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転入者「働く場が必要」6割
伊那市が行った転入者を対象にしたアンケート調査で、伊那市に住み続けるためには、働く場所が必要だとの回答が6割を占めました。 アンケート調査は、伊那市が地方創生総合戦略の策定を進める上で、市民の意見を参考にしようと行いました。 転入者と転出者、結婚・出産・子育てに関する意識調査の3種類を7月から8月にかけて実施し、28日開かれた審議会で報告されました。 伊那市に転入し、1年以上市内に住んでいる1,000人を対象にした調査では、72%が住みよいと回答しています。 今後も伊那市に住み続けたいかとの問いには、43.1%がこれからも住み続けたい、わからないが24.7%、将来は市外に引っ越したいが19.4%でした。 7割が満足と回答していて、買い物などの日常生活の便利さ・緑や水辺などの自然環境をあげた人が5割を超えています。 逆に不満足と答えた人の半数近くが買い物など日常生活が不満足と回答しています。 伊那市に住み続けるために何が重要かとの問いに、働く場があることが60.9%、医療環境がよいことが54.6%、福祉環境がよいことが46.4%となっています。 一方、伊那市から転出した1,000人を対象にした調査では、8割近くが住みやすかったと 回答し、機会があればもう一度伊那市に帰りたいかとの問いには、帰りたいが38.4%、帰る気はないが23.7%でした。 また、市内に住んでいる1,000人を対象にした結婚・出産・子育てに関する調査では、子育て環境に関して、経済的な支援が53.4%、保育サービスの充実が41.3%、妊娠・出産に対する支援が34.2%、今後も伊那市に住み続けたいかとの問いには、暮らし続けたいが47%と最も高くなっています。 伊那市では、これらの調査から、子育て・教育環境の育・就労の場の職・住まいの住の充実が求められているとまとめています。
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上伊那広域消防本部ドローン導入へ
上伊那広域消防本部は、災害時の被害状況の調査や救助者の発見などに活用するため、小型無人機ドローンを導入したいとの考えを28日に示しました。 この日は伊那市役所で上伊那広域連合8月定例議会が開かれ、議員から出された質問に白鳥孝連合長が答えました。 今年3月、伊南防火管理協会が解散するにあたり、伊南北消防署に小型無人機ドローン1台が寄贈されました。 県内の消防署でドローンを配備したのは初めてだということです。 これまでにドローンの活用実績はなく、活動状況をみてさらに1台導入するか検討するということです。 ドローンを導入することで、隊員や車が行くことのできない危険な現場などで活用でき、早急な捜索活動に繋げたいとしています。 7月に、管理者や判断基準などを定めた「小型無人航空機運航要領」を策定しました。 現在、伊南北消防署と消防本部にそれぞれ1人ずつ操縦することができる職員がいます。 広域消防本部によりますと、行方不明者の捜索や火災範囲の確認など、4月から8月までにドローンが必要と思われた事例は13件あったということです。 白鳥連合長は「活用することで素早い活動方針の決定に繋がる。活用、導入を前向きに検討したい」としています。
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第55回兜陵祭に合わせて 創立90周年記念植樹
29日から2日間の日程で、伊那市高遠町の高遠高校の第55回兜陵祭が行われます。 28日は文化祭を前に、学校創立90周年を記念して校内の花壇にコナラやモミジなどを植樹しました。 第55回兜陵祭のテーマは、「Restart 新たな歴史の幕を開けろ!」です。 文化祭に合わせて今年学校創立90周年を迎える記念に、コナラやモミジなどの苗木をクラスごと1本ずつ、全部で9本植えました。 来年6月に長野県を会場に開催される「第67回全国植樹祭」に合わせて県の職員などで作る実行委員会が学校に苗木を90本贈呈し、生徒たちが6月から育ててきました。 全国植樹祭のポスターの原画に、芸術コース3年の中村実紘さんの作品が選ばれたことなどが縁で今回苗木が贈られました。 第55回兜陵祭は29日から2日間の日程で行われます。 1日目は校内祭で、一般公開は2日目の30日(日)午前10時30分からです。 実行委員会から贈られた苗木のうち70本は一般に配布されることになっていて、午前11時から正門付近で受け取ることができます。
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天竜川上流域の砂防施設などを見学する「キャンプ砂防2015」
天竜川上流河川事務所が管理する天竜川上流域の砂防施設などを見学する「キャンプ砂防2015in天竜川」が5日間の日程で行われました。 見学には、金沢工業大学と日本大学の学生2人と飯田OIDE長姫高校の生徒2人が参加しています。 これは、天竜川上流域にある砂防施設などを見学し、地域の人々の暮らしについて関心を深めてもらうとともに、将来の職業選択に役立ててもらおうと天竜川上流河川事務所が開いたものです。 25日は美和ダムの施設を見学しました。 美和湖では大雨の時に細かな土砂を下流に送る「土砂バイパストンネル」が試験運用されています。 細かな土砂がダムを迂回することにより砂が貯まるのを防いでいます。 平成18年から25年までに12回試験運用が行われ、平成25年9月の大雨の時には土砂や水など244トンのうち、179トンを下流にバイパスしたということです。 砂防キャンプは28日まで行われる予定で、伊那市の他に駒ヶ根市や飯田市の施設も見学することになっています。
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担い手経営体・新規就農合同セミナー
農業の担い手となる経営体や、新規就農者を対象にしたセミナーが27日伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 JA上伊那では、地域農業の活性化や持続的な農業経営への取り組みを進めようと、毎年この時期にセミナーを開いています。 セミナーでは、2006年に宮田村でりんご農家として新規就農し、今年で10年目となった杉山栄治さんが実践報告をしました。 就農した当時扱っていた品種は10種類でしたが、現在では46種類のりんごを育てていて、「自分自身りんごが好きで、園の売りになると思い種類を増やした。いろんな選択肢がある今の社会の中で、りんごの中でも選択肢が広がり、りんごに特化した経営ができる」と話していました。 杉山さんは、「農家として自立するのは当たり前で、そのうえで、考え行動をして、地域の中の役割をはたして行くことが大事です」と話していました。 セミナーには、認定農業者や集落営農組織の代表者、新規就農者など180人が参加しました。
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伊那警察署で総合防災訓練
30日から始まる防災週間を前に、伊那警察署は、大地震の発生を想定した総合防災訓練を27日行いました。 27日は伊那警察署の署員80人が参加し、大地震が発生したとの想定で訓練が行われました。 伊那警察署では、大規模な災害に備えようと、毎年この時期に防災訓練を行っています。 伊那警察署南側駐車場では、災害時に使う機器の操作訓練が行われました。 倒木や家屋の倒壊がある中での人命救助を想定し、チェーンソーで木を切っていました。 また、署員が扮する被留置者の避難誘導をする訓練では、人目につかないよう誘導し、護送車に乗せていました。 伊那警察署では、「万が一の地震発生時には、落ち着いて迅速に対応ができるよう備えたい」と話していました。
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長野県議会総務企画警察委員会が「ご当地土産」視察
長野県議会総務企画警察委員会は、回すと花びらが開くコマ「サクラコマ」などを製造している伊那市のグループ、「伊那発!製造業ご当地お土産プロジェクト」の取り組みを、27日視察しました。 この日は、県議会総務企画警察委員会のメンバーが、伊那市山寺の障害者社会就労センター「輪っこはうす・コスモスの家」を訪れました。 社会就労センターは、ご当地お土産プロジェクトのメンバーで、サクラコマなどの組み立てを行っています。 プロジェクトでは、完全地産をキャッチコピーに地元企業で製造から販売までを手掛けています。 新たな仕事を創出し、ものづくりの環境を作っていこうと活動しています。 委員からは、「製品が小さく紛失してしまいそう。子どもが遊ぶことを考えればもう少し大きいほうがいいのではないか」といった意見が出ていました。 長野県議会総務企画警察委員会では、27日・28日の2日間かけて、木曽警察署など中南信地域5か所を視察しています。
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キャンプ砂防2015in天竜川 美和ダムの砂防施設を見学
天竜川上流河川事務所が管理する天竜川上流域の砂防施設などを見学する「キャンプ砂防2015in天竜川」が5日間の日程で行われています。 見学には、金沢工業大学と日本大学の学生2人と飯田OIDE長姫高校の生徒2人が参加しています。 これは、天竜川上流域にある砂防施設などを見学し、地域の人々の暮らしについて関心を深めてもらうとともに、将来の職業選択に役立ててもらおうと天竜川上流河川事務所が開いたものです。 25日は美和ダムの施設を見学しました。 美和湖では大雨の時に細かな土砂を下流に送る「土砂バイパストンネル」が試験運用されています。 細かな土砂がダムを迂回することにより砂が貯まるのを防いでいます。 平成18年から25年までに12回試験運用が行われ、平成25年9月の大雨の時には土砂や水など244トンのうち、179トンを下流にバイパスしたということです。 砂防キャンプは28日まで行われる予定で、伊那市の他に駒ヶ根市や飯田市の施設も見学することになっています。
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信州伊那高遠の四季展 最高賞に「灯明」
3年に1度全国公募で行われる第6回信州伊那高遠の四季展の最高賞に、広島県の高山博子さんの作品「灯明(とうみょう)」が選ばれました。 26日は審査結果の発表が信州高遠美術館で行われました。 最高賞の信州伊那高遠大賞に選ばれた、広島県の高山博子さんの「灯明(とうみょう)」です。 長谷に伝わる民話「孝行猿」の話を題材にしたもので、民話を題材にした作品が最高賞に選ばれたのは初めてです。 審査員は「民話を題材に選んだ点が良い。画面の構成や雰囲気作りも工夫されている」などと評価しました。 銀賞の「伊那市長賞」には、東京都の伊藤(いとう)悦男(えつお)さんの「城下町」が選ばれました。 銅賞の「信州高遠美術館賞」には、東京都の齊藤信一郎さんの「春の風景」、神奈川県の樋口幸子さんの「花園」、埼玉県の山川浩次郎さんの「老木の桜」の3点が選ばれました。 信州伊那高遠の四季展は市内の風景や行事、民俗などをテーマにした絵を3年に一度全国公募していて、319点の応募がありました。 第6回信州伊那高遠の四季展実行委員会の坂本勇実行委員長は、「地元のいいところを絵を通して再発見する機会にしていきたい」と話していました。 信州伊那高遠の四季展は、10月10日から25日まで、信州高遠美術館とかんてんぱぱホールで開かれます。
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間伐材利用 キットハウス販売
伊那市長谷中尾で森林整備などを手掛ける株式会社山匠は、間伐材を利用したキットハウスの販売を始めました。 山匠の西村和裕社長。 西村さんは、平成22年に農業と森林整備を行なう事業所、山匠を立ち上げました。 里山整備で出た間伐材を有効に活用しようと、通常は建築材として利用されない細い木を組み合わせた、キットハウスの販売を始めました。 薪でしか利用されなかった間伐材を建築材に加工する事で、収入の増加にも繋がるという事です。 西村さんは、2年前から研究を行っていて、年輪を交互に組み合わせる事で変形が少なく、建築材に適したものができるという事です。 山匠が販売するキットハウスは、伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームの加工センターの駐車場で展示されています。 基礎や水回りの工事は別途必要となりますが、広さ6畳でシステムバスや台所などがついた物は、税別で180万円です。 西村さんの会社では、今後、広さが18畳タイプのものを販売していくという事です。
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保・小・中 合同避難訓練
大地震が発生したとの想定で、伊那市西箕輪の保育園・小学校・中学校が参加した合同避難訓練が26日行われました。 午後2時、西箕輪保育園の園内に地震が発生したとのアナウンスが流れると、布団や毛布をかぶり、体を丸めていました。 揺れが収まった事を確認すると防災頭巾をかぶり、保育園の駐車場へと避難しました。 全員の避難を確認すると、保育士を先頭に、市の避難所に指定されている西箕輪中学校の体育館へと移動しました。 中学校には近くの西箕輪小学校からも児童が避難していました。 今回の訓練は、いざという時に備え、近くの保育園、小学校、中学校が協力し子供達を守ろうと行われ750人が参加しました。 西箕輪中学校の新井幸徳校長は、「今回は授業中の想定で訓練を行ったが、今後は登下校時などあらゆる場面を想定していきたい」と話していました。 最後には、保護者への引き渡し訓練が行われました。
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野草スケッチ原画展ギャラリートーク
長野県植物研究会会員の柄山祐希さんによる、野草スケッチ原画展ギャラリートークが23日、伊那市のコミュニティ・カフェ「セジュールで行われました。 現在90歳の柄山さんは元小中学校の教諭で今は植物観察の指導やガイドを行っています。 27歳から植物の細密画をかき記録する作業を行っていて会場にはそのうちの近作が並べられています。 ギャラリートークで柄山さんは植物の細密画を描くようになったきっかけなどについて話をしました。 柄山さんは「色は塗るものではなく描くのもだとプロから教わった。 描いていくことで結果として面になっていることがわかった。」と話していました。 柄山祐希野草スケッチ原画展は31日まで伊那市のコミュニティ・カフェ「セジュール」で開かれています。
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振り込め詐欺の手口学ぶ
特殊詐欺被害にあわないための方法を学ぶセミナーが24日伊那市役所で開かれました。 参加者は電話対応訓練を行い詐欺の手口などについて学びました。 セミナーは特殊詐欺の手口を学び被害防止につなげようと長野県が開いたものです。 セミナーでは県くらし安全・消費生活課課長補佐の松原寛さんが詐欺の犯人役となり電話をかけ参加者がその対応をしました。 電話に出た参加者は特殊詐欺の手口を体験し対応方法について学んでいました。 松原さんは怪しい電話がかかってきたら、きっぱりと断ること。 また「携帯電話の番号が変わった」「風邪をひいた」というキーワードが出てきたら疑うこと」と話していました。 伊那警察署管内の今年の被害は7月末現在で3件、被害額は234万4,000円で去年の同じ時期と比べて4件、2,628万円減少しています。 県では被害者の9割が特殊詐欺を知っていて、8割が自分は大丈夫だと思っていたにもかかわらず 被害にあっているのが現状としたうえで、特殊詐欺はひとごとではなく対応を身につけておくことが大切だとしています。
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「聖職の碑」完全トレース
1913年大正2年に遭難事故が発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳登山。 その登山隊が辿ったルートを歩く「聖職の碑」完全トレースが25日行われました。 朝6時過ぎ、箕輪中部小学校に建立されている遭難の碑前に集合し、黙とうをささげました。 これは西駒山荘築100年の記念イベントとして伊那市観光株式会社が初めて開いたものです。 イベントには、地元をはじめ遠くは東京都八王子市を含む8人が参加しました。 予定では、平地区間20キロ、登山道6・5キロを歩いて西駒山荘に一泊する予定でしたが天候不順のため平地のみの開催となりました。 コースは学校に残っていた報告書や日記を調べ当時のルートを再現したということです。 駒ヶ岳遭難事故は1913年大正2年に起きたものです。 集団登山中、暴風雨にあい児童、教師合わせて11人が命を落としました。 これを題材にした新田次郎の小説「聖職の碑」は映画化されました。 その遭難事故を教訓に中央アルプス将棋頭山頂上直下に1915年大正4年に西駒山荘が建てられました。 西駒山荘管理人の宮下拓也さんが案内人で朝6時30分に箕輪中部小学校を出発し、大芝、西箕輪を経て午後1時過ぎに登山道入り口の桂小場に到着しました。 伊那市観光株式会社では「来年も継続してこのイベントを計画していきたい」と話していました。
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東春近南部保育園 最初で最後の夏祭り
施設の老朽化や園児数の減少により今年度閉園し、来年度から統合が決まっている伊那市の東春近南部保育園で22日、最初で最後の夏祭りが行われました。 夏祭りは、保護者会が園児に思い出を作ってもらおうと今年初めて企画しました。 この日は、ヨーヨー釣りや木工作品づくり、わたあめなどのブースが並びました。 また、親子で一緒に楽しもうとじゃんけん列車などのイベントも行われました。 東春近南部保育園は、園児数の減少などにより今年度閉園となり、来年度から東春近中央保育園と統合します。 新しい園舎は現在東春近中央保育園の隣で建設が進められていて、南部保育園の園児が今の園舎で過ごすのは今年度で最後となります。 夏祭りの最後には仕掛け花火に火が灯され、園児に人気のキャラクターが浮かび上がりました。 矢澤怜子園長は「保護者会で4月から企画を練っていただき子どもだけでなく大人も思い入れのある夏祭りになりました」と話していました。
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伊那市平成26年度一般会計12億円の黒字
伊那市は平成26年度の決算をまとめました。 一般会計は前年度と比べ18.5%増の12億4,508万円の黒字となっています。 一般会計の歳入は前年度と比べ5.8%減の330億3,478万円。 歳出は6.5%減の317億8,970万円。 差し引き18.5%増の12億4,508万円の黒字となっています。 標準財政規模に対する借金返済額の割合を示す実質公債費比率は前の年度と比べて1.8ポイント減の12・4%。 また標準財政規模に対し将来支払う借金の割合を示す将来負担比率は28.4ポイント減の60・2%となっています。 白鳥市長は「財政健全化に取り組んできた効果があらわれてきている。」としています。 伊那市はこれら決算認定についての議案を伊那市議会9月定例会に提出することにしています。
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伊那市の移住体験ツアー参加者が住民と交流
伊那市が初めて行った、夏休み中の親子を対象とした移住体験ツアーの交流会が24日、伊那市内で開かれ、参加者と地元住民が交流しました。 ツアーには、東京都中央区を拠点に活動している子育てサークルの親子4組10人と、東京都の女子大学生でつくるサークルのメンバー2人が参加しています。 西春近の知立市野外センターで交流会が開かれ、伊那市の住民などと意見交換をしました。 交流会では、伊那市の教育、自然、産業など、それぞれの分野で活動しているメンバーが説明を行いました。 このうち、伊那市の菓子店石川の石川信頼さんは、地元産の食材を使ったお土産シリーズの第2弾となるロールケーキを紹介しました。 ツアーに参加した子育てサークル「Himemama(ヒメママ)」では、都会では、大きな声を出して遊べない、昆虫や動物に触れる機会がないなど、子どもが自由に遊べる環境が少ないという事で、もっと広い世界を体験しようと移住体験ツアーに参加したという事です。 ツアー一行は今週金曜日まで伊那市内に滞在し、企業の見学や、鹿嶺高原でのバーベキュー、鳩吹公園の散策などを行う予定です。
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「路線バス 伊那本線の一部復活を」
近隣自治体と連携して地方創生の推進を図る「定住自立圏構想」で中心市宣言をしている伊那市の白鳥孝市長は、公共交通対策として伊那本線の一部を復活させたいとの考えを示しました。 24日伊那市役所で開かれた記者会見で白鳥市長は伊那本線を復活させたいとの考えを示しました。 伊那本線は伊那市の伊那バス本社前から南箕輪村、箕輪町を経由し辰野駅前までを結んでいた路線バスです。 伊那バスによりますと国道153号を通る西回りと途中から竜東線に入る東回りがありましたが平成22年に廃止になったということです。 伊那市が中心市宣言をしている「定住自立圏構想」は箕輪町、南箕輪村との連携を想定していて各自治体で協定の議決に関する条例案が可決されたのち協定を結び公共交通対策など具体的な取り組みを始めることになっています。
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伊那市の食育について市長と教育委員が意見交換
伊那市が今年度から実施している「暮らしのなかの食」事業の取り組みについて市長と教育委員が18日、意見交換を行いました。 会議には、白鳥孝市長と教育委員13人が出席しました。 伊那市では、学校生活の中に農業体験を取り入れる食育事業「暮らしのなかの食」を、今年度から市内全ての小中学校で実施しています。 伊那西小では、学校近くの牧場と交流しチーズ作りを行っています。 西箕輪小では、地元に古くから伝わる羽広菜かぶを11月から栽培する計画です。 この日は、事業の取り組み内容について意見交換を行いました。 7月には東京大学講師で田舎暮らしを実践している内山節さんが伊那市を訪れ食育事業を視察しました。 内山さんと懇談した松田泰俊教育委員長は「自分たちで作って食べるというのは、これからの学校のあり方への問題を提起している」と話しました。 出席した委員からは「小さい頃に農業で培ったことが将来いろいろな方向で役に立つ」などの意見が出ました。 白鳥市長は「この事業の取り組みから当初考えていなかったことも見えてくるので各学校でも話し合いをしながら取り組みを進めてもらいたい」と話しました。
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森に親しむイベント わくわく森・もり
伊那市のますみヶ丘平地林で森に親しむイベント「わくわく森・もり」が23日行われました。 イベントでは、木工体験や草木染め、薪わり体験などのブースが設けられました。 伊那市では、ますみヶ丘平地林を「市民の森林(もり)」として整備してい て、このイベントは森に親しんでもらおうと開いています。 ますみヶ丘平地林は、面積がおよそ68ヘクタールで、樹種はアカマツを中心に、サワラやヒノキ、コシアブラなどがあります。 23日は市内の他、伊那市と友好提携を結んでいる新宿区から自然体験ツアーに来た親子など、およそ80人が参加しました。 伊那市では、「これだけ広い平地林は県内でもめずらしい。実際に足を運んでもらい、森の良さを感じてほしい」と話していました。
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自営業者の仕事体験 商工フェア
上伊那の自営業者が出店する第3回商工フェアが23日、伊那市のいなっせで開かれました。 商工フェアには、上伊那の飲食店や建設業、農家などが出店し、およそ30のブースが並びました。 商工フェアは、上伊那民主商工会が、自営業者の仕事を知ってもらい、地域の活性化につなげようと開いているもので、今年で3回目です。 いなっせの中では、体験コーナーが設けられました。 木工体験のブースでは、子供たちが木の船や箱などを作っていました。 会場には家族連れなどが訪れ、さまざまな仕事を体験していました。
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御子柴翔太さん 東北のソフトテニス大会で1位
静岡県出身で山形大学1年の御子柴翔太さんが、7月8日に岩手県で行われた東北学生シングルスソフトテニス選手権大会で優勝しました。 14日は、祖母にあたる伊那市荒井の御子柴静子さん宅を訪れ、優勝の報告をしました。 御子柴さんは静岡県出身で、幼稚園の時に4年程伊那市に住んでいました。 小学校に入学してからテニスを始め、大学1年生となった現在もテニスサークルに入り練習に打ち込んでいるということです。 東北地方の大学が参加する大会で、決勝では仙台大学の選手に4対2で勝ちました。 御子柴さんは、9月に開かれる次の大会でも優勝したいと意気込んでいます。
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障害者製品 ネット販売開始
伊那市内の障害者社会就労センター製品の販路拡大をはかろうと、17日からインターネットを使ったオンラインショッピングが始まりました。 17日は、福祉まちづくりセンターでインターネット販売開始式が行われ、オンラインショッピングがスタートしました。 販売されるのは、伊那市社会福祉協議会が運営するゆめわーく、輪っこはうす・コスモスの家、さくらの家の3か所の障害者就労センターの製品です。 布やビーズ製品など50品目があります。 オンラインショップの名は、伊那谷のさくら商店。 高遠コヒガンザクラのように日本中の人に知ってもらい、施設利用者の工賃アップをめざします。 オンラインショップ、伊那谷のさくら商店は、伊那市社会福祉協議会のホームページから入ることができます。
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ふるさと就職面接会
来春、大学や短大などの卒業予定者を対象にしたふるさと就職面接会が、17日伊那市のいなっせで開かれました。 参加企業は、57社で、35社だった去年を22社上回りました。 一方会場を訪れた学生数は、前回並みの65人でした。 今年は、企業の選考活動が解禁となったのが、8月1日で、4月だったこれまでより4か月遅れとなりました。 駒ケ根市出身で神奈川県の4年生大学に通っている文系のある男子学生は、「長男でもあるし、都会より田舎が好きなのでふるさとに就職したい気持ちが強い。」と話していました。 宮田村出身で岐阜の4年生大学に通っている文系の女子学生は、「岐阜と地元で就職活動をしている。この機会に地域の企業を知りたい。」と話していました。 一方採用側のある建設業者は、「60近い社員が多く、若い人材の確保を考えているが、大手での就職を希望する学生が多く、地域までまわってこない。」と話していました。 ハローワーク伊那では、「企業の採用意欲は高いので、1人でも多くの人に上伊那に就職してもらいたい」と期待しています。
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井月さん入門講座
伊那市生涯学習センターの「井月さん入門講座」が21日あり、市内にある井月の句碑をめぐりました。 21日は、市内にある井月の句碑15か所をめぐりました。 講座には、16人が参加し、伊那市文化財審議委員会の竹入弘元さんから解説を聞きました。 このうち中心市街地の小沢川にかかる伊那橋の上では、「柳から出て行(ゆく)舟の早さかな」という句を見ました。 井上井月は、幕末から明治にかけての俳人で、酒を愛し俳諧一筋に伊那で30年を過ごし、伊那で亡くなっています。 井月さん入門講座は、今年で3年目で今年は句碑めぐりをすることになっています。 11月にかけてあと3回予定されていて、上伊那地域にある句碑を見る予定です。
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二胡の音色 震災被災地へ
諏訪市を中心に中南信地域で中国の伝統的な弦楽器、二胡の教室を開いている劉鉄鋼さんと生徒有志は、10月に東日本大震災の被災地宮城県石巻市でボランティアコンサートを開きます。 7月26日、ボランティアコンサートに向けた練習がスタートしていて、月にほぼ2回のペースで当日に向け仕上げていきます。 教室を指導しているのは、中国ハルピン出身の二胡奏者、劉鉄鋼さん。 生徒のひとり、山田寿子(としこ)さんが、震災で父親を亡くしたことを知り、2013年に石巻で初めてコンサートを開きました。 東日本大震災発災から5年が経過し、風化が進む中で、被災地の人たちを忘れないよう、疲れた心を癒してもらおうと3年ぶりのコンサートを計画しました。 ボランティアコンサートには、諏訪や伊那、飯田の教室で学ぶ生徒の有志40人が参加することになっています。 現地では、2日間にわたり小学校や高齢者の福祉施設でコンサートを行う計画です。 コンサートは、10月2日と3日に行われます。 参加者たちは、現地の復興の様子も見てくる計画です。
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伊那市の幼稚園利用者負担額 来年度から1割程度減
伊那市子ども・子育て審議会は、白鳥孝市長から諮問されていた幼稚園の利用者負担金について、来年度から1割程度引き下げるとした内容に差支えないとする答申を18日しました。 この日は、伊那市子ども子育て審議会の丸山毅一委員長と大久保照子委員が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に答申書を手渡しました。 答申では、伊那市の幼稚園の利用者負担金を、国の制度改正に伴い来年度から1割程度引き下げるとしています。 負担金額は所得に応じて設定し、目安として一番人数の多い階層では26年度の負担額2万483円から1,983円減額となります。 附帯意見では「保護者負担の軽減のため、階層を細分化すべきである」としています。 白鳥市長は「子ども達の教育のために慎重な審議をしていただいた」と答申を尊重する考えを示しました。 伊那市では、保護者を対象に10月頃説明会を開き、12月議会に条例案として提出し、来年度から新しい条例を施行する計画です。
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伊那市の中心市街地バラまちフェスタ 写真コンテスト表彰式
伊那市中心商店街をバラで飾る地域活性化イベント、バラまちフェスタの写真コンテストで、伊那市日影の蜷川靖子さんの作品が最優秀賞を受賞しました。 最優秀賞を受賞したのは伊那市日影の蜷川 靖子さんの作品「伊那北駅前のバラ園」です。 満開のバラのトンネルの向こう側に街並みを写した作品で、ビルなどの構造物とバラがマッチしていると評価されました。 20日、タウンステーション伊那まちで、表彰式が行われ入賞者にフェスティバル実行委員会から表彰状が贈られました。 写真コンテストは、バラのある街並みを記録として残し、PRにつなげようと3年ぶりに行われたもので、今回は15人から30点の応募がありました。 入賞作品は、8月31日まで、伊那市通り町のタウンステーション伊那まちに展示されています。
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高齢者世帯75%が買い物週1回以下
伊那市社会福祉協議会が、市内の農村部の高齢者世帯に行った買い物環境に関するアンケート結果がまとまりました。 それによると、全体の75%が買い物は週に1回、またはそれ以下であることがわかりました。 20日は、伊那市役所で、伊那市の職員や市議会議員、商店主などが参加して、報告会が開かれ、高齢者を対象に行った買い物に関するアンケート結果が報告されました。 アンケートは、今年、4月から6月にかけて、市内で高齢者世帯率が30%を超える富県、手良、西箕輪、高遠町、長谷地区の65歳以上の高齢者のみ世帯に対し、社協の職員が聞き取りを行い、84世帯から回答を得ました。 免許がない割合は、男性が11%、女性が71.2%で、女性のほうが買い物弱者になりやすい傾向が出ています。 また、買い物の頻度は、42.9%が週に1回程度、32.1%が、それ以下で、全体の75%が、週に1回以下でした。 特に、運転免許を持たない高齢者の独り暮らしの女性が、買い物頻度が少ない傾向が見られました。 普段買い物をしている93.6%が5キロ以上離れたスーパーで買い物をしていて、71.4%が移動手段として家族の送迎を含め自動車を利用していました。 報告会では、伊那市社協が先進地視察で訪れた、沖縄県での取り組みが紹介されました。 沖縄では、地域で出資し、経営する共同売店の取り組みがあります。 共同売店では、購買機能だけでなく地域の人々が集う拠点としての複合的な機能が見直されているということです。 報告会では、参加者同士の意見交換も行われました。 出張して移動販売を行っている中心市街地の商店主のグループ「伊那まちの再生やるじゃん会」からは、行政のサポートを求める声も上がっていました。 伊那市社協では、買い物弱者対策は、伊那市に担当課を置き、複合的に取り組んでいく必要を指摘しています。 伊那市社協では、今後もこうした話し合いの場を持ちながら、買い物弱者支援の取り組みを広げていきたいとしています。
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高遠高校の生徒が乳児だっこ体験
伊那市の高遠高校福祉コースの2年生は、授業の一環で、20日乳児の抱っこ体験をしました。 この日は、高遠町保健センターで、6か月児健診があり、抱っこ体験はそれに合わせて行われました。 生徒たちは、お母さんたちからアドバイスを受けながら、赤ちゃんを抱っこしていました。 高遠高校福祉コースには「子どもの発達と保育」の科目があります。科目のなかで保育園実習などがあり、抱っこ体験もその一環です。 福祉コースには25人の生徒がいて、そのうち9人が体験を行いました。 中には、男子生徒に抱かれて泣き出してしまう赤ちゃんもいました。 福祉コースでは、10月にも、保育園実習を予定していて、子どもの成長などについて学ぶということです。