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美咲蘭さん朗読コンサート
伊那市のいなっせで8日、語りべの美咲蘭さんの朗読コンサートが開かれました。
美咲さんは、松本で朗読の指導をするオフィス蘭を主宰していて、演出も手がけています。
8日はまほらいな市民大学講座の中で、スクリーンに映る絵に合わせ、絵本や古典などから6つの話を朗読しました。
コンサートでは朗読にあわせて琴の演奏も行われました。
また美咲さんが指導を手掛けている朗読グループの「伊那麦の穂」や「箕輪星の会」のメンバーが朗読を披露しました。
まほらいな市民大学講座は今年で14年目です。
1年間に25回の講座が開かれていて、現在13期生と14期生121人が学んでいます。 -
いな少年少女合唱団が歌声披露
今年で創立25周年となる、いな少年少女合唱団の演奏会が6日、伊那市のいなっせで開かれました。
演奏会は2部構成で行われ第1部では、浴衣姿の団員が、わらべうたや民謡を歌い昔のあそびを取り入れた動きを披露していました。
会場にはおよそ300人が集まり合唱団の歌声に耳を傾けていました。
第2部ではフィンランドやハンガリーなどの歌を披露しました。
いな少年少女合唱団は、伊那市などの小学生から高校生まで、およそ30人が活動しています。
今年で創立25周年を迎え、節目の年を記念してフィンランドとハンガリーへ演奏旅行に出かけました。
演奏旅行では、現地の子ども合唱団と交流を深めたほか、学校で音楽の授業を受ける機会もあったということです。
この日の演奏会では17曲を歌い澄んだ歌声が会場に響いていました。 -
東春近小学校4年生りんご学習スタート
伊那市の東春近小学校の4年生は8日から恒例のりんご学習を地元のりんご農家伊藤一路さんの果樹園でスタートさせました。
東春近小学校では毎年4年生が授業の一環で地元田原の伊藤一路さんの果樹園でりんごの栽培体験学習を行っています。
果樹栽培の様子や農家の人の苦労などを学ぼうと行われているもので、今年で18年目です。
8日は、4年生54人が参加し摘花作業を体験しました。
摘花はひとつの房に咲く5つの花の中から中心の花だけを残し周りの花を摘む作業です。
中心の花に栄養分を集中させることで良いりんごが出来るということです。
ここ数日の暖かさで一斉に花が咲き、いつもの年と比べて1週間ほど早い作業となりました。
児童たちは伊藤さんのアドバイスを受けながら作業に汗を流していました。
手が届かないところはコンテナに乗って作業をしていました。
今年度は4回のりんご学習を予定していて、次回は5月下旬頃、余分な実を摘む摘果作業を行うことになっています。 -
花の丘公園の八重桜など見ごろ
高遠城址公園に次ぐ伊那市高遠町の第2の桜の名所、花の丘公園の八重桜などが見ごろを迎え、訪れた人たちが花見を楽しんでいます。
花の丘公園には八重桜など50種類、2000本の桜が植えられています。
時期をずらして咲くため、長い期間花を楽しむことができます。
花は、例年に比べて一週間ほど遅いということです。
これらの桜は、旧高遠町時代に各種団体が桜の名所にしようと昭和63年に植えたものです。
8日は、園内を散策する人や昼時には、お弁当を広げて花見を楽しむ姿が見られました。
花の丘公園の桜も伊那市の桜守が手入れをしています。
稲辺健次郎さんは、毎日花の丘公園を訪れ、桜の様子などを観察しています。
天候にもよりますが、花は今週いっぱい楽しめるということです。 -
勘太郎の衣装で伊那まつりをPR
今年40回を迎える伊那伊那まつりの記念事業として、勘太郎の衣装を身にまとったキャラバン隊が市内外に向けてまつりをPRすることが決まりました。
7日に開かれた第40回伊那まつり記念事業特別委員会で決まったものです。
委員会では、伊那まつり40年の歴史を振り返り勘太郎月夜歌・伊那節をクローズアップしようと今回のイベントを決めました。
勘太郎キャラバン隊はまつりの1、2週間前に地元の企業訪問やテレビ局などを訪れ伊那まつりをPRします。
キャラバン隊は10人程度で一般から公募します。
勘太郎月夜歌・伊那節が踊れることが条件で、6月11日まで募集し、14日に面接をして決定するということです。
キャラバン隊には交通費や日当が支給されます。
この他の記念事業として、全参加団体を対象にした勘太郎月夜歌や伊那節コンテストを実施する計画です。 -
原発技術者からみた憲法第9条
原発と平和について考える憲法記念日の集いが、3日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
この日は「原発技術者からみた憲法第9条」と題して、福島第一原発の建設時に技術者として携わった小倉志郎さんが講演しました。
会場にはおよそ320人が集まり小倉さんの話に耳を傾けました。
小倉さんは、福島第一原発建設時に発電所内で使われる部品を作っていました。
その後、保守点検などで放射能タンクの中に入ることもあったということです。
点検の時には、手袋を4重にして、服とズボンのつなぎ目をテープで止めるなどしても長時間作業ができなかったと、放射能の危険性を説明していました。
小倉さんは「政府は原発をもっと安全にするから再稼働しても大丈夫と言うが、完璧にすることは不可能。放射能被害の大きさと原発のリスク、政府の大義名分を正しく見つめなおす必要がある」と呼びかけていました。 -
選挙で正副議長決まる
申し合わせ任期満了に伴う伊那市議会の議長と副議長の選挙が7日、伊那市役所で行われ議長には伊藤泰雄さん、副議長には前田久子さんが選ばれました。
7日は、市議会臨時会が開かれ議長と副議長の選挙が行われました。
議長には前議長で無所属の伊藤泰雄さんと、共産党の飯島光豊さんが立候補しました。
選挙は出席議員20人の投票で行われ17対3で伊藤さんに決まりました。
議長2期目となった伊藤さんは、64歳。旧伊那市から数えて、市議会議員は5期目です。
就任にあたり、これからの社会の最重要課題だとして、新たに環境エネルギー問題特別委員会を設置
するほか、引き続き、議会改革特別委員会と道路問題特別委員会を設置し各分野ごと専門的に取り組んでいくとあいさつしました。
副議長には公明党の前田久子さんと共産党の前沢啓子さんが立候補し17対3で前田さんに決まりました。
副議長となった前田さんは64歳。
旧伊那市から数えて4期目です。
また女性の副議長は旧伊那市を含め初となります。
前田さんは「自分が副議長を全うすることで女性の社会参加がさらに加速することを願う。」とあいさつしました。
正副議長の任期は申し合わせにより2年間となっています。
また常任委員会の構成も決まり総務委員会委員長には
飯島進さん。
社会委員会委員長には竹中則子さん。
経済建設委員会委員長には中山彰博さん。
議会運営委員会委員長には平岩国幸さんが就任しています。 -
ルネッサンス西町の会 園児と春日公園で桜の苗木植える
伊那市西町の住民有志でつくるルネッサンス西町の会は、近くの保育園児と桜の苗木を7日、春日公園内に植えました。
7日は、ルネッサンス西町の会のメンバーと竜西保育園の年長園児37人、竜南保育園の年長園児22人が、ソメイヨシノの苗木5本を植樹しました。
ルネッサンス西町の会では、地域に愛される公園づくりを進めようと毎年この時期に桜の苗木を植樹していて、今年で8年目です。
春日公園では西町区民を中心に昭和26年頃から桜の植樹が行われていて、現在ソメイヨシノがおよそ150本、ヒガンザクラがおよそ70本あります。
花見シーズンには、満開の桜と南アルプスや伊那市街を一望できます。
園児らは、桜の成長を願いながら交代で苗木に土をかぶせていました。
植樹が終わった後、子ども達にはお菓子が配られ、笑顔で受け取っていました。 -
災害発生直後に避難所運営にあたる職員などを対象にした研修会
伊那市は、大規模災害に備え、災害発生直後に避難所運営にあたる職員などを対象にした研修会を7日、市役所で開きました。
研修会には市の職員や学校関係者などおよそ70人が参加しました。
避難所は、▽被害についての情報や救援物資が集まる「基幹避難所」▽区が管理する「1次避難所」▽要援護者が避難する「福祉避難所」の3つに分けられます。
伊那市では、災害発生時に21の小中学校を基幹避難所としていて、休日や夜間に災害が発生した場合近くに住む職員を避難所運営にあたる初動対応職員に指定しています。
7日は、総務部危機管理課防災係の埋橋進係長が役割と避難所開設について話をしました。
埋橋さんは「避難場所についたら、まずは建物の安全確認を行ってください。その際は、中に入らず外から状況を判断して下さい」などと話していました。
伊那市では今後、迅速な避難所の開設と長期化した場合を想定した訓練を行うということです。 -
秋葉街道を歩き諏訪大社へ塩奉納
江戸時代、神社への参拝や塩の輸送路として使われた、古道「秋葉街道」を歩き静岡県から諏訪大社へ塩を運ぶイベントが行われました。
このイベントは、南信地域や静岡県西部の住民有志でつくる「チーム結い旅」が企画し、一行は先月28日に静岡県掛川市を出発し、のべ60人が約250キロを歩き諏訪大社を目指しました。
6日のお昼ごろには、伊那市高遠町の杖突峠頂上近くにある守屋神社に到着し残りわずかとなった旅の安全を祈っていました。
今回、諏訪大社に奉納する塩は、静岡県掛川市の住民有志が海水を煮つめて作る昔ながらの技法で作った物だということです。
チーム結い旅では、秋葉街道を歩き塩を諏訪大社へ奉納する事で、古道を守り伝える活動を次世代に繋げ、天竜川の上流と下流の地域の結びつきを考えるきっかけにできればと考えています。
チーム結い旅は、6日午後2時30分頃、諏訪大社に到着し塩を奉納したということです。 -
高烏谷山区民ハイキング
伊那市の富県区民を対象にした恒例の高烏谷山区民ハイキングが、4日に行なわれました。
ハイキングは、区民の交流を図ろうと毎年行なわれていて今年はおよそ540人が参加しました。
参加者は、新緑に囲まれた山道を仲間や家族と会話を楽しみながら高烏谷山の8合目、標高1220メートルにある「つが平」を目指しました。
「つが平」では、区内にある富県小学校と新山小学校の交流もあり代表児童が学校紹介をした他、それぞれ校歌を歌いました。
今回で45回を迎えた区民ハイキングを記念し、富県公民館が主催する男性教室の「よろず講座」の受講生は、ヒノキで作ったベンチをつが平に設置しました。
参加者たちは、眼下に広がる伊那谷を眺めながら、連休の一日を楽しんでいました。 -
和菓子店あかはね 高遠饅頭3,200個を猪苗代へ
伊那市高遠町の和菓子店あかはねは、旧高遠藩主保科正之の縁で伊那市と友好提携を結んでいる福島県猪苗代町へ高遠饅頭3,200個を贈りました。
贈られたのは、8個入りの高遠饅頭400箱です。
赤羽直会長は、保科正之のNHK大河ドラマ化を進めるため、猪苗代の人たちと絆を深めようと高遠饅頭を今回初めて贈りました。
贈られた高遠饅頭は、3日から行われる猪苗代さくら祭りで配られるという事です。 -
田中公房作品争奪マレットゴルフ大会
工芸品作りを趣味としている田中豊文さんの作品が賞品のマレットゴルフ大会、「田中工房手作り作品争奪マレット大会」が28日伊那市の東春近マレットゴルフ場で開かれました。
大会には東春近マレットゴルフクラブの会員40人が参加しました。
クラブの会長を務める田中豊文さんは会社を退職してから工芸品づくりをはじめ20年以上になります。
田中さんは、クラブの会長ということもあり仲間に感謝の気持ちをこめて自分の作品を賞品にした大会を開くようになりました。
賞品は、人数分用意され、順位が上の人から自分の欲しいものを選ぶことができます。
大会は男女ペアで行われ、同じペアになった人は交代しながら玉を打っていました。
田中さんは「大会では上手い人がいつも上位に入るのでペアを組むことで順位がいつもと変わってくる。ペアを組むことでいつもより会話も弾んでいる。」と話していました。
大会が終わると参加者は、お気に入りの作品を受け取り喜んでいました。 -
「伊那ローメン祭」賑わう
伊那ローメンズクラブは、発足15周年を記念した初のイベント「伊那ローメン祭」を、4月30日に伊那市役所駐車場で開きました。
クラブ発足15周年と、去年のB-1グランプリ初出場を記念して開かれたものです。
会場には、県内外から多くの人が訪れ、長蛇の列ができていました。
昼時には、家族連れがシートを広げて、ローメンを味わっていました。
イメージキャラクター「ウマカロー」も、子供達と触れ合いながらローメンをPRします。
特設リングでは、早食い大会も行われ、集まった人が声援を送っていました。
伊那ローメンズクラブによりますと、この日一日で約1,300食のローメンを販売したという事です。 -
伊那ビデオクラブ 伊那市にDVD寄贈
ビデオ愛好家でつくる伊那ビデオクラブは、伊那市の歌や伊那市の歴史を収録したDVD80本を1日伊那市に寄贈しました。
DVDには「伊那市の歌」の歌詞に合わせた映像やカラオケなどが17分、高遠高校の生徒が伊那市の古代から明治までの歴史を案内する「タツヤとミヅキの伊那歴史ハンター」が60分収録されています。
伊那市地域づくり支援金事業として制作し、3月16日に行われた第4回伊那映像祭で上映されました。
会長の武田忠芳さんは、「伊那市の歴史を映像に残したものは初めてで、多くの方に見てもらいたい」と話していました。
寄贈されたDVDは伊那市を通して学校や図書館などに配られます。 -
さくら茶用 八重桜摘み取り
伊那市商工会高遠支部女性部のメンバーは2日、さくら茶に使う八重桜の摘み取り作業を行いました。
伊那市高遠町の高遠町文化体育館横には女性部が30年ほど前に植えた、3本の八重桜があります。
ここの桜は、現在満開に近い状態でメンバーらは花を摘みとっては袋に詰め込んでいました。
桜は、花が八割ほど開いた状態で塩漬けにすると出来上がりの色が濃く、香りも出るということです。
今年は、例年より3割ほど少ない70キロほどが取れたということです。
午後には、場所を移し摘み取った桜の選別をしていました。
桜は、塩で仮漬けし、陰干した後今月下旬に本漬けし来年の花見シーズンまで寝かせます。
部長の伊藤妙子さんは「来年来て下さる方に、高遠の桜の味と風味を楽しんでもらえるよう、心をこめてつくりたい。」と話していました。 -
坂下でミツバチ分蜂
伊那市坂下の坂下駐車場近くで、女王蜂が働き蜂をつれ、巣から別れる分蜂する様子が4月30日見られました。
伊那市坂下の坂下駐車場近くのサツキの植え込みの中では、セイヨウミツバチが直径10センチ、長さ30センチほどの塊となっていました。
30日の午前10時ごろ、近くに住む人が植え込みの周囲に蜂が多く飛んでいたことを不思議に思い、市内で養蜂園を営む小松実治さんに連絡しました。
サツキの植え込みを見てみると、セイヨウミツバチの分蜂の際、群れが塊となる蜂球を2つ見つけたということです。
分蜂は、一つの巣に新しい女王蜂が生まれると、古い女王蜂が働き蜂を連れて集団で巣から別れるものです。
新しい巣が見つかるまでの間、働き蜂が女王蜂を守るため仮の巣を作り木の枝などに群がり、蜂球をつくります。
小松さんによると、「車の騒音や振動のある街中で、しかも同じ時間帯に2つの蜂球がみるのは珍しい」と話していました。 -
農家食堂「こかげ」開店
伊那市高遠町藤沢の女性たちが運営する農家食堂こかげが4月29日に開店しました。
昼時には、多くの人たちがつめかけ、スタッフたちはうれしい悲鳴をあげていました。
29日の正午ごろ、駐車場は満車。店内に入ってみると、満席状態で、女性スタッフたちは、その対応に追われていました。
メニューは、地元でとれた野菜や米を使った古きよきいなかを感じさせる内容で季節感も味わえます。
過疎化が進み、空き家や耕作放棄地が目立つようになった地域を女性パワーで盛りたてようと藤沢宗子さんが中心となって10年前から構想をあたためてきました。
農家食堂こかげの営業時間は、午前11時から午後4時で水曜定休ですが、連休中は、休日返上で営業するということです。 -
1.5倍となる耐震構造で建設を検討
伊那消防署は、新しい消防署建設の候補地が活断層地近いことをあげ、課題として建築基準法で定める数値の1.5倍となる耐震構造での建設を検討しています。
伊那市議会全員協議会が1日に開かれ新しい消防署建設候補地の富士塚グラウンド周辺の課題と解決策などが示されました。
それによりますと、候補地のおよそ300メートル付近に活断層があるため、大地震発生時、機能を維持するため庁舎の耐震性能は建築基準法に定める1.5倍となる耐震構造での建設を検討しています。
また地盤強化のため地下に支柱を打ち対応するなどとしています。
他に中心市街地や富県、美篶方面への現場到着時間の遅れや、市街地への道路が狭く大型車両のアクセスが悪いことなどが課題として出されていました。
解決策として、今後高遠消防署を含む出動区域の見直しを図るとし道路については必要箇所の拡幅改良を進めていくとしています。
議員からは、「ボーリング調査や、早急な道路の整備が必要」などの意見が出されていました。
これらの解決策を受け伊那市議会では候補地を富士塚グラウンド周辺とすることを了承しました。 -
桜シリーズ 藤沢の枝垂れ桜
地域の桜をお届けする桜シリーズ。29日は、高遠町藤沢の枝垂れ桜です。
藤沢水上集落の熊野神社入り口にある枝垂桜の老木です。
ここのところのあたたかさで一気に花が進み、今がちょうど見ごろです。 -
西箕輪高原マラソン大会
29日、伊那市の西箕輪では、今回で23回目の西箕輪高原マラソン大会が開かれ、200人が好天のもと健脚を競いました。
西箕輪中学校グラウンドを発着点に伊那インター工業団地を折り返すコースです。
最長6キロのコースには、西箕輪中学生119人を含む137人が参加しました。
4.5キロ、3キロのコースには、小学生や一般など72人が参加し、思い思いのペースでゴールを目指していました。
29日は朝から晴天に恵まれ、参加者たちは、標高850メートルの高原でさわやかな汗を流していました。 -
保科正之生誕401年祭
旧高遠藩主保科正之の生誕401年祭が、伊那市高遠町の歴史博物館で29日行なわれました。
歴史博物館中庭にある保科正行の石像前には、伊那市や正之を通じて交流のある福島県猪苗代町、新宿区の関係者など60人が集まり、名君とされる正之公に思いをはせました。
大河ドラマをつくる会会長の白鳥孝伊那市長は、「現在48万人を超える署名を50万人にしたい。大河ドラマなどを通じて正之公を全国に発信したい。」とあいさつしました。
午後には、桜大学講座が総合福祉センターで開かれ、会津松平家14代当主の松平保久さんと、高遠内藤家17代当主の内藤頼誼さん、保科正之に詳しい福島県立博物館の主任学芸員阿部綾子さんが、正之の業績や時代背景、内情にせまりました。
会場には、多くの人たちがつめかけ3人の話を興味深そうに聞いていました。 -
(株)サカイヤが50周年で記念誌
伊那市に工場をおく自動車や電化製品のパネルなどを製造している(株)サカイヤは、創立50周年を迎え記念誌を作りました。
26日は、伊那工場長の金澤 幸宣さんが、伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に記念誌を届けました。
(株)サカイヤは、埼玉県に本社があり、自動車のメーターや電化製品のパネルなどのプラスチック製品を製造しています。
伊那工場が進出したのは、24年前です。
去年、創立50周年を迎えましたが、東日本大震災の影響で式典などの開催は控えました。その代わりとして、記念誌を作りました。
記念誌には、これまでの会社の変遷や、製造している商品の紹介などが載せられています。
白鳥孝市長は、「これからもますます大きく発展してもらえればありがたい」と話していました。
なお、記念誌は、従業員や取引先などに配ったということです。 -
伊那地域最高気温28.8度 7月中旬並み
28日の伊那地域は日中の最高気温が28.8度と夏日になりました。平年を10度近く上回っていて、4月の観測史上最高気温となりました。
箕輪町のみのわ天竜公園では子ども達が水場で水遊びをしていました。
この日の伊那地域は午後2時34分に4月の観測史上最高となる28.8度を記録し、7月中旬並みの暑さとなりました。
伊那市西町の春日公園ではわんぱく広場が開かれ、多くの子ども達が半袖姿で遊んでいました。
春日公園を訪れていた子ども達も、公園内の水道で喉を潤していました。
子どもを連れて春日公園を訪れていた男性は「長袖を着てきてしまい失敗だった。本当に暑い」と話していました。
長野地方気象台によりますと、長野県南部は、29日も引き続き高気圧に覆われ、同じくらいの暑さになりそうだということです。
連休後半は、気圧の谷の影響で天気は下り坂で、雨の降る日もありそうです。 -
透析患者の避難誘導訓練
伊那中央病院は、透析患者の避難誘導に重点を置いた防災訓練を26日行いました。
2階の検査室から出火したとの想定で訓練が行なわれました。
隣の部屋で透析中の二人を避難誘導しました。
伊那中央病院の透析室は、検査室で火が出た場合は、東方向の1方向のみの避難経路となります。
病院では、これまで透析患者を誘導する訓練を行なっていなかったため、今回初めて取り組みました。
患者の避難誘導に携った看護士らは、戸惑いながらも指定されていた避難場所に無事患者を搬送することができました。
患者役の二人は、観察員で、どのような指示でどのような運用がされたかをチェックしました。
伊那中央病院では、年に2回防災訓練を行なっていて、今回の前期は、火災を、後期は、大規模災害を想定して行なわれます。
訓練は、各部署から選任されたメンバーで組織する自衛消防隊が行いました。 -
伊那市手良で一足早く田植え
伊那市手良の田んぼで、27日、早くも田植えが始まりました。
27日は、伊那市手良中坪の登内里見さんの妻、美穂さんが、田植え機で田んぼに苗を植えていました。
登内さん宅では毎年4月下旬ころ田植えを始めていて、今年は去年より2日早い田植えとなりました。
美穂さんは「今年は寒かったので苗の管理が大変でしたが、霜の被害もなくよく育ちました」と話していました。
登内さんは5月いっぱいかけ、他の農家からの依頼も合わせて植えるということです。
JA上伊那によると、田植えのピークは5月中旬になるということです。 -
「ローメン」新イメージキャラクター募集
伊那ローメンズクラブは、創立15周年に合わせてローメンの新しいイメージキャラクターを募集します。
ローメンのイメージキャラクターは、現在、ローメンを持った馬、「ウマカロー」が務めています。
伊那の特産品「馬肉」と「美味かろう」という語呂合わせでローメンと馬肉をPRしてきましたが、B1グランプリなど、全国大会出場時に「なぜ馬なのか」などといった質問を受けることがふえていました。
そこで今回、ローメンズクラブの15周年に合わせて新しいキャラクターを募集することになりました。
キャラクターは、30日に伊那市役所駐車場で開催される「ローメン祭」で募集の呼びかけを行い、来月21日まで伊那商工会議所で受け付けています。
応募作品はローメンズクラブやファンクラブによる選考で絞り込み、加盟店に訪れた客の投票により決定します。
作品採用者には、加盟店で利用できる5万円分の食事券が贈呈されることになっています。
伊那ローメンファン倶楽部の伊東久さんは「全国でローメンをPRするということは伊那市をPRするということ。みんなに親しまれる、温かみのあるキャラクターの応募をお待ちしています」と話していました。
なお、新キャラクター決定後もウマカローは初代キャラクターとして活動していくということです。 -
桜シリーズ 西春近細ヶ谷桜
地域の桜をお届けする桜シリーズ。26日は、伊那市西春近の細ヶ谷桜です。
西春近の伊那スキーリゾートに上っていく途中にあり、現在満開となっていて見ごろです。
この場所は、伊那市街地や河岸段丘、南アルプスが一望できる伊那市屈指のビューポイントです。
残雪の南アルプスと満開の桜の共演が楽しめます。 -
バラ咲く街角委員会 バラ植栽
伊那市荒井のセントラルパークで、25日中心市街地の住民らが、バラの植栽を行いました。
中心市街地の住民や商店主は、3年前からバラ咲く街角委員会を組織し、バラを使った街づくりを進めています。
委員会では、去年から山寺、坂下、荒井、西町の4地区の住民で表通りにバラをおいてくれる人を対象に里親を募り、バラを育ててもらっています。
里親は現在150人ほどで、25日用意されたバラは200種類以上、鉢の数は300です。
訪れた里親は好きなバラを選んで植栽をしていました。
里親の中には1年講習を受けたインストラクターも25人ほどいて、バラの栽培方法などを指導します。
バラ咲く街角委員会会長の中村弘人さんは、「少しずつ手入れをしながらバラを増やし、息の長い活動にしていきたい」と話していました。
委員会によりますと、中心市街地で継続的にバラを育てているのは伊那だけだということです。
27日から29日にかけては、中心市街地の住民を対象にバラの苗の頒布が行われます。
6月には伊那まちバラフェスタが開催される予定です。 -
日本画県展 伊那地区展始まる
日本画県展の伊那地区の展示会が26日から伊那文化会館で始まりました。
ホクト文化ホールに続く2会場目で、30日までです。
会場には、第41回の日本画県展に出品された約100点が飾られています。
最高賞の日本画会賞を受賞した作品をはじめ、県教育委員会賞を受賞した唐澤照子さんの作品や市長賞を受賞した鈴木岬さんの作品など上伊那地域からの入賞者の作品も見ることができます。
日本画は、岩絵の具をにかわで溶いて置いていくように塗り重ね描いていくということで、最低でも1ヶ月、長いもので半年ほどかかることもあるといいます。
今回出品されているのは、30号から50号で、題材は、花鳥風月や人物、動物など様々です。
日本画を描く人の高齢化が進み、出品数は、年々減少傾向で、小型化してきているということですが、関係者は、「重ね塗りがかもし出す日本画独特の世界を見てもらいたい。」と話しています。
日本画県展の伊那地区の展示会は、30日まで、伊那文化会館で開かれています。