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恩徳寺で節分の豆まき
各地で節分の豆まきが行われた3日、南箕輪村の成田山恩徳寺でも節分会が開かれた。「鬼は外」「福は内」と威勢のよい掛け声とともに今年の年男、年女が福豆や同寺の境内でとれたギンナンなどをまき、1年の家内安全や健康を祈願した=写真。
毎年恒例の節分会は午前6時から始まり、午後5時までの間に全8回行われる。厄除などを目的として行う大護摩修行には、事前予約の段階で約千人が申し込んでおり、最も人が集まる午前10時から正午にかけての時間帯には、一般の参拝者などが本堂に入りきれないほど集まった。
大護摩修行の後、本堂の中で豆まきを開始。升を持った年男、年女が福豆や落花生、ギンナンをまくと、その福にあやかろうとする人たちも一斉に豆を拾い集め、あたりは騒然となった。何とか福豆を拾うことができた参拝者は、笑顔で寺を後にしていた。 -
すくすくリサイクルウィーク始まる
南箕輪村の子育て支援センターすくすくはうすで4日、家庭で不用になった衣類などをリサイクルする初の取り組み「すくすくリサイクルウィーク」が始まった。
施設を利用する子育て中の母親の声を受け企画した。毎月第1月曜日から5日間をリサイクルウィークとし、子ども服やチャイルドシート、ジュニアシート、園児服、運動靴、スノーシューズ、ベビーカーなど不用になった物を持ち寄り、必要な人に無料でリサイクルする。
月、火曜日に品物を展示し、金曜日までに必要な人がいなかった場合は各自で持ち帰る。子育て中の親ならだれでも利用できる。
初日は施設内のコーナーにサイズ別に子ども服が並び、母親らがデザインを確認するなど自由に見ていた。母親の一人は、「1回しか使わないフォーマルの靴や、数回着るだけのスキーウェアなどがあるとうれしい」と話していた。
今月のリサイクルウィークは8日まで。すくすくはうすでは、「お母さんたちの声を取り入れながらやっていきたい」と話している。 -
南箕輪中卒業生に贈る「愛の鈴」作り
南箕輪村社会福祉協議会のボランティア運営委員会は2日、南箕輪中学校の卒業生に贈る「愛の鈴」をボランティアセンターで作った。呼びかけに応じたボランティア約40人が心を込めて手作りした。
愛の鈴は、「卒業しても健康で村のことを忘れず、福祉の気持ちを持って」との願いを込め、卒業生に毎年贈っている。
手芸用のひも2本を1組にして井桁に編み、顔に見立てたウッドビーズを通してひもを結び、鈴を付ける。顔も一つずつ丁寧に手書きする。今年は約190個作る。
今年で3回目の参加という民生委員の女性は、「卒業式のとき、卒業生が愛の鈴を胸に付けてくれるのがうれしい。門出を祝うように、頑張ってという思いで作ります」と話していた。
今後、「御卒業おめでとう」のメッセージと一緒に一つずつビニール袋に入れたものを箱詰めにし、3月に贈呈する。 -
南箕輪村南原
送水管破損で流水南箕輪村南原の広域農道と村道8号線の交差点、南原信号機付近で30日、下水道工事により上伊那広域水道用水企業団の送水管が破損し流水、広域農道の一部が通行止めになった。夜には復旧工事を終え、通行止めを解除した。破損による断水被害は出ていない。
南箕輪村発注の公共下水道工事。村によると、広域農道に埋設している企業団の送水管の下に下水道管を埋設するため、道路を掘り返さず土中を掘り進める推進工法で工事をしていたところ、送水管を破損し午前10時ころ道路に水が流れ出した。広域農道を一部通行止めにして送水管を補修し、道路を埋め戻して復旧した。 -
南箕輪村特別職報酬等審議会
村長が白紙諮問南箕輪村は30日、村特別職報酬等審議会を役場で開き、唐木一直村長が08年度の村議会議員の報酬額と村長および副村長の給料額の改定について白紙諮問した。
唐木村長は、「村の税収は比較的良好だが、財政状況は引き続く地方交付税及び補助金の削減に加え、原油高などの影響により法人村民税の減収が懸念され、08年度も依然厳しい財政運営を強いられると見ている。経済状況、郡下や類似団体の状況を加味してご審議いただきたい」とあいさつした。
委嘱を受けた委員は7人。会長は区長会長の加藤忠秋さん、職務代理は村商工会長の田中秀明さん。
本年度の状況は、村長、副村長、教育長は附則改正で5%引き下げ、議員の報酬月額は本則改正で約10%引き上げている。
答申期限は22日。 -
小学生防火作品コンクール審査会
伊那防火管理協会は28日、伊那市の伊那公民館講堂で、伊那消防組合管内の小学生を対象とした「防火作品コンクール」の審査会を開いた=写真。ポスター、書道の部の各最優秀賞1点ずつなどを選んだ。
防火意識を高めるためのコンクールで、ポスター、書道、作文の部門に管内の小学4縲・年生から計459点の応募があった。この日は、協会関係者や小学校教諭ら7人が審査し、両部門の最優秀賞のほか、優秀賞(ポスター20点、書道21点)を決めた。
各部門の入賞作品の発表は後日あり、ポスターと書道の入賞作品を「春の火災予防運動」期間中(3月1縲・日)、伊那消防署などなどで展示。作文の部は2月上旬に審査し、入選作品を同期間中、有線放送で発表する予定だ。
それぞれの最優秀賞作品はポスターに作成し、管内の事業所などに配布する。 -
リズム時計工業の廃棄物焼却炉、改善・使用停止命令
県は28日、リズム時計工業(本社・埼玉県、大川康寛社長)に同社が箕輪町に設置している廃棄物焼却炉を、改善・使用停止するよう行政処分を下した。
同廃棄物焼却炉の排ガス中のダイオキシン類の濃度が排出基準値を超過したためで、県は同社にダイオキシン類対策特別措置法の規定により、(1)排出口から排出される排ガス中のダイオキシン濃度を排出基準以下になるよう必要な措置を講ずること(2)3月17日まで廃棄物焼却炉の使用を停止すること竏窒スじた。
県によると、リズム時計工業が同廃棄物焼却炉について民間検査機関に依頼して、排出口から排出される排ガス中のダイオキシン類の濃度測定を実施したところ、25日に測定値が19ナノグラムTEQ/ノルマン立方メートルであり、ダイオキシン類の排出基準値10ナノグラムTEQを超過していることが判明。同社は25日から同廃棄物焼却炉の使用を自主的に停止している。 -
南箕輪小学生が昔の遊び体験
南箕輪村の南箕輪小学校2年4組(35人)の生徒たちは28日、みはらしファーム「工房COO」の佐野博志さんを講師に招き、こま回しや竹とんぼなどの昔の遊びを体験した。
2年4組では生活科の授業の一環として、こま回しの学習をしたことがあり、児童たちが「もっといろんな技を覚えたい」ということで今回、佐野さんに教わることになった。
こまをひもの上を渡らせる「綱渡り」や投げたこまをそのまま手にのせる「つばめ返し」、指の上でこまを横向きのまま回す「ちょんがけ」など佐野さんの披露する技に児童たちは感嘆の声をあげた。
児童たちはさっそく佐野さんに教わりながら技を試した。「もうちょっとでできそう」「今、手にのった」と児童たちは失敗を繰り返しながらも何度も挑戦した。
こまの次は竹とんぼ作りに挑戦。プロペラの角にやすりをかけたり、プロペラをねじったり、一つひとつ佐野さんから教わりながら、児童たちは竹とんぼを作った。 -
第3回信州大学・伊那市連携協議会
信州大学と伊那市による第3回連携協議会が28日、伊那市役所であった。信大農学部の教授、市担当部署の部課長、経済団体関係者など約30人が参加する中、現在の連携事業として取り組む30事項のうち、遊休農地の解消や地域振興などを目的として取り組むヤマブドウワインの開発、雑穀プロジェクトなど主要5事業につき、現状の問題点と今後の方向性を懇談=写真。市からは▽社会人向けのマスターコース開設の検討▽農学部の学生に市の行政運営に関わりを持ってもらえないか▽中小企業へのインターンシップ推進竏窒ネど今後取り組んでいきたい新連携事業の提案もあった。
協議会は官学連携に基づく連携事業を進める信州大学と伊那市が連携事業の進ちょく状況を確認するとともに今後のあり方について話し合うために開催しているもの。今回は、連携事業の推進には協力が不可欠である各経済団体もオブザーバーとして参加した。
そのうち、農学部が中心となって伊那市の特に農山村の観光資源の開発、観光ボランティアの育成、人材づくりを進めようという連携事業について唐沢豊農学部長は「これまでの農業は販売面からの視点に欠けていた。雑穀やヤマブドウワインなど地域産品を今後、戦略的に販売していく上でも、観光振興は有効。また、中山間地に人が入り込むきっかけにもなる」とした。
また、食害などが深刻化する有害鳥獣対策については、信大の大谷元教授は入笠山における大量捕獲おりによる捕獲などを検討している一方、予算的にも人材面でも行政サイドの協力が不可欠であることを説明。
これに対し酒井茂副市長は「市としても財政面から予算措置などを検討している」とした。 -
南箕輪村職労自治研究講演会
南箕輪村職員労働組合は19日、フリーライターで「保育園を考える親の会」代表の普光院亜紀さんの講演会を村保健センターで開いた。地域住民や保育士など約50人が聴講した。
普光院さんは「これからの子育てを考える」と題し、保育園の現状や課題などについて話した。
普光院さんは保育園の課題について「保育士がやりがいを持って働ける職場にしていかなくてはならない」と訴えた。
また保育園の役割については「保育園は地域の財産。少子化が進んで社会から失われてきた子育ての機能を、補っていく存在。保育園にみんなが集まってきて、支え合ったり、地域関係ができてくる」と語った。 -
たこ作り体験会
南箕輪村公民館は19日、たこ作り体験会を同館で開いた。地域の保育園児や小学生とその保護者など25人が参加した。
南箕輪村公民館は月1回「いろいろ物作り・体験会」を開いており、1月は毎年のたこ作りを行っている。
南箕輪村公民館の掘薫館長は「揚げるだいご味、作る楽しさを味わってください」とあいさつした。また、たこを揚げるときには引っ張られないように手袋をはめるように、注意を促した。
作ったのは「ダイヤだこ」。障子紙と竹ひご、たこ糸などを使い、新聞紙の上で作業した。子どもたちは保護者に手伝ってもらったり、仕上がりを確認してもらいながら、真剣な顔でたこを作っていった。
子どもたちは「楽しい」「紙に糸を張るのが難しい」と感想を話していた。 -
信大で農学部産ジャムの販売、2月5日から
南箕輪村の信州大学農学部にある生産品販売所で2月5日から、農学部産の無添加ジャムの販売が始まる。これまでのリンゴ、ブルーベリーなどに加え、今年は新たに「ヤマブドウジャム」、ナイアガラを用いた「ブドウジャム」が登場。担当者は「ナイアガラのジャムはブドウの香りも楽しめるジャム。また、ヤマブドウは甘味と渋みのあるジャムに仕上がっている。ぜひお試しいただければ」と呼びかけている。
同学部では、学生の教育実習の一環として生産した農産物や農産加工品などを販売しているが、ジャムもこの時期登場する生産品の一つ。今年はリンゴ、ブルーベリー、マルメロ、プルーン、ぶどう(ナイアガラ)、山ぶどうの6種類が出来上がってきており、全体で約3千瓶の販売を予定している。
今年試験的に作った山ぶどう、ぶどうジャムについては、販売数も300瓶ほどに限られているが、今年の売れ行きを見て、来年以降、生産量を増やすことも考えているという。
昨年もこの時期に販売を開始したが、3月末までに完売した。
一瓶200グラム入り販売価格はリンゴジャム300円、その他の種類は350円。また、詰め合わせセットもあり、3種類4瓶の入ったジャムの詰め合わせは1600円、リンゴジュース2本とジャム2瓶のセットが1900円となっている(詰め合わせは限定各50セット)。生産品販売所の対応時間は午前8時半縲恁゚後5時。
問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1318)へ。 -
写真俳句展
俳句歴約40年という南箕輪村北殿の酒井昌好さん(72)は27日まで、「写真俳句展-美しい花に思いを託す俳句-」を大芝高原の大芝の湯ギャラリーで開いている。
今回で5回目を数える展示。作品は新作28点で、「天草の色に染まりて雪仙丈岳」「ひとつ葉に黒き実を乗せ花筏」「瑞々しき花蓮開く日和なり」などの俳句とそれぞれ仙丈ケ岳、花筏などの写真。写真と俳句という日本人が好きな表現分野を一つにして楽しく生きようという趣味だという。
「俳句と花の写真で美しい花に思いを託す、いわゆる芸術的対話をしようと思っている。写真を撮って詠む花の世界の醍醐味を感じたい」と話している。 -
「おはなしむら」で影絵公演
南箕輪村図書館の「おはなしむら」が19日、村民センターであり、村内保育士の有志10人でつくる影絵サークル「このゆびとまれ」が影絵を上演した。親子約80人が影で作り出されるお話の世界を楽しんだ。
サークルの公演は、本年度は夏に続き2回目。「おおきなかぶ」「大きな古時計」と、登場するディズニーキャラクターを当てる影絵クイズをした。今まで以上に演じることに力を入れたという公演で、子どもたちは薄暗い部屋の中でスクリーンに映し出される影絵に夢中になっていた。 影絵クイズでは、わずかに姿を現しただけで子どもたちは大きな声でキャラクターを言い当て、全キャラクターがそろって花火をバックにパレードすると手拍子しながら見入っていた。 -
伊那署管内の事業所に伝達表彰
第18回ヤングドライバークラブ(YDC)交通事故防止コンクールの伝達表彰が21日、伊那署であった。優秀クラブなどに選ばれた同署管内の3事業所の代表者が訪れ、小嶋惣逸署長らから表彰状を受け取り、一層の交通安全意識を高めた。
管内の優秀クラブはタカノYDC伊那(伊那市)、大明化学工業YDC(南箕輪村)の2事業所。このほか入賞したのは、メッセージの部優秀のタカノYDC伊那の池田香さん、ポスターの部優秀の信英蓄電器箔YDC(南箕輪村)の北原美香さん、同佳作の大明化学工業YDCの伊藤学さん。
コンクールは、交通事故防止に取り組む各クラブの活動結果で、県内の351クラブから最優秀3クラブ、優秀37クラブを決定。メッセージの部は応募165点から最優秀1点、優秀3点、佳作5点、ポスターの部は応募30点から最優秀1点、優秀3点、佳作3点を選んだ。
タカノYDC伊那の会長、池田拓馬さん(25)=箕輪町=は「長期休みの前など年2、3回、社内で講習会を開くなどして交通安全を呼びかけてきた。これからも活動を通じ、歩行者への気配りや飲酒運転根絶に努めたい」と話していた。
ヤングドラ竏茶oーコンクールの各部門で入選した事業所の皆さん -
信濃グランセローズに南箕輪村出身の松沢俊充選手が入団
後援会発足へ準備南箕輪村田畑出身の松本大学4年生・松沢俊充さんが、プロ野球独立リーグ、北信越BCリーグの信濃グランセローズに入団することが決まった。村からプロ野球選手誕生の喜ばしいニュースに、有志が「松沢俊充選手後援会準備会」を立ち上げ、後援会発足の準備を進めている。
松沢選手は、小学生から野球を始め、小学生時代は南小ドラゴンズ、中学生時代は伊那ファイターズ、上伊那農業高校野球部に所属。松本大学では硬式野球部に所属し、4年生の昨季はキャプテンを務め活躍した。右投げ、右打ち、内野手。
信濃グランセローズは今年も3月20日から4月3日まで大芝高原で春季キャンプをするが、後援会準備会の有志は「球団に新風を吹き込んでくれるに違いない」と期待を寄せる。
後援会は、松沢選手を後援することで南箕輪村の活性化とスポーツの振興を図り、あわせて会員相互の親ぼくを深めることを目的とする。趣旨に賛同する会員を募っている。会費は年額千円。
後援会設立総会は2月23日午後6時から大芝荘で開く。併せて松沢選手激励会、懇親会をする。会費5千円(当日集金)。
問い合わせは後援会準備会代表の加藤忠秋さん(事務局・原浩さんTEL78・6121)へ。 -
影絵サークルこのゆびとまれ
19日の「おはなしむら」で公演南箕輪村の影絵サークル「このゆびとまれ」が、19日の村図書館「おはなしむら」で公演する。17日、会場となる村民センターでの練習で、演じ方や投光機の具合など最終確認をした。
サークルは、村保育園の保育士有志10人で構成。年1回、おはなしむらで公演してきたが、本年度は夏に続き新年公演も計画した。
演目は「おおきなかぶ」「大きな古時計」。いずれも過去に上演した作品で、「大きな古時計」はレパートリーの中で最も古い。ディズニーの影絵クイズもある。
昨年10月から題材を決め、今まで以上に演じることに力を入れ、月2回の練習を重ねてきた。これまではせりふ担当と演じる担当に分かれていたが、今回はナレーション以外は演じる人がそれぞれせりふを言う。
「一人ひとりの動きの面白み、『おおきなかぶ』は大きく作り直したかぶが最後に出てくる場面の楽しさを味わってほしい」と話している。
おはなしむらは午前10時半から村民センター2階。影絵のほか工作もある。 -
07年伊那署管内で発生した交通事故
07年に伊那署管内で発生した交通事故の死者数は前年と比べて5人減の3人だったことが、同署のまとめで分かった。このほか、人身事故は前年比4件減の526件、けが人は同6人増の670人だった。
3人の尊い命を失った交通死亡事故3件は、いずれも伊那市内で発生。車を運転していた死者2人のうち1人はシートベルトを非着用だった。飲酒運転事故はなかった。
人身事故の発生場所で依然として上位となるのが交差点内の事故。件数は前年比33件増の313件だった。一方、例年、目立っている高齢者の関係する事故は同6件減の153件、飲酒運転事故は同3件減の7件だった。
市町村別の人身事故の発生状況は、伊那市322件(前年比2件減)、箕輪町104件(同22件減)、南箕輪村100件(同20件増)だった。
車が横転し、出火した交通死亡事故の現場(07年9月11日・伊那市西春近) -
信濃グランセローズに南箕輪村出身の松沢俊充選手が入団
後援会発足へ準備南箕輪村田畑出身の松本大学4年生・松沢俊充さんが、プロ野球独立リーグ、北信越BCリーグの信濃グランセローズに入団することが決まった。村からプロ野球選手誕生の喜ばしいニュースに、有志が「松沢俊充選手後援会準備会」を立ち上げ、後援会発足の準備を進めている。
松沢選手は、小学生から野球を始め、小学生時代は南小ドラゴンズ、中学生時代は伊那ファイターズ、上伊那農業高校野球部に所属。松本大学では硬式野球部に所属し、4年生の昨季はキャプテンを務め活躍した。右投げ、右打ち、内野手。
信濃グランセローズは今年も3月20日から4月3日まで大芝高原で春季キャンプをするが、後援会準備会の有志は「球団に新風を吹き込んでくれるに違いない」と期待を寄せる。
後援会は、松沢選手を後援することで南箕輪村の活性化とスポーツの振興を図り、あわせて会員相互の親ぼくを深めることを目的とする。趣旨に賛同する会員を募っている。会費は年額千円。
後援会設立総会は2月23日午後6時から大芝荘で開く。併せて松沢選手激励会、懇親会をする。会費5千円(当日集金)。
問い合わせは後援会準備会代表の加藤忠秋さん(事務局・原浩さんTEL78・6121)へ。 -
第22回伊那消防組合消防職員意見発表会
第22回伊那消防組合消防職員意見発表会(同消防組合消防本部主催)は15日、辰野町役場で行った。組合管内の4消防署から代表7人が出場し、日ごろの消防、救助活動で感じたことや、思っていることなどを題材に発表した。
最優秀賞は、「あの気持ちを忘れずに」と題して意見発表した辰野消防署の小沢克裕消防司令補(45)が受賞。このほか優秀賞は、伊那消防署の桜井英和消防副士長(32)、箕輪消防署の工藤健介消防副士長(30)が選ばれた。
小沢消防司令補は、消防組織の広域化や救急需要の増大など、消防を取り巻く環境が変化しても、「誰のため、何のために活動しなければいけないのかとの原点を忘れてはいけない」と強調。その目的意識を持ち、冷静に活動することが消防士の責務だと訴えた。
県内14消防本部の代表者が集まる県消防職員意見発表会が2月7日、野沢温泉村である。3回目の県大会に出場する小沢消防司令補は「自分の伝えたいことをみなさんに理解してもらえれば。緊張せず、臨みたい」と意気込みを語る。
最優秀賞の小沢消防司令補(中)、優秀賞の工藤消防副士長(右)と桜井消防副士長 -
信州大学農学部主査農場担当
宮田村北割
小田切宏志さん(43)食や農について学ぶ学生らが集う南箕輪村の信州大学農学部。その一角に、地域の人たちに向けて農産物を販売する「生産品販売所」があるのを知っているだろうか竏秩B
置いてあるのは学生が現場実習の中で一生懸命に育ててきた作物や、現場実習をサポートする技術職員が丹精込めて育てた作物など。アスパラにシイタケ、カボチャにジャガイモ、リンゴ、ブドウ、米竏秩B季節に応じてさまざまな野菜や果物、花などが並ぶ。また、例年販売開始2日で売り切れてしまう農学部ブランドの「山ぶどうワイン」をはじめ、リンゴジュース、ジャムなどの農産物加工品も学生らが作ったものだ。
その管理担当となって3年、さまざまな工夫を凝らしながら販売、PRに励んでいる。
「学生さんも現場の職員も一生懸命作っている。品質だってほかに見劣りするとは思っていない。でも、まだまだ認知度が低いので、多くの人に知ってもらえるよう、少しずつ少しずつ工夫を重ねています」と話す。
◇ ◇
大学の事務職員になって25年。過去には国立信州高遠少年自然の家(現在は青少年の家)に出向したこともあったが、現在の仕事はほかの学部で経験してきた事務仕事とは異なる変わった仕事だ。
「でも、今の仕事が向いてるか向いてないかと言われたら、向いてるのかなと思いますね」と笑顔を見せる。
季節によって、収穫される作物はさまざま。その量も異なる。鮮度を失わないうちに、お客さんに買ってもらうため、即日販売を心掛けている。
昨年から始めたのは学部のホームページに学生の実習風景を掲載すること。学生らの普段の実習風景を見てもらうという試みで、自ら現場に出かけていって取材。それをホームページにアップする。 -
南箕輪わくわくクラブ
新春イベントもちつき大会南箕輪わくわくクラブの新春イベントもちつき大会が14日、村民体育館であった。約180人がつきたてのもちでお汁粉などを味わった。
鏡開きになぞらえクラブの各スクールが参加する恒例行事。新年のあいさつと、スクールの一つである太鼓グループ「CoCo龍」の演奏で開会した。
スクールの会員や指導者、保護者のほか、賛助会員でJA南箕輪支所、南箕輪村開発公社、伊那教育事務所の指導主事、非会員も40人ほど参加した。
もち米30キロを蒸し、8回に分けて希望する子どもたちが順番に力強く杵を振り下ろしてもちをついた。
お汁粉、きなこ、ごま、大根おろしの4種類を用意し、子どもたちは、つきたてのもちを味を変えてお代わりして食べていた。 -
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団出初式
南箕輪村消防団・赤十字奉仕団の08年出初式が13日、村民センターホールであった。団員は村民体育館前から役場まで市中行進し、役場駐車場で規律正しく堂々と行進して観閲を受け、式典に臨んだ。
唐木一直村長は、「安全確保は全村民の願い。その活動の重要性を深く心に刻み、一層精進されるよう期待する」と式辞を述べた。
宮島忠夫消防団長は、「昨年は大きな災害もなく火災発生件数も減少し、穏やかな1年を過ごせた。団員の置かれている立場はまだまだ厳しく、団員確保に全力で取り組む。救護、応急手当、火災予防の広報など自主防災組織と連携し日夜努力していく」。日戸陽子奉仕団委員長は、「さまざまな訓練を受け、地域のボランティア活動にも積極的に参加した尊い体験を大切に、人道、博愛の精神を深く心に刻み、地域に根ざした奉仕活動を切望する」と訓示した。定例表彰もあった。
出初式イベントで、消防団員によるはしご車や消防車両の展示試乗、菓子投げも役場駐車場であった。恒例の菓子投げには親子らが大勢集まり、団員がはしご車から投げる菓子を拾っていた。 -
伊那消防組合07年の火災状況まとまる
07年に伊那消防組合管内で発生した火災件数は前年に比べて26件減の58件で、33件の火災があった1983年以来、24年ぶりに60件を切ったことがこのほど、同消防組合のまとめで分かった。火災発生件数は2年連続で減少している。死者は4人で前年比1人増、負傷者は5人で同比1人減だった。
火災の内訳は「建物」31件(同12件減)、「その他(廃材・枯れ草など)」16件(同15件減)、「車両」が8件(同3件増)、「林野」が3件(同2件減)。焼損面積は、建物1107平方メートル、林野17アール、車両9台。焼損棟数は全焼11棟など計39棟で20世帯、43人が被災した。
市町村別の発生数は、伊那市31件(同16件減)南箕輪村10件(同2件減)、箕輪町9件(同5件減)、辰野町8件(同3件減)だった。
原因は、「放火・放火の疑い」11件、「枯れ草焼き」6件、「たき火」5件、「たばこ」4件、「火遊び」4件、「電気配線・機器」4件竏秩B同消防組合によると06年現在、全国的に見て出火原因は、「放火」が10年連続で1位となり、「放火の疑い」を合わせると火災件数の約2割を占めるという。
伊那市狐島の曹洞宗龍光寺が全焼、焼死体が見つかった(07年5月30日) -
伊那技術専門校伝達式
南箕輪村の伊那技術専門校は9日、資格試験などの合格者への賞状伝達式を開いた。今年度、技能検定や情報処理技術者試験などに合格した生徒たちが、石川秀延校長から賞状を受け取った。
伊那技専は企業のニーズに応えるため国家資格の技能検定受検を積極的にカリキュラムに取り入れている。特にメカトロニクス科は「数値制御旋盤作業2級」「普通旋盤作業2級」「電気系保全作業2級」の受検を必須としている(在校中に3級合格者は受検資格が得られる)。技能検定2級取得を必須受検として3種目取り入れている教育機関は全国的にも珍しいとのこと。
石川校長は「資格取得が一番良い中間目標になる。自分を高めていく大きなエネルギーになるのではないかと思う」と話す。
伊那技術専門校では平成20年度生の2次募集を受け付けている。18日まで(選考日28日、合格発表2月7日)。詳しくはホームページ(http://www.inagisen.ac.jp)を参照。
また21日には同校の見学説明会を予定している。(1)午後1時30分縲・2)午後6時30分縲怐B
問い合わせは、伊那技術専門校(TEL72・2464)へ。 -
かま塾で小学生が凍りもち作り
南箕輪村神子柴の小・中学生を対象にした「かま塾」で12日、凍りもち作りがあった。小学生4人が参加し、地域のボランティアと一緒にもちをつき、切ったもちを障子紙で包むなどした。
「凍りもちは、戦前は子どものおやつだった。昔のことを子どもたちに伝えたい」と、昨年から年間計画の中に取り入れている。
うすと杵で子どもたちも順番に5升のもちをつき、伸したもちを冷ました後に長方形に切り、1つずつ障子紙で包んだ。
6つずつひもで縛ったもちは、3月ころまでボランティアの家の軒先につるし、凍りもちが出来上がったら、かま塾で食べるという。
この日は凍りもち作りのほか、小正月行事で、カヤの先にもちをつけて稲穂も作った。子どもたちは、たこ作りやこま回し、羽根つきなど正月遊びもし、皆でついたもちも、あんこときなこで味わった。 -
南箕輪小が赤い羽根共同募金届ける
南箕輪村立南箕輪小学校のボランティア委員会(山下彩希委員長)は10日、全校で集めた赤い羽根共同募金1万1129円を村社会福祉協議会に届けた。
委員会が赤い羽根共同募金の活動に取り組んだのは本年度が初めて。年度当初にボランティアに関係する活動の中で同事業を知り、本年度の活動の一つに決めた。
昨年11月末のボランティア週間で全校に協力を呼びかけ、各クラスに募金箱を設置して集めた。職員も協力した。
村社協には委員長ら3役と教諭が訪れ、吉沢事務局長に児童の思いがこもった募金を手渡した。山下委員長は、「社協まつりなどで役立ってもらえればいいと思う」と話した。
本年度の村の赤い羽根共同募金総額は、南小の金額も含め227万7302円になった。例年、村社協への分配金は、1人暮らし老人への給食サービスや社協まつり、出合いのイベント、社協だより発行などの費用に充てているという。 -
南箕輪村
大泉桜会「これでも人気者なのよ。踊っていると掛け声がかかるの」。民謡や演歌を仲間と楽しく踊っている。
発足は35年近く前のこと。大泉にあったグループが2つに分かれたうちの一つで、桜の季節に誕生したことから「大泉桜会」の名を付けた。当初は17人ほどいたが、今は6人で活動を続ける。
「気の合う仲間、いい人たちばっかりだからね」。仲間のうち4人は踊り歴30年余になる。「よく続いてきたと思うよ」。踊りが好きだから、体のために-と、それぞれの思いで重ねてきた年月。元々踊りをやっていた2人も、誘われて仲間に入り1、2年になる。
毎月第1・第3火曜日の夜7時に大泉第2公民館に集まる。以前は先生の指導を受けていたが、今は当時収録したビデオを見ながらの練習。ビデオで習う場合は、振りが反対になっていることや、細部が映っていないなど難しさがあるが、皆の記憶をたどりながら振りを覚え、1年に2曲くらい仕上げる。
「ボケ防止にやってるの。体を動かして楽しい。でも、たまには緊張しないといけないから舞台にも上がってね」
地元大泉の敬老会や文化祭、営農祭のほか、村文化祭や社協まつりにも出演。「未練酒」「お座敷小唄」「二輪草」「秋田おばこ」などの踊りを披露する。
「有名だから頼まれちゃって」。仲間の言葉に笑いが起こる。
「敬老会では花がいっぱい飛ぶ」「競争相手がいないから、もてて、もてて」。またまた笑いが起こる。
とにかく笑いが絶えない桜会。2カ月に1回は日帰り温泉施設の「大芝の湯」に出かけ茶話会をする。「それを楽しみにやってるの。でも舞台になると間違えない。あとはお茶飲んでてもね」
最も緊張する舞台は村文化祭。このほかの舞台は、客席にだれが来ているか見たり、楽しむ余裕があるという。
「舞台は着物を着てごまかして、横目で前の人や横の人の踊りを見て合わせる」「下手だけど、下手だから見てもらえるの」。そう言ってまた皆で笑う。
お楽しみの茶話会は例外として、寒い1、2月は活動休止。春めいてくる3月から活動を再開する。(村上裕子) -
南殿老壮会50周年記念祝賀会
南箕輪村南殿区の65歳以上を対象にした老人クラブ「南殿老壮会」は8日、発足50周年の祝賀会を南殿コミュニティセンターで開いた。会員40人が集い、節目を祝った。
老壮会は、発足時の記録は残っていないものの、1958(昭和33)年から会計簿があり、同年の南殿区長にお年寄り数人から「年寄りの会を持ちたい」という話があったことなどから、58年を発足年として50周年を迎えた。
08年の新年会に併せた祝賀会では、南殿区出身の唐木一直村長や有賀彰司村議会議長を招いて皆で会食し、ゲームや歌も楽しんだ。
現在の会員は91人。最高齢者は102歳の女性。活動は、毎月8日に南殿コミュニティセンターの掃除、4月から11月まで八幡宮境内の掃除が8回、20日には三嶺神社の掃除と奉仕活動に取り組むほか、新年会や花見など年4回の食事会、年1回の研修旅行もある。掃除だけでも1年に延べ600人が参加する。
福沢元市会長は、「65歳以上でも青年だと言っている人が多い。会員は減少傾向にあるけど、毎回30人近くが集まり、掃除も一つの楽しみ。活動を続けていきたい」と話した。 -
仕事始め式
上伊那の官公庁で4日、仕事始め式があった。新年を迎え、首長が職員を集めてそれぞれ訓示。厳しい財政状況の中、英知の結集や発想の転換などを求め、住民の立場に立った行政運営に一層の奮起を促した。
職員は気持ちを新たに、1年の業務をスタートさせた。
企業の多くは7日から仕事始めとなる。
◆伊那市・小坂市長
合併3年目を迎えた。新伊那市を構築していく上で、職員には住民に対し「優しさ」をモットーに仕事をしていただきたい。
原油高騰に伴い、生活弱者への福祉灯油券の発行や、住民異動で忙しくなる時期の休日出勤など職員の中から自発的に上がってきたことをうれしく、頼もしく思った。
政策として「子育て支援」「産業振興」「教育」の3つを約束し、保育料の値下げなどサービスの向上、数社の企業誘致、教育を考える懇談会の開催などに取り組んだ。引き続き、充実を図りたい。
合併して一体感を醸成している面もあれば、水道料金が上がったという声もある。合併メリットをどう生かしていくのかが課題。財政的に厳しい年で、行政改革を進めていかなければならない。効率的な予算の運用をお願いしたい。
ハードな仕事もあるが、健康が第一。良い年になるように願う。
◆箕輪町・平沢豊満町長
町民の幸せにつながる仕事をしていきたい。今年も最小コストで最高品質、スピード、チェンジ、サービスの気持ちを忘れずにお願いしたい。アウトソーシングを進め、町民益追求のため我々がする仕事に集中してやりたい。全庁的な横断的組織でする仕事が増えてくる。広い守備範囲を自分で設定して頑張ってほしい。課の方針を含め、夢を持ち、夢の実現に努めていただきたい。皆さんの仕事は町民と直接つながり、効果も見える、自己実現できる仕事。活気あふれるまちづくりに一緒に頑張っていきたい。健康な身体には健全な精神が宿る。積極的に健康づくりをしながら、腕を組んで新しい箕輪町づくりにまい進したい。
◆南箕輪村・唐木一直村長
新年度の予算編成の時期を迎え、引き続き財政的には厳しい運営が予想されている。村民生活重視、安全安心を基本に、少しでも住民サービスが向上するよう、また活力が生まれるような予算案にしてもらいたい。第4次総合計画の策定が終わった。それに沿い、計画実現に向け努力していきたい。新たな村づくり委員会をスタートさせる計画となっている。課題となっている地域コミュニティーの充実、行政と住民との役割分担の検討など論議をしていただく予定。住民のみなさんとの協働での村づくりが少しでも前進するよう期待している。3月下旬、信濃グランセローズのキャンプを大芝高原でしていただけることになっている。今年も村の活力と元気を大芝高原から発信できるのではないかと期待している。村民生活重視、安全安心を基本に、引き続き子育て福祉教育の充実と活力と元気をはぐくむ村づくりのため、より一層の努力をお願いしたい。県下一若い村にふさわしい、若さを前面に出し仕事にとりくんでもらいたい。