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高遠だるま市福箱販売
新型コロナウイルスの感染拡大で伊那市高遠町伝統のだるま市が中止になったことを受け、一般社団法人環屋などは、町内の名産品を詰め合わせた高遠だるま市福箱を販売します。
これは、だるま市に行った気分を味わってもらおうと環屋と高遠さくらホテルが共同で企画したものです。
福箱は、3000円と5000円の2種類あります。
それぞれに、だるまや鉾持神社でお祓いをしただるま札、高遠饅頭などが入ります。
3000円のものには、2号のだるまの他に甘酒などが入る予定で、全部で5品程になるということです。
5000円のものは、3号のだるまの他、地酒や高遠そば愛好会の手打ちそばなど6品程入る予定です。
商品は他に、市内の障がい者施設の利用者が作った麦わらストローやトートバッグの他、高遠とうがらしなどもあります。
それぞれ、3割ほどお得なセットになっているということです。
高遠だるま市福箱は、事前申し込みが必要で、28日から来月7日まで高遠さくらホテルで受け付けていて販売は来月11日です。
それぞれ限定100セットを用意しているということです。
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伊那市 飲食店などに新たな経済支援
伊那市は、新型コロナウイルスの影響を受けた市内の飲食、宿泊、運輸業などの中小事業者に対して新たな経済支援を行います。
26日は、市役所で伊那市議会臨時会が開かれ、歳入歳出に3億7,500万円を追加し総額を488億円とする、令和2年度の一般会計補正予算案など3議案が市側から提出され、全会一致で可決されました。
補正予算案は、市独自の新型コロナ対策第9弾として1億2,000万円を追加し、市内に事業所がある飲食店・宿泊業・酒店・運輸業の中小事業者を支援するものです。
去年11月から1月までの3か月のうち、いずれか1か月の売り上げが前の年と比べて3割以上減少した月がある事業者に、差額の3か月分を支給します。
限度額は、従業員数が4人までは20万円、19人までは30万円、300人までは70万円となっています。
ほかに、新型コロナの影響を受けた生活困窮世帯に保存食などの食糧支援事業に32万円、介護・福祉事業者への支援に100万円、休業などを余儀なくされた医療機関への支援事業に100万円、常時介護を必要とする在宅重度障害児に対して1人1万円を補助する事業に81万円などとなっています。
また、この日は市議会全員協議会が開かれ、市の新型コロナウイルスのワクチン接種に関する報告がありました。
市によりますと、今月末からワクチン接種のクーポン券の印刷準備を行い、3月中に高齢者分のクーポン券を発送するということです。
2万1,000人が対象だということです。
高齢者以外への発送は4月下旬以降を予定していて、コールセンターを設置し、相談を受け付けます。
今後は医療機関と調整し、接種会場を選定することになっています。 -
高遠さくら祭り 3月に開催判断
伊那市は今年の高遠城址公園のさくら祭りについて、現段階では実施する方向で準備を進めているが、新型コロナの感染状況を見て3月上旬に判断するとしています。
これは26日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会の中で議員の質問に対し、商工観光部の竹村和弘部長が答えたものです。
竹村部長は「現段階では実施の方向で準備を進めている。今後の国や県の新型コロナの感染状況を注視し、地元や関係機関と協議をすすめ3月上旬に開催するかどうか判断する予定だ」と答えました。
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伊那市が子育て支援センターに木製テーブルを設置
伊那市は長野県森林づくり県民税活用事業の補助金を利用し、伊那市産材の木製テーブル5台を購入しました。
25日に西箕輪子育て支援センターに木製テーブル1台が設置されました。
木製テーブルは伊那市が購入したもので、市内5か所の子育て支援センター全てにそれぞれ1台設置されます。
この木製テーブルは伊那市西春近の唐木木工所の唐木眞澄さんが作ったもので、幅が90センチ、高さが25センチです。
角を丸く加工して、子供が遊ぶのに使いやすい大きさにしたということです。
テーブルは伊那市産材が使われていて、天板がアカマツで、脚の部分はブナの木でできています。
今後は積み木などのおもちゃで遊ぶときに使用するということです。
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現代学生百人一首で塩澤さん入選
東洋大学が全国の小学生から大学生までを対象に募集した、現代学生百人一首に伊那市の伊那西高校1年生の塩澤希風さんの作品が入選しました。
「自転車を私の横でひく君の日焼けした腕大好きでした」
文芸クラブに所属している塩澤さんの作品は、小学6年生のころ好きな男の子と並んで歩いた下校時の思いを歌にしたものです。
自分の隣にいる男の子の日焼けした腕を見て抱いた淡い恋心を表現したということです。
現代学生百人一首は、学生の視点から日常生活で感じたことなどを詠むもので、東洋大学が主催しています。
34回目となる今回は、全国から6万5,499首の応募があり、100首の入選作品の中に塩澤さんのものが選ばれました。 -
伊那市 国保税「据え置き」諮問
伊那市国民健康保険運営協議会が22日開かれ、令和3年度の伊那市国民保険税の税率を現行どおり据え置きとする案をまとめました。
協議会では冒頭、白鳥孝市長が協議会の宮原英幸会長に令和3年度の国保税の税率について「現行通り据え置き」とする案を諮問しました。
令和3年度の伊那市の被保険者が納める国保税の総額は約12億円と新型コロナの影響により今年度と比べ9千万円あまり減少すると見込まれます。
一方歳出では、高齢化や医療費の高額化により県に納付する負担金は16億円と今年度より5千万円増加するとみられます。
伊那市では国保に加入している高齢者や低所得者、自営業者の新型コロナへの影響を配慮し、来年度は一般会計や基金から今年度より2億4千万円多い、7億4千万円あまりを繰り入れ、税率を維持していくとしています。
委員からは来年度以降に備え、基金を積み増しするよう求める意見が出されました。
昨夜の協議会では諮問通り国保税の税率を現行通り据え置くとする案をまとめ、28日に答申する予定です。
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伊那市境に鍼灸院開業
伊那市の伊那商工会議所が行っている伊那地域創業スクールの卒業生が、伊那市境に鍼灸マッサージ院を開業しました。
8日は、記者会見が開かれ開業した松原あゆみさんが概要を説明しました。
東京都内で15年鍼灸院に勤務していた松原さんは去年、夫の重徳さんと伊那市へ移住してきました。
松原さんは伊那商工会議所が行っている伊那地域創業スクールの卒業生で、境に「はりとて鍼灸マッサージ院」を開業しました。
はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格をもつ松原さんは、「安心して気軽に相談できる鍼灸マッサージ院を目指したい」と話していました。
ターゲットは主に同年代の女性で、顔のリフトアップや張りなどにも期待できる美容鍼は、女性を中心に人気が高まっているということです。
営業は月曜日から土曜日までの予約制で一般治療は30分2,500円から、美容鍼は40分5000円からとなっています。
また、新型コロナ対策として検温やマスク・手袋の着用などを徹底しているということです。
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イベント中止情報
新型コロナウイルスの影響による、イベントの中止情報です。
24日(日)に予定されていた伊那市富県のトリムバレーボール大会と、来月21日(日)に予定されていた富県ふるさとまつりが中止となりました。
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春近神社で受験生が合格祈願
伊那市東春近にある春近神社で地元の中学3年生が高校受験を前に合格祈願を20日行いました。
20日は中学3年生およそ120人が合格祈願に訪れました。
例年は生徒全員が社殿内で拝礼していますが、今年はコロナ感染症対策で生徒の代表が中に入り、ほかの生徒は外に参列しました。
春近神社では「春が近い」と書き縁起が良いことから、地元の学生が合格祈願をしているということです。
最初に生徒たちは花畑樹彦宮司からお祓いをうけました。
その後、生徒の代表が玉串を奉納して志望校合格を祈願しました。
最後に生徒一人ひとりに祈祷した鉛筆が渡されました。 -
西箕輪上戸 大文字下ろし
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事「大文字」の柱が地域住民によって20日下ろされました。
午前5時15分、太鼓が打ち鳴らされると柱が建てられた辻に地域住民が集まってきました。
大文字は区内の辻に柱を建て厄除けを願う小正月の伝統行事です。
上戸では曜日に関係なく毎年14日に柱を建て20日に下します。
20日は「大寒」で、伊那地域の最低気温はこの冬一番となる氷点下9.2度となりました。
住民およそ80人が集まると、大文字下ろしが始まりました。
さすまたを使い、長さ12メートルほどの柱をゆっくりと下ろしていきました。
柱が下りると、花飾りや巾着を外していきます。
地域住民は気に入ったものを手に取っていました。
花飾りは玄関へ、巾着は神棚に1年間厄除けとして飾るということです。
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伊那北・弥生再編統合 「校地検討会議」設置へ
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する、新たな学校の場所や校舎について検討する「校地検討会議」が来月16日に設置されます。
19日は伊那北高校同窓会館で第2回伊那新校再編実施計画懇話会が開かれました。
新校の場所や校舎を専門に検討する「校地検討会議」を懇話会の中に設置する事が長野県教育委員会から報告されました。
メンバーは自治体や産業界、同窓会、学校関係者8人で、会議は原則非公開です。
伊那北と弥生を統合した新たしい学校は懇話会を経て、県教委が再編実施基本計画を策定し県議会の同意後に開校の準備に入る予定です。
19日の懇話会ではこの他に、これかの高校に期待される学力について、上智大学の那須正裕教授がリモートで話をしました。
次回の懇話会は来月16日で伊那北と弥生の生徒が新たしい学校に期待する事について発表する予定です。 -
コロナ退散と開運祈願「和菓子セット」
伊那市の和菓子店「菊香堂」は新型コロナウイルスの終息が見通せない中、節分にあわせ鬼や疫病退治と開運の願いを込めた和菓子セットを21日から販売します。
開運和菓子セットは、赤鬼、青鬼、猫、えくぼの4種類です。
赤鬼は邪気を払う小豆の餡で、青鬼の餡は苦から逃がれるという願いを込め、栗(苦離)を使っています。
ネコまんじゅうは、金運アップを願い金柑入りの餡子を使い、えくぼの饅頭は笑顔で過ごせるよう作りました。
20日は伊那商工会館で菊香堂の赤羽政治社長が記者会見を開き商品の説明をしました。
赤羽さんは「コロナ終息を願い、少しでも地域に笑顔を届けたいとの思いで作りました」と話していました。
開運和菓子セットの販売はあすからで価格は950円(税別)です。
問合せ 菊香堂 電話72‐2751(休み:水曜日) -
IT×ものづくり 課題解決探る
IT技術を使って、製造業の課題解決に取り組むイベントが伊那市内で19日、行われました。
この日は、参加した10人のうち3人はオンラインで、7人は伊那市の複合施設アルラに集まってイベントが行われました。
イベントは、伊那市新産業技術推進協議会スマート工業部会が企画したものです。
上伊那の製造業が現場で抱える課題について、ITエンジニアと協力してアイデアを出し合い解決につなげようと、初めて行われました。
参加者らは、テーマとして出された仮想の企業での、生産性の向上や人材育成、コスト削減など、ITを導入することによるメリットやその方法を話し合いました。
今後は、この日のイベントを踏まえ、参加した企業が実際の現場で抱える課題について話し合うということです。 -
山の遊び舎はらぺこ 写真展
伊那市東春近の野外保育園山の遊び舎はらぺこの写真展が伊那図書館で開かれています。
会場には、約40センチ横60センチの布に印刷された写真60点が展示されています。
山の遊び舎はらぺこは自然の中での活動を保育園の中心としていて、22人の子どもたちが通っています。
写真展は、園の活動を地域の人に知ってもらおうと毎年開かれています。
写真は、保育士の小林成親さんが撮影したものです。
園の近くの水路で撮影された写真です。
夏はプールの代わりに近くの水路や川に出かけ活動をするということです。
写真は去年の春から秋にかけての様子を撮影されたものです。
写真展は28日(木)まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
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(株)テクノが事業拡大で土地取得
伊那市野底の株式会社テクノと伊那市は六道原工業団地の土地の売買仮契約を結びました。
19日伊那市役所で調印式が行われ白鳥孝市長と吉原弘明社長らが出席しました。
テクノが取得する土地は今ある工場に隣接していて面積は約5,300平方メートル、価格は6,500万円です。
テクノは1985年創立で自動車部品を中心に生産ラインを自動化する専用機のメーカーです。
事業拡大にともない今回取得した土地に工場を増設し駐車場としても活用します。
テクノの新しい工場は鉄骨平屋造りで延床面積は4,000平方メートルです。
土地を含む事業投資額は約2億5,000万円で2024年の操業を目指し、新しく12人ほどの雇用を計画しています。 -
高遠高校音楽専攻定期演奏会
伊那市の高遠高校芸術コース音楽専攻で合唱部の定期演奏会が、伊那市のいなっせで17日、開かれました。
演奏会は、芸術コースの3年生が学習の成果を発表する、芸術フェスティバルの一環で開かれました。
例年は、伊那市高遠町の信州高遠美術館を会場としていますが、新型コロナ対策として観客との距離を取るため、ニシザワいなっせホールで開かれました。
合唱部の11人が、ポップスなどおよそ20曲を披露しました。
この日は、生徒の保護者や友人などが会場を訪れ、歌声に耳を傾けていました。
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伊那市エコバッグ製作 企業が後押し
伊那市は、CO₂と使い捨てプラごみの削減を目的にエコバッグの普及に取り組んでいます。
今回、これに賛同する企業の協賛で新たにおよそ8,400個が作られ、市内の小中学生に贈られます。
こちらが今回製作されたエコバッグです。
「伊那から減らそうCO₂‼」のメッセージと、協賛した企業名がプリントされています。
市では、去年7月のレジ袋有料化に合わせ、4,000個のエコバッグを配布しました。
今回は、1口5万円で企業に協賛を募ったところ、18社から125万円が集まったということです。
市がさらに125万円を負担し、8455個を新たに製作しました。 -
伝統絶やさぬ 羽広の獅子舞
伊那市西箕輪羽広で400年以上続く伝統行事「羽広の獅子舞」が、きょう仲仙寺に奉納されました。
朝8時半、羽広獅子舞保存会のメンバーが、羽広公民館を出発し仲仙寺へと向かいました。
仲仙寺の境内につくと、保存会の重盛 正 名誉会長が、集まった観客を前に口上を述べました。
仲仙寺では、雄獅子・雌獅子が、肇国の舞・剣の舞など5種類の舞を舞い合わせました。
今年は新型コロナの影響で、実施の可否について何度も検討してきましたが、408年続く歴史を絶やしてはいけないと規模を縮小して行いました。
例年は、午前7時から、仲仙寺で獅子舞を披露しますが、区内各戸を回る戸毎舞を省略し、午前9時から舞を披露しました。
また、獅子の舞手は、人生で1度きりと決められていますが、新型コロナの感染状況を鑑み、練習を行わなかったため、今年は、経験者が務めました。
保存会の会員も例年は60人ほどが参加しますが、密を避けるため半分の30人ほどで行いました。
保存会では、新型コロナの悪疫退散などを祈願していました。
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まちの保健室 HP開設
住民の悩みを聞く活動を行っている上伊那のセラピスト3人でつくる「まちの保健室」が、ホームページを開設しました。
「まちの保健室」のホームページです。
活動の説明やイベントの情報などが掲載されています。
ページ上部の「相談する」のボタンを押すと問い合わせフォームが表示され、相談の申し込みをすることができます。
「まちの保健室」の活動を行っているのは、カラーセラピストの織部郁代さん、インドの伝統医学のサロンを開いている岡美絵さん、アロマセラピストの伊藤みどりさんの3人です。
3人は2019年に学校や仕事、家庭、心身のことなどの悩みを聞く「町の保健室」を立ち上げ、去年3月に相談会を開催しました。
その後新型コロナの影響で対面での開催が難しくなったことから、オンラインでの活動を始めようとホームページを開設しました。
22日には産前産後の女性を対象に、40分1,000円のオンライン相談会が開かれます。
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中小企業対象 こころの健康研修会
中小企業を対象にした、従業員のこころの健康について学ぶ研修会が伊那市役所で15日に開かれました。
研修会では、医師や労働基準監督署の担当者から周囲の人が行えるサポートや国の支援体制について話を聞きました。
このうち、長野県立こころの医療センター駒ヶ根の鵜澤正寛医師は「こころの不調への気づき」について話をしました。
鵜澤さんは「心が不調な人は、イライラする口数が減るなどなど様々なサインを出している。特に睡眠不足や眠りが浅いなどの場合はうつになりやすいので注意が必要だ」と話していました。
伊那市では2019年に自殺対策計画を策定していて研修会はその一環で開かれたものです。
きょうは、市内中小企業14社からおよそ20人が参加しました。
伊那市によりますと、去年令和2年の自殺者数は、新型コロナウイルスの影響もあり、全国的に増加傾向にあるという事です。
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イーナちゃんバス位置情報
伊那市は、市街地循環バスイーナちゃんバスの利便性の向上を図ろうと位置情報を提供する実証実験を15日から始めました。
15日は、停留所の標識にパソコンやスマートフォンなどで専用ページにアクセスできるQRコードが入った案内が張られました。
バスには、位置情報を発信するタブレットが取り付けられています。
QRコードを読み取るとリアルタイムにバスの位置を確認することができます。
このシステムは伊那市と包括連携協定を結んでいる東京都の沖電気工業株式会社が開発したものです。
イーナちゃんバスは、伊那バスターミナルを起点に市役所や商業施設など26の停留所を巡回しています。
外回りが2台、内回りが1台で運行しています。
画面をタップすると停留所の場所もわかるようになっています。
伊那市では、このシステムを活用することで、利便性の向上につながると期待しています。
イーナちゃんバス位置情報の提供の実証実験は3月下旬まで行う予定です。
また、新宿線の高速バスでも同様の実証実験を2月から行う計画です。 -
地域おこし協力隊に浅利さん
伊那市は、小中学校のICTを活用した教育の支援などを行うことに従事する地域おこし協力隊員を新たに1人を任命しました。
新たに地域おこし協力隊に任命されたのは北海道出身で大阪から伊那市に移住した浅利芙美さん44歳です。
4日は市役所で委嘱式が行われ、白鳥孝市長から委嘱書が手渡されました。
浅利さんは大阪のweb制作会社に勤務していてテレワークで今の仕事を続けながら活動します。
毎年、長野へ旅行に来ていた浅利さんは、いつかアルプスに囲まれた場所で暮らしたいと思い協力隊に応募したということです。
地域おこし協力隊として、小中学校でのICT・IoTを活用した教育の支援や教員のICT活用スキルの向上支援などを行います。
なお、伊那市の地域おこし協力隊員は現在、浅利さんを含め13人となっています。
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校庭のスケートリンクで初滑り
伊那市の西春近北小学校の児童は14日、校庭に作られた屋外スケートリンクで初滑りをしました。
体育の授業で2年生29人がスケートをしました。
西春近北小学校では平成2年から冬になるとPTA作業で、陽のあたらない校舎北側に水を張りスケートリンクを作っています。
広さは縦18メートル、横9メートルで1年生と2年生が使います。
昨シーズンは暖冬で氷が思ったように張らず3回ほどしか滑ることができなかったということです。
今シーズンはここ数日の冷え込みで氷が15センチから20センチほどの厚さになりました。
授業では児童らが屋外のスケートリンクを何度も往復していました。
西春近北小学校では2月に岡谷市のスケート場でインストラクターから指導を受けることになっています。 -
新型コロナ対策を最優先
伊那市の令和3年度当初予算案の市長査定が14日から始まりました。
予算化を検討する事業では新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題としています。
冒頭のみ公開された市長査定で白鳥孝伊那市長は「コロナ禍で税収の大幅な減少が予想されるなか踏み込んだ査定をしていきたい。」とあいさつしました。
基本方針として新型コロナウイルス感染症に対する必要な支援や景気回復策など市民生活の安定と地域経済の回復を最優先課題として取り組むとしています。
予算化を検討する主な事業として新型コロナウイルス感染症対策のほか新山保育園や西春近公民館、若宮市営住宅の建替え、ぐるっとタクシーの運行エリア拡大、新産業フェスの開催などをあげています。
令和3年度予算案の市長査定は2月初めまで行われます。
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無病息災願い 西箕輪上戸で大文字建て
伊那市西箕輪上戸で、五穀豊穣や区内の安全を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが14日に、行われました。
午前5時前、大文字の開始を告げる太鼓が打ち鳴らされると、地区住民が巾着飾りを持って三ツ辻に集まり始めました。
今年は61戸の住民が参加し、色紙で作った巾着飾りを持ち寄りました。
午前5時には、長さ約12メートルの柱を担ぎ出し、色紙でつくった花や竹、巾着などの飾りを柱に取り付けました。
「大文字」は地区の辻に飾り付けをした柱を建て、今年1年間の無病息災などを願う、西箕輪上戸の伝統行事です。
過去に1度この行事を中止したところ、村に疫病が流行ったことがあり、それを機に毎年欠かさず行われているということです。
大文字建てが終わると、住民らが酒を酌み交わして今年1年の区内安全を願っていました。
今年は新型コロナウイルスの影響で直会は行わず、規模を縮小して実施しました。
今朝建てられた大文字は、20日の早朝に下ろされる予定で、巾着や花は住民が持ち帰り、玄関などに飾るということです。 -
颱人が太鼓パフォーマンス
伊那市を拠点に活動する太鼓パフォーマンスチーム颱人の第9回自主公演が11日ニシザワいなっせホールで開かれました。
颱人は2002年に結成された太鼓パフォーマンスチームで、公演には伊那市と箕輪町の5人が出演しました。
自主公演は2年に1度開いていて、今回で9回目です。
曲は全てオリジナルで、11日は11曲を披露しました。
音だけでなく目で見ても楽しめる公演を目指しているということで、中にはストーリー性のある演出を取り入れた曲もありました。
新型コロナ感染拡大防止のため検温や消毒が行われたほか、席の間隔はあけられました。
佐野幸二代表は「訪れた人たちが少しでも楽しめる時間にしたいという気持ちを込めて打ちました」と話していました。
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緊急事態宣言 花卉農家にも影響
国が7日に発令した緊急事態宣言で、上伊那が日本一の生産量を誇る花アルストロメリアの農家にも影響が出ています。
伊那市美篶の矢野源彦さんのハウスです。
およそ45アールのハウスで10種類のアルストロメリアを栽培していて、通年で出荷を行っています。
矢野さんによりますと、アルストロメリアはイベントや歓送迎会など業務用で使われることが多いため、2回目の緊急事態宣言の影響で需要が減っているということです。
現在の出荷時の価格は例年の7割ほどになっているということです。
JA上伊那は1年で1300万本のアルストロメリアを出荷していて、そのうちの5割を関西に、3割を関東に出荷しています。
1年で10億円の出荷額を見込んでいますが、去年は1度目の緊急事態宣言のあおりを受け1億円の減になっているということです。
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意見発表 最優秀伊藤さん
上伊那広域消防本部の職員の意見発表会が13日開かれ、伊那消防署の伊藤涼太さんが最優秀賞に選ばれました。
本部と上伊那6つの消防署から7人が発表しました。
このうち最優秀賞に選ばれた伊那消防署消防士の伊藤さんは「大切なこと」をテーマに意見発表しました。
伊藤さんは「自分の出勤した事案で身近な人が亡くなってしまったという悔しさとともに、消防士という仕事の責任、そして命の重さというものを身をもって感じた」と話しました。
意見発表会は、日々の業務で感じた改善点などを発表することで市民の安全につなげようと行われています。
今年は、新型コロナ感染防止対策としてテレビ会議システムを使って各消防署にライブ配信されました。
意見発表会では、新しい生活様式に合わせた広報のあり方やカーナビゲーションを利用した緊急車両の接近を知らせるシステムの導入などの提案がありました。
優秀賞には、伊南北消防署の萩原圭祐さんと伊南南消防署の北原直樹さんが選ばれました。
最優秀賞に選ばれた伊藤さんは、来月4日に伊那市で開催予定の県の意見発表会に出場することになっています。
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県立歴史館で中村不折展
伊那市ゆかりの洋画家、中村不折の作品を集めた企画展が、
千曲市の県立歴史館で、9日から開かれています。
8日のオープニングセレモニーでは、笹本正治館長をはじめ、
白鳥孝伊那市長らがテープカットをして企画展の開催を祝いました。
中村不折は、明治中期から昭和初期にかけ、絵画や書、俳句などの分野で活躍した芸術家です。
幕末の江戸で生まれ、伊那市で育ちました。
展覧会は、「洋画家・書家・コレクター中村不折~伊那谷から世界へ~」と銘打ち、県内外の美術館や博物館が所蔵する代表作品を一堂に展示しています。
不折自らが旧高遠へ寄贈した文展出品作「卞和璞(べんか・たま)を抱(いだ)いて泣く」や、
パリでの留学の際学んだ「裸体習作(らたいしゅうさく)」。
また北信地域では初展示となった、不折が集めた日本と中国の書道資料コレクションなど、合わせて70点余りが並びます。
長野県立歴史館冬季展「洋画家・書家・コレクター 中村不折」は2月21日まで千曲市の県立歴史館で開かれています。 -
西箕輪上戸 大文字にむけて花飾り作り
伊那市西箕輪の上戸に伝わる小正月の行事「大文字」に使う花飾りづくりが地区の会所で9日に行われました。
9日は上戸南部の8つの組の組長ら10人が参加して花飾りをつくりました。
大文字は毎年1月14日に長さ12メートルあまりの柱を集落の中心部の三ツ辻に建てる伝統行事です。
柱を飾るのが色紙の花で、毎年、組長や役員が作り当日に備えます。
他に天下泰平や区内安全などと書かれた飾り箱にも色紙を貼り付けました。
上戸の大文字は、14日の早朝に建て、20日の早朝に下ろします。