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上農高校でお花市の盆花準備
今年は先着順で販売南箕輪村の上伊那農業高校は今年も、12日のお花市に盆花を販売する。当日にきれいな盆花を提供したいと、咲き始めた花を冷蔵保存するなど生徒が準備に取り組んでいる。
毎年長蛇の列ができる人気の盆花販売のため、農業クラブの農林委員会が主体となり農林専門委員が協力。全校で種まきから取り組み、菊やアスターなどを育ててきた。
梅雨時期に白い菊が病気になり販売できなくなったが、黄色い菊や白、赤、紫のアスターなどは努力のかいあってつぼみをたくさん付けている。
開花時期をお花市に合わせるため、生徒たちは5日、早く花が咲き始めたアスターなどを収穫し、冷蔵庫に保管する作業に精を出した。
11日は、花の収穫と花束を作る。アスター、菊、オミナエシ、シマガヤを主に、束によってカーネーションやトルコキキョウなどを組み合せるという。
今年は整理券配布をやめ、先着順の販売に切りかえる。JR伊那北駅前といなっせ広場の2カ所で午前9時半から販売。1束500円の予定で1人2束限定。
農林委員長の有賀大地君(生産環境科3年)は、「盆花販売は地域の皆さんに好評で、今年もやりますかと聞かれる。よりたくさんの人が来てくれるととてもうれしい」、農林専門委員の小松洋道君(同)は、「草取りなど、作業は大変だけどきれいな花がいっぱい咲いた。たくさんの人が買いに来てくれるとやって良かったと思える。いい経験になる」と話している。
盆花販売に向け咲き始めた花を収穫する上農生 -
南箕輪老人ホーム夏祭り
南箕輪養護老人ホーム南箕輪老人ホーム(唐沢由江施設長)で3日、恒例の夏祭りがあった。利用者や家族は、太鼓演奏や踊りのステージ、花火大会などイベント満載の祭りを楽しんだ。
ハイビスカスやヒマワリ、祭りの法被などを飾り夏らしさいっぱいのやぐらを設けた夕暮れの庭で、来賓と利用者が鏡割りをして祭りが開幕。太鼓グループ「鼓龍」の威勢のいい演奏が祭りムードを盛り上げた。
屋台「お好み亭」は焼きそば、から揚げ、フランクフルト、寿し、冷麦、五平もち、スイカなどごちそうがいっぱい。利用者らはビールやジュースで乾杯し、「おいしい」と笑顔で味わった。
今井愛子パッショングループの踊り「お祭男爵」、職員の「信濃の国」など元気なステージに負けまいと、利用者も「大事な人だから」の踊りを披露。盆踊り大会にクライマックスは花火大会で夏祭りを満喫した。 -
南箕輪村防犯協会会議
南箕輪村防犯協会(唐木一直会長)は2日夜、05年度の活動や「夏の地域安全運動」の取り組みなどを村民センターで協議した。
夏の地域安全運動は、警察関係機関、団体や地域住民が一体となり防犯・防火運動を展開することで、住民の防犯意識の高揚を図り防犯対策を推進して「安全で安心なまちづくり」を目指す。
運動の重点は▽進入盗・乗物盗の防止活動(自転車の防犯登録推進、自動車・自転車のキー抜きドアロックや二重ロックなどの指導、各家庭の防犯診断など)▽少年の非行防止・少年を取巻く有害環境の浄化活動▽暴力追放▽一人ひとりの防火意識の高揚-。
実施は12日から31日までの20日間。防犯指導員、防犯女性部員、消防団の協力で、区単位で各家庭の防犯・防火診断、危険カ所のパトロールをする。
21日開催の大芝高原まつりは、防犯協会は交通委員として防犯指導員は駐車場整理係、防犯女性部員は巡回バス添乗員で協力する。
05年度活動計画は、大芝高原まつり協力、防犯女性部護身術講習会、放置自転車の警告活動、全国地域安全運動、年末特別警戒。 -
伊那消防署で高規格救急自動車の入魂式
伊那消防署で2日、高規格救急自動車の入魂式があった。小坂樫男伊那消防組合長をはじめ、署員らが出席し、安全を祈願した。
1993年に同消防署で初めて購入した高規格救急車の老朽化にともなう更新。
小坂同組合長は「はしご車の横転事故もあったので、交通事故には十分気を付け、地域住民の安全のためにも、有効に使われることを願う」とあいさつした。
同車両の購入価格は、2814万円で、全長5・61メートル、全高2・48メートル、全幅1・8メートル、総重量3055キロ。以前のものと比べると、盗難防止装置が強化され、エンジン起動中でもドアロックができるなどの特徴があり、車輪は4輪操舵システムで、従来より小回りが利く。
また、災害時には緊急消防援助隊として出動する。
伊那消防署管内の昨年度の救急出動件数は2560件で、前年と比べると217件増、搬送人員は2491人で、147人増。救急事故種別の出動件数では急病、交通事故、一般負傷の順で多い。 -
南箕輪村商工会商業部会
販売促進事業チャレンジ05 第2段開催南箕輪村商工会商業部会(桜井高文部会長)が進める販売促進事業「チャレンジ2005」が31日、ニシザワショっパーズ南箕輪店店頭であり、目前に迫った権兵衛トンネル開通に合わせた木曽の物産販売と、子供むけのラジコン操縦教室で終日賑わった。
木曽中部商工会(日義村・開田村・三岳村・王滝村)の協力による木曽物産展では「開田そば」や木曽ひのき製の箸、ねずこ下駄、ヤマトイワナの甘露煮などが並び注目を集めた。
ラジコン操縦教室は伊那モケイが協力してラジコンカーやラジコンヘリコプターを実演。付き添いの親とともにコーナーを囲んだ子供たちから歓声が上がった。
「チャレンジ2005」は、地域消費行動を掘り起こし、地域の商店の販売促進につなげることを目指して05年度から始まった新事業。今回が2回目。特別セールを行う商店の敷地などを利用して、商工部会としてのイベントを同時開催する。
桜井部会長によれば、6月中旬に開催した第1回では、300人が集まり、会場になった伊那コルト自動車の販促セールの成績も上々だった。権兵衛トンネル開通をマジかに控えて、今後も木曽との連携の道を探りながら同様の取組を行うという。次回は9月25日、国道153号線大泉入口信号付近とのこと。 -
南箕輪でべとリンピック
NPO法人南箕輪村わくわくクラブは31日、フライングディスク(フリスビー)などを使った競技を泥まみれになりながら楽しむ「第5回べとリンピック」を南箕輪村田畑の休耕田で開いた。4種目に小学生から年配者まで約80人が出場し、泥しぶきを上げながら競技に熱中した。
種目は、2人1組で、1人が投げたフリスビーをもう1人がキャッチするまでの滞空距離を競う「エアコンビ」、1チーム5人で、フリスビーを使ったアメリカンフットボール「泥んこアルティメット」、泥の中に立てた旗を奪い合う個人競技「田んぼフラッグ」、今年新たに加えた、3人1組でドリブルのリレーをする「ドリブルリレー」。
田んぼフラッグでは、予選からデッドヒート。旗を目指して思いっきり走ると、最後は頭からダイブして奪い合った。泥んこアルティメットでは、フリスビーを取ろうとするも、泥に足を取られて転んだりするなど、どの競技も全身泥だらけになりながら競う姿に会場からも大きな歓声が上がっていた。 -
第20回大芝高原まつり
うちわ、パンフレット完成南箕輪村の第20回大芝高原まつり(8月21日)のうちわとパンフレットが完成した。8月1日発行の村の広報と一緒に全戸配布する。
うちわは、南箕輪中学校の竹松茂美さん(3年4組)の作品を採用。大芝高原まつりの花火、たらいレース、太鼓など数々のイベントをにぎやかに描いた。パンフレットの表紙は、同校の清水里音さん(2年3組)の作品。花火や金魚、ヨーヨーなど祭りの雰囲気いっぱいに描いている。
うちわは6千本、パンフレットは7千部作った。 -
第20回大芝高原まつり8月21日開催
20回目を迎える南箕輪村の「大芝高原まつり」は、権兵衛トンネル開通記念として8月21日に大芝高原一帯である。実行委員会が29日、村民センターであり、イベント内容を協議した。
午前10時、多目的広場のステージで開会式。FM長野パーソナリティーの小林新さんが司会、進行を務める。祭りの10日前から、FM長野で1日5回程度、大芝高原まつりのスポット広告も放送される。
催しは18。今年は新企画で「木曽の物産展」も多目的広場で開催。木曽福島町、開田村、旧楢川村(現塩尻市)の物産を販売する。
クラシックカーフェスティバルは、会場を例年の大芝プール駐車場から、大芝の湯西側駐車場に変更し開催。恒例の花火大会は85番組で、そのうちスターマインは19。記念花火は11組の申し込みがあった。
今年は大芝高原周辺の民間企業の駐車場は利用できないため、富士塚運動場に車を誘導し、シャトルバスを利用してもらう。バスの運行は例年より始発を早め、運行時間は午前8時半から花火大会終了の午後9時半まで。
雨天は28日に花火大会のみ実施する。
催しは次の通り。
▽ゲートボール大会午前8時-10時半、屋内運動場▽マレットゴルフ大会午前9時-正午、大芝マレットゴルフ場(午後からマレットゴルフ無料開放)▽地場農産物即売会午前10時-午後3時▽わくわくクラブお茶教室午前10時-午後2時▽親子ふれあい木工広場午前10時-午後2時▽乗馬体験コーナー午前10時-午後2時▽クラシックカーフェスティバル午前10時-午後3時▽闘鶏大会午前10時-午後3時▽フリーマーケット午前10時-午後3時▽福祉ボランティア本部午前10時-午後4時▽開会式・おまつりステージ午前10時-午後7時20分、多目的広場と湖上ステージ▽ふるさとの味コーナー午前10時-午後9時▽出店コーナー午前10時-午後3時半▽大芝名物たらい体験・レース午前10時半-午後2時半、先着20組▽おまつりパレード午後2時-4時▽民謡踊り午後4時-5時半▽防災コーナー(はしご車など)午前10時-午後2時▽木曽の物産展午前10時-午後2時▽ゆかた無料着付(女性のみ)午前10時-午後5時半▽花火大会午後7時半-9時 -
ダチョウの人工ふ化に成功
上伊那農業高校生物工学科3年の橋本哲平君(17)=伊那市=が28日、ダチョウの人工ふ化に成功し、2羽のヒナが生まれた。「本当にうれしい。かわいい」と喜ぶ橋本君。「これからが大変だけど成鳥にまで育てたい」と、生まれたばかりのヒナを見守っている。
同校は01年度から生徒がダチョウのふ化に挑戦。03年秋に成功して以来2度目。県内の農業高校ではまだ成功例がないという。
卒業生がふ化に成功した03年は、ふ化から10日でヒナが死んでしまった。橋本君は、課題研究でヒナを育てることをテーマにダチョウのふ化に挑戦。4月末から取り組んだ1回目は、卵の1個が未受精卵、残り1個は42日間のふ化期間を過ぎても生まれず失敗に終わった。
2回目の挑戦で6月14日に「みはらしダチョウ牧場」から受精卵2個をもらい、15日に学校飼育室内のふ卵器で卵を温め始めた。
湿度を30%まで下げるため毎日吸湿剤を交換し、卵の重さと温度を測定して記録。4時間ごとに90度ずつ卵を回転させる作業もしてきた。
ヒナの誕生は、1羽目が28日午前0時50分。2羽目は同日午後6時13分。体重は1羽目935グラム、2羽目1130グラム。
橋本君は27日から学校に泊り込み、2羽とも自力で殻から出ることが出来なかったため殻を割る補助をした。「割るタイミング、割り方が大事。慎重な作業だった」という。
誕生から1日経ったヒナを手にして「温かい。42日間が報われた」と笑顔を見せた。「卵を扱う以上にヒナの扱いは気を使う。まだ安心できる段階ではない」と慎重に観察を続ける。
今後の課題は餌付け。ダチョウは豆科の牧草を食べるが、同校にはふ化後の資料がないため手探りで取り組むことになるという。 -
伊那消防組合議会の7月臨時会
伊那市など6市町村でつくる伊那消防組合議会の7月臨時会が28日、伊那市役所であった。05年度一般会計第1回補正予算や、高遠消防署に配備する水槽付き消防ポンプ自動車1台の取得など、3議案を可決した。
05年度一般会計補正は、5675万9千円を追加し、総額12億7172万2千円とした。主な歳出は、4月末に横転事故があった、伊那消防署のはしご付き消防ポンプ自動車の修理に関する一時借り入れ金5500万円、箕輪消防署の化学防護服2着の購入金169万5千円。
高遠消防署に配備する水槽付き消防ポンプ自動車は、来年1月末に納車予定で、取得予定価格は3千990万円。 -
南箕輪村図書館「おはなしの旅にでよう!」
南箕輪村図書館は28日、夏休み特別企画「おはなしの旅にでよう&大きなシャボン玉作り」を村民センターで開いた。約40人の小学生らが集まり、語りを聞いたりパネルシアターを見たり、おはなしの旅を楽しんだ。
語り「だいくとおにろく」、パネルシアター「すてきなぼうしやさん」、大型絵本「花さき山」のプログラム。子どもたちはじっと耳を澄ましてお話の世界に入り込んでいた。
お話の後は、図書館前の庭で大きなシャボン玉を作って遊んだ。ハートや星の形、二人で操る大きな四角などさまざまな形の枠があり、子どもたちは好きな枠を交代に使って遊んだ。
大きな長いシャボン玉ができると「すごーい」と歓声。紙コップに入れたシャボン液をストローでぶくぶくと吹いて泡が盛りあがってくると、「アイスができた」「こっちはポップコーン」とはしゃいでいた。 -
キュウリから青ジソが生えた!?
南箕輪村沢尻の有賀光雄さん(84)の畑で収穫したキュウリに青ジソが生えているのを発見し、家族で「こんなのは初めて。不思議だね」と話題になっている。
25日、光雄さんの娘が昼食用にと畑からもいできたキュウリの中の1本。キュウリの表面は根が張っているように少し盛り上がり、シソはしっかりとキュウリに付いている。畑のキュウリの周りには青ジソが植わっているが、今までこんな不思議なキュウリが出来たことはないという。
妻のかずみさん(82)は、「本当にびっくりした。みんなで『こんなのってある?』って言ってね」と話す。
一晩はそのまま置いておいたが、シソの葉がしおれてきたため、「かわいそうだから」と26日の夜からキュウリを水の中に入れた。シソがどれくらいもつのか食べずに鑑賞するという。 -
「イーナちゃん楯市町村大会」
伊那市の「イーナちゃんマレットゴルフクラブ」(池上為夫会長)の「イーナちゃん楯市町村大会」が27日、西箕輪のマレットパークはびろであった。辰野町から駒ヶ根市まで8市町村から、150人が集まり、優勝を競った。
今年で3回目。天候もよく、木々に囲まれたコースは涼しく、マレットゴルフ日和。参加者の一人は「いろいろな人と一緒にマレットゴルフが楽しめてよかった」と感想を話した。
結果は次の通り(市町村名なしは伊那)。
▽男子 (1)宮下近夫(117(2)松川幸夫118(3)池田修治(宮田)119(4)大沢昭人119(5)向山良人119(6)藤沢幸雄(箕輪)120(7)北原忠義121(8)林初雄121(9)有賀政也122(10)渋谷雍裕122
▽女子 (1)鈴木光子(南箕輪)119(2)白鳥栄子119(3)小平貞子119(4)林清子120(5)塩沢トシ江121(6)池田紀子123
▽ホールインワン 田中宏、小沢恒二郎、赤羽篤、木村庄蔵、広瀬良治、千葉謙、林清子、田中悦子、池田紀子、山崎和子、須山しづ子、下平輝佐子、渋谷香代子、佐々木琴代 -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は27日開き、井戸水汚濁の損害賠償請求控訴事件の和解の議案や解決金450万円の一般会計補正予算など5議案を可決した。
損害賠償請求控訴事件は、不動産総合企画事業の城南物産(本社・南箕輪村神子柴、埋橋常人社長)と埋橋常人氏(70)が、村が97年に着工した神子柴自然公園建設工事により井戸水が濁ったとして村を相手に02年2月1日付で東京高等裁判所に控訴。東京高裁が今年5月末に和解勧告し、今月13日に最終の和解案をまとめた。
和解条項は、▽村が原告側に解決金として450万円の支払い義務を認める▽原告が水道管を自宅まで埋設する許可申請をした場合に村は許可事務を行い、できる範囲内で必要な協力をする-など。
一般会計補正予算は、歳入歳出予算の総額に各127万4千円を追加し、総額をそれぞれ44億7820万7千円とする。
このほかの議案は、05年度国庫補助村公共下水道事業管渠工事第1、2、6工区の請負契約の締結について。 -
南箕輪村がポンプ第1部で3位
05年度長野県消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会は24日、千曲市であった。上伊那代表としてポンプ第1部(ポンプ車操法の部)に出場した南箕輪村は、見事3位で入賞を果たした。
村から出場したのは第3分団第1部(田畑)。県大会へは01年に第3分団がポンプ車操法の部に出場し県優勝して以来4年ぶりだった。
猛暑の中での大会だったが選手は健闘。「少しミスもあって選手は満足はしていないかもしれないが、3位入賞でいい成績。来年に向けてまた新たな目標ができた」と、堀本部長は話している。 -
西天に枝の不法投棄
南箕輪村神子柴の西天竜幹線水路31分水の取水口に18日、高木の枝が不法投棄されているのを水利組合員が発見し、西天竜土地改良区に連絡があった。
不法投棄された枝は長さ約1・5メートルあり、組合員が約3時間かけて撤去し取水口を確保した。撤去した一部だけでも枝は7、8本もある。組合員によると「今回は量があまりにも多く、大きな枝が分水の中間に留まった。昨年も同時期に取水口に絡まることが何回かあった」という。
西天幹線水路は岡谷市川岸地区から伊那市まで延長26キロ、高さ1・5メートルの防護柵がある。西天竜土地改良区によると、不法投棄は日常茶飯事で、ペットボトルや空き缶などは毎日のようにある。犬、猫、布団などのほか生活雑排水をビニール袋に入れて捨てるケースもあり、近ごろは紙おむつが頻繁に投げ入れられているという。
西天は農業用水で、分水に不法投棄されたごみが絡むと水が流れないという。
西天竜土地改良区の有賀正理事長は、「不法投棄は本当に悲しいこと。常識をもってやめてほしい」と話している。 -
大泉地区社協「日の出会」と南箕輪中の生徒が交流
南箕輪村地区社会福祉協議会の「日の出会」はこのほど、昨年交流のあった南箕輪中学校の2年生を大泉第2公民館に招待し、七夕飾りを作ったり会食をして交流した。
南箕輪中の昨年度の1年2組(藤本この美教諭)が、総合的な学習で「お年寄りの役に立とう」と、社協まつりのために手作りの景品を作った。11月に日の出会の招待を受け、そのお礼に12月には1年2組が日の出会を招待しサンドウィッチとシチューをふるまうなどして交流した。
2学年への進級でクラス替えがあり総合の学習は終わったが、招待を受けて元1年2組の生徒を中心に2年生が公民館を訪れた。お年寄りと一緒に七夕飾りを作り、短冊に願い事を書いて2本の竹に飾りつけたあと、日の出会のボランティアが昼食に用意したカレーライスとサラダを皆でおいしく味わった。
「また一緒に交流して仲を深めたいと思って来た。七夕のことを話したり楽しい」と元1年2組の池田菜津美さん。藤本教諭は、「学習は去年で終わったが、引き続き自然な形で交流ができ、学習が生きている」と交流を喜んでいた。 -
リンゴオーナー開園祭
自分が気に入ったリンゴの木のオーナーとして収穫を体験する、上伊那農業協同組合のリンゴオーナー制度の開園祭が24日、伊那市や南箕輪村、箕輪町などの各リンゴ園で行われた。県内外から多くの参加者が訪れ、木を真剣に品定めしつつ、オーナーとなる木に名札をつるした。
収穫体験を通して、信州リンゴや農業への理解を深めてもらおう窶狽ニ、JA上伊那が行っているこの制度。申し込みのほとんどは、インターネットや新聞広告、知人を通して制度を知った県外者だという。
伊那市西箕輪の原農園も、この日開園祭を迎えた。園主の原伊一さんは「安全で安心な農産物の収穫を消費者に体験してほしい」と、今年から木の貸し出しを始めた。オーナーには東海地方や関東地方などから13件の申し込みがあった。オーナーの一人、静岡県の落合清さんは、この制度のの常連。今年は違った園も見てみたい窶狽ニ、原さんの農園に申し込んだ。孫を連れて訪れる収穫が、何よりの楽しみだという。
収穫は11月ころ。 -
南箕輪村子ども安全パトロール出発式
郵便配達の時、登下校児童の安全に気を配る「こども安全パトロール」の出発式が25日、南箕輪村郵便局で行われた。村のイメージキャラクターまっくんと"子どもの安全見守り中"と書かれた黄色のステッカーを貼った郵便バイクに乗った職員たちが、防犯への役割を再認識し、配達に出発した=写真。
物騒な事件が多い中同郵便局は、地域の依頼により配達地域の一部である西箕輪地区で、すでに登下校中児童の安全配慮活動を始めているが「村内小学校児童に対しても郵便局が協力して防犯に務めていこう」と、村青少年育成会議などと話し合いを進め、今後は村内全域でも活動していくことになった。
今回新たに、ステッカーも作成。配達車両全てに貼り、防犯啓発を呼びかける。
大沼悟局長は「公の仕事に携わる我々だからこそできること。地域と共に、子どもたちが安心して成長できる環境づくりに務めたい」と語った。 -
南箕輪中2年生6人がカナダへ
南箕輪村は20日、人材育成村民国外派遣研修事業「ホームステイ&語学研修の旅」の激励会を村民センターで開き、カナダを訪れる南箕輪中学校2年生6人が外国の文化や習慣にふれ多くの貴重な体験ができるよう期待し激励した。
唐木一直村長は、「これからの人生にきっと役立つ経験になる。言葉の壁はあるが、ホストファミリーと生活し、海外の文化、生活にふれ、学んできてほしい」と激励した。
生徒は、「英語で話し、カナダの文化にふれてきたい」「カナダの人と交流し、いろいろ発見し、勉強してきたい」「自分の英語力をもっと高められるようにしたい」など一人ずつ抱負を語った。
伊藤教育長、南箕輪中教頭も生徒を激励。皆で食事をしながら懇談した。
生徒6人は、上伊那郡内の中学生と一緒に31日から8月12日までの13日間の日程でカナダを訪れる。 -
南箕輪中2年生職場体験
南箕輪村立南箕輪中学校の2年生は20、21日の2日間、村内で職場体験をし、働くことの大変さや大切さなどを学んだ。
村役場に“出勤”したのは辻岡瑞季さん、山下澄人君、佐々木雛子さんの3人。「役場でどんな仕事をしているのか知りたい」「広報番組でしゃべってみたい」などそれぞれの思いを抱き、伊那ケーブルテレビジョンで放映している村広報番組のコーナー「素顔レポート」の製作を体験した。
テーマは大芝高原まつりの紹介。20日は関係各課をまわって収録のための取材、打ち合わせをし、「文章の組み立て、流れが難しい」と苦戦しながら収録用の原稿を作った。
21日はカメラの前でマイクを持ってレポーターになり村長や職員にインタビュー。「緊張する」と口をそろえた3人だが、カメラがまわると意識して言葉をはっきりと話し、村長室での収録では村長のイスにも座らせてもらい、少しだけ村長気分も味わっていた。 -
上伊那労福協まつり
上伊那地区労働者福祉協議会などが主催する、上伊那労福協まつりが17日、南箕輪村の大芝高原多目的広場であった。フリーマーケットやマレットゴルフや、わたあめの無料サービスなどの出店が立ち並び、多くの人でにぎわった。<br> 地域で働く会員の福祉向上を目的に、さまざまなイベントを展開。同会場では今年、7回目の実施となった。<br> 「子供コーナー」と題したイベントでは、ゴムプールに魚を放した「マス・ウナギつかみ大会」に子供たちが殺到。始まる前から、プールの中に手を入れて魚を触ったりと、プールで泳ぐ魚を関心深げに見入っていた。<br> 例年好評のフリーマーケットには県内外から公募した約70団体が参加。衣服を中心に、おもちゃや、生活食器などの贈答品が多く並び、各ブースで値引き交渉をする声が飛び交った。
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第20回大芝高原まつりポスター完成
南箕輪村の第20回大芝高原まつりのポスターが出来上がった。今後、村内各所に掲示しまつりの雰囲気を盛り上げる。
ポスターは200枚作成。図案は、南箕輪中学校生徒30人が応募した中から選んだ的野真由美さん(2年2組)の作品を採用している。
「にぎやかにしたいと思って花火を入れて描いた」(的野さん)という図案は、村のイメージキャラクターになった「まっくん」がねじり鉢巻に法被姿でうちわや綿あめを持ち、大輪の花火が夜空に咲いている。
祭りムードいっぱいのポスターは、役場庁舎や村内の公共施設、飲食店や企業など掲示する。 -
かいご家たより34
わしづかみのお菓子食べたくて食べたくてしょうがないおじいさん・原さんがいた。
自宅では寝床にまで菓子類を持っていき、布団の中にもぐりこんで食べていたと言う。だから、洋服はいつも食べこぼしでベタベタに汚れていた。服が綺麗な時がなかった。お風呂に入って着替えて、衣類は必ず洗濯。洗濯せずにはいられなかった。夜中であろうと「お菓子を買いに連れて行け」とせがまれる家族は、疲れ果てていた。
かいご家に来てもやはりお菓子には目が無い。すぐに手が出て、袋が破れるかやぶれないかのうちに口に放り込んでいた。それも口いっぱいに。むせてもその手は止まらなかった。昼食もガツガツと口に運びその姿を見ているとそれだけでこちらの食欲がなくなってしまうほど。
「あ縲怩、もうだめじゃん、そんな食べ方体によくないよ。いい加減にして!」とのどまで出かかった。
でも原さんは、自分が大好きなお菓子を食べる時、必ず回りにもすすめていたのも事実。個別に盛らず、皿盛り出だしているから、そんな人の暖かい姿、みんなで分かち合う心を垣間見ることが出来る。原さんにとって、お菓子を食べることは今一番の楽しみ。なるべくその行為を否定しないように心がけた。
ある日原さんを、まだ介助無く一人で歩けた頃に良くお菓子を買いに通っていたお店に連れて行った。ひさしぶりの買物に興奮し、危ない足取りでどんどん菓子袋を商品棚から取り出し抱え込んだ。顔馴染みの店主が「久しぶりだなぁ、元気かい?」と声をかけてくれても本人はろくに返事もしない。目はズラーッと棚に並んだ菓子類に釘付。内心「あー、やぱり連れてこなかったほうが良かったかなぁ、かえって不穏にさせちゃったな」と後悔した。
落ち着かない原さんをなだめるようにして車に乗せた。ドアが閉まるやいやな、買ったばかりの菓子袋をガガーッと取り出す。「あーぁ、もう食べてしまうんだ」と思い、「原さん、家に帰ってから食べようよ」と制止した。しかし彼の行動は止まらず、袋を開けるとわしづかみに菓子をつかんだ。「もう止まらないや」とあきらめると、原さんはそのわしづかみにしたお菓子を私に差し出した。運転しているもう一人のスタッフにも同様に。自分の口に運こぶ前にだ。
思いがけない出来事だった。言葉があまり出ない原さんのありがとうの気持ちがいっぱいつまっていた。どんな高級菓子よりご馳走に感じるつぶれたお菓子だった。買ったお菓子は家に帰るまで原さんの口には入らなかった。
介護の世界はいつもそうだ。私達が何か与えるというより利用者の方からいつも教えてもらい、元気をもらっている。この仕事の最大の魅力である。
かいご家代表 漆戸徳弥 -
第20回大芝高原まつりポスターなど図案入選者表彰式
南箕輪村の第20回大芝高原まつりのポスター・うちわ・パンフレットの図案入選者の表彰式は19日、村役場であった。入選者17人に唐木一直村長が賞状と副賞を手渡した。
南箕輪中の美術クラブ員と希望者の計30人が応募し、6月23日の選定会でポスター、うちわ、パンフレットの最優秀賞各1点、優秀賞4点、佳作10点を選んだ。
最優秀うちわ賞の竹松茂美さん(3年4組)は3年連続の最優秀賞受賞。大芝高原まつりの花火、たらいレース、太鼓など数々のイベントを盛り込んだ作品で、「さすがに3年連続はないと思っていたのでびっくりした。ありがとうございます」と笑顔を見せた。
ポスターの的野真由美さん(2年2組)は「にぎやかにしたいと思って花火を入れて描いた」、パンフレットの清水里音さん(2年3組)は「夏っぽいイメージで金魚やヨーヨーを描いた」と話し、受賞を喜んでいた。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設・飲食店・企業などに掲示。うちわは6千本作り全戸に1本ずつ配る。パンフレットは7千部作る。 -
南箕輪村消防団水難救助訓練
南箕輪村消防団は16日、大芝公園内の村民プールで水難救助訓練をした。団員40人、日赤奉仕団員23人が参加し、事故に遭遇した場合に適切な対応がとれるよう真剣に訓練していた。
講師は伊那消防署職員。プールで事故が起きた場合の応急手当を指導した。おぼれている人を発見した場合、救出と119番通報を同時にする。救出は一番早い方法として飛び込む、または安全にできる方法として棒や服、タオルなど道具を使う方法を紹介した。
人形を使って団員一人ひとりが人工呼吸や心臓マッサージなど心肺蘇(そ)生法も練習した。
団員が実際にプールに入り、おぼれている役の人を救出する訓練にも励んだ。 -
青いカエル見つけた
南箕輪村南殿の小学校3年生・伊藤力斗君(8つ)と、友人たちは16日、近くの畑で青色のアマガエルを発見した。一週間ほど前にも地域住民が青いカエルを見つけていて、近所では「青いカエルは珍しいと聞くがいっぱいいるのか」と、話題になっている。<br> 青いカエルの大きさは、普通のアマガエルと変らない。<br> 力斗君は、サワガニや、カブトムシなど生き物を収集するのが趣味。最近は白いオタマジャクシも発見している。家族も「生き物が好きでよく捕ってきている。水槽もいつのまにか増えてる」と話すほどだ。<br> 近所で青いカエルを見て、自分でも飼いたいと思っていた力斗君は、「まさか、こんな近くにいるとは思わなかった」と喜ぶ。次は、黄色いカエルか、10センチ以上の大きさのヒラタクワガタを見つけたい窶狽ニ、意気込んでいる。<br> 地域住民の間では、突然変異の生き物が多く確認されることで、「今年は何かが起きるのでは」と少し心配する声もある。
◆なぜ青く
信州大学名誉教授で動物生態学に詳しい吉田利男さん(67)=豊科町=によると「カエルが持っている色素胞のうち、体色の色合いをあらわす黄色い色素胞を何らかの原因でもたずに産まれることにより、もう一つの赤い色素胞からの青色の反射光が、人の目に入ってきたときにそのまま見える」。発見は、かなりめずらしいという。 -
シルバー人材センター南箕輪地区環境美化活動
シルバー人材センター南箕輪地区(漆戸智治地区委員)は16日、村役場周辺で環境美化奉仕活動に取り組んだ。草刈りやせん定作業に汗を流し、役場周辺の植え込みなどをさっぱりときれいにした。
環境美化活動は7月と10月の年2回実施している。今回は74人が参加し、せん定や草刈り、除草剤散布などグループに分かれて作業した。
参加者はビーバーで茂った草を刈ったり、サツキなどが植えられた場所の草取りをしたり、庭木を刈り込むなど作業に精を出していた。 -
南箕輪小6年3組総合的な学習
南箕輪村の南箕輪小学校6年3組(35人、関誠教諭)は15日、総合的な学習で西部保育園を訪れ、年長園児とゲームなどをして交流した。<br> 6年3組は5年生のときから、総合的な学習で「ふれあいの輪を広げよう」をテーマに、村内保育園、障害者生きがいセンターひまわりの家、村公民館の高齢者学級「ゆずり葉学級」、校内の仲良し学級の1年生と交流している。<br> 西部保育園での交流で、児童はリコーダーで「さくら」「ラバースコンチェルト」を演奏。園児と名刺交換をしたあと、ジャンケン列車やフルーツバスケット、風船バレーボールなど園児と一緒に楽しく遊んだ。<br> 児童は園児にやさしく声をかけたり、手をつないだり、風船バレーボールでは風船に触れない園児がいないように気を配り、触りやすいように風船を打ってあげるなどしていた。園児は大きなお兄さん、お姉さんとの交流に興奮気味で、歓声を上げてはしゃいでいた。<br> 関教諭は、「人と触れ合って相手の気持ちを思いやったり、年齢が違うので相手に優しくなれる。体験を繰り返すことで学んでほしい」と交流を見守っていた。<br>
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征矢洋文さん(33) 南箕輪村田畑
日本ボディービル連盟が主催する日本クラス別ボディービル選手権大会=3日、静岡県島田市=に出場して、ウェルター級(75キロ)で準優勝の栄冠を獲得。今回、県内から出場した選手のなかでは、全階級で、最もよい成績を納めた。
「継続は力なり。ボディービルは、コツコツやっていけば明確に変化が出る。体を鍛えることは、スタミナもつき、運動能力も上がる」と、さわやかな笑顔で語りかける。
県チャンピオン、全日本選手権6位以上入賞者窶狽ネど、実力のある選手にしか出場権が与えられない日本最高峰の大会。全国から同じ階級に5人が参加し、規定7ポーズのほか、音楽に合わせて1分間のフリーポーズを披露した。ボディービルは、全身に付く筋肉の大きさ、バランス、シンメトリー(左右対象)のほか、ポージングの美しさなどが審査される。
この大会には2年振り3度目の出場。前回は6位に終わり、「同じ階級でリベンジしたい」と、体の調整がうまくいっていた今年、100%の仕上がりで再度挑戦した。
「次男が生まれ、頑張らないと、との思いと、パパのかっこよいところを見せたくて」と、理容室を営む、2児のパパは照れる。
2年振りの全国大会だったが、オフシーズンのトレーニングの成果が評価された。自分の名前を呼ばれる瞬間は緊張。下位から3位までには呼ばれず、最後の2人になったとき、手の震えが止まらなかったという。準優勝の結果についても、信じられないほどの出来事だった。
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ボディービルとの出合いは、実家の理容室で仕事をしていた23歳のころ。過労で体を壊した時期があり、妻の「ちょっと体を鍛えれば」の一言がきっかけで、一般的なスポーツジムに通う。少し汗を流す程度のトレーニングから始めたが、日に日に筋肉が付いていくことに快感を覚える。「辰野町トレーニングセンター」で本格的な指導でトレーニングを積み、早速、県大会に出場すると6位の好成績を得た。その後、「松本トレーニングジム」で有名な指導者と出会い、成績は年々伸びていった。
自主トレーニングは毎日、1時間30分ほど。バーベル、ダンベルなどのフリーウェイトを中心に、全身を分割しながら筋肉を鍛える。
「トレーニング中はメンタル面で自分に厳しく、妥協しないようにしている。そのぶん、家族や周りの人に対しては優しくできるんですよね」と、人との接点が多い、自分の仕事の環境に、うまく同調している。
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現在、9月11日に、上田市で開かれる北陸甲信越ボディービル選手権大会に向けてトレーニングに励む。階級は無差別でどんな選手が出場するか分からず、攻略も困難。しかも、先日の大会で自分の仕上がった体を披露し、手のうちを明かしている。全国2位の栄光もプレッシャーにもなる。
「自分の状態をベストに仕上げれば勝てる。今年はボディービルを始めてから節目の10年目。全日本でいい結果が出せたので、続けて」と気合は十分だ。
北陸甲信越大会を終えれば、今シーズンは終了。その後は、家族孝行をする。大会前からの禁酒も解禁するので楽しみだ。
目標は、階級を一つ上げて、ライトミドル級(80キロ)で全日本に挑戦すること。
「今の年齢のうちに、アジアや世界もいってみたいな」と、夢は大きい。
妻と長男、二男との4人暮らし。自宅で「ビーンズ理容室」を営む。