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夏山シーズンに備え 南ア遭対協救助訓練
夏山シーズンを前に南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は、万が一に備え伊那市長谷で救助訓練を4日行いました。 訓練は毎年この時期に行われていて、救助隊のメンバーや伊那警察署の署員などおよそ30人が参加しました。 このうち長谷黒河内の岩場では、ロープの結び方や救助者を引き上げるザイルワークの訓練が行われました。 隊員らはザイルの扱い方や命綱の結び方を確認し高さおよそ20メートルの岩場を登ったり降下を繰り返し行っていました。 4日の訓練ではこの他に長野県警が新たに導入したヘリコプターを使った救助訓練も行われました。 隊員らは、ワイヤーを使って降下したり、遭難した人を救助し上昇する訓練を行いました。 管轄する南アルプス北部での昨年度の遭難件数は6件で、今年度はこれまでに1件発生しています。 警察や遭対協では、登山をするときは準備をし、余裕を持った計画で臨んでほしいと注意を呼び掛けていました。
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進徳館の日 教育精神受け継ぐ
幕末1860年、高遠藩主内藤頼直が、藩士の育成を目的に創設した「進徳館」の教育精神を受け継いでいこうと5月24日、伊那市高遠町の高遠閣で式典が行われました。 この日は、市関係者や住民などおよそ150人が参加しました。 伊那市では、当時の教育精神を見つめ直そうと進徳館が創設された5月に毎年「進徳館の日」を設けています。 式典で酒井茂副市長は「進徳館の教えに学び、子ども達がずっと暮らせる伊那市を築き上げていきたい」と話しました。 高遠中学校の唐澤久樹校長は、進徳館の実学から学んで取り組んでいる活動について話しました。 唐澤校長は「相手を思いやり、地域の人と関わりながら学ぶ取り組みをこれからも続けていきます」と話しました。
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高遠城址公園 さくら祭り 有料入園者数23万人超
今年の高遠城址公園のさくら祭りの反省会が3日、伊那市高遠町総合福祉センターで開かれました。 反省会には、関係団体の代表など50人が出席しました。 今年のさくら祭り有料期間は、4月9日の咲き始めから25日の散り終わりまでの17日間でした。 有料入場者数は23万1,559人で、東日本大震災で落ち込んだ年から3年連続で増えていて、震災前の水準まで回復しました。 最盛期となったのは4月19日の土曜日で3万4,750人でした。 市営有料駐車場の利用台数は、1万5,126台で、去年より2,888台減りました。 これは一般車両での乗り入れの減少と、大型車での入園が増えたことによるものです。 シャトルバス利用者は、去年まで200円だった料金を100円にしたことで、1,572人増えて、2万9,532人となっています。 このため、大きな渋滞はなかったということです。 また、今年から導入した交通規制や道路状況などがわかるアプリは、4,056件のダウンロードがありました。 高遠城址公園周辺の宿泊施設の利用状況は、去年より344人多い、1,277人でした。 これは、今年伊那市が「泊まって観ようキャンペーン」として、市内13か所の協賛宿泊施設に宿泊した人に、公園の1日入園券をセットにしたことによるものです。 出席者からは、「駐車場代の見直し」や「早朝入園の時間をはやめてほしい」などの意見が出されていました。
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6月4日は蒸し麺でローメンの日
6月4日は、蒸し麺のごろあわせでローメンの日です。 伊那市内を中心としたローメンズクラブ加盟店28店舗では、一斉に割引サービスが行われ、一杯400円で提供されました。 伊那市上牧にあるあすなろでもローメンが1杯400円で提供されました。 昼時になると、常連客やこの日を楽しみにしていた人たちが押し寄せ早速注文していました。 この日は、ローメン以外の注文は断り、ローメン作りに集中していました。 中には初めてローメンを食べる県外者もいました。 ローメンは蒸した麺を羊の肉やキャベツとともに煮込み、仕上げは、酢や七味、ソースなど自分好みの味つけで食べる、伊那の名物です。 ご当地グルメの祭典、B1グランプリにも出場しています。 平成9年には、日本記念日協会が6月4日をローメンの日に認定しています。
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旧井澤家住宅で二胡の演奏会
伊那市の旧井澤家住宅では、初夏の風が通る室内で二胡の演奏が3日に行われました。 二胡を演奏したのは、伊那市や諏訪市などで二胡の教室を主宰している二胡奏者、劉鉄鋼さんです。 旧井澤家住宅には、二胡独特の音色が響き訪れた人たちは風通しの良い古民家で午後のひとときを楽しんでいました。
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高齢者宅の水道点検
高齢者世帯などを対象にした水道の無料点検が3日、伊那市で行われました。 無料点検は、1日からの水道週間に合わせ伊那市の水道工事店などでつくる、水道事業協同組合が毎年行っているものです。 今日は、組合に加盟している 26社が参加し希望のあった52世帯を分担して回りました。 高齢者宅を訪れた水道業者は台所や風呂場などの蛇口部分を点検して水漏れがないか調べたり、パッキンを交換していました。 伊那市水道事業協同組合では、「この活動も今年で18年目。毎年、お年寄りの方たちにも喜んでいたただいている。今後も継続して活動していきたい」と話していました。
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8日から伊那市山寺の5店舗でバラ丼
伊那市の中心市街地ではバラまちフェスタが始まり、バラ一色に染まっています。 これに合わせ山寺の飲食店5店が8日からオリジナルの「バラ丼」を提供します。 バラ丼の提供は、地域の活性化につなげようと地元商店街でつくる山寺活性化協議会が初めて企画したものです。 豚バラ肉を使うなどバラにちなんだ各店舗が工夫をこらした丼ぶりを提供します。 参加する店舗は「来々軒」「みどり」「あぶらや」「角八」「八幡寿し」です。 このうち来々軒は、豚ばら肉を使った丼ぶりを考案しました。 ご飯の上にバラの葉に見立てたレタスを敷き、豚バラ肉を花の様に巻いてのせます。 2日は、8日から始まる期間限定メニュー「バラ丼」を待ちきれず注文する常連客の姿がありました。 マグロの漬けをバラの花ビラに見立てた丼ぶり、サーモンやマグロなど4種類のさしみを使ったバラ寿司を提供する店もありバラエティーにとんだ限定メニューとなっています。 値段は各店舗共通の700円です。 スタンプラリー形式で食べ歩いてもらい、5店舗すべてを制覇すると山寺の商店街で使える買物券700円分がプレゼントされることになっています。 バラ丼は8日から30日まで提供されます。 山寺活性化協議会では他に、バラ苗の販売やバラワインの試飲などのイベントを企画しています。
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西春近北保育園 地域のお年寄りと交流
伊那市の西春近北保育園の園児と、地域のお年寄りが3日、保育園で交流しました。 この日は、西春近沢渡地区高齢者クラブの会員13人が保育園を訪れました。 交流会は、子どもとお年寄りが交流を深めて地域で子どもを育てていこうと年に5回開かれています。 園児とお年寄りは手を繋ぎ、全員でわらべ歌や童謡を歌いました。 高齢者クラブは、園児にプレゼントした折り紙を使って鶴の折り方を教えました。 ある会員は「交流を通して子どもの成長が見れて嬉しい。これからも続けていきたい」と話していました。
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熱中症で80代の男性が搬送
3日午前9時頃、伊那市内の80代の男性が熱中症とみられる症状で搬送されました。 命に別状はないということです。 長野地方気象台によりますと、今日の伊那地域の最高気温は、32.4度と、8月上旬並みの真夏日となりました。 伊那消防署では、熱中症対策としてこまめに水分や塩分を補給し、休養をしっかり取るよう呼びかけています。
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伊那市、箕輪町、南箕輪村で議会開会
伊那市議会、箕輪町議会、南箕輪村議会が2日開会しました。 伊那市議会では市から一般会計補正予算案など7議案が提出されました。 補正予算案は14億5千万円を追加するものです。 一般質問は11日から13日。20日に委員長報告、採決が行われます。 箕輪町議会では町から一般会計補正予算案など12議案が提出されました。 補正予算案は4千万円を追加するものです。 一般質問は9日、10日。17日に委員長報告、採決が行われます。 南箕輪村議会では村から一般会計補正予算案など8議案が提出されました。 補正予算案は1千万円を追加するものです。 一般質問は11日、12日。13日に委員長報告、採決が行われます。
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富県小自転車クラブ大会に向け練習
伊那市の富県小学校自転車クラブの児童は県大会出場をかけた交通安全子ども自転車大会に向けて練習に励んでいます。 2日は授業が始まる前の午前7時半に自転車クラブの児童12人が集まり大会に向けて練習を行いました。 大会は運転技術を競う技能走行テストや実際の道路を想定した安全走行テスト、学科テストが行われます。 2日は技能走行のうちS字走行や8の字走行などの練習が行われました。 ピンを決められた間隔に立てその間を走るジグザク走行ではピンを倒さないように慎重に運転していました。 14日に市内で行われる伊那地区大会に出場するのは自転車クラブがある富県小1校で上位5人が松本市で開催される県大会に出場することになっています。
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上戸中条井水利組合が水枡検査
伊那市西箕輪の上戸中条井水利組合が農業用水として取水する、塩尻市の奈良井国有林内にある水枡で2日、通水量の検査が行われました。 水枡は、明治8年に奈良井川土地改良区と上戸中条水利組合の間で、筑摩県令の調停により協定が結ばれ、翌明治9年に完成、通水しています。 これは、当時上戸地区と中条地区が水田の干ばつ解消のために、奈良井川の水を分水し、規定量を通水したものです。 上戸中条井水利組合は伊那市側に流れる北沢川の水利権を持っていなかったことから、下流の小沢川の水利権を持つ、荒井や小沢などの了解を取り付け、北沢川から取水できるようになりました。 組合では、奈良井川から取水して、その水を小沢川の源流、南沢川に流し込み、同じ水量を北沢川から取水しています。 この日は伊那市や松本市などから関係者50人が集まり、その水枡の検査が行われました。 検査は枡の9か所の深さを計測、ピンポン玉を流して流れの速さを計測、通水量が計測されました。 今年の通水量は毎秒0.081立法メートルでした。 上戸中条井水利組合では、138年間続いている農業用水の水源を守っていくと話していました。
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衣替え 3日連続で真夏日
2日の伊那地域は、最高気温が32.4度と5月31日から3日連続の真夏日となりました。 この日の伊那地域の最高気温は、32.4度で、8月上旬並み暑い一日となりました。 衣替えのこの日、伊那市の伊那西高校では、チェックのスカートと白い半袖のシャツの夏の制服で登校していました。 長野地方気象台によりますと、水分補給など熱中症対策や、日中と朝晩で気温差が17度ほどにものぼることから、体調管理にも注意するよう呼びかけています。 伊那消防署によりますと、午後4時現在、伊那消防組合管内で熱中症により搬送された人はいないということです。
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伊那市人口増推進室 辞令交付
伊那市が新設した人口増推進室の辞令交付式が2日、伊那市役所で行われました。 人口増推進室は人口減少に歯止めをかける専門部署で5人で構成されるもので総務部企画情報課の飯島智課長が室長を兼務します。 市では昨年、人口増加対策として「移住・定住促進プログラム」を策定していて人口増推進室ではプログラムを具体的な事業化に結びつけていく計画です。
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小規模給食施設は共同調理場方式に
伊那市教育委員会は学校給食の施設整備について新山小学校と伊那西小学校は隣接する学校との共同調理場で作ったものを配送するとの方針を2日伊那市議会全員協議会で報告しました。 市教育委員会では「伊那市学校給食あり方作業部会」の提言をもとに給食施設の整備方針を学校給食施設単位で実施する自校方式を基本にするとしています。 ただし小規模の給食施設については共同調理場方式を採用し新山小学校は富県小学校で作ったものを、また伊那西小学校は伊那中学校で作ったものをそれぞれ配送するとしています。 新山小学校、伊那西小学校はこれまで自校方式でしたが、今回の整備計画で共同調理場方式に変更となります。 給食施設整備は設備が新しい伊那東小、東部中、春富中を除く市内14校が対象となっていて合併特例事業債の発行期限となる平成32年度までに実施する計画です。
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交流人口増へみはらしファーム整備
伊那市は都市部の住民との交流人口増加を目的に伊那市羽広の農業公園みはらしファームを整備する計画です。 整備内容は200人規模が利用可能な多目的施設の建設。 収穫した農作物をその場で調理し味わえる簡易施設の建設。 大型バスが駐車可能な駐車場の整備で事業費は1億5千万円となっていて整備実施は今年度から平成29年度までを予定しています。 市によりますとみはらしファームは平成25年度でおよそ56万人が訪れたということで今回の整備により平成29年度の目標を63万人としています。
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伊那市が産科医開業支援へ
伊那市は安心して出産できる環境を整えるため市内で開業する産科医に補助金を出し開業を支援する計画です。 これは2日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 対象は市内に開業し10年以上継続して分娩を扱う産科医で7月からの施行を予定しています。 一医療機関あたり1回限りで20%を補助し上限を2千万円としています。 現在上伊那で分娩を扱っているのは伊那中央病院と駒ヶ根レディースクリニック、助産所が5か所となっています。 年間の分娩数は中病が年間およそ900件、駒ヶ根レディースクリニックが330件だということで中病では平成20年度から里帰り出産を制限しています。 市では分娩を扱う産科の開業を促進することで、中病の里帰り出産の制限解除につなげたいとしています。
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新宿の中学生が田植え体験
伊那市と友好提携を結ぶ東京都新宿区の中学生が、5月26日、高遠町小原の田んぼで田植えを体験しました。 伊那市を訪れたのは、新宿区立牛込第一中学校の1年生90人です。 田植え体験は、高遠町の農事組合法人らいふが生産している野菜や米を給食の食材として購入している事が縁で、行われたものです。 指導は、らいふの組合員や地元の農家が行い、コシヒカリの苗を約24aの田んぼに植えました。 生徒らは、裸足で田んぼの中に入り、15センチ間隔で、2、3本ずつ苗を植えていました。 農事組合法人らいふの西村勝雄理事長は、「米はスーパーなどで簡単に手に入るが、農家の苦労などを体験し、感じてもらえたら嬉しい」と話していました。 この日植えた苗は、らいふが管理し秋にはおよそ24俵の米が収穫できるということです。 収穫した米は、牛込第一中学校の給食で提供されることになっています。
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信州い~んだにフェス2014初開催
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで伊那市の景色を見ながら音楽を楽しむイベント、「信州い~んだにフェス2014」が6月1日、初めて開かれました。 信州い~んだにフェスは伊那青年会議所が子どもからお年寄りまで「3世代を一つに」をテーマに今年初めて開いたものです。 地元西春近の小出太鼓をはじめ、伊那市や箕輪町、南箕輪村の4校の吹奏楽部が演奏しました。 このうち箕輪中学校吹奏楽部は、アニメーションのテーマ曲など3曲を演奏しました。 人気アイドルグループの曲では、振り付けのパフォーマンスも有り、観客が手拍子で盛り上げていました。 会場では、伊那商工会議所青年部による、県内産の鹿肉を使った、馬鹿旨焼きうどんが販売され親子連れが味わっていました。 醤油などで味付けした焼きうどんに、鹿と馬の肉をすき焼き風に煮込んだものをかけています。 主催した伊那青年会議所では、「このイベントを、地元の景観を見つめ直す機会にして欲しい」と話していました。
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大学ラグビー 慶応義塾大学×同志社大学
伊那市大学ラグビー招待試合が6月1日、伊那市陸上競技場で行われ、慶応義塾大学と同志社大学が熱のこもったプレーでファンを沸かせました。 黄色と黒の慶応大学ラグビー部は、創部115年。紺色とグレーの同志社大学ラグビー部は、創部103年と、今年は、伝統校の対戦となりました。 両チームの関係者によると、慶応と同志社の対戦が最初に行われたのは102年前の明治45年だったということです。 スタンドには、およそ1600人のファンが詰めかけ、東西の人気校の試合を楽しんでいました。 試合は前半、慶応がスクラムから抜け出しトライを決め先制します。 その後は風上にたつ同志社が4連続トライを決め、26対7とリードして折り返しました。 後半は慶応が追い上げますが一歩及ばず、同志社大学が、33対28で勝利しました。 観戦した高校生は「スピード、パワーとも段違い。生で見る事が出来、良い経験になりました」と話していました。
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バラまちフェスタスタート
伊那市の中心市街地で、1日から1か月間、バラまちフェスタが行われます。 期間中は、バラにちなんだ様々なイベントが催されます。 初日の1日は、バラづくり入門教室がセントラルパークで行われました。 アルプスバラ会代表で園芸家の春日千定さんがバラの育て方を講習しました。 会場では、東日本大震災の被災地を支援する苗の販売もありました。 バラまちフェスタは、花を通じて商店街の活性化を図ろうと、2011年から始まり今年で4年目です。 4軒でスタートした中心市街地でのバラの栽培は、今年11年目で、250人、1,000鉢に増えました。 今年は、8日にフリーマーケットやコンサートなどが計画されているほか、8日から30日まで山寺エリアでは、バラ肉を使った丼ぶり、「バラ丼」めぐりもあります。 このほか、期間中は、バラのスイーツの提供やギャラリー展示、手作りアート教室も開かれる予定です。 実行委員会では、「伊那市の中心商店街は、日当たりや風通しも良くバラには適していて、他の地域より開花が早い。県内で最も早いバラ祭りだと自負しているので、多くの人に楽しんでもらいたいたい。」としています。
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伊那地域 2日連続の真夏日
1日の伊那地域は、最高気温が33.6度と5月31日に引き続き2日連続の真夏日となりました。 伊那市役所南側にあるせせらぎ水路です。 子どもたちが水遊びを楽しんでいました。 1日の伊那地域の最高気温は、平年に比べ10度以上高い33.6度で、今年最高を記録し、6月の気温としては過去2番目で、8月上旬並みでした。 長野地方気象台によりますと、この暑さは、4日水曜日ころまで続くということで、水分補給など熱中症対策に注意するよう呼びかけています。 伊那消防署によりますと、午後3時現在、伊那消防組合管内で熱中症で搬送された人はいないということです。
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5月観測史上2位 最高気温31度で今年初の真夏日
31日の伊那地域の最高気温は5月の観測史上2位となる31度まで上がり、今年初めての真夏日となりました。 伊那市の東春近小学校では運動会が開かれ、児童たちが汗を流していました。 東春近小学校では、運動会を去年まで9月に開いていましたが、暑さ対策として今年から初夏の開催となりました。 しかし、高気圧に覆われた31日は最高気温が8月上旬並みの31度まで上がり、今年初めての真夏日となりました。 運動会では、熱中症対策として、児童席にはテントが設置されました。 また、タオルを水で濡らすように水の入ったバケツも用意されました。 高学年の男子が出場した棒倒しでは、上半身裸で、熱戦が繰り広げられていました。 午後3時現在、伊那消防署管内で熱中症の症状で搬送された人はいませんでした。 長野地方気象台によりますと、この暑さは6月4日頃まで続くということです。
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小泉武栄さん講演会「南アルプスの魅力を探る」
東京都に本部を置く日本ジオパーク委員会の顧問小泉武栄さんの講演会が31日、伊那市創造館で開かれました。 飯山市出身で元東京学芸大学教授の小泉さんが、「南アルプスの魅力を探る」と題して話しました。 自然地理学が専門の小泉さんは、「南アは1つ1つの山が独立しどっしりと大きいが、北アルプスは山が小さく稜線上の起伏が乏しい」「南アは固有種の植物が多く、北アルプスは一般的な植物が多い」「残雪は北アルプスが多く南アは少ない」などと、特徴を比べながらそれぞれの魅力について話していました。 この講演会は、上下伊那を中心に1,200人の会員で組織している伊那谷自然友の会が開いたもので、一般も含めおよそ130人が訪れました。
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松くい虫保全林は900m以下まで拡大
伊那市松くい虫対策協議会が、22日開かれ、拡大する松くい虫被害に対応するため、これまで、標高800メートル以下までだった地区保全森林を900m以下までに拡大し、伐倒駆除を行っていくことなどを決めました。 22日は今年度の協議会が伊那市役所で開かれ、委員に委嘱された各地区の財産区や地区の代表などが参加しました。 昨年度の県内の松くい虫による被害は、夏の暑さと雨が少なかった影響で、12月末現在で過去最大となる7万㎥となり、被害が拡大しています。 伊那市でも、減少していた被害量が増加に転じ、昨年度12月末現在で被害量は過去最大の2,184立方メートルとなりました。 伊那市内では、昨年度、高遠町勝間の東部地区で被害が初めて確認されたほか、これまで被害が出にくいとされていた標高800メートル以上の西箕輪、手良などでも被害が拡大しています。 こうした状況に対応するため、伊那市では、補助金交付の対象となる地区保全森林を、標高800メートル以下から900メートル以下に拡大する方針を示し、協議会で了承されました。 協議会では、委員から、「被害が出る前に松を伐採し、販売するほうが現実的ではないか」といった意見が出されていました。 白鳥孝市長は、「枯れる前に木材として活用する方向に転換を図り、樹種転換をすすめたい」と話していました。
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第36回プロドライバー事故防止コンクール表彰伝達式
県内の運送や運輸に関わる事業所を対象に行う第36回プロドライバー事故防止コンクールで伊那警察署管内の3つの事業所と5人が表彰されました。 27日は、伊那警察署で表彰伝達式が行われました。 優秀事業所には、辰野タクシー株式会社と、有限会社白川タクシーが、 優良事業所には、高遠観光タクシー有限会社が選ばれました。 また、標語部門では伊那バス株式会社の北原育子さんの作品、「これぞプロ 確かな技術と素敵な笑顔」と、 西澤健さんの作品「事故ゼロを 願う心は ゆとりから」が優秀標語に選ばれました。 プロドライバー事故防止コンクールは、ドライバーが安全運転や接客マナーの向上に努め、一般ドライバーの模範となって安全で快適な交通社会を目指す事業所や個人を表彰するものです。 受賞者は、「これからも安全運転を心がけて子どもや高齢者をはじめ地域の人達の事故防止に努めていきたい」と話していました。
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わが家のセーフティーリーダーに
伊那警察署などは、伊那市の伊那小学校6年生117人を「わが家のセーフティーリーダー」に30日委嘱しました。 30日は、伊那小学校で委嘱式が行われ、小山満彦伊那警察署長から代表児童にセーフティーリーダーとしての委嘱書が手渡されました。 「わが家のセーフティーリーダー」は、管内の小学校をモデル校に選定し、学校や家族ぐるみで防犯意識を高めようと伊那警察署などが平成13年度から行っています。 小山署長は、「皆さんの活動で、学校や家族、地域が明るく楽しく生活できるようになるよう期待しています」と児童たちに呼びかけました。 児童を代表して林優太君は、「セーフティーリーダーとしてがんばっていきます」と力強く決意表明しました。 今年は伊那小学校のほかに伊那市の新山小学校と辰野町の両小野小学校でも実施されます。
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上伊那4月の月間有効求人倍率
上伊那の4月の月間有効求人倍率は、3月を0.05ポイント下回る0.90倍でした。 新規求人数は、1,279人で去年を25.1パーセント上回りました。 新規求職者数は、1,105人で去年を7パーセント下回りましたが、3月に比べ336人、43.7パーセント上回りました。 求人は好調でしたが、新年度にあたり求職者が増えたため、4月の月間有効求人倍率は、0.90倍で3月を0.05ポイント下回る結果になりました。 ハローワーク伊那では、求人倍率は、3月を下回ったが、求人件数は改善傾向にあることから「雇用情勢は、改善の傾向が見られるが、依然厳しい。」とコメントし、「足踏み状態である。」とした3月のコメントを上方修正しました。 また、正社員の求人が増えていることも明るい傾向と見ています。
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ゴミゼロの日にあわせ美化活動
5月30日の「ゴミゼロの日」にあわせ、伊那市荒井区の住民と県職員は28日、伊那市駅周辺で清掃活動を行いました。 美化清掃には、荒井区の住民や県の職員などおよそ70人が参加しました。 参加した人たちは、午前8時から1時間かけ、伊那市の中心市街地一帯を歩き道に落ちている空き缶やビニールなどを見つけ、専用の袋に入れていました。 この日回収したごみの量は18キロで、紙や布類などといった可燃物が最も多く6.5キロ、プラスチック類が3キロ、空き缶が1.1キロでした。 上伊那地方事務所では、「ごみの量は昨年と比べ半分ほどに減少したが、たばこの吸い殻が多かった。 マナーの向上を呼び掛けていきたい」としています。
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長谷中生徒 露頭の名づけ親に
伊那市の長谷中学校の生徒は、美和湖にある2か所の露頭に名前をつけるため、学習に励んでいます。 30日は、長谷公民館で前の地域自治区長、中山晶計さんから長谷の地名について話を聞きました。 中山さんは、現在72歳。 長谷の歴史とともに歩んできました。 生徒たちは、中山さんから地名の由来を聞きながら、露頭にふさわしい名前を思いめぐらしている様子でした。 長谷中の生徒たちが名前をつける露頭は、2つあり、一つは、学校北側にあります。 もう一つは、長谷総合グラウンド南側です。 露頭は、地層や地質が露出した場所のことで、長谷では、溝口露頭が有名です。 長谷中学校の生徒たちは、6月末までに名前を考え、7月に1か所につき2、3の案を市側に伝える予定です。 伊那市は、その案を基に、9月の日本ジオパーク南アルプス大会までに決定する予定です。