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坂下神社で茅の輪くぐり
30日で今年1年の半分が終わります。
今年前半のけがれを落とし、残り半年の無病息災を祈る神事、茅の輪くぐりが30日、伊那市坂下の坂下神社で行われました。
30日は氏子やその家族20人ほどが参列し、萱でできた茅の輪をくぐりました。
宮司を先頭に茅の輪を8の字になるようにくぐります。
坂下神社では、この茅の輪くぐりを恒例行事として6月下旬に毎年行っています。
坂下神社氏子総代会の唐澤正雄会長は、「今年の前半は大雨や竜巻などがあったので、残りの半年は平穏な年になってほしい」と話していました。
茅の輪は1週間ほど設置され、誰でもくぐることができるということです。 -
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」解禁
天竜川の夏の風物詩「アユ釣り」が6月30日の午前6時に解禁となりました。
今年は、ここ数年で条件も良く、釣果への期待が高まっています。
辰野町から松川町までの天竜川水系のアユ釣りが解禁となった30日、この日を待ちわびていた釣り客が、朝から竿を垂らしていました。
ここ数年、河川の改修工事や台風による大水などの影響で釣果はいまひとつでしたが、今年は改修工事が終了したことや、雪解け水の流入が少なく水温が高いことなどから、餌になる藻の状態が良く、アユも育っているということです。
天竜川漁業協同組合の上條純敬組合長は「ここ数年では最高の状態で解禁を迎えることができた。この状態が続けば、今年の釣果は期待できそう」と話していました。
訪れた釣り客は、アユの縄張り争いの習性を利用して、おとりアユを使った友釣りを楽しんでいました。
解禁日のこの日、多い人は90匹以上釣り上げたということです。
南箕輪村地籍で釣りをしていた男性は「去年の解禁日には全然釣れなかったが、今年は餌の状態も良い。良い解禁日になった」と話していました。
天竜川漁業協同組合では「台風の影響で藻が流れた場所もある。2、3日好天が続けば状態も安定してくるので、今シーズンは期待できそう」と話していました。 -
新山小でたなばたコンサート
伊那市の新山小学校で恒例のたなばたコンサートが29日に開かれ、体育館に澄んだ歌声が響いていました。
コンサートでは、各学年が、歌や楽器の演奏のほか、寸劇も織り交ぜながら工夫したステージ発表を行いました。
このうち1年生は、童謡やアニメソングなどを3人の少人数ながら多彩に演じていました。
コンサートには、交流のある高遠第4保育園の年長園児も招かれ、元気よく発表していました。
会場となった体育館には、保護者らが大勢訪れ、ビデオカメラに子どもの様子を収めていました。 -
富県小5年生 岩手県の中学校を支援へ
伊那市の富県小学校の5年生は、東日本大震災の被災地岩手県大船渡市の吉浜中学校を支援する活動を始めます。
5年生は、去年秋から地域のイベントなどで義援金を集め被災地に送る活動をしてきました。
活動を進めるにあたり、顔の見える支援を行いたいと考えるようになり、今回、大船渡市の吉浜中学校を支援することになりました。
29日は、被災地支援で岩手県を訪れた伊那市危機管理課防災係の小牧学さんが富県小学校を訪れ、児童らに被災地の現状や被害当時の様子などを話しました。
小牧さんは「吉浜地区は、17メートルほどの津波が襲ったが、明治時代の大津波を契機に、集落ごと高台へ住居を移していたため行方不明者1人にとどまり、奇跡の集落と呼ばれている」などと話しました。
伊那市内では、富県小学校の他に新山小学校が岩手県の釜石東中学校の生徒に本や手紙を送るなどの交流をしています。
富県小の児童らは今後、本やビデオレターを贈るなど交流をしながら支援していく考えです。 -
アマランサスで地域活性化を
県や信大農学部などでつくる上伊那農商工連携等推進会議は、アマランサスを使った新商品の開発に取り組み、地域活性化を目指します。
29日は、初めての会議が伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、新商品の開発にむけた支援チームが発足しました。
上伊那農商工連携推進会議は、上伊那の地域資源を活用した新たな事業や商品開発の支援をしようと、平成21年に設置されました。
これまでに、飯島町の唐辛子ビネガーの開発、駒ヶ根市のごまの商品化に取り組んできました。
雑穀アマランサスは、ミネラル、カルシウム、鉄分が豊富に含まれ、健康にいいとされています。
伊那市では、平成18年にアマランサスの生産拡大と商品化に向け研究会を発足させ取り組んでいます。
支援チームは、研究会の活動を支援するもので、レシピの開発、ポップ加工の効率化などに取り組みます。
会議では「レトルト食品に取り入れていきたい」「アマランサスは、栽培は楽だが収穫が大変。如何に効率的に行うかを検討すべき」「価格を抑える努力をし、学校給食など公共機関での消費拡大を図りたい」などと、意見がだされました。
支援チームのチームリーダーには、伊那商工会議所の伊藤健一さんが選任され、設置期間は平成26年3月31日までの2年間となっています。 -
石室宿泊は今年で最後 西駒山荘ヘリで荷揚げ
7月14日からの営業にあわせて、28日、中央アルプスの西駒山荘にヘリコプターによる荷揚げが行われました。
28日は、伊那市横山の鳩吹公園から、標高2685メートルにある、西駒山荘にヘリによる荷揚げが行われました。
伊那市から山荘の経営を委託されている伊那市観光(株)の職員が作業にあたりました。
ヘリは、食料品や燃料など、2.5トンの荷物を5往復して山荘まで運びました。
西駒山荘は、1913年の中箕輪尋常高等小学校の集団登山の遭難を契機に、1915年に建設されたのが前身です。
来年は、遭難から100年、小屋は建設されてから98年を迎えます。
小屋の老朽化などにより、伊那市では来年度、建て替えを予定しています。
そのため、歴史的な価値の高い石室に宿泊できるのは今年が最後となります。
ここ数年の山荘の宿泊客は、平成20年が382人、21年が446人、平成22年は562人、平成23年が528人と増加傾向にあります。
伊那市観光では、石室に宿泊できる最後の年となることから、更に宿泊客が増え、例年より100人ほど多い、600人ほどの宿泊客を見込んでいます。
また、建替えに合わせて、西駒山荘管理人の宮下拓也さんが、桂小場の登山道入り口から山荘までを案内する企画も計画しています。
西駒山荘の営業は、7月14日から10月8日までを予定しています。 -
ニホンジカ生息調査 中央アルプスにセンサーカメラ設置
伊那市山寺の南信森林管理署は、中央アルプス高山帯でのニホンジカ生息調査として、センサーカメラを設置していくとの考えを28日示しました。
28日は、高山植物等保護対策協議会南信地区協議会総会が開かれ、去年から協議会で調査しているニホンジカなどの目撃情報が示されました。
中央アルプスでは、去年5月に飯田市の松川ダム上流域、標高1,000メートル付近の陣ヶ沢国有林で、メスのニホンジカ3頭が目撃されました。
協議会の調査の他にも、低地でのニホンジカの目撃情報が増えていることから、南信森林管理署ではニホンジカが高山帯まで生息しているかを調査するため、センサーカメラを設置するとしています。
設置場所は、宮田村の黒川林道沿い標高1,600メートルから1,900メートルの地点と、将棊頭山近くの登山道沿いで標高2,700メートルほどの地点だということです。
協議会ではほかに、昨年度の高山植物の保護取締状況が報告され、中央アルプスでは110件151人、南アルプスでは24件、43人となっています。 -
来春卒業予定の高校生 就職希望者大幅増
来春卒業予定の高校生の就職希望者数が去年より大幅に増えていることがわかりました。
ハローワーク伊那では、長引く不況が影響しているものと見ています。
ハローワーク伊那によりますと、来春卒業予定の高校生の就職希望者数が去年より大幅に増えているということです。
理由として、不況により大卒での就職が厳しい状況で、進学より地元での就職を希望する学生が増えていることをあげています。
それをうけ、ハローワーク伊那では企業に対し来春卒業予定の高校生に向けた求人の早期提出を呼びかけています。
また、5月の上伊那の月間有効求人倍率は0.6倍で、4月の0.61倍を0.01ポイント下回りました。
5月の新規求人数は1,005人で、4月の927人より78人増加し、新規求職者数は922人で4月の1100人より178人減少しました。
ハローワーク伊那では、「新規求人数は増えているが、上伊那の主力である製造業での正規採用が少ないため、依然として厳しい状況が続いている」としています -
知立中学校と小出太鼓が交流
2泊3日で伊那市を訪れていた愛知県の知立中学校の2年生は、19日、伊那市西春近の太鼓グループ、小出太鼓と交流しました。
伊那市を訪れたのは、知立中学校の2年生253人です。
伊那市と友好都市提携を結ぶ知立市では、毎年、中学2年生が伊那市で「山の学習」を行っています。
この日は、伊那市西春近にある知立市野外センターで交流会が開かれ、地元の太鼓グループ小出太鼓と交流しました。
生徒らは、小出太鼓のメンバーからアドバイスを受けながら、リズムに合わせて太鼓をたたいていました。
知立中学校の松井ひろみ教頭は、「どこの地域でも日本の伝統文化を守り、伝えている人がいる事を子供達に知ってもらいたい」と話していました。 -
第4回上伊那地域戦略会議
上伊那地域が持つ特長を活かした政策などを検討する上伊那地域戦略会議の4回目の会合が19日、伊那市のいなっせで開かれました。
19日は、3回目までの会議を元に制作された上伊那地域ビジョンの原案について協議しました。
上伊那地域ビジョンは、上伊那地域の特長をふまえ、平成25年度から5年間の施策を策定するものです。
ビジョンでは、地域資源の活用や、新たな観光戦略の展開など5つの主要施策を掲げています。
会議では、「広い分野に渡る計画のため、成果が確認しづらい。メインで取り組むものを示したほうがいいのでは」という意見も出されました。
今回の意見を元に原案を修正し、8月下旬の第5回戦略会議でビジョンを決定したいということです。
また、重要な項目を絞り込み、9月12日には青木一男上伊那地方事務所長が阿部守一県知事に施策を提案する予定です。 -
日本墨絵会 15回目の記念作品展
日本墨絵会の15回目の記念作品展が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
日本墨絵会は、飯田、伊那、諏訪、甲府など6つの地域に教室があり、約100人が会員となっています。
作品展は、会員の技術向上を目的に毎年開かれていて、今年は、121点が展示されています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内での主な受賞作品は、●無鑑査推薦に箕輪町の赤羽玉珠さんの作品「プルメリア ハワイの花」●日本墨絵会会長賞に伊那市の伊藤百合子さんの作品「凛然」●入選に南箕輪村の田中美穂子さんの作品「伊吹山」となっています。
墨絵は、紙の白と墨の黒を活かして、墨の濃淡やぼかしを使って描きます。
会では、「心に感じたものを表現した作品を見て欲しい」と話していました。
日本墨絵会の15回記念作品展は、来月1日(日)まで、伊那文化会館で開かれています。 -
信州機能性食品開発研究会 総会
信大農学部や県内の食品メーカーなどでつくる信州機能性食品開発研究会の総会が、27日、伊那市内で開かれ、今年度も引き続き、新たな機能性食品の開発と事業化のための研究会を開催していく事を確認しました。
信州機能性食品開発研究会は、県内41の企業と個人、信大農学部などで組織され、今年で発足10年になります。
研究会では、今年度4回の研究会を開催し初めて信大の工学部と繊維学部を交えた研究会を開く予定です。
この日はこの他、北海道医療大学名誉教授の西部三省さんが、機能性食品の効果などについて講演しました。
西部さんは、北海道に自生する植物エゾウコギは、ストレスを緩和し免疫力を上る効果があると説明し、「メーカーは、スポーツ選手をターゲットに売り出したが、風邪薬と一緒に飲む用法の方が需用があった」と話していました。 -
山荘ミルク バラ見ごろに
伊那市横山の山荘ミルクのバラが見ごろを迎えています
山荘ミルクでは、7年ほど前からバラを中心に季節の花を楽しむことができる庭づくりをしています。
およそ5千坪の庭園には、バラや山野草など、250種類の草木が植えられ、この時期はバラが見ごろを迎えています。
山荘ミルクの向山美絵子さんは「標高1000メートルのこの場所で花を楽しみながら、気持ちいい時間を過ごしてもらえたら」と話していました。
バラの見頃は7月中旬ごろまでで、この後はアジサイが咲きはじめるということです。 -
「現金受取型詐欺防ぐ」アルプス中央信用金庫に感謝状
高齢者などの自宅を訪れ、言葉巧みに金をだまし取る現金受取型詐欺。
この詐欺を未然に防いだとして、アルプス中央信用金庫伊那北支店に27日伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の田中泰史署長から、アルプス中央信用金庫伊那北支店の池田和彦支店長に感謝状が贈られました。
あるしん伊那北支店では、伊那市内の80代男性が、窓口で現金100万円を引き出そうとしたところ、対応した女性職員が不審に思い上司に相談し、詐欺を未然に防いだという事です。
80代男性は、自宅を訪れた男に、「訪問販売の未払い金、200万円を用意するよう」言われたという事です。
あるしんでは、定期的に詐欺に関する研修を行っていて、不審な点があった場合はすぐに相談するよう職員に指示しているという事です。
伊那警察署管内の受取型詐欺被害は、今年に入り3件発生し、被害額はおよそ700万円となっています。 -
西箕輪ふるさと講座 羽広獅子舞
伊那市西箕輪に伝わる、羽広の獅子舞について学ぶ「ふるさと講座」が23日、西箕輪公民館で開かれました。
ふるさと講座は、地域の歴史について理解を深めると共に、伝統の重さを改めて感じてもらおうと、伊那市公民会運営協議会が毎年2回、開いています。
今回の講座は、市の無形民俗文化財に指定されている羽広の獅子舞をテーマに開かれ、保存会のメンバーが舞を披露した他、歴史や踊りの特徴などを解説しました。
羽広の獅子舞は、江戸時代初期の1613年に、仲仙寺の再建を祝い、舞ったのが始まりと言われています。
以来、羽広では、毎年1月15日に近い日曜日に、雄獅子と雌獅子の舞合わせを仲仙寺で行っていて、来年は400年の節目迎えます。
羽広獅子舞保存会の城取誠さんは、「獅子の頭は、口で噛んで固定して舞う。一回踊ると、足腰の披露もあるが、顎が疲れて、体力を消耗する事が多かった」と話していました。
また、「雄獅子、雌獅子は地区で担当が決まっている。
互いに意識してきた事で、舞の技術や、地域の結束につながってきた」と話していました。 -
登山を前に西箕輪中で西駒山荘トイレ使用法説明会
6月26日からの西駒登山を前に、伊那市の西箕輪中学校で25日、トイレの使用方法についての説明会が開かれました。
西箕輪中学校では、毎年2年生が西駒ヶ岳登山を行っています。
25日は、西駒山荘でのトイレの使用方法について、山荘を管理する宮下拓也さんが説明しました。
宮下さんは「トイレが嫌だからといって水分を取るのを控えると、脱水状態になってとても危険。平地にあるような快適なトイレではないが、明るく清潔なので、気兼ねなく使ってください」と話していました。
登山を予定している中学校のうちトイレ休憩などで西駒山荘を利用するのは4校で、このうち西箕輪中学校だけが西駒山荘に宿泊することになっています。
宮下さんは「来年、山荘は改修されることになっているので、歴史ある石室に宿泊できるのはみなさんが最後です」と話していました。
西箕輪中学校の登山は、7月26日、27日の2日間行われます。 -
伊那市観光株式会社 3期ぶりの赤字
伊那市観光株式会社の昨年度の売上高は、前の年と比べておよそ5,900万円少ない、9億4,100万円で、営業利益は375万円の赤字となりました。
赤字となったのは3期ぶりとなります。
26日は、伊那市観光の株主総会が、伊那市の羽広荘で開かれました。
前の年と比べて売り上げが減少した主な施設の減少額は、羽広荘260万円、高遠さくらホテル1,700万円、入野谷1,600万円などとなっています。
主な要因として、東日本大震災の影響を受け、春から夏にかけての最盛期に売り上げが減少したこと、分杭峠のパワースポットを訪れる観光客の減少などを挙げています。
今年度の事業計画として伊那市観光では、▽外国人旅行客の誘致、▽若い世代を対象とした山岳観光受け入れのための施設やサービスの改善 など、伊那市が目指す観光ビジョンに合わせた受け入れ体制を確立していく考えです。
他にも、株主と経営者の分離など、民間経営のノウハウを導入するための研究を行うとしています。 -
中国の修学旅行 初の受け入れ
伊那市は、外国人観光客を誘客するインバウンド推進事業として、中国の小学校の修学旅行の受け入れを26日初めて、伊那市の高遠小学校で行いました。
26日は、中国の小学3年生から6年生にあたる児童33人が高遠小学校を訪れ、5年生と交流しました。
伊那市では、国外に伊那市の魅力を発信していこうと、昨年度からインバウンド推進事業として中国の教育関係者の視察受け入れなどに取り組んでいて、26日はその成果として初めて中国の教育旅行団を受け入れました。
中国の小学生は、修学旅行として日本を訪れ、その一環で高遠小の児童と交流をしました。
25日は伊那市高遠町のさくらホテルに宿泊したということです。
児童たちは、習字や折り紙で日本の文化に触れました。
習字の授業では、一文字ずつ交代で「交流」という漢字を書いたり、自分の名前を書いた紙を交換していました。
折り紙では、手作りの袋に、一緒に作った折り紙を入れ、プレゼントしました。
7月には市内の中学校で中国の4つの中学校を受け入れることになっています。
伊那市では、中国と台湾を主なターゲットに、教育関係の他、一般の観光客へも誘客をアピールしていきたいとしています。 -
市土地開発公社 財政見通し示す
伊那市土地開発公社のあり方を検討する委員会が26日市役所で開かれ、市側から存続した場合と解散した場合の財政見通しが示されました。
伊那市土地開発公社は、平成23年度末で、15か所、面積にしておよそ19万4,000平方メートル、簿価総額およそ27億円の土地を保有し、金融機関から26億円を借り入れています。
市では、一部を除き処分の見込みがないことから公社の存続にかかわらず、積極的に処分に取り組む必要があるとしています。
公社を存続させた場合、今後さらに地価が下落すれば、含み損が拡大し解散時の債権放棄額が膨らむと予想しています。
一方、解散する場合は、市が公社に代わり金融機関に25億円を返済します。
市では、一時的に市の財政を悪化させますが、保有地の売却が進むことで、改善するとしています。
第三セクター等改革推進債を活用することで、弁済の平準化、利子の1/2を国が負担する、債務が固定化されるなどトータルのメリットが大きいと分析しています。
総務省の資料によりますと平成22年度末の土地開発公社の保有地の保有額は県内19市の中で伊那市は8番目で、企業誘致などに提供できる土地造成面積は東御市、茅野市、についで3番目に多くなっています。
委員からは、「存続は厳しい状況」「公社を解散させた場合、企業誘致が鈍化しないか」などとする意見が出ていました。
委員会では、7月に開かれる3回目の会議で存続か廃止かについて方向性を示したいとしています。 -
富県南福地で花菖蒲見ごろ
伊那市富県南福地の竹松成就さんの畑では花菖蒲が見ごろを迎えています。
竹松さんの畑、およそ20アールでは紫や白などの花菖蒲が見ごろとなっています。
25日も近くの親子連れが花を見に畑を訪れていました。
花菖蒲はおよそ30種類、1500株あるということで、竹松さんは、今月いっぱいまでは、楽しめると話しています。 -
伊那市安全会議 事業内容など確認
住民の安全について考える伊那市安全会議が18日、市役所で開かれ、今年度の事業内容などを確認しました。
18日は、市の職員や警察、消防団などおよそ20人が出席しました。
安全会議は、交通安全部会、産業安全部会、防火防犯部会など6つの部会を設けています。
18日は、平成23年度の活動報告と24年度の事業内容を確認しました。
このうち交通安全部会は「去年の交通事故死者数は前の年より5人多い10人と激増し、非常事態宣言を発令する事態となった。今年度は、高齢者の交通事故防止を重点課題とし、事故の抑止を図りたい」としています。
他に防火防犯部会は「昨年度、伊那署管内における振り込め詐欺被害認知件数は6件で、総額460万円の被害があった。被害を未然に防げるよう、引き続き広報活動に力をいれていきたい」としています。 -
伊那北保育園で交通安全教室
伊那市の伊那北保育園で22日、交通安全教室が開かれました。
教室は、小さいうちから交通安全について学んでもらおうと、伊那市北部安全協会が開いたものです。
22日は、未満児から年長園児までのおよそ90人が、交通安全についての話を聞きました。
このうち長野県交通安全教育支援センターの木下小由美さんは、道路の歩き方について、ぬいぐるみなどを使って分かりやすく紹介しました。
木下さんは「横断歩道を渡る時は、青になっても飛び出さないでください。渡る時も左右をみながらわたりましょう」と話していました。
伊那北保育園の伊藤ちと世園長は「正しい交通ルールを身に付け、事故から自分の身を守れるようになってほしい」と話していました。
伊那市内の保育園では、年2回交通安全教室が開かれます。 -
梅雨の晴れ間 富県小で水泳の授業
梅雨の晴れ間となった25日、伊那市の富県小学校で水泳の授業が行われました。
3時間目の授業では、2年生と3年生が水泳を楽しみました。
富県小学校では12日にプール開きを行いましたが、授業ができる水温、気温共に23度以上をなかなか超えず、今シーズンは25日が2回目の水泳の授業です。
今年から25メートルプールを使用する3年生は、水に顔を付ける練習や、蹴伸びの練習を行いました。
25日の伊那地域の最高気温は27,7度と7月中旬並みで、児童らは日差しを浴びながら水の感触を確かめていました。
富県小学校の水泳の授業は、週3回程度8月末まで行われるということです。 -
あじさい寺あかり館オープン
あじさい寺として知られる伊那市西春近の深妙寺に珍しい行燈や、ランプなど灯り器具を展示する、あじさい寺あかり館が25日、オープンしました。
あかり館には、江戸時代の物を中心に油を使って火を灯す灯り器具が並べられています。
あじさい寺あかり館は、伊那市西春近の深妙寺駐車場の北側に建てられています。
オープンの25日は、主婦らが訪れ重盛快典住職から灯り器具の説明を受けていました。
重盛住職は釈迦の教えで、心のこもった行いを意味する、「貧者の一燈」という言葉を大切にしていることから、灯り器具に興味を持つようになり、30年ほどかけておよそ1500点を集めました。
あかり館にはそのうちおよそ300点が展示されていて随時入れ替えていくということです。
雁足短檠は、江戸時代のお茶会などでよく使われたという油を使って火をつけるもので雁の足の形をしていることから、こう呼ばれるようになりました。
150年ほど前の外国製のピアノにはロウソク立てがついていて作曲家でピアニストのショパンもこの型のものを愛用していたといわれています。
その他、館内には灯り器具が描かれた浮世絵の掛け軸なども展示されています。
あじさい寺あかり館は、7月20日まで毎日開館していてそれ以降は予約制となります。
入館料は「備えられた賽銭箱に気持ちだけいれてもらいたい」と話しています。 -
笠原川音頭の踊り完成
伊那市美篶の笠原ふれあい交流センターで24日ホタル祭りが開かれ、新しく完成した笠原川音頭の踊りが披露されました。
ホタル祭りは、笠原川を守る会を中心に伊那市美篶の笠原区民が毎年開いているもので、今年で19回目です。
今回は、地区住民らが作った笠原川音頭に合わせた踊りが新しく完成し、区内の子どもたちが披露しました。
踊りを考えたのは、現代舞踊伊駒流舞踊会宗家家元の伊駒寿宜さんで、子どもからお年寄りまで一緒に楽しめる踊りにしたということです。
笠原ふれあい交流センター横には笠原川が流れ今の時期、ホタルを楽しむことができます。
笠原川は農業用排水路で平成16年に改修工事が行われました。
その際、区民がここに生息していた生き物を別の場所に移し、工事終了後戻す作業が行われました。
以降笠原川を守る会を中心にホタルが生息しやすいような環境整備に取り組んでいます。
守る会では、「今はまだ数えるほどですが蒸し暑くなり、たくさんホタルが出てくれるこれからが楽しみです。」と話していました。 -
キャッシュカード譲渡で書類送致
伊那警察署は25日までにオレオレ詐欺に使われた口座のキャッシュカードを第三者に譲り渡した容疑で伊那市の男を長野地方検察庁伊那支部に書類送致しました。
伊那警察署の発表によりますと、書類送致されたのは伊那市在住で会社員の男42歳です。
この男は貸金業者を名乗る男から現金30万円の融資を受ける約束で去年2月に自分名義の預金口座のキャッシュカード1枚とその暗証番号を書いた紙を東京都内の氏名不詳の人物に宅配便で送ったものです。
この口座が他県で発生したオレオレ詐欺で利用されたことが判明し書類送致したもので男は容疑を認めているということです。
伊那署では、預貯金通帳やキャッシュカードを第三者に譲りわたすことや、その目的で口座を開設することは犯罪だと認識してもらいたいと改めて呼びかけています。 -
災害危険箇所パトロール
6月の土砂災害防止月間に合わせ、伊那市などは26日、土砂災害の危険箇所のパトロールを行いました。
災害危険箇所パトロールは6月の梅雨の出水期に合わせて、伊那市と伊那建設事務所が毎年行っています。
26日は、伊那市消防団などから30人ほどが集まり、市内8か所の土石流危険箇所をまわり、河川の状況や避難経路を点検しました。
このうち高遠町勝間では、土石流危険区域に指定されている後沢川を確認しました。
斜面の勾配が急なため、崩壊が生じて流れがせき止められる恐れがあるということで、避難経路などについて話しました。
参加者からは、「パトロールに地域の人も参加してもらい、情報共有をしたらどうか」という意見も出されていました。 -
伊那市中央区 水防準備訓練
災害時に備え伊那市中央区の住民は17日、水防準備訓練を行いました。
17日は、区内に住む建設業者や看護師などでつくる救助支援隊のメンバーおよそ20人が参加しました。
訓練は、この時期と9月の年2回行われています。
17日は、大雨に備えて土嚢作りを行いました。
メンバーは交代で袋に砂を入れ、およそ200個の土嚢をつくりました。
中央区では今年度、災害時に備え安心安全なまちづくり活動支援事業を活用して、テントとプロジェクターを購入しています。
訓練では、テントの組み立て方を確認していました。
中央区では「訓練を定期的に行い、住民の災害に対する意識を高めていきたい」としています。
最後に、今年度購入したガス釜を使って炊いた米を、参加者全員で味わっていました。 -
小型ポンプは西春近分団2部、自動車は竜東分団1部
伊那市消防団のポンプ操法大会が24日市役所で開かれ、小型ポンプ操法の部で、西春近分団第2部が、自動車ポンプの部は2年連続で竜東分団第1部が優勝しました。
市役所西側駐車場で開かれた大会には、小型ポンプ操法の部に25チーム、自動車ポンプの部に10チームが出場しました。
大会は、毎年この時期に開かれていて、各チームとも4月中旬から練習を重ねてきました。
中には冬から準備をしたチームもあったということです。
消防団のポンプ操法は、いざというときのために安全・確実・迅速が大きなテーマで、審査のポイントもスピードや規律、安全性に置かれています。
競技の結果、小型ポンプの部で、西春近分団第2部が、自動車ポンプの部は、2年連続で竜東分団第1部が優勝し上伊那大会出場を決めています。 -
伊駒舞踊会が現代舞踊発表会
伊那市の伊駒寿宣さんが宗家家元をつとめる伊駒流舞踊会の現代舞踊発表会が24日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
伊駒流舞踊会は、平成元年に伊駒寿宣さんが宗家家元になって、今年で24年目になります。
現代舞踊発表会は、2年に1度開かれていて、伊駒さんが指導している21の団体から今回は、70人が舞踊を披露しました。
伊駒流現代舞踊は、気持ちを形に表して演じる舞踊芝居で、一つの曲で男女役が別々の振り付けで踊るのは、全国的に見てもここだけだということです。
出演者たちは、演目に合わせた着物をまとい、小道具などを使いながら洗練された動きを披露していました。