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伊那市が全国初のモバイル市役所を来年度から運用
伊那市は循環バスの車両に専用機器を搭載して、申請受付や窓口相談を行う、移動する市役所モバイル市役所を全国で初めて、来年度から運用すると7日発表しました。
7日は伊那市役所で事業の概要説明が行われました。
会見には、バスの予約スケジュールの作成などを行う、東京都のMONET Technologies株式会社の柴尾嘉秀副社長、本庁舎とのネットワークを構築する、NTT東日本長野支店の榎本佳一支店長が出席しました。
モバイル市役所は、長谷地域を循環するバス1台を使って、マイナンバーカード申請受付や各種証明書の発行などの行政サービスの提供を行う全国で初めての移動市役所です。
バスは午前9時から午後3時半までをモバイル市役所として活用し、早朝と夜の時間帯は循環バスとして運行します。
災害時には緊急避難場所や支援物資の輸送にも使用するということです。
MONET Technologies株式会社は、バスの予約スケジュールの作成やバスに乗車して、訪れた人の相談にのるコンシェルジュの管理を行います。
民間人の登用を予定しています。
NTT東日本長野支店は、本庁舎とバスをテレビ電話で結んだり、データのやり取りをするネットワークを構築して、住民票の取得などを可能にするということです。
事業費は3,800万円で、国の地方創生推進交付金を活用します。
運用は来年春からを目指すということです。
バスのデザインと愛称を公募することにしていて、伊那市在住もしくは伊那市に通勤通学している人が対象です。
デザイン部門は高校生以上、愛称部門は小学生以上となります。
募集期間は7日から11月14日までとなっています。 -
石仏フィギュアの原料のペットボトルキャップ集める
江戸時代を中心に全国で活躍した高遠石工の石仏フィギュアを作る取り組みが進められています。
伊那市の高遠小学校は原料のペットボトルキャップを集めました。
4日は高遠小学校児童会長の伊藤美琴さんが、石仏フィギュアの製作を企画した伊那市地域おこし協力隊の吉澤祐佳さんに集まったペットボトルキャップを渡しました。
吉澤さんは木を薄く削った経木で作ったしおり、全校児童分をお礼として渡しました。
ペットボトルキャップは校内だけでなく地域住民からも集まり、およそ4万1,000個 82.3キログラム集まりました。
当初、ペットボトルキャップは1万2,500個集める予定でしたが、はるかに上回る量が集まりました。
吉澤さんは、製作する石仏フィギュアの数を増やすことを検討したいとしています。
集まったペットボトルキャップは石仏フィギュアにした後、カプセルトイ 通称・ガチャガチャにして、11月7日の高遠城下石仏ウォークの会場で販売する予定です。
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第19回CATV杯争奪ミニバス選手権 女子は駒ヶ根市スポーツ少年団A 男子は春富が優勝
第19回ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会が伊那市の伊那小学校とエレコムアリーナで開かれ、女子は駒ヶ根市スポーツ少年団Aが、男子は春富が優勝しました。
大会には上伊那地域の女子9チームと男子6チームが参加しました。
決勝はエレコムアリーナで行われ、女子は白色のユニーホームの伊那ダイヤモンドツインズと黒色のユニホームの駒ヶ根市スポーツ少年団Aの対戦となりました。
点を取り合う展開となりましたが終始リードを保った駒ヶ根市スポーツ少年団Aがそのまま47対26で勝ちました。
駒ヶ根市スポーツ少年団Aは2年ぶり4回目の優勝を果たしました。
男子決勝は白色のユニホームの駒ヶ根市スポーツ少年団とエンジ色のユニホームの春富の対戦となりました。
地力に勝る春富が52対14で勝ち優勝しました。
第19回ケーブルテレビ杯争奪ミニバスケットボール選手権大会男女決勝戦の様子は、11月中旬に伊那ケーブルテレビの121chで放送する予定です。
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保育園入園準備品の見本を展示
伊那市の障害者福祉施設、伊那ゆいま~ると輪っこはうす・コスモスの家は、伊那市の来年度の保育園入園説明会に合わせて入園準備品の見本を伊那市役所で展示しています。
入園準備品は、伊那市の障害者の就労支援をしている伊那ゆいま~ると輪っこはうす・コスモスの家の利用者が作ったもので、手さげかばんや弁当袋などが展示されています。
これらの入園準備品は伊那市の公立保育園の指定サイズとなっています。
同じ柄のものができないように、一点ものにこだわって製作をしているということです。
価格は、パジャマ入れが2,400円、弁当袋が500円などとなっています。
このほかにポケットが無いズボンなどにつけて使う、移動式ポケットも展示されています。
また、好みの布を持ち込んで製作することもでき、価格はパジャマ入れが1500円、弁当袋が300円などとなっています。
見本品の展示は10月9日(土)まで入園説明会に合わせて伊那市役所で行われています。
入園説明会に来た際に予約をすることができ、製品ができ次第手元に届くということです。
このほかに電話や施設で直接予約をすることもできます。
また、来年2月に伊那市役所で販売も予定されていて、こちらは予約がなくても購入できるということです。
【お問合せ】伊那ゆいま~る電話73-0605/輪っこはうす・コスモスの家 電話76-3390
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大型無人機 物資輸送プロジェクト始動
伊那市は100kg以上の荷物を運ぶことができる大型の無人機VTOL機を使った山小屋への物資輸送プラットホーム構築事業を中央アルプスと南アルプスでスタートさせたと5日発表しました。
伊那市によりますと、このプロジェクトで使用する無人VTOL機は、現在、川崎重工業株式会社が開発しているという事です。
燃料はガソリンを使用し、運べる荷物の重さは100kg以上で、継続航行距離は100㎞以上だという事です。
山小屋への物資輸送はヘリコプターに頼っていますが、公共工事の増加やパイロット不足などにより運航の確保が困難になっているという事です。
伊那市では山岳特有の気象状況に適用し、長距離飛行などが可能な無人VTOL機を使い物資輸送の固定航空路の構築を目指します。
事業は5年計画で、2年後の2023年度からは実証実験を、最終の2025年度にはシステムの構築を行う計画です。
市では今回のプロジェクトを通して、山小屋などへの安定した物資輸送の基盤づくりを行いたいとしています。
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東春近で災害時地域タイムライン作成
伊那市と伊那市社会福祉協議会は、地域全体であらかじめ被災時の時系列の行動を決めておく「災害時地域タイムライン」の作成を推進しています。
9月22日は東春近の10地区が地域タイムラインの検討を行いました。
22日は、春近郷ふれ愛館で東春近地域ケア会議が開かれ、東春近の10地区の役員ら約30人が参加しました。
災害時地域タイムラインは、災害警戒レベルに応じて、時系列で「いつ」「だれが」「何をするか」を示したものです。
今回は風水害を想定し、事前に各地区で検討してきたものを発表しました。
このうち原新田は、レベル2で区の役員が避難方針を決め、レベル4で組長が避難者を確認し区長へ連絡する、などの内容を発表していました。
発表のあと参加者は、他の地区を参考にしながら改めて検討していました。
伊那市と市社会福祉協議会は、昨年度から地域タイムラインの作成を推進しています。
東春近地区のタイムラインは年内に市に提出する予定で、その後地域の福祉施設と共有するということです。
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土砂災害危険か所をパトロール
秋の台風シーズンを前に、伊那市は市内の土砂災害危険区域に指定されている危険か所のパトロールを5日行いました。
5日は、伊那市や伊那警察署、伊那消防署などおよそ25人が市内の土砂災害警戒区域に指定されている3か所をパトロールしました。
このうち、伊那市荒井内の萱のメツラ沢は、平成30年の台風24号で土石流が発生し、農業用ビニールハウスが倒壊しました。
その被害を受け、県は令和元年から治山ダムの工事を行っていて、今年度で完了する計画です。
この治山ダムは、幅61メートル、放水路までの高さは11メートルで、6,000立方メートルの土石流に対応できます。
参加者は、県の担当者から説明を受けていました。
伊那市には、土砂災害警戒区域・特別警戒区域が合わせておよそ1100か所あり、災害時には警戒を強めていきたいとしています。
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伊那と会津若松 親善交流20周年で調印
伊那市の旧高遠町地区と福島県会津若松市は親善友好盟約を締結し去年20周年を迎えました。
20周年を記念し、両地域がより交流を深めていくことを目指す親善交流書の調印式を5日オンラインで行いました。
5日は、伊那市役所と会津若松市役所がオンラインで結ばれ、調印式が行われました。
白鳥孝伊那市長と会津若松市の室井照平市長が親善交流20周年記念の親善交流書に調印しました。
会津若松市と旧高遠町は、2000年に親善交流盟約を締結しました。
江戸時代、高遠藩主だった保科正之が転封し会津松平家の藩主となったことが縁です。
伊那市からは、会津まつりに参加したり、名君 保科正之公の大河ドラマをつくる会が、会津若松市から人を招き生誕祭を開催するなどの交流が続いています。
今回は、20周年を記念し、より親睦を深めていこうと調印式が行われました。
会津若松市からは伝統工芸品 会津漆器の盃が贈られました。
伊那市の花・桜と会津若松市の花・タチアオイが描かれています。
伊那市からは山岳写真家の津野祐次さんが撮影した南アルプスの写真を贈りました。
調印式は、本来20周年を迎えた去年に行われる予定でしたが、新型コロナの影響で1年延期し5日行われました。
また、市役所1階市民ホールでは会津若松市の観光ポスター展が開かれています。
今後親善交流書の写しも展示される予定です。
観光ポスター展は15日までとなっています。
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「県立美術館 お得にアートきっぷ」発売
伊那市の伊那バス株式会社は飯田から長野間を結ぶ高速バス「みすずハイウェイバス」の利用を促す「県立美術館 お得にアートきっぷ」を5日発売しました。
「県立美術館 お得にアートきっぷ」は、「みすずハイウェイバス」の往復乗車券と長野市の長野県立美術館の観覧引換券、善光寺周辺の路線バス乗り放題乗車券「善光寺表参道1日周遊きっぷ」引換券がセットになっています。
上伊那地域の高速バス停留所発着の利用者が対象です。
きっぷは「みすずハイウェイバス」の往復運賃に300円を足した料金です。
伊那バスターミナル・伊那バス駒ヶ根営業所・伊那バス箕輪営業所の3か所で販売していて、期間は5日から来年3月21日までです。
先着200枚販売し、売り切れ次第終了です。
利用期間は、11月5日から来年3月21日までです。
この事業は上伊那地域振興局「みすずハイウェイバス利用促進実証実験事業」として実施されます。
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東春近小森林で課外活動 来年1月にフィンランドと交流
伊那市の東春近小学校の6年生は、森林の大切さや自然との共生について学ぶ課外活動を、4日に行いました。
年明けには、フィンランドの小学校とのオンライン国際交流を予定しています。
6年生およそ60人は4日に、東春近小学校から富県の火山峠にある学有林までおよそ2時間かけて歩き課外活動をしました。
5つの班に分かれ、「森を動き回る」「木を使って物を作る」「ゆっくりと過ごす」など、目的ごとにそれぞれ体験しました。
講師は、伊那市地域おこし協力隊の3人が務めました。
森を動き回る班は、斜面でおにごっこをしました。
物を作る班は、木を使って秘密基地を作っていました。
東春近小では、年に2回PTA行事として学有林で下草刈りなどの作業を行っていましたが、新型コロナの影響で実施することができていませんでした。
そこで6年生の担任が、森の中で何か活動ができないかと協力隊に相談し行われたものです。
伊那市では、フィンランドの北カルヤラ県と林業分野で協力関係を築いていく覚書を締結していることから、来年1月に現地の小学生とオンラインで国際交流を行う計画です。 -
伊那市共同募金委員会といたやが寄付マルシェ覚書き
長野県共同募金会伊那市共同募金委員会は伊那市の酒店、酒文化いたやと4日、伊那市寄付マルシェプロジェクトの覚書を取り交わしました。
いたやはラベルの汚れや破損して売れなくなった商品価格分を寄付します。
伊那市の福祉まちづくりセンターふれあい~なで調印式が行われ、伊那市共同募金委員会の篠田貞行副会長が酒文化いたやの中村修治代表と覚書を取り交わしました。
伊那市寄付マルシェプロジェクトは企業が販売・提供する寄付つき商品やサービスの売り上げの一部を赤い羽根共同募金に寄付する取り組みです。
いたやでは、小規模店舗の独自性を出していこうと、売り上げの一部を寄付するのではなくラベルの汚れや破損して売れなくなった商品の販売価格分を寄付するとしています。
篠田副会長は「参加企業として加わってくれたことに感謝している。赤い羽根共同募金活動の活性化につなげていきたい」と話しました。
中村代表は「大きな店舗のように売り上げが多いわけではないが、独自の寄付を行い、プロジェクトのPRになれば」と話しました。
伊那市寄付マルシェプロジェクトに参加している企業は、酒文化いたやで10社目だということです。
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パンセの会が障害者が自立生活を目指す映画上映会
障害者の支援を行っている、伊那市のNPO法人パンセの会は障害者が自立生活を目指す映画「インディペンデントリビング」の上映会を3日、いなっせで開きました。
3日の上映会にはおよそ20人が訪れました。
上映された映画は、大阪にある障害当事者が運営する自立センターを舞台に、様々な障害のある人が支援を受けながら自立していく様子をとらえたドキュメンタリー映画です。
製作したのは去年、東京から辰野町に事務所を移転してきた映画製作会社のぶんぶんフィルムズです。
上映会後に座談会が開かれ、パンセの会の原裕子理事長やぶんぶんフィルムズ代表の鎌仲ひとみさん、監督の田中悠輝さんが参加しました。
原理事長は「自分の子どもに障害があり、映画を通して自立していくことの大変さを改めて感じた」と話しました。
鎌仲さんは「映画にすることで障害者の声を代弁するのではなく、本人たちの声を直接届けることができた」と話しました。
田中監督は「映画を製作していて、障害者たちが経済的な面でも苦労していることを知った」と話しました。
パンセの会では、今回の売り上げの一部を活動費に充てるということです。
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東部中の生徒が震災について学習
伊那市の東部中学校の文化祭「すず竹祭」が2日行われ、全校生徒が10年前に起きた東日本大震災について学習しました。
2日は震災の時に、東北で救助活動をした伊那消防署の藤根正和さんが当時の様子や感じたことを話をしました。
当時、伊南行政組合消防本部に勤務していた藤根さんは、震災のあった2011年3月11日に、宮城県へ救助隊として派遣されました。
現地では主に救助活動にあたりました。
また、震災当時の映像も上映されました。
藤根さんは「今という時間を大切にしてください。辛いことがあっても必ず明日が来ます。」と生徒たちに呼び掛けました。
講演を聞いた生徒たちは「地震に備えることが大切だと感じた」「災害が起きたら自分自身何ができるか考えていきたい」などと発表していました。
東部中では、東日本大震災を機に宮城県仙台市の高砂中に桜を贈ったことが縁で始まった「さくらプロジェクト」に取り組んでいます。
文化祭では、さくらプロジェクトの歴史に焦点を当てるのではなく、東日本大震災について全校で学習しようと生徒会企画として行われました。
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きのこ採りで滑落 男性死亡
1日の午前8時頃、伊那市長谷市野瀬の山林内できのこ採りをしていた市内の73歳の男性が滑落する事故がありました。
男性は、市内の病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
伊那警察署の発表によりますと事故があったのは伊那市長谷市野瀬の山林内です。
伊那市境の無職宮下高雄さん73歳が弟ときのこ採りで入山していて、滑落したということです。
宮下さんは、伊那警察署員と消防署員に救助され市内の病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
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ぐるっとタクシー市街地除く全域に
人工知能AIを使って自動配車する伊那市の乗り合いタクシー「ぐるっとタクシー」は、美篶や手良など新しいエリアでの本格運行が1日から始まりました。
これにより市街地を除いた市内全域を網羅することになりました。
1日は、伊那市役所で出発式が行われ市や運転業務を担うタクシー会社の関係者らが出席しました。
新たに対象となったのは、福島・野底・若宮・美原・前原・仙美・美原北町・美篶・手良地区と河南・高遠南区を除く高遠町の全ての地区です。
ぐるっとタクシーは、対象エリアに住む65歳以上の人や免許返納者、障害者が利用することができます。
運行時間は平日の午前9時から午後3時までで、電話やインターネット・ケーブルテレビで予約が出来ます。
運賃は1回500円です。
今年度末まで使える運賃補助券がある場合は300円、免許返納者や障害者は150円となります。
ぐるっとタクシーは去年4月から天竜川西側地域で運行が始まり今年4月には天竜川東側地域へエリアを拡大しました。
今回の新しいエリアの運行開始により市街地を除いた市内全域を網羅することになりました。
ぐるっとタクシーの利用は登録制で9月末現在の登録者数は全てのエリアで1962人となっています。
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衣替え 伊那西高校の生徒冬服で登校
10月1日は衣替えです。
伊那市の伊那西高校の生徒は冬服で登校していました。
この日の伊那地域の最低気温は17・8度と9月上旬並みでしたが、生徒たちは紺のブレザーとスカートの冬服で登校していました。
ある生徒は、「きょうは朝から寒かったのでちょうどいい」と話していました。
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伊那市 モデルナ社製ワクチン活用へ
伊那市は、新型コロナウイルスのワクチン接種で10月中旬からこれまでのファイザー社製に加えモデルナ社製を使用します。
これにあわせ、一時停止していた予約受付を4日から再開します。
伊那市の新型コロナワクチンの1回目の接種率は、50代以上の年代では80%を越えていますが、それ以下の世代では年代が下がるごとに接種率は減少し20代では45%程となっています。
長野県によりますとファイザー社製のワクチンについて今後は国と各県とで個別相談を行い、モデルナ社製は必要に応じ対応できるとの連絡があったという事です。
市では、これらの状況を踏まえファイザー社製に比べ確保が見込めるモデルナ社製のワクチンを集団接種で使用する事を決めました。
市では、集団接種の会場をこれまでのロジテックアリーナに加え、伊那市保健センターを追加します。
会場や日時を分け、モデルナとファイザーの接種を行う計画で、一時停止していた予約受付を4日から再開します。
県では、ファイザー社製のワクチンについて市町村の余剰ワクチンの状況を調べ、余っているワクチンがある場合は、要望のある自治体へ再配分も行っていくとしています。
箕輪町ではワクチンの確保が見通せていて、南箕輪村ではファイザー社製の確保に向け県と相談を進めています。
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「ユニバーサルツーリズム」推進計画 理解を深める
伊那市の一般社団法人長野伊那谷観光局は、高齢者や障がい者などを含むすべての人たちが旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」を推進する計画です。
30日は障がい者や高齢者をどのように案内すればよいかについて理解を深めました。
伊那市高遠町のほりでいドーム前に上伊那8市町村の観光担当の職員などおよそ20人が集まり、車いす利用者をどのように案内すればよいか検討しました。
箕輪町の株式会社JINRIKIのけん引式車いす補助装置を活用して坂道や段差があっても車いすで移動できることを確認していました。
ユニバーサルツーリズムとは、すべての人が楽しめるようつくられる旅行で、高齢者や障がいのある人も含め誰もが気兼ねなく参加できることを目指しています。
一般社団法人長野伊那谷観光局は、県の「地域発 元気づくり支援金」を活用してユニバーサルツーリズム推進事業を行っています。
長野伊那谷観光局では地域の観光地のバリアフリー状況を確認するなどしてユニバーサルツーリズムを推進していきたいとしています。
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明治安田生命 市に41万円寄付
明治安田生命保険相互会社松本支社は、社会貢献の一環として伊那市に41万3,500円を30日寄付しました。
30日は明治安田生命松本支社伊那営業所の中野翔二郎所長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
今回の寄付は地域を元気にすることが目的で、新型コロナ対策や健康増進などに役立ててほしいと行っています。
寄付金は会社のほか、伊那出身の社員などから集めたものだということです。
明治安田生命松本支社の梅村岳さんは「わずかな気持ちですが伊那のために役に立てたらいいです」と話していました。
白鳥市長は「新型コロナであらゆる分野に影響がありました。非常に助かります」と話していました。
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カミアカリの玄米を使った甘酒発売
伊那市長谷で海外販売用の米を作っている株式会社WakkaAgriは、希少品種「カミアカリ」の玄米を使った甘酒を10月1日に発売します。
こちらが「自然栽培カミアカリ玄米あま酒」です。
750グラム入りで価格は税込み1,620円です。
カミアカリは国内でも7人しか栽培を行っていない希少品種です。
Wakka Agriでは、農薬や肥料を使わずに栽培し、香港やニューヨークなど海外へ輸出しています。
甘酒は、伊那市の酒蔵宮島酒店が製造し、すでに海外で販売されていて、今回は国内で初めての販売となります。
自然の甘味が特徴で、玄米特有の胚芽のプチプチとした食感で、食べる甘酒として楽しめるということです。
甘酒は、10月1日(金)から、伊那市長谷の道の駅南アルプスむら長谷で発売されます。 -
はらぺこ園児が稲刈り
伊那市東春近のNPO法人山の遊び舎はらぺこで29日、稲刈りが行われました。
この日は、はらぺこの園児や保護者が参加し、稲刈りを行いました。
はらぺこでは、富県の小森健次さんからおよそ100平方メートルの田んぼを借り、コシヒカリを栽培しています。
初めに小森さんに稲の刈り方を教わり、園児たちはカマを使って稲を刈って運んでいました。
運んだ稲は、保護者がまとめて縛っていました。
収穫した米は、来月行われる祖父母参観の時に食べるということです。
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もの描く魔女会展 伊那図書館で開催
伊那市内の女性絵画愛好者グループによる「もの描く魔女会展」が伊那図書館で29日から始まりました。
「もの描く魔女会展」を開いた絵画愛好者の5人です。
5人は、もともと別の絵画グループに所属する仲間で、秋にも作品を見てもらう機会を作ろうと新たに「魔女会」を作りました。
新型コロナウイルスの影響で、対面での打合せは1回だけで、あとはスマートフォンを使い連絡をとりあってきたという事です。
会場には、風景や人物画など17点が展示されています。
展示会を開いた5人は、「絵を見てもらい少しでも元気になってもらえればうれしい」と話していました。
「もの描く魔女会展」は伊那図書館で来月7日まで開かれています。
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第5回歴博カフェ 箕輪郷と高遠藩
地域の歴史について飲食店などで話を聞く、伊那市高遠町歴史博物館の「第5回歴博カフェ」が上牧の菓匠Shimizuで24日に開かれました。
この日は、箕輪町郷土博物館の柴秀毅さんが講師を務めました。
柴さんは、江戸時代に幕府領だった箕輪郷と高遠藩の関係性について話をしました。
戦国時代に箕輪一帯を支配していた藤沢頼親は、徳川家康の支配下になることを拒み、頼親は高遠藩を任されていた保科家によって攻め堕とされます。
その後江戸幕府が作られた際に箕輪郷は高遠藩には入りませんでした。
この理由として柴さんは、先祖が高遠藩に滅ぼされた箕輪郷の住民の気持ちを考え、幕府の配慮で高遠藩に入れなかったのではないかと推測していました。
歴博カフェは、地元の研究者や学芸員を講師として招き、気軽に歴史談話をするもので、高遠町歴史博物館が主催しているものです。
次回の「第6回歴博カフェ」は12月10日(金)に計画をしているということです。
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伊那西小 森の映画屋さん
伊那市の伊那西小学校の4年生は、自分たちが作った動画を学校林にある森の教室で上映する「森の映画屋さん」を28日開きました。
休み時間、チケットを持った児童が続々とやってきました。
伊那西小学校の学校林にある「森の教室」にはスクリーンが設置され、「森の映画屋さん」となりました。
上映されたのは、4年生の児童6人がタブレット端末で撮影、編集したジャムの作り方です。
動画は4分で、7月に自分たちで作った野イチゴなどのジャムを全校児童に振舞い、その作り方も紹介しようと制作しました。
撮影や編集のほか、構成もすべて児童が行ったということです。
出来上がったものを自然の中で多くの人に見てもらおうと、全校児童にチケットを配布し、森の教室で上映することにしました。
11月にも森の映画屋さんを行う予定で、今度は自分たちで考えた物語をもとにした動画を作るということです。
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伊那北高校百年史完成
伊那市の伊那北高校の百年史編纂委員会は、創立100周年を記念し、学校の歴史などをまとめた百年史「たぐへて行かむ」を制作し、27日お披露目されました。
こちらが伊那北高校百年史「たぐへて行かむ」です。
「ともに進もう」という意味で校歌の一節からとりました。
百年史は788ページで、前身となる旧制伊那中学校建設を求める建白書が県に提出された明治14年・1881年から、創立100周年を迎えた2020年までを、戦前・戦後・1980年からの20年、2000年からの20年と、4章に分け掲載しています。
また、百年史と同時に、卒業生や現役の生徒にインタビューをした48分の映像作品も制作しました。
27日は編纂委員会の役員が記者会見を開き、完成した百年史をお披露目しました。
編纂委員は44人で、2013年から構想に4年、執筆に5年かけ完成させたということです。
伊那北高校百年史と映像のDVD・BDは伊那北高校同窓会事務局で販売していて、百年史は税込み4,100円で、映像はDVD・BDともに1,000円となっています。
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オンラインで「ハッカソンin伊那」
ものづくり現場での技術伝承をテーマにITを活用した課題解決策を考える「ハッカソンin伊那」が伊那市役所で4日オンラインで行われました。
4日は伊那市や東京都などのITエンジニアやIT企業の社員、大学生など27人が参加しました。
ハッカソンとは、高い技術力を駆使してシステムを操るという意味のハックとマラソンを掛け合わせた造語です。
アイデアを出し合い、期間内にサービスなどを開発し、成果を競い合うイベントです。
「ハッカソンin伊那」は8チームに分かれて4日と10月2日の2日間で行われます。
今回はものづくり現場の技術伝承をテーマにITを活用したアイデアで課題解決を目指しています。
4日は伊那市内の精密部品に関する2社から現場の課題や現状について話を聞きました。
10月2日の審査で最優秀賞になった場合、伊那市が実用化に向けた開発費などの支援を行う予定です。
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サン工業株式会社 伊那市に300万円寄付
伊那市西箕輪で金属の表面処理を行うサン工業株式会社は、教育に役立ててもらおうと伊那市に300万円を28日寄付しました。
28日はサン工業の川上健夫社長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に目録を手渡しました。
サン工業は平成25年から毎年伊那市に寄付を行っていて、今年を含め9年間で総額は2,312万円になります。
白鳥市長は「今までいただいた寄付金で電子黒板やタブレットを購入しました。助かっています」と話していました。
伊那市では希望や状況を踏まえ、寄付金を子どもの育成のために活用していくということです。
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JA上伊那が社協に米を寄付
JA上伊那は、子ども食堂に活用してもらおうと500キロの米を27日、伊那市社会福祉協議会に寄付しました。
JA上伊那の御子柴茂樹組合長が市役所を訪れ、白鳥孝市長にプライベートブランドの伊那華の米を渡しました。
伊那市は食料支援を必要としている世帯を応援する、子どもの未来応援事業を行っています。
事業の委託を受けた、市社会福祉協議会が子ども食堂などに無償で食材を提供する活動を行っています。
御子柴組合長は「米には生産者の気持ちがこもっているので、子ども食堂で活用してほしい」と話しました。
白鳥市長は「500キロの米を寄付していただき感謝している。子どもたちには米をたくさん食べて大きくなってほしい」と話しました。
500キロの米は、毎月40キロずつ活用し、子ども食堂やカレー大作戦などで提供されるということです。
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伊那西高校 3クラブ合同定期演奏会
伊那市の伊那西高校の3つのクラブ合同の定期演奏会が、20日に伊那市の伊那文化会館で開かれました。
定期演奏会は、合唱クラブ・吹奏楽クラブ・お箏クラブの3つのクラブ合同で開かれました。
去年は、新型コロナの影響により中止となっていて、今回は保護者と学校関係者のみに入場を制限し曲数も減らすなど、規模を縮小して2年ぶりに開きました。
定期演奏会は、3年生にとって最後のステージとなります。
合唱クラブは、歌謡曲など4曲を披露しました。 -
高遠産唐辛子の普及へ 味噌ダレに合う新メニューお披露目
信州伝統野菜に認定されている伊那市高遠町に伝わる唐辛子「芝平なんばん」を使ったメニューが、27日にお披露目されました。
27日は、高遠町内で新メニューのお披露目会が開かれ、それぞれが芝平なんばんを使って味噌ダレを作りそれに合う料理を作りました。