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信大農学部で落葉松祭
南箕輪村の信州大学農学部で21日、「落葉松祭」があった。学生らが取り組んでいる研究成果報告会があったほか、さまざまな食べ物屋台や多彩なステージ発表が、訪れた人たちを楽しませた。
ロータリーでは、学生や地元農家がつくった地元農産物を販売。シロネギなど、この時期旬を迎えている新鮮な農産物がを安く購入できるとあって、地域客を中心とする多くの人でにぎわった。
また、ロータリー前の特設ステージでは、学生らがジャズ演奏などを披露。伊那スキーリゾートの平日休日宿泊券や、ダチョウに関する景品などが当たる大抽選会もあり、会場をわかせた。
祭りは22日も一般公開され、ステージでは、地元の子どもらが参加する催しもある。また、もちつき大会や、伊那市のイメージキャラクター「い縲怩ネちゃん」と、南箕輪村のイメージキャラクター「まっくん」と触れ合えるイベント「い縲怩ネちゃん、まっくんと遊ぼう」なども行う予定。 -
南箕輪村議会経済常任委員会
諏訪圏工業メッセ視察南箕輪村議会の経済常任委員会(5人、大熊恵二委員長)は19日、産業振興と企業誘致などを含め委員会活動として諏訪市で開いた諏訪圏工業メッセを視察した。
村議会6月定例会で企業振興条例を改正し上伊那郡内で最も手厚い条例になったこと、村内企業の工業メッセ参加の委託金が本年度から補助金になったこと、9月定例会一般質問で企業振興が健全財政維持のために大事との村長答弁があったことなどから、昨年に続き2度目の視察を決めた。
委員5人と議会事務局長、産業課長の計7人で訪れ、村商工会の共同ブースをはじめ各ブースを視察。出展した村内企業の社長から、メッセへの参加が刺激となり社員の意欲向上につながっている話なども聞いた。
大熊委員長は、「商工会の共同ブースは昨年より充実していた。村内企業が意欲を持って参加していただけるのはありがたい」とし、「わずかな補助金でも出展企業が増え、商談の機会を得て会社の業績が上がれば、村にとっても結果として法人税が増える。村の補助金が有効に使われ何倍にもなってかえってくることに期待している」と話した。 -
「えごま学校」3年目の収穫
エゴマ栽培に取り組む上伊那の「えごま学校」は20日、伊那市西箕輪のほ場7アールでエゴマを収穫した。
2年前から、県農業開発公社上伊那支所が保有する土地の有効活用や、食材の再発見などをねらいにエゴマを栽培。昨年からオーナー制に切り替え、本年は南箕輪村、伊那市などから24人が申し込んだ。栽培面積は20アール。
刈り取り作業には、オーナー14人が参加。5月に種まきしたエゴマの草丈は1メートルを超え、コンバインで刈り取り、軽トラックでハウスまで運んだ。
世話人の唐沢俊男さん=南箕輪村=は「まずまずの出来。乾燥させ、11月中旬ごろからえごま油を販売できるのでは」と話した。
エゴマ1キロから油300グラムができるといい、オーナーに分配したり、JA上伊那の生産物直売所「あじ縲怩ネ」で販売する。
エゴマは生活習慣病の予防に効果があるといわれ、オーナーの女性は「ゴマに比べてくせのある味だが、エゴマをいってふりかけにしたり、ヨーグルトにかけて食べている」と利用法を紹介した。 -
南箕輪中生徒が落ち穂拾い
南箕輪村の南箕輪中学校は20日、稲刈りが終わった村内の田んぼで落ち穂拾いをした。1958(昭和33)年から続く伝統行事で、集めた落ち穂を脱穀、精米して飢餓に苦しむ国へ送る予定だ。
当初は米を売った収益金で学校の備品の購入費に充てるなどしていたが、生徒の発案により94年度以降は食料難に苦しむ各国へ支援米として送っている。新潟中越地震のあった一昨年度は、米を売って被災地への義援金にした。
今年度は全校で380キロを目標に、各地区に分散して作業。生徒たちは目を凝らして足元を探りながら、一つ一つ稲穂を拾った。
「(落ち穂を)残してくれている田んぼもあって、地域の人の協力があってこそできることですね」と3年の田中香奈子さんは感謝。清水ほのかさんは「貧しい人たちのために少しでも役に立てるなら」とくまなく拾い集めていた。 -
第9回南箕輪村社協まつり22日開催
第9回南箕輪村社協まつりは22日午前10時から午後2時まで、松寿荘と障害者生きがいセンター「ひまわりの家」で開く。多くの来場を呼びかけている。
松寿荘会場のイベントはオープニング、園芸コーナー、「きずな」バンド演奏、新設した特殊浴槽公開・見学随時(体験は午前10時半、11時半の2回)、カレーコーナー、おもちゃ作り、車いす体験、地区社協紹介、介護生活チェック、健康チェック、介護用品展示・販売、デイサービス利用者作品展示、チャリティバザー、身障協手作り作品販売、足浴体験、焼いも、綿あめ、ポップコーンなど。
ひまわりの家会場のイベントは手作り作品の展示・バザー、自主生産品販売、「ロンドロールながの」製品販売、農産物即売、手作り石鹸販売、ふれあい喫茶、味工房の販売、アンサンブルコーナー、切手・はがき販売、ひまわり号コーナーなど。 -
南箕輪村田畑区防犯部が安全見守り
南箕輪村田畑区の防犯部は17日、独自の取り組みとして子どもの安全を守るため小学生の下校時間に合わせた見守り活動を始めた。
「地域の安全は地域で守ろう」と活動内容を検討し、まず子どもの安全を守る活動から取り組むことを決めた。区内31組の各防犯係が、村が配布した防犯パトロール用の蛍光色のベストを着用し、下校時間に地区内に立ったり散歩し、下校中の子どもに声をかけるなどして見守る。
活動は毎月第3火曜日。「大参加(第3火)しよう」と語呂合わせで日を決めた。
初回は、防犯係が犬の散歩をしながら通学路を歩いたり、家周辺を散歩。下校中の子どもに「気をつけて帰るんだよ」などと声をかけていた。 -
大芝高原まつり実行委員会反省会
南箕輪村の第21回大芝高原まつり実行委員会反省会は17日夜、南箕輪村民センターで開いた。初の土曜日開催はおおむねよい評価で、来年も土曜日開催で8月25日に開くことを決めた。
反省は▽新しく作った「大芝高原音頭Newヴァージョン」によりパレードの参加が800人を超え盛り上がった▽新たな信大生の参加がうれしく、盛り上がった-などがあり、雨のため翌日に延期した花火大会については、延期決定の方法や時間などの改善を求める意見があった。
花火大会の開催決定会議については、まつり本部に午後6時に関係者が参集して決める案を事務局が提案し、来年度からの実施を決定した。参集範囲は正副実行委員長、花火・消防・交通・ステージの各委員会代表者。天候の良し悪しに関わらず集まり、直前の天気予報によって判断し、延期の場合は高原内の放送や村の防災行政無線で告知する。
唐木一直実行委員長は、「花火が1日延びたが、両日とも大勢おいでいただき本当にありがたく思う。これからさらに盛り上げていかないといけない。反省を来年度への課題としていきたい」とあいさつした。大芝公園内の放送設備が老朽化してきていることについても触れ、「予算が許せば来年は放送設備を新しくしたい」とも話した。 -
南箕輪村消防団秋季演習
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)の秋季演習は15日、大芝公園陸上競技場であった。団長らが見守る中、団員108人が規律訓練や救護訓練に励んだ。
団体訓練により団員の団結を図り、技術と高揚をもって消防団活動に万全を期し、村民要望にこたえようと開く恒例の演習。
規律訓練は小隊、中隊に分けて「右向け右」など号令に従って諸動作を訓練。号令や番号を伝える大きな声がグラウンド中に響き、団員は隊を編成したり、行進するなど指導を受けながらきびきびと動いた。
救護訓練は、救護班が模範を示し、応急手当などを覚えた。 -
【記者室】大芝高原に輝くイルミネーション
闇に包まれた南箕輪村大芝高原に、華やかな光が灯った。住民有志が初めて企画した「2006信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」。73組もの企業と個人が参加した。それぞれに工夫した電飾がメーンストリートを明るく照らし、幻想的な世界が広がった▼同期の村民有志が実行委員会を組織。村の活性化を目的に大芝高原を生かそうと考えたのがイルミネーションだった。夢のある世界を創り出し、来年、再来年と定着させ、村のブランドになるまで発展すれば-との願いもある▼「また見に来たい」「村中に広がればいいのに」。散策する人からそんな声も聞こえた。29日まで毎晩点灯する。新しく誕生した大芝高原の夜の表情に、会いに行ってはいかが。(村上記者)
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信大農学部で学生が作った米を販売
南箕輪村の信州大学農学部は17日から、学部生たちが実習の中で作った米を、構内にある生産物販売所で一般に向けて販売する。
農学部は、地域との交流を深めたり学生の学びの幅を広げることなどを目的として学生らが作った野菜や山ぶどうワインなどを一般にも販売しており、米の販売は2年目。昨年は用意した米が2月ころに売り切れてしまうほど好評だったという。
今年販売を予定する米は約10トン。品種はコシヒカリで、低農薬米、はぜ掛け米などといった安心、安全に配慮したものもある。それぞれ10キロごと小分けしており、普通の白米は3900円、低農薬米は4150円。はぜ掛け米は現在乾燥させているため、11月ころから販売し始める。
希望者には玄米で販売したり、30キロ単位で販売することも予定している。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
南箕輪村子どもスポーツ大会サッカー競技
南箕輪村青少年健全育成推進協議会主催の子どもスポーツ大会(サッカー競技)は15日、南箕輪小学校グラウンドであった。12チームが応援を背に熱戦を繰り広げた。
各地区の育成会ごとに8人で1チームを編成。女子児童が必ず1人は入ってプレーするルールで、12チームがAコート、Bコートの二つに分かれ、1チーム2試合ずつ10分ハーフで戦った。
各チーム2試合の結果から得失点差で優勝を決め、AコートはKUBO、Bコートは田畑Bが優勝した。
ゴール前に積極的に攻め込んでシュートを放ったり、相手のボールを奪ったりと白熱したゲーム展開で、チームの仲間や保護者らも「もっと攻めろ」「いいプレーだよ」と大きな声で応援していた。 -
夜の大芝高原 幻想的に
06信州大芝高原イルミネーションフェスティバル南箕輪村大芝高原で14日、初企画「2006信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」が始まった。住民有志による実行委員会(大会長・田中秀明村商工会長)の主催。メーンストリートに趣向を凝らした電飾が輝き、夜の大芝高原を幻想的に彩った。
村の活性化を目的に、1948年4月から49年3月生まれの同期の村民有志22人が実行委員会を組織。夜は闇に包まれる大芝高原に夜の表情を提案し、気軽に散策してもらえるように計画した。
村内や近隣市町の企業や個人73組が参加し、広域農道の大芝高原入り口から大芝荘までの歩道沿いに電飾を設置した。
29日まで毎日午後6時から10時まで点灯する。期間中の土曜日は午後6時から9時まで味工房で軽食の販売もある。 -
オフィスTOJI翻訳事務所が未就園児以下の子どもと一緒に学べる英会話教室「うぃず☆きっず」の体験会を実施
南箕輪村のオフィスTOJI翻訳事務所は12日、未就園児以下の乳幼児を持つ母親らが子どもと一緒に学べる英会話教室「うぃず☆きっず」の体験会を北殿公民館で開いた。
習い事に通いにくい未就園児以下の子どもを持つ母親に、託児ではなく、教室内で子どもと一緒に英会話を学んでもらい、気負いせずに自己研鑽(さん)するとともに仲間同士で交流しながら育児ストレスを解消してもらおう竏窒ニいう、子育て支援を目的とする新たな企画。子どもたちには、母親と一緒に通う中で自然に英語に触れる環境を提供したいと考えている。
この日は、伊那市や南箕輪村に住む6カ月から1歳までの乳幼児を持つ9組の母子が参加。簡単な自己紹介や子どもが風邪をひいた時の表現などに挑戦し、英会話を楽しみながら交流を深めた。
伊那市から来た母親の一人は「子どもを連れてできる英会話はあまりないので良かった。習い事は前からやりたいと考えていたが、小さい子どもを連れて行くことはできないでいた」と語っていた。
体験会は19日も行う予定で、時間は午前9時からと午前10時15分から。
問い合わせはオフィスTOJI翻訳事務所(TEL72・1213)へ。 -
大芝高原で上伊那郡市育樹祭開催
上伊那郡市育樹祭が13日、南箕輪村の大芝高原みんなの森であり、関係者や地元小学生ら総勢330人が除伐作業などを体験した。上伊那地方事務所、南箕輪村、上伊那山林協会、上伊那森林組合主催。
「育樹月間」(10月)に併せた恒例事業。森林づくりの大切さなどを学んでもらう目的で、上伊那各市町村を巡って開催している。今年は市町村や林業団体などの関係者、南箕輪と南部の両小学校6年生、一般が参加した。
式典で竹松政博地方事務所長は「森林の良さを見つめ直してもらい、多くの人の力で整備が推進され、より良い状態にしていければ」とあいさつ。
児童を代表して南箕輪小の清水泰志君と南部小の福沢咲さんが「豊かな緑を守り育て、大切な宝物として次の世代に引き継ぎたい」と宣誓。記念品として、南箕輪小に農業用フォークと草かき、南部小に樹木ラベル一式が贈られた。
参加者たちはアカマツ林1・8ヘクタールで、ナラやカエデ、リョウブなどの広葉樹を間伐。児童たちも指導を受けながらナタやのこぎりを使って作業した。ほかに、13年前に植えられたヒノキの枝払いなど、約1時間作業に汗を流した。 -
シートベルト県内着用率調査結果
長野県は11日、9月25日から29日に県内の各市町村で実施したシートベルト調査結果を発表した。上伊那地区の市町村では、箕輪町が総合着用率ベスト10に100%で同率1位8町村の一つ、南箕輪村は93・9%でワースト10の10位だった。
調査は各市町村で地域内交通の多い地点1カ所(人口5万人以上の市は原則2カ所以上)、計97カ所で車両1万2508台を対象にした。着用率の最高は100%、最低は上田市で89・7%だった。
着用率ワースト10位の結果に対し南箕輪村の加藤久樹助役は、「村や村交通安全協会がマナーを守るよう呼びかけているが、なかなか徹底されず大変に残念な結果。自分のためだと思って着用してほしい。今後も呼びかけをし、徹底を図りたい」と話した。 -
みなみみのわフォトグランプリ審査会
南箕輪村で11日、第1回みなみみのわフォトグランプリの審査会があった。応募のあった12人54作品の中から、伊藤好幸さん(伊那市)の『なずなつみ』が、最優秀賞に選ばれた。
これまでは、大芝高原まつりにスポットを絞ったフォトコンテストをしてきたが、今年は南箕輪村の良さをPRする写真を応募してもらおう竏窒ニ、四季を通した村の風景や、村らしい場面を写した作品を募集。上伊那各地からの応募があった。
最優秀賞のほか、風景、自然などをとらえた優秀作品を選出するネイチャーフォト部門、後世に語り継ぎたい作品を選ぶヒューマンドキュメント部門、大芝高原まつりの作品を選ぶOshibaフェスティバル部門、中学生以下の作品を選ぶヤング・パワー!部門を設けたが、ヤング・パワー!部門に該当する応募は無かった。
プロや信州大学の学生など、選考委員7人が、それぞれを見比べながら入賞作品を選出。雪の仙丈ケ岳の前で、ナズナ摘みをする人々を写した伊藤さんの作品には「村から望む山が入っているのがいい」などの意見が寄せられた。
審査委員の一人、スタジオ結の小松豊さんは「選ぶのに迷った。今年は目を引く作品がなく、入賞したのも常連の人ばかりだった。もっと多くの人に参加してもらいたい」と話していた。
入賞者は次のみなさん。
◇優秀賞=伊藤好幸(伊那市)『なずなつみ』
◇ネイチャーフォト部門=耳塚雅知(南箕輪村)『レンゲ草と中ア』、酒井芳郎(箕輪町)『田植も終わって夏を待つ』
◇ヒューマンドキュメント部門=久保村由人(伊那市)『べとリンピック』、向山世男(伊那市)『ライトアップ』
◇Oshibaフェスティバル部門=蜷川靖子『みんなともだち』、大西廣文(飯島町)『まつりの男たち』
◇佳作=牧田増男(伊那市)北澤和子(南箕輪村)宮下敏治(伊那市)橋本隆治(南箕輪村)加藤平治(南箕輪村) -
06信州大芝高原イルミネーションフェスティバル14日から
南箕輪村大芝高原で14日から29日まで、2006信州大芝高原イルミネーションフェスティバルがある。住民有志による実行委員会の主催で初の企画。「大芝高原メーンストリートをイルミネーションで飾り、いやしの空間を作りたい」と準備が進んでいる。
村の活性化を目的に、1948年4月から49年3月生まれの同期の村民有志22人が実行委員会を組織。大会長は田中秀明さん(村商工会長)。
大芝高原は、昼は豊かな自然が出迎えてくれるが、夜は闇に包まれてしまうため、夜の表情を提案し気軽に散策してもらえるように計画した。
イルミネーションは広域農道から大芝荘までのメーンストリートに飾る。参加者を募り、村内企業や個人、一部に伊那市、箕輪町からも参加し、68個の電飾を設置する予定。
14日午後5時40分から現地でフェスティバルのテープカットをし、6時に点灯する。点灯時間は毎日午後6時から10時まで。
実行委員会は、「通りを明るくして村のブランドに発展させ、来年以降につなげたい」と意欲をみせている。 -
南箕輪村商工業振興資金融資制度の改正へ
南箕輪村で10日、商工業振興審議会があり、事務局が掲示した村商工業振興資金融資制度にかんする4点の改正案を確認。12月1日からの施行を目指して準備を進めていくこととなった。
今回事務局が改正を掲示したのは(1)貸し付け限度額の変更(2)不況対策分特別条件の延長(3)緊急災害時における特別条件の設置(4)保証人の原則廃止竏秩B
貸し付け限度額は現在、運転資金、設備資金とも1企業につき700万円(商工貯蓄共済制度加入者は800万円以内)を上限として貸し付けているが、新しい設備を整えるには700万円では足りない現状もあり、上限額を1千万円へと改正することを提案。
また「緊急災害時における特別条件の設置」は、温暖化が進む中、今後も7月豪雨のような災害が発生する危険性があるとして、災害で欠損した設備修復にかかる費用を借り入れる場合、金利の一部を村が補填するもので、上伊那で初の試みとなる。 -
南箕輪村のオフィス「TOJI」翻訳事務所が未就園時以下の子どもを持つ母親を対象とした英会話教室を開講
習い事などに通いにくい小さい子どもを持つ母親に、育児ストレスの解消や、自己研鑽に役立ててもらおう竏窒ニ、南箕輪村のオフィス「TOJI」翻訳事務所(天田美咲代表)は11月から、未就園児以下の幼児を持つ母親が、子どもと一緒に受講できる英会話教室「うぃず☆きっず」を開講する。託児に任せるのでなく、自分の目の届くところで英会話を楽しんでもらうことで、気負いなく英会話をしてもらうのが狙い。子育ての悩みを打ち明け合える場にしてもらいながら、新しい形の育児支援を目指す。
現代の母親は、子育ての悩みや不安を打ち明ける相手がいない環境で、育児ストレスを感じる人も多い。また、自身のキャリアを追及して社会で活躍してきた女性にとって、出産前のように自己研鑽の機会をもてないことを負担に感じる人もおり、「英会話を楽しみながら育児も楽しんでもらおう」と今回の企画を打ち立てた。
教室は畳の間で、母親の目の届く範囲で子どもを遊ばせながら、学んでもらう。受講料は1カ月5千円。
12、19日には、おためしレッスンも開催する。時間は午前9時からと午前10時15分からの2回(各クラス先着10任)。
申し込み・問い合わせはオフィスTOJI翻訳事務所(TEL72・1213)へ。 -
南箕輪で火事 けが人なし
9日午後9時42分ころ、南箕輪村久保の自営業、中島真さん(46)方から出火。木造瓦葺平屋建住宅を約195平方メートル焼き、同10時55分ころ鎮火した。出火当時、家人は外出していたため、けが人は出なかった。
伊那署では出火原因を捜査している。 -
殿村八幡宮で例大祭
南箕輪村の殿村八幡宮で8日、例大祭があった。奉納相撲大会や子どもみこしなどにぎやかに繰り広げられた。
奉納弓道大会は境内にある矢場で開催。9回目を数え、村弓道クラブ員や村民6人が参加した。1人12射で、28メートル先の的をねらった。
神社林に囲まれた境内は肌寒かったが、参加者は競技に集中し、1回に2射ずつ矢を放った。
境内の土俵で、小学生を対象にした奉納相撲大会があったほか、子どもみこしは北殿と南殿で各2基が半日をかけて区内を練り歩いた。
春から、健全な神社林のため、ヒノキや赤松などを間伐したことで、境内が明るくなった。 -
南箕輪村で青色回転灯車の導入に向けた講習会
青色回転灯を設置した公用による村内の自主防犯パトロールを開始する南箕輪村は6日、庁内職員を対象とした講習会を開いた=写真。伊那警察署の西沢忠篤生活安全課長を講師に迎え、自主防犯の目的や不審者発見時の通報手順などを確認。村は今後、防犯部役員を対象とした講習会を開く予定で、地域住民にも青色回転灯車でのパトロールへの参加協力を求めていく。
青色回転灯車による自主防犯パトロールは上伊那を中心に浸透してきており、伊那署管内では現在、104台が導入されている。村でも他地域からの犯罪流入を防いだり、抑止することを目的として自主防犯パトロールの実施を決め、5、6日の2日間で庁内職員全員に対しパトロールの講習会を実施。
パトロールに利用する車は7台で、青色回転灯を常設している1台については、防犯部を中心とする住民にも貸し出し、協力しながら防犯に努めていきたいとしている。
パトロール開始は今月中の予定。 -
伊那署管内「交通安全運動」期間中の事故
06年度「秋の全国交通安全運動」(9月21竏・0日)の10日間、伊那署管内で発生した人身事故は11件で昨年と同数だった。死亡者は0人(前年比同数)、けが人は13人(同1人減)。期間中は、車の出合い頭の交通事故が6件と、目立っている。
重点目標の飲酒運転による事故はなかったが、飲酒運転の検挙は2人。同運動の事前にした「全国飲酒運転強化週間(12縲・8日)」実施の効果もあり、検挙数は少なかったという。同目標の高齢者が関わる事故は2件(前年比1件減)だった。
県下の交通事故の発生は、人身事故299件(前年比81件減)、死者数1人(同4人減)、けが人387人(同107人減)と減少傾向。特に死者数は18年ぶりに1人に抑えた。重点目標に掲げた、いずれの事故も前年と比べて減少した。 -
キープ伊那で障害を持つ子どもたちにアートの楽しさを伝える南箕輪村北原
赤沼正菜さん(23)「最近やっと作業スペースができて、木工なども始めたんですよ」と笑顔を見せる。
障害を持つ子どもを放課後や休日に一時預かりをする障害福祉地域生活支援センター「キープ伊那」で、今年の4月から働いている。子どもたちは、学校が終わる午後3時くらいから集まり始め、おやつを食べたり遊んだりしながら帰りの時間までを過ごす。スタッフは、一緒の時間を過ごしながら、さまざまな面から子どもたちをサポート。「ただ楽しいだけではだめで、ここからは譲れないってことや、どうしてだめなのかってことも伝えていかなければならない。でも、それが一番難しいです」。
アートを通して障害を持つ人たちと関わりたい竏窒ニ、絵や木工、粘土細工などを取り入れることにも挑戦してきた。子どもの作品には、それぞれ意外な着眼点があって面白い。
「考えるほど、素直に描けなくなってしまうけど、子どもたちはみんな好きなものを素直に描いている。そんなことができる子どもたちが少しうらやましいです」。
◇ ◇
障害者アートと出合ったのは大学生の時。何かへの執着心や、うちに秘めた力強さがじかに伝わる作品を見て「こういう絵を描く人たちがいるんだ」と強い感動を覚えた。もっと障害を持つ人のことを知りたい竏窒ニ、障害を持つ児童のワークショップに参加したり、県内の障害者アート施設を訪問。大学でも、障害者アートを精力的に学んだ。
卒業時には、障害者アートに本格的に取り組む施設などで働くことも考えたが、「まずは施設の現状を知ろう」とキープ伊那へ就職。「何もないところからアートを取り入れた取り組みを作り上げていくことも面白いかなって思ったんです」。 しかし、子どもたちの関心をアートに向けるのは難しかった。進んで絵を描きたがる子もいれば、そうでない子もいる。無理強いすれば、かえってやる気を喪失させる子もいた。子どもたちにとって、アートは遊びの一つ。「面白そうだな」って感じてもらい、自ら描いてもらわなきゃなんだ竏秩B描く楽しさを感じられる空気をつくることの大切さを知る。「今はまだ、絵が好きな一部の子どもだけが描いている。今後はほかの子にも楽しさを感じてもらい、みんなで一つの作品を作ることにも挑戦したいなって思っているんです」。
◇ ◇
10月4日からは、子どもたちの作品を一堂に集めた展覧会「第3回願いをかなえるプーキくん展」を伊那市立図書館で開く。「作品展を開けば、良い作品もどんどんできてくるんです。それに、展覧会を通して地域の人にも『こういう活動をしている子どもたちがいるんだ』って知ってもらえる。まち全体で子どもたちのサポートができたら、子どもたちの活動の幅も広がっていくと思うんです」。 -
信州大学農学部で災害時における住民、行政、研究者のかかわり方について考える防災シンポジウム
信州大学農学部山岳科学総合研究所は30日、災害時における住民、行政、研究者のかかわり方について考える防災シンポジウム「06年豪雨土石流災害の検証と地域防災を目指して」を開いた=写真。大学研究者や7月の豪雨災害で地域の対応に当たった行政・消防関係者、地域住民がそれぞれの立場から当時の様子を検証。どのような連携が図れるかを話し合った。
平松晋也教授は、県内の土砂災害危険個所のほとんどでハード的整備がなされていない現状に触れ「残りはソフト面での対応は必要」とし、住民自身が「自分の身は自分達で守る」という意識が必要であることを示した。
豪雨災害時、西春近諏訪形区の土砂流対応などに当たった酒井卓実さんは、有線放送で住民の出動を促したが、十分な情報伝達ができなかった現状を掲示。災害時の情報伝達の課題を示した。
伊那市消防団の三井栄二本部長は、どれだけの人が災害対応をしていたか認識していなかったことを今回の反省点としてあげ「二次災害で誰かが巻き込まれていても気付かない状況だった」と危険性を指摘。大学側には現場の危険性を回避するための専門的見地からの指導を求めた。
コーディネーターの木村和弘教授は「災害は一つの分野で解決できるものではなく、地域が連携しながら対応していくことが大切」と総括。大学として地域に積極的協力をしていく姿勢を示した。 -
ICT杯マレットゴルフ大会 80人で熱戦展開
第12回伊那ケーブルテレビ杯争奪マレットゴルフ大会が30日、伊那市高遠町の「花の丘マレットゴルフ場」であった=写真。同ケーブル放送エリア内の同市、箕輪町、南箕輪村から愛好者約80人が集まり、さわやかな秋空の下でプレーを楽しんだ。
参加者は「月蔵」「三峰」コースの計36ホール(パー144)で競技した。紅葉し始めた桜の木の下、深まりゆく秋の1日を満喫。仲間の好プレーに歓声をあげるなど、和気あいあいとした中で交流も深めていた。
加入者サービスの一環ではじまった恒例大会で、会場はエリア内の自治体を順番に回って開いている。同マレットゴルフ場での開催は初めて。大会の様子は録画放送されるため、毎年、参加者らは張りきってプレーしている。
今大会の模様は10月4日午後10時から、1チャンネルで放映する。
結果は次の通り(同打数の場合は年齢順で順位を決定)。
(1)大沢昭人(伊那市)104(2)浅野八重子(同)104(3)井上治男(同)109(4)伊東武彦(同)109(5)藤沢巻臣(南箕輪村)110(6)北原久(伊那市)111(7)米山博康(同)113(8)清水利夫(同)113(9)小沢恒二郎(同)113(10)藤沢幸雄(箕輪町)113 -
チームグリーンみなみみのわ村民勉強会
災害に強いむらづくりを考える南箕輪村の自立と改革をめざす「チームグリーンみなみみのわ」は27日夜、第4回村民勉強会「一緒に考えよう!災害に強いむらづくり縲恪ミ害は忘れたころにやって来る縲怐vを北殿公民館で開いた。
7月の豪雨災害の経験を語り合い、災害全般を考え直し、全員参加のむらづくりにつなげようと計画。被災状況や災害対策、地震対策、北殿区民の体験談などを聞いた。
伊那建設事務所は、7月豪雨の被災状況を示し、「糸魚川静岡構造線に沿って、これまで土石流が発生していない空白地域の災害が多かった」と特徴を説明。「岩盤は天然による風化が進んでいる。災害が起こらないということは危険度が増していると思ってほしい」と、注意を呼びかけた。 -
パートナーシップ南みのわ
きのこを使った料理講習南箕輪村のパートナーシップ南みのわは27日夜、「秋を美味しくいただこう!-きのこを中心に扱った料理講習-」を村公民館の調理室で開いた。手軽に家庭で作れる献立で、会員が和気あいあいと調理し、秋の味覚をたん能した。
会員同士の交流を兼ねた料理講習で昨年に続いて開いた。会員23人が参加し、村の食生活改善推進協議会の会員が調理指導をした。
献立は「野菜たっぷりのハンバーグ煮込み」「きのこご飯」「きのこのみどり酢あえ」の3品。キノコはエリンギ、マイタケ、シメジ、エノキを使い、ハンバーグにはエリンギを混ぜ込み、ご飯はマイタケとシメジを一緒に炊いた。
会員は、各家庭とは違う味付けなども覚えながら、慣れた手つきで楽しく調理した。 -
箕輪、南箕輪の交通死亡事故の現地診断
27日、箕輪町、南箕輪村で発生した交通死亡事故2件の現地診断がそれぞれの自治体主催であった。伊那署、県警本部、道路管理者、交通安全協会関係者らが各現場に集まり、死亡事故の再発防止のために対策を話し合った。
同村南原の国道361号で6日に発生した事故は、道路脇の案内板標識の支柱に車両が正面衝突し、運転手の伊那市の男性(60)が死亡。同署によると、男性はシートベルトを非着用、現場にはブレーキ跡もなかったという。
現場は伊那市方面に向かって長い直線の下り坂のため、スピード抑制の路面標示の設置を検討。冬場に向け、凍結注意を促す標識や水はけのよい道路舗装などの必要性も意見として出た。
車が衝突した支柱は路肩50センチ幅内の設置で、地域住民から危険との要望があり県伊那建設事務所が移設工事をする矢先だった。事故発生を受けた同事務所は検討会で、国道沿いにある、他の危険な支柱1本を用地買収ができ次第、移設したいとした。
一方、箕輪町松島の伊那西部広域農道と町道が交わる信号機のない交差点で13日に発生した事故では、2台の車両が出合い頭に衝突し、町内の女性(50)が死亡、3人が重軽傷を負った。
町道を走る運転手らによると・ス一本道に見える・ス見通しの悪い交差点のため、町と公安委員会が発生後に一時停止と速度抑制を促す、道路標識、滑り止め舗装などを設置。検討会では加えて、遠くから見ても交差点だと分かるための標識の設置を検討した。
箕輪町で発生した本年の交通死亡事故件数は伊那署管内5件(26日現在)中3件。いずれも町民が関わっているため、継続的な安全運動活動で地元に啓発する重要性があるとの意見もあった。 -
国体出場あいさつ
第61回国民体育大会秋季大会(9月30日縲・0月10日、兵庫県など)に出場する南箕輪村在住の選手が27日、村役場を訪れ、唐木一直村長、伊藤修教育長に出場あいさつをした。
選手はソフトボール成年男子の宮下真さん(KOA)、宮城勲さん(キューズ)。宮下さんはセカンド、宮城さんはDH。1回戦は京都府と対戦する。ソフトボール成年男子は2年連続出場で、昨年は初戦で敗退した。二人は「初戦を突破したい」と力強く語った。
唐木村長は「村から国体に選手が行ってくれるのは光栄。頑張って1回戦を突破して」と話し、激励金を手渡した。
村からはサッカー競技に南箕輪中学校3年の永井鷹也君も出場する。