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議会改革へ市民が意見
伊那市議会が議員や議会のあり方などについて市民と意見を交わす議会改革フォーラムが23日、伊那市役所で開かれました。
フォーラムは市民にわかりやすく、開かれた議会を目指そうと議員9人で構成する議会改革特別委員会が開いたもので、会場には、およそ100人が集まりました。
市議会では市民の意見を行政運営に反映させるため活動原則を定めた議会基本条例の制定を目指しています。
条例の基本方針として、情報公開と市民が参画しやすい議会運営や、議会としての政策立案また政策提言に努めることなどをあげています。
フォーラムは市民の声を条例に反映させようと開かれたもので、多くの意見が出されていました。
議会では出された意見を議会基本条例に反映させ議会改革に取り組みたいとしています。 -
「自ら説明することもやぶさかでない」
伊那市の白鳥孝市長は24日市役所で開かれた記者会見で竜東地区3保育園の統廃合計画に反対している伊那東保育園保護者会に対し「自ら説明することもやぶさかでない」として計画に理解を求めていくとの考えを示しました。
伊那市の統廃合計画は、伊那東保育園を廃園とし竜東保育園と統合するとしています。
また統合した竜東保育園と今の伊那北保育園を建て替え耐震化する計画です。
伊那東保育園保護者会では、統合により園児が増えることで、職員の目が行き届かなくなることなどが心配だとして、存続を求めていくとしています。
伊那東保育園の存続については住民有志が署名活動を行っていて、1,100人ほどの署名が集まっているということです。
この署名は29日に市の担当部長に手渡すことになっています。
伊那市によりますと竜東地区の3歳から5歳の子どもは、3年後にはおよそ80人減少するということで、3つの保育園の存続は財政上厳しいとしています。
このことから市では計画に反対の住民に対し、丁寧に説明し理解を求めていくとしています。 -
名古屋大学の学生でつくる名古屋大学交響楽団 演奏披露
愛知県の名古屋大学の学生でつくる名古屋大学交響楽団は23日、伊那市の富県小学校で演奏を披露しました。
23日は、メンバーおよそ90人が富県小学校を訪れ、子ども達にも馴染みのあるベートーベンの運命など8曲を披露しました。
演奏は、小学生に、生の迫力ある演奏を聞いてもらおうと行われたものです。
演奏の合間には、団員が「バイオリンは弦楽器の中でも高い音のでる楽器」などと、分かりやすく楽器の紹介をしていました。
他にも、児童がオーケストラの指揮者を体験。
指揮にあわせ団員が演奏していました。
名古屋大学交響楽団では、23日から2泊3日で、県内外の小学校など6か所で公演を予定しているということです。 -
保育士が小学校で一日体験研修
保育士が小学校で児童と生活をともにする一日体験研修が23日、伊那市の伊那小学校で行われました。
一日体験研修は、小学生に入学後、学校に馴染めず授業に手中できない、いわゆる小1プロブレムを解消していこうと行われたものです。
23日は、竜西保育園で年中を受け持っている北原美代子さんが、伊那小学校の1年山組で研修を受けました。
一日研修は、今年度伊那市が始めて実施するもので、保育士およそ280人を対象としています。
4時間目の図工の時間では、北原さんが児童の間に入りサポートしていました。
伊那市では、保育園と小学校の相互理解を深め、小1プロブレムの解消に向け取り組んでいきたいと話していました。 -
千葉県の2つの小学校の児童と伊那市の長谷小の児童 中央構造線見学
農山村留学に訪れている千葉県の2つの小学校の児童と伊那市の長谷小の児童は22日、学校近くの溝口露頭で中央構造線を見学しました。
伊那市長谷を訪れているのは、千葉県の小学6年生の児童あわせて148人で、19日から自然観察などを行ってきました。
農山村留学は、自然の中で様々な体験をすることで、都会では味わえない経験をしてもらおうと行われているものです。
22日は、学校近くの溝口露頭を見学し、中央構造線について長谷公民館の池上謙館長から説明を受けました。
池上館長は「中央構造線が1億年以上前にできたとされている」などと説明し、児童らは話に耳を傾けていました。 -
南ア ジオパークガイド養成講座開講
南アルプスジオパークの魅力を伝えるガイド養成講座が23日開講しました。
9月までに6回の講座が開かれ講座修了生にはガイド認定書が送られます。
これは、南アルプスジオパークについて理解を深めてもらう為の、ツアーの案内人を養成しようと南アルプス世界自然遺産登録長野県連絡協議会が初めて開いたものです。
講座には、伊那市を始め飯田市や大鹿村、富士見町などから40人が参加しました。
受講生はジオパークのガイドとして必要な知識などを見に付けるため、飯田市の隕石クレーターや伊那市長谷の戸台の化石などを見学します。
ジオパークとは、地球の成り立ちや大地の出来方を知る事ができる場所をいいます。
平成20年12月に伊那市の一部を含む中央構造線エリアが日本ジオパークに認定されました。
講座では、市の担当職員がジオパークの魅力などについて解説しました。
この中で、「南アルプスジオパークでは日本列島の土台を造ったプレートの沈み込みにまつわる現象を観察することができる。」と説明しました。
また、南アルプス林道沿いで石灰岩を観察できる幕岩や塩見岳の赤色チャートなどジオサイトの見どころについて話していました。
次回の講座は今月29日に大鹿村の中央構造線博物館で開かれることになっています。
9月までに6回の講座が開かれ講座修了生にはガイド認定書が送られます。 -
伊那市竜西一部で停電
22日、午後4時頃から伊那市竜西の市街地で停電があり、午後5時現在約70世帯が復旧していません。
停電になったのは、伊那市荒井区、西町区、坂下区の一部地域で、最大で377世帯に影響が出ました。
中部電力伊那営業所によりますと、原因は不明だということです。
この停電により、通り町などで、信号機が止まり、交通渋滞も見られました。
徐々に復旧していて、午後5時現在で停電しているのは、70戸だということです。 -
中病 脳卒中センター9月開所
伊那中央病院は、脳卒中患者に対し、診療科が異なる医師が、チーム体制で治療にあたる、脳卒中センターを9月に開所します。
これは22日、伊那市役所で開かれた、伊那中央行政組合全員協議会で報告されました。
これまで中央病院では、脳卒中の患者一人に対し、一人の医師が担当し、診療を行ってきました。
センターが開所する事で、一人の患者に対し、外科や内科など、複数の医師がそれぞれの立場から診察を行い、チームとして対応していくという事です。
中央病院では、年間に360人程の脳卒中の患者が入院し、およそ、220人の手術を行っているという事です。
センター開所にあたり、信州大学から、脳神経外科に新たに1人の医師が加わる事になって、脳神経外科3人、神経内科4人合わせて7人体制でチーム医療を行う計画です。
伊那中央病院によると、チームとして、脳卒中患者の医療を行っているのは、県内で、信大と相沢病院に続いて3例目になるという事です。 -
二十二夜尊大祭
安産や家内安全を祈願する二十二夜尊大祭が21日、伊那市の丸山公園で開かれました。
二十二夜尊大祭は、坂下区の有志などでつくる実行委員会が毎年開いているものです。
旧暦の7月22日の夜に、月の出を待って願をかけると願いがかなうと伝えられています。
二十二夜尊の碑の前では、安産を祈願するロウソクの火が灯されました。
火の消えたロウソクを持ち帰り、陣痛が始まったら火をつけるとロウソクが終わるまでに分娩が終わると言われています。
21日は、出産を控えた妊婦や、出産を終えお礼返しに来る家族連れの姿もありました。
坂下区では、「地域の伝統行事を今後も守っていきたい」と話していました。 -
タウンステーション愛称を決める投票受け付け
伊那市の中心市街地の再生に取り組む伊那まちの再生やるじゃん会では、いなっせ前にオープンしたタウンステーションの愛称を募集し、5点に絞りました。
この5点の中から愛称を決める投票を、来月2日まで行っています。
候補は●タウンステーション「伊那まち」●タウンステーション「およりて」●タウンステーション「はみんぐ」●「えきすぽ伊那」●「イーナステーション」の5点です。
8月4日から15日まで愛称の募集を行い、市内外から31点の応募がありました。
投票は、施設内に置かれた投票用紙に記入するか、はがきやFAXで受け付けます。
委員会では、投票者10名にバラの苗木をプレゼントするということです。
期間は9月2日金曜日までとなっています。
タウンステーションのオープンから21日までの利用者は551人で、1日平均30人が利用しています。
委員会では、「伊那まつりなどのイベントがあったので多くの人に足を運んでもらえた。今後も継続して利用してもらえるような場所にしていきたい」と話していました。 -
ふるさと歩行者天国
JR伊那市駅前から伊那北駅前までを歩行者天国とし様々なイベントなどが行われるふるさと歩行者天国が、15日の夜、行われました。
歩行者天国では、提灯が灯され、親子連れなどでにぎわいました。
ふるさと歩行者天国は、中心市街地の商店主などでつくる伊那市商店街活性化イベント委員会が毎年開いています。
帰省中の人たちに、歩行者天国でふるさとの思い出づくりをしてもらおうというものです。
旭町では、紙芝居や、シャボン玉体験コーナーのほか郵便配達バイクに乗車体験できるコーナーもあり人気を集めていました。 -
伊那市ご当地B級グルメフェスタ
歩行者天国にあわせて、伊那市ご当地B級グルメフェスタが15日夜セントラルパークで開かれました。
これは、伊那ローメンズクラブが、B1グランプリの愛Bリーグの正会員に昇格した事を記念して、今年初めて開かれました。
販売されたのは、B1グランプリに出品するものと同じ味付けのローメンです。
ブースでは、一般市民がボランティアとして、調理などを手伝っていました。
会場には多くの人が訪れ、ローメンを味わっていました。
ローメンを1杯買うと、ローメンズクラブ加盟店で使える食券などがあたるスクラッチも用意されていました。
また、伊那餃子会の発足1周年を記念して、餃子も販売され、多くの人が買い求めていました。
会場には、今年4月にデビューしたローメンズクラブのマスコット・ウマカローの着ぐるみも登場し、イベントを盛り上げていました。 -
沖縄の太鼓、島唄に1,600人が酔う
2年に1回、今回で4回目となる沖縄大東太鼓と島唄コンサートが、20日に伊那市で行われ、伊那文化会館の大ホールは、1,600人の聴衆で埋まりました。
南大東島の大東太鼓碧会は、勇壮な掛け声とともに踊りながら乱れ打ちを繰り返す、揃い打ち、回し打ちを披露しました。
太鼓の響きと迫力ある打ち手のパフォーマンスでつめかけた1,600人の観客を圧倒していました。
久米島町の登武那覇太鼓は、昔から島に伝わるエイサー太鼓をベースに独自性も盛り込んだ創作太鼓で、伊那西小学校の5・6年生も演奏に加わりました。
伊那と南大東島の交流は、青パパイヤが縁で始まり、今年で7年目を迎えています。
はじめに島に渡った伊那の訪問団が現地で太鼓演奏を見て感激し、伊那でのコンサートを実現させました。
初回は、文化会館小ホールでしたが、2回目以降は、大ホールで演奏していて、南国の雰囲気漂う島唄や迫力ある太鼓演奏は、毎回多くの観客を魅了しています。
コンサートが終わると、舞台上で島の子どもたちと伊那西小児童のお別れ会があり、お互い名残惜しそうに握手を交わしていました -
リニアについて学ぶ
リニア中央新幹線について学ぶ講演会が14日、伊那市のいなっせで開かれました。
これは、大鹿村に事務局を置く住民有志の会「南アルプスの自然を愛する会全国ネット」が開いたもので、この会は、リニア中央新幹線の南アルプスを貫くCルートの撤回を求めています。
講演では、ジャーナリストの広瀬隆さんが話をしました。
広瀬さんは、「地震が起きる可能性の高い断層の上にリニアを走らせようとしている」と指摘しました。
また、「リニアは東海道新幹線の3倍のエネルギーを使う。リニアの計画が進めば現在停止している浜岡原発の再開になる」と話しました。
広瀬さんは、「東海地震は間違いなく起こる。リニアは大事故を起こし、浜岡原発は広い範囲に放射性物質を放出することになる」との可能性を話し、リニアの計画撤回を訴えていました。 -
押し花同好会作品展
伊那市のまほら伊那市民大学の同窓生でつくる押し花同好会の作品展が、伊那市の日帰り温泉施設みはらしの湯で開かれています。
みはらしの湯ロビーには押し花作品23点が展示されています。
押し花同好会は会員10人で、毎月1回、西春近公民館で学んでいます。
作品は、指導者の鈴木晴江さんのアドバイスを受け会員がデザインしたオリジナルです。
月を題材に桜や梅などを使ったものや、ガーデンをイメージした作品が並んでいます。
この作品展は31日まで、みはらしの湯ロビーで開かれています。 -
映画監督 山崎貴さんトークショー
映画「ALWAYS 3丁目の夕日」などの映画監督として知られる、山崎貴さんのトークショーが19日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。
これは、伊那市内の医療関係機関で作る伊那市医師会が開いたもので、医師やスタッフなどおよそ100人が集まりました。
山崎さんは、松本市出身の48歳。高校卒業まで長野県で過ごし、その後東京の映像製作会社に入社。現在もその会社に所属しながら映画を制作しています。
山崎さんが手がけた映画の中で、昭和30年代の東京の暮らしぶりを描いた「ALWAYS 3丁目の夕日」は、日本アカデミー賞で、作品賞、監督賞をはじめ12部門で最優秀賞を受賞しています。
「ALWAYS 3丁目の夕日」について山崎さんは「自分の生きていない時代を描くのはとても怖かった。とにかく当時のことを勉強して、映画を観た人が当時を思い出すような作品づくりを心がけた」と話していました。
山崎さんは「映画は誰か特定の人に見てもらいたいと思って作ると、その相手に届くいい映画になる。これからもその気持ちを持って映画づくりをしていきたい」と話していました。 -
ソフトボール国体北信越予選
10月に山口県で開かれる「第66回国民体育大会」のソフトボール北信越地区予選が20日から伊那市内で始まりました。
この日は伊那市内3つの会場で試合が行われました。
このうち富士塚運動公園では成年男子と成年女子の試合が行われました。
ソフトボール北信越国体予選は、5県が持ち回りで開催していて、長野県での開催は5年ぶりになります。
各県の選抜チームがトーナメント方式で試合を行い、優勝チームのみが国体への出場権を獲得します。
成年男子長野代表は、選手12人のうち10人が上伊那のメンバーで構成されているチームです。
初戦石川代表と対戦した長野代表は、1点を追う4回にタイムリーヒットで同点に追いつきましたが、その後追加点を奪われ、3‐2で敗れました。
このほかの長野代表の試合は、成年女子が福井代表に5‐0で勝ち21日の決勝戦へ駒を進めていて、少年男子は新潟代表に4-5で、少年女子は福井代表に0-10でいずれも敗れています。 -
上農生が開発 雑穀カレーの試食会
伊那市が毎月17日に定めている「い縲怩ネ雑穀の日」に合わせて17日、上伊那農業高校の生徒が雑穀入りカレーの試食会を市役所で開きました。
昼時になると多くの職員が試食会場の前に集まり、カレーを手に取っていました。
雑穀カレーは、去年から雑穀の活用について取り組んでいる上農高校生産環境科の作物班が作ったものです。
カレーのとろみづけには小麦粉ではなくモチキビを使っているためアレルギーのある人でも食べることができます。
上農高校作物班では、カレーのレトルト化を計画していて、試食会での意見や感想を生かしたいとしています。
また試食会に合わせて行った募金活動で集めたお金で、東日本大震災で被災した人たちにレトルトの雑穀カレーを届ける計画も立てています。
上農高校生産環境科作物班の石川涼加さんは「雑穀の入った栄養価の高いカレーなので、被災地の人に食べてもらい元気になってほしい」と話していました。
上農高校では、今後地元企業などの協力を得てレトルト化を進めていきたいとしています。 -
伊那地区成人式
15日には、お盆の帰省に合わせ、伊那市の伊那地区でお盆成人式が行われました。
伊那地区成人式は、高遠町・長谷地区を除き、14日と15日の2日間、市内8つの公民館などで行われました。
このうち、美篶公民館ではスーツやワンピ竏茶Xに身を包んだ新成人、67人が式に出席しました。
式では、700年前から伝わるという美篶笠原の獅子舞が披露され、参加者の成人を祝いました。
主催した美篶公民館の赤羽 仁館長は「成人は独り立ちすることが求められる。困難が待ち受けていると思うががんばって欲しい」と祝いの言葉を送りました。
新成人を代表して高嶋 学さんは「責任の重さを自覚し、視野を広げ、社会人としての役目を果たしていきたい」と謝辞を述べました。
式のあとには交流会が開かれ、小学校時代の恩師が、当時の思い出を振り返りました。
また、小学校時代の映像も上映され、幼い頃の自分達の姿に歓声があがっていました。
今年、伊那地区は、平成2年年4月2日から平成3年4月1日までに生まれた男性387人、女性356人の、合せて743人が成人を迎えています。 -
沖縄の島の子どもたち 来伊
伊那文化会館で沖縄の大東太鼓などのコンサートを行う島の子どもたちが、交流のある伊那市の西箕輪小学校を19日に訪れました。
20日、伊那文化会館で行われるのは、大東太鼓と島唄、沖縄エイサーコンサートで、沖縄県の南大東島と北大東島、久米島の子どもたちが、太鼓や島唄、エイサーを披露します。
始業式を前に紹介された島の子どもたちは、一緒に給食を食べた後、西小の児童たちと演目を練習し、その後明日のコンサートに備えていました。
中高生の代表は、市役所を訪れ白鳥孝市長を表敬訪問しコンサートの見所をアピールしました。
市役所を訪れたのは、コンサートに出演する中学生と高校生6人と、指導者です。
「力強く、感動を与える太鼓を披露したい。」「感謝の気持ちを込めてたたきます。」「心に響く演奏をしたい」などとそれぞれが抱負を話すと、白鳥市長は、「同じ島国に暮らす私たちなので、この交流が長く続くことを願います。みなさんは、どうしてそんなに太鼓が上手なの」と聞くと、指導者で南大東村教育委員会の川満廣司さんは、「とにかく太鼓が好きだからです」と答えていました。
コンサートは、20日の午後7時から、県伊那文化会館大ホールで行われます。 -
田楽座が盆踊りナイト
伊那市富県の歌舞劇団「田楽座」は、全国各地に伝わる伝統の踊りを3時間踊り続けるイベント「盆踊りナイト」を13日と15日に行いました。
2日間で約60人が参加し、八木節など6曲を踊りました。
関東や関西、九州からの参加があり、田楽座のメンバーの歌と演奏で心ゆくまで盆踊りを楽しんでいました。
大阪から家族連れで参加したというある男性は、「この雰囲気がとても楽しい」と話していました。
田楽座では、「それぞれが主役になることができる盆踊りの楽しさを存分に味わってほしい」と話していました。
周りには、焼きそばや飲み物の屋台も出て祭り気分を盛り上げていました。 -
信州育メンズ子育て講演会
父親同士のネットワークづくりを目指す信州育メンズが20日、父親の子育てを学ぶ講演会を開きました。
講演会は南箕輪村の村民センターで開かれ、およそ20人が参加しました。
講師は、神戸常盤大学短期大学部准教授の小崎恭弘さんです。
「わが家の子育てパパしだい」と題して講演しました。
小崎さんは、父親が子育てに関わることで、社会に適応できる子どもや、ストレスにうまく対応できる子どもが育ちやすいと話していました。
子どもに遊びなど興味や関心を与える役はパパの出番で、「10歳までに子どもと遊び、関わってほしい」と話しました。
また、「子育ては、まず夫婦間の思いや考えを理解し、子どもに豊かな環境を作ってあげてください」と呼びかけていました。 -
伊那図書館で縄文式火起こし体験
伊那図書館で13日、縄文式の火起こしワークショップが開かれ、夏休み中の小学生たちが体験しました。
伊那図書館が行っている夏の読書イベントの一環で、くらしに欠かすことができない火を自力で起こすことによって、エネルギーについて考えるきっかけにしてもらおうというものです。
ワークショップには、保護者も含めて15人ほどが参加し、火にまつわるインディアンの話を聞いたあと、早速火起こしに挑戦しました。
悪戦苦闘しながら煙が起きると、火種を麻のひもをほぐしたかたまりの中に入れ、風を送りこむと、見事に火が起きていました。
平賀研也図書館長は、「苦労して火を起こすことで、普段何気なく使っているエネルギーについて考えるきっかけにしてもらえれば」と話していました。 -
先祖の霊を供養 精霊流し大法要
灯ろうを流して祖先の霊を供養する「精霊流し大法要」が、16日、伊那市の坂下駐車場で行われました。
16日は、伊那市内の新盆を迎えた家族を中心に、先祖代々の霊や戦没者の霊を供養しようと、およそ100人が集まりました。
精霊流し大法要は、毎年送り盆に合わせて伊那仏教会や坂下区商工会が行っているものです。
法要が終わると、参加者は天竜川の岸まで下りて行き、灯ろうを流していました。
流された灯篭は静かに川を下っていき、参加者らはその様子をずっと見つめていました。 -
西箕輪の男性クマに襲われ重傷
18日午前5時20分頃、伊那市西箕輪中条で、80代の男性が農作業中にクマに襲われ負傷しました。
男性は、50針を縫う全治2縲・ヶ月の重傷を負いました。
80代男性が、18日午前5時20分頃、自宅付近の畑で農作業をしていたところ、突然、体長160センチ程度のクマに襲われたものです。
男性は、市内の病院へ救急車で運ばれましたが、頭部や顔面へのキズ、左肩の打撲など、50針を縫う全治2縲・ヶ月の重傷を負いました。
男性の畑には熊の足跡が残っていました。
18日は、伊那市の職員が見回りをしていたほか、伊那警察署の署員が、近隣住民に外出を控えるよう注意を呼びかけていました。
伊那市によると、事故を受けて、上伊那猟友会が、西箕輪に2基の捕獲おりを設置したほか、県と市が朝晩の見回りを行っています。
近くに住む男性は、「小さい頃から住んでいるが、クマが出始めたのは、ここ10年くらいの事。本当に不安です」と話していました。 -
伊那谷デザイン会議がジオラマ制作
上伊那出身の大学生などでつくる伊那谷デザイン会議は、辰野から飯島までの地形を模した巨大ジオラマを18日、伊那市西箕輪で制作しました。
伊那市西箕輪の空き地には、土やビニール紐などをつかって、画面右手に中央アルプス、左に南アルプス、中央部分には、天竜川などが作られています。
伊那谷デザイン会議は、伊那北高校出身の大学生を中心に、2009年から活動しているグループです。
帰省中の8月と1月にイベントなどを行っていて、30年後の伊那谷を見据えて、よりよい地域を作ろうと活動しています。
今回は、県の元気づくり支援金140万円を受けて、2000分の1の縮尺の伊那谷のジオラマの制作を企画しました。
ジオラマ作りには、伊那谷から全国各地の大学に進学した学生のほか、インターネットなどでの呼びかけに応じた学生など20人ほどが参加しました。
オレンジの紐は中央道、白い紐は国道153号、黄色と黒のまだらの紐は飯田線などとジオラマを作っていきました。
19日は、5縲・人ずつのグループに分かれて、ジオラマで造った場所にツアーに出かけるということです。
20日には、ジオラマを使ったワークショップを午前10時縲恁゚後4時まで計画しています。 -
手良小で2学期始まる
夏休みが終わり、伊那市の手良小学校などでは18日から、2学期が始まりました。
1年生の教室では、児童が夏休みの楽しかった思い出などを発表しました。
また、工作など夏休み中の宿題を提出していました。
始業式は、全校児童が体育館に集まって行われ、児童の代表が2学期の目標を発表しました。
1年生の・ス井ゆづきさんは、「音読がスラスラできるようにしたい」と話していました。
4年生の児童は、「気持ちのよいあいさつをしたい」「忘れ物をしないようにしたい」などと発表しました。
柴田惇校長は、「良さを見つけ、良く噛んで自分の体、心の栄養にして周りに表して下さい。本物を見つけていく2学期にしましょう」と呼びかけていました。
上伊那地域の小中学校では19日、始業式のピークを迎えます。 -
伊那市中学生サミット初開催
伊那市内すべての6つの中学校の生徒会役員が集う第1回伊那市中学生サミットが12日伊那市役所で開かれ、グループ討議や全体討議で意見交換しました。
参加したのは、伊那中学校、東部中学校、西箕輪中学校、春富中学校、高遠中学校、長谷中学校の市内6校の生徒会正副会長18人です。
学校紹介では、生徒会の重点事項や文化祭の特徴、地域などとのかかわりについてプレゼンテーションしました。
グループ討議では、3つのグループに別れて、あいさつ運動や文化祭、地区の奉仕活動などについて話しあいました。
はじめは、初対面どうし緊張気味でしたが、次第に積極的に発言し、各校が抱える課題や悩みについて、助言を求めていました。
全体討議では、各校が取り組んでいる節電対策や震災の復興支援についての取り組みについて話しあっていました。
サミットを企画した伊那市教育委員会では、今後もこうした交流の場を設定していきたいとしています。 -
わがまち探検ぐるりん号
伊那市内の公共施設を見学する夏休み恒例のイベント「わがまち探検ぐるりん号」が12日行われました。
この施設見学会には、市内の小学1年から3年までの27人とその保護者、合わせて51人が参加しました。
市政に対する関心を高めてもらおうと伊那市が毎年、夏休みにあわせて実施しています。
12日は、市役所や消防署、長谷の化石資料館などをバス2台で回りました。
このうち、市役所では、市長室を見学。
白鳥孝市長から、南アルプスの説明などを聞きました。
白鳥市長は、「夏休みは家の手伝いをして、読書をしてください」と子どもたちに呼びかけていました。
最後に市長を囲んで写真撮影をして、次の見学場所へと移動していきました。
伊那市の担当者は、「伊那市は、長野、松本についで3番目に大きな市。見学を通じてその大きさを実感してもらいたい」と参加者に呼びかけていました。 -
上戸埋立廃棄物 地盤の汚染なし
伊那市は、西箕輪の上戸地籍に埋め立てられていた廃棄物の分析結果を10日に地権者に報告しました。
分析結果によりますと、住宅地に不適格となる物質は、検出されなかったということです。
土壌汚染調査は、7月に現地で掘削を行い、掘り出された廃棄物は、東京に本社がある地質探査会社で分析されました。
分析結果によりますと、埋め立てられた廃棄物は、ビン類、ビニール類、金属類を主体とする家庭ごみということです。
指定基準値を超えて検出されたのは、鉛の含有量のみでした。
探査会社では、鉛による健康被害は、長期間汚染された土壌に直接触れることで起きるとしていて、今回のように土に覆われた状態では、可能性はないとしています。
またダイオキシン類の検出量も通常の値ということで、廃棄物による周辺の地盤が汚染された可能性はなく、人への健康被害もないと結論づけています。
伊那市では、この報告書を10日に地権者に報告していて、今後、それぞれの状況に応じた協議を進めたいとしています。