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上伊那高校美術展と長野県高校美術展
第48回上伊那高校美術展と第31回長野県高校美術展が、今日から県伊那文化会館で始まった。
毎年開催されている上伊那高校美術展に併せて、今回は、県の高校美術展も同時開催されている。
会場には、上伊那8校の美術部から出品された120点に加え、全県から推薦された70校から150点の作品が並んでいる。
油絵が主体だが、造形作品、陶芸作品も訪れた人の目を引いていた。
どの作品も力作ぞろいで、高校生らしいみずみずしさとほとばしる感性が感じられる。
訪れた人たちは、「立派なもんだ」などと話しながら足を止め作品に見入っていた。
第48回上伊那高校美術展と第31回長野県高校美術展は、13日日曜日まで、県伊那文化会館で開かれている。 -
伊那スキーリゾートで安全祈願祭
今シーズンから営業を再開する伊那スキーリゾートの安全祈願祭が8日、行われた。
8日は、スキー場関係者や伊那市の関係者など約30人が参加し今シーズンの安全を祈願した。
伊那スキーリゾートは、(株)ヤマウラの撤退により営業を休止していましたが今シーズンからスキー場やスポーツ施設、飲食店を全国的に展開している白馬村の(株)クロスプロジェクトグループが請け負うことになった。
今シーズンは今月12日にオープンを予定していて、現在雪づくりなどの作業が行われている。
今シーズンは小学生以下のリフト代を無料にする他、レンタルの板や靴を一新している。
また、ゲレンデには、モーグルコースやジャンプ台などが楽しめるコーナーを設置する他、スキーだけでなく子供達が楽しめるように高さ7メートルまで飛べるトランポリンなどを設けたコーナーが新設される。
伊那スキーリゾートは今シーズン12月12日(土)にオープンを予定している。 -
伊那消防署と航空隊が訓練
伊那消防署は、長野県消防防災航空隊と8日、伊那市の三峰川榛原河川公園で連携訓練を行った。
訓練は、救急車による救助が困難な山間地で救助活動が迅速に行えるようにと実施したもので、伊那消防署員およそ30人が参加した。
訓練は、林道を走っていた車が沢に落ちけが人がいるとの想定で行われた。
伊那消防署が松本市にある航空隊にヘリコプターによる救助を要請するとおよそ30分で到着した。
上空のヘリコプターから署員がワイヤーを使って現場に下り引き上げ訓練を行っていた。
この後、救助した人をグラウンドまでヘリで運び、救急隊に引き継いだ。
8日は、この一連の流れを繰り返し行った。
伊那消防署にはヘリコプターから下りる訓練を受けた署員が6人いていざという時に出動できる体制を整えているという。 -
地裁伊那支部現地で建替え決定
長野地方裁判所は、現地での建替えに反対の声が出ている伊那支部について、平成21年度予算により現在地で建替えることを最終決定したと3日発表した。
長野地方裁判所が、長野市で記者会見して明らかにした。
現在の位置での建替えについては、県弁護士会が、「他の場所での建替えを求める」として反対していた。
伊那市は、県弁護士会や市議会の要請を受け、伊那市中央の上伊那農業高校定時制の用地を移転先の候補地に挙げていたが、長野地裁は、「敷地の位置や広さなど不確定で移転は選択できなかった。現在の場所は、地検伊那支部とも近く立地条件としては、上伊那農業高校定時制用地と比較しても遜色ないものと考える。」と結論づけている。
長野地裁の今回の決定について、小坂樫男伊那市長は、「上伊那農業高校定時制用地を移転適地として関係機関と協議しながら裁判所に要請を行なってきたが、要望が受け入れられず大変残念。裁判所の下した判断なので、やむを得ない」とコメントしている。
地裁伊那支部のもともとの建替え計画は、平成21年度中に着工、22年度末に新しい庁舎完成の予定だった。 -
伊那商議所青年部が劇で「裁判員制度」
伊那商工会議所青年部などは、裁判員制度について理解を深めてもらおうと30日夜、伊那市のいなっせで劇を発表した。
これは、裁判員制度をよりわかりやすく劇を交えながら解説しよう伊那・駒ヶ根・飯田の商工会議所青年部が開いた。
台本は、アザレア法律事務所の弁護士 伊藤浩平さんを中心に制作された。
劇は架空の事件をもとに様々な職業の人が裁判員として選ばれた時の対応や判決までの流れを劇で発表した。 -
権兵衛トンネルで防災訓練
国道361号伊那木曽連絡道路 権兵衛トンネルの防災訓練が、19日、トンネル内で行われた。
19日は、トンネル内で、自動車事故と車両火災が発生したとの想定で訓練が行なわれた。
訓練には、伊那木曽両地域の建設事務所や消防組合、警察署などが参加した。
まず、乗用車同士が正面衝突し、運転手などが重傷を負ったとの想定で訓練が行なわれた。
訓練では、各機関の参加者が、車両の通行規制や、情報伝達、救急救助などを手際よく行っていた。
救急救助訓練では、両地域の消防組合が、車両に閉じ込められたけが人などを救助していた。
また、けが人を救助したあと、車両から漏れ出した燃料に引火して、車両火災が発生したと想定しての消火訓練が行なわれた。
今回の訓練では初めて、本坑の脇に設けられている避難坑(ひなんこう)を使用しての消火訓練も行われ、隊員らが避難坑から、トンネルに入り、消火活動に当たっていた。
権兵衛トンネルを管理する木曽建設事務所によると、トンネルが開通した、平成18年2月以来、トンネルが通行止めになるような重大事故は発生していないという。
トンネルは、年々交通量が増加しているという事で、今年10月の1日の平均通行量は、平日で、3669台、土日祝日は、4447台だったという。
権兵衛トンネルは、県内では3番目に長く、全国でも、無料のトンネルとしては5番目に長いという。 -
県縦断駅伝 1日目 上伊那は2位
長野県縦断駅伝の一日目が14日行われ、上伊那はトップの上田東御小県と1分39秒差の2位でゴールし、総合優勝へ好位置につけている。
15日は、松本市から飯田市までを走る大会2日目が行われ、伊那市でのタスキリレーは、午前10時半ごろの見込み。 -
国立信州高遠青少年自然の家が事業仕分けの対象に
来年度予算要求の無駄を洗い出す政府の行政刷新会議の事業仕分けで、伊那市の国立信州高遠青少年自然の家がその対象となった。
11日から始まった事業仕分けで、宿泊、研修施設を運営する国立青少年教育振興機構への支出について、業務を地方自治体やNPOなどに移管したり、予算を大幅に減らすべきだと結論づけた。
国立青少年教育振興機構は、文部科学省が所管する独立行政法人で、全国に28箇所の研修・宿泊施設を運営している。
高遠青少年自然の家は、そのうちの一つで、県内では、一箇所。
平成2年に建設され、年間2億円かかる運営費用は、国からの運営交付金でまかなわれている。
高遠青少年自然の家は、年間10万人の利用があり、岡本所長は、「人を育てなければならない時代になくてはならない施設」と話している。 -
信州・天竜川どんぶり街道の会発足
諏訪から飯田までの名物どんぶりで連携する信州・天竜川どんぶり街道の会が11日発足した。
岡谷のうな丼、伊那のソースカツどん、松川の黒豚とごぼうのごぼとん丼など9つのどんぶりが並ぶ。
11日は、伊那市の伊那商工会館に諏訪から飯田までの天竜川流域にある名物どんぶりが集結した。
これは、地域の特色を生かしたどんぶりで広域的に連携し、スケールメリットを活かすことで、観光を活性化しようというもの。
11日は、諏訪市、岡谷市、辰野町、伊那市、宮田村、駒ヶ根市、飯島町、松川町、飯田市にある9つのどんぶりの会が信州・天竜川どんぶり街道の会を立ち上げた。
加盟店は、150店舗にのぼる。
総会では、会の設立、名称、会則が承認され、初代会長には、伊那ソースかつどん会の平澤保夫さんが選ばれた。
平澤さんは、「力をあわせてがんばりたい」とあいさつした。
会では、来年2月に総会を開いて、具体的な活動内容を決めるという。 -
来春の高校新卒者 就職内定率40.5%
長野労働局は4日、来春の高校新卒者の求人・求職・内定状況をまとめ発表した。就職内定率は40.5%と、前の年の同じ時期と比べ13.7ポイント下回っている。
長野労働局の発表によると、今年9月末現在で、求人数は2135人、前年同期と比べ1734人の減少。
求職者数は2597人で374人の減少。
求人倍率は0.82倍で、0・48ポイントの低下。
就職内定者数は1052人で、557人の減少。
就職内定率は40.5%で、13.7ポイント下回っている。
長野労働局では、高校新卒者の厳しい就職環境に対応するため、引き続き企業に対する求人要請に力を入れていくとともに、学校訪問など個別支援を強化していくという。 -
農商工連携で次世代農業を支える
農商工が連携して、次世代の農業を担っていこうとする取り組みが始まっている。
伊那テクノバレー地域センターは20日、次世代農業として注目されつつある「植物工場」について学ぶ講演会を開いた。
20日は商工業や農業の関係者などおよそ160人が集まり、農林水産省などの担当者が、植物工場の現状と課題を説明した。
植物工場とは、室内で野菜を栽培するもので、生育状況をモニタリングするなど、高度な科学技術で徹底管理し、安定的な品質と生産を可能にするもの。
不況の影響で工業の低迷が続く中、地域産業の支援をしている伊那テクノバレーでは、これまでに培った工業技術を、次世代の農業に生かせないかと考え、講演会を開いた。
講演会では、農林水産省の担当者が植物工場の現状を説明し、利点としては、天候に左右されず、安定的な生産が可能になることや地域の雇用確保につながることなどを説明した。
しかし、現状では露地栽培より2縲・倍多くコストがかかるため、「今後、普及するには、農商工連携の中で低コスト化の実現が不可欠」と話していた。
参加者からは「実際どこまで生産コストを下げられるのか」「政府からの財政支援は受けられるのか」などの意見が出された。
11月初めには、こうした取り組みを研究し、事業化を目指す「次世代工業化農業研究会」を発足させる予定。 -
リニア決議案 県議会で可決
長野県議会9月定例会は、委員長報告・採決が行われ、9日閉会した。
リニア中央新幹線の整備促進に関する決議案は、採決の結果、賛成多数で可決された。
この決議案は、6月定例会に、伊那市選出の向山公人議員が、提出し、一部修正したもの。
決議案は、実質Bルートでの建設を求めるもので、「より多くの県民が利用でき、地域経済の活性化に寄与するルート」でリニア新幹線の整備を促進するよう主張している。
9日の本会議で、公共交通対策特別委員会の木下茂人委員長は、「委員会で慎重審査の結果、地域振興に資するリニア中央新幹線の整備促進に関する決議案は、案の一部を修正し、採択すべきものとした」と報告した。
採決の結果、共産党やトライアル信州、飯田市選出の議員が反対しましたが、賛成多数で可決した。
この結果をうけ、決議案を提出した向山公人議員は「長野県議会としての姿勢を、ここで改めて示す事が出来た。地域のみなさんと一緒に、県議会も一緒になって目標実現のために活動していきたい」と話していた。 -
食育フェスティバル開催
食について考える「食育フェスティバル」が4日、伊那市の県伊那文化会館であった。
これは、国や県、JA、食育推進団体などでつくる「長野県食育推進会議」が食育を推進しようと企画したもの。毎年県内各地で開催しており、伊那市での開催は今回初めて。
この日は講演会や活動発表などがあり、活動発表では、伊那市内の保育園などで食育活動をしている「おいし伊那食育応援団」のメンバーが、普段、保育園などで披露している食育劇を披露した。
また今年は、地元の中学校で実際に給食に出されているメニューを味わってもらおう竏窒ニ、300食分のお弁当を配布した。
訪れた人たちはお弁当を手にすると、早速その味を楽しんでいた。 -
長野県 地産地消キャンペーン
地元農産物の消費拡大キャンペーンを行っている長野県は、伊那市の産直市場グリーンファームで19日、当選者へのプレゼント贈呈イベントを開いた。
19日は、第一期応募分の当選者330人のうち、上伊那在住の3人に、萩原正明県農政部長からプレゼントが手渡された。
当選した3人には、コース別に、杏ジャムと巨峰のピオーネが、また会場のグリーンファームから20世紀梨や、上伊那農民組合から特産の白毛餅がそれぞれ贈られた。
キャンペーンは、県やJAなどで作る推進委員会が、地元農産物の消費拡大を推進し、地産地消を定着させようと行っている。
県内208箇所の農産物直売所が参加していて、購入金額に応じて、抽選で農産物があたる。
萩原部長は、第一期応募3千通のうち、4分の1以上の8百通が県外からの応募だった事に触れ、「直売所には、観光拠点としての魅力も備えている」と話していた。
また、産直市場グリーンファームの小林史麿会長は「直売所から、地元農業や消費者を守っていけるよう頑張っていきたい」と話していた。
キャンペーン期間は年末までで、第二期の応募は9月1日から10月31日。第三期の応募は11月1日から12月31日まで。 -
伊那節コンクール
技術向上などを目的に、伊那節の歌声を競いあう、唄い手コンクールが昨日、伊那市のいなっせでおこなわれました。
13日は、伊那や松本、木曽などから43人がコンクールに出場し、伊那節の歌声を披露した。
コンクールは、伊那節を多くの人に聞いてもらい、郷土芸能の継承につなげていこうと、伊那市の民謡団体でつくる実行委員会が行った。
昭和55年に伊那節のど自慢としてスタートし、以来ほぼ1年おきに行われていますが、今回は、3年ぶりの開催となった。
出場者は、それぞれ伊那節に合わせた衣装を着て、自慢の歌声を披露していた。
コンクールでは、5人の審査員が、歌い方が正しいか、発声ができているか、伊那節の情緒や味わいが表現できているかなどを採点していた。
審査の結果、最優秀賞は南箕輪村の伊藤てつ子さん、優秀賞は東京都の山本泉さん、優良賞は伊那市の堀田弘子さんとなっています。 -
来春高卒者求人倍率0.66倍
来春の高校新卒者の求人倍率は、南信で、0.66倍と、前年の1.33倍を大幅に下回っていることがわかった。
長野労働局が11日に発表した、平成22年3月に卒業する高校生の今年7月末現在の求人・求職の状況。
それによると、長野県全体の求人数は、1792人で前年の同じ時期の3540人から、49.4%減と、ほぼ半減した。
南信では、求人数が626人と、前年の同じ時期に比べ、56.0%減った。
県全体の求人倍率は、0.60倍となり、前年の1.08倍から、0.48ポイント下回った。
南信の求人倍率は、0.66倍で、前年の1.33倍から、0.67ポイント下回る数字となり、県内でも最も大きな下げ幅となった。
県全体の産業別の求人の状況では、全ての産業で減少していて、特に製造業では、60.0%減、卸・小売業で54.4%の減、建設業で40.6%の減となっている。
長野労働局などは、高卒者の求人が大幅に減少していることに対処するため、7千の事業所に対し求人を要請しているほか、求人開拓などを行っているという。 -
長野県社会福祉大会
第58回長野県社会福祉大会が9日、伊那市の伊那文化会館で開かれた。
この日は県内各市町村から約1,000人が集まり「誰もが自分らしく、そして共に支え合える地域づくり」をテーマに開催した。
大会は、お互いの認識を高めながら今後の社会福祉のあり方について考えるきっかけにしてもらおうと県社会福祉協議会などが毎年開いている。
村井仁知事は「今後高齢化が進んでいく中で、住民同士の支え合いはさらに必要になっていく。福祉団体のみなさんのサポートが重要」とあいさつした。
大会では福祉活動を行う2組が事例発表し、そのうち伊那市の美篶社会福祉協議会の後藤郁会長は「「お互い様」の地域づくりを目指して」と題して発表した。
美篶社会福祉協議会では、災害時住民支え合いマップの作成や、住民ボランティアによる福祉移送サービスなど住民が積極的に福祉活動に参加している。
また地区社協をさらに細分化した地域社協が12団体あり、それぞれが高齢者支援やイベントの開催などの活動をしている。
後藤さんは「いざという時に頼れるのは隣人。近所同士で助け合える社会をつくっていきたい」と話していた。 -
消防広域化について考える集い
県が平成24年度末までの実施を目指す消防組織の統合、消防広域化について、現場の消防士が話し合うイベントが17日、伊那市のいなっせで開かれた。
17日は、中南信地区の7消防組織から、約180人の消防士が集まり、中南信地区の消防広域化について意見を出し合った。
これは、中南信地区の消防体制について検討している中南信消防広域化協議会が開いたもの。
現場で働く消防士に消防広域化について感じている期待や不安を話し合ってもらい、広域化の運営計画に反映させることなどを目的としている。
年代別討論会では、20代、30代、40縲・0代の3グループに分かれ、話し合った。
40縲・0代では、「大きい組織の方が体制強化もできる。広域化は基本的に必要」とする意見が出た一方、「部下の育成指導もしなくてはならないが、地域特性がある中、別の土地できちんと指導ができるか心配」などといった意見が出た。
また、30代では、「広域になれば、異動も広範囲になる。新居を構えたばかりで、遠くまでの通勤は大変」、「異動への不安を解消できる方向性を出してほしい」といった声が挙がった。
20代では、「昔からその地域で呼ばれている地名もあり、今の場所の方が働きやすい」と言った声や、現在、それぞれの消防本部で違っている昇任試験について、「今後試験が統一されるのか」などといった質問が出された。
協議会では、これらの意見を踏まえながら、消防広域化の運営計画となる将来ビジョンを、今年度中に策定する予定。 -
全県に今年初の食中毒注意報
長野県は5日、今年初めての夏期食中毒注意報を全県に発令した。
県では、気温・湿度とも高い条件が続いて食中毒の原因になる細菌が非常に増えやすくなっているとして、調理の前には石鹸で手を洗う、購入した食材はすぐに冷蔵庫に入れる、調理するときは中まで充分火を通すことなどを呼びかけている。 -
市長会でBルート決議へ
小坂樫男伊那市長は、8月に大町市で開かれる県市長会で、「リニア新幹線の、上伊那を通るBルートでの早期実現を採択し、国や県に求めていきたい」との考えを示した。
24日伊那市役所で開かれた定例記者会見で、県市長会の会長をつとめる小坂樫男市長が記者の質問に答えた。
小坂市長は、Bルートは、知事が会長をつとめる県の協議会でも決定していることで、反対する市があるとは考えられないとした。
7月9日に小諸市で開かれた県副市長会では、伊那市や諏訪市、駒ヶ根市や松本市など9つの市がリニア新幹線のBルートによる早期実現について提案したところ、飯田市の丸山達也副市長から、「時期尚早」との意見があり採択にはいたらなかった。
県市長会は、8月27日に大町市で開かれることになっていて、小坂市長は、副市長会で提出されたBルートでの早期実現を求める件は、9つの市の共同提案で議題にあげ、採択したいとの考えを示した。
なお、JR東海では、直線のCルートでの自己負担による建設を表明して県が進めるBルートとは隔たりがある。 -
【カメラリポート】全国大会初出場! 伊北リトルシニア
高校球児が使う硬球を使って、中学生が野球ができるようにと、1972年に立ち上げられたのがリトルシニアリーグ。
高校野球での活躍を夢見て現在全国で500チーム、およそ2万人の中学生が練習に励んでいる。 -
JR東海 リニア需要予測など試算結果公表
2025年に東京-名古屋間を結ぶリニア中央新幹線の開業を目指すJR東海は21日、想定する3ルートを対象に行った「輸送需要量」や「維持運営費」などの試算結果を公表した。
試算によると、輸送人数と移動距離を掛けて算出する「輸送需要量」は、長野県などが主張する伊那谷を通るBルートが153億人キロで、南アルプスを貫くほぼ直線のCルートは167億人キロだった。
JR東海では、現在運行している東海道新幹線からリニアへの乗り換え客が、Cの方がBより13億人キロ多いと試算されたことが需用量の差となったと見ている。
また年間の維持運営費も、路線の長さが346キロと最も長いBルートが1810億円で、路線の長さが286キロと最も短いCルートは1620億円と試算されている。
JRは先月、CルートがBルートと比較し、工事費で6700億円、所要時間で7分それぞれ少ないとした試算結果を公表している。
JRでは、これらの結果をルート選定の基本的なデータとし、長野県などの沿線自治体に対し説明を行い、地域との調整を進めたいーとしている。
また上伊那地区期成同盟会では、トンネル建設に反対する視点で、秋に南アルプスの地質に関する勉強会を開く計画という。 -
松本山雅伊那で快勝
サッカーナンバーワンを決める長野県サッカー選手権大会で、松本山雅が伊那市で快勝した。
19日に伊那市陸上競技場で、松本山雅は、東御市を拠点にしているアルティテスタ東部と対戦した。
松本山雅は北信越1部リーグ、アルティスタ東部は長野県リーグに所属している。
緑のユニフォーム、松本山雅は格下のアルティスタ相手に終始主導権をにぎり試合を進めた。
競技場には、上伊那地域のサポーターが作製した横断幕も掲げられていた。
試合は、山雅が前半2点、後半2点をあげ、4対0で準決勝に駒を進めた。
県サッカー選手権大会には、高校サッカー部から北信越1部リーグ所属チームまで44チームが参加し、4月からトーナメント戦が行われている。
決勝は、8月30日に松本市のアルウィンで行なわれる。 -
布・NUNO・布作品展
布にこだわった5人の作家の作品展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展を開いているのは、伊那市や岡谷市などで活躍している5人の染織作家。
東京のデパート等でも定期的に発表していて、伊那市では、2年に1回のペースで作品展を開いている。
美術大学出身の5人が県の染織作家協会で知り合い、意気投合してスタートした。
会場には、それぞれの個性が感じられる作品200点が展示されている。
このうち、伊那市の山田邦子さんは、繭の外側のけば糸を使った二重折りの布でデザインから染め、織りまですべて1人でこなしたタペストリーを出品している。
会場には、それぞれの作家が製作したバッグもあり、1万円から3万円で販売されている。
代表の花岡さんは、「素材の面白さを感じて欲しい。布と花が織り成す空間も味わってもらいたい」と来場を呼びかけている。
この作品展は、21日火曜日まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。 -
安曇野市民がホタル養殖学びに来伊
安曇野市飯田区の環境保全会のメンバー30人が28日、ホタルの舞う地域作りの参考にしようと、伊那地域を訪れた。
メンバーはまず、伊那ケーブルテレビを訪れ、ホタルについての番組を視聴した。
メンバーは伊那地域でホタルのえさとなるカワニナを養殖しホタルの舞う地域作りが進められていることを、NHKで放送された伊那ケーブルテレビの番組を見るなどして知り、今回伊那を訪れた。
番組を視聴した後、カワニナの養殖方法を確立した伊那東小学校の野口輝雄教諭の元を訪れ、話を聞いた。
野口教諭は、ほう葉を用いた養殖法で、夏も冬も、屋内でも屋外でもカワニナを養殖することに成功している。
昨年からは、カワニナを養殖するボランティアを募り、ホタルが舞う地域づくりを進めている。
この日は、伊那東小学校のカワニナクラブの子どもたちも参加し、カワニナの養殖の様子を環境保全会のメンバーに披露していた。
環境保全会のメンバーは、「ホタルを復活させることで、地域住民が誇れる地域づくりを進めたい。この訪問は、よいきっかけになった」と話していた。
野口教諭は、「わざわざ安曇野から来てくれて、これまで研究してきた成果が役立ってよかった」と話していた。 -
中南信消防広域化協議会
長野県中南信地域7つの消防組織の再編を検討する中南信消防広域化協議会の会合が29日、塩尻市で開かれた。伊那消防組合組合長の小坂樫男市長のほか、松本市や飯田市から約40人が出席した。
会合では協議会に設置された将来ビジョン策定小委員会がまとめた消防広域化により考えられるメリットと、通信指令体制の整備に関する見通しについて報告があった。
広域化によるメリットについては、組織体制や指揮系統の一本化により大規模災害が発生した場合など、これまでの管轄エリアを超えた部隊の増強などが迅速に行える竏窒ニしている。
また通信指令体制の整備のうち指令センター設置については、指揮命令の統一性や費用面から中南信で1カ所が望ましい竏窒ニする一方、管轄面積が広いことなどから複数の設置についても比較検討する必要があるとしている。
また、県が管理する権兵衛トンネル内の無線施設のデジタル化を県に要望した。
次回の協議会は11月に予定しており、広域化にかかる財政シミュレーションと経済負担の方向性などについて検討する予定。 -
伊那木曽地区少年野球大会
伊那市のみすずスポーツ公園などで27日、第三回伊那木曽地区少年野球大会が開かれた。
大会は少年野球を通じて両地域の親睦を図ろうと開かれたもので、16チーム約300人が参加した。
大会はトーナメント方式でおこなわれ、選手らは優勝目指し、懸命にプレーしていた。
大会の結果、伊那の西友クラブ、伊那北スポーツ少年団、
伊那スターズ、木曽の南木曽学童クラブがベスト4に勝ち残り、優勝決定戦は後日開催される。 -
第4回信州伊那高遠の四季展
最高賞は森本千穂さんの日本画「凛」3年に1度の全国公募の絵画展「第4回信州伊那高遠の四季展」の入選作品が20日、発表となり、最高賞の信州伊那高遠大賞に、愛知県の森本千穂さんの日本画「凛」が選ばれた。
今回は全国から487点の応募があった。
そのうち、最高賞に選ばれた森本さんの「凛」は、雪の中でたくましく立っているリンゴの木を描いている。画面の構成なども高く評価された。
銀賞にあたる伊那市長賞には、千葉県の田所雅子さんの油絵「さくら」が選ばれた。中央に少女2人が描かれており、作品全体で桜の柔らかさを表現している。
銅賞にあたる信州高遠美術館賞には、駒ヶ根市の加納恒徳さんの油絵「雪の山里」ほか、千葉県、愛知県から応募した二人の作品が選ばれている。
審査員の一人、日本芸術院会員の塗師祥一郎さんは「それぞれ力作だったが、個性ある作品を選ぶことができた」と講評した。
このほかにも奨励賞20点、秀作50点、入選275点が選ばれた。
入選作品は8月から始まる第4回信州伊那高遠の四季展で展示する。期間は8月1日から9月13日まで、信州高遠美術館をメイン会場に市内7会場で展示される。 -
沖縄南大東島コンサート 7月に開催
住民や小学生同志の交流がある沖縄県南大東島の大東太鼓と島唄コンサートが、今年2年ぶりに開かれる。
19日に市役所で実行委員会が記者会見を開き、コンサートの開催概要を説明した。
大東太鼓を披露するのは碧会。全国でも数少ない両面打ちの太鼓で、楽譜は一切なく自由奔放で勇壮な演奏を披露する。
前回2007年の伊那公演では1600人の聴衆を魅了した。
島唄を歌うのはボロジノ娘。沖縄の衣装に身を包み三線を弾きながら歌う島唄は、沖縄のコンクールで毎年上位入賞する実力派だ。
南大東島と伊那の交流が始まったのは、一つの青パパイヤが縁だった。
伊那市の井地千代子さんが最愛の息子倫太郎さんを平成11年に交通事故で亡くし悲しんでいたときに、南大東島出身の会社の上司が「これを食べて元気を出して」と、青パパイヤを手渡した。それがきっかけで島との交流がスタートし、2005年に伊那文化会館小ホールで第1回コンサートが実現。今回が3回目となる。
今年は、24歳で亡くなった倫太郎さんの中学校時代の同級生、菓匠しみずの清水慎一さんが、コンサートの実行委員に名を連ねた。。
清水さんは、去年倫太郎さんの命日にあたる5月5日に青パパイヤを使ったケーキ「幸せの青パパイヤ」を発売。今では、しみずの人気商品になっている。
さまざまな人たちの縁で交流の輪は広がり、今年は、北大東島の子どもたちもやってくる。コンサートも伊那の翌日7月31日には、安曇野市でも計画されている。
大東太鼓・島唄コンサートは、7月30日に県伊那文化会館大ホールで午後7時から開かれる。
チケットは、前売りで大人が1000円、小中学生は500円。当日は、会場周辺で島の物産展も行われる。 -
ふれあい看護ながのin南信
看護への理解深める看護への理解を深める「ふれあい看護ながのin南信」が9日、箕輪町文化センターであった。
看護への理解を深めてもらうことと、看護従事者の人材確保を目的に、長野県看護協会が毎年県内を巡回して開いている。
看護士や地域住民ら約400人が参加。中学生や高校生が、それぞれ看護体験を通じて感じたことを発表した。
伊那市長谷中学校の中山沙紀さんは、「楽しいことばかりではなかったが、看護した患者さんの笑顔がとてもうれしかった」と話した。
また岡谷市の岡谷東高校の平出理沙さんは、「患者さんへの気遣いがとても多く大変だったが、やりがいのある仕事だと思った」と話した。
会場の外では、看護や健康に関するブースが設けられ、訪れた人たちがフットケアの体験や健康相談をしていた。