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高齢者の事故増える
伊那署は05年に管内で発生した交通事故状況をまとめた。人身事故は618件で前年と比べて29件(4・5%)減、死者は5人で同1人(16・7%)減、けが人は785人で同37人(4・5%)減竏窒ニ減少傾向。しかし、高齢者の関わる事故が全体の約3割を占める181件で、22件増加した。
死亡事故の特徴は5件ともすべてが車両単独による路外逸脱で、事故原因の多くは、わきみ運転、速度超過など、基本的な運転行為を怠っていた。また、悪質な運転ともいえる飲酒がらみの事故が17件で、前年と比べて7件増加した。
第一当事者が女性の事故、夜間の事故、交差点内の事故が前年と比べて減少。交差点内での事故については、道路管理者と連携を取り、安全対策を実施した効果が減少につながったと考えられる。
市町村別の人身事故の発生状況は、伊那市が371件で前年比12件(3・1%)減、箕輪町が126件で30件(19・2%)減、長谷村が2件で4件(66・7%)減少。一方で高遠町が20件で7件(53・8%)増、南箕輪村が98件で9件(10・1%)増加した。
伊那署の下里幸巳交通課長は高齢者の事故防止対策について「小人数でも構わないので、出前的な高齢者の交通安全講話教室を開くなどして、交通事故に対しての注意を呼びかけていきたい」と話している。 -
美道会「書き初め展」
南箕輪村田畑の金井きく美さんが主宰するかな書道「美道会」の書き初め展が10日、アルプス中央信用金庫南箕輪支店ロビーで始まった。新春にふさわしい書道の作品に、訪れた人々が関心を寄せて眺めている。
美道会は、村公民館講座で学んだ人たちが集まり、毎週、北殿公民館で勉強を重ねている。
12人が出品し、かな書の作品は額装した9点。金井さんは自詠の歌、生徒は島木赤彦の短歌などそれぞれが気に入った歌人の歌を流れるような美しい字体で書いている。小学生の書初めは6点で、「いろり」「雪の正月」「初日の光」など整った大きな字で伸び伸びと書いた。
金井さんは、「かな作品の優雅さを見ていただきたい」と話している。展示は16日まで。 -
伊那技術専門校で地元企業の人材育成に関する声を募集
県伊那技術専門校は、人材育成に悩みを抱える地元技術系企業の声を募集している。
05年度同校は、在職中技術者向けのスキルアップ講座を拡大。人材育成に悩みを抱える中小企業の声を取り入れなど、地元のニーズに即した内容を充実させてきた。
今後も、地元企業の要望を反映した講座を目指しており「技術力向上を目指したいが社内指導では限界がある」「若手に基礎を習得させ、技術継承につなげたい」「教育訓練を実施したいが時間的余裕がない」など、さまざまな悩みを寄せてほしいとしている。
要望があれば、研修講師を斡旋(あっせん)したり、人材育成にかかる費用の一部負担なども実施する。
問い合わせは県伊那技術専門校(TEL72・2464)へ。 -
中小企業の技術者を対象としたスキルアップ講習会
中小企業技術者の人材育成に役立ててもらおう竏窒ニ7日、南箕輪村の県伊那技術専門校
で、企業在職者を対象としたスキルアップ講習会があった。地元企業に勤める13人が受講。飯島町の自動化機器開発メーカー・アルプスエアの社長・米山達夫さんを講師に迎え、国家試験「空気圧器具組み立て」の受験対策を学んだ。
団塊の世代が退職し始める07年度を前に各企業では、優れた技術を引き継ぐ若い人材の育成が課題となっている。また、充実した研修制度などを設ける大企業に比べ中小企業は、人材育成にまで十分な配慮ができないことも多いという。
そこで県は今年度、機械、電気系製造業系在職者のスキルアップを図るべく「信州ものづくりスキルアップ事業」を立ち上げた。今回の国家試験対策もその一環となる。これまでも、在職者向け講座を一部で開講していたが、今年度からはその枠を拡大した。また、地域に即した講座を充実させるため、地元企業から具体的要望を募集し、各講座を企画している。
今回の講師、米山さんは「さまざまな能力が要求される中小企業こそ、人材育成が必要。資格を取得することは、技術者の身分保障にもつながる」と話していた。
今年度県伊那技術専門校で開講する在職者向け講座で、現在受講者を募集しているのは次の通り。
◆三次元CAD体験講習会1=2月2日(定員20)1月20日まで
◆三次元CAD体験講習会2=2月16日(定員20)2月3日まで
◆Qプログラミング=3月13、14日(定員10)
◆CAM技術セミナー=1月25日(定員10)1月13日まで
◆高速高度加工の理論と実際=2月8日(定員20)1月25日まで
詳細は同校ホームページで確認できる。 -
南箕輪村消防団出初め式で新春イベント企画
南箕輪村消防団・日赤奉仕団の出初め式が8日、南箕輪村民センターであった。分団旗を約30年ぶりに新調し、唐木村長から各分団に授与された。また、消防車の試乗など新春イベントを初めて企画し、子どもたちの人気を集めた。
イベントは、消防団活動を知ってもらうとともに、子どもたちが消防車両に触れることでいずれ消防団に入る機会になればと設けた。
役場駐車場には、自動車ポンプ車3台、小型ポンプ車7台が勢ぞろい。伊那消防署に配備されているはしご車も登場した。子どもたちは「あれに乗りたい」と親の手を引き、満足顔で運転席に乗った。団員がポラロイドカメラでハンドルを握る子どもを一人ずつ撮り、写真をプレゼントした。ほとんどの子どもは大喜びだったが、中には、はしご車が高くて「怖い」とすぐ降りてしまう子どももいた。
全伸長30メートルのはしご車を上下に動かし、救助者らが乗るバスケットから菓子をまく宝投げもあった。
市中行進に続いて開いた式典には団員148人、日赤奉仕団員23人が出席。
式辞に立った唐木村長は「自分たちの地域を自ら守ることは、地域づくりの原点である」と活動への協力を求めた。
宮島忠夫団長は「全団員が地域住民と一体となって住民が安心して暮らせるまちづくりにまい進する」と訓示した。 -
新春囲碁大会・こども囲碁大会
南箕輪村囲碁クラブ(唐木達会長)主催の新春囲碁大会・こども囲碁大会は7日、村民センターであった。昨年よりも多い20人が参加し、トーナメント方式で対局を楽しんだ。
クラブは月1回、南殿コミュニティセンターで活動。生涯の趣味として、頭の体操として、会員が自由に碁を打っている。
新春大会は30年以上続く恒例行事。優勝者に村長杯を授与する現在の大会になってからは今年が26回目。段を持つ中学生1人が大人に混じって対局した。
子どもたちにも囲碁を広めたい-と始めたこども囲碁大会は4年目。村内の南箕輪小学校と南部小学校のそれぞれのクラブ活動で囲碁をしている子どもに加え、伊那市から2人が飛び入りし10人で競った。
会長によると、子ども達の囲碁人気は、アニメの影響でブームとなった数年前に比べると落ち着いたが、その中でやる気のある子が残り積極的に取り組んでいるという。 -
放火が前年比6件増
伊那消防組合は05年に管内で発生した火災状況をまとめた。火災件数は92件(前年比18件増)で、死者は8人(同6人増)、負傷者は5人(同4人減)、被害総額は1億4425万2千円(同4719万4千円増)。火災原因のなかで最も増加した「放火・放火の疑い」は、前年に比べて6件増の15件だった。
内訳は「建物」が45件(同10件増)、「林野」が6件(同1件減)、「車両」が6件(同1件減)、「その他(廃材・土手焼き)」が35件(10件増)。焼損面積は、建物が3023平方メートル、林野は115アール、車両は6台。焼損棟数は全焼が22棟など合計59棟で30世帯、97人が被災した。
原因は、「放火・放火の疑い」(15件)、「たき火」(11件)、「枯れ草焼き」(9件)、「コンロ・てんぷら火災」(8件)の順で多い。
市町村別の火災発生数は、伊那市43件、南箕輪村18件、箕輪町14件、辰野町10件、高遠町6件、長谷村1件だった。
同消防組合によると、全国的に火災原因は放火、たばこ、コンロなどが増加しているという。「家の周りに燃えやすい物を置かないことや、隣近所での声掛けなど、放火のしにくい環境づくりを心がけてほしい」と呼びかけている。 -
正月に新たな門出 祝い、責任再確認
南箕輪村の成人式が3日、村民センターであり、該当者186人(男性94人、女性92人)のうち、108人が出席した。スーツや晴れ着に身を包んだ新成人たちは、久しぶりに合う友人との再会を喜び、大人としての新たな門出を祝った。
式典で唐木一直村長は「今年の成人式は自立に向けて歩み出す年。村づくりをどうしたらよいか、住みよいと感じる村づくりの話し合いに、積極的に参加していってほしい」と式辞を述べた。
成人者を代表して専門学生の中山理美さんが「社会人の一員として、責任ある行動をとりたい。こうして成人式を迎えられ、温かく見守ってくれた家族、厳しく育ててくれた先生、支えてくれた地域の皆さんに感謝したい」と謝辞を述べた。
大学生の伊藤亮介さんは「近年悲しい話が多い世の中。今の自分には何もできないが、さまざまな出来事に関心を持ち、人としてかかわることが成人の仲間入りだと思う」と意見発表した。 -
南箕輪村 新成人に聞く
南箕輪村は(1)成人になって思うこと(2)大人になって最もしてみたいと思うこと(3)自分たちの住んでいる地域(村)をどう思うか(4)自立を選んだ村が今後良くなるにはどうすればいいと思うか(5)隣の伊那市と高遠町、長谷村との合併(3月)をどう思うか(6)権兵衛トンネルが2月4日に開通するが、どう思うか(7)自分たちの住んでいる地域と木曽との新しい関係に何を期待するか竏秩B
◆(1)投票権を得た(2)株をやってみたい(3)これからも発展していくいい村(4)もっと周りに出せれる産業(特産)を育てる(5)他の市町村の財政難を負担しないとなので南箕輪村は合併しなくてよかった(6)これでもっと村が大きくなればよい(7)2つの地域とも大きく発展できれば。新しい産業も生まれそう(前澤貴仁さん・東京都・大学生)
◆(1)お酒が飲めること(2)お酒をいっぱい飲みたい(3)きれいで豊かで誇れる村(4)このままでよい(5)周りに出せる産業をつくる(6)木曽谷と近くなってよい(7)共に大きく発展できれば(福澤健治さん・東京都・アニメーター)
◆(1)何もない(2)選挙にいってみたい(3)お金持ちの村(4)難しい問題(5)村を愛しているので合併はだめ(6)交通が便利になる(7)交流(清水亮さん・北殿・会社員)
◆(1)大人の仲間入りができた(2)選挙にいきたい(3)素晴らしい村(4)まだ未熟なので思いつかない(5)村が好きなので合併はだめ(6)いろんな面で便利になる(7)木曽との交流(赤羽隼さん・長野市・短大生)
◆(1)お酒が堂々と飲める(2)選挙にいきたい(3)人柄など温かい村(4)村民の一体化(5)村を愛しているので合併はよくない(6)村が栄えれば(7)人との交流(関戸健一さん・東京都・専門学生)
◆(1)自己責任の世界になったと強く感じる(2)投票(3)最近、活気が出てきて年々よくなっている(4)村民の意見を尊重していくこと(5)周りに流されてる空気があったので仕方がない(6)人の出入りがでて、ますます活気がでれば(7)いい意味で、新しいことができることに期待(山崎さおりさん・南殿出身・大学生)
◆(1)いろいろな責任を問われるのでまっとうしたい(2)友達との付き合い(3)自然がたくさんありとてもよい(4)これからも自然を残してほしい(5)昔からあったものが失われるのはちょっとさみしい(6)知らなかった(7)人との交流がもてれば(匿名希望女性・久保出身・大学生)
◆(1)自分の行動に責任をもつ(2)会社で頼られる人間になりたい(3)近所付き合いがよい仲良しの村。空気もおいしいし、星もきれい(4)他の市町村と協力しながら、自立した村を発展させていければ(5)一つになることで皆が景気よくなればよい(6)交通が便利になること(7)お互いの地域のよいところを取り入れながら交流が広がれば(中山理美さん・東京都・専門学生)
◆(1)気持ちは変らない。お酒が飲める(2)10代でできなかったいろいろな挑戦を果したい(3)自然豊かな村(4)人を思いやれる村民が増えればよい(5)いいと思う(6)近くなってよい(7)お互いに自然を大切にすること(春日早紀さん・神子柴・会社員)
◆(1)今年から働くので責任を感じる(2)人に役立ちたい(3)危険の少ない安心して暮らせる村(4)若い人たちが引っ張っていく(5)それぞれが考えて合併したのでよいと思う(6)交流が深まれば(7)それぞれの文化が深まること(清水知世さん・神子柴・短大生) -
南箕輪村・元旦初走りイベント
初日の出の中を走りながら、新年の空気を感じよう竏窒ニ、「元旦!初日の出・初走りイベント」が南箕輪村であった。子どもから大人まで、約60人が村役場正面駐車場からスタートし、新たな年明けを全身で感じた。
村の教育委員会と体育指導委員の主催する恒例のイベント。昨年は雪で中止になったため、2年ぶりの開催となった。
1キロコースと3キロコースがあり、それぞれのコンディションに合わせて村内を走った。
池田友美さんは、長男の翔太君、長女の綾香ちゃんの3人で初参加。昨年小学校に入学した綾香ちゃんが、学校の授業を通してマラソンを好きになったことをきっかけに、参加を決めたという。
準備体操をした後、合図と共に一斉にスタートした参加者たちは、早朝の村内を軽快に走り抜けた。
太鼓グループ「楽鼓」によるレセプション演奏もあり、参加者を楽しませていた。 -
【新春記者室】“協働”の行方
06年度南箕輪村予算編成方針の重点事項に「むらづくり委員会の推進」がある。04年11月に委員会を設置し、協働のむらづくりに取り組んでいるが、村や委員会と、住民の間に温度差が生じてきているように感じる。
昨秋の「むらづくり講演会」。講師は“協働”の意味を「政府と市民らが一緒に決めたことを協力して一緒に行う」と説明。義務ではなく権利として一緒に-である。
自立を選択した自治体で声高に叫ばれる“協働”。しかし、合併か自立かの論議が決着し月日が経つと、住民の意識は次第に薄れるもの。新たな年に、委員会の推進と併せ、住民、委員会、村の一層の“協働”の関係づくりが大切に思える。住民の気持ちが遠ざかる前に。(村上裕子) -
【年男年女】南箕輪村南部小学校用務員
黒沢一二三さん(71)用務員を務めて3年。村教育委員会や役場、図書館、郵便局、金融機関などを一回りするのが日課。校舎は開校10年と新しいため、主な仕事は外の環境整備。土手が大きいので夏場の草刈りなど大変な作業もあるが、クラブ活動では児童と一緒に野球や卓球をした。「楽しいね。自分がうんと若くなったようで…」。児童とふれあう楽しみがある。
「運動は好きだね」。若いころは野球。社会人になって卓球を始め、現在、村の卓球クラブとラージボールのクラブに所属。「何十年とやってるけど、ちっとも上手にならない」と笑うが、冬期間は練習に通う。
ゴルフもしていたが、昨年、南箕輪わくわくクラブに入り、マレットゴルフを始めた。用務員の仕事を終えて大芝のマレットゴルフ場へ。約1時間プレーする。隔週土曜日のレッスンにも通った。
今年は「一期一会。人との出会いを大事に。去年、胃の手術をしたから、健康第一で過ごしたい」という。 -
運動あそびプログラム導入
06年度、南箕輪村内全保育園に南箕輪村は06年度、運動遊びで前頭葉を活性化させ、子どもたちに集中力や抑止力をつけたい-と、松本短期大学柳沢秋孝教授の柳沢運動プログラムを村内全5園に導入する。
運動あそびプログラムは、(1)跳躍(2)支持(3)懸垂-の運動が基本。30年ほど前は遊びの中で自然に身に付いていたが、体を動かす遊びの減少から今はあまり身に付いていない運動能力を楽しく遊びながら身に付ける。現代の子どもは、意思、やる気、自己抑制力など人間らしさをつかさどる前頭葉の発達に4年の遅れがあるといい、キレる子どもにならないために、プログラムを通して前頭葉を活性化させ、心の発達を促すという。
上伊那では箕輪町が04年度、伊那市が05年度に導入している。
村は導入に向け、05年9月から06年1月まで各園3回ずつ、運動あそびプログラムを試行。柳沢研究室の研究生、金井仁美さん=南殿=が楽しく簡単なあそびを指導している。
中部保育園の年長児は、リズム室でクマのまねをして歩いたり、カンガルーになってジャンプしながらゴムひもを飛び越えたり、お腹の上にご飯をのせたラッコになって床に仰向けに寝た状態でゴムひもの下をくぐったり…。目を輝かせ、次は何をするのかと待ちきれない様子で、初めての運動あそびを楽しんでいた。
「子育てにやさしいむらづくり」をすすめる南箕輪村。唐木一直村長は、「たくましさの中に人を思いやる優しさのある子、いつまでも村を好きでいられる、自分が育ったふるさとを忘れない子になってほしい」と願う。
「子育てで大切なのは、母親が仕事と子育てを安心して両立できる環境づくり。そのために保育の充実が大切」と、05年は保育料の引き下げ、すくすくはうす開所、同施設への子育てアドバイザー配置、保育園のふれあい保育などを実施した。
その中で、「子どもたちが健康で発達することも大切な要素。それには小さいころからの運動が大切」と、運動あそびプログラム導入を決めた。「06年度は年間通してできるよう予算づけし、軌道に乗せたい」という。
運動あそびをした園児たちは、「またやりたい!」と口をそろえた。楽しく遊んだ満足げな笑顔が、リズム室にあふれた。 -
南箕輪小管理教室棟05年度分改修工事完了
南箕輪村内の公共施設で初の耐震構造となる南箕輪小学校管理教室棟(中校舎)の05年度分改修工事が完了した。
04、05年度事業。本年度分の工事は職員室などの増築、耐震補強。耐震補強工事は、職員室と1、2階の各1カ所の窓に鉄骨耐震ブレスを設置し、各階に数カ所ずつ厚いコンクリート壁を設けた。
改修で、校舎は従来より木を多く使い、明るくなった。一部の15教室は2学期から使用しており、通路は3学期、残りの教室は新年度から使う予定。
事業費は建築、電気設備、機械設備、工事監理業務委託費で、総額5億3947万9500円。工期は06年3月15日までだったが、天候に恵まれたことなどもあり年内に完了した。 -
南箕輪村05年の重大ニュース
南箕輪村役場が発表した05年の重大ニュースは次の通り。
◆4月1日 すくすくはうす(村民交流支援センター)オープン
◆4月10日 唐木一直村長就任縲恣坙{一の子育て村をめざして
◆5月1日 フォレスト大芝(子ども体験研修施設)オープン
◆6月2日 子ども未来センター予定地原状回復工事
◆7月1日 南箕輪村役場機構改革
◆8月21日 節目の20年「第20回大芝高原まつり」盛大
◆10月1日 ふれあい交流センター大芝の湯入場者100万人達成
◆10月29日 南部小学校開校10周年式典
◆11月12日 交通死亡事故田畑発生「交通死亡無事故1467日でストップ」
◆11月21日 むらづくり委員会「基本構想、行政改革大綱、財政計画、国土利用計画の4計画(案)を村に答申」
◆12月22日 村内公共施設で初耐震構造「南箕輪小学校中校舎」竣工
原状回復工事が完了した大芝公園多目的広場
入場者100万人を達成した大芝の湯 -
本部幹部らが屯所を訪ね、激励
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)は27日夜、冬期の消防活動の安全確保と重要性の高揚を図ろう竏窒ニ、団長ら本部幹部が村内の夜警に向かう団員らの屯所を訪ね、激励した。
5分団の屯所11カ所を宮島団長らの1班、松澤武夫副団長らの2班の構成で回った。
南原の第4分団第2部屯所前には団員7人が集合した。松澤副団長は「寒いので体に気をつけて、火の元には十分注意して夜警をしてほしい」と訓辞。消防ポンプ、機械器具、機関日誌、夜警日誌などの整備状況も確認した。
夜警はこの日から始まり、3月末まで各部ごとの計画に沿って進める。 -
【記者室】大芝高原音頭をアレンジ
南箕輪村で、大芝高原音頭のアレンジ曲を作るプロジェクトチームが動き始めた。著作権問題などいろいろあるようだが、曲のアレンジは専門家に依頼する方針で、今後アレンジの曲調などを検討。来年のまつりまでに決定し、披露したいという▼伊那市や箕輪町の祭りは、子どもから大人まで多くの連が参加する踊りがある。大芝高原まつりは、大芝高原音頭のほか各地の民謡などもあるが、若い人があまり踊らないなどの課題もあり今回、老若男女が踊れる曲にしよう-とアレンジに着手した▼これまで祭り会場でBGMとして流すほか、民謡踊りに使用してきた大芝高原音頭。村民皆が踊って楽しむ新たな祭りの顔が誕生するか。アレンジ曲の仕上がりに期待したい。(村上記者)
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信大農学部でまき用木材の販売
南箕輪村の信州大学農学部は来年1月11日から、学生が実習や研究に使った伐採木の一部を、まき用として販売する。
演習林で伐採した立ち木はこれまで、木材として販売できる部分を売り払ってきたが、端材など、販売できない部分についてはそのまま演習林の中に放置していた。そこで、資源の有効利用を目的として、地域住民にまき用として販売することを企画。
木はアカマツが中心で、一部ヒノキを含む。長さは約2メートル。直径は10縲・0センチ位で、丸太のまま販売する。価格は軽トラックに1台分(15縲・0本程度。購入者自身が積み込む)で1千円。時間は午前9時縲恁゚後5時。キャンパス西側にある農学部構内の演習林土場で販売する。購入希望者は事前連絡が必要。
問い合わせは信州大学農学部付属施設係(TEL77・1319)新保さんへ。 -
南箕輪郵便局
年賀早期差出キャンペーン抽選会南箕輪郵便局で26日、年賀早期差出キャンペーン抽選会があり、25人に年越しそばの「生そば」が当たった。
恒例のキャンペーン。年賀状引き受けの15日から24日までに年賀状まとめて50枚以上に応募券をつけて出した人の中から抽選した。
応募は275枚。そのうち南箕輪村内から242枚、伊那市西箕輪地区から33枚。応募割合から当選数は村内分22、西箕輪分3とし、南箕輪かんぽゆったり旅行会の有賀助雄会長、南箕輪郵便局の大沼局長、西箕輪郵便局の矢沢局長が厳正な抽選をした。当選者には早々に賞品を配達する。
南箕輪郵便局の年賀の扱いは例年約48万通。引き受けは25日までに10万通を超え、例年並の動き。配達分は7万8千通で例年より1割ほど少ないが、元旦には約30万通を配達予定という。
当選者は次の皆さん。
◆村内=伊藤由美、牧内亮、山口一男、三沢一二三、松下義治、原一雄、本郷恵子、高林稔、清水久子、松沢純一、向井弘、下島工治、福沢一成、恩徳寺、小原文雄、北原勝、征矢文夫、植田光夫、征矢幸子、加藤達人、山崎雅子、丸山敏夫
◆西箕輪=西村幸男、唐沢親男、西村邦人 -
風船遊劇団ゴンベエワールドのクリスマス公演
南箕輪村図書館による「風船遊劇団ゴンベエワールド」のクリスマス公演が24日、村民センターであった。風船のサンタさんがやってくる夢あふれる公演に、子どもたちは目を輝かせて見入った。
公演は、「クリスマス・ファンタジー縲怎Tンタさんからのおくりもの縲怐v。風船で出来た羽と輪をつけた天使が登場し、手に持ったキャンドルの先をゴンベエさんが突くと、黄色く火がともった。
「サンタさんがくるよ」と、ピンクと白の風船であっという間にサンタクロースの顔が出来上がり、トナカイの代わりに特別バージョンの飛行機に乗ったサンタさんが完成。大きな大きな“お母さんサンタ”が、飛行機に乗った“子どもサンタ”を連れてふわりふわりと空を飛ぶと、子どもたちは歓声を上げて拍手した。 -
尺八大師範
南箕輪村北殿
両角忠幸(粋山)さん「尺八は自分の出す音色、音程は全部自分で作らないといけない。これを出せるようになるのがおもしろい」
小学生でダブルベース、中学生でフルート、高校生でクラリネット、大学生で尺八。ずっと音楽に親しんできたが、大学のクラブ活動でプロに師事した尺八が趣味として残った。
諏訪市出身。仕事で南箕輪村に移り住み14年になる。「邦楽グループうつぎ」に誘われ尺八の演奏を再スタート。これが縁で伊那市の県伊那文化会館の名物演奏会「邦楽サラダ」に第2回から参加。10縲・5回まで実行委員長を務め、06年1月15日公演の「邦楽サラダ16th コラボレーション」も実行委員になっている。
邦楽サラダは、プロのゲスト演奏に加え、地元の邦楽家がプロと一緒に演奏。伊那文化会館が音響、照明、演出をする。「ゲストとの交流や皆で一緒に舞台を作り上げる楽しさが魅力」。公演まで3週間とせまり、「今はがむしゃらに練習。1月に、本番に向け仕上がっていくところがおもしろい」という。
メーン活動に位置付ける邦楽サラダ。公演を終えると2、3月は反省、音源確認、写真現像に時間を費やし、6縲・月は翌年の曲やゲストの選定、9月に練習が始まる。週2回の練習は1月に週4回に増え、邦楽サラダ一色の生活になる。
雪が降って当然の季節の公演だが、毎年800人近くが訪れる。「最低20回まではやりたい」と夢を抱いている。
諏訪三曲協会に所属し、県内外の演奏会にも出演する。今年は「国民文化祭ふくい2005邦楽の祭典」(福井県敦賀市)に県代表で参加。演奏曲は「信濃の抒情」。前日のリハーサルが思わしくなく、当日朝、海岸で仲間と尺八で一番低い音「乙のロ」を吹く練習をし息を整えて出演。結果は「最高の仕上がり」。今年最も印象に残る演奏会になった。
筝(こと)、三絃、尺八の奏者3人だけの古典の会「指月の調べ」では、諏訪市文化財指定庭園「指月庵」で庭園を背に演奏。生の音がわずか1メートル先の客に音質、音程、リズム、強弱の全てが聞こえる。「120%くらいの技量が求められるので一番緊張するけど、自分の勉強になる」と年1、2回出演。県内で年1回、持ち回りで演奏会をする尺八だけの「竹竹の会」も、来年6月に村公演を計画中だ。
活動は幅広く、村内2小学校での演奏会のほか、村文化団体「尺八・筝の会」でも活動。太鼓グループ「鼓龍」にも参加し、子どもの太鼓グループ「CoCo龍」で育成にも関わる。今年は南部小学校で篠笛作りから演奏までの指導もした。
2年前、村の大泉地区に伝承されしばらく途絶えていた「大泉ばやし」を有志で復元した。おはやしの篠笛を子どもに吹かせたい-との思いがあり、子どもが地域から伝承するものの一つとしての活用を模索する。
「外から村に来た人間のほうが、伝承してほしいと感じるのかもしれない。伝統文化を取り上げることに理解を頂きたい」。尺八を主軸に邦楽と深く関わる中で、伝承の大切さを考えている。 -
南箕輪養護老人ホームでクリスマス会
南箕輪養護老人ホームで20日、クリスマス会があった。利用者は、キャンドルのともったテーブルで特別メニューを味わい、クリスマス気分を満喫した。
ランチルームはいつもより照明を落とし、キャンドルの明かりでムードたっぷり。職員扮する天使4人が舞い降りて、ハンドベルで「きよしこの夜」を演奏。透き通ったベルの音色に利用者は静かに聞き入った。
テーブルごとにビールやシャンパンを注ぎ合うと、利用者の一人がサンタクロースに変身して登場。サンタクロースの掛け声で皆で乾杯し、サンドウィッチ、いなり寿し、ホイップクリームで飾り付けしたイチゴとメロンなどをおいしそうに味わった。
手話ダンスや、エコーの効いたカラオケセットで歌も楽しんだ。 -
南箕輪村広告事業等推進プロジェクトチーム設置
南箕輪村は20日、新たな財源確保に取り組むため、広告事業等推進プロジェクトチームを庁内に設置した。持続可能な行政運営を目指し、広告事業のあり方、行政財産の目的外使用を調査、検討する。
06年度予算編成方針に新たな財源確保の必要性を挙げていることから、プロジェクトチームを立ち上げた。村長が指名した職員11人で組織。リーダーは助役、サブリーダーは財務課長。
広告事業は、村報や封筒、ホームページなどに広告を掲載し収入を得るもので、事業対象を検討する。
庁舎や学校などの行政財産は目的外の使用ができないが、目的があまり逸脱しない限り申請により目的外使用の許可ができ、条例によって使用料を徴収できる。村は、来年3月議会に条例案の上程を計画する。
次回会議は1月中旬。アイデアを持ち寄り優先順位などを決め、来年4月、「できるところから始めたい」としている。 -
大芝高原音頭アレンジ曲制作プロジェクトチーム会議
南箕輪村の大芝高原音頭アレンジ曲を制作するプロジェクトチームの第1回会議が20日夜、役場であった。曲のアレンジを専門家に依頼する方針で、今後アレンジの曲調などを検討していく。
チームは、大芝高原音頭を老若男女が踊れる曲にするため、曲や振り付けなどの原案を決定し、大芝高原まつり実行委員会の承認を受ける。
メンバーは、実行委員会の6人(ステージ委員会、パレード運営会、民謡踊り運営会)と公募1人の計7人。リーダーに原志津男さん、サブリーダーに柴田多文さんを選んだ。
アレンジ曲は、来年のまつりまでに決定し披露したい考えで、曲調、詩を入れるか入れないか、振り付けを依頼するか-などの項目を検討する。
大芝高原音頭は89年6月制作。作詞は大芝高原まつり実行委員会、作曲は遠藤実、唄い手は金沢明子。主に大芝高原まつりで会場内のバックグラウンドミュージックや民謡踊りに使っているが、若い世代があまり踊らないことや、パレード参加者が同じ曲で踊りたいという要望があり、課題となっていた。 -
・スパパ,Sプロ・スライブに歓声
伊那市の父親5人でつくる読み聞かせグループ「パパ,Sプロジェクト伊那」は18日、南箕輪村民センターであった、村図書館の「おはなしむらスペシャル・クリスマスバージョン」で絵本ライブをした。集まった幼児や園児と保護者は、クリスマスに合わせた絵本や歌などのプログラムを楽しんだ。
・ス引っ張りだこ・スのグループのイベントに、通常より5倍多い、100人以上の観客が参加。保護者のなかには、活動に興味を持った父親の姿も目立った。
出演者はサンタクロースとトナカイの衣装で登場したり、風船を題材にした絵本では、実際にゴム風船を膨らませ、観客に配るなどこった演出。子どもたち絵本に夢中になり、最後まで笑顔を絶やさなかった。
パパ,Sプロジェクト伊那は昨年4月24日に発足。上伊那を中心に毎月1回のライブを開き、「父親による読み聞かせ」活動を広げている。
代表の北原文徳さんは「子どもの成長は早く、ふれあいの時間は短い。父親に絵本を読んでもらった思い出は、子どもたちにとって一生心に残るはず」と話していた。 -
【記者室】しめ飾り作り
この季節、地域や小学校などではしめ飾り作りが盛んになる。南箕輪村公民館の恒例の教室も、ベテランや初心者が集まり、立派なしめ飾りを作り上げた▼参加者の一人が、自分のしめ飾りを作る手を止め、水の神様に飾るしめ飾りを作り「どうぞ」と渡して下さった。すると隣りの女性が違う形のしめ飾りを手早に仕上げ、結局二つも頂いてしまった。家で作ってみて-と、わらの小さな束まで頂いた。慌しい年の瀬に温かな心に触れた。さり気なく人のために何かをする。こうありたいものだ▼初挑戦となるしめ飾り作り。下手でも心を込めて作れば神様は許して下さるかなと、勝手な解釈をしつつ、頂いたわらを無駄にしないよう手作りして新しい年を迎えたい。(村上記者)
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南箕輪村生活安全連絡会
南箕輪村生活安全連絡会は20日、村役場で開き、村警察官駐在所の交番化に向け活動することを確認した。
伊那警察署、駐在所、教育長、村議会、交通安全協会、区長会、消防団など14団体、個人が参加。
村議会の「犯罪や事故の増加から、駐在所を交番化できないか。意見集約できればと考えている」との意見を受け、参加者から「村民の声として持ち上がる形を考えてほしい」など意見が出た。伊那署からも「地域で必要とは私達も考えている」と話があり、連絡会として、住民意見を聞きながら交番化に向けて活動する方向を確認。今後については、事務局で早急に取りまとめる。
会議では、各団体が防犯、防災、子どもの安全確保など最近の状況や課題を報告。村長は、「全村を網羅する隣組単位までの防犯組織を来年4月から発足させたい」とし、06年度に青色回転灯を導入することも示した。 -
骨粗しょう症予防教室コツコツセミナー
南箕輪村は16日、骨粗しょう症予防教室コツコツセミナーを村公民館で開いた。23人が参加し、骨を丈夫にするための運動や食生活を学んだ。
健康づくり事業団の健康運動指導士が、カルシウムの利用に運動が不可欠で、年齢や体力、体の状態に応じてやること、中高年は足腰の負担を少なくすることなどをアドバイス。近い所へは車は控えて歩く、歩くときは大また・速足で腕を後ろへ大きく振る、上りは階段を使うなど、すぐできるデイリーエクササイズを紹介した。
栄養の話と試食では▽規則正しい食生活▽たばこ、アルコールの摂取は控えめに▽吸収のよいカルシウムを摂る▽今日から100ミリグラム多くカルシウムを摂る-など食生活のポイントを学び、「干しえびのさくらご飯」「切干しとニラのハリハリ漬け」「ヨーグルトの白和え」などの料理を試食した。 -
南箕輪村役場 黒松冬の装い
南箕輪村の上伊那農業高校緑地工学科2年の有志2人は18日、村役場玄関前のクロマツ2本の幹巻きをした。生徒らの熱心なボランティアで、役場の植え込みはすっかり冬の趣に変化。役場関係者は「毎年ありがたい。見た目もきれいで、来庁者の目を楽しませている」と感謝している。
5年目となるボランティアは、緑地工学科の学習内容を周知してもらうと同時に、地域住民に冬の景観を楽しんでもらうための取り組み。
この日は、学校の学習田のわらを使い、小さな束を上下2段に分けて幹に縛り、見た目がよいように編み込んだりと飾りつけた。玄関前のキャラボクなどには「わらぼっち」をのせ、冬囲いを完成させた。
生徒らは11月に学校で実習をしたばかり。クロマツ2本のうち、太い幹のものは旧庁舎から移植した記念樹で、幹回りは1メートル以上と大きく、担当した下島拡さん(17)は「大きな木で試したかった」と、仕上がりにも満足していた。 -
信大農学部ブランドのヤマブドウワイン、販売開始と共に売り切れ間近
南箕輪村の信州大学農学部は19日、学部ブランドの「ヤマブドウワイン」を限定1千本で販売を開始した。初日で品切れ寸前となる好調な売れ行きを見せている。
初日は、販売開始前から多くの人が販売所の前に並び、ワインを買い求めた。
19日だけで約780本が売れてしまい、残る販売可能本数は100本ほどになった。
学部産ワインの製造は、生産から食卓までの流れを学ぶことを目的とした取り組み。
ラベルは一般公募で応募があった20点の中から教職員や学生の投票で選出。農学部キャンパスにあるユリノキ並木を描いた農学研究科2年・浜保理英子さん(25)の作品が採用された。
ワインは、渋みがあるが飲みやすく、味が濃いのが特徴。
20日は午前8時半から学部内にある生産品販売所でワインを販売する。
問い合わせは信州大学農学部(TEL77・1319)へ。