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新型コロナ 県内で初の感染
長野県内で25日、新型コロナウイルスへの感染が初めて確認されました。
長野県は25日、松本保健福祉事務所管内で60代の男性1人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
県内で感染が確認されたのは初めてです。
これを受け伊那市では、「新型コロナウイルス感染症対策本部」を立ち上げました。
対策本部は、新型インフルエンザ発生時と同様の対策行動計画に沿って対応を行います。
当面は、会議やイベントの対応や、学校・保育園の休校・休園基準などについて検討することになっています。
また、伊那保健福祉事務所には新型コロナウイルス感染症に関する帰国者・接触者相談センターが設けられています。
伊那保健福祉事務所では、相談の目安を、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上、高齢者や持病がある人は2日以上続く場合。強い倦怠感や息苦しさがある場合などとしています。
また伊那市では、発熱や風邪の症状がある場合は学校や会社を休み、外出を控えること、毎日体温を計ること。また妊婦や子どもは重症化しやすいので早めに相談することなどを呼びかけています。
この日開会した市議会3月定例会で、市内中学校の修学旅行の実施について笠原千俊教育長は「国や県の方針や情報をもとに慎重に検討を進めていきたい」と話しました。
市内6校の中学校のうち、春富中学校は3月に、その他の5校は4月に修学旅行を予定していることから、現在学校でも検討が進められています。
箕輪町・南箕輪村の教育委員会でも同様の対応をとるとしています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、3月5日から伊那文化会館で予定されていた「県芸術文化総合フェスティバル」と、「県水墨画協会南信地区会員展」、4月19日の伊那フィルハーモニーファミリーコンサートの中止が決まっています。
また、伊那中央病院で26日に予定されていた「一般緩和ケア研修会」も中止されました。 -
伊那RC60周年記念式典
伊那ロータリークラブの創立60周年記念式典が伊那市のJA上伊那本所で24日、行われました。
式典には、会員や来賓など80人が出席しました。
伊那ロータリークラブは、社会奉仕を目的とした団体で、地域貢献活動や留学生の受け入れなどを行っています。
クラブは昭和35年に発足し今年、創立60周年を迎えました。
現在会員は、伊那市内を中心に57人です。
式では、台風19号災害の義援金を長野県に、地域振興のための寄付金を伊那市・南箕輪村・宮田村に贈りました。
また、地域への隠れた貢献に光をあてる伊那ロータリー顕彰では、3団体と個人2人が表彰されました。
伊那ロータリークラブの唐木一平会長は「さらなる会員増強を図り、活動プログラムを充実させ奉仕と理想の実践にまい進したい」と話していました。
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南箕輪村来年度当初予算案 65億8千万円
南箕輪村は、過去最高額となる総額65億8,000万円の来年度の一般会計当初予算案を、20日に発表しました。
村では、安心安全な村づくりを推進する積極的な予算編成としています。
この日は役場で、唐木一直村長が来年度の当初予算案の概要を説明しました。
唐木村長は「新たな村づくりの展望を見据えて、防災面も含めて、生活の安心・福祉教育の充実を考えた予算編成とした」と話しました。
主な新規事業は、現在の大芝研修センターを撤去して新たな防災研修センターの建設に2億1,000万円。
指定避難所となっている村民体育館や各地区の公民館の冷房設備設置に2億円。
老朽化による南箕輪中学校のプール改修に1億1,000万円などとなっています。
防災研修センターは、役場庁舎が被災した時の第2庁舎としての役割も含め建設が予定されていて、来年6月頃の完成を目指します。
その他、災害や断水に備えた給水車の購入に1,700万円。
大芝高原内の観光施設のWi-Fi整備に600万円などとなっています。
来年度の一般会計当初予算案は、今年度と比べて7億8,000万円多い過去最高額の65億8,000万円となっています。
来年度の一般会計当初予算案は、3月2日から始まる村議会3月定例会に提出されることになっています。 -
信大農学部手作りジャム販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が作った手作りジャムの販売が、18日から始まりました。
ジャムはリンゴや山ブドウ、イチゴなど13種類で、今年はおよそ1万本販売されます。
ジャムは植物資源科学コースの2年生が、実習で栽培してきた果物で作りました。
去年の台風19号による果物への影響も無く、上々の出来栄えだということです。
ラベルに描かれたイラストも、学生がデザインしました。
ジャムは一瓶200グラムで、税込み330円から500円です。
学部内にある生産品販売所で、平日の午前8時45分から午後5時まで販売していて、売り切れ次第販売終了となっています。
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南箕輪村の日 保育園で特別給食
2月18日は南箕輪村の日です。
村内の保育園では、村の日にちなみ地元産の野菜などを使った給食が出され、子どもたちが味わいました。
中部保育園でも村の日特別給食が提供されました。
村内で栽培された米や、むらのイメージキャラクター「まっくん」にみたてた蒸しもの、大芝いちごなど5品です。
子どもたちは「まっくんおいしい」「お米がおいしい」と感想を言いながら給食を味わっていました。 -
「南箕輪村の日」記念イベント
2月18日の南箕輪村の日を前に、「南箕輪村の日」の記念イベントが16日村民センターで開かれ、村民の歌の合唱や功労表彰が行われました。
記念イベントでは、小中学生や一般公募で集まった合唱団が「南箕輪村民の歌」を披露しました。
村民の歌は昭和36年に制定されたもので、平成28年に混声四部合唱に編曲されました。
平成29年から村の日のイベントで合唱を披露していて、今日も力強い歌声を響かせていました。
16日は村の発展に尽力した個人や団体が表彰されました。
表彰状が贈られたのは、4期16年村議会議員を務め、そのうち8年間議長として地方自治振興に尽力した原悟郎さんなど5人と1団体です。
このほか、22の個人と団体に感謝状が贈られました。
イベントでは村内の団体や小中学生が活動の成果を披露しました。
このうち大泉囃子の伝承に取り組もうと去年発足した粋龍組が演奏を初披露しました。
唐木一直村長は「県下一若い村として注目され発展を続けているのは先人の皆さんのおかげ。これからも住みよい村として持続できるよう努力を続けていきたい」と話していました。
南箕輪村は明治8年2月18日に誕生し、今年で145年となります。
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認知症高齢者を村が支援 来年度から事業開始
南箕輪村は、認知症高齢者を対象に村が契約者となって個人賠償責任保険に加入する「認知症高齢者等見守り支援事業」を来年度から行います。
10日は、村議会全員協議会が役場で開かれ、村が概要を説明しました。
支援事業は、認知症による徘徊で本人の事故やけがだけでなく、踏切事故などにより法律上の損害賠償責任が発生する可能性があることから、村が個人賠償責任保険の契約者となるものです。
制度を受けられるのは、村内に住む介護保険対象者で、認知症により通常生活に支障を来たす恐れがある人です。
村が負担する保険料は1人年額1,990円で、補償額は最大5億円です。
対象となるのは、現状で10人ほどだということです。
施行日は、4月1日からとなっています。 -
南箕輪小 入学前保育園児と交流
南箕輪村の南箕輪小学校の5年生は、保育園児が小学校入学後に負担を感じることがないように、学区内にある4つの保育園との交流を始めました。
4日は南箕輪小学校の5年3組の児童が、西部保育園の年長園児と、こども館で交流しました。
園児は「自己紹介じゃんけん列車」や「魚釣り」、「輪なげ」など児童が考えた遊びを楽しみました。
輪なげは、児童がこども館に下見をした際にコーンが置いてあることに目を付け、新聞紙をガムテープで巻いて輪を作って企画しました。
この交流は去年、5年4組が総合的な学習の時間に村内全ての保育園と行ったのがきっかけです。
今年は4クラスある5年生全クラスが、学区内にある4つの保育園を1つずつ担当し、交流するということです。
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邪気を払い福を招く 節分の行事
3日は節分です。
邪気を払い、福を招く行事が各地で行われました。
南箕輪村の成田山恩徳寺では、恒例の大護摩祈祷と福豆まきが行われました。
祈祷は午前6時から8回行われ、このうち午前11時にはおよそ100人が訪れました。
雑念を焼き尽くし、願いを叶えてくれるとされる不動明王の火に御札やバッグをかざしていました。
大護摩祈祷の後、豆まきが行われました。
升を持った僧侶や年男・年女たちが、福豆やこの寺でとれた銀杏をまくと、集まった人たちは福を求めて手を伸ばしていました。 -
生活に関する情報交換 転妻カフェ
転勤が多い夫を持つ妻たちが集まり、生活に関する情報交換会「転妻カフェ」が、南箕輪村北殿の農産物販売所ベジかけるで1月27日、開かれました。
転妻カフェは、南箕輪村南原の富岡順子さんが去年から開いているもので、この日は、村内外から10人が集まりました。
富岡さんは、夫の転勤に伴い地元の新潟県から神奈川県や東京都などに移り住んだということです。
転勤で移住してきた人や、地域で子育てをする女性を対象に、暮らしに役立つ情報を共有しようと、テーマを決め、月に1度開いています。
この日は、「スーパーマーケット」について話し合いました。
話の中では、「大きな肉のパックが安い店」や「定休日前に生鮮食品が半額になる店」などの情報が挙がっていました。
次回は、「病院」をテーマに25日にベジかけるで転妻カフェを開く予定です。 -
議員の報酬2年連続引き上げを答申
南箕輪村の特別職報酬等審議会は、特別職の給料と議員の報酬について、議員の報酬は5%程度の引き上げ、村長・副村長・教育長の給料は3%程度引き上げることが望ましいと、31日唐木一直村長に答申しました。
31日は、南箕輪村特別職報酬等審議会の丸山和敏会長が唐木村長に答申書を手渡しました。
答申では、村議会議員の報酬について、人口が増加し、議員の責務が増しているものの全国平均よりも低いとして、副議長・委員長はおおむね3%、議員はおおむね5%引き上げることが望ましいとしています。
改定されれば、副議長の月額の報酬は24万1,000円、委員長は23万700円、議員は22万1,500円で、議員報酬の増額は2年連続となります。
村長・副村長・教育長の給料は、おおむね3%の引き上げが望ましいとしています。
改定されれば村長の月額の給料は76万2,200円、副村長は64万7,800円、教育長は55万2,000円となります。 また、1回1,000円の消防団の災害出動手当を新設するよう求めています。
唐木村長は「答申を尊重したい」としています。
特別職の報酬等についての条例改正案は、村議会3月定例会に提出されます。
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南箕輪村国保税率を来年度据え置きへ
南箕輪村国民健康保険運営協議会が28日、南箕輪村役場で開かれ、令和2年度の国保税率を据え置くことが決まりました。
この日は、委員9人が集まり、令和2年度の国保税率について協議しました。
税率は、10.6%で、加入者1人あたりの年間の金額は40,500円となっています。
村では、国保事業に関する徴収総額について2億9,173万円を見込んでいます。
唐木一直村長は「国保税据え置きをはじめ、これからも村民の生活に役立つよう考えていきたい」と話していました。
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亀井政昭さん作品展
南箕輪村在住の亀井政昭さんのアクリル画の作品展が、伊那市坂下のART GALLERY MIYAMAで開かれています。
会場には、亀井さんの作品13点が並んでいます。
亀井さんは南箕輪村在住で、現在は伊那養護学校の教諭です。
作品は、アクリルと、様々な素材を組み合わせてつくるミクストメディアで描かれています。
こちらの作品は、第70回長野県美術展洋画部門で知事賞を受賞した「きこえる」です。
作品展が開かれているART GALLERY MIYAMAは、元々画材や額縁の販売店として2018年までおよそ半世紀にわたり営業していました。
閉店後は壁や床を改装し、去年6月からギャラリーとして活用されています。
亀井政昭さんの作品展は、来月28日(金)まで、伊那市坂下のART GALLERY MIYAMAで開かれています。 -
粋龍組「大泉囃子」披露に向け練習
南箕輪村大泉に伝わる「大泉囃子」の伝承に取り組んでいる演奏グループ「粋龍組」は、来月16日の村の日のイベントでの演奏に向けて練習に励んでいます。
29日は、南箕輪村公民館で練習が行われました。
南箕輪村の村史によりますと、大泉囃子はかつて「東の高遠ばやし・西の大泉ばやし」と呼ばれ、祭り囃子として地区住民に親しまれていたということです。
その後昭和30年代に一旦途絶えてしまいましたが、有志により平成14年の村民文化祭でおよそ50年ぶりに復活しました。
粋龍組は、お囃子を伝承していく目的で公民館講座として去年6月に発足しました。
大泉囃子は、繰り出す時の「くりばやし」曲と曲の間の待つ時間に披露する「まつばやし」帰る時の「かえりばやし」の3つで構成されます。
代表の両角忠幸さんです。
両角さん「村のいいところ、楽しいところを見ていただきたい。村全体が繋がる一つの手段としてお囃子があるのかな」
公民館管理人の清水早苗さんです。
清水さんは60年以上前に、当時の大泉囃子に合わせて踊りを披露していました。
清水さん「とても響きがよくて、これに足の動きをつけるともっと素晴らしいものになるんじゃないかな。昔は昔で味があってよかったけど、今もこんなに一生懸命に皆さんがやっていて嬉しい」
本番の1週間前からは、清水さんが歩き方を指導するということです。
粋龍組が演奏を披露する南箕輪村の日のイベントは、来月16日(日)に、村民センターで行われます。 -
村の日イベントに向け村民歌練習
2月16日に行われる南箕輪村の日のイベントで「村民の歌」を披露する合唱団が、本番に向けて練習に励んでいます。
28日夜は南箕輪村公民館で練習が行われ、村内の有志でつくる合唱団のメンバー14人が参加しました。
指揮者を務める南箕輪中学校倉嶌知寛教諭の指導のもとパートごと練習しました。
体でリズムを感じようと足踏みをしながら練習をしていました。
南箕輪村民の歌は昭和36年に制定された歌で、平成28年に村文化団体連絡協議会が混声四部合唱に編曲しました。
現在、村内で夕方に流れるミュージックチャイムに使われているほか、平成29年から村の日イベントで合唱団が歌っています。
メンバーの女性は「歌詞から南箕輪村の雰囲気がイメージできて良い」、男性は「素朴で昔の感じを残しているのが良くて好きです」と話していました。
合唱団では随時メンバーを募集していて、村内在住なら誰でも参加できます。
村の日イベントは2月16日に行われる予定です。 -
南部小の杉山葉奈さんがJA全農の絵のコンクールで佳作
全国農業協同組合連合会が主催する、プロパンガスをテーマにした絵のコンクールで、南箕輪村の南部小学校1年生の杉山葉奈さんが佳作に選ばれました。
27日は、南部小校長室で表彰式が行われ、JA上伊那の下村篤常務から賞状が手渡されました。
コンクールは、子どもたちの目線からプロパンガスが使われている場面を描いてもらうもので、全国89の小学校から1,429点の応募がありました。
杉山さんは、JA全農プロパンガスのマスコットキャラクターと、ガスを使って料理をしている自分を描きました。
JA上伊那の下村常務は、「全国から選ばれて表彰状をもらうことはなかなかない。光栄なことです。」と話していました。
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上伊那の高校生ネパール派遣
上伊那地域振興局は、グローバルな視野を持って地域に貢献する人材の育成につなげようと上伊那の高校生5人をネパールに派遣します。
25日は、南箕輪村の上伊那農業高校で結団式が行われました。
ネパールに派遣されるのは、上伊那農業高校1年の小松佑真さん滋野愛良さん中原葉南さん伊那北高校2年の上島あや菜さん、伊那弥生ケ丘高校2年の代田貴之さんの5人です。
高校生の派遣は、4年前からJICAの草の根技術協力をしている信州大学農学部と連携し、グローバルな視野を持って地域に貢献する人材の育成を目的に県が初めて実施するものです。
生徒たちは、ネパールの高校生との交流や現地の農業について視察する計画です。
結団式で生徒たちは、「ネパールの人たちとたくさんコミュニケーションをとりたい」「文化や食事などいろいろな違いを見つけたい」などと抱負を話していました。
2月には集団研修や個別研修が計画されていて派遣期間は、3月2日から8日間となっています。
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伊藤久志さんペン彩画展
伊那市美篶の伊藤久志さんのペン彩画展が、南箕輪村の喫茶店で開かれています。
会場には、伊藤さんの作品およそ60点が展示されています。
伊藤さんは第一美術協会会員で、ペン画に透明水彩絵の具で色を付ける「ペン彩画」を描いています。
伊藤さんは、ここ4、5年は毎年海外にスケッチ旅行に出かけていて、今回はイタリアやトルコなど5か国を描いた作品が並んでいます。
こちらは、去年イタリアのヴェネツィアに旅行した時の風景を描いた作品です。
運河を行きかう人々や歴史ある建物の様子に魅力を感じたということです。
この作品展は、29日(水)まで、南箕輪村のコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
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上農 かんなくずでコサージュづくり
南箕輪村の上伊那農業高校の2年生は、かんなくずを使って卒業式用のコサージュを24日作りました。
24日は、上伊那農業高校コミュニティーデザイン科里山コースの2年生21人がコサージュを作りました。
コサージュは、ヒノキを鉋で削って出た「かんなくず」を使って作ります。
24日は伊那市西箕輪の木製品の製造販売業株式会社やまとわの社員が講師となり、作り方を指導しました。
花びらは、生徒が削った厚さ1000分の25ミリのかんなくずを折りたたんで作ります。
つぼみの部分は、大鉋で削ったものを丸めて作ります。
上伊那農業高校では、林産物の加工について学ぶとともに、時間が経っても枯れず思い出に残るコサージュを作ろうと、株式会社やまとわに依頼しました。
コサージュは全部で40個作成し、3月4日の卒業式で緑地創造科の3年生が身に着けるということです。
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信大農学部で合同企業セミナー
来年3月卒業予定の信州大学農学部の学生を対象にした、合同企業セミナーが、南箕輪村の信州大学農学部で20日、開かれました。
セミナーは、伊那市が開いたもので、市内の企業10社が集まりました。
信大農学部の学生が学んでいる分野を就職後に活かしてもらおうと、市が初めて企画したもので、農林や食品、医薬などに関係する企業が出展しました。
このうち、伊那市西箕輪の株式会社イナリサーチでは、医薬品の開発や試験について説明していました。
この日はおよそ40人の学生が集まりました。
市では、セミナーを通して、本格的な就職活動を前に、様々な企業を知ってもらい、若者の地元への定着に結び付けたいとしています。 -
西部保育園でほっぽんや
南箕輪村の西部保育園で、大泉地区に伝わる鳥追いの伝統行事「ほっぽんや」が15日、行われました。
この日は、園児らおよそ100人が、地域の高齢者クラブ福寿会のメンバーと一緒に木を打ち鳴らしながら保育園の周りを歩きました。
「ほっぽんや」は、農作物を食べ荒らす鳥を追い払い、五穀豊穣を願い農家で行われていた、小正月の伝統行事ですが、今では目にする機会もなくなりました。
地域の伝統行事を子どもたちに伝えようと、毎年福寿会が行っているもので、園児たちはほっぽんやと声を掛け合い、列になって練り歩きました。
きょうは繭玉つくりも行いました。
園児たちは、福寿会のメンバーに教わりながら、繭玉をつくり、出来上ると、柳の木の先に飾っていました。
福寿会のメンバーは、「昔から伝わる行事を子どもたちにも知ってもらい、思い出にしてほしい」と話していました。
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エレキテル橋本さんら 番組収録
12日に行われた伊那ケーブルテレビの番組「松尾アトム前派出所のりんご長者の旅」の収録に、だめよ~ダメダメの決め台詞で一世を風靡したニッポンエレキテル連合の橋本小雪さんが加わりました。
伊那市坂下区のどんど焼きは、12日に坂下神社境内で行われました。
番組は、そのどんど焼きに参加して、地域の人たちとコミュニケーションをとりながら楽しむ様子を収録したものです。
伊那ケーブルテレビが放送している「松尾アトム前派出所のりんご長者の旅」は、松川町のリンゴ農家でお笑い芸人の松尾さんが地域を回り物々交換を繰り返していく番組です。
今回は、松尾さんと同じ芸能事務所に所属するニッポンエレキテル連合の橋本さんと瞬間メタルの前田ばっこーさんが収録に加わりました。
普段出演しているのは松尾さんのみですが、橋本さん前田さんともに番組内でナレーションなどを担当していて、今回はスペシャル版となります。
3人は、餅つきも体験させてもらい、つきたてを味わっていました。
今回収録した番組は、2月にご覧のチャンネルで放送します。 -
養護学校生徒の手作り掛紙プリン販売
伊那養護学校の生徒が手作りした掛紙をつけた「おもてなしプリン」の販売が、南箕輪村の大芝の湯で、14日に行われました。
この日は伊那養護学校中学部1年の生徒14人が大芝の湯でプリンを販売しました。
掛紙は、伊那養護学校の生徒が手作りしたものです。
地域とのつながりを作ろうと大芝の湯に提供を申し出ました。
この日はおよそ60個を用意し、販売開始から40分後には完売しました。
生徒は「楽しかった!」「全部売り切れてうれしい」「友達みんなとたくさん売れてうれしかった」と話していました。
養護学校では2月中旬までの期間、週に1回程度掛紙を作る予定で、掛紙つきプリンは不定期で大芝の湯で販売されます。
値段は360円となっています。 -
消防団出初式 決意新たに
伊那市と箕輪町、南箕輪村の消防団の出初式が12日行われ、団員らは地域防災への決意を新たにしていました。
このうち伊那市消防団の出初式には消防団と赤十字奉仕団合わせて620人が参加しました。
中心市街地で行われた分列行進で白鳥孝市長や北原政一団長らの観閲を受けました。
会場では、伊那市消防団音楽隊の演奏も行われました。
北原団長は「積極的に地域にとけこみ、市民のみなさんに安全安心を与えられるよう心を一つにして消防団活動に取り組んで欲しい」と訓示しました。
伊那市では去年47件の火災がありました。
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南箕輪村神子柴 どんど焼き
南箕輪村神子柴の児童公園で11日、どんど焼きが行われました。
児童公園では、区内の子どもたちが近所を周って回収した正月飾りを燃やし、無病息災を願いました。
火が弱まってくると、アルミで巻いた餅を針金でつるして焼きました。
子どもたちは焼き立ての餅をおいしそうにほおばっていました。
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村南部保育園でどんど焼き
正月飾りを燃やし無病息災を願うどんど焼きが南箕輪村の南部保育園で10日、行われました。
園庭には、園児や職員の家から持ち寄った正月飾りやだるまが積み上げられました。
火がつけられると、園児たちは今年1年健康で過ごせるようにと手を合わせていました。
飾りがおきになると、各家庭で用意した餅を焼きました。
園児たちは、焼きたての餅をほうばっていました。
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村特別職報酬 審議会に白紙諮問
南箕輪村の唐木一直村長は、村の特別職の報酬などについて、9日、審議会に白紙諮問しました。
南箕輪村特別職報酬等審議会が村役場で開かれ、唐木一直村長が審議会の丸山和敏会長に白紙諮問しました。
現在の理事者の給料は、条例で定められた額と同じで、村長は月額74万円、副村長は62万9千円、教育長は53万6千円となっています。
また、議会の議長は30万8千円、副議長は23万4千円、委員長は22万4千円、議員は21万1千円となっています。
答申は来月上旬までに行う予定です。
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上農高校で百人一首大会
南箕輪村の上伊那農業高校で、この時期恒例の百人一首大会が、8日開かれました。
大会は、短歌に親しんで、生徒同士や教諭との親睦を深めようと毎年、図書委員会が企画しているものです。
全校生徒が参加しクラスごとの個人戦と勝ち上がった生徒たちによる団体戦が行われました。
個人戦が行われた各教室では、それぞれ班になり、真剣勝負が繰り広げられました。
50枚ずつ札を並べ、より多くの札を取れば勝ちとなります。
図書委員会は、「活字や文学に親しむきっかけとして楽しんでもらいたい」と話していました。 -
七草の7日 七草粥を食べて無病息災
七草の7日、南箕輪村の中部保育園では、おやつの時間に七草粥を食べ、無病息災を願いました。
七草は、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベ・ホトケノザ・スズナ・スズシロです。
1月7日は、この七草を入れた「七草粥」を食べ、正月の料理や酒で疲れた胃腸を休めると共に、1年間の無病息災を願います。
中部保育園では毎年、七草粥を食べていて、園児達に実際に七草を見せて説明していました。
年長のたんぽぽ組の園児たちはおいしそうに食べていました。 -
南箕輪村 成人式
3日は、南箕輪村の成人式が村民センターで行われました。
南箕輪村では男性94人、女性112人の合わせて206人が成人を迎え、式には129人が出席しました。
成人式を主催した、南箕輪村教育委員会の清水閣成教育長は「人生の節目を迎えた今の思いを大切に、今しかできないことに精一杯取り組み進んでもらいたい」と式辞を述べました。
新成人を代表して、横田貴丈さんは「20年間で多くのことを学び成長でき、支えてくれた人たちに感謝の思いでいっぱいです。これからは村への感謝を忘れずに邁進していきたい」と話しました。
また、意見発表として池田結香さんは「若い力が必要とされる現代に今まで以上に私たちの意見が注目されるチャンスが増える。怖がらず自分の考えを伝えることが成長に繋がる」と話しました。
中学校時代の担任教諭5人も出席し、新成人に祝いの言葉を贈りました。
2組の担任だった山崎康弘さんは、「何が本当に正しいのか分からない社会の中、この村で学んできたことは決して間違っていないと、皆さんの姿を見て思いました」と話しました。