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南箕輪村鳥獣被害防止計画 策定へ
有害鳥獣による被害が拡大している中、南箕輪村は、新たに鳥獣被害防止計画を策定します。
15日は、村役場で、有害鳥獣対策協議会が開かれ、村から計画案が示されました。
南箕輪村では鳥獣による被害が少なかったため計画を策定していませんでしたが、県内の他市町村が策定していることや、被害が増加していることから、今回策定します。
村では平成23年度、カラスが87万円、ニホンジカが20万円など、合わせて130万円の鳥獣被害がありました。
計画案では、この被害額を平成26年までに92万円に軽減すること、今年度から平成26年度まで毎年、イノシシ5頭、カラス200羽、ニホンジカ51頭などを捕獲することなどが盛り込まれています。
計画策定後は、平成25年度か26年度を目途に、猟友会を村の非常勤特別職とし、安全や身分を保証する事業についても検討していきたいとしています。
計画案は、長野県で協議され、1週間程度で決定される予定です。 -
上農が宮城県石巻北高校の農産物を交流販売
東日本大震災で被災した、宮城県石巻北高校総合学科食農コースの生徒が作った農産物と、上伊那農業高校の生徒が開発した雑穀カレーなどの交流販売が24日伊那市のいなっせで行われました。
交流販売は24日開かれた全国の農業高校の代表者が集う日本学校農業クラブ全国大会クラブ員代表者会議に合わせ行われたものです。
会場では石巻北高校で生産された米のほか加工品の米粉パン、上農高校が開発した雑穀カレーなどが販売されました。
上農高校は、去年被災地支援として雑穀カレーを石巻北高校に届けたことをきっかけに、農産物を通じた交流を行っています。
石巻北高校では、今年4月に高校の農産物を販売する直売所を開設し、地産地消に取り組んでいます。
22日販売した雑穀カレーの収益は東日本大震災の義援金として送るということです。
日本学校農業クラブ全国大会クラブ員代表者会議は学校の活動を基に情報交換をし、クラブの発展を図るものです。
22日はおよそ160校から370人ほどが集まり、就農者を増やすにはどうしたらいいかなどについて意見交換をしました。 -
明るい選挙啓発ポスターコンクールに池上さん入賞
平成24年度明るい選挙啓発ポスターコンクールに南箕輪中学校2年の池上美来さんの作品が入賞しました。
池上美来さんの作品は、全国で60人が選ばれる財団法人明るい選挙推進協会会長・都道府県選挙管理委員会連合会会長賞に選ばれました。
ポスターコンクールには全国約13万人から応募がありました。
池上さんは14日塩尻市で開かれた明るい選挙推進県大会で表彰を受け、学校に戻り、柴俊春校長に受賞の報告をしました。
柴校長は、「自分のアイデアが全国で認められたことは自信になる。これを励みにしてほかのことにも自信を持って活動していってほしい」と話していました。 -
ドレミファそらまめがコンサート
音楽が好きな母親でつくるドレミファそらまめによるみんなでわくわくコンサートが12日南箕輪村の子育て支援施設すくすくはうすで行われました。
12日は未満児とその親などが訪れ、コンサートを楽しみました。
ドレミファそらまめは県内の5歳までの子どもを持つ母親でつくるグループで、音楽を通じて子育てを応援しようと演奏活動を行っています。
コンサートでは、メンバーが手作りの衣装や小道具を使って、童謡や季節の歌など18曲を演奏しました。
ある親子は「子どもと一緒に生の音楽に触れられてよかった。自分と同じく子育て中の母親が演奏している姿に刺激を受けた」と話していました。 -
南原保育園園児増加で増築へ
南箕輪村は平成22年度に建て替えが完了した南原保育園について、見込みを上回る園児数の増加に対応するため増築するとの計画を12日の村全員協議会で示しました。
南原保育園の平成22年度建て替え完了時の園児数は102人でした。
村では園児数について平成24年度末で118人、25年度末では136人、26年度末では160人を見込んでいます。
このことから園舎の増築が必要だとして保護者会や区への説明会を開くとしています。
また12月議会で仮園舎の建設などにかかる費用、およそ840万円の補正予算案を提出するとしています。
増築は現在のリズム室を改装し保育室を2部屋つくり、駐車場に新たにリズム室をつくる計画で費用はおよそ9,200万円となっています。
園児数の増加について村は、未満児保育の希望者や転入者が増えたものと説明しています。
村では他に多目的ホールの増設やOA機器の配線改修など役場庁舎増築にかかる費用、およそ1億円の補正予算案も12月議会に提出する予定です。 -
高3まで入院費通院費補助へ
現在中学3年生までの入院費通院費を補助している南箕輪村は、来年度から高校3年生までを対象とする条例改正案を12月議会に提出することを決めました。
これは12日、村役場で開かれた村議会全員協議会で示されたものです。
現在、村が行っている医療補助は乳幼児から中学3年生までの入院費通院費を対象としていて平成23年度はおよそ3、700万円でした。
村ではこの補助を高校3年生まで対象とする考えで年間およそ300万円の増額を見込んでいます。
現在県内で高校生まで実施している自治体は77市町村のうち28町村で上伊那では、飯島町と中川村が実施しています。
また、精神保健福祉手帳所持者1級、2級の補助金支給についてもその対象を広げるとしています。
現在1級所持者については通院のみ、2級所持者については自立支援医療の精神通院のみとなっていて平成23年度はおよそ122万円でした。
これをどちらも入院費通院費に対象を広げ、補助額はおよそ200万円の増額を見込んでいます。
財源については、通院1回あたりにかかる受益者負担金を現行の300円から500円に引き上げる計画で、これによりおよそ540万円を確保できるとしています。
これら条例改正案は12月議会に提出され平成25年度からの実施を予定しています。 -
高齢者宅を訪問「火の用心」
秋の全国火災予防運動にあわせ、伊那消防署は、高齢者宅を訪問し火災予防を呼び掛ける訪問指導を1日から行っています。
9日は、伊那市中央の78歳の独り暮らしのお年寄り宅を訪問し、火災報知器や消火器の設置状況などを確認しました。
訪問指導は、伊那市と南箕輪村の75歳以上の独り暮らしの高齢者宅100軒を対象に、民生委員や消防団の協力を得て行うもので11月末まで行われます。
消防署員は、「火を使っているときはその場を離れないようにしてください。」などとアドバイスしていました。
この取り組みは、火の取り扱いが増えるこの時期に、伊那と高遠消防署が毎年行っています。 -
上農祭 農産物販売大盛況
上伊那農業高校の文化祭、第93回上農祭の一般公開が11日行われ、生徒たちが育てた農産物や加工品などを求め多くの人達が訪れていました。
玄関から延びる長蛇の列、先頭の男性は一般公開が始まる、およそ1時間前の午前8時半から並んでいました。
午前9時半、上農祭実行委員長の大矢真希さんの挨拶で、一般公開が始まりました。
訪れた人達の多くは、生徒たちが授業の一環で育てたり作ったりした、野菜や果物、加工品がお目当てです。
上農産の農産物は味や大きさ等の品質が良く、価格も市価より割安となっている事から毎年、多くの商品は午前中で売切れてしまうという事です。
特に人気があるのは味噌で、今年は県内産の大豆を使い、麹は学校で収穫した米を使って、今年の6月に仕込んだという事です。
一袋1.5キロ入り500円で、今年は700袋、用意しましたが、販売開始から1時間余りたった午前11時には完売したという事です。
販売を担当したある生徒は、「多くの人が、楽しみにしている上農祭。これからも、地域の人たちに喜んでもらえる物を作りつづけていきたい」と話していました。 -
南箕輪中学校2年清水彩音さん 東日本女子駅伝出場へ
県縦断駅伝の13区を走る南箕輪村の南箕輪中学校2年清水彩音さんは、11日に福島県で開かれる東日本女子駅伝に長野県チームのメンバーとして出場します。
8日は、清水さんが村役場を訪れ唐木一直村長に出場の挨拶をしました。
清水さんは、小学校2年生の時に姉の影響で陸上を始め、6年生の頃から本格的に練習するようになりました。
東日本女子駅伝には、全国から17チームが参加し中学生から一般までの選手が1つの襷を繋ぎます。
中学生区間は2区間で、登録された4人のうち2人が出場できます。
2年生の清水さんは、控えにまわる可能性もあるということですが、初めての全国の舞台で経験を積んできたいと話します。
東日本女子駅伝は、11日日曜日に福島県で行われます。 -
若い感性で“ふるさと”に意見
南箕輪中学校の生徒が1年間学んできた総合学習の成果を発表する「わかたけ発表会」が5日、南箕輪村役場で開かれました。
この日は、3年生9人が意見を発表しました。
南箕輪中では、3年生全員が「私たちのふるさと南箕輪」をテーマに、総合学習を行っています。
村内の福祉や農家の高齢化、観光資源の活用法など、様々な意見が発表されました。
このうち細田柊登君は、まっくんバスの存在意義について意見を発表しました。
交通弱者にとって重要な交通手段であること、バスを乗り継げば村外にも行けるなど、調べてわかったことを説明し、最後にまっくんバスに乗って村外へ行くための活用案内を作ってほしいと提案していました。
発表を聞いた征矢鑑教育長は「どれも素晴らしい発表だった。みなさんの新しい感覚を村政に活かしていきたい」と話していました。 -
85歳 近藤廉治さん~笑顔の病院づくり~
全国の自殺者数が14年連続で3万人を超えるなか、上伊那でも自殺により死亡する人が後を絶ちません。
南箕輪村にある南信病院では、85歳の前院長、近藤廉治さんがユニークな取り組みでこの問題に向き合っています。 -
恩徳寺 色づき始める
南箕輪村の恩徳寺にある大イチョウが、色づき始めています。
恩徳寺の境内には、樹齢400年近いイチョウの木があります。
幹まわり3.5メートル、高さ20メートルを超えるこのイチョウは、村の天然記念物に指定されています。
恩徳寺では、全体が黄色に染まるのは、2縲・日後とみています。 -
携帯感知システムで振り込め詐欺を防げ!
手口を変えながら依然無くならない振り込め詐欺。
伊那警察署などは、ATM利用中の携帯電話の使用を感知するシステムを使った振り込め詐欺対策訓練を6日、南箕輪村のアルプス中央信用金庫信大前支店で行いました。
信大前支店に今年6月から試験設置されているこのシステム。
携帯電話を使用しながらATMに近づくと、光と音声で利用者に注意喚起を促します。
6日は、詐欺被害防止の「全国一斉声かけ訓練」に合わせ、感知システムを使った訓練が行われました。
20秒ほど携帯電話で通話していると警告音が鳴りだし、不審に思った職員が被害者役のお年寄りに近づき声をかけていました。
このシステムは、村内で防犯関連機器の製造を行っている株式会社アジャイルシステムが開発しました。
警告音が鳴ると窓口にいる職員にも分かるシステムになっています。
価格は、15万円から20万円ほどを予定しています。
伊那署管内では、去年は6件およそ450万円、今年は9月末までに1件およそ40万円の振り込め詐欺事件が発生しています。 -
村民文化祭 作品展示やステージ発表
南箕輪村民文化祭が3日と4日に村民センターで開かれ絵画などの作品展示やステージ発表が行われました。
村民文化祭は毎年文化の日に合わせて、村文化団体連絡協議会が開いています。
会場の村民センターには、絵画や書、陶芸など趣味で作った作品およそ400点が展示されていました。
会場の一角には村内にある上伊那農業高校のコーナーも設けられ生徒が農業高校ならではの取り組みを写真などで紹介していました。
ステージ発表では男女共同参画の活動を行っているパートナーシップ南みのわが、「災害時におけるある避難所のエピソード」というテーマの寸劇を披露しました。
劇では増水している川の様子を見にいこうとしたり、避難所で酒盛りをはじめたりと、災害時にもかかわらず自分勝手な行動をする人に周りが困惑する様子が演じられ
ていました。
出演者は、多くの人が集まる場所ではルールを守って行動するよう、ユーモアを交えながら呼びかけていました。
ステージ発表には踊りや太鼓など40団体が出演し、日頃の文化活動の成果を発表していました。 -
南箕輪FCjrが村長杯で優勝
南箕輪村長杯少年サッカー大会が3日、大芝スポーツ公園総合運動場で開かれ、南箕輪フットボールクラブジュニアが優勝しました。
今回で26回目となる村長杯には県内や山梨県から16チームが出場しトーナメント方式で争われました。
青のユニフォーム南箕輪フットボールクラブジュニアは戦った4試合全て、相手に得点を許すことなく勝ち上がり、優勝しました。
村長杯が始まって南箕輪が優勝したのは、今回で2回目です。
少年サッカーは通常のサッカーより3人少ない8人でプレーします。
これはボールに触れるチャンスを多くつくることで実戦を通したレベルアップを目的にしているということです。
大会関係者は「上伊那のチームは年々強くなってきている。
この大会の出場者からプロになる選手が出てほしい。」と話していました。 -
村初の防災アドバイザー設置
南箕輪村は、防災に関して専門的な立場から指導や助言を行う防災アドバイザーを、初めて設置しました。
31日夜は、南箕輪村役場で初会合が開かれ、6人が防災アドバイザーに委嘱されました。
6人は、元消防団長や自主防災会の会長などで、それぞれ防災活動に関しての経験者です。
南箕輪村では、東日本大震災などを受けて、自主防災力を高めるために、今回初めてアドバイザーを設置しました。
唐木一直村長は、「日頃から地域の状況を把握し、より安心安全な防災力の高い地域にしていきたい」と挨拶しました。
防災アドバイザーは、地区の防災マップの作成の支援や、住民への啓発活動などを行なっていきます。
南箕輪村では現在、12地区のうち、4つの地区が防災マップを作成済み、1地区が作成中、その他7地区が作成できていません。
村では、全地区で防災マップを作成したい考えで、マップの作成にアドバイザーの経験を取り入れていくということです。
防災アドバイザーの任期は2年となっています。 -
神子柴遺跡の魅力 語り合う
54年前に旧石器時代の石器が発見された南箕輪村神子柴遺跡の、発掘関係者による座談会が27日、神子柴公民館で開かれました。
この日は、実際に発掘に携わった、伊那市狐島の御子柴泰正さんと、地区住民としてサポートにあたった原輝夫さん、高木清幸さんがパネリストを務め、会場を訪れた20人が話に耳を傾けました。
座談会は、遺跡発見から54年が経ち、改めて遺跡について考えてみようと神子柴の文化歴史遺産を伝える会が開いたものです。
神子柴遺跡では、旧石器時代から縄文時代の大型の石器が傷の少ない状態で見つかっていて、国内では神子柴で初めて発見されたことから、同じ系統の石器は「神子柴系石器」と呼ばれています。
座談会で御子柴さんは「良い地層があると聞き、行って掘り始めたら30分ほどで大きな黒曜石が出てきた。同じ場所から石斧なども見つかり、当時はとても興奮した」と話していました。 -
国道361号で重傷事故
30日午後0時45分頃、南箕輪村の国道361号で普通自動車が電柱に衝突する事故がありました。
この事故で後部座席に乗っていた女性が腕や足の骨を折る大けがを負いました。
伊那警察署の発表によりますと事故は国道361号を木曽方面から伊那市街地へ向かい走っていた普通乗用車が反対車線の電柱に衝突したものです。
この事故で後部座席に乗っていた
木曽郡の91歳の女性が腕や足の骨を折り病院に運ばれました。
車を運転していた東京の34歳の女性にケガはありませんでした。
現場は下りの直線道路で事故の原因については、伊那署で調べを進めています。 -
村の高齢者が交流深める
72歳以上で南箕輪村内在住者を対象にした高齢者交流会が22日南箕輪村の大芝荘で開かれました。
交流会には、久保区、塩ノ井区、
北殿区、北原区に住む72歳以上の高齢者およそ120人が集まりました。
交流は地区を越えてお年寄りのつながりを深めてもらおうと毎年村が実施しているものです。
22日は、伊那市の地名語源研究家松・ス岩夫さんが村に関する地域の地名について話をしました。
松・スさんは「塩ノ井という地名の『塩』は赤土を指し、『井』は湧水を表すことから、水の多い赤土の地域という意味がある」と話していました。
集まった人たちは、地元の地名の由来について興味深そうに話を聞いていました。
交流会は地区別に3日間に行われる予定で、およそ380人が参加する予定です。 -
信大中原寮に園児招かれる
寮祭が行われている信州大学の中原寮に26日西箕輪保育園の園児が招かれました。
中原寮を訪れたのは、近くの西箕輪保育園の園児100人です。
信州大学の学生は、普段から保育園や小学校と交流しています。
す。
毎年1回、寮祭にあわせて子どもたちを招待していて、今回は、大学のグラウンドで栗やどんぐりなどの木の実探しをしました。
木の実は、寮生が前日にまいておいたもので、園児たちは、夢中になって探していました。
木の実拾いが終わると学生から園児に手作りのクッキーがプレゼントされました。
中原寮では、27日に寮祭のメインイベントとなる寮内開放が行われ、名物の豚の丸焼きが来場者にふるまわれます。 -
南箕輪村水道ビジョン 検討結果を答申
今年度から10年間の水道事業について定める「南箕輪村水道ビジョン」について検討してきた審議会は、原案の通り策定するとの検討結果を26日、唐木一直村長に答申しました。
26日は、南箕輪村上下水道事業運営審議会の木下功会長と増澤宮雄副会長が役場を訪れ、唐木村長に答申書を手渡しました。
南箕輪村水道ビジョンは、水道施設の耐震化や飲料水確保のための対策など今後10年間の計画を定めたものです。
主な実施施策は▽水源の保全・整備▽施設の耐震化▽水道事業の経営の強化と効率化 などです。
答申では他に、耐震性を備えた新たな非常用水源の開発・整備の推進を図ること、水需要の動向に合わせ定期的に事業計画の見直しを図ることを求めています。 -
伝統行事「まんど」守れ 大麦の種まき
お盆の伝統行事・振りまんどで使用する大麦のワラが手に入らず、今年の夏は行事を中止とした南箕輪村大泉の住民は、地域の伝統行事を守るため、大麦の栽培を始めました。
25日は、大泉の8アールの畑に、6キロの大麦の種が蒔かれました。
作業を行ったのは、伝統行事を後世に伝えようと、9月から活動を始めた地域住民有志です。
大泉では、古くからお盆の伝統行事・振りまんどが行われていましたが、50年ほど前に一時途絶えました。
およそ30年前に、地区の住民が復活させ毎年行われてきましたが、今年の夏は、大麦のワラが手に入りにくいなどの理由から実施を見送りました。
このまま、伝統行事が途絶えてしまうのは寂しいと、住民有志が大麦を育てる事にしました。
種が蒔かれたのは、3年ほど遊休農地となっている畑で、地区の遊休農地解消につなげるねらいもあります。
住民有志は、11月中には、大泉の伝統行事を継承する会を立ち上げ、12月上旬には、子ども達に協力してもらい、麦ふみなども行うことにしています。
地域で大麦を育てていない事から、近年は、大麦のワラを他地区から入手したり、小麦で代用してきたという大泉のまんど。
来年は、地域で栽培された大麦でのまんどを見ることが出来そうです。 -
手作りおやつのレシピを配布
22日南箕輪村中部保育園で手作りのおやつとレシピが配られました。
22日は地域の主婦などでつくる食生活改善推進協議会の会員5人が保育園を訪れ、手作りのおやつとそのレシピを、迎えに来た保護者に配りました。
協議会では、手作りおやつの良さを広め、家でも作ってもらおうとレシピを配っています。
22日は保護者に会員が作ったサツマイモを使ったプリッツと、きなことマカロニを使ったあべかわ風のお菓子がふるまわれました。
食生活改善推進協議会の倉田和子会長は、「簡単なので子供と一緒にぜひ作ってほしい」と話していました。
ある保護者は、「普段お菓子を手作りすることはあまりないが、家にある食材で簡単に作れそうなのでやってみたい」と話していました。 -
光と音楽の共演
幻想的なイルミネーションと日本の伝統音楽の共演「伊那雅楽平安の調べ」が21日、南箕輪村の大芝高原で開かれました。
21日は、イルミネーションフェスティバル期間中の大芝高原で演奏会が開かれました。
演奏したのは、上伊那地域の神職らでつくる伊那雅楽会のメンバー12人です。
雅楽は、神社などで奏でられる日本古来の音楽や舞です。
大芝高原での演奏は、地域貢献を目的に2年前から行われています。
演奏会では、古典楽曲などおよそ10曲を披露し、訪れた人は足を止めて聞き入っていました。
伊那雅楽会では「普段聞く機会の少ない日本の音楽に少しでも興味をもってもらえたらうれしい」と話していました。 -
大芝高原で下草刈り
南箕輪村の大芝高原で21日、住民およそ120人が下草刈りなどを行いました。
21日は、大芝高原で育樹祭が行われ、11区からおよそ120人が参加しました。
育樹祭は、先人が残した貴重な大芝高原を守り育てていこうと5年前から行われています。
参加者は、鎌やのこぎりを使って森林内の下草刈りや除伐を行いました。
ある参加者は「ウォーキングや観光などで多くの人が訪れる大芝高原の環境を守っていきたい」と話していました。
参加者は、およそ1時間黙々と作業にあたっていました。 -
南箕輪らしい景観 アンケート調査へ
美しく南箕輪らしい景観の実現を目指す、南箕輪村景観計画策定委員会が、19日夜に発足しました。
委員会では、村民1500人を対象にアンケートを実施する計画です。
この日は役場で1回目の委員会が開かれ、信州大学農学部の教授や学生、地域の団体の代表などおよそ20人が唐木一直村長から委嘱状を受け取りました。
唐木村長は「南箕輪らしい美しい景観を守っていくために、行政の枠をこえて活動を進めていきたい」とあいさつしました。
委員会では、景観計画の概要が説明されたほか、11月に実施を予定している住民アンケートについて説明がありました。
アンケートは、16歳から74歳までの男女、1500人を対象に行われます。
「南箕輪らしいと感じる景観は」「景観を害している建物は」など7項目となっています。
委員からは「元から住んでいる人、移り住んだ人で違いが出るのでは」「アンケートの目的を明確にする必要がある」などの意見が出されていました。
南箕輪村の示した計画によりますと、今年度中にアンケートによる分析を行い、来年度中に計画案を作成、平成26年度中の計画策定を目指すということです。 -
箕輪ダム周辺で環境美化活動
箕輪町の箕輪ダムで、18日、本格的な観光シーズンを前に、周辺の美化活動が行われました。
これは、観光地の美化活動を行う県の取組、「きれいな信州美化キャンペーン」の一環で行われたものです。
この日は、箕輪町や県の職員、地元の長岡、南小河内、北小河内の住民など14人が参加し、箕輪ダム周辺のごみ拾いを行いました。
参加者は3つの班に分かれ、空き缶やたばこの吸い殻などを拾っていました。
箕輪町観光協会によりますと、箕輪ダム周辺の紅葉は1週間ほど遅れていて、11月上旬が見ごろとなりそうだということです。 -
南箕輪村水道事業計画に災害対策盛り込む
南箕輪村上下水道事業運営審議会が18日に開かれ、今後10年間の上水道事業で、災害対策として水道施設の耐震化や飲料水確保のための対策をとっていく計画案が示されました。
計画は、平成24年度から33年度までの10年間の水道事業について定めるものです。
この日は、唐木一直村長が、審議会に「南箕輪村水道ビジョン」策定
を諮問しました。
計画案によりますと、災害に強い水道の確立として、水道施設の耐震化を進めていくということです。
実施時期については、10年の計画期間内に全ての施設や管路を耐震化するのは困難であるとして、まずは、配水池などの基幹施設や基幹管路の耐震診断を実施し、必要な補強や更新を実施していくということです。
ほかに、避難所などで飲み水を確保するための緊急貯水槽の設置、給水用のポリタンクや浄水器の確保なども計画案に盛り込まれています。
審議会では、この案をもとに審議を行い、今月下旬に唐木村長に検討結果を答申することになっています。 -
焼酎用のいもを収穫
南箕輪村の住民有志でつくるいも焼酎南箕輪会は17日、田畑の転作田で焼酎用のいもを収穫しました。
17日は会員17人が広さ40アールの転作田に植えられた焼酎用のサツマイモ「コガネセンガン」およそ3トンを収穫しました。
今年は、いもの形がそろっていて出来がいいということです。
収穫したいもは、下伊那の酒造メーカーに出荷して12月中旬には焼酎ができあがるということで、始飲会も予定されています。 -
権兵衛トンネルで防災訓練
万が一の事故に備え、伊那と木曽を結ぶ国道361号伊那木曽連絡道路「権兵衛トンネル」で16日、防災訓練が行われました。
防災訓練は、トンネル内での自動車事故や車両火災に備えようと開通した平成18年から毎年行われています。
トラックが対向車線にはみ出し、対向車線を走ってきた乗用車と衝突して火災が発生したと想定で行われました。
訓練には、伊那、木曽両地域の警察や消防など93人が参加しました。
16日は、一般車両の通行を規制して権兵衛トンネルの伊那側入り口からおよそ300メートル中に入った所で訓練が行われました。
救急救助訓練では、両地域の消防組合が車両に閉じ込められたけが人を救助していました。
また、消火訓練も行われトンネル内の消火栓からホースを取り出し放水していました。
トンネルを管理する木曽建設事務所によると8月末現在、開通からの利用車両の累計は、およそ940万台、1日平均およそ3900台となっています。
尚、これまでトンネル内で大きな事故は起きていないということです。