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昆虫食の可能性を考える
上伊那地域で多く食べられている昆虫について知り、今後の普及の可能性について考えようと「美味しい昆虫シンポジウム」が17日、伊那市創造館で開かれました。
シンポジウムでは、上伊那地域を代表するザザムシの佃煮などの昆虫食が提供され、訪れた人たちが味わっていました。
また、南信地域で食べられているカミキリムシの幼虫「ゴトウムシ」の実物も展示され、訪れた人たちが興味深そうに見ていました。
基調講演では、東京都在住の昆虫料理研究家、内山昭一さんが、ゴトウムシをつかった寿司など、料理を紹介しながら美味しさを説明していました。
大阪府在住で、昆虫食の普及を目指す会社の代表を務める松井崇さんは「世界では食用昆虫の養殖に取り組む国もあり、大量生産や安定供給が魅力となっている」と話していました。
昆虫食文化のある上伊那地域で地域資源としての可能性を探っていこうと開かれたもので、およそ100人が参加しました。
ある参加者は「講演会でも話していたように、粉末にしたり、有名な人が食べたりすると一気に広がると思う」話していました。
主催した上伊那地域振興局の堀田文雄局長は「昆虫食を見る楽しさや食べる興奮を多くの人に知っていただき、今後の可能性を探っていきたい」と話していました。 -
フルートアンサンブルコンサート
上伊那のフルート愛好家でつくる伊那フルートアンサンブルの第16回コンサートが17日、伊那市のいなっせで開かれました。
コンサートには、伊那フルートアンサンブルのメンバーおよそ30人が出演しました。
低音・高音5種類のフルートを使って、今回のテーマ「わ」にちなんだ曲を披露しました。 -
渓流釣り解禁 今年の釣果は?
天竜川水系で、16日渓流釣りが解禁となり、待ちわびた釣り人たちが楽しんでいました。
伊那市の小沢川です。
天竜川漁協理事で自身も釣りを楽しむ伊藤伸一さんは、今朝6時から川に入りました。
毎年伊藤さんは解禁日から釣りを楽しんでいます。
16日は午前9時までの3時間でニジマス9匹を釣り上げました。
辰野町から中川村までの天竜川水系では、16日渓流釣りが解禁となりました。
天竜川漁協では16日の解禁日を前に、管内の河川にアマゴおよそ500キロを放流したということです。
午後になり天竜川の本流に場所を移すと、伊藤さんは体長40センチほどのイワナを釣り上げていました。
渓流釣りができるのは9月30日までです。
遊漁料は、年間券が6,600円、1日券が1,100円です。
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最低気温4月上旬並み 暖かい1日
16日の伊那地域は朝の最低気温が1.8度で4月上旬並み、最高気温は12.3度で3月下旬並みと、暖かい一日となりました。
長野地方気象台によりますと、17日以降は平年並みの寒さに戻るということです。
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高校入試前期選抜 4,046人に春
県内の公立高校前期選抜試験の合格発表が15日行われ合格した4,046人の受験生に一足早く春が訪れました。
前期選抜試験は、8日に実施されました。
上伊那の公立高校では621人が受験し401人が合格しています。
後期選抜試験は来月6日に行われ、合格発表は18日の予定です。
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上伊那高校の将来像 現役から意見聞く会3月開催
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は、現役の高校生や中学生から高校の在り方について意見を聞く会合を、来月28日に開きます。
14日は、伊那市のいなっせで、6回目となる上伊那地域の高校の将来像を考える協議会が開かれ、現役の生徒たちの話を聞く場「高校生と中学生の未来会議」を開くことが了承されました。
協議会では、現役の高校生・中学生から、上伊那の高校の在り方についての希望や意見を聞くとともに、高校改革について理解を深め、現状を共有する機会にしようと、未来会議を開きます。
上伊那各校から推薦を受けた高校生が主体となる実行委員会を組織し、企画、運営を行うということです。
来月28日に伊那市のいなっせを会場に開催し、上伊那の中学生と高校生に広く参加を呼び掛けています。
この日は、ほかに、1月下旬に伊那市・駒ケ根市・辰野町の3会場で開かれた、地域懇談会で出された意見を確認しました。3会場で180人が参加し、目指す生徒像、地域のかかわりについて等1,200余りの意見が寄せられ協議会で確認しました。
出された意見に対する論点整理が行われ、「多様なニーズにこたえる学び」「変化をチャンスととらえる」「子どもを主役に」「地域が当事者として支えていく仕組み」「少人数対応を考える」「教員の意識改革」をキーワードに方向性を見出していくことが確認されました。
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インフル 依然警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は35.25人で、依然として警報レベルの30人を上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の今月4日から10日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり35.25人で前の週の56.38人を下回りました。
11の保健所のうち上伊那と上田、北信で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では13日現在、学級閉鎖はありません。
伊那保健福祉事務所では、「ピーク時から下がっているがまだ、注意が必要だ」として感染予防を呼び掛けています。
VTR
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日本で最も美しい村連合 展示
「日本で最も美しい村連合」に加盟している伊那市高遠町の文化や風景を紹介する展示会が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、日本で最も美しい村連合に加盟している、伊那市高遠町・大鹿村・木曽町・中川村・南木曽町を紹介する写真や工芸品などが並んでいます。
2015年に加盟した高遠町は、石仏と風景の写真を展示しています。
これまで石仏の写真は展示してきましたが、観光資源をPRしようと、今回は桜やバラ、祭りの様子の写真も並んでいます。
会場には高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの枝も展示されていて、今週末頃花が咲きそうだということです。
主催者を代表して大鹿村の担当者は「地域の良さを知ってもらい、実際にそれぞれの場所に足を運んでもらいたい」と話していました。
この展示会は、19日(火)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
12月の求人倍率1.88倍
上伊那の去年12月の月間有効求人倍率は、11月を0.01ポイント下回る1.88倍でした。
月間有効求人数は4,488人、月間有効求職者数は2,385人で、去年12月の月間有効求人倍率は11月を0.01ポイント下回る1.88倍でした。
県は1.68倍、全国は1.63倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
今年3月卒業予定の新規高卒者の内定者数は383人で、内定率は91.6%となっています。 -
宮田豚コレラ 防疫措置完了
宮田村の養豚場で陽性が確認された豚コレラについて、長野県は、感染拡大を防ぐ措置を8日に終えたことを明らかにしました。
8日午後4時半に県庁と伊那合同庁舎などをテレビ電話で結び、豚コレラの防疫対策本部会議が開かれました。
宮田村の養豚場では、6日から県や自衛隊、市町村の職員などのべ800人ほどが対応に当たりました。
養豚場で飼育されていたすべての豚2444頭の殺処分と埋め立て処理、施設の消毒などを行い、8日午後5時30分に作業が完了したということです。
新たな感染防止対策として、9日から、畜産関係車両の消毒ポイントが設置されました。
エサの運搬車や家畜運搬車など、近辺を通過する畜産関係車両を対象にしています。
場所は養豚場からおよそ3キロ地点となる宮田村総合ふれあい広場とJA上伊那赤穂カントリーエレベーターの2か所です。
時間は午前7時~午後7時までで、期間は3月8日までです。
ほかに、宮田村の養豚場と同じ時期に食肉処理場に豚を出荷していた県内の17の養豚場で豚の様子を監視するとしています。
また、農場周辺の野生イノシシの感染状況の確認にも取り組んでいくということです。
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全県一斉に高校入試 前期選抜試験
高校入試前期選抜試験が8日、県内一斉に行われました。
南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時過ぎ、受験生が会場に向かっていました。
上伊那の公立高校では、伊那弥生ケ丘高校を除く7校で前期選抜試験が行われました。
上農高校では、生物生産・生命探究・アグリデザイン・コミュニティデザイン、4つの学科合わせて171人が志願していて、倍率は上伊那で最も高い2.14倍となっています。
県内全体ではおよそ6,800人が前期選抜試験に志願していて、このうち上伊那の7校には623人が志願しています。
長野県教育委員会によりますと、入試にかかわるトラブルはなかったということです。
前期選抜の合格発表は、15日に行われる予定です。 -
地元の牛乳使った商品認定
上伊那地域の酪農家などでつくる上伊那地域酪農協議会は、開発した牛乳、酪農家のおもてなし牛乳を使った商品を販売している店舗などに、7日、認定証を交付しました。
今回認定されたのは、南箕輪村の大芝の湯が販売しているプリン。
伊那市の菓子庵石川が販売している甘酒プリン。
箕輪町のみのわ愛す工房が販売しているジェラートです。
これら全てに酪農家のおもてなし牛乳が使われています。
この日は、それぞれの代表に認定証が交付されました。
JA上伊那や伊那酪農業協同組合などでつくる上伊那地域酪農協議会では、新たな販路拡大や地域に根付いた商品化を進めようと、酪農家のおもてなし牛乳を使った商品の認定を始めました。
協議会の下村篤会長は「今後も新たな商品開発に期待しています」と話していました。
今後も、商品の認定を希望する店舗や団体があれば審査を経て随時認定していくということです。 -
県の就業支援で女性限定の面接会
長野県が女性の就業支援事業として行う、女性限定の面接会が、7日伊那市のいなっせで開かれました。
面接会には、介護職や製造業など、パートを中心に21の企業が参加しました。
面接会には、子どもと一緒に普段着で参加することができ、採用担当者から直接話を聞くことができます。
これは、長野県が女性の就業支援として行っているもので、上伊那で開催されるのは3回目です。
伊那市のほかにも、県内6会場で開かれています。
会場には、託児所が設けられているほか、それぞれのブースにも子どものおもちゃなどが置かれていて、参加者はリラックスした様子で、面接を受けていました。
女性限定の面接会には、昨年度より28人多い、105人が参加しました。
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路線バスに確定申告ステッカー
18日から全国の税務署で始まる確定申告を前に、℮タックスでの申告を呼び掛けるステッカーと中吊広告が路線バスに掲載されました。
7日は、伊那バス株式会社本社で、社員がバスの車体にeタックスの利用を呼び掛けるステッカーを張っていました。
伊那バス株式会社を含む、伊那税務署管内の協力企業で作る納税関係団体連絡協議会の加盟団体が、確定申告のPRに協力しています。
バスの車内には中吊広告が掲示されました。ステッカーと中吊広告は80セット用意され、辰野町から中川村までの伊那税務署管内の路線バスで掲示されます。
今回の申告からスマートフォンでも申告が可能になっていて、伊那税務署では、インターネットを活用した手続きを呼び掛けています。
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豚コレラ 殺処分完了
宮田村の養豚場で陽性が確認された豚コレラについて、養豚場にいた全数2444の殺処分が完了しました。
長野県によると、午前9時頃には、養豚場にいた2444頭全頭の殺処分が済んだということです。
現場では、肌色をした袋が積み上げられていました。
養豚場近くでは、殺処分した豚を埋めるための穴が掘られていました。
石が多い地盤で穴掘りは難航したということですが、正午ごろから穴に埋める作業が始まったということです。
埋める作業は、9日までに完了させるとしています。
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ミヤマシジミ研究会 環境展
絶滅危惧種のチョウ、ミヤマシジミの保護活動を行っているミヤマシジミ研究会による環境展が伊那市役所で開かれています。
ミヤマシジミは絶滅危惧種に指定されていて日本では主に中部と関東北部に分布しています。
羽を広げた大きさは2センチから3センチほどで県内では主に伊那谷に生息しています。
環境展は信州大学や地域住民でつくるミヤマシジミ研究会などが開いているもので今回で7回目です。
写真や標本のほか学校近くの山林にミヤマシジミが生息している伊那西小学校の児童が行った保護活動が紹介されています。
伊那西小学校の3年生8人は去年の秋に研究会とともにミヤマシジミの幼虫のエサとなるコマツナギを校内に植え成長する様子を観察してきました。
環境展では伊那西小学校児童が描いたミヤマシジミの絵も展示されています。
ミヤマシジミ研究会は「身近な生き物たちに関心を持つことが伊那谷の自然を守るうえで大切だ。」と話していました。
環境展は15日金曜日まで伊那市役所1階ロビーで開かれています。 -
インフル依然警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は56.38人で、前の週に比べ減少しましたが依然として警報レベルの30人を上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の先月28日から今月3日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり56.38人で前の週の83.38人を下回りましたが警報レベルの30人を超えています。
大町を除く10の保健所で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では今日現在、伊那市の小学校で2校2クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町と南箕輪村の小学校でで1校1クラスずつが学級閉鎖、中学校はありません。
伊那保健福祉事務所では「ピーク時より減少傾向にあるが引き続き感染予防をしてほしい」と呼び掛けています。
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JA上伊那が介護保険事業を移管へ
JA上伊那は伊那市上牧の伊那介護ステーションなどで行っている介護保険事業を長野県厚生農業協同組合連合会に移管することを
決めました。
4日に伊那市のJA上伊那本所で介護保険事業譲渡契約締結式が行われJA上伊那の御子柴茂樹組合長とJA長野厚生連の社浦康三理事長が契約書を取り交わしました。
JA上伊那は伊那市や駒ケ根市などで介護保険事業を行っていて平成29年度の延べ利用者数は1万人ほどとなっています。
しかし専門性が高く人材育成や人材確保が困難になってきたとして医療・介護保険事業を行う長野厚生連へ4月1日に移管するとしています。
御子柴組合長は「利用者が今後も安定的に継続してより充実したサービスの提供を受けられるように事業移管することにした。」と話していました。
県内のJAが介護保険事業を移管するのは4例目だということです -
ごみ処理計画を連合長に答申
上伊那広域廃棄物政策審議会は、これまで検討してきた2019年度から2028年度までの第5次ごみ処理基本計画について、1/31、白鳥孝上伊那広域連合長に答申しました。
この日は、岡野哲郎会長らが伊那市役所を訪れ、上伊那広域連合長の白鳥孝市長に、計画書を手渡しました。
第5次ごみ処理基本計画では、1人1日当たりの家庭ごみの排出量の目標を来年度は462グラム、2028年には、438グラムにするとしています。
岡野会長は、「上伊那地域の住民の意識は高くすでに排出量はかなり抑えられている。今後はそれをいかに維持していくかが大切だ」と話していました。
白鳥連合長は、「解体が必要な大きなごみを高齢者が捨てるのが大変になってきている。社会構造に合ったごみの施策が必要になってきている」と話していました。
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林業関係者表彰 もりもり上伊那山の感謝祭
豊かな森林の恵みに感謝し、健全な姿で次世代に引き継ぐことを目指す、もりもり上伊那山の感謝祭が、1/31、伊那市のいなっせで行われ、林業の振興に功績のあった個人や団体が表彰されました。
感謝祭は、長野県が開いているもので、今年度は6人が上伊那山林協会から表彰されました。
そのうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では2組が受賞しました。
伊那市の岩澤建設伊那支店の緑川 作也さんは去年10月の台風で発生した土石流の土砂撤去作業に尽力し、下流の安全に寄与しました。
また、伊那市の老松場の丘・古墳公園整備委員会は、荒廃した古墳の復元を図り、地域の憩いの場や環境教育の場づくりに貢献しました。
山の感謝祭では、治山・造林・森林整備など、林業関係で功労のあった個人や団体を毎年表彰しています。
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青年農業者が意見発表
県内の20代から30代の青年農業者が、日ごろの農業に関する研究成果や意見発表を行うコンクールが5日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、野菜や果物、花卉農家など20代から30代の男女17人が壇上でスピーチをしました。
この中で、伊那市西箕輪のりんご農家、白鳥勲さんは、高密植栽培と新わい化栽培の違いについて話をしました。
木の高さを比較的高くする「高密植栽培」の方が品質の高いりんごが多く出来た一方で、高さを低くして育てる「新わい化栽培」は、玉サイズの大きいものが多く出来たということです。
コンクールは、意見発表を通して技術の向上と親睦を深めてもらおうと県などが開いているもので、今回で68回目になります。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内で出場したのは白鳥さんのみで、審査の結果、白鳥さんは、3位相当の優秀賞にあたるJA長野中央会会長賞に選ばれました。 -
上伊那岳風会 伊那地区初吟会
詩吟の上伊那岳風会伊那地区初吟会が3日に伊那市のJA上伊那本所で開かれ、会員が今年1年のうたい初めをしました。
初吟会には、14ある伊那地区の教室に通う56人と青少年教室の6人、来賓6人のあわせて68人が出席しました。
全員で今年のうたい初めをした後に、ひとりひとり壇上に登り、漢詩や和歌、俳句などを吟じました。
上伊那岳風会伊那地区では、年間を通してコンクールや全国大会の予選会などを行っています。
初吟会実行委員長の赤羽仁さんは、「日頃から鍛えたのどを発揮して、よい1年のスタートにしてください」と会員によびかけていました。 -
障害がある子どもの口の健康考える公開講座
上伊那口腔保健センターと上伊那歯科医師会は、障害がある子どもの口の健康についての公開講座を3日伊那市役所で開きました。
松本歯科大学の蓜島弘之教授が「障害児の口の健康を守るために」の演題で基調講演をしました。
蓜島教授は、障害者歯科などが専門で、松本歯科大学病院の摂食嚥下リハビリテーションセンター長もつとめています。
蓜島教授は、「障害児の口腔は、歯の成長と食べる機能の発達、介助・姿勢のバランスがとれていない。」とした上で、「相手の人格を尊重するなどの配慮が必要で、今の歯医者の主流となっている。
かかりつけ医による定期的な口腔管理が欠かせないので、気軽に地域の歯医者を訪れて欲しい。」と話しました。
会場には、歯科医師や歯科衛生士などが訪れ、講師の話に耳を傾けていました。 -
台湾からブロガーなど来伊
台湾の雑誌編集者やブロガーが、上伊那地域の食やアルプスの魅力を視察するため、1月31日から伊那市などを訪れています。
伊那市を訪れたのは、台湾のフリーライター、記者、ブロガーの29歳から41歳の4人です。
1日は、西箕輪のみはらしファームでいちご狩りを体験しました。
台湾で上伊那地域の観光情報を発信してもらい冬の時期の誘客を図ろうと、上伊那地域振興局が行ったものです。
今回は「雪のアルプスと食」をテーマに、上伊那地域のご当地グルメを食べたり観光施設を訪れています。
台湾のブロガーたちは、食べるだけでなく、いちごを被写体にアングルを変えながらカメラで撮影していました。
午後になると、早速SNSに記事をあげていました。
台湾の旅行雑誌の3月号には、上伊那に関する記事が掲載されることになっているということです。
上伊那地域振興局では「リニア開通も見据えて、外国からも訪れてもらえるような地域づくりを進めていきたい」と話していました。
一行は、中央アルプスや光前寺なども訪れ、3日に帰国しました。 -
ハーモニカ演奏会
上伊那で活動するハーモニカグループによる演奏会が伊那市の伊那文化会館で2日、開かれました。
演奏会は、上伊那ハーモニカ愛好者の集い実行委員会が毎年開いているもので今年で8回目です。
2日は、個人や団体合わせておよそ100人が参加し、練習の成果を発表しました。
このうち、伊那市と辰野町のメンバーで集まる5人グループ「ハーモニカこまくさ」は、春の曲を集めたメドレーを披露しました。
こまくさは、月に2回練習をしていて、地区の行事や老人福祉施設などでボランティア演奏をしているということです。
主婦5人で集まる伊那市の「さくらメイツ」は、ベースを担当するバスハーモニカやコードハーモニカを使ってフランス民謡を披露しました。
訪れた人たちは、ハーモニカの音色を楽しんでいました。
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今季初のまとまった降雪
上伊那地域では31日の夕方から夜にかけて、今シーズン初めて平地でまとまった雪が降り、1日の朝は雪かきをする人の姿が見られました。
1日午前8時過ぎ、伊那市荒井のいなっせ北側広場では、除雪機を使って雪をかく人の姿が見られました。
上伊那広域消防本部によりますと、伊那地域では1日午前0時に12センチの積雪を観測したということです。
みはらしファーム周辺では、観光客が訪れる前に、職員が雪をかいていました。
伊那警察署によりますと、31日午後5時から1日午前8時までに、雪の影響で15件の車の事故があったということです。 -
リニアに向けた地域づくり講演会
8年後の2027年のリニア中央新幹線の開業に向けた地域づくりに関する講演会が31日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
講演会では国土交通省の岸弘之計画官がリニア中央新幹線が及ぼす影響などについて話をしました。
岸さんは「三大都市圏がリニアで結ばれ世界でも有数の経済圏が形成される。
人や物の流れ、ライフワークが大きく変化する」と話し、「広域連携によるあらたな産業の創出や、海外への誘客の仕掛けが必要だ」と話していました。
出席者から「国が描く長野県駅のビジョンは」との質問に対し、「飯田市の自然と、航空産業などの技術を活かした地域づくりが求められている」と答えていました。
講演会は、リニア中央新幹線建設促進長野県協議会などが開いたもので、会場には上下伊那の市町村や商工団体などの関係者、およそ200人が出席しました。
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平成30年 人口増減発表
長野県は去年平成30年の年間人口増減数を31日発表しました。
自治体別の自然増減数では、南箕輪村だけが増加し他は全て減少となっています。
県の調べによりますと長野県の人口は平成30年の1年間に1万2,116人減少し今年1月1日現在206万1,053人で17年連続の減少となりました。
このうち出生数から死亡数を引いた自然増減では、南箕輪村が1人の増加で最も多く、他の全ての自治体は減少となっています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の市町村の自然増減と社会増減を合わせた人口増減数は伊那市は346人減少し人口は6万7,058人。
箕輪町は48人増加の2万5,148人。
南箕輪村は99人増加の1万5454人でした。
県内で人口の増加数が最も多いのは白馬村の199人で、最も減少したのは長野市の2,475人でした。
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上伊那書道協会 新春役員展
上伊那の書道の指導者の作品展、上伊那書道協会新春役員展が、伊那市のいなっせで開かれています。
作品展では、26人がそれぞれ1点を出品しています。
毎年この時期に開いていて今回で16回目です。
テーマは「新春を寿ぐ」で、春らしい言葉を選んだ作品や、表装の作品が並びます。
漢字・かな・調和体・前衛など、様々なジャンルの書道作品が並んでいます。
上伊那書道協会事務局長の堀内郁子さんは、「書を通して好きな言葉や好きな字体を表現するのが楽しい」と話していました。
この上伊那書道協会新春役員展は、来月3日(日)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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高校再編地域懇談会
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は、地域住民から再編について意見や思いを聞く、地域懇談会を29日、伊那市役所で開きました。
参加者からは活発な意見が出されていました。
懇談会は、多くの声を聞いて今後の検討に反映させようと開かれたもので、地域住民や学校教諭など伊那市を中心に63人が参加しました。
地域懇談会は、23日に駒ヶ根市で開かれ今回が2回目で、辰野町でも開かれます。
県教委が高校改革の実施方針について説明した後に、上伊那地域の高校の将来像、将来を見据えた学びの在り方をテーマに、6人ずつ10グループに分かれおよそ1時間、意見を交わしました。
参加者からは「統廃合より、まずは少人数学級を目指してほしい」「中学生にとって魅力ある高校をつくる事が大切だ」「学校間の連携でネットワークを繋いで授業が出来ないか」など様々な意見が出されていました。
最後にグループごと意見をまとめ発表しました。
懇談会には、箕輪進修高校の1、2年生も参加していました。
懇談会で出された意見は今後、事務局を務める上伊那広域連合のホームページで公開する他、来月14日に開かれる上伊那地域の高校の将来像を考える協議会で報告されることになっています。