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作柄概況 県内全域「平年並み」
関東農政局は8月15日現在の今年度の水稲の作柄概況を、きょう発表しました。
それによりますと、南信を含め県内全域で「平年並み」となっています。
田植え最盛期は、苗の生育が概ね順調であったことから平年に比べ1日早くなっています
出穂最盛期は6月下旬から7月上中旬にかけてで、日照不足により平年に比べ2日遅くなっています。
全もみ数は平年並み、登熟も平年並みとしています。
南信を含む県内全域の作柄概況は、生育期間を通じておおむね天候に恵まれたことから「平年並み」と見込まれています。 -
片山さつき大臣がまちの電器店見学
片山さつき地方創生担当大臣が、29日、伊那市上新田のキタノヤ電器を訪れ、まちの電器店の様子を視察しました。
片山大臣が、キタノヤ電器に現れると、スタッフが拍手で出迎えていました。
キタノヤ電器の北原國人会長が全国電気商組合連合会の会長を務めていた時から8年ほど縁が続いています。
片山大臣は、店内を見て回り、北原会長から説明を受けていました。
今回、片山大臣はリニア関連の視察で飯田市を訪問するのに合わせキタノヤ電器を視察しました。
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上農高校 アツモリソウで全国大会へ
南箕輪村の上伊那農業高校の植物科学コースとバイテク班の生徒が、美ケ原のアツモリソウの保護活動で、日本学校農業クラブの北信越大会で最優秀賞を受賞し全国大会出場を決めました。
上農高校の植物科学コースとバイテク班の生徒8人は、美ケ原に自生するアツモリソウをバイオテクノロジーの技術を使って無菌培養し増殖させる研究に取り組んでいます。
今月23日に開かれた日本学校農業クラブ北信越大会に出場し、活動について発表したところ、最優秀賞を受賞し、全国大会への出場を決めました。
上農高校では12年前からアツモリソウの培養に取り組んでいて、美ケ原高原のアツモリソウの保護・回復は、2016年に県の認定を受け行っています。
寒天培地に移植し、細胞の塊が、芽や根に分化させたました。 培養室から外の環境に適応できるよう順化させることが必要で、今年は、生徒たちが順化装置を考案し作りました。
美ケ原は霧の状態が多く、その気候を再現するため、ミスト状にして水やりを行う方式です。
これにより、これまで90%だった枯死率が20%まで下がったということです。
日本学校農業クラブ全国大会は、10月22日から24日まで東北地方で開かれ、上農高校は23日に宮城県で発表する予定です。
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高校再編考える会 協議の継続求める
上伊那の住民有志でつくる高校再編を考える上伊那の会は、「上伊那地域の高校の将来像を考える協議会」がまとめた意見提案について、住民の意見が反映されていないなどとして、協議の継続を求めています。
27日は、伊那市役所で考える会が記者会見を開き、協議の継続を訴えました。
考える会では、23日に開かれた最後の協議会でまとった意見提案について、まだ再編について知らない住民が多いことや、住民の意見が反映されていないことなどから、協議の継続を求めていくとしています。
会では「いつのまにか高校がなくなっている、ということがないようしっかり住民の意見を聞いてもらいたい」と話しています。 -
伊那と南箕輪の野生イノシシから豚コレラ
長野県は伊那市と南箕輪村で捕獲した野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たとの結果を27日発表しました。
これにより上伊那地域の養豚農場2か所が新たに監視対象に指定されました。
長野県の発表によりますと19日に伊那市で、22日に南箕輪村で捕獲した野生イノシシを検査したところ、豚コレラの陽性反応が出たという事です。
今回、豚コレラの陽性反応が出た野生イノシシが発見された場所から半径10キロ以内にある、伊那市と宮田村の養豚農場2か所が、新たに監視対象農場に指定されました。
長野県では、防疫対策として監視対象となった農場への立入検査や聞き取り調査、農場近くで捕獲された野生イノシシの検査を実施していくという事です。
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高校の将来像 意見提案まとまる
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会の第9回会議が23日伊那市のいなっせで開かれ長野県教育委員会に提出する意見提案をまとめました。
意見提案では具体的な校名には触れず高度な学びへの希望に答える普通科教育の拠点となる学校や多様な学びを保障するための総合学科高校、総合技術高校の設置が望ましいとしています。
また新たな形態の学校を配置する場合について、「既存の学校を
閉じて新たな学校を開設するとの記述は削除されています。
ほかに高校再編を考える上伊那の会が求めていた説明会の開催については「意見は十分に聞いているので必要はない」としています。
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は意見提案を来月中に
県教育委員会に提出します。
県教委では県立高校第2期再編に協議会の意見提案を反映させていくとしています。 -
JA担い手経営体就農者セミナー
地域農業の担い手となる経営体と新規就農者を対象とした合同セミナーが、きょう、伊那市のJA上伊那本所で開かれ、参加者がスマート農業について学びました。
Nセミナーでは、農業経営者の報告やスマート農業についての講演などが行われました。
そのうち、長野県農業試験場の酒井長雄さんは、伊那市を中心に県内で行われている水田でのスマート農業の実証実験について話をしました。
精度が高く直進して植え付けができるアシスト機能付き田植え機や、遠隔地からスマートフォンで水田の水の給水・排水をできる技術などを紹介していました。
酒井さんは、「スマート農業を取り入れると熟練した人でなくても作業ができるようになり経営が続けられるほか、データ管理で収量・品質のばらつきを是正し収益増につながる」と話していました。
これは、JA上伊那が、認定農業者や集落営農組織などの担い手経営体や新規就農者を対象に開いているもので150人ほどが参加しました。
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大芝高原まつり 24日開催
上伊那の夏祭りを締めくくる南箕輪村の大芝高原まつりが、24日に行われます。
23日は、祭り会場となる大芝高原で、事前準備が行われていました。
伊那ケーブルテレビでは、大芝高原まつりの模様を、午後1時~3時まで、踊りパレードを中心に生中継します。
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夏の練習の成果試す
この夏の水泳の練習の成果を試す、上伊那選手権水泳競技大会が18日、伊那市の伊那東部中学校プールで開かれました。
大会には、上伊那地域の保育園児から50代の一般まで、およそ120人が参加しました。
大会は、小学生が夏の水泳の練習の成果を試す「学童泳力テスト」も兼ねていて、水泳教室に通っていない小学生も大会に参加していました。
また、一般の選手が参加することのできる上伊那地域で唯一の大会で、中には中学生と50代の選手が一緒に泳ぐレースもありました。
中学生と一緒に泳いだ50代の選手は「さすがに年齢の差は感じます。地元の50メートルプールで泳ぐことができる良い機会」と話していました。
上伊那水泳協会では「来年は日本でオリンピックが、再来年には長野県でインターハイがある。上伊那から大きな大会に出る選手が育ってほしい」と話していました。
大会の結果、350種目中8種目で大会記録が塗り替えられました。 -
経口ワクチン接種率50.8%
長野県は先月散布した野生イノシシに対する経口ワクチンの摂取状況を9日発表しました。
それによりますと上伊那でのイノシシの摂取率は50.8%でした。
豚コレラは豚、イノシシの病気で感染した野生イノシシが移動することにより養豚場のブタへの感染が懸念されています。
経口ワクチンはそれを防ぐためのものでイノシシが摂取すると豚コレラへの免疫力が高まります。
上伊那では伊那市と辰野町の25か所に500個が散布されそのうち254個が摂取されたとみられていて摂取率は50.8%でした。
県内では木曽が53%、南信州が37.3%、諏訪が33%で県平均は46.9%でした。
県は野生イノシシに抗体ができているかどうか今後行う本格散布に併せて検証していくとしています -
猛暑日 熱中症で搬送3件
9日の伊那地域の最高気温は午後1時57分に35.5度を記録し、猛暑日となりました。
猛暑日となるのは、この夏7日目です。
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時半現在、熱中症の症状による搬送は伊那市野90代の女性、箕輪町の50代の女性、駒ヶ根市の10代の女性の3件だということです。
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高校再編の説明会巡り主張食い違い
高校再編を巡り、8月に予定されている「杉本協議会長に説明を聞く会」について、協議会長が出席するかどうか、主催者側と協議会の間で主張に食い違いが出ています。
6日は伊那市役所で記者会見が開かれ、主催者側の、住民有志でつくる「高校再編を考える上伊那の会」の宮下与兵衛会長が説明しました。
宮下会長は「高校再編がどうなるのかわからない。再編の検討をしていることすら知らない人がほとんど。次の協議会前に説明会を開いてもらいたい」と話していました。
説明会は考える会が、上伊那広域連合が設置した「上伊那地域の高校の将来像を考える協議会」に要望してきたもので、説明会には協議会長の杉本幸治駒ヶ根市長を招き、説明を聞くとしています。 -
2日連続猛暑日 熱中症の症状で搬送も
6日の伊那地域の最高気温は35度で、2日連続の猛暑日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後5時現在、熱中症とみられる患者の搬送は1件となっています。 -
上伊那で捕獲した野生イノシシから豚コレラ
長野県は、辰野町で捕獲した野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たとの結果を2日に発表しました。
上伊那で野生イノシシから豚コレラの陽性反応が出たのは、これが初めてです。
長野県の発表によりますと、先月29日に辰野町で捕獲した3頭の野生イノシシを検査したところ、1頭から豚コレラの陽性反応が出たという事です。
先月31日までに県内全域で169頭を検査し、このうち39頭が陽性でした。
長野県では豚コレラは豚やイノシシの病気で人に感染することは無く、また感染した豚肉が市場に出回る事は無いとしています。
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準優勝弥生野球部 伊那市長が健闘称える
第101回全国高校野球選手権長野大会で準優勝した伊那弥生ケ丘高校野球部のメンバーが、2日白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。
この日は、伊那弥生ケ丘高校の平澤裕二校長と、野球部メンバー20人などが、市役所で白鳥市長に準優勝を報告しました。
準優勝当時主将だった向山大介さんは「念願の甲子園にはあと一歩届かなかったが、野球部の歴史を塗り替えることができた」と話しました。
平澤校長は、「試合を重ねるごとに成長していく姿を見ることができた。練習の成果、チームの力、精神力がもたらした勝利だ」と振り返りました。
白鳥市長は、「卒業生にとどまらず、伊那市民、上伊那全体で応援した。公立でも甲子園を狙えることを証明してくれた」と健闘をたたえていました。
式では白鳥市長から、弥生野球部に24個のボールが渡されました。
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2日連続猛暑日 熱中症に注意を
1日の伊那地域の最高気温は、午後2時11分に36.1度を記録し2日連続の猛暑日となりました。
今後も30度を超える日が続く事から、こまめに水分補給を行うなど熱中症に対する警戒が必要です。
1日の伊那地域の最高気温は午後2時11分に36.1度を記録し2日連続の猛暑日となりました。
上伊那広域消防本部によりますと午後3時現在、伊那市の女子高校生が講義を受けていて、熱中症とみられる症状で搬送されたという事です。
伊那保健福祉事務所では、暑さに慣れていない今の時期は特に注意が必要だと話します。
この暑さの影響で一部の小学校でプール開放が中止となりました。
このうち伊那小学校では行きかえりで子ども達が熱中症にならないようプールの開放を中止しました。
1日プールの開放を中止した小学校は伊那市の5校で開放時間を短縮したのは箕輪町で3校あったという事です。
長野地方気象台によりますとこの暑さはあと1週間程続くという事です。
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みどりの少年団 交流集会
子ども達が自然保護や森を育てる活動をする「みどりの少年団」の交流集会が1日南箕輪村の大芝高原で開かれました。
交流集会は、自然の中で学ぶことで森林や林業について理解を深めてもらおうと毎年、開かれています。
会場となった大芝高原には上伊那地域の小学校14校からおよそ230人の子供たちが集まりました。
子ども達は2~3校で1つのグループになり、最初に名札を作りました。
その後、みんなの森に移動し、ウォークラリーを行いました。
森の中には、大芝高原に関する10の問題が用意されていて、子ども達はグループ毎に問題を解いていました。
主催したみどりの少年団上伊那地区協議会では「森を守る事の大切さを、少しでも学んでもらえる機会にしてほしい」と話していました。
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最高気温35.1度 猛暑日
31日の伊那地域の最高気温は、35.1度まで上がり今年初めての猛暑日となりました。
伊那市民プールです。
夏休み中の子どもたちが水遊びを楽しんでいました。
31日の伊那地域の最高気温は午後2時59分に35.1度を記録しました。
長野地方気象台では県内に高温注意情報を出し、熱中症予防を呼び掛けています。
気象台によりますと向こう一週間は30度を超える暑い日が続く予報で猛暑日になる可能性もあるとしています。
上伊那広域消防本部によりますと午後3時現在箕輪町の80代男性と飯島町の70代男性が熱中症とみられる症状で搬送されたということです。
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天竜川で水難救助訓練
夏の行楽シーズンを迎え川での事故に備えようと上伊那広域消防本部は、伊那市の天竜川で水難救助訓練を31日、行いました。
訓練は、救助対応や情報収集、指揮能力などの向上を図ろうと毎年この時期に行われています。
31日は上伊那広域消防本部の伊那や、駒ヶ根など6つの署の救助隊15人が参加しました。
訓練は、数人が中州に取り残されたことを想定し行われました。
隊員たちは、ゴムボートで中州へと向かいました。
中州に着くと取り残された人を救助したと想定し対岸側の隊員がロープでボートを引き寄せていました。
上伊那広域消防本部では、「川遊びをする際には救命胴衣を装着するなどして安全確保をしてほしい」と呼び掛けていました。
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「地元での就職考える場を設ける」
しあわせ信州移動知事室で阿部守一知事は若者の地元での就職に向けた取り組みを考える場を上伊那地域に設けるとの考えを示しました。
29日伊那市内で開かれた市町村長や企業担当者との意見交換会で阿部知事は「若者の県外への流出が長野県の課題だと述べました。
意見交換会では企業から「県と全国56の大学が結んでいる学生Uターン就職促進協定が機能していないのではないか」との指摘がありました。
市町村からは若者の地元での就職促進について「官民が一緒にやっていかなければならない。」との意見が出ていました。
しあわせ信州移動知事室は地域の課題を把握し県政に反映させる
取り組みで上伊那では平成27年以来2回目です。
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阿部知事 上伊那を訪れ課題や要望を聞く
阿部守一知事が県内各地域を訪れ課題や要望を直接聞く「しあわせ信州移動知事室」が、上伊那地域で29日と30日の2日間の日程で始まりました。
29日は、阿部知事が伊那市西箕輪に本社を置く食品メーカーのハナマルキ株式会社を訪れました。
ハナマルキでは、阿部知事が味噌づくりを体験しました。
酵母を入れる工程では、従業員が「味や香りの決めてとなります」と説明していました。
その後、阿部知事はハナマルキの花岡俊夫社長と意見交換しました。
今回の移動知事室では、人口減少社会における人材確保をテーマとしています。
次に、南箕輪村の南信工科短期大学校を訪れました。
南信工科短大では、機械生産技術科の学生が3Dプリンターを使った樹脂製の型の製作方法について説明しました。
昼には、学生や企業の経営者と意見交換をしました。
学生は、「AIなどの新しい技術が企業で必要とされているので授業に取り入れてほしい」「高校の普通科から進学した人にとっては2年間で今のカリキュラムは多く感じる」などと話していました。
これを受け阿部知事は、「3年制学科を導入できないか検討してみたい」と話していました。
また、南信工科短大振興会の向山孝一会長は、今年度の入学者が定員より少なかったことから「地元の高校へのPRが必要だ」と話していました。
阿部知事は、卒業生の連携を深めるためにOB会の設立を提案しました。
しあわせ信州移動知事室は、今回で14回目で、上伊那地域は平成27年1月以来2回目です。 -
核廃絶を訴え行進
核の廃絶を訴える上伊那非核平和行進が29日行われ参加者が
辰野町から伊那市までを行進しました。
行進には上伊那の市町村や企業の労働組合が加盟する上伊那地区労働組合会議のメンバーが参加しました。
箕輪町職員労働組合執行委員長の小田切正憲さんは「広島、長崎に原爆が投下されてから74年を迎えます。核兵器の悲劇、悲惨さを語り継ぐのみならず核そのものの廃絶を訴えていきます。」と話していました。あすは宮田村から中川村までを行進するほか来月3日から広島で開かれる原水爆禁止世界大会に上伊那地区労働組合会議も参加するということです。
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上伊那滞在型観光へ 地域の魅力視察
官民一体で上伊那の観光の推進を行う「長野県伊那谷観光局」は、滞在プログラムの開発と商品化を目指し25日伊那市内で現地視察を行いました。
この日は滞在プログラムのワーキンググループのメンバーおよそ20人が天竜川を訪れ、ザザムシ漁の見学と体験をしました。
45年漁を続けている伊那市中央の中村昭彦さんに教わりながら、川に入り体験をしていました。
ザザムシ漁の漁期は冬場ですが、この日は特別に夏の天竜川で体験をしました。
川底の石をクワで返すと四つ手網にはわずかですが、トビゲラやヘビトンボが入っていました。
中村さんは「全国でもザザムシといった水生昆虫の食文化があるのは上伊那だけ。好奇心旺盛な外国人にはむいているかもしれません」と話していました。
漁の後は、中村さんが用意したザザムシの佃煮を試食しました。
あるメンバーは「網にかかったザザムシを見たのは初めてで、驚きました。
食べてみると珍味で、上伊那の地酒と合わせて売り出してみたいです。」と話していました。
長野県伊那谷観光局では10月に大阪府で開かれるインバウンドのイベントで観光商品の発表を予定しています。
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弥生野球部 準優勝を報告
高校野球 夏の県大会で準優勝した伊那弥生ケ丘高校野球部 の報告会が26日学校でひらかれました。
全校生徒が見守る中、選手たちは準優勝のメダルをかけ入場しました。
伊那弥生ケ丘高校は、上伊那勢としては昭和36年の伊那北高校以来、58年ぶりに決勝に進出しました。
結果は飯山高校に延長戦の末4対5で敗れ、甲子園まであと一歩、準優勝におわりました。
主将の向山大介さんは「皆さんの応援が大きな力になりました」と挨拶しました。
報告会では生徒会長の三澤僚多さんがリードしスタンドでの応援を再現しました。
三澤さんは「野球部の活躍で弥生が一つにまとまりました。お疲れ様でした」と声をかけていました。
3年生はこの大会で引退し、1・2年生のみの新チームとしてスタートします。
弥生野球部、新チームの秋の大会につながる初の公式戦は8月3日に予定されています。 -
「濁流の子」完結編 災害伝承を引き継ぎ
昭和36年に伊那谷に甚大な被害をもたらした災害「三六災害」。被災した子どもたちの作文を収集した本「濁流の子」の完結編が、きょう、駒ケ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所に寄贈されました。
25日は、「濁流の子」の作者の碓田榮一さんから、天竜川上流河川事務所の伊藤 誠記事務所長に、シリーズ完結編となる「濁流の子・補遺」30冊が贈られました。
三六災害は、昭和36年に伊那谷に甚大な被害をあたえた災害で、各地で氾濫・土砂災害が発生し、99人が亡くなりました。
発災当時高校2年生だった碓田さんは、災害を体験した1000人の小・中・高校生から作文を集めました。
集めた中から80点を抜粋し、3年かけて200ページの文集「濁流の子」にまとめ、ガリ版印刷で昭和39年に自費出版しました。
その後、三六災害から30年の節目となる平成3年には、濁流の子の初版が復刻され、平成5年には、碓田さんや三六災の経験者による座談会の記録を中心に、新たな記録として編纂された「続・濁流の子」が発行されました。
今回、天竜川上流河川事務所に贈られた「濁流の子・補遺」です。
補遺とは、書き漏らしたことなどを後から補うことの意味で、「濁流の子」に収録できなかった700人分の作文や、当時全国から寄せられた激励文などが675ページにまとめられています。
こちらも碓田さんが自費出版し、濁流の子シリーズの完結編として位置づけられます。
碓田さんは、補遺のデータや集めた作文も天竜川上流河川事務所に贈るとしていて、事務所では、本とともに災害伝承に役立てていきたいとしています。
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全県に夏期食中毒注意報発令
長野県はこの夏初めての夏期食中毒注意報を、25日から27日までの3日間、全県に発令
しました。
長野県では、気温・湿度ともに高い日が続いていて、食中毒の原因となる細菌が非常に増えやすくなっているとして、注意を呼びかけています。
食中毒防止のポイントとして、トイレの後や調理前の手洗いの徹底、食材の冷蔵庫や冷凍庫での保管や、充分に火を通して食べることを挙げています。
なお県内では今年度25日現在で、5件242人の食中毒が発生しています。
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いよいよ夏休み! 1学期終業式
伊那市の手良小学校で23日に1学期の終業式が行われ、24日から28日間の夏休みが始まります。
手良小学校の4年生の教室では、児童が1学期の思い出や夏休み、2学期に頑張りたいことを発表し、担任から通知表を受け取っていました。
通知表を受け取った児童らは、通知表に書かれた担任からのメッセージなどを読んでいました。
手良小の夏休みは、あすから8月20日までの28日間となっています。
夏休みの楽しみについて児童は「甲子園に野球を見に行くこと」、「新潟の海にいってお父さんに浮き輪を引っ張ってもらうこと」などと話していました。
体育館で行われた終業式では、1・2年生が1学期に取り組んだことを発表していました。
斉藤辰幸校長は「夏休みは、自分の役割を考えて、家族や友達のために、できることをやってみましょう」と呼びかけていました。
手良小学校では、8月21日から2学期が始まる予定です。
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国道153号をで上伊那一斉に交通安全啓発
22日から31日までの夏の交通安全やまびこ運動に合わせて、上伊那8市町村の国道153号で街頭啓発が、22日に一斉に行われました。
このうち、箕輪町のイオン箕輪店前では交通指導所が設けられ、通勤中のドライバーに啓発グッズが手渡されました。
県では、地域の交通事情を踏まえた啓発活動を行おうと、今回初めて地域別にテーマを設定しました。
上伊那地域振興局などでつくる交通安全運動推進上伊那地方部では、「伊那谷Safety D-R1Vℇ大作戦」と題し、伊那谷を南北に縦断する国道153号での交通事故防止を運動の重点に置きました。
今日は、伊那警察署の職員や交通安全協会の会員などおよそ120人が参加し、安全運転を呼び掛けていました。
伊那署管内の人身事故件数は118件と前の年と比べて29件減少していますが、死者は3人と2人多くなっています。
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13事業 1,000万円分内定
今年度の長野県地域発元気づくり支援金2次分で上伊那地域の
13事業、1,000万円分が内定しました。
県が19日公表したもので内定したのは伊那市の高遠石工の映像記録、情報発信事業に276万円。
箕輪町の豊島区との教育芸術スポーツ交流事業に54万円などです。
2次募集には14団体から16件1,700万円の要望があり選定委員会による審査が行われました。
県によりますと3次募集は行わないということです。
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弥生 準決勝を前に同窓会激励
伊那弥生ケ丘高校野球部は、夏の大会でベスト4進出をきのう決めました。
20日の準決勝を前に同窓会の下島典子会長が19日グラウンドを訪れ選手たちを激励しました。
弥生は18日の準々決勝で小諸商業を5対2で下しベスト4進出を決めました。
弥生がベスト4に進出するのは創部以来初めてです。
19日は、練習が始まる午後1時に同窓会の下島会長がグラウンドを訪れ向山大介主将にスポーツ飲料100袋を手渡しました。
下島会長は「皆さんの活躍は、同窓生の誇りです。次の試合も力を出し切り、頑張って下さい」と選手たちにエールを送りました。
選手たちは20日の試合に備え軽めの調整を行いました。
20日の準決勝は第一シードの東海大諏訪と対戦します。
試合は午前9時半から松本市野球場で行われる予定です。
伊那ケーブルテレビでは、弥生対東海大諏訪の試合の模様を20日の午後11時から122chで録画放送します。