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伊那市西町 工場の壁焼く
28日午後1時40分頃、伊那西町の伊那鍍金工業所の建物の一部を焼く火災が発生しました。この火事によるケガ人はいませんでした。 伊那警察署の発表によりますと火事があったのは伊那市西町の伊那鍍金工業所です。 火は、工場内にあった、機械とその近くの壁4.6平方メートルを焼き20分後の午後2時に消防により消し止められました。 工場は今日休業で、火事が発生した当時従業員は誰もいなかったという事です。 警察と消防では火事の原因について調べを進めています。 この火事により、現場付近の道路が一時封鎖され為、中心市街地から現場へと続く道は車の列ができていました。
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伊那公民館学級 おやじの会がごみ拾い
伊那公民館の公民館講座「おやじの会」のメンバーは、24日、市内のごみ拾いをしました。 24日は、おやじの会のメンバー45人が4班に分かれ、ごみ拾いをしました。 会では、月に1回集まり、料理や史跡めぐりなどの教室を開いています。 今回は、地域貢献と体力づくりを目的に市内のごみ拾いをしました。 伊那公園から市役所までをまわった15人は、たばこの吸い殻や空き缶などを拾っていました。 おやじの会では、「今後も積極的に地域と関わっていきたい」と話していました。
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道路・交通問題で懇談会
伊那市議会の道路・交通対策特別委員会は、調査・研究活動に市民の声を反映させようと、26日、懇談会を市役所で開きました。 市民からは、国道153号バイパスの早期建設や市内環状線の整備をめぐる要望などが出されました。 26日、特別委員会の呼びかけに対し、市民120人が市役所の多目的ホールにつめかけました。 伊那市議会の道路・交通対策特別委員会は、慢性化する交通渋滞の解消や利便性の高い公共交通の構築を目指して調査・研究に取り組んでいます。 懇談会は、伊那市が去年6月に道路網整備の今後の進め方を具体的に示した伊那市幹線道路網整備計画のアクションプログラムを市民に知ってもらい、今後の道路・交通計画に活かそうと初めて開かれました。 路線やテーマ別に委員会が会場に意見を求めました。 公共交通のテーマでは、伊那と木曽を結ぶ連絡バス復活を望む声もありました。 ある参加者は、「道路行政は民間ではできない仕事なので、他市町村に遅れをとらないようきちんと進めるよう市に働きかけてほしい」と話していました。
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市総合計画後期基本計画答申案まとまる
伊那市総合計画の平成26年度から30年度までの後期基本計画の市長への答申案が27日まとまりました。 25人の委員で組織する審議会が4月から9回にわたり市側が提出した原案を審議してきました。 後期基本計画案は、社会情勢の変化に対応し、見直されるものです。 人口の減少、東日本大震災、リニア中央新幹線、TPPなど地域をとりまく情勢を鑑み作成されました。 27日は、最終回となる審議会が市役所で開かれました。 後期計画案の第6章の広域交通網の整備の項目では、リニア新幹線の中間駅へのアクセス向上のための道路網整備や小黒川パーキングエリアから出入りが可能なスマートインターチェンジの設置などが盛り込まれています。 小黒川スマートインターチェンジの1日平均の利用台数を1,072台とする目標値も記されています。 審議会は、10月中旬に白鳥孝市長に答申する予定です。
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銭湯「菊の湯」 12月で廃業
伊那市に唯一残る銭湯、菊の湯が、今年12月をもって営業を終了することになりました。地域住民からは存続を望む声があがっています。 伊那市荒井にある公衆浴場「菊の湯 ラドン温泉」です。 26日、営業終了を知らせる張り紙を、店に貼り出しました。 それによると、燃料費の高騰、施設の老朽化、従業員の高齢化などにより、今年12月29日を持って廃業する事を決断したということです。 菊の湯は、昭和10年に創業し、79年間にわたり町部の銭湯として利用されてきました。 戦後間もなく、多くの家にはまだ風呂がなかった頃から現在まで、菊の湯は社交場としても活用されてきました。 しかし、従業員の高齢化などにより今年1月には、59年間続けた貸し席業務を終了しています。 銭湯は現在も、一日平均50人~60人の利用があるということですが、燃料費が高騰するなど採算が合わない状況が続いていました。 今年5月ごろ、家族や従業員と話し合い、廃業することを決めたということです。 78歳になる経営者の唐澤 寿子さんは、「夫が亡くなり3年間、一生懸命経営してきたが、もう限界。お客様には迷惑をかけるが区切りを付けたい。」と話していました。 菊の湯から歩いて1分ほどの場所にある「寿司と天ぷらのアカハネ」の夫妻は、60年間菊の湯に通ってきました。 菊の湯廃業の知らせを受けて、赤羽さんら5人の呼びかけ人は、存続を願う署名活動を始めました。 署名は白鳥孝伊那市長宛で、「菊の湯の存続は、一事業者の問題というより地域福祉の観点から行政としても克服すべき課題だ」として、公衆浴場存続が叶うようリーダーシップを発揮する事など求めるものです。 10月20日を目途に、集まった署名の第一弾が白鳥市長に届けられる予定です。
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つかはらに生きたイナゴ入荷 今年は少なめ
イナゴは、伊那谷を代表する珍味として知られています。 佃煮にするための生きたイナゴの販売が伊那市上新田のつかはらで始まっています。 今年は台風の影響で数は少なめだということです。 25日は主に新潟県で採れた生きたイナゴ50キロが入荷し、早速店頭に並べられていました。 つかはらでは川魚や珍味を扱っています。 今年は台風18号の影響で数が少なく、現時点で多い年の3分の一ほどだということです。 値段は1キロ3,990円と、去年より若干値上がりしています。 入荷を聞きつけ県内外からすでに80件ほどの注文があるということです。 地元からも買い求める人の姿がありました。 この生きたイナゴは10月いっぱい販売されます。
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伊那市出身 池上さん 「高遠城の再現図」を寄贈
伊那市出身で東京都に住む空間デザイナー池上 典(のり)さんは、絵図や文献を参考にして描いた江戸時代の高遠城の再現図を、伊那市に寄贈しました。 26日は、市役所を訪れた池上さんに、白鳥孝市長から感謝状が贈られました。 伊那市に寄贈されたのは、3枚の高遠城の再現図です。 「総構図(そうがまえず)東方を望む」は、伊那市側から見た鳥瞰図。 「総構図 西方を望む」は、長谷側から見た鳥瞰図。 「本丸御殿図(ごてんず)」は高遠城本丸を描きだしています。 絵図や文献を参考にして、グリッドという罫線を用いて、広さ、大きさ、奥行き、高低差などを正確に描いたということです。 池上 典さんは、伊那市日影出身で、現在は、東京都日野市に住んでいます。 空間デザイナーとして活躍していて、大阪市立歴史博物館、阪神淡路大震災メモリアルセンターなどのデザインを手がけています。 自ら編み出したグリッドを用いて完成時の予想図を描く透視図技法で、高遠城の再現に挑戦しました。 資料が限られているため、建物などは想像も入っているということですが、江戸時代後期の高遠城の姿が描き出されています。 池上さんの高遠城再現図は、伊那市高遠町歴史博物館で管理され、11月頃から公開される予定です。 伊那市では、タブレット端末で古地図と現在地をリンクさせて歴史を楽しむアプリ「高遠ぶらり」などで、この再現図を活用していきたいとしています。
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第68回国民体育大会 伊那市の選手 壮行会
28日(土)から東京都で開催される第68回国民体育大会に出場する伊那市の選手の壮行会が、25日、開かれました。 伊那市から国体に出場する16人のうち、昨夜の壮行会には9人が出席しました。 出場するのは、陸上競技の少年男子400mに高遠高校3年の小林英和さん、陸上競技少年女子棒高跳に上伊那農業高校3年の原奈津美さん、サッカー女子に信州大学2年の大平理恵さん、ソフトテニス監督の木曽青峰高校教員、東條明彦さん、ソフトテニス少年男子に上伊那農業高校3年の池上陽介さん、同じく2年の東條樹さんと埋橋啓さん、軟式野球にルビコン(株)の丸山泰裕さん、弓道に上伊那薬剤師会の山田静香さんです。 ソフトテニス少年男子に伊那市から出場するのは、1993年に旧長谷村の選手が出場して以来、20年ぶりだということです。 白鳥市長は、「7年後の東京オリンピックに出場できる選手もいるかもしれない。良い報告を伊那市に持ち帰って来てください」と激励しました。 第68回国民体育大会は28日(土)から東京都で開催されます。
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「おからこ」でおもてなし
旧井澤家住宅を管理・運営する伊那部宿を考える会は、22日伊那地域で古くから、十五夜に合わせ食べられてきたおからこで、東京から訪れた人達をもてなしました。 おからこは、十五夜の時に月に供え食べられてきた物で、考える会では、後世に伝えていこうと毎年この時期に作っています。 この日も、会員15人あまりが、午前中から、もち米をすり潰し、作りました。 十五夜が、収穫期という事もあり、米の粉で手軽にできる餅として作られたと言われています。
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伊那文25周年事業 役者に花束渡すプレゼンター募集
12月1日に開館25周年を迎える伊那市西町の伊那文化会館は、25周年事業の一環として、当日上演されるミュージカル「クリスマス・キャロル」で役者に花束を贈呈するプレゼンター1人を募集します。 25日は伊那文化会館で記者会見が開かれ、下半期の25周年事業が発表されました。 開館記念日の12月1日に上演される「クリスマス・キャロル」で、主役を演じる劇団スイセイ・ミュージカルの草刈正雄さんに花束を渡すプレゼンターを募集します。 このほか、「伊那文とともに地域のがんばる人応援事業」をスタートさせ、地域で芸術活動にとりくんでいる人に表彰状などを贈ります。 第1回の受賞者は、上伊那書道協会会長の池上信子さんで、10月11日に受賞式が行われます。 他に、10月6日のプラハ国立歌劇場のオペラ、モーツァルトの「魔笛」では、伊那市内の小学生9人が出演します。 クリスマス・キャロルのプレゼンターの募集は10月2日から31日まで行われます。
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伊那中央病院4年連続黒字
伊那中央病院の平成24年度決算は純利益が7億4千万円と 4年連続で黒字となりました。 25日、伊那市役所で開かれた伊那中央行政組合議会で報告されました。 平成24年度は入院診療単価や外来患者数の増加などにより、約7億4千万円の純利益を確保し、累積赤字は11億円に縮減しています。 年間の延べ患者数は、入院が11万8千人で、23年度と比べ2800人の減少、外来が19万9千人で、23年度と比べ5800人増加しました。 伊那中央病院では、さらなる経営健全化に向け、経営改善に取りくんでいくとともに、今年度は中長期経営計画の見直しを行うことにしています。
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アンサンブル伊那 ヒノキ畳ベッド販売へ
知的障害者の就労支援をしている、伊那市西箕輪の「アンサンブル伊那」は、ヒノキの間伐材を使った畳ベッドの販売を始めます。 施設内にある木材加工の作業スペースの一角には、ベッドの試作品が置かれています。 社会福祉法人アンサンブル会では、伊那市と下伊那郡松川町で、知的障害者の就労支援施設を運営しています。 松川町の施設では、今月から、ヒノキの間伐材を使った畳の生産を開始しています。 ヒノキの畳は、稲わらの物と比べ、湿気に強く、防虫性に優れ、カビの発生やダニの繁殖を防ぐ効果があるという事です。 アンサンブル伊那では、この畳を使った新たな製品の開発を進めています。 試作された、ベッドの大きさは、縦2メートル、横1メートルで、今後は、松川の施設と連携し、ベッド専用の畳の開発や、組み立て方法の簡略化などについて検討を進めていくという事です。 アンサンブル伊那では、今年度中にベッドの販売を予定しています。 価格はおよそ10万円を予定しています。
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控訴審 住民側の請求退ける
25日、東京高裁で行われたNECライティング補助金返還問題の控訴審判決で下田文男裁判長は一審の長野地裁に続き住民側の請求を全面的に退けました。 住民訴訟は東京に本社を置くNECライティングの伊那工場閉鎖により伊那市が支払った補助金と用地整備費用が無駄になったとして市民らがその返還と損害賠償を市がNECライティング側に請求するよう求めていたものです。 これに対し市側は市に損害賠償を請求する権利はないなどと主張していました。 伊那市の顧問弁護士によりますと市側の主張が全面的に認められたということです。 判決について白鳥孝伊那市長は「判決は私どもの主張が全面的に認められたものであり大変評価しております。今後も企業誘致に努め地域経済の活性化を図っていきたいと考えております」とコメントしています。 一方、原告側市民代表の市川富士雄さんは「判決に期待していたが高裁の判断は国民の側に立っていない。全くもって残念だ。」と話し今後、最高裁で争うかどうかを検討するとしています。
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サン工業株式会社 南アルプス観光振興の為に寄付
伊那市西箕輪に本社がある金属表面処理加工業サン工業株式会社は、南アルプス山岳観光の振興と環境保護の為に100万円を、24日、伊那市に寄付しました。 24日は、サン工業株式会社の川上健夫社長ら4人が伊那市役所を訪れました。 寄付は、地域貢献を目的に行われたもので、去年は児童養護施設たかずやの里の整備費として100万円を寄付しています。 川上社長は「自然とうまく調和できる会社づくりを行っていきたい」と話していました。 南アルプスは、国立公園の指定を受けて50周年を迎える来年、ユネスコエコパークの認定審査や、日本ジオパークの全国大会の開催が予定されています。 白鳥市長は「一過性のものにならないよう、来年はスタートの年にしたい。南アルプスの玄関口として整備の為に使わせていただきます」と感謝していました。
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桜・山・食を柱に観光実施計画策定へ
平成26年度から平成28年度までの伊那市観光実施計画について協議、検討する委員会が24日、伊那市役所で開かれ桜・山・食を観光の柱とする計画案が示されました。 伊那市では、平成19年度に観光の基本的な方向性を定めた観光基本計画を策定し、この計画に沿って具体的な施策を示した観光実施計画を作成しました。 現在の計画期間が終了するため平成26年度から28年度の実施計画を策定します。 委員は、観光関係者事業者や商工団体など25人で構成され来年2月まで6回にわたって計画を検討します。 24日は、市側から実施計画やスケジュールの素案が示されました。 計画案では桜、山、食を柱として滞在型の観光誘客に取り組むとしています。 重点事業では、高遠城址公園の夜桜ツアーや南アルプス国立公園50周年記念事業、信州そば発祥の地やローメンの情報発信などをあげています。 実施計画では来年2月中旬までに策定する計画です。
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はつらつママさんバレーボールIN伊那
オリンピックやワールドカップで活躍したバレーボール選手と試合をする「はつらつママさんバレーボールIN伊那」が、22日、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれました。 22日は、市内のママさんバレーボールチーム3チームが、全日本で活躍した選手12人で作るドリームチームと対戦しました。 はつらつママさんバレーボールは、年間10回全国各地で開かれています。 今回は、伊那市民体育祭の60回記念事業として開かれました。 全日本の主将として活躍した吉原知子さんや、パワフルカナの異名を持つ大山加奈さんのスパイクが次々と決まります。 それでも、選抜チームも粘りを見せ、ドリームチームから得点を奪っていました。 22日は他に、バレーボール教室が開かれました。 教室には、17のバレーボールチームと市内4つの中学校からおよそ130人が参加し、憧れの選手からアドバイスを受けていました。 伊那市では、今回の経験が今後の活動の励みになればうれしい」と話していました。
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ローメンでギネス挑戦へリハーサル
ローメンでギネス認定を目指す伊那中学校は22日、リハーサルを行い28日の本番に向け手順などを確認しました。 22日は休日返上で生徒会を中心とした有志とギネス挑戦をサポートしている伊那ローメンズクラブのメンバーなどおよそ60人が伊那中学校に集まりました。 ギネス挑戦は100グラム以上の麺を器に盛り付け、器と器が接した状態で並べるものです。 麺であれば種類は問われず現在は福島県浪江町のなみえ焼きそばが1427皿でギネス記録に認定されています。 伊那中学校ではその記録を大きく上回る2000皿に挑戦する計画でこの日は盛り付けや計量、器の並べ方の手順を確認していました。 屋外でローメンを作り計量が終わると体育館に運びこまれます。 再度計量し100グラム以上が確認されると仕上げにキャベツとマトンがのせられます。 黒沢晋平生徒会長は「器を運ぶ時は慎重にし計量は難しいがスピーディーにしたい。」と話していました。 伊那中のギネス挑戦は文化祭のメーンイベントとして今月28日に行われます。
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千両千両井月さんまつり イベントいろいろ
漂白の俳人井上井月で地域活性化をはかろうという千両千両井月さんまつりが14日から一週間行われました。 最終日の21日は伊那市のいなっせでさまざまなイベントが行われました。 階ホールでは、「井月が現代に生きていたら」をテーマに、キャラクターファッションショーが開かれました。 ショーには4人が参加し、思い思いの井月像を表現しました。 井月の生涯を描いた映画「ほかいびと」で使われた衣装を着て登場した女性もいました。 千両千両井月さんまつりは、井上井月を広く知ってもらい中心市街地の活性化につなげようと実行委員会が初めて行ったものです。 第22回信州伊那井月俳句大会も今日開かれ、去年より312句多い、1,536句が全国から寄せられました。 大賞には、松本市の太谷米子さんの作品「ゐるはずもなき母のゐて夕桜」が選ばれました。 文学博士で俳文学者の復本一郎さんは「井月の内なる芭蕉」と題して講演しました。 井月は、江戸時代の俳人松尾芭蕉の句をもとに作ったとされる作品を残しています。 復本さんは、「井月は生き方のみならず句の作り方も芭蕉から学び、優れた俳人になった」と話していました。 北側広場では、路上パフォーマンスなども行われ、一週間にわたり開かれた井月さんまつりは今日幕を閉じました。
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救命救急センターと研修センター完成
伊那市の伊那中央病院の南側に建設が進められていた救命救急センターと研修センターが、完成しました。 救命救急センターは、10月1日から運用を開始します。 21日は、現地で竣工式が行われ、伊那中央行政組合の白鳥孝組合長ら関係者およそ70人が完成を祝いました。 南棟と名付けられた建物は、鉄筋コンクリート造り2階建ての免震構造で、延べ床面積は3,612平方メートルです。 総事業費は、およそ21億3,000万円で、うち6億7,000万円ほどを県の地域医療再生基金で賄っています。 1階は救命救急センターで、診察室が4部屋、救急患者用の病室が10床あります。 伊那中央病院は、去年4月に救命救急センターの指定を受けていてます。 緊急の手術を行う初療室と救急病棟が同じフロアになったことや、救急専用のCTスキャンとレントゲンが設置されたことで、処置にかかる時間がこれまでより短縮できるということです。 2階には、がん診療関連施設や研修センターが整備されました。 県内最大規模となるこの研修センターでは、内視鏡手術やカテーテル治療などおよそ30種類のシミュレーターが導入されるということで、南信地域の医療関係者の研修の場として活用されます。 建物内には他に、呼吸器外科や乳腺内分泌外科、歯科口腔外科などの外来診療室が設置されました。 救命救急センターと各種外科の治療は10月1日から、研修センターは来年4月1日からの稼働開始を予定しています。
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高遠ブックフェス開催
5年前から高遠町を本の町にしようと始まった、高遠ブックフェスティバル2013が21日から3日間、伊那市高遠町で開かれています。 今年は住民の発案で名物高遠饅頭に猫のデザインの焼印が押された饅頭、「ねこまん」の販売も行われています。 高遠町の中心商店街の店舗前には古本の本棚が置かれ、誰でも手に取って読んだり、買ったりすることができます。 みどりののぼり旗がたてられた参加店舗は、去年の14軒から35軒に増え、藤沢の農家食堂こかげ、茅野市境の峠の茶屋にも本が置かれました。 古本は、新聞などを通じて募ったところ、上伊那地区からおよそ6000冊が寄せられました。 ブックフェスティバルを運営している本の町プロジェクトの春日裕代表は「5年後、10年後に町に本があふれるようなイベントにしていけるよう頑張っていきたい」と話していました。 また、ねこまんは一日の分として200個限定で販売されましたが、1時間ほどで完売しました。 本の町プロジェクトでは、今回の売り上げの一部を東日本大震災の義援金として寄付するということです。
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伊那市の西野さん アフリカベナン共和国へ
青年海外協力隊員として西アフリカのベナン共和国に看護師として派遣される伊那市の西野自由理(しゅり)さんが20日に市役所を訪れ出発のあいさつをしました。 山口県出身の西野さんは、2009年から伊那市高遠町で助産師をしています。 幼少の頃からアフリカに住むことが夢だったという西野さん。 助産師の資格も大学院で取得ししました。 派遣先は、西アフリカのベナン共和国で、期間は、今年10月から2年間です。 現地の保健センターに配属され、妊産婦や乳幼児を持つ母親に対する育児指導への助言や啓発活動などにあたる予定です。 酒井茂副市長は、「西野さんなら大丈夫。帰った時は、アフリカで学んだことを伊那市に活かしてください」と激励していました。
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世界自然遺産登録で専任の部長級参事配置へ
伊那市は、10月1日付の人事異動を20日内示し、世界自然遺産登録に向け専任の部長級参事を配置します。 世界自然遺産登録推進担当の総務部参事兼教育委員会参事に教育委員会スポーツ振興課長兼長野県伊那勤労者福祉センター所長の田中章さんが昇格します。
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井月探求 新たな視点
漂泊の俳人・井上井月の人物像や経歴を、伊那市美篶出身で、井月と同時期に活躍した俳人北野五律(ごりつ)との関係から探るシンポジウム「井月探求 新たな視点」が、20日、伊那市創造館で開かれました。 北野五律は、伊那市美篶出身の俳人で、京都ではその道の第一人者に送られる称号・宗匠(そうしょう)と呼ばれていた人物です。 信州から中央に出て名を成した人物で、文久2年(1862年)に刊行された俳諧画像集でも大家の扱いを受けていて、井月より10歳ほど年上です。 今回のシンポジウムは、その五律と井月の関係性から、井月の人物像や、経歴を明らかにしようというものです。 五律の子孫である北野直衛さんは、「井月と五律は江戸で出会ったのではないか」と推論していました。 伊那市文化財審議委員長の竹入 弘元さんは、「井月と五律の関係を研究していくことが今後の課題」と話していました。 元日本経済新聞社論説委員の今泉 恂之助さんは、五律を訪ねて京都を訪れた頃の井月は、弟子が300~500人ほどいて、周りから尊敬される人物だったのではないかと考察しています。 会場には、60人ほどが足を運び、井月研究の新たな視点について理解を深めていました。
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伊那東小児童が稲刈り
手づくりの案山子が見守る中、伊那東小学校の5年生が20日、学校近くの田んぼで稲刈りをしました。 学校近くの3アールの田んぼの周りには、24体の案山子が立てられています。 案山子は、総合学習の一環で制作したもので、5年生4クラスが班毎に作りました。家庭から持ち寄った衣類や廃材を利用しています。 20日は、その案山子が見守る中、子ども達が稲刈りをしました。 鎌を使って次々に刈り取り、ワラを使って束ねていました。 今回育てたのは、白毛もちという品種のもち米です。背が高く伸びることが特徴で、採れたワラでしめ縄も作る計画です。 稲は、はざかけをして乾燥させ、11月にはもちつきをして、みんなで味わう予定です。
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イーナちゃん ゆるキャラグランプリにエントリー
伊那市のイメージキャラクターイーナちゃんが今年のゆるキャラグランプリにエントリーしました。 イーナちゃんは、伊那市のごろにあわせ174位を狙います。 投票期間は、11月18日までで、ゆるキャラグランプリ2013のホームページで投票することができます。 ゆるキャラグランプリには、全国のご当地キャラなど1,000体以上がエントリーしていて、伊那市では、イーナちゃんへの投票を呼びかけています。 イーナちゃんがゆるキャラグランプリにエントリーするのは今回が初めてです。 ゆるキャラグランプリ ホームページ http://www.yurugp.jp/
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伊那市内最大級のメガソーラー
伊那市内最大級のメガソーラー発電所が20日から運転を開始しました。 現段階では県内でも有数の規模だということです。 20日は、メガソーラー施設がある伊那市西箕輪の伊那インター工業団地で始動式が行われました。 発電を行うのは、伊那市西箕輪のMINOエナジー株式会社です。 建材製品の製造販売を行っているミノ・ネットワークのグループ会社で、敷地を有効活用しようとメガソーラー発電事業に乗りだしました。 約3万3千平方メートルの敷地に1万4,000枚の太陽光パネルが並びます。 年間発電量は、一般家庭600世帯分の使用量にあたる200万キロワットを見込んでいます。 杉本伸二社長は、「自然エネルギーに少しでもたずさわれたことを誇りに思う」とあいさつしました。 式に出席した白鳥孝伊那市長は、「昔はびくをしょってきのこ採りをしていた場所が生まれ変わった」と祝辞を寄せました。 施設の総事業費は7億円。 発電した電力は、全て中部電力に売電する計画で、年間1億円程度の収入を見込んでいます。
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たかずやの里 着工
老朽化などにより伊那市の富県から東春近に移転新築される児童養護施設たかずやの里の建設工事が始まりました。 20日は、現地で安全祈願祭と起工式が行われました。 式には、たかずやの里を建設する社会福祉法人たかずや福祉会や支援する上伊那広域連合、地元東春近の関係者が参加し、神事などで施設の無事完成を祈りました。 現在富県にあるたかずやの里は、老朽化が進み耐震面で問題があるほか土砂災害防止法の計画区域になっているため、移転し新築されるものです。 新築される場所は、東春近の東原工業団地の一角で、伊那市が土地開発公社から取得した土地のうち6,000平方メートルを借ります。 施設建設の総事業費は、約4億円で、県の補助が2億2,470万円で、1億7,200万円を上限に上伊那8市町村が支援します。 なお、移転新築のために寄せられている寄付金は、今日現在630件、3千654万6,366円となっています。 起工式でたかずやの里の埋橋良和理事長は、「危険な場所、建物から明るく安全な東原に移転することができる」とあいさつし、「好意的に受け入れてくれた東春近地区や寄付していただいた方々、ボランティアの方々などに限りなく感謝したい」と話しました。 移転新築を支援する上伊那広域連合を代表し、連合長の白鳥孝伊那市長は、「子どもたちの健やかな姿を見守りながら支援をしていきたい」とあいさつしました。 たかずやの里は、来年4月1日に開所する予定です。 定員は40人で現在は31人が生活しています。
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南アルプスジオパークマップ刷新
南アルプスのジオパークの魅力を観光客にわかりやすく紹介するためのマップが刷新されました。 マップは南アルプスジオパーク協議会が作成しました。 南アルプスの雄大な山々と深い渓谷や伊那市と飯田市、富士見町、大鹿村の4市町村の動植物、文化、歴史などの写真も掲載されています。 高遠エリアでは、高遠城址公園、高遠温泉さくらの湯などの観光地が、長谷エリアでは、戸台の化石資料室やその学習会の様子などが紹介されています。 また、入笠山山頂からの眺めの他、鹿嶺高原から仙丈ヶ岳を望む写真なども掲載されました。 片面は南アルプスの地図に見所が記されています。 マップは伊那市創造館や長谷ビジターセンターなどに設置されています。
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田中 泯さん 井月の心踊る
今年初開催のイベント千両千両井月さんまつりは、22日までの8日間に渡りさまざまなイベントが行われています。 15日には映画「ほかいびと」で井月を演じた、ダンサーとして世界で活躍する田中泯さんの舞踊公演が、15日に伊那市のいなっせでおこなわれました。 田中さんは、自身が感じた井月の女性観を演じたということです。田中さんが、歌詞つきの曲で踊る事はほとんどないということですが、今回は例外的に、昭和の歌謡曲などにあわせて踊りを披露していました。 公演は入場できない人が出るほどの盛況で、会場は、田中さんが紡ぎだす独特の世界につつまれていました。
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日本山岳写真協会南信支部 第19回写真展「貌・季節の中で」
日本山岳写真協会南信支部の第19回写真展が、19日から伊那文化会館で始まりました。 会場には、南アルプスや中央アルプス、八ヶ岳などの写真56点が展示されています。 南信支部には14人の会員が所属していて、この数年で撮影した力作を出品しています。 北アルプスで撮影された山頂にかかる虹、八ヶ岳で撮影した、光の環や朝の雲海など、刻々と変化する山の表情をとらえています。 1995年に発足した南信支部は創立20周年を迎える来年、県内5か所を縦断する記念写真展や写真集の発行を予定しているということです。 日本山岳写真協会南信支部の第19回写真展「貌・季節の中で」は、23日(月)まで伊那文化会館で開かれていて、22日(日)午後2時から山岳写真の見方などを紹介するライブトークも予定されています。