を使った作品が多く並んでいます。
またビニールなど自然の物でないものとの調和を試みたものや、脱色した木を使った作品もならんでいます。
長野県華道教育会の和田富子会長は「なかなか文化にふれる機会の少ない若い人にもみてもらって興味をもってもらいたい」 と話していました。
華道展は20日まで伊那商工会館で開かれます。 -
長野県書道展~伊那地区展示会~
第63回県書道展の伊那地区の展示会が17日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、小学生から一般までの作品約800点が飾られています。
一般の部では、上伊那から64点の応募があり漢字、かな、刻字など5つのジャンルで審査されました。
今年は伊那地区からの特選入賞者はありませんでした。
また会場には、小中高校生の作品も展示されています。高校生の作品では、古典などを手本にしてかく臨書と呼ばれる作品が多くみられました。
県展審査員をつとめる長野県書道協会理事の千葉耕風(こうふう)さんは「伊那地区のレベルは高いと審査員が口をそろえて言っていた。字の意味を理解して作品を作ればもっとよくなる」と話していました。
第63回県書道展の伊那地区の展示会は、9月19日まで伊那文化会館で開かれ、19日には表彰式が行われることになっています。 -
小学生が農業水利施設見学
南箕輪小学校の4年生は17日、地域の歴史を学ぼうと、上伊那管内の農業水利施設の現地見学を行いました。
見学をしたのは、南箕輪小の4年生2クラスおよそ60人です。
児童らは、社会の授業で「郷土を開いた人々」をテーマに地域の歴史について学んでいます。
17日は、水利施設がどのような役割を果たしてきたかを学ぼうと、南箕輪村田畑の伊那西部第一揚水機場などを訪れました。
天竜川西側にある農地は、昔から水が乏しく不安定な農業を行っていましたが、天竜川の水を高地へあげる楊水機場の建設により、現在では果樹や野菜などの栽培が可能となりました。
児童らはシステムを稼働する操作室や貯水槽などを見学しました。
そのあと、この水を使ってパセリを栽培している農家を訪れ、散水の様子も見学しました。
ある児童は「大きな機械があってびっくりした。どうやって水を引いているのか分かってよかった」と話していました。 -
北新区で環境アセス方法書素案説明会
上伊那広域連合は、新しいごみ中間処理施設の環境影響評価、環境アセスメントの進め方について示した方法書の素案の説明会を16日、建設候補地の地元区、伊那市富県の北新区で開きました。
新ごみ処理施設の建設候補地の地元区での説明会は今回が初めてで、地区住民17人が出席しました。
16日の会合では、上伊那広域連合や方法書の作成業務を請け負う、日本気象協会の職員が、環境評価を行う項目や調査地点、調査の進め方などについて説明をしました。
出席した住民からは、「山や谷があり地形が入り組んでいる事を考慮し調査を進めてほしい。」や「候補地から集落では標高差がある。集落の標高でも調査を進めてほしい」などの要望が出されていました。
これに対し上伊那広域連合は、「全て反映できるわけでないが、出された要望については、検討していきたい」と答えていました。
上伊那広域連合では、地元区や隣接関係区の住民を対象にした方法書素案の説明会を、10月初旬まで行う計画です。 -
ラブリバー天竜の日
天竜川の工事などを請け負う南信地域の建設業者で作る長野県南部防災対策協議会は、16日、天竜川とその支流のごみ拾いを行いました。
「ラブリバー天竜の日」と名付けられたこの河川清掃活動は、毎年この時期に行われていて、今年で20回目を数えます。
長野県南部防災対策協議会は、国土交通省天竜川上流河川事務所の業務を請け負う建設業者で組織しています。
16日は、伊那・駒ヶ根・飯田の3地区で河川清掃を行いました。
伊那地域では、16社21人が参加し、天竜川の護岸などに落ちているごみを拾い集めていました。
協議会の池田幸平副会長は、「天竜川の工事にかかわる自分たちが、率先して川をきれいにし、環境美化につなげていきたい」と話していました。 -
歯の衛生に関する図画、ポスター審査会
歯の衛生に関する図画、ポスターコンクールの審査会が15日、伊那市西町の上伊那歯科医師会館で開かれ南箕輪村南部小学校2年の石川遥大君の図案がポスターに採用されることが決まりました。
コンクールには上伊那の小中学校から、およそ800点が寄せられました。
審査の結果、南箕輪村南部小学校2年の石川遥大君の作品が、ポスターに採用されることが決まりました。
石川君の作品はポスターとして300枚用意され、上伊那の保育園や小中学校などに配られることになっています。 -
上伊那の四季をテーマにした写真展
上伊那の四季をテーマにした写真展が13日から、伊那市の伊那合同庁舎で開かれています。
写真展には、上伊那8市町村の風景写真25点が展示されています。
写真展は24日まで伊那合同庁舎で開かれています。 -
電話応対コンクール
電話応対の技術を競う「電話応対コンクール伊那・駒ヶ根地区大会」が8日、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれました。
電話応対コンクールには、上伊那13の企業から33人が出場しました。
コンクールは、日本電信電話ユーザ協会が電話応対やコミュニケーションスキルの向上を目的に、毎年行っているものです。
競技は、会場に設置された電話機を使います。
医療センターに勤める競技者のところに、人間ドッグを受けた際他の人と間違えられそうになったという苦情がメールで寄せられたとの想定で行われました。
競技の結果、八十二銀行伊那支店に勤める宮下亜弓さんが優勝しました。
日本電信電話ユーザ協会の藤澤幸治さんは「年々参加者のレベルが上がってきている。男性の参加者が増えてきているのも特徴だと思う」と話していました。
なお、1位から3位までの入賞者は、来月新潟県で開かれる信越ブロック大会に出場します。 -
上伊那花卉品評会
上伊那地域の花卉生産者でつくる上伊那花卉生産者会議は、伊那市役所1階ロビーで10日品評会を開きました。
品評会には、カーネーションやトルコギキョウ、バラやアルストロメリアなど、45人から234点が出品されました。
今年は、猛暑の影響で去年に比べ20点ほど少なくなりましたが、生産者の努力で色とりどりの花が並びました。
上伊那花卉生産者会議では、会員同士が刺激しあってより良い花づくりを目指していこうと、毎年品評会を開いています。
審査の結果、最高賞となる県知事賞には、飯島町の宮下善人さんのアルストロメリアが選ばれました。
関係者は、「猛暑で花づくりが難しい年だったが、ハウス内で冷房するなど努力の結晶の賜物。プロならではの出来栄え」とほめたたえていました。 -
ごま収穫機試作品の試験運転
ごまの収穫機の開発に取り組んでいる上伊那農商工連携による開発支援チームは、10日伊那市西春近の畑で試作機の試験運転を行いました。
ごま収穫機の試作機は、稲用の刈り取り機を駒ヶ根市の機械金属加工業、株式会社ヨウホクが改良しました。
ごまの木を約20本ずつにまとめる結束部分を稲用のものより上にあげたのが主な改良点で、これまで不可能だった結束が可能となり省力化につながります。
99パーセントを輸入にたよっているごまは、機械化がネックとなり日本での栽培が進まなかったといわれています。
チームの一員で無農薬栽培による循環型農業に取り組んでいる夢志の会が2ヘクタールの圃場を提供しました。
6月にまいた白ゴマは、収穫期を迎えています。
試作機は、このごまを刈り取っていきました。
これまで手刈りだったごまが結束されていきます。
この束を運んで乾燥させれば、商品となります。
夢志の会では、この畑で1,000キロから1,400キロの白ゴマの収穫を見込んでいて、駒ヶ根市のごま加工販売業、株式会社豊年屋が製品化します。
上伊那地方事務所では、機械化を成功させて、上伊那地域を新たなごまの産地にしていきたいと話しています。
今後は、機械の改良、テストを行い製品化を検討していくことにしています。 -
上伊那広域連合が環境影響評価方法書素案説明会
上伊那広域連合は、新しいごみの中間処理施設建設に伴う環境影響評価の進め方を示した方法書素案の説明会を9日夜から始めました。
方法書素案の住民への説明会は、高遠町上山田区を皮切りに、候補地の地元、北新区など5箇所ほどで上伊那広域連合が計画しています。
9日は、広域連合や方法書の作成を請け負う日本気象協会が上山田区の住民約40人に対し説明しました。
方法書の素案には、環境影響評価の項目や大気質調査・土壌汚染調査の概要、調査地点が示されています。
昨夜の説明会で、住民からは「川があり、山があり、谷がある地域の特性に沿って、大気・土壌汚染調査の調査地点の数を増やして欲しい」などといった要望が出されていました。
なお、建設候補地となっている富県天白水源付近への施設建設に反対している三峰川連合は、10日に市役所で記者会見を開き、改めて建設反対の立場を示した上で方法書の素案に対しても要望していく考えを示しました。
広域連合長の白鳥孝市長に対する公開質問状のやりとりを公開し、白鳥市長に対して面会して対話する機会を設けてほしいと訴えました。
広域連合では、説明会での地区の要望を反映させた方法書を11月までに県と市に提出します。
その後、公表・縦覧した後、県の技術委員会の審議を経て来年3月に環境影響評価の進め方が決まります。 -
くくり罠の使用法DVDで全国発信
上伊那猟友会は、安全で効率的にシカやイノシシなどの有害鳥獣を捕獲できるとされる「くくり罠」の使用方法をDVDにして全国に発信します。
9日は、辰野町にある長野県営総合射撃場で会員がくくり罠の使用法を説明し、それをビデオ収録しました。
広域捕獲など先駆的な取組みをしている上伊那猟友会に、問い合わせが相次いでいることから、DVD制作を行うものです。
会員によりますと、近年、全国的に鳥獣捕獲をする人の高齢化が進む中で、銃より安全、手軽で効率的な「くくり罠」が注目されているということです。
上伊那猟友会では「くくり罠」とセットでシカを追い込む捕獲方法を検討していて、伊那市高遠地区で行ったテストでは、80の罠で39頭を捕獲しました。
竹入正一会長は「罠とセットにした追い込みは、全国に発信できるモデルになる」と話しています。
収録したDVDは、9月中に完成し、鳥獣被害に悩む全国の自治体などに販売する計画です。 -
知立市の小学生が農作業体験
伊那市の友好都市・愛知県知立市の小学生が、9日、西箕輪の畑で農作業体験をしました。
9日は、知立市立西小学校の5年生120人が、JA上伊那の出資会社JA菜園で農作業を体験した。
知立市が伊那市の友好都市であることから、知立市内の小中学校10校が毎年、伊那市を訪れ、さまざまな体験をしています。
西小学校は、2泊3日の日程で伊那市を訪れていて、農作業がスケジュールに組み込まれています。
体験では、ネギ畑に生えた雑草を抜いたほか、収穫を体験しました。
子どもたちは、友達と協力しながら、なかなか抜けない雑草を抜いていました。
収穫では、ネギの太さをお互い見せ合いながら手際よく収穫していました。
収穫したネギは、一人に2本ずつプレゼントされました。
西小学校の加藤 恵一校長は、「自分たちが口にする農作物は、草取りなど様々な作業によって成り立っていることを感じ、感謝する気持ちを養ってほしい」と話していました。 -
上伊那賛助会の集い
シニア大学伊那支部のOBでつくる「上伊那地区賛助会」が、それぞれの活動を発表する「上伊那賛助会の集い」が7日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、上伊那地区賛助会の会員や現在シニア大学に通っている1、2年生、およそ270人が集まり、各クラブの代表がそれぞれの活動を発表しました。
上伊那地区賛助会には、現在、26のグループがあり、ボランティア活動や趣味の活動に取り組んでいます。
賛助会の集いは、活動の成果をそれぞれが発表する場となっていて、今年はシニア大学の在校生も参加しました。
そのうち、福祉施設などを訪問している「ほのぼのグループ」は、実際に施設で行っている手遊びを紹介し、「あまり肩を張らず、自分のできる範囲でやるのが私たちのボランティア。健康で元気で続けていきたい」と発表しました。
また、ロビーには各クラブの会員が制作した作品が並び、訪れた人を楽しませていました。
上伊那賛助会の唐澤定会長は、「賛助会に入会して、老後を楽しみながら健康を維持してほしい」と話していました。 -
長野県経営者協会上伊那支部懇談会
長野県経営者協会上伊那支部と上伊那の市町村長との懇談会が2日、伊那市のいなっせで開かれました。
懇談会は冒頭のみ公開で行われ、上伊那支部の役員や上伊那の市町村長など36人が集まり、観光と人材育成による地域活性化について話し合いました。
そのうちの1つ、観光の振興策については、上伊那や南信といった広い地域で連携していくこと、産業観光や体験観光といった、地域の資源を生かした戦略を考えていく必要があることが確認されました。
県経営者協会上伊那支部支部長の、藤澤秀敬伊那バス社長は「この話し合いが産業界の発展と政策のヒントにつながればうれしい」と話していました。