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集落営農組織代表者が意見交換
JA上伊那は地域農業振興を目的に集落営農組織ネットワーク代表者会議を11月26日伊那市のJA上伊那本所で開催しました。 代表者会議は、集落営農組織の法人化や地域農業の中心的な担い手づくりなど、持続可能な農業組織を作っていこうと開かれました。 会場には、上伊那の42ある組織の代表者や県の職員などおよそ100人が出席しました。 参加者からは、「何を作れば所得に繋がるかなど経営感覚を持つことは大切だが、経理や会計といった事務に不安がある」といった声や、「後継者不足により、貸出農地が年々増加してきている上に、若い世代になるほど農業の関心が薄れてきている」などの課題が出されていました。 JA上伊那では、今後集落営農組織を中心として地域の農業基盤を築き次世代の担い手作りをする環境を作っていきたいとしています。
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二十四節気~大雪~ 最低気温ー2.5度
7日は二十四節気のひとつ、大雪です。 平地でも雪が降り、本格的な冬が訪れる頃とされています。 7日の伊那地域の最低気温は、-2.5度でこの冬一番の冷え込みとなりました。 長野地方気象台では、8日の日中以降は寒波が去り、週末までしばらく寒さはやわらぐと予想しています。
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上伊那地域包括医療協議会が大規模災害想定し初の訓練
上伊那医師会や市町村などで組織する上伊那地域包括医療協議会は、大地震など大規模災害に対応するための訓練を、7日、伊那中央病院で行いました。 上伊那地域で震度6弱の大地震が発生したとの想定で、上伊那医師会長を本部長とする「上伊那地域災害医療本部」が設置されました。 訓練は、負傷者を模した絵札に重症度を表すタグを付け、ホワイトボード上で災害現場から病院へ搬送する机上訓練です。 訓練を行った上伊那地域包括医療協議会は、医師会、歯科医師会、薬剤師会、上伊那管内の病院、消防、市町村などで組織されています。 協議会では、去年、大規模災害時の医療・救護活動のマニュアルを策定していて、今回はそれに基づいた初めての訓練となります。 本部では、負傷者の受け入れ先や、D-MATの派遣などの指示を行っていました。 上伊那地域包括医療協議会では、今回の反省点をふまえマニュアルの改善を行い、上伊那地域全体の医療連携体制の整備を進めていくとしています。
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市内スポーツ少年団の野球肘検診
野球をしている子どもたちの肘や体の検診が7日、伊那市のサンビレッジ体育館で行われました。 検診は、南信地域の整形外科医でつくる、南整会と上伊那医師会スポーツ医会などが、子どもたちがケガなく活躍出来るようにと今回初めて伊那市で行いました。 対象は、市内のスポーツ少年団に登録している小学5・6年生で、今日は、体力測定や超音波による肘の検査、ケガを予防するストレッチの指導が行われました。 南整会によりますと、長野市や松本市で、これまでに行った検診でおよそ2%が、野球肘と診断を受けたということです。 午前の部では、市内のスポーツ少年団3チームの5・6年生、36人が検診を受けました。 このうち、7人に骨が引っ張られてヒビが入る、「野球肘」の初期症状が見られると診断されていました。 放置すると、野球はもちろんですが、腕の曲げ伸ばしができなくなり、日常生活にも影響が出るということです。 南整会では、「小学生の時期に発見できれば大事に至るケースは少ない。協力を得て今後も続けたい。」と話していました。
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ミヤマシジミを通して生き物と人との共存を考える
全国的に生息数が減っている蝶ミヤマシジミを通して、生き物と人との共存について考えるシンポジウムが6日、南箕輪村の信州大学農学部で開かれました。 シンポジウムは、去年発足した「ミヤマシジミ研究会」の総会に合わせて開かれたものです。 ミヤマシジミは、環境省のレッドリストで「近い将来野生での絶滅の危険性が高い」とされる絶滅危惧ⅠB類に指定されています。 県内の里山ではかつて数多く生息していたということですが、近年は幼虫のエサとなるコマツナギが減少しているため、生息数も減ってきているということです。 6日は、研究会の会員らが活動報告を行いました。 県環境部では、10年ぶりに改訂を進めている長野県版レッドデータブックの調査で感じたことを話しました。 伊那市の横山ミヤマシジミを守る会の中村新一会長は、今年6月に鳩吹公園周辺で行ったコマツナギの植樹について、その効果を報告しました。 研究会の中村寛志会長は「他県の事例を参考に活動範囲を広げていきたい」と話していました。 研究会には、現在7つの団体が所属していて、新たに上牧里山づくりの会など2つの団体が参加することが決まりました。
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松くい虫対策に里山整備併用で効果的な展開へ
上伊那地方松くい虫防除対策協議会は、来年度からマツクイ虫被害対策と里山整備を組み合わせた取り組みをスタートさせます。 5日伊那合同庁舎で開かれた上伊那地方松くい虫防除対策協議会の会議で計画の素案が示されました。 上伊那地域では、被害の進行スピードが速く、これまでの伐倒駆除を中心とした対策では、抑止できなくなっているということです。 マツクイ虫被害は、標高900メートル以下で発生していて、上伊那地域では、里山と重なることから被害対策と森林整備を組み合わせ里山を再生させる効果的な展開をはかるとしています。 これまで点だった対策を面としてとらえ、被害にあう前に赤松を3割から5割伐採し、雇用も生み出しながら、ゆるやかに樹種転換もはかっていきます。 これから市町村や森林組合と調整を進め、今年度中に計画を策定し、来年度から取り組みをスタートさせたい考えです。 平成25年度の上伊那の被害は、4,582立方メートルで、前年度比119%でした。 26年度も被害量は、さらに増える見通しです。 箕輪町の三日町で被害が拡大していて、伊那市高遠町では、被害区域が東の方へ進んでいます。 県全体では、平成25年度は過去最多を更新し、鹿児島県に次いで全国2番目の被害量となっています。
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県経営者協会 経営懇談会開催
長野県経営者協会の上伊那支部と飯田支部は11月26日、合同で経営懇談会を箕輪町の伊那プリンスホテルで開きました。 懇談会で、長野県経営者協会の山浦愛幸会長は「上伊那は、リニア中央新幹線開業など、今後大きな変革を迎える。上伊那地域の経済を回復させなくてはいけない」と挨拶しました。 懇談会では他に、エネルギーや地球温暖化問題などに詳しい、常葉大学経営学部教授の山本隆三さんが「日本のエネルギーのこれからと」題して、日本の経済復活について話しをしました。 山本さんは「日本はGDPが世界2位だったが、ほかの国と比較してこの20年間ほとんど成長が見られず、24位まで落ちている」 日本の経済成長には製造業の復活が不可欠だ」と話していました。 デフレになった一番の要因は、「2000年前後の製造業の投資が減ったことにより、売上総利益の高い製造業などから、福祉や介護へ人が移っていったため」としています。 また、製造業の復活には、安価で安定した電力の供給が必要だとしています。 この日は、県経営者協会の会員およそ50人が参加し、講演会に耳を傾けていました。
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福祉施設の職員が活動事例発表「みんなの工夫コンテスト」
上伊那福祉協会の11の福祉施設の職員が日頃の活動事例を発表する「第3回みんなの工夫コンテスト」が11月25日伊那市のいなっせで開かれました。 これは、介護現場のサービス向上を目的に上伊那福祉協会が開いているもので、今年で3回目です。 コンテストには、上伊那福祉協会の11の福祉施設の職員が参加しました。 南箕輪村の南箕輪老人ホームは、控えめだった利用者がオルガンの演奏会に出たことがきっかけで、本人も家族も前向きになれた事例を発表しました。 箕輪町の特別養護老人ホームみのわ園は、「目指せ!全員外出」をテーマに、利用者の個別外出を計画し実行した事例を発表しました。 コンテストは採点方式で行われ、不安や寂しさを抱えていた利用者と交換日記や料理などを通して信頼関係を築いた事例を発表した南箕輪村の特別養護老人ホームコンソール大芝が最優秀賞を受賞しました。
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丸紅基金 上伊那福祉協会に200万円助成
全国の福祉施設に助成金を贈っている社会福祉法人丸紅基金は、上伊那福祉協会に11月28日、200万円を贈りました。 この日は、丸紅株式会社の小林武雄執行役員が、上伊那福祉協会の林俊宏常務理事に助成金200万円を贈りました。 丸紅基金は、昭和49年から全国の福祉施設に毎年1億円ずつ助成していて今年で40年目です。 上伊那福祉協会が運営している、辰野町の特別養護老人ホームかたくりの里では、20日にリフト付き浴槽1台を導入していて、今回の助成金があてられています。 かたくりの里の箱山み江子施設長は「より家庭に近い入浴が可能になる。職員の入浴介助の負担も減るのでありがたい」と話しました。 今回、県内で助成金が贈られたのは、上伊那福祉協会と岡谷市のつばさ福祉会です。
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障害者週間 合庁で製品販売
12月3日から9日までの障害者週間に合わせて、障害者福祉施設による販売会が1から伊那合同庁舎で開かれています。 伊那保健福祉事務所管内にある14の障害者福祉施設は、障害者の工賃アップなどを目的に8年前からこの販売会を開いています。 この日は、2施設の利用者と職員5人が、手作りの手芸作品や黒豆を販売しました。 施設利用者は「販売する機会があまりないので、たくさんの人に来てもらいたいです」と話していました。 販売会は5日まで伊那合同庁舎で開かれていて、時間は正午から午後1時となっています。
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伊那地域日中3.6度 雪が舞う寒い一日
2日の伊那地域は朝から雪が舞い、1日とはうって変って寒い一日となりました。 日中は3.6度までしか上がらず昨日を10.3度下回る、12月下旬並みの寒さとなりました。 長野地方気象台によりますと、2日の伊那地域の最高気温は午前2時54分の6.6度、最低気温は7時46分の1.3度でした。 日中は3.6度までしか上がらず、寒い一日となりました。 週末にかけて冷え込みは続く見込みで、雲が広がりやすく山沿いでは雪の降るとこをもあるということです。
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南信工科短大振興会 13日に設立総会
平成28年4月に開校の長野県南信工科短期大学校と連携し学校運営の支援を図る南信工科短大振興会設立総会が13日に開かれます。 1日は振興会設立発起人代表の向山公人上伊那産業振興会理事長が記者会見を開き概要を説明しました。 南信工科短大は南箕輪村の伊那技術専門校を改修し平成28年4月の開校を予定しています。 製造業を中心とした技術者を2年かけて養成するもので2つの学科があり定員は各20人となっています。 振興会は学校運営を支援するため設立されるもので上下伊那の企業などおよそ120社が会員となっています。 主な事業として講演会や技術研究会などの研修や非常勤講師の派遣、大学と企業との共同研究などを行います。 現在伊那技術専門校で行われている離職者訓練などは工科短大開校後も引き続き実施されるということです。 設立総会は13日土曜日に箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ午後3時15分から信州製人工衛星「ぎんれい」プロジェクトマネージャーの中島厚工学博士の講演も行われます。
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伊那谷の風物詩 ザザムシ漁解禁
伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が1日解禁となり、伊那市の天竜川では早速、漁をする人の姿が見られました。 伊那市中央の中村昭彦さん70歳です。 ザザムシ漁を始めて40年で、友人がやっていた漁の手伝いをしていたことがきっかけで始めたということです。 この日は、あいにくの雨となりましたが、ザザムシがいる浅瀬で漁をしていました。 万能ぐわで水ゴケのついた石を掘り返し、足を使って石の裏側についているザザムシを四手網に流し入れます。 5分ほどで、ザザムシと呼ばれるトビケラやヘビトンボの幼虫が捕れました。 ザザムシ漁は、1日解禁となり、水温が下がる1月中旬頃が、虫に脂がのって美味しくなるということです。 ザザムシは、冬場の貴重なタンパク源として食されてきた、伊那谷の伝統食で、砂糖と醤油、みりんで2時間ほど煮込み佃煮にして食べます。 中村さんは、シーズン中、月の半分は漁に出るということで、捕れたザザムシは、家族や近所、友人に配って味わうということです。 ザザムシ漁は、来年2月末まで上伊那の天竜川で行われ、漁には天竜川漁業共同組合で発行する、虫踏み許可証が必要となります。
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上伊那郡縦駅伝 伊那市が3連覇
今年で62回を数える上伊那郡縦断駅伝競走大会が30日開かれ、伊那市が3年連続9回目の優勝を果たしました。 大会は上伊那陸上競技協会と上伊那ケーブルテレビ協議会が開いたものです。 上伊那7市町村の代表チームに加え10チームがオープン参加し駒ヶ根市役所から辰野町役場までの6区間38.1キロをタスキでつなぎました。 一区は、箕輪町の上原雄大さんが区間新となる20分12秒でタスキを渡します。 箕輪はその後も安定した走りをみせトップで前半を折り返します。 しかし、レース後半は伊那市が逆転し、そのままゴールしました。 大会の結果伊那市が2時間8分59秒で3年連続9回目の優勝を果たしました。 準優勝は箕輪町で2時間10分32秒、3位は駒ヶ根市で2時間12分でした。 南箕輪村は6位に終わっています。
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伊那弥生ヶ丘高校野球部後援会 35周年の節目祝う
昭和54年に発足した、伊那弥生ヶ丘高校野球部後援会の35周年を記念した総会が29日、伊那市内で開かれ、関係者がこれまでの歴史を振り返り、今後の野球部の活躍に期待しました。 伊那弥生ヶ丘高校野球部の後援会35周年と、後援会OBなどでつくる弥生睦会の15周年を記念した総会が開かれ、関係者が節目を祝いました。 後援会の初代会長で睦会会長の鈴木実さんは、「これからも、どんな立場になろうと弥生ヶ丘高校野球部と後援会、睦会を愛する者の一人として声援を贈り続けたい」と挨拶しました。 また、野球部一期生で後援会会長の田中俊彦さんは「近年の野球部の活躍で皆さんのご恩に報いる事ができるようになってきている。甲子園という夢の舞台に立ってもらえるよう、後援会としても頑張っていきたい」と挨拶しました。 後援会は、弥生ヶ丘高校が男女共学となって3年目の昭和54年に発足し、今年で35年になります。 弥生野球部は去年の春の北信越県大会でベスト4の成績を収めていて、関係者は近年の活躍をたたえるとともに、今後の活躍に期待していました。
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あぐりスクール 育てた米の一部を支援米として贈る
小学生が農業体験をする教室「あぐりスクール」は、育てた米の一部を支援米としてマリ共和国に贈ります。 24日は贈呈式がJA上伊那本所で行われ、代表の児童らが30キロ入りの米袋を御子柴茂樹組合長に手渡しました。 あぐりスクールは、JA上伊那が管内の小学3年生から6年生までを対象に開いている農業体験教室です。 4月から月に1回活動していて、今回送る米も9月に収穫したものの一部です。 児童を代表して安藤雅陽くんは「世界中の人たちが食料に困ることがなくなればうれしいです」と話していました。 JA上伊那では、12月10日に発送式を行い、マリ共和国には来年1月ごろ届けられるということです。
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10月有効求人倍率1.04倍 4か月横ばい
上伊那の10月の月間有効求人倍率は1.04倍で9月を0.01ポイント下回りました。 求人倍率は、4か月連続で1倍台を維持していて、横ばい状態となっています。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は去年の10月を24.3%上回る1,502人でした。 新規求職者数は、去年の10月を11.7%下回る744人でした。 これにより、10月の月間有効求人倍率は、9月を0.01ポイント下回る1.04倍でした。 管内の有効求人倍率は1倍台を4か月連続で維持していて、横ばい状態となっています。 ハローワーク伊那によりますと、管内の主力産業である製造業の求人が増え、求職者数は落ち着いてきているということです。 ただ、派遣社員の求人の割合が多いため、正社員の求人が増加すれば傾向はさらに良くなると見ています。 また、新規高卒者の求人数は404人、求職者数は327人で、求人倍率は去年の10月を0.3ポイント上回る1.24倍となっています。
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市町村情報連絡員交え初の訓練
長野県災害対策本部上伊那地方部は、大規模災害時に市町村に派遣する情報連絡員を交えての情報伝達訓練を28日初めて実施しました。 市町村情報連絡員は、大規模災害時に市町村に派遣され、被害状況を把握し上伊那地方部に伝えます。 この制度は、平成23年に施行され、上伊那地方部では、16人を選任しています。 訓練は、伊那市で震度6強の地震があったとの想定で行われました。 市町村連絡員は、市町村の被害状況を電話で伝え、上伊那地方部でこれを受信します。 受信した内容は、ホワイトボードに書き込まれ、地図に落としていきます。 受信した情報は、同時に対策が検討され、県の本部に対応を要請しました。 訓練には、上伊那地方部を構成する地方事務所や伊那建設事務所など県の出先、8つの機関から35人が参加しました。 この日は、勤務時間外などの行動指針を示した現在策定が進められている初動対応マニュアルの説明も行われました。
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第5回K展
伊那市高遠町のK・絵画サークルの作品展 第5回K展が、27日から、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 会場には、12人の作品40点ほどが展示されています。 K・絵画サークルは、元美術教諭の北原 勝史さんを指導者に、上伊那から会員が集まるサークルで、平成21年に発足しました。 北原さんのイニシャルをとってK・絵画サークルと名付けられました。 サークルでは、それぞれがテーマを持ち、ジャンルも、油絵、アクリル画、日本画など様々です。 今回は、12人それぞれが描いた小品を組み合わせた合同作品も展示されています。 K・絵画サークルの展示会 K展は、来月2日まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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福祉施設職員 集団感染の防止策学ぶ
社会福祉施設の職員を対象とした感染症や食中毒の集団感染防止の研修会が26日伊那市内で開かれました。 研修会はインフルエンザなどが発生しやすい季節に合わせて毎年開かれ、社会福施設や小中学校の職員などおよそ120人が出席しました。 出席者は、インフルエンザやノロウイルスの感染予防対策などについて、県の職員から指導を受けました。 感染対策としては、「感染源の排除」、「感染経路の遮断」、「抵抗力向上などを挙げ」、入所者の健康状態や栄養状態、食事の摂取量などに常に気を配り、異変があった場合に対応できるようにすることなどを呼びかけていました。 伊那保健福祉事務所によりますと、インフルエンザやノロウイルスは例年1月~2月がピークとなることから、今後の注意を呼びかています。
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県建築士会上伊那支部 災害対応協議
長野県建築士会上伊那支部は地震などの災害時に備え、避難施設の安全確認をスムーズに行うための体制について初めて協議をしました。 上伊那支部では災害時に備え上伊那の全ての市町村と協定を結んでいます。 協定は、震度5弱以上の地震が発生した場合などに自治体の対策本部や避難施設での二次災害を防ぐため、8時間以内に現地へ出向き、建物の危険度を判定する事になっています。 上伊那支部では災害対応について改めて見直そうと協定の検証の他6月には東日本大震災の被災地の視察などを行いました。 25日の会議では、グループ毎に別れ、自分達が被災者になった場合の状況を踏まえ意見を交わしました。 出席者からは、携帯電話が使えなくなったり、車での移動ができなくなる事などを想定するべきとの意見が出されていました。 長野県建築士会上伊那支部では、今後各自治体に協定の見直しや防災面での要望を行うと共に勉強会を開き災害時の対応を学んでいくとしています。
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上伊那農政対策委員会集会 米価下落やTPP交渉の特別決議
JAや農業関係団体などでつくる上伊那農政対策委員会の集会が、25日伊那市のJA上伊那本所で開かれ、米価下落やTPP交渉などの課題について一丸となって取り組むとした特別決議が行われました。 集会には、JAや農業関係者などおよそ110人が出席しました。 決議文は、「今年の大幅な米価下落について、国は将来に渡ってわが国の主食である米の安定需給に責任をもって取り組むべきである。 また、TPP交渉は、わが国の「食」と「いのち」と「暮らし」に大きな影響を及ぼす問題で、地域一丸となって要求実現に向け力の限り声を上げていく」としています。 JA上伊那の御子柴茂樹組合長は、「上伊那から県や国に向けて農家の声を届けるための輪を広げたい」と話しました。 特別決議は、満場一致の拍手で承認されました。
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伊那谷写友クラブ 作品展23日まで
伊那市を中心に上伊那地域の写真愛好家でつくる伊那谷写友クラブの写真展が、23日まで伊那市の伊那図書館で開かれています。 伊那谷写友クラブの展示会は毎年開かれていて、今年で24回目になります。 会場には、会員14人の作品およそ50点が並んでいます。 写友クラブは、作品の大きさなどの規格やテーマを設けず、自分たちでテーマを決め好きな写真を撮ることを心がけているということです。 第24回伊那谷写友クラブの写真展は、23日日曜日まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
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消費税 期限内完納を
伊那税務署管内納税関係団体連絡協議会は、13日に伊那市内で、消費税期限内完納推進宣言をしました。 協議会副会長で、伊那地区納税貯蓄組合連合会の吉田元男会長が、「関係諸団体が一体となり、関係諸団体と緊密に連携を図りながら消費税の期限内完納のか推進を図る」と宣言しました。 吉田副会長は、「平成9年に消費税が3パーセントから5パーセントに引き上げられたときには、滞納が増加した。今回も8パーセントに引き上げられた直後なので滞納の懸念がある」とあいさつしました。 三浦哲雄伊那税務署長は、「協力して啓蒙活動に取り組んでいきたい」と話しました。
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ごみ処理事業者選定委 発足
伊那市富県の天伯水源近くに建設が予定されている上伊那広域連合のごみ中間処理施設の事業者を選定する委員会が今日発足しました。 20日は、伊那市のいなっせで新ごみ中間処理施設整備運営事業者選定委員会が開かれました。 上伊那広域連合助役の酒井茂伊那市副市長が、有識者など8人を委員に委嘱書を手渡しました。 酒井助役は、「上伊那19万人のごみを処理する、生活に欠くことのできない重要な施設であり、行政の最重要課題。慎重、公正な選定をお願いしたい」とあいさつしました。 1回目となった会議では、正副委員長の選出が行われ、委員長には、信州大学名誉教授の北澤 秋司さんが選ばれました。 北澤委員長は、「非常に難しいが、しっかりと勉強をし、選定に努めたい」とあいさつしました。 この日は、酒井助役が、「事業者の選定に関すること」について北澤委員長に諮問書を手渡しました。 事業者選定委員会は、新しいごみ中間処理施設の整備と運営を行う民間業者を選定する組織で、公平、適正に選定するための検討を行います。 上伊那広域連合では、公共が資金を負担し、設計・建設・運営を民間に委託するDBO方式を採用し、最も高い点数がついた事業者が選ばれます。 上伊那広域連合では、来年2月上旬には、実施計画について事業者に示し、平成27年度前半に入札公告を行いたいとしています。 平成27年中には、委員会が広域連合長に、審議結果を答申し、27年度中に、事業者を正式に決定、平成28年度内の事業着手を目安としています。 会議は、冒頭のみ公開で、議事内容については入札にかかわる検討などを行うため、委員会設置条例により非公開となりました。
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秋の演歌まつり 45人熱唱
歌謡アカデミーが主催する秋の演歌まつりが、今日、伊那市のいなっせで行われ、45人が熱唱しました。 歌謡アカデミーでは、毎年、春と秋の年2回、歌の発表会を開いています。 今回は、上伊那から45人が出演し、懐かしの演歌などを、68曲を披露しました。 参加者は、華やかな衣装を身にまとい、身振りを交えて、お気に入りの曲を歌い上げていました。 中には、歌に合わせてダンスや舞が披露され、出演者を盛り上げる出し物もありました。 主催した歌謡アカデミーの今井ひろしさんは「順位付けなどは行わず、みんなの前で気持ちよく歌ってほしい」と話していました
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山岳写真協会南信支部 20周年記念写真展
日本山岳写真協会 南信支部の第20回写真展 「貌(かたち)・季節の中で」が、伊那市の伊那文化会館で19日から始まりました。 会場には16人の会員と亡くなった会員2人、合わせて18人の作品85点が展示されています。 今回は20周年の節目を記念する展示会という事もあり、作品は全てここ1年ほどで撮影されたもので、作品数も例年より30点程多くなっています。 南信支部は、1989年に母体となる会を結成し、1995年に支部設立が認可され発足しました。 主に、中央アルプス、南アルプスなど、地元の山岳を中心に撮影しています。 中央アルプスで撮影された、「馬の背とブロッケン」は、馬の背を背景に、霧の中に発生する円形の虹を撮影した作品です。 南信支部では「今後も、写真を通して地元の山の魅力を伝えていきたいとしています。」 この日本山岳写真協会南信支部「貌・季節の中で」は、24日(月)まで、伊那文化会館で開かれていて、23日には山岳写真に関するライブトークが行われる事になっています。
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県縦断駅伝 上伊那9年ぶり34回目V
第63回長野県縦断駅伝の2日目が16日、松本市から飯田市までの98.5キロで行われました。 初日3位につけた上伊那は、逆転で9年ぶりの総合優勝を果たしました。 上伊那は初日、トップと2分40秒差の3位でゴールしました。 2日目の16日は、松本市の松本城公園を午前8時にスタートし、98.5キロ、10区間でタスキを繋ぎました。 17区、辰野町から伊那市までの16.6kmでは、ふるさと選手、箕輪町出身で富士通の千葉健太さんが力走を見せ、飯田下伊那に次ぐ総合2位としました。 伊那市の中継地点となった長野ダイハツ販売伊那店前には多くの人たちが訪れ声援を送っていました。 21区でふるさと選手で佐久長聖高校出身の大蔵孝典さんが、トップに立つと、後続を引き離しました。 最終22区、岡谷酸素の萩原英雄さんが、そのままトップでゴールテープを切りました。 上伊那は2日間のタイムを合計した総合成績で11時間41分36秒の大会新記録を出し、9年ぶり34回目の総合優勝を果たしました。
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パンセの会 チャリティー上映会
障害者や高齢者の自立生活の支援を行うNPO法人パンセの会が3日、伊那市の旭座でチャリティ上映会を行いました。 パンセの会は、2012年から障害者や高齢者の自立生活の支援を行うグループホーム開設に向け活動を重ね、今年8月にNPO法人パンセの会として認可されました。 会では来年、重症心身障がい者のためのグループホーム「まゆっこ」の開設を目指し、伊那市西箕輪に中古の一戸建てを購入しています。 この日のチャリティ上映会の売り上げは、その改修費用などの活動費として使われることになっています。 オープニングセレモニーでパンセの会の唐澤浩代表は、「皆さんの協力で、グループホーム開設が現実のものになってきた。これからも力をあわせて頑張ろう」と挨拶していました。
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無茶フェス ローメンとタッグ 24日開催
社会人のアマチュアプロレス団体「信州プロレスリング」の無茶フェスin伊那が24日、伊那市高遠町の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれます。 信州プロレスは長野県を元気にしようと県内各地で大会を開いています。 12日は、信州プロレスリング、グレート☆無茶代表らが伊那商工会議所で記者会見を開きました。 大会は、プロの藤波辰爾や初代タイガーマスク、女子プロの豊田真奈美らに、信州プロレスが戦いを挑むという構図で、来場者に笑顔と勇気、元気を与えたいとしています。 会場には、児童養護施設や障害者施設の子ども達およそ100人を招待しているということです。 また、伊那ローメンズクラブによるローメン秋祭りも同時開催することが決まりました。 秋祭りでは、大食いタレントの三宅智子さんと客3人ひと組が大食い競争をするイベントも行われるということです。 無茶フェスin伊那とローメン秋祭りは、24日の祝日に伊那市高遠町の高遠スポーツ公園文化体育館で入場料無料で開かれます。