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南箕輪村
一般競争入札10月以降に導入へ南箕輪村は、公共工事の入札に制限付き一般競争入札を10月以降に導入する。20日の村議会一般質問で、原悟郎議員の質問に唐木一直村長が答えた。
説明によると、一般競争入札は300万円以上の工事が対象で、事後審査方式を取り入れる。入札ごとに地域要件、除雪作業や災害時作業への協力のような社会貢献の条件などを設ける。試行期間は設定せず、年度の節目などで経過を十分検討する。300万円未満の工事は従来どおり指名競争入札とする。
入札内容の村ホームページ掲載やメール配信での情報提供を検討しており、ハード、ソフト両面の整備が完了した後に導入する。
村長は、「入札制度の透明性・公平性、地元業者の育成の両方の考えでやりたい」と述べた。 -
南箕輪・沢尻でアパート火災
18日午後10時41分、南箕輪村沢尻のアパート「ハイツウイン」2階の205号室から出火、同アパート2階部分2室(約44平方メートル)を焼き、同11時19分に鎮火した。けが人はなかった。
伊那署の調べによると、205号室から出火し、隣室に延焼。現在、出火原因を捜査している。 -
クジャクサボテン栽培
南箕輪村
北原喜美子さん玄関ポーチの両側にクジャクサボテンの鉢植えがずらりと並び、手のひらほどもある大輪の花が、訪れる人を出迎えてくれる。
「花はいいよね。育てればそれだけ答えて咲いてくれる。家族だけでなく、来た人が見て『いいね』と言われるとうれしい」
花が大好きで、何種類もの花の鉢植えが並び、庭も花や木々、山野草であふれている。その中でも一際目を引くのが、今を盛りと咲くクジャクサボテン。花芽が1鉢に15個から20個つき、1輪は3日間咲く。今年は例年より10日ほど開花が遅れたというが、次々と咲き、華やかな雰囲気を作り出している。
育て始めたのは10年以上前。購入した1鉢を大事に育て、挿し木を繰り返し、今では50鉢にも増えた。この間、サボテンの花の豪華さを知り、欲しいという人にわけてあげた。今年もすでに幾鉢もあげたという。
「あまり過保護に育てるとよくない。1鉢にいくつもつぼみをつけるようにするのはズクがいるけど、育て方は私流。一つは勘かな」
水遣りは根腐れしないように3、4日に1回。11月から3月ころまで水遣りを一切止め、家の中で管理する。水を切るタイミングを失敗すると花芽がつかなくなり、見極めは経験がものを言う。
「大変なのは冬の管理。寒さに弱いから、あまり寒いときは花のためにヒーターをつけることもある。人間は寒さを我慢してもね」
温度変化にも敏感で、鉢を外に出す時期が早いと、せっかくのつぼみが落ちてしまう。「花が落ちるのは本当に切ない」ので、時期にも注意を払う。
鉢の植え替えや、冬越しのため鉢を2階の部屋に運んだり、春に下ろすのも大変な作業。「肩が痛くてね。痛いとか、重いとか言いながらやるの。私が目をかけないとだめになってしまうからね」
以前、月下美人を育てていた。一夜限りの花。「1日ではかわいそうでね。クジャクサボテンは3日は咲くから、これのほうがいいかな」と、今はクジャクサボテンに専念。4種類あるが、中でも淡いピンク色の花がお気に入り。「優しくて、ちょっと品があるでしょ」と、愛しそうに見つめる。
「孫が花を見たら喜んでね。自分の子育てのときは子どものけがより花のほうが大事なときがあったけど、孫はかわいくて…」。今年は孫と接する時間が長く、花にかける時間が少なかったというが、クジャクサボテンは、優しい光となって家族を包むかのように切れ間なく花開いている。(村上裕子) -
南箕輪村図書館06年度利用まとめ
南箕輪村図書館は、06年度の利用状況をまとめた。利用者数、貸し出し数などいずれも前年度をわずかだが上回り、多くの住民が利用した結果となった。
所蔵資料は6万9348点。開館日数は291日。
住民一人あたりの利用率は2・46(前年度2・42)。1日平均利用者数は120人(前年度118人)。村民1人あたりの貸し出し数は8点(前年度7・8点)。1日平均の貸し出し数は388点(前年度378点)。
利用の傾向は幼児、中学生が減少し、20、50、60歳代が増えた。貸し出しは前年度と比べビデオが減り、本が増えた。図書館では「若いお母さん、団塊世代の利用が多くなった」とする。
同館の利用率は県内図書館の中で上位に位置し、開館以来、利用率を維持している。図書館では一層の利用を呼びかけている。 -
南箕輪村消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会
南箕輪村消防団は17日、ポンプ操法・ラッパ吹奏大会を村役場駐車場で開いた。各分団から17チームが出場。ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏の3部門に分かれ、日ごろの訓練の成果を競い合った=写真。
有事に安全で敏速な行動がとれるようになることを第一の目的として毎年開催しているもの。日々の訓練で習得した技術力を競い合うことを通して、団員同士の結束を強め、さらなる研鑚意識を高めている。
今年は、小型ポンプ操法に9チーム、ポンプ車操法に4チーム、ラッパ吹奏に4チームが出場。そのうち小型ポンプ操法の部では、各分団の団員が5人一組でチームをつくり、指示に従ってホースの出し入れから放水などといった一連の動作を迅速かつ的確に実施。4月から入団した新入団員らも先輩団員らに混ざり、2カ月の訓練の成果を披露していた。 -
父の日贈り物作り
南箕輪村図書館と村公民館は16日、「父の日のおはなしむらと贈り物作り」を村民センターで開いた。親子33人が「お父さんビックリ!マジックカード」作りに熱中した。
カードは両側から開くことができる。開いたときに右側にお父さんの絵、左側にメッセージがある場合、反対側から開くと絵とメッセージが入れ替わる。
子ども達は堀薫公民館長に教わりながら、カードの画用紙と不思議な仕組みの“種”となる細長い紙を1カ所ずつ丁寧にのり付けした。
どんな仕上がりになるのか不思議そうにしていた子ども達は、自分で両側から交互に開き、「開いた」「おもしろい」と満足した様子。緑、オレンジ、黄色など7色の紙から好きな色を選んでメッセージと絵を書き、カードにはって完成させた。
1人で参加した小学生の女の子は、「お父さん、びっくりすると思う」とうれしそうに話していた。 -
【記者室】物好きが集まって
上伊那産サツマイモを原料にしたいも焼酎「伊那八峰」に、今年は南箕輪村の「大芝の華」が仲間入りする。昨年の「不死清水」に変えての販売となる▼南箕輪ブランド作りを企画した南箕輪開発公社の呼びかけに応じた有志が「いも焼酎南箕輪会」を発足し過日、休耕田にサツマイモ苗を植えた。「物好きな衆の集まり」と会長。利益が出るものではなくボランティア的な要素が強いが、年代の違う仲間が集まっていることにも意義があり、楽しみでやるのだという▼「一番飲むのは俺じゃない。あっち」。目線の先の男性は笑いながら作業を続行。その後ろで「俺は日本酒だけど、焼酎もいい」との声が。自分たちが作った焼酎を酌み交わす日が待ち遠しいようだ。(村上裕子)
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伊那防犯協会連合会が定期総会
伊那防犯協会連合会(会長=小坂樫男伊那市長)の定期総会が15日、伊那公民館であり、07年度事業計画、予算などを原案通り可決した。総会前には防犯活動に貢献し、県防犯協会連合会賞などを受賞した6人、2団体を表彰した。
本年度は「安全・安心を実感できる地域社会づくり」を目標にかかげて活動。防犯意識高揚のための事業、防犯ボランティア活動に対する支援事業、少年の健全育成に対する支援事業竏窒ネど5事業を計画重点とした。
表彰された個人、団体は次の皆さん。
【県防犯協会連合会功労】▽個人=山下末廣(伊那防協連合会)
【伊那防犯協会連合会功労】▽個人=堀田弘子(伊那市防協)赤羽要(美篶地区防協)唐沢千春(高遠地区防協)池上啓子(伊那エンジェルス隊)福沢秀美(伊那エンジェルス隊)▽団体=箕輪東小学校みまもり隊(代表・丸山全二)箕輪南小学校みまもりたい(代表・中村喜男) -
南箕輪村議会6月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会6月定例会の一般質問は20、21日にある。質問者は9人。質問要旨は次の通り。
原司宣議員 (1)村長の施政方針と進ちょく状況(2)村の防災体制
孕石勝市議員 (1)消防、防災体制の整備
高見利夫議員 (1)年金問題の支援策(2)防災対策(3)農業政策
原悟郎議員 (1)入札制度の改正(2)大芝高原の活用及び整備
山口守夫議員 (1)地区(区)組織の強化(2)交通安全(3)大芝高原の維持・管理
山本昭子議員 (1)国道153号伊那バイパス事業の進ちょく状況並びに今後の見通しと関連事業(2)県道改良事業(3)急傾斜地等の対処
小坂泰夫議員 (1)組外世帯の対応策
三沢澄子議員 (1)定率減税廃止による増税と対応(2)子育て、福祉、教育を村政の中心に(3)後期高齢者医療制度の問題点
久保村義輝議員 (1)福祉・介護制度の改善(2)ごみ処理の現状と改善への取り組み -
信大生が昔ながらの除草機で水田の除草作業
信州大学農学部の食料生産科学科の2年生約30人が14日、昔ながらの除草機を使って低農薬栽培に取り組む水田の草取りをした=写真。
同学部では実習の一環として野菜や果物や花きなどの栽培・販売に取り組んでいるが、水稲栽培もその一つ。環境への配慮や食の安全性が求められる中、4年前からは一部で低農薬栽培にも取り組んでいる。
今年は、実習の中に昔ながらの手押し除草機を使った草取り作業を導入。これまで除草作業は農場管理者が行ってきたが、学生を動員することで昨年より50アール広い150アールで低農薬栽培を実現した。除草機を使った水田は、一般的な水田では2回使う除草剤を1回に抑えている。
おのおのに手押し除草機を持った学生たちは水田の中へ。ぬかるみから足が抜けず、思わず田んぼの中に手をついてしまった学生もいたが、「見た目より大変」と泥まみれになりながら作業に励んでいた。
栽培した米は10月中旬ころから構内の生産品販売所で販売する予定。 -
南箕輪村で地産地消打ち合わせ会
南部小学校で試行へ南箕輪村はこのほど、学校と保育園の給食で地産地消を進めようと関係者による打ち合わせ会を村民センターで開いた。ファーマーズあじ縲怩ネと協力し、南部小学校で1カ月間試行する方針を決めた。
村役場産業課、営農センター、JA上伊那、あじ縲怩ネ、教育委員会、住民福祉課、小学校と保育園の栄養士が参加。現状や今後の事業推進について意見を交わした。
学校、保育園給食の現場では時間、配達、規格などの問題があり地産地消がなかなか進まないのが現状。保育園では地産はイチゴ、キノコ。時期によってメロン、トウモロコシ、スイカを発注しているという。
協議では村産、上伊那産、県内産という段階で発注された農産物をそろえることとし、南部小で試行し課題を解決しながら取り組むことを決めた。
学校栄養士は、「給食に地元産を出して村に愛着を持ち、旬のものを入れて村のよさを感じてほしい。農家の人にも子どもが食べてくれた、うれしいという思いを持ってもらえたら」と話し、1品でも2品でも地元産を取り入れたい考えを示した。 -
松くい虫対策に寄付
南箕輪村の南箕輪小学校を卒業した、1934(昭和9)年入学同級会は12日、村の松くい虫対策の資金にしてほしいと、同級会で集めた2万5745円を村森林セラピー協議会に寄付した。同級会の当番監事を務める清水勇さん、唐沢元広さん、原泉さん(いずれも満80歳)の3人が役場を訪れた=写真。
同級会の開催知らせを会員らに届けたところ、同級生の一人である原隆男さん=箕輪町木下=から欠席届けとともに寄付金1万円が添えたのがきっかけ。「松くい虫対策に役立てて」との原さんの願いに同級生らは共感し、4月に大芝荘で開いた同級会で使わなかった会費の残金も加えて寄付金とした。
清水さんは「同級生らと相談したところ同意が得られた。皆、松は村の木だから大事にしようとの思いでいる」と話した。
村は大芝高原のアカマツの松くい虫対策として前年度、薬剤の樹幹注入を660本に施し、本年度は630本を予定する。 -
大阿原湿原で上農生が木道整備
上伊那農業高校緑地工学科の2年生37人が12日、伊那市長谷の大阿原湿原で木製遊歩道などの修復作業をした。生徒たちはハンマーやのこぎりなどを使って古くなった木道などを取り替え。自然保護の大切さを学んだ=写真。
学校では学べないことを学んでもらおう竏窒ニ、同湿原を管理する南信森林管理署の協力を得て04年から始めた取り組み。これまでは夏休みに実施してきたが、今年は入山者がピークとなる夏を前に整備することにした。
高校生は7班に分かれて作業を実施。途中、森林管理署の職員から「この辺はもう時期モウセンゴケがでるからね」などという話を聞きながら、地元にある貴重な湿原について理解を深めていた。
大阿原湿原の標高は1810メートル。枯死した植物が泥炭化して蓄積した高層湿原で、高層湿原の中では本州最南端に位置する。約12ヘクタールの湿地帯にはミズゴケ類のほか食虫植物のモウセンゴケ、高山植物のクリンソウ、サギスゲ、コナシなどが自生。そのため南信森林管理署では1968年に木道を設置し、入山者の踏み荒らしや乾燥化からの保護に努めている。一方最近は、シカが入り込んでいる形跡も確認しており、貴重な植物への影響も懸念される。 -
バイクボランティア走行訓練
南箕輪村に拠点を置く災害時バイクボランティア「B・F・F・W」(バイク・フォーメーション・フライ・オン・ウィング)は10日、会員の運転技術向上のため村内企業の駐車場で走行訓練に励んだ。
災害時にバイクの持つ高い機動性を使い、物資の運搬、情報伝達活動などに取り組もうと05年に発足。会員は36人。村防災訓練の協働参加、独自訓練などに取り組んでいる。
この日は、今年最初の訓練で、縦20メートル、横15メートルの長方形の外側を8の字を描いて2周するタイムを計った。13人がコースを何周もして訓練した。
代表の知野貞美さんは、「ライディングテクニックを向上させ、万一のときには少しでも役に立ちたい」と話した。 -
いも焼酎南箕輪会
サツマイモ苗植え作業南箕輪村に発足した「いも焼酎南箕輪会」(12人、藤沢久人会長)は11日、南殿の休耕田で焼酎用サツマイモの苗植え作業に励んだ。
南箕輪開発公社が、大芝高原温泉の開湯10周年に南箕輪ブランド作りを企画し、大芝荘の利用客で自分でいも焼酎を作り飲んでみたいという有志に声をかけ会が発足した。
初の作業で、一般住民にも参加を募り、会員と一般の約30人が、休耕田17アールに3200本の苗を植えた。約5トンの収穫を見込み、焼酎は喜久水酒造(飯田市)で造る。
上伊那産サツマイモを原料にしたいも焼酎「伊那八峰」で、昨年南箕輪村は「不死清水」の名で販売したが、今年は同会の生産したサツマイモを使用し、「大芝の華」の名で販売する。
藤沢会長は、「40歳代から80歳代まで、物好きな衆の集まり。楽しく続けていきたい」と話し、12月には試飲会も計画しているという。 -
南箕輪村水道指定業者組合が地域の高齢者宅で水周りの点検ボランティア
水周りの点検で困っていることはありませんか竏秩B南箕輪村水道指定業者組合(加藤悦美組合長)は11日、村内に住む一人暮らし高齢者宅を対象とした水周りの点検・修繕ボランティアをした。組合に加盟する9社9人が村内の高齢者宅約30軒を訪問。蛇口のパッキンや断熱用ヒーターなどの具合を確かめた。
地域奉仕の一環として今年から始めた取り組み。水周りに関して困っている人の助けになれば竏窒ニ、一人ではなかなか修理できない一人暮らし高齢者宅を対象に、簡単な修理や水周りの点検相談を行うことにした。
参加者は、3班に別れて一軒一軒を訪問。お年寄りから調子の悪い点を聞きながら、水周りの様子を丁寧にチェックしていた=写真。
加藤組合長は「今後も継続していければ」と話していた。 -
社交ダンスサークルひまわり
南箕輪村文化団体連絡協議会所属「社交ダンスは、広く皆と楽しく踊る。和気あいあいと明るく、楽しいサークルです」
南箕輪村文化団体連絡協議会に所属し、毎週水曜日の夜7時から、南箕輪村公民館で練習している。
母体は同じく村文化団体連絡協所属の「コスモダンスサークル」。「ひまわり」は初中級レベルで、ある程度踊れるようになると「コスモ」に入会する人もいる。
「ひまわり」は発足から5、6年が経ち、現在会員は12人。「コスモ」の会員で、社団法人全日本ダンス協会連合会公認教師の山本清彦さんと有賀かず子さんが指導している。
社交ダンスは、ソシアルダンスとボールルームダンスがある。「ひまわり」は、だれとでも踊って互いに親しくなる、楽しみを重視したソシアルダンスを基にしている。スタンダードとラテンで13種目あるが、ダンスパーティーで踊る6種目から8種目を中心に練習する。
「世界共通なので、一つ覚えると世界中の人と踊れる。だから一生懸命練習して、基準の形ができるようにする」と教師の山本さん。指導者が2人いるので、分からないところはマンツーマンで教えてもらえる利点もある。会員は基本のステップや振りを教わり、何度も何度も繰り返し練習する。時には笑い声も聞こえ、真剣さの中にも楽しい雰囲気がある。
交流を大切にし親ぼくを図ろうと、ダンスパーティーのほか1泊旅行、ガーデンパーティー、自由参加のワラビ狩りや潮干狩り、花見などお楽しみもある。ワラビ狩りが楽しみで入っている人、ダンスは二の次という人もいるとか。
「ソシアルダンスは一番近くにいる男性と女性が楽しく踊る非常に身近なもの。音楽さえあれば道具はいらない。こんな素晴らしいものがあるのに、どうして皆さんやらないのかなと思いますよ」と山本さん。会長の中村栄治さんも、「全然知らない人とダンスを通じて知り合いになり、仲間の輪が広がる」と魅力を語る。
今年は、ダンスの魅力を知ってもらい仲間を増やそうと、5月から全10回の初心者講習を開いている。男性会員が少ないため、「男性にも是非入ってほしい」という。入会は随時受け付けている。(村上裕子) -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会は11日開会し、村印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正、07年度一般会計補正予算、下水道事業会計補正予算の3議案を提出した。下水道事業会計補正予算案は即決した。
下水道事業会計補正は、収益的収入及び支出で収入を5794万2千円減額し、支出を543万5千円増額。資本的収入及び支出で収入を5934万2千円、支出を2万円増額する。
報告は村土地開発公社の経営状況、村開発公社の経営状況、繰越明許費の繰越計算についての3件。
請願・陳情は次の通り。
◇請願 ▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書
◇陳情 ▽久保原地区の冬期、児童スクールバス利用陳情書▽日豪EPA交渉及びWTO農業交渉に関する陳情書 -
神子柴園芸クラブ
山野草盆栽展示会南箕輪村神子柴公民館で活動する神子柴園芸クラブ(20人、中山銀子郎会長)の山野草盆栽展示会が9日、神子柴公民館で始まった。サツキの盆栽、緑が美しい山野草などが並び、訪れた人々が熱心に観賞している。
作品は盆栽、寄せ植え、石付きなど約130点。会員が1人3、4点から多い人で15点ほどを持ち寄った。立派なサツキの盆栽をはじめ、ウマノスズクサ、枝垂れ桑、ハナイカダなど多彩にそろっている。石付きはサツキ、シャクナゲ、イワシバ、シノブなど7種類を挿した作品もある。
山野草の美しさだけでなく、見る人に総合的な美を-と、鉢や花台にも気を配って展示している。
同クラブは毎月1回の例会で各自が育てている植物を持ち寄って学ぶほか、植え替えや挿し芽の講習会、年1回の研修視察旅行などで楽しく学んでいる。
クラブ発足10周年の今年は、特別イベントとして会場で無料の包丁研ぎもしている。苗の販売もある。10日は午前9時から午後4時まで。 -
信大で養蜂実習
南箕輪村の信州大学農学部で7日、地元養蜂家によるミツバチの管理法実習があった。食料生産科学科の2年生約30人参加し、伊那市御園の養蜂家・小松実治さん(75)からミツバチの生態やみつ採取の方法を学んだ。
同実習は間近で触れる機会の少ない養蜂の実態を知ってもらおう竏窒ニ、畜産分野について学ぶ学生を対象にして毎年行っているもの。学生たちは小松さんはあらかじめ構内に設置したミツバチの木箱から慎重に巣を取り出し、分離機にかけてハチミツを採取。絞りたてのハチミツの味を確かめつつ、「女王の良い悪いでその年の収量も変わる。女王は多い時には1日に1500縲・000個の卵を産む」など話す小松さんの説明に真剣に耳を傾けた。
この日実習に参加した鈴木美音さん(19)は「テレビで見たことはあったが生で見るのは初めて。はちのことは全然知らなかったが、新しく知ることができて面白かった」と話していた。 -
大芝高原まつりポスター・うちわ等図案決定
南箕輪村の第22回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案が決定した。7日夜、まつり実行委員会が村役場で選定会を開き、南箕輪中学校生徒の作品26点の中から、最優秀ポスター賞に竹松鈴佳さん(1年2組)、最優秀うちわ賞に金田理紗さん(1年2組)、最優秀パンフレット賞に有賀千夏さん(3年2組)の作品を選んだ。
作品は南箕輪中の美術わくわくクラブ員と希望者の26人が応募。まつり実行委員長、副実行委員長、顧問、南箕輪中美術教諭、実行委員会事務局の10人が最優秀ポスター賞・うちわ賞・パンフレット賞各1点、優秀賞4点、佳作10点を選んだ。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設、飲食店、企業などに掲示。うちわは6千本作り村内全戸に1本ずつ配布。パンフレットは昨年同様に総合的なパンフレットを作り、図案は表紙に使う。
優秀賞、佳作の入賞者は次の皆さん。
▽優秀賞=木川玲菜、小林紘大、倉田愛実、上田玲奈▽佳作=鹿角桃、金井蘭、溝口結稀、福沢萌、藤田真由香、今井恵、本郷未樹、三浦夏海、山・ス瑞希、溝口晶子 -
生活習慣病予防講演会
南箕輪村住民福祉課は5日夜、生活習慣病予防講演会を村民センターで開いた。約30人が生活習慣病の早期発見のため定期健診受診の必要性を学んだ。
村の健康実態から生活習慣病の欧米化などが懸念されるため健康について考える機会を-と計画した。
長田内科循環器科院長の長田和裕さんが、「今なぜ『健診』が必要なのか-南箕輪村の実態から-」と題して話し、定期健診で病気が発見される場合が多いことなどを説明し、定期健診の大切さを話した。
糖尿病、高血圧、脂質異常症の症状や合併症、メタボリックシンドロームについても説明。高血圧では、脳卒中を減らすため基準が厳しくなっていること、早朝や夜間に血圧が高い“仮面高血圧”の人がいることなどを話し、「血圧は変動するので、自分のバロメーターとして毎日起床時に血圧を測ったほうがいい」とアドバイスした。 -
いも焼酎南箕輪会発足
サツマイモ苗植え作業参加者募集南箕輪村に「いも焼酎南箕輪会」が発足した。いも焼酎づくりの参加者を募集している。
大芝高原温泉の開湯10周年に、南箕輪開発公社が南箕輪ブランド作りを企画し、大芝荘の利用客で自分でいも焼酎を作り、飲んでみたいという有志に声をかけ、1日に大芝荘で開いた発起人会で「いも焼酎南箕輪会」を発足した。いも焼酎の名称は「大芝の華」に決定した。
遊休農地を活用して皆で楽しく作業し、完成時には試飲会も計画する。将来的には、南箕輪産酒米「ひとごこち」を使った純米日本酒「大芝の夢」とのセット販売、大芝荘での宴会用、村内酒小売店の協力も得てブランド化を図る計画。
役員は会長に藤沢久人さん=田畑=、副会長に原光治さん=神子柴。事務局は大芝荘に置く。
計画では6月上旬に苗植え、10月に収穫、喜久水酒造(飯田市)で25度のいも焼酎を造り、12月下旬に完成見込み。
会は、いも焼酎づくりの参加者を募っている。最初の作業は11日の焼酎用サツマイモ「黄金千貫」苗植え。場所は、南箕輪中学校第2グラウンド南の道を西に300メートル進んだ転作田。赤い旗が目印。午後3時現地集合。参加できる人は農作業のできる服装で。
問い合わせは大芝荘(TEL76・0048)へ。 -
和紙のちぎり絵講座開講
南箕輪村公民館は6日、「和紙のちぎり絵講座」を開講した。新講座で13人が参加し、和紙で表現する柔らかな世界を楽しんでいる。
講師は、ちぎり絵文化学園の師範で公民館などで指導している箕輪町の岡田美智湖さん。
初回は椿の花に挑戦し、下絵を色紙に写し、和紙に葉などを下書きして手でちぎり、色紙にはっていく工程を学んだ。参加者の一人は、「母がやっていて、遠くに住んでいたので送ってくれていた。関心があったので参加したけど、難しいですね」と話し、質問しながら熱心に取り組んでいた。
今後は参加者の希望を聞きながら作品づくりをする。冬には年賀状制作も考えている。
岡田さんは、「和紙のよさ、作る喜びを知ってもらいたい。同じ作品を作っても出来上がりが人と同じにならないのでそこも楽しみ。やっているうちに風景や花に対する観察眼ができ、家族との会話も弾むのでは」と話している。 -
南箕輪村公民館「ウクレレ講座」開講
南箕輪村公民館の「ウクレレ講座」が5日夜、開講した。3年目の講座で継続受講者も多く、ウクレレの音色を楽しみながら基礎練習に励んだ。
講師は辰野町の堀内勲さん。受講者は初参加6人、継続13人の計19人。全20回開く。
新しく参加した人に演奏を聞いてもらおうと、継続参加の人達が「ふるさと」を演奏。講師は、「『ふるさと』は一番最初に習う。3つのコードで出来る曲。まずはこれを覚えましょう」と話し、初めての人は正しい構え方、チューニングなど基礎から学んだ。
受講者は、「ウクレレを演奏して口笛を吹いてみたい」「夫婦で共通の話題があるといいなと思って参加している」と話していた。
村公民館では村民文化祭への出演と同時に、本年度は受講生でサークルを立ち上げるところまで進んでほしいと期待を寄せている。 -
南箕輪村議会6月定例会日程
南箕輪村議会6月定例会は11日開会し、22日までの12日間開く。
提出議案は、村印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正、07年度一般会計補正予算、下水道事業会計補正予算。報告3件。
日程は次の通り。
▽11日=本会議開会・委員会審査▽12縲・9日=休会▽20、21日=一般質問▽22日=本会議 -
【記者室】耳で聞くお話
南箕輪村図書館で「お話を語る」講座が始まった。まず聞き手の楽しさを理解するためお話を聞くことから始め、次にお話を選び、覚えて語ることを学ぶ▼講師によれば、お話を語るというのは、語る人と聞き手が一緒に作り上げる世界だという。取材だけでは“一緒に作る世界”までは理解できなかったが、本で読み知っているお話でも、語りで聞くとまた違った世界が自分の中に広がる感覚を味わった▼耳で聞くお話は視覚的な情報がないため、どんどん想像が膨らみ自分で自由に世界を作り出していく。これがお話を聞く魅力だろうか。皆に知ってほしいという講師。もし機会があれば聞いてみてはいかがだろう。不思議な魅力がある世界を味わえるかもしれない。(村上裕子)
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伊那署協議会 委員委嘱
伊那警察署協議会の委員委嘱式が1日、同署であった。委員の任期(2年)満了に伴う式で、再任7人、新任8人の計15人に対し、県公安委員会の委嘱状を小嶋惣逸同署長が受け渡した=写真。
同協議会は、警察が住民の声に基づいて行動するような仕組みを確立するため、01年6月に発足した制度。委員委嘱した地域住民の警察に対する要望や意見を反映させながら業務運営を改善するなどの目的がある。
委嘱式の後、本年第1回目の協議会を開催。「大量退職時代を迎えての優秀な人材の確保と若い警察官の育成」について、住民の意見を聞いた。協議会は年間4回あり、その都度、テーマを設けて話し合う。 -
南箕輪公民館「森林に親しむ講座」はじまる
南箕輪村公民館の事業「森林(もり)に親しむ講座」が3日、同村の大芝高原みんなの森で開講した。子供連れなど約10人が参加。鳥のさえずりが響き渡る中で安らぎながら、インストラクターによる同森内の樹木の説明に耳を傾けた。
森林セラピーロードに認定された「みんなの森」で開く、2年目の取り組み。森林インストラクターの平林和彦さん=大芝=を今年も講師に迎え、11月までの全6回の講座で植物の種類や名前、森林の働きなどについて学習する。
初回は、コナラやヤマウルシなどについて学習。平林さんは、地面から伸びる若葉を指差し、コナラのドングリから毎年、芽が出ているんですよ竏窒ネどと呼びかけ参加者にさまなまな樹木を説明した。「今は関心が薄くなってきているので森のよいところを紹介したい」と話した。
平林さんと一緒にドングリを拾う参加者ら -
「お話を語る」講座開講
南箕輪村図書館の「お話を語る」講座が1日夜、村民センターで始まった。受講者は、講師が語る昔話に静かに聞き入った。
南部小学校司書の藤沢薫さんを講師に、お話を聞くことから始め、話を選び、少しずつ覚えて語ることを学ぶ全6回。昨年に続き2年目。
藤沢さんは、お話を語ることについて「言葉だけだが自分の世界を作れる。不思議な魅力を感じる」と説明。「自分が楽しい気持ちが意欲につながる。語る人と聞き手が一緒に作り上げる世界なので、まず聞き手の楽しさをわかってほしい」と、初回は「お話を聞く」をテーマに、日本の昔話「くわずにょうぼう」、グリムの昔話「熊の皮を着た男」など3つのお話を語った。
覚え方についての質問には、自分の頭に浮かんだイメージ“絵”を見ながら覚える方法をアドバイスした。
受講者は継続参加の人もいて、「子どもたちに語れるようになりたい」「今年はもう少し長いお話を覚えたい」などと話した。