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確定申告 全国一斉にスタート
17日から全国一斉に令和元年分の確定申告の受付が始まりました。
確定申告は、自営業者や給料が2千万円を超えるサラリーマンなどが対象となります。
伊那税務署が管轄する辰野町から中川村の住民が対象となる申告会場は、伊那市のいなっせに開設されています。
訪れた人たちは、伊那税務署の職員からサポートを受けながら申告書を作成していました。
また今年は、スマートフォンを使った申告を広めていこうと、専用コーナーが拡充されました。
伊那税務署では、「期間の終盤は混み合うので早めの申告をお願いします」と呼びかけていました。
確定申告は、3月16日月曜日までで、受付時間は午前9時から午後4時までとなっています。 -
ゲノム編集 食の安全は?
名古屋市在住の分子生物学者で、遺伝子組み換え技術やゲノム編集に詳しい河田昌東さんの講演会が8日に伊那市の伊那図書館で開かれました。
河田さんは、かつて名古屋大学で遺伝子組み換え技術に取り組む一方で、当初からその危険性を問い続けてきました。
ゲノム編集は、植物や動物の遺伝情報を改変して、別の性質を持たせます。
別の遺伝子を組み入れる遺伝子組み換えに対し、特定の遺伝子を取り除くことで、魚を太らせたりするものです。
自然界では起こりえない遺伝子組み換えは、安全性の審査や表示が義務づけられていますが、
ゲノム編集は、突然変異でも起こり得るため、安全性の審査や表示は不要で、それを不安視する声もあります。
チェルノブイリ原発事故の被災者に対する支援活動をしてきた「伊那谷いのちがだいじ!連絡会」が、ゲノム編集について情報を共有しようと今回の講演会を行いました。
講演が終わると、多くの参加者から手が上がり、活発な質疑応答が行われていました。
この講演会の模様は、ご覧のチャンネルで放送を予定しています。 -
フルートアンサンブルコンサート
上伊那を中心としたフルート愛好家でつくる伊那フルートアンサンブルのコンサートが16日伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
伊那フルートアンサンブルのコンサートは今回で17回目となります。
今年はオリンピックが開催されることからコンサートのテーマを
「スポーツと音楽」としスポーツに関する曲などを演奏しました。
コンサートではメンバー約30人がステージに立ち低音のコントラバスフルートから高音のピッコロまで5種類のフルートを披露しました。 -
天竜川水系で渓流釣り解禁
天竜川水系で16日から渓流釣りが解禁となりました。
伊那市小沢川では天竜川漁業協同組合の関係者が解禁初日から50センチほどのニジマスを釣りあげていました。
解禁初日の16日はあいにくの雨となりましたが、小沢川では
天竜川漁協理事の伊藤伸一さんが50センチほどのニジマスを釣りあげていました。
漁協では解禁を前に上伊那の主な渓流にあまごの成魚、およそ5000匹、400キロ分を放流してきました。
今シーズンは暖冬のため雪がなく水量が心配されますが、釣果は期待できるということです。
魚を釣り上げるまでのプロセスを楽しむ伊藤さんは体長を測り写真を撮ると川に放していました。
天竜川水系での遊漁料は年間券6,600円、1日券1,100円となっています。
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五色百人一首 南信大会
百人一首を20枚ずつ色分けした五色百人一首の南信大会が伊那市西箕輪の仲仙寺で15日開かれました。
大会には上伊那を中心に小学1年生から6年生まで64人が参加しました。
五色百人一首は、100枚の札を20枚ずつ色分けして試合を行います。
覚える短歌や札を並べるスペースが少なく、短い時間で試合を行えるため、学校の授業で取り入れやすくなっているという事です。
大会は県内の教員有志でつくるTOSS五色百人一首協会長野県南信支部が開いているもので今年で8回目です。
きょうは総当たりの予選と、決勝トーナメントが行われました。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、青札の部 箕輪東小学校6年の清水隆雅君が、赤札の部 南箕輪小学校5年の松田果歩さんが優勝しました。
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中村不折書初め書道展 表彰式
小学5、6年生の書初め作品が並ぶ「伊那谷で育った中村不折に続け!子どもたちの書初め書道展」の表彰式が15日伊那市の伊那文化会館で行われました。
15日は伊那文化会館で表彰式が行われ、最高賞の中村不折賞を受賞した高遠北小学校6年の大髙春風さんら入賞者に表彰状が贈られました。
大髙さんの作品について実行委員長の泉石心さんは「文字の力強さ、はらい、名前も含めて全てにおいてバランスの取れた作品です。これからも書道に励み自信をもって色々なことに挑戦してください」と激励していました。
受賞者を代表して大髙さんが挨拶をしました。
書道展は上伊那書道協会などが伊那谷で育ち日本を代表する書家として活躍した中村不折にちなみ開いているものです。
会場には上伊那を中心に小学5、6年生の作品378点が展示されています。
今年は中村不折について理解を深めてもらおうと、泉実行委員長が所有する不折の写真や書なども展示されています。
書道展は24日まで伊那文化会館で開かれ、その後はアルプス中央信用金庫の本店や各支店で開かれます。
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霊犬戦士ハヤタロー 先行上映
上伊那8市町村で撮影が行われた映画「霊犬戦士ハヤタロー伊那谷幽玄の戦い」の先行上映会が伊那市の旭座で14日開かれました。
上映会では、共同プロデュサーの成美さんや出演者が舞台挨拶を行いました。
映画「霊犬戦士ハヤタロー」は、駒ケ根市の「霊犬早太郎伝説」をもとにした作品です。
都会から故郷の伊那谷に戻った主人公が怪事件に巻き込まれ、ハヤタローと共に妖怪と戦うというストーリーです。
撮影は2018年から上伊那8市町村を舞台に行われました。
上映会には、撮影に協力した人達や観客など150人余りが訪れました。
共同プロデューサーで伊那市出身のタレント成美さんは「皆さんの協力があり完成する事ができた」と挨拶しました。
映画「ゴジラ」やアニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当した岡本英郎監督は「子供からお年寄りまで楽しめる作品になった」と挨拶しました。
この他に映画に出演する伊那市出身のシンガーソングライター湯澤かよこさんらも挨拶しました。
映画「霊犬戦士ハヤタロー」の旭座での上映は27日までです。
岡谷市のスカラ座では4月3日から9日まで、その後全国各地で順次公開する予定です。
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暖冬・・・高遠城址公園の開花は?
暖冬傾向が続き、気になるのが桜の開花時期ですが、民間の気象情報会社ウェザーニューズは、13日、第2回桜の開花予想を発表しました。
それによると、伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花は4月6日、満開は4月11日で前回1月の発表と変わらない予想となっています。
ウェザーニューズによりますと、1月の1回目の発表と変わらず、高遠城址公園の桜の開花は、4月6日、満開は11日としています。
平年の開花は4月5日で平年並みとなっています。
ウェザーニューズでは、暖冬の影響で、九州では一定期間低温にさらされてつぼみが目覚める休眠打破が遅れているということでやや遅い開花となりそうですが、そのほかの地域では、全国的に平年並みになると予想しています。
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シニア大学伊那学部 78人が卒業式
長野県シニア大学伊那学部の第42期生の卒業式が、13日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
卒業を迎えたのは、第42期生の男女合わせて78人で、代表者が学部長の岩本靖彦伊那保健福祉事務所長から卒業証書を受け取りました。
42期生の最高齢は、81歳・最年少は58歳で、平均年齢は70.2歳です。
2018年度に入学し、2年間にわたり知識や教養を身につける講座や、趣味活動・ボランティア活動など68時間の講座を終了しました。
卒業生を代表して辰野町の小松由幸さんは、「シニア世代でなければできない学びを深めることができた。生涯現役の精神でこれからも取り組みたい」と挨拶しました。
最後に卒業生全員で「蛍の光」を斉唱しました。
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高校入試前期選抜試験
面接や作文などで合否を決める公立高校の前期選抜試験が10日に、県内一斉に行われました。
上伊那の公立高校では、伊那弥生ケ丘高校を除く7校で前期選抜試験が行われました。
このうち、南箕輪村の上伊那農業高校では、午前と午後の部に分かれ、面接試験が行われました。
生物生産、生命探究、アグリデザイン、コミュニティデザインの4つの学科合わせて120人が試験を受けていて、倍率は1.5倍となっています。
県全体では6,084人が、上伊那の7校では586人が受験しています。
県教育委員会によりますと、試験に関わるトラブルはなかったということです。
前期選抜試験の合格発表は、18日火曜日に行われる予定です。 -
気温上がらず冬らしい1日
6日の伊那地域は、日中も気温が上がらず最高気温は、午後4時現在1.4 度と、冬らしい1日となりました。
朝7時30分頃の南箕輪村大芝高原です。
寒さで湖の一部が凍っていました。
また、地面には5日に舞った雪がうっすらと残り、霜柱も立っていました。
6日の伊那地域の最低気温は、午前2時29分に氷点下4.4度を記録し、日中の気温も1.4度までしか上がらず、この時季らしい1日となりました。
長野地方気象台によりますと、7日から9日までは6日と同じくらい朝の冷え込みが厳しくなるということです。
その後月曜日以降は再び気温が上がり、日中は平年より5度ほど高く8度~14度くらいになりそうだということです。 -
白ブドウの発泡酒 発売
駒ヶ根市の南信州ビールは、伊那市の伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培した白ブドウを使った発泡酒「シャルドネホップ」を、4日に発売しました。
この発泡酒に使われている白ブドウはヨーロッパ品種の「シャルドネ」です。
伊那市西春近の寒天メーカー・伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培したものです。
販売を前に、南信州ビールとぱぱな農園による発表会が開かれました。
南信州ビールでは6次産業化の一環として地元農産物を使ったフルーツビールの開発に力を入れていて、これまで林檎を使ったアップルホップや赤ブドウを使ったヤマソーホップを販売しています。
今回は白ブドウを使った商品の開発を模索する南信州ビールの呼びかけに、試験的にシャルドネを栽培している「ぱぱな農園」が応えて実現しました。
去年は長引いた梅雨や干ばつ・日照不足に苦労したものの600キロのシャルドネを収穫し、仕込み作業をして先月下旬に完成しました。
スッキリとしたブドウの味の特徴を生かすため、麦芽と果汁のバランスを果汁75%とし、ホップは苦味を抑えシャルドネの香りと調和するドイツ産アロマホップを使用したということです。
シャルドネホップは、330ミリリットル入りで参考小売価格は476円(税抜)。
上伊那を中心とした酒販店で販売されます。 -
高校入試前期選抜 志願者数発表
長野県教育委員会は令和2年度公立高校入学者の前期選抜志願者数を5日発表しました。
上伊那で最も高い倍率は辰野高校普通で2・03倍となっています。
辰野高校普通は65人で2.03倍、商業は26人で1.30倍となっています。
上伊那農業高校です。
生物生産、生命探究、アグリデザイン、コミュニティデザイン、4つの学科で120人が志願し1.5倍となっています。
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台風19号災害対策支援活動で感謝状
去年10月の台風19号の災害対策支援活動を行った上下伊那の建設会社などに国から感謝状が伝達されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では建設会社3社とコンサルタント会社1社が表彰されました。
5日は駒ケ根市の天竜川上流河川事務所で伊藤誠記所長から各社に感謝状が渡されました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の4社は中部地方整備局長から感謝状が贈られました。
伊那市の西武建工と清野建設、箕輪町の浅川建設工業は宮城県大崎市で民間のTEC-FORCEとして浸水した住宅地や農地の排水作業をそれそれ1週間程行いました。
伊那市の北国コンサルは、福島県伊達市の被災地で小型無人機ドローンを使い土砂災害の被害状況の調査を行いました。
表彰式で天竜川上流河川事務所の伊藤所長は「これからも模範となり、地域の安全安心を守ってほしい」と話していました。
表彰式では上下伊那の建設やコンサル、警備会社あわせて17社に感謝状が贈られました。
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JA上伊那家庭菜園講習会開催
春野菜の種まきを前に、南箕輪村の伊那広域野菜選荷場で28日、家庭菜園講習会が開かれ、参加者が土について学びました。
今回の講習会には、JAの南箕輪・西箕輪・伊那支所の生活部会の会員、およそ20人が参加しました。
講師を務めたのは、JA上伊南箕輪支所の中山大作さんです。
中山さんは「通気性と水はけが良い、ふかふかした土が野菜作りには最適だ」と話しました。
今年は暖冬で雨量が少なく干ばつ傾向ですが、「ここ1週間で雨が降り、土の状態は良くなりつつあると思う」と話していました。
また、土の性質を良くするにはたい肥が最適だと話しました。
参加者たちは熱心にメモを取るなどしていました。
ある86歳の女性は「農業は50年以上やっているが、講習を通して農業を学び直し、天候不順にも負けない野菜を作りたい」と話していました。
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VC長野長田主将 e-TaxをPR
確定申告の受付開始を前に、自宅で申告書が作成できる e-TaxのPRイベントが4日、伊那市荒井の伊那税務署で行われました。
この日は、一日税務署長に委嘱されたVC長野トライデンツの長田翼主将がe-Taxを体験しました。
長田さんは、職員から説明を受け、医療費控除の確定申告書を15分ほどで作成しました。
長田さんは「指示に従って入力するだけで金額も算出されるので、便利だし、誰でも簡単にできて良いと思います」と話していました。
「e-Tax」は、税に関する手続きを国税庁のホームページで行うことができるシステムです。
2019年から、スマートフォンでの申告も始まっています。
2019年まではスマートフォンで申告ができなかった、2か所以上の給与所得がある人や年末調整が済んでいない人も、今年からは利用できるようになりました。
伊那税務署の篠原和幸署長は「パソコンを持っていなくてもスマートフォンがあれば誰でも簡単にできるのでぜひ活用してもらいたい」と話していました。
伊那税務署の平成31年・令和元年分の確定申告は、2月17日から伊那市のいなっせで始まります。
土日・祝日を除く午前9時から午後4時までとなっています。 -
伝統文化公演 各地の踊りを披露
県内各地の伝統芸能を披露する「伊那谷伝統文化公演」が、伊那市のニシザワいなっせホールで2日開かれました。
伊那市富県を拠点に活動している「歌舞劇団田楽座」は、塩尻市に伝わる踊りなどを披露しました。
「信濃の国」を演奏し、観客も手を叩きながら歌を口ずさんでいました。
下伊那郡阿南町で活動している「和合念仏踊り保存会」は、お盆の期間中にあの世から呼び戻した死者と一緒に過ごせる喜びを表現した踊りを披露しました。
この踊りは、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
伊那谷伝統文化公演は、伝統芸能の継承と普及を目的に、NPO法人伊那芸術文化協会が毎年開いています。
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上伊那岳風会伊那地区 初吟会
上伊那の詩吟愛好家で作る「上伊那岳風会伊那地区」の「初吟会」が、伊那市のJA上伊那本所で2日開かれました。
初吟会にはおよそ60人が参加し、詩吟を1人で吟ずる「独吟」が行われました。
参加者は高校1年生から90代の高齢者までと幅広く、日ごろの練習の成果を披露しました。
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南箕輪村の人口 155人増加
長野県は今年1月1日現在の市町村別の人口をまとめました。
それによりますと上伊那では南箕輪村の人口が去年より155人増加しています。
県のまとめによりますと今年1月1日現在南箕輪村の人口は1万5,609人で155人の増加となっています。上伊那では唯一増えています。
伊那市の人口は6万6,477人で581人の減少です。
箕輪町は2万5,113人で35人の減少です。
県全体の人口は204万6,660人で1万4,393人減少しています。 -
12月の有効求人倍率1.43倍
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は前の月と同じ1.43倍でした。
月間有効求人数は3,580人、月間有効求職者数は2,495人で、去年12月の月間有効求人倍率は1.43倍で、前の月と同じでした。
県は1.5倍、全国は1.57倍でした。
ハローワーク伊那では「新規求人が減少しているものの雇用情勢は堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
また今年の春卒業予定の新規高卒者の去年12月末現在の就職内定率は92.2%となっています。
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山の感謝祭 林業功労者を表彰
上伊那の林業の発展に功績を残した人を表彰する「もりもり上伊那 山の感謝祭」が30日、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれました。
林業関係功労者表彰には1団体と3人が選ばれました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では1団体と2人が表彰されました。
伊那市の吉澤建設株式会社は、去年6月の梅雨前線豪雨による犬田切川上流の山間部崩壊箇所を修復箇所を修復させました。
駒ケ根市の赤穂建設株式会社に勤務する伊那市在住の斎藤英夫さんは、平成30年度の奥地保安林保全緊急対策事業で、現場代理人兼主任技術者として、工事を安全に竣工させました。
伊那市在住の北原靖三さんは、県有林巡視員として高遠町地区の林の維持・管理を10年間行ってきました。
「もりもり上伊那 山の感謝祭」は上伊那地域振興局などが開いたもので、佐藤公俊局長は「次世代のために今後も森林維持に努めていきたい」と話していました。
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ノロウイルス食中毒注意報 発令
長野県は、感染性胃腸炎患者の届け出数が増加している事から「ノロウイルス食中毒注意報」を30日全県に発令しました。
ノロウイルスによる食中毒は、毎年冬場の1月から3月にかけ多発する傾向があります。
県では、症状がある時は食品を扱う作業をしない、加熱が必要な食品は十分に加熱する、トイレの後・調理の前・食事の前には石鹸で十分に手を洗うなど、感染予防を呼び掛けています。
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第51回信州フラワーショー開催
県内各地から冬を代表する花々が集まる「信州フラワーショー ウインターセレクション」が30日、伊那市のJA南信会館で開かれました。
会場には冬を代表するアルストロメリアやアネモネなど、およそ380点の花が集まっています。
フラワーショーはJA全農長野が毎年夏と冬に開いています。
品評会では、最高賞の農林水産大臣賞に 伊那市の有限会社末広農園が育てた、アルストロメリアのピンクティアラという品種が選ばれました。
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伊那谷ライター 来年度発足
上伊那の観光情報を発信する組織「伊那谷ライター」が、来年度発足します。
30日は伊那市のいなっせで伊那谷ライター新設に向けた講座が開かれ、信州大学広報室参事の伊藤尚人さんが話をしました。
講座は、長野伊那谷観光局と株式会社産直新聞社が主催したもので、上伊那8市町村の担当者や観光関連の企業などから22人が出席しました。
上伊那の観光づくりを推進する組織「長野伊那谷観光局」では現在、3月末の完成を目指してウェブサイトのリニューアルを行っています。
「伊那谷ライター」は、観光局の会員となっている市町村担当者などがライター登録を行い、新しくなったウェブサイトに文章や写真を載せて上伊那の観光情報を発信するものです。
長野伊那谷観光局では、「幅広い情報や体験談をSNSやコラムを通して発信し、誘客につなげていきたい」としています。
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弥生1年生 探究学習発表会
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の1年生は、総合的な探究の時間の中で学習したことについての発表会を、30日、伊那文化会館で開きました。
1年生の各クラスの代表6人が、社会の中で課題と思ったことと、その課題を解決するために考えたプロセスを発表しました。
日本に在住している外国人を取り巻く環境を課題とした生徒は、高校生が考えるテーマとしては難しいが、地元ではどのような取り組みがされているか、また他国ではどうか調べたいと発表していました。
課題について、会場の生徒たちからも意見が出され、外国人について、「空き家バンクを活用して住んでもらってはどうか」といった意見が出ていました。
今回は、地域講師として1年生をサポートしている伊那ロータリークラブも参加しました。
クラブの会員は「外国籍の人とお互いに理解しあうために、スポーツ大会や、音楽会を開いてみてはどうか」と提案していました。
また、女性が働きやすい環境についての発表した生徒は、働いている女性 から聞き取りを行い、高校生も一緒になって企業に改善プランを提案したいと話していました。
来年度は、これまでの学習を土台に、地域に出て、自分の決めた課題の探究に取り組んでいくということです。
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中央アルプス 国定公園化へ
環境相の諮問機関「中央環境審議会」は、中央アルプスを国定公園に指定するとした諮問通り、27日に即日答申しました。
これにより、年度内に中央アルプスが国定公園に指定される見通しです。
国定公園は、国立公園に準ずる優れた自然の風景地として定められた地域で、都道府県が管理します。
中央アルプスは、カールなど優れた氷河地形や渓谷地形があること、固有種のヒメウスユキソウなどの植生や高山帯特有のチョウなど貴重な生態系があり、優れた風景地であることが指定理由となっています。
指定されると、公園内は保護規制計画の対象となり、5種類にゾーン分けして植生などを保護するとしています。
対象は駒ヶ根市を中心に13市町村に渡る3万5千ヘクタールとなっています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、伊那市の一部、西駒山荘周辺が指定されています。
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は「中アの国定公園化で、伊那谷は国立公園と国定公園が両側にある地域になる。これは強み。これまで以上にうまく連携してやっていく必要がある。もちろん上伊那だけでなく木曽地域との連携も必要になってくる」と話していました。
今後、3月に告示され、正式に指定される見通しです。 -
県ソフトボール協会70周年記念
長野県ソフトボール協会の創立70周年を迎えた記念式典が、伊那市高遠町の高遠さくらホテルで25日、行われました。
式典には、協会関係者などおよそ100人が出席しました。
長野県ソフトボール協会は昭和24年に発足し今年で70年目を迎えました。
現在180チームが所属していて、このうち南信はおよそ50チームが所属しています。
県内ではここ10年で、女子中学生の長野選抜が都道府県対抗中学生女子大会で優勝したほか、女子の実業団チーム「大和電機工業株式会社」が全日本実業団女子選手権大会で優勝するなどの成績を修めています。
協会会長を務める伊那市の白鳥孝市長は「今年開催されるオリンピックをきっかけに、ソフトボールへの関心がより高まっていってほしい」と話していました。
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邦楽を身近に! まちなかJapan+
東京で活動する和楽器演奏家と上伊那の邦楽愛好者によるコンサート「まちなかJapan+」が26日、伊那市荒井のニシザワいなっせホールで開かれました。
コンサートでは、邦楽の魅力を伝えようと東京を中心に活動する「まちなかJapan」のメンバーと、上伊那の邦楽愛好者およそ20人が演奏を披露しました。
この日は、ドラマの主題歌メドレーや、筝をテーマにしたアニメの主題歌など、邦楽を知らない人でも親しみやすい曲が演奏されました。
まちなかJapanのメンバーが伊那市でも指導を行っていることが縁で毎年行われていて、今年で3回目になります。 -
不折に続け!子どもたちの書初め書道展 審査会
第7回伊那谷で育った不折に続け!子どもたちの書初め書道展の審査会が、26日、伊那文化会館で開かれました。
最高賞の不折賞には、伊那市の高遠北小学校6年の大髙 春風さんの作品が選ばれました。「強い信念」と書きました。
26日は、伊那文化会館で審査会が開かれ、上伊那書道協会の会員4人が審査員を務めました。
上伊那と松川町の小学校37校の5・6年生それぞれのクラスから3点を選び、全体で378点の応募がありました。
審査員は、線の力や形、文字のバランスなどを審査していました。特賞は、不折賞を含め19点が選ばれたほか、金銀銅賞の作品も決定しました。
展示会は来月15日~24日まで、伊那文化会館で行われ、初日の15日に入賞者の表彰式が予定されています。
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医療・介護 関係者の連携ミーティング
上伊那地域の医療や介護連携の在り方を考える関係者によるミーティングが、26日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。
この上伊那地域医療・介護多職種連携ミーティングには、医師や看護師・介護事業所・市町村関係者など112人が出席しました。
ワークショップが開かれ、患者に人生の最終段階をどのように過ごしてもらうか、グループごとに話し合いました。
積極的な治療を求めず、家で自立した生活を望むがん患者の男性の事例をもとに、どのように支えていくか考えました。
ワークショップの進行を務めた伊那中央病院の看護師 武井 美佐緒さんは、「それぞれの立場・役割によって見え方、支え方が異なる。患者に寄り添うケアにするために何が必要か、イメージを共有してほしい」と話していました。
この上伊那地域医療・介護多職種連携ミーティングは、在宅医療にかかわる様々な職種の人達が集まり、顔の見える関係性を築こうと開かれていて、今回が2年目となります。