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最高気温19度 春の陽気に
13日の伊那地域は、午後5時現在、最高気温が4月下旬並みの19度まで上がり、春のような陽気となりました。
13日の伊那地域の最高気温は、午後2時17分に19度まで上がり、4月下旬並みの暖かさとなりました。
伊那市の春日公園では、日差しが差し込む中、散歩をする人の姿が見られました。
長野地方気象台によりますと、14日(金)から16日(日)までは、最高気温は平年より10度程高く15度前後になりそうだとしています。
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渓流釣り解禁前 あまごを放流
天竜川漁業協同組合は、16日の渓流釣り解禁を前に、あまごの成魚の放流を、13日に天竜川水系の河川で行いました。
この日は、天竜川水系の4つの川であまごの放流が行われ、このうち伊那市の小黒川では800匹を放しました。
あまごは体長20センチ前後で、70グラムから100グラムです。
天竜川漁業協同組合管内の辰野町から中川村までの河川全体では5,000匹、重さにしておよそ400kgを放す予定です。
13日の小黒川の水温は、平年より6度高い8度で、天竜川業業協同組合では「雪がなくこんなに水温が高い年は珍しいが、大きな心配もなく今年も釣りを楽しんでもらえると思う」と話していました。
遊漁料は、年間券が6,600円、1日券が1,100円で、天竜川漁業協同組合や釣具店などで購入できます。
渓流釣りの解禁は、16日(日)午前0時です。 -
伊那市×テレビ東京ダイレクト 協定
伊那市と民放キー局のテレビ東京のグループ会社、株式会社テレビ東京ダイレクトは、伊那市のブランドイメージ向上につながる取り組みを協力して推進するための包括連携協定を、13日に締結しました。
この日は伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長とテレビ東京ダイレクトの遠藤孝一社長が協定書を取り交わしました。
テレビ東京ダイレクトはテレビ東京のグループ会社で、テレビやインターネットによる通信販売の他、近年は地方創生をテーマにした番組を制作しています。
去年伊那市では、移住体験ツアーをテーマにした番組の収録を行いました。
今回の協定では、伊那市との番組のタイアップや番組プロデューサーが職員を対象に研修を行うとしています。
テレビ東京ダイレクトが全国の自治体と包括連携協定を結ぶのは、今回が初めてです。
協定のキックオフとして、15日(土)午前7時30分から、BSテレ東で伊那市を特集したものが放送される予定です。 -
陽気に誘われ伊那市長谷の常福寺で福寿草咲く
陽気に誘われ、伊那市長谷溝口の常福寺では、福寿草が見ごろになっています。
常福寺によると例年より10日ほど早い見ごろだということです。
境内全体に自生していて、千株は超えているのではないかということです。
福寿草は、日が当たるところから早く咲き、日影の境内北側では3月下旬まで楽しめるということです。
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伊那北小学童クラブ 子どもたちが壁に木材プレート
鉄筋プレハブ造りの伊那市の伊那北小学校の学童クラブの内装に子どもたちが木材プレートを打ち付ける作業が、13日から始まりました。
学童クラブで使用されているのは、鉄筋プレハブ造りの建物です。
子どもたちに地元産のスギ・ヒノキ・カラマツ・アカマツのプレートが渡され、名前や夢を書き込んでいました。
木のぬくもりを感じてもらいたいと長野県森林づくり県民税を活用して内装の改修が行われました。
13日は、学童クラブに通う児童のうち低学年50人ほどが、施設の壁に、木材プレートを打ち付けていました。
壁の一部が残されていて、14日は高学年が板を取り付けます。
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工賃アップへ入園準備品販売
伊那市内の障害者福祉施設で製作された、手さげかばんや弁当袋などの保育園入園準備品の販売会が伊那市役所で開かれています。
入園準備品は伊那市の伊那ゆいまーると輪っこはうす・コスモスの家の利用者が作ったものです。
利用者の工賃アップにつなげようと6年程前から行われています。
柄がなるべく同じものにならないように、東京に生地を買い付けに行くなどして種類を増やす工夫をしたということです。
大きさや形はどれも市内の公立保育園指定のサイズとなっているという事です。
価格は、手提げかばん3種類や弁当入れ、コップ袋など5つあわせて7,100円から7,400円となっています。
入園準備品の販売会は14日まで伊那市役所1階ロビーで開かれ、時間は午前10時から午後1時までです。
3月上旬までは予約を受け付けているという事です。
伊那ゆいま~る 電話73-0605/輪っこはうす・コスモスの家 電話76-3390
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地域おこし協力隊 活動報告
観光や移住促進などに取り組んでいる伊那市地域おこし協力隊の活動報告会が12日伊那市役所で開かれました。
伊那市では今年度10人が地域おこし協力隊として活動しています。
12日はそれぞれの隊員が、今年度の活動や課題を市の幹部の前で発表しました。
来月で3年の任期が終わる宮坂啓介さんは、マウンテンバイクを活用した観光振興に取り組んできました。
伊那市西箕輪にキックバイクのコースやマウンテンバイクのコースを開設し、年間に7百人から9百人の利用があるという事です。
宮坂さんは任期終了後については、「伊那でマウンテンバイクに関する会社を設立し、イベントの企画やコースの管理を行っていく」と話していました。
白鳥孝市長は「みなさんの取り組みそれぞれに可能性があります。広い視点を持ち、地域の人と協力し、さらなる広がりを見せるよう頑張って下さい」と話していました。
伊那市地域おこし協力隊は、これまでに7人が任期を終えていて、全員が伊那市内で活動しているという事です。
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防犯ポスター製作 公安委員会から感謝状
干支をモチーフにした防犯ポスターを製作し、毎年年末に伊那市駅前交番に寄贈している境の漫画家・橋爪まんぷさんと、荒井の酒井一雄さんに長野県公安委員会から感謝状が12日贈られました。
12日は橋爪さんらが伊那警察署を訪れ公安委員会の柳平千代一委員から感謝状を受け取りました。
橋爪さんは平成19年から毎年、干支をモチーフにした防犯ポスターを製作し伊那市駅前交番に寄贈しています。
橋爪さんの友人の酒井さんは、伊那市接客業者防犯協力会の役員をしていた平成19年に橋爪さんにポスターの製作を依頼し、原画を複写するために金融機関からの協力をとりつけるなど活動を支えています。
橋爪さんの寄贈したポスターはこれまで12種類あります。
干支をモチーフに特殊詐欺被害の防止のほか軽犯罪に巻き込まれないよう呼びかけるものです。
公安委員会の柳平委員は「市民の皆さんの防犯、交通安全の意識を盛り上げてくれて感謝しています。」と話していました。
橋爪さんは「この感謝状は大きな区切り、今後もお役に立てるよう頑張りたい」と話していました。
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移住者によるくらしについて基調講演
上伊那に移住した女性や、起業した女性による暮らしと仕事に関するシンポジウムが、伊那市のJA上伊那本所で1月29日、開かれました。
シンポジウムでは、自分らしい暮らしや仕事をテーマに、奈良県出身で伊那に移住した澤西光子さんが基調講演をしました。
澤西さんは、結婚をきっかけに伊那に移住し、現在は企業の書類作成などの在宅ワークをしています。
伊那市ママサポートの会の代表をつとめるなど地域活動にも積極的に携わっています。
澤西さんは、移住した直後、育児に追われ、仕事に向き合うことができずにいた時に、在宅ワークと出会い、自分らしい働き方を見つけたと話していました。
シンポジウムは、上伊那地域振興局と上伊那農業改良普及センターが開いたもので、この日はおよそ80人が集まりました。
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箕輪消防署に新ポンプ車導入
救助用機材を装備し、最新の消火装置がついている消防ポンプ自動車が新たに箕輪消防署に導入されました。
このタイプのポンプ車の導入は、上伊那広域消防本部で初めてです。
新たに導入されたポンプ車は、およそ6,000万円で、救助用機材を備えていて、事故などで初動対応を行えるのが特徴です。
鉄などを切断できる電動のカッターや、車に挟まった人を助けるときに使用するスプレッダーが搭載されています。
消火装置は、水と消火用の液体を混ぜ、ホースから泡状にして噴射することができます。
これにより水の使用量を抑え、効率的に消火活動が行えるということです。
10日は、伊那市の上伊那広域消防本部で新しいポンプ車の入魂式が行われました。
白鳥孝上伊那広域連合長は、「早く慣れて消火だけでなく様々な場面で対応できるよう、訓練に励んでほしい」と話していました。
新車両は署員が訓練をした後、来月3日から稼働するということです。 -
第13回信州農村歌舞伎祭
南信地域で受け継がれている伝統芸能を披露する第13回信州農村歌舞伎祭が、伊那市の伊那文化会館で9日、行われました。
この日は、大鹿村の大鹿歌舞伎保存会、下條村の下條歌舞伎保存会と、こども歌舞伎教室が出演しました。
このうち、大鹿歌舞伎保存会は、太平記の世界を舞台にした討ち入りの物語、「忠臣講釈 幕図 宅兵衛上使の段」を上演しました。
大鹿歌舞伎は、およそ300年前から下伊那郡大鹿村伝承されていて、平成29年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
また、下條村こども歌舞伎教室は、鎌倉時代、曽我兄弟が父の敵を討つまでの物語、「壽曽我対面」を上演しました。
主催した伊那文化会館では「地域に伝わる歌舞伎を楽しみにしている人が年々増えている。これをきっかけに伝統芸能に親しんでもらいたい」と話していました。
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ガールスカウト第26団40周年記念式典
伊那市と南箕輪村の子どもたちが所属するガールスカウト第26団の結成40周年記念式典が、伊那市の伊那公民館で9日、行われました。
式典では、長年にわたり活動してきた各部門のリーダーや団員が表彰されました。
また、これまで行ってきた活動を発表しました。
ガールスカウト第26団は、昭和54年に伊那ライオンズクラブが主体となり、発足しました。
現在は、小学1年生から高校1年生までの団員と、スタッフあわせて45人が所属しています。
団委員長の平澤恵美子さんは、「キャンプや英会話教室など一つ一つの活動の積み重ねが将来大きな力になる。これからも力強い第26団にしていきたい」と話していました。
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地域防災コーディネーター養成
地域防災の現状を知り今後の防災対策について考える伊那市地域防災コーディネーター養成講座が9日、開講しました。
講座には、民生委員や消防団、自主防災組織の役員など30人が参加しました。
講座は、防災に関する知識を学んでもらい、地域レベルで活躍する人材を育成しようと伊那市が初めて開いたものです。
初回の9日は、ワークショップが行われ、7つのグループに分かれ、「自分にとっての災害時の不安」や「地域防災の必要性」について意見を交わしました。
参加者からは「家族との安否確認の方法をどうするか」「近所の人たちと避難経路を決める必要がある」などの意見が出されました。
最後に、グループの代表が意見をまとめ発表しました。
講座には、伊那市出身の大学生も参加していました。
伊那市では修了後は、それぞれの地区の自主防災組織と連携し、地域防災の担い手として活動してもらいたいとしています。
講座は全3回を予定していて、次回は、大雨への事前の備えや安全行動などについて学ぶことになっています。
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弥生器楽クラブ定演
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の器楽クラブの定期演奏会が伊那市のニシザワいなっせホールで9日、開かれました。
器楽クラブには1、2年生37人が所属しています。
演奏会は、発表の場として開かれていて、ポップスやクラシック音楽など16曲を演奏しました。
会場には、保護者や友人らが訪れ演奏を楽しんでいました。
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「青年塾」が中尾歌舞伎を鑑賞
松下政経塾の流れを汲む青年塾が8日伊那市内で行われ、長谷の中尾歌舞伎の公演を鑑賞しました。
8日は伊那市長谷の中尾座で青年塾のための特別公演が行われ、「青年塾東海クラス」の塾生13人や、塾生OB、地域住民など100人が鑑賞しました。
演目は「義経千本桜 鮨屋の段」です。
青年塾は、政治家や経営者を輩出した松下政経塾の塾頭、上甲晃さんが平成8年に創設しました。
今回の鑑賞は講座の一環で「伝統文化の継承」がテーマです。
文化の継承に関わってきた担い手の経験を通じ地域社会に必要とされる人材を育てようと企画されました。
公演の前には中尾歌舞伎保存会の西村篝会長が「中尾歌舞伎は、太平洋戦争によって一度途絶えたが地元の若者や先輩方の協力もあり復活させることができました」などと中尾歌舞伎の歴史を紹介しました。
伊那での講座はあすまでで、9日は伊那食品工業で話を聞くということです。
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おしごとごっこ地元の仕事を体験
子どもたちに地元企業の仕事を体験してもらうイベント、「このまちのおしごとごっこ」が、伊那市西町の旧ゲオ伊那店で8日行われました。
会場には市内の22の企業と団体のブースが設置され、子ども達が仕事を体験していました。
このうち伊那警察署のブースでは、警察官の制服の試着や、マスコットキャラクターの塗り絵の体験をしていました。
また、青年部建設チームのブースでは、高さおよそ20㎝の椅子を作っていました。
伊那ケーブルテレビのブースでは、子どもたちがアナウンス体験をしていました。
このイベントは今年で2回目で、様々な体験を通して将来への夢を膨らませてもらおうと、伊那商工会議所青年部が開いたものです。
イベントには去年を上回るおよそ500人が訪れたということです。
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伊那市 2045年の目標人口5万5千人
伊那市地方創生総合戦略審議会が7日市役所で開かれ、今から25年後の2045年の目標人口を5万5千人とする案が示されました。
それによりますと、2045年の目標人口をおよそ5万5千人としていて、これは第1期計画の6万4千人から下方修正しました。
なお平成27年度の国勢調査を元にした人口推計では4万7千人とされていて、推計と比べ8千人ほど多い数値です。
委員からは「妥当な数値だ」「目標ならばもう少し多くてもよいのではないか」といった意見がありました。
第2期伊那市地方創生総合戦略ではこの目標人口を達成するための2項目の数値目標が示されています。
一人の女性が生涯に産むことが見込まれる子供の数を2024年度までに1.74に、
転入から転出を引いた人口の増加数をを2024年度までの5年間で延べ100人とすることです。
なお1月1日現在の伊那市の人口は6万7千724人です。
委員からは総合戦略について「今後転入が予想される外国人労働者向けの施策が必要だ」「リニア開通や国体など全国的な影響も盛り込んだ方が良い」といった意見が出ていました。
伊那市では今日の意見を元に修案を修正し、2月中に意見募集を行い、3月中には第2期伊那市地方創生総合戦略を策定する計画です。
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確定申告PRするステッカー掲示
17日から始まる確定申告を前に、パソコンやスマートフォンを使っての申告を呼び掛けるステッカーが路線バスに貼られました。
7日は、伊那バス株式会社本の社員がバスのドアにステッカーを貼っていました。
伊那税務署管内の協力企業で作る協議会がステッカー200枚と中づり広告80枚を制作しました。
バスの車内には中づり広告が掲示されました。
このステッカーと中づり広告は路線バスとコミュニティバスに着けられます。
確定申告の期間は17日~3月16日までです。
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大学生がザザムシ漁を見学
群馬県にある高崎経済大学地域政策学部の学生らが8日伊那市を訪れ、昆虫食の研究の一環でザザムシ漁を見学しました。
8日は高崎経済大学地域政策学部の学生と教授3人が、ザザムシ漁を見学しました。
学生らは、水生生物の研究に取り組んでいて、現在は特に昆虫食について研究を進めています。
その中で、伊那市にザザムシを食べる文化があると知り、見学に訪れました。
ベテランの漁師で中央の中村昭彦さんから、漁の方法や道具などについて説明を受けていました。
また、ザザムシの佃煮も用意され、実際に味わっていました。
学生らは、今年の夏に群馬県にある博物館「ぐんま昆虫の森」で、研究成果を展示するということです。
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伊那華のみそ娘初仕込み
伊那市東春近の農家の女性でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、7日みその初仕込みをしました。
7日は加工組合のメンバーやJAの職員らが作業に当たりました。
上伊那産のコシヒカリを使った麹と大豆を蒸してすりつぶしたものを混ぜ合わせます。
空気が入らないよう樽に投げ入れていきます。
こうすることでカビの繁殖を防ぐ効果があるということです。
こちらは麹造りです。
蒸した米を冷ましながら麹菌をまぶしていきます。
東春近の農家の女性8人でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、昔ながらの食文化を伝えていこうと、毎年無添加で味噌を作っていて今年で21年目です。
作業は来月頭まで行われ、今年は9トン分の味噌を仕込む予定です。
味噌は市内外の小中学校・保育園の給食にも使われています。
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近畿地方のチョウの幼虫発見!
伊那市の美篶小学校で6日、近畿地方など本州の西の地域を中心に生息するチョウ、「ツマグロヒョウモン」の幼虫が見つかりました。
幼虫の体長はおよそ2センチで、パンジーなどのスミレ科の花の葉を食べます。
7日までに、児童らは学校の花壇で4匹の幼虫を見つけました。
理科が専門の金山賢教頭によると、ツマグロヒョウモンは1980年代までは近畿地方のみで生息していましたが、地球温暖化の影響で生息域が北上しているということです。
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西春近北小 スケート初滑り
暖冬傾向の今シーズンですが今朝の伊那地域は最低気温が氷点下9度と厳しい冷え込みとなりました。
伊那市の西春近北小学校の校舎北側にある天然リンクは氷が張り7日からスケートの授業が始まりました。
7日は1時間目に2年生27人がスケートを楽しみました。
今朝の伊那地域の最低気温は、午前6時24分に氷点下9度を記録しました。
ここ数日の寒さで校舎北側のスケートリンクは厚さ10センチの氷が張りました。
西春近北小学校では冬のスポーツを楽しんでもらおうと平成2年から天然リンクをつくり1、2年生が授業をしています。
例年は1月中旬には氷が張りますが今年は今日が初の授業となりました。
児童たちは氷の感触を楽しみながら滑っていました。
西春近北小学校では今月、岡谷市でスケート教室を予定していて1、2年生は体育の時間を使ってスケートを行うことになっています。
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気温上がらず冬らしい1日
6日の伊那地域は、日中も気温が上がらず最高気温は、午後4時現在1.4 度と、冬らしい1日となりました。
朝7時30分頃の南箕輪村大芝高原です。
寒さで湖の一部が凍っていました。
また、地面には5日に舞った雪がうっすらと残り、霜柱も立っていました。
6日の伊那地域の最低気温は、午前2時29分に氷点下4.4度を記録し、日中の気温も1.4度までしか上がらず、この時季らしい1日となりました。
長野地方気象台によりますと、7日から9日までは6日と同じくらい朝の冷え込みが厳しくなるということです。
その後月曜日以降は再び気温が上がり、日中は平年より5度ほど高く8度~14度くらいになりそうだということです。 -
白ブドウの発泡酒 発売
駒ヶ根市の南信州ビールは、伊那市の伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培した白ブドウを使った発泡酒「シャルドネホップ」を、4日に発売しました。
この発泡酒に使われている白ブドウはヨーロッパ品種の「シャルドネ」です。
伊那市西春近の寒天メーカー・伊那食品工業㈱の子会社「ぱぱな農園」が栽培したものです。
販売を前に、南信州ビールとぱぱな農園による発表会が開かれました。
南信州ビールでは6次産業化の一環として地元農産物を使ったフルーツビールの開発に力を入れていて、これまで林檎を使ったアップルホップや赤ブドウを使ったヤマソーホップを販売しています。
今回は白ブドウを使った商品の開発を模索する南信州ビールの呼びかけに、試験的にシャルドネを栽培している「ぱぱな農園」が応えて実現しました。
去年は長引いた梅雨や干ばつ・日照不足に苦労したものの600キロのシャルドネを収穫し、仕込み作業をして先月下旬に完成しました。
スッキリとしたブドウの味の特徴を生かすため、麦芽と果汁のバランスを果汁75%とし、ホップは苦味を抑えシャルドネの香りと調和するドイツ産アロマホップを使用したということです。
シャルドネホップは、330ミリリットル入りで参考小売価格は476円(税抜)。
上伊那を中心とした酒販店で販売されます。 -
カメラ・リポート 御子柴高枝さん
植物や動物、太陽など様々な模様を組み合わせて描く“ヘナアート”。伊那市を拠点にその活動を世界に広げようと模索するヘナアーティスト御子柴高枝さんを取材しました。
伊那市前原の御子柴高枝さん 28歳。
御子柴さんは、2年前からヘナアーティストとして活動し、国際コンテストなどに作品を出品しています。
ヘナアートは、植物や動物、太陽など様々な模様を組み合わせて描きます。
御子柴さんのアートは、インドなどの南アジアやアフリカで昔から女性の肌に直接描くことでお守り代わりになるとされてきたヘナアートから生まれました。
「ヘナ」という植物を原料にしたインクが使われていて、模様は1週間程で消えます。
幼い頃からイラストを描くことが得意だった御子柴さん。
ヘナアートに出会ったのは6年前、22歳の時。
ずっと憧れていたアメリカ・ロサンゼルスへ1人で旅行に行った時でした。
その1年後には、語学留学のため、再びロサンゼルスに1年間行きました。
御子柴さん「こういう生き方あるんだ、とかこういう考え方があるんだっていうのをいろんな国の人の意見とか聞けたりして。プロアマ問わずみんな好きに表現して好きに作品を描いて、それに対してものを言う人がいなかったので、でもそれって普通の生き方だよなって思って。私も全然絵は分からないけど描きはじめました」
留学中は、夜のダウンタウンで開かれるイベント「アートウォーク」でブースを出展。
毎回行列ができ、全員分を描き切れずに終わることもありました。
帰国後、ヘナアートを仕事にすることを決め、独学で作品を描きはじめました。
御子柴さん「(都会だと)自分に集中できなくて、いろんな遊びがあっていろんな人がいるから自分がなくなっちゃう。自分に集中できるのが、伊那市です」
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環境展 絶滅危惧種を学ぶ
絶滅危惧種のチョウ「ミヤマシジミ」の保護活動を行っている、ミヤマシジミ研究会による環境展が、伊那市役所で開かれています。
環境展ではミヤマシジミの標本や写真、調査資料などが並べられています。
ミヤマシジミは2、3センチほどのチョウで、コマツナギという植物の花の蜜を吸います。
ミヤマシジミ研究会によると、コマツナギが成長する田んぼのあぜなどが減ったことから、ミヤマシジミも減少してきたということです。
環境展は、信州大学や地域住民などでつくるミヤマシジミ研究会が、チョウの保護活動に関心を持ってもらうおうと、毎年開いています。
環境展は今月14日まで市役所1階のロビーで開かれています。
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高遠藩の借用書 宮田で発見
明治時代の初め、財政が苦しかった高遠藩が駒ヶ根市出身の実業家・田中平八から五千両を借りたことを証明する古文書がこのほど発見され、3日にお披露目されました。
この日は、宮田村の宮田村民会館で報道向けに古文書が公開されました。
明治3年・1870年、財政が苦しかった高遠藩が、東京証券取引所の立ち上げに関係したとされる駒ヶ根市出身の実業家・田中平八に宛てた借用書です。
その金額は五千両。現在の金額にして、およそ1億円にあたるということです。
これは、宮田村で代々造り酒屋を営んでいた代田家の蔵からみつかったものです。
平成28年から29年にかけて代田家が宮田村に寄贈した骨董品などの中にあったものです。
代田家は借用契約の保証人になっていたということです。
宮田村古文書整理室の池上和子さんは「小さい藩だが城があって江戸にも屋敷があり、家来も大勢いた。逼迫した状況が積み重なって、最終的には火の車という状態が続いていたのではないか」と話していました。
宮田村文化財担当係の小池勝典さんは「著名な田中平八が、高遠とつながりがあったということを証明する非常な貴重な資料。こういったものが宮田村にあるということを知ってもらいたいし見てもらいたい」と話していました。
今回見つかった古文書などは、14日から宮田村民会館で開かれる展示会で一般に公開される予定です。 -
写真展 羊と過ごした2年半
伊那小学校3年森組の児童が飼育してきた羊の写真展が、伊那市のいなっせで開かれています。
いなっせ2階のギャラリーには、児童らがこれまで撮影してきた62枚の写真が並んでいます。
総合的な学習の時間で羊の飼育を通して、「命の大切さ」などについて学んできました。
4月にクラス変えとなることから、2年半の思い出が詰まった写真展を開きました。
写真展は6日まで開かれています。
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「立春」3月中旬並みの気候
2月4日は立春です。暦の上では春が始まる日とされています。
4日の伊那地域の最高気温は10.5度で、3月中旬並みの陽気となりました。
伊那市荒井の造り酒屋・宮島酒店では、立春に合わせて搾りたての酒を味わってもらおうと「立春朝搾り」の出荷作業が早朝から行われました。
午前3時。まだ辺りが暗い中、宮島酒店の従業員10人が出荷に向け作業を行っていました。
搾りたての生原酒を味わってもらおうと、タンクから瓶詰め機に直接ホースで繋ぎ、詰めていました。
午前4時半、瓶詰めが終わると酒販店やボランティアも加わってラベル貼りが行われました。
「令和二年庚子二月四日」と書かれたラベルが貼られ、フタには「立春朝搾り」のシールが貼られます。
午前7時からは神事が行われ、立春朝搾りのお神酒で乾杯し、搾りたての味を確かめていました。
杜氏の宮下拓也さんは「立春の朝日を感じるようなそんな味わい」と話していました。
立春の日の早朝に搾りあがった生原酒をその日のうちに味わってもらおうと毎年行っていて、今年で20年になります。
宮島敏社長は「この時期がくると春が来たなという感じ。災害のない平和な一年になるよう祈念したので、呑んだみなさんが平穏無事に過ごしてもらえたらうれしい」と話していました。
立春朝搾りは、720ミリリットル入りが1,600円(税別)、一升瓶が3,200円(税別)で、伊那市内では酒文化いたやで購入することができます。 -
VC長野長田主将 e-TaxをPR
確定申告の受付開始を前に、自宅で申告書が作成できる e-TaxのPRイベントが4日、伊那市荒井の伊那税務署で行われました。
この日は、一日税務署長に委嘱されたVC長野トライデンツの長田翼主将がe-Taxを体験しました。
長田さんは、職員から説明を受け、医療費控除の確定申告書を15分ほどで作成しました。
長田さんは「指示に従って入力するだけで金額も算出されるので、便利だし、誰でも簡単にできて良いと思います」と話していました。
「e-Tax」は、税に関する手続きを国税庁のホームページで行うことができるシステムです。
2019年から、スマートフォンでの申告も始まっています。
2019年まではスマートフォンで申告ができなかった、2か所以上の給与所得がある人や年末調整が済んでいない人も、今年からは利用できるようになりました。
伊那税務署の篠原和幸署長は「パソコンを持っていなくてもスマートフォンがあれば誰でも簡単にできるのでぜひ活用してもらいたい」と話していました。
伊那税務署の平成31年・令和元年分の確定申告は、2月17日から伊那市のいなっせで始まります。
土日・祝日を除く午前9時から午後4時までとなっています。