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総合学習の成果 味わう
伊那市の伊那中学校の3年生は総合学習で取り組んできた「食」についての学習成果を味わってもらう「食フェス」を25日学校で行いました。
食フェスでは3年生の他に、市内の飲食店等がブースを出し、生徒達や訪れた保護者が伊那の味を楽しんでいました。
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2040年目標人口の引き下げへ
伊那市地方創生総合戦略審議会がきょう市役所で開かれ、来年度からの第2期伊那市地方創生総合戦略の試案が示されました。
第2期計画は来年度から5年間を計画期間とします。
25日は事務局から総合戦略と人口ビジョンの試案が示されました。
このうち2040年の目標人口については、第1期計画の6万5千人から引き下げる事が確認されました。
これは平成27年度の国勢調査を基にした人口推計の5万1千人と大きくかけ離れていることから、実態を踏まえた数値を設定する事にしました。
具体的な目標人口は次回の審議会で検討されます。
委員からは「女性の転入を増やす対策が必要」「健康寿命を延ばせるような取り組みも必要だ」といった意見が出されていました。
次回の審議会は来年1月に開催され、2月に意見募集を行い、3月に策定される計画です。
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GPSで子ども見守り
伊那市は来年1月から伊那東小学校の1年生と伊那北小学校の4年生を対象にGPS端末を利用した子どもの見守り実証事業を始めます。
実証事業で使用するGPS端末です。
大きさは縦横5センチ、厚さ2センチで重さはおよそ60グラムです。
中部電力が提供する位置情報配信サービスを利用し、登録した保護者のスマートフォンで下校や帰宅の通知、子どもの現在位置、移動履歴が確認できます。
1月からの実証事業では伊那東小学校の1年生102人と、伊那北小学校の4年生76人を対象に実施する予定です。
地域住民による登下校の見守りが行われていますが、伊那市では登下校時に保護者不在の家庭があることや見守りを十分に行えない地域があることが課題と話します。
実証事業では異常があった場合の対応についても地域と連携し検証する事にしています。
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アルストロメリア 出荷ピーク
上伊那が日本一の生産量を誇る花「アルストロメリア」の出荷作業が、年末年始の需要期に向けて本格化しています。
伊那市東春近の花卉農家、酒井弘道さんの家では、年末の出荷作業がピークを迎えています。
午前中は収穫作業を行い、午後は選別と箱詰めが行われます。
上伊那では、夏場涼しく、冬場晴天の日が多いことから、年間を通じてアルストロメリアの栽培が行われています。
栽培に適していることから、日本一の生産量、1,300万本を出荷しています。
アルストロメリアを出荷するときに栄養剤と殺菌剤を入れた袋を一緒に入れることで長持ちさせています。
年末年始の出荷作業は24・25日がピークで、酒井さんのハウスでは、2日間で1万本を出荷するということです。
酒井さんは「今が一番忙しい時期。年末年始は花屋も花の数が欲しい時期なのでなんとかしたいと思います」と話していました。
年内の作業は25日までで、再開するのは年明けだということです。 -
遠照寺が日蓮宗の「宗門史跡」に
伊那市高遠町の遠照寺が、日蓮宗の審議会から、重要な史跡にあたる「宗門史跡」として認証されました。
長野県内では初めての認証となります。
24日は、遠照寺の松井教一住職が市役所を訪れ、白鳥孝市長に認証を報告しました。 -
駒工のコマレンジャーがスマホ指導
駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校の生徒が24日、伊那市の伊那西小学校の児童にスマートフォンの正しい使い方を教えました。
この日は駒ヶ根工業高校の情報技術科と、コマレンジャー同好会の生徒が、SNSを利用する時の注意点などを説明しました。
SNSに投稿された画像に映り込んだ壁やカーブミラー、車のボンネットの反射などから自分の居場所が特定されるリスクがあると話しました。
また、実名は載せないこと、音声は消して投稿することを児童に呼びかけました。
ある児童は「よくSNSを使うが知らないことがあった。今回教わったことを忘れずにいたい」と話していました。
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㈱サーチ 社協に車椅子など寄付
パチンコホールの経営などを行う伊那市境の株式会社サーチは24日、車椅子と介護予防器具を伊那市社会福祉協議会に寄付しました。
この日はサーチの川上裕営業部長が山寺の福祉まちづくりセンターを訪れ、寄付しました。
寄付されたのは、多機能型車椅子2台と、機能訓練で使用される介護予防器具2台です。
多機能型車椅子は、肘掛が上に上がるもので、乗り降りしやすく利用者、介助者の両者にとって利便性が高いということです。
サーチでは、地域への感謝を込めて毎年この時期に市社協の希望に沿ったものを寄付していて、今年で9年目になります。
川上営業部長は「日頃から地域のみなさんにはお世話になっています。今後も寄付に協力できるよう頑張っていきたい」と話していました。
市社協の篠田貞行会長は「希望の品をいただきありがたい。早速利用させていただきます」と感謝していました。
市社協では、デイサービスセンターで利用することにしています。 -
高遠町など一部地域で積雪
22日の夜から今日の朝にかけ伊那地域でも雪が降り、伊那市高遠町など一部の地域で積雪がありました。
今朝の伊那市高遠町です。
長野地方気象台によりますと、日本の南を低気圧が東に進んだ影響で、22日の夜から23日の朝にかけ、県内の広い範囲で雪が降りました。
伊那地域では今シーズン初めて一部地域で雪が積もりました。
高遠町商店街では、商店主らが朝から雪かきをしていました。
待ちに待った積雪に子どもたちは大喜びです。
高遠第2第3保育園の園児は、保育園の裏山でそり滑りをしました。
そり滑り用のコースは保護者が草を刈るなどして整備したもので、23日は年少から年長までの22人が楽しみました。
雪不足の影響でオープンが延期となっている伊那スキーリゾートです。
22日の雪で、コースの全面がうっすらと雪に覆われました。
スキー場を運営する株式会社伊那リゾートでは、更なる積雪に期待しています。
この雪による交通機関への影響はありませんでした。
長野地方気象台によりますと、長野県南部は水曜日以降平年より気温の高い日が続くということですが、朝晩は冷え込むとして道路の凍結などに注意するよう呼び掛けています。
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クリスマス前 菓子店大忙し
24日のクリスマスイブに向け、伊那市内の洋菓子店はケーキ作りに追われています。
伊那市山寺の和洋菓子店フランセ板屋では、あすのクリスマスイブに向け、ケーキ作りに大忙しです。
今年はクリスマス期間中に2,000個を作る予定で、ピークとなる明日は、1000個の販売を見込んでいます。
23日は朝6時から10人体制で作業を行っていて、普段は販売を担当するスタッフもケーキ作りを手伝います。
スポンジの間に生クリームといちごを挟み、クリームを全体に塗っていきます。
別の部屋では、仕上げのデコレーションの作業です。
フランセ板屋では、スポンジと生クリームの味のバランスにこだわっているということです。
店頭にはケーキが並び、買い求める人の姿がありました。
フランセ板屋では、ケーキの予約受付はすでに終了していますが、店頭販売を行うということです。
価格は、5号が税込み3,100円、6号が3,800円となっています。
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荒井区子どもクリスマス会
伊那市荒井の子どもたちがゲームなどをして楽しむクリスマス会が22日伊那中学校で開かれました。
クリスマス会には、荒井区の小学生167人が参加し、ゲームを楽しみました。
会場の飾りつけやゲームの内容は、6年生作る実行委員会が企画しました。
司会進行係や、レクリエーション係、音楽係などに分かれ準備をしてきたということです。
〇×クイズでは、荒井区の子どもたちが通う伊那小学校にちなんだものや、来年の干支に関するクイズが出題されました。
子どもクリスマス会は、地区の役員で作る荒井区青少年育成会が開いたもので、今年で35回目です。
荒井区青少年育成会では「この会をきっかけに新しい友達を作って、来年も子どもたちに元気にすごしてほしい」と話していました。
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田楽座 餅つきで地域住民と交流
伊那市富県の歌舞劇団田楽座の餅つきイベントが、22日開かれました。
イベントでは、20キロのもち米が用意され、訪れた人たちが餅つきをしました。
このイベントは、地域の人やファンとの交流の機会にしようと毎年開かれています。
もちがつきあがるときなこやしょうゆで味をつけ訪れた人たちが味わっていました。
会の途中で獅子舞が登場し、舞を披露しました。
今年一年の厄落としにと、訪れた人たちの頭を噛んでいました。
田楽座の中山洋介代表は「来年も日本の文化を多くの人に伝えていきたい」と話していました。
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伊那スキーリゾートオープン延期
伊那市西春近の伊那スキーリゾートは、21日から営業開始を予定していましたが、雪不足により延期することを決めました。
21日昼ごろの伊那スキーリゾートです。
雪はまばらで、頂上付近は地面が見えています。
伊那スキーリゾートによると、スノーマシンを使った人工的な雪づくりは、氷点下2度以下にならないとできないということです。
今年は暖かい日が続き、これまでに数回しかスノーマシンを稼働させられていないということです。
そのため今シーズンは、去年と比べ1週間から10日ほど遅れていて、あすもオープンを延期することが決まっています。
伊那スキーリゾートは、「気温や湿度に左右されるが、今後の冷え込みに期待したい」と話していました。
伊那スキーリゾートは、来週半ばのオープンを目指すということです。 -
小学生対象書き初め教室
小学生を対象にした書き初め教室が、伊那市のいなっせで、21日開かれました。
書き初め教室では、上伊那地域の書道の指導者らでつくる、書晋会のメンバー5人が講師を務めました。
小学生は各学校の冬休みの課題をメンバーに教わりながら書いていました。
書晋会のメンバーは、字の中心がぶれないように筆をおろす位置に注意し、名前も作品の一部と意識して、最後まで集中して書くようにアドバイスしていました。
小学生を対象にした書き初め教室は、伊那市生涯学習センターが開いているもので、30人が参加しました。
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みはらしファームにイルミネーションお目見え
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで20日にクリスマスイルミネーションの点灯式が行われました。
20日は、クリスマスソングに合わせてイルミネーションがお披露目されました。
中央のツリーは、高さ6.5mで、木材を円すい状に組んで作ったということです。
みはらしファームは今年オープンから20年目を迎え、様々なイベントを企画してきました。
イルミネーションは、そのフィナーレを飾るものです。
他にも、来園者とスタッフ合わせて372人で作った20mの織物を使った物もあります。
みはらしファームのクリスマスイルミネーションは26日までで、時間は午後4時30分から午後8時となっています。
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若手高校教諭が働きがいなどを語る
長野県教育委員会は、高校教員の仕事について知ってもらい将来の選択肢の1つにしてもらおうと、高校生と保護者を対象にした催しを21日、伊那市内で開きました。
会場の伊那北高校には、南信地域の高校生と保護者およそ20人が集まりました。
県立高校や中学校で働く若手の教員5人が、仕事のやりがいや苦労などを話しました。
ある教員は、「教科指導、クラス運営、部活顧問など、学校には自分の過ごす【場】がいくつもある。その【場】を通して得たことを生徒に還元していくことが魅力の1つだ」と話していました。
この催しは、キャリア教育の一環として県教育委員会が開いたもので、今年で2年目です。
県教委では、「自ら学び続け子どもや保護者に寄り添うことができる教員を目指してほしい」と話していました。 -
しめ飾りづくり教室
年の瀬を迎え伊那市の富県小学校では児童が、地元のお年寄りと一緒にしめ飾りを20日つくりました。
富県小学校では毎年、郷土の文化を受け継ごうと、全校児童でしめ飾りづくりに取り組んでいます。
このうち高学年の児童は体育館でしめ飾りをつくりました。
20日は、富県地区の高齢者16人が訪れ、子どもたちに縄のないかたなどを指導しました。
最後に飾りををつけて完成です。
出来上がったしめ飾りは、子どもたちが自宅の玄関などに飾り正月を迎える準備を整えるということです。
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聖火ランナー アシカさんに聞く
東京オリンピックの聖火リレーのランナーに伊那市在住のユーチューバー アシカさんが選ばれました。
聖火リレーを走るアシカさんに話を聞きました。
アシカさんは、伊那市在住、木曽郡南木曽町出身の23歳です。
去年4月からユーチューバーとして活動していてチャンネル名は「ポコアポスト」です。
友人と2人で、木曽地域の観光地などを巡り、情報を発信しています。
アシカさんに聖火リレーへの意気込みを聞きました。
県内の聖火リレーは来年4月2日と3日に予定されています。
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伊那西スケート場 営業見通し立たず
20日営業開始を予定していた伊那市横山の天然リンク 伊那西スケート場は、グラウンドに水が溜まらず、営業の見通しが立っていない状況です。
20日は関係者が集まり今シーズンの安全祈願祭が行われました。
現在グラウンドの半分は水がなく、土が見えている状況です。
伊那西スケート場は、昨シーズン、グラウンドに水が溜まらず、営業できませんでした。
伊那市によりますと、今年は11月末から水を入れ、重機で土と水を混ぜ溜まりやすくする作業を行ってきましたが現時点で営業の見通しは立っていないということです。
伊那市では、一部でも結氷すれば営業を検討したいとしています。
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市民大学講座 「音楽と花」
伊那市で活動している音楽コーディネーターで華道家の北沢理光さんを講師に招いた、まほら伊那市民大学の講座が、19日ニシザワいなっせホールで開かれました。
北沢さんは講座で、音楽や花との出会いや、これまでの人生について語りました。
北沢さんは、伊那文化会館を誘致するため、1983年に34歳で務めていた会社を退社し、伊那フィルハーモニー交響楽団や、いな少年少女合唱団などの音楽団体を立ち上げてきました。
また、華道の家元としても活動していて、いなっせのステージなどを飾っています。
今回は生け花の実演も披露されました。
北沢さんと親交のある、伊那市のピアニスト、石川みどりさんのクリスマスソングに合わせ、ぽポインセチアを使った生け花が作られました。
ある男性は「音楽や花などには今まであまり関心が無かったが、講座をきっかけに興味を持てたと思う」と話していました。
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美和・小渋ダム記念シンポジウム
小渋ダム完成から50年を記念するシンポジウムが、8日、中川村で開かれました。
シンポジウムでは国土交通省中部地方整備局勢田昌功局長は「ふたつのダムの治水・発電など様々な機能を継続的に維持するよう務めていくことを約束したい」とあいさつしました。
伊那市の美和ダムは昭和27年に工事着手、総工費31億6千万円で昭和33年に完成した重力式コンクリートダムです。
一方、中川村・松川町にある小渋ダムは昭和38年に工事着手、総工費83億3千万円で昭和44年に完成しました。
天竜川水系初のアーチ式コンクリートダムです。
両ダムとも洪水調節・かんがい用水・発電の役割を持つ多目的ダムです。
シンポジウムでは伊那市出身の切り絵作家・浦野栄一さんの作品を焼き付けた陶板が披露されました。
陶板はそれぞれのダムに設置されます。
シンポジウムは、節目の年にダムの役割を再認識し、過去の水害や今後の対策について学ぶことで防災意識の向上を図ろうと、天竜川統合ダム管理事務所、三峰川総合開発工事事務所などで作る実行委員会が開いたもので、およそ250人が出席しました。
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2020年の上伊那の米生産目標決まる
2020年の上伊那で生産する米の生産目標数は28,305トンとなり、今年に比べて228トン減りました。
18日は、伊那市の伊那合同庁舎で農業再生協議会上伊那地方部総会が開かれ、米の生産目標が決まりました。
上伊那の2020年の米の生産目標数は、今年より228トン少ない28,305トンです。
市町村別では、伊那市が12,105トン、箕輪町が2,310トン、南箕輪村が1,534トンとなっています。
米の需給動向は、今年と同水準が維持される見込みだということです。
総会には、各市町村関係者やJA上伊那などおよそ40人が参加しました。
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糖尿病患者の災害時対応について講演会
糖尿病患者の災害時の対応についての講演会が、伊那市の伊那中央病院で18日、開かれました。
18日は、災害時の備えをテーマに、準備しておきたい薬や、避難生活の注意点などが紹介されました。
講師は、伊那中央病院の看護師堀米亜樹さんです。
堀米さんは、「飲み薬の名前を覚えたり、普段の血糖値がどれくらいなのか知っておくなど普段から心がけることが大切です」と話していました。
また、災害時には優先的に食事をとることや、ゆっくり良く噛んで食べ、塩分を控えることが重要だと解説していました。
伊那中央病院では、糖尿病のほかに心臓病や脳卒中など毎年各種教室を開いています。 -
東農大生 伊那で酒造り学ぶ
東京農業大学醸造科学科の3年生5人が伊那市内のシードル醸造所と酒蔵に泊まり込みで酒造りを学んでいます。
シードルを醸造しているカモシカシードル醸造所に実習に訪れているのは、東農大の佐藤蓉さん、藤原あみさん、安田未来さんの3人です。
東京農業大学によりますと実習は毎年この時期に全国およそ60社の酒蔵で行われています。
上伊那広域連合と東農大の包括連携協定がきっかけとなりカモシカシードルで今年初めて学生を受け入れました。 -
就労支援施設へ 干支の置物贈る
伊那市御園の小松養蜂園は、来年の干支「ねずみ」をモチーフにした蜜ろうの置物をきょう、障がい者支援事業所の利用者にプレゼントしました。
18日は小松養蜂園の小松実治さんが伊那市福祉まちづくりセンターを訪れ、蜜ろうで作ったねずみの置物を手渡しました。
伊那市社協の「ゆめわーく」で養蜂園の巣箱の組み立てを行っていることが縁で毎年、干支の置物をプレゼントしています。
置物は型に蜜ろうとクレヨンを溶かし入れつくります。
30分程で固まり、型を外すと完成です。
今年はおよそ300個を作り、このうちの120個を伊那市社協の3つの施設に贈りました。
これからも利用者同士が仲良くしてほしいとの願いを込め「ひとりだけでない みんなの力」と書かれたメッセージを添え渡しました。
置物を受け取ったある利用者は「毎年楽しみにしています。家の玄関にかざりたい」などと話していました。
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第2期子ども・子育て支援事業計画 素案
伊那市は保育サービスや支援施策の基本となる「第2期子ども・子育て支援事業計画」の素案を昨夜示しました。
17日は市役所で伊那市子ども・子育て審議会が開かれ、市側が素案を示しました。
第2期計画は、来年度から令和6年度までの5年間を計画期間としています。
素案では「子どもと親の笑顔があふれ、安心して子育てできるまち いなし」を目標としています。
施策では子どもの貧困対策が新たに加えられ、ひとり親世帯の生活支援などが盛り込まれています。
この他に力を入れ取り組むものとして医療ケアが必要な子どもの就学支援、児童虐待の予防と早期発見、保育士の確保と処遇改善をあげています。
委員からは「保育の質についても評価してほしい」「インターネットのリスクへの対応を具体的に入れてほしい」などの意見が出されていました。
伊那市では、来年1月に原案を示し、ホームページなどでパブリックコメントを募集し、2月の審議会で最終案を示す事にしています。
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聖火リレー 西町から御園 2.3km
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、聖火リレーの実施市町村ごとの走行ルートの詳細を17日に発表しました。
発表されたうち伊那市のルートは、西町から御園までほぼ直線の2.3キロとなっています。
出発地点は西町の春日公園下交差点です。
春日公園下交差点を出発したランナーは、北へ向かい、伊那市駅前や中心市街地を抜けていきます。 -
「山紫」に100%ジュース仲間入り
伊那市の山ぶどうを使ったワインやジュースのブランド「山紫」に、新たに100%ジュースが仲間入りしました。
市役所で17日に開かれた定例記者会見でお披露目されました。
これまでは果汁60%のものは製造していましたが、今年は去年に比べて収穫量が増えたことから100%ジュースを製造しました。
1本500ミリリットル入りで、980円。353本の限定販売となっています。
山ぶどうは伊那市の11軒の農家でつくる生産者の会が栽培しています。
城倉友幸会長は「一口飲んでみれば、甘さや濃さなど普通のジュースとの違いがわかるので、ぜひ多くのみなさんに味わってもらいたいです」と話していました。
果汁100%のジュースは、高遠さくらホテル、みはらしファーム、アンサンブル伊那、伊那ワイン工房で、18日から販売されます。 -
一七会 経木を使って正月料理
アカマツを0.2ミリほどに薄く削った「経木」を使った正月料理教室が、伊那市内で17日開かれました。
経木は、料理の見栄えがより良くなるように鮨の下に敷いたり、魚の煮つけが煮崩れしないように鍋底に敷いて使いました。
経木は、伊那市の株式会社やまとわが、上伊那産のアカマツを使い作ったものです。
やまとわの従業員と料理教室の生徒、大高一克さんが親しいことがきっかけとなり企画されました。
やまとわによりますと、経木は通気性・吸水性・抗菌性に優れ、木の香りが食材のうまみを引き立てるということです。
やまとわでは、アカマツの経木を来年から販売する予定です。
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信州ねんりんピック2人が最優秀賞
9月に飯山市で開かれた60歳以上のスポーツや文化の祭典2019信州ねんりんピックで、伊那市在住の2人が最高賞にあたる長野県知事賞を受賞しました。
20日は、伊那合同庁舎で表彰式が行われ、長野県長寿社会開発センター伊那支部の丸山敏樹支部長から受賞者に表彰状が贈られました。
伊那市西箕輪の高林千尋さん78歳は、日本画の部で県知事賞を受賞しました。
4月のまだ雪が残る時期に、自宅近くで近所の人が野焼きをしていたところを墨で表現したということです。
伊那市西春近の保科文夫さん85歳は、手工芸の部で県知事賞を受賞しました。
銅の板にチョウや菊の花の模様をつけた刀の鍔で、完成するのに1年半かかったということです。
ねんりんピックは、60歳以上の人を中心に、スポーツ・文化・健康・福祉の総合的な祭典として毎年開かれています。
厚生労働省の創立50周年を記念して1988年に始まりました。
上伊那では他に、宮田村の女性と飯島町の男性が最高齢者賞を受賞しています。 -
伊那市議会記念誌が完成
平成の時代の伊那市議会の変遷をまとめた、伊那市議会記念誌が完成し、16日伊那市役所でお披露目されました。
合併後の平成18年から伊那市議会の活動や歴史が記された記念誌です。
この日は、市役所で黒河内浩議長らが、作成した経緯を説明しました。
記念誌は、全72ページで、歴代議長の座談会、市に対する市議会の取り組み、市長提言や申し入れなどが記されています。
記念誌の作成には議員ら8人が携わっていて、去年6月から検討を重ね、取り組んできたということです。
伊那市議会記念誌「合併後の伊那市議会の軌跡」は、230部作られ、OB議員や市役所の各部、伊那図書館などに配布されるということです。
また一般には、来週から、市のホームページで掲載され閲覧することができるようになるということです。