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三峰川河川敷を公園に 区民が作業
伊那市上新田の三峰川河川敷を整備して公園にしようと区民が23日に作業を行いました。
この日は区民およそ60人が参加して作業を行いました。
上新田区の三峰川河川敷には昔、テニスコートや公園がありましたが、昭和58年に三峰川の増水で流されてしまいました。
昭和60年には区民の要望でマレットゴルフ場が作られましたが、区民以外の利用はほとんどなく、次第に荒れていったということです。
上新田区では、この場所を子ども達が自然と触れ合える公園にしようと、今年1月に「三峰川河川敷自然公園づくりの会」を発足しました。
活動は、「伊那市地域づくり活動支援金事業」に採択されていて、今日は全長300mの遊歩道にウッドチップを敷き詰める作業や、タイヤを使った遊具の設置作業が行われました。
平澤良人会長は「園児や児童が楽しんで遊べるような公園になれば」と話していました。
会では来年の完成を目指して、今後も作業を行っていくということです。 -
高遠第4保育園 園児と消防団の合同訓練
子ども達に消防団の活動を知ってもらおうと20日、伊那市の高遠第4保育園で、園児と消防団の合同訓練が行われました。
訓練は、保育園となりの山から火が出たとの想定で行われました。
園児が全員庭に避難すると消防車が到着し消火活動を開始しました。
訓練は、子供達に消防団の活動を知ってもらい、大人になった時消防団に入りたいと思ってもらえるようにと伊那市消防団河南分団が初めて行ったものです。
河南分団は、「地域とのつながり」を活動目標に掲げていて、保育園での訓練もその一環です。
訓練がおわると、子供達は消防車と一緒に写真を撮ってもらいまいした。 -
パソコン機能「ワード」で絵 作品展
パソコンのワードの機能を使って絵を描く「わーど絵」の展示会が伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、伊那市通り町のパソコンスクール「キャリアスクール伊那」に通う生徒の12人の作品が展示されています。
キャリアスクール伊那では、中高年に、臆することなくパソコンに触れてもらいたいと、さまざまな講座を開いていてわーど絵はその講座の一つです。
わーど絵は、ほとんどのパソコンに入っている機能「ワード」を使って絵を描くもので、図形を組み合わせて色を付け、プリントして完成させます。
一つの絵を描けば、何枚でもプリントできるほか、縮小・拡大も自由自在なため年賀状やカレンダーをつくるなど様々な形で応用できるということです。
また、このわーど絵を考案したという広島県の山内 眞理子さんとその教室の生徒の作品展も同時に展示されています。
このわーど絵水彩画作品展は、24日(日)まで伊那市立伊那図書館で開かれています。 -
理鏡坊が縁 吉良町と青島住民が交流
およそ300年前の赤穂浪士討ち入りの際の生き残り、理鏡坊を通して交流のある、愛知県吉良町の住民が22日、伊那市美篶青島を訪れました。
この日は愛知県吉良町のボランティアガイド27人が青島にある縁通庵観音堂を訪れ、地元住民からこのお堂で暮らしていたという理鏡坊について説明を受けました。
理鏡坊は忠臣蔵で知られる吉良上野介に仕えていたとされています。
討ち入りの際、大けがをした理鏡坊は後に出家して全国を巡礼し晩年を青島で過ごしたといわれています。
この理鏡坊の縁で平成17年から青島と吉良町の住民の間で交流が始まりました。
このお堂は平成元年に建て替えられたもので、かつては人が住めるほどの広さだったということです。
吉良町では理鏡坊についてはあまり知られていないということで、訪れた人たちは熱心に説明を聞いていました。
両地域の住民は今後も交流を深めていきたいと話していて、討ち入りがあった12月14日には青島の住民が吉良町を訪れ吉良上野介の法要に出席するということです。 -
クマのねぐらを調査
くまの目撃情報が相次いでいることを受け、伊那市は、地域住民の要請により、くまの住家になりそうな穴沢の山を22日視察し、対策を検討しました。
伊那市小沢区の穴沢は、くまの目撃情報が多く、近くに伊那西小学校もあることから、調査が行なわれました。
穴沢には、農業用水として取水していたずい道が数多くあり、それがくまのねぐらになっている可能性があると区民は指摘しています。
22日は、地元区やくまの生態に詳しい松本大学地域総合研究センターの建石繁明研究員も調査に同行しました。
使われなくなったずい道近くには、クマのつめ跡がのこされた木もみつかりました。
一行は、穴沢にあるずい道数箇所をまわり、市の職員に危険性を訴えました。
建石さんは、「くまの目撃が相次いでいる中で、危険な可能性を排除することは必要」と話し、市では、ずい道を埋めるなどの方策を検討したいとしました。
上伊那地方事務所のまとめによりますと、9月末現在、上伊那全体のツキノワグマの目撃件数は、85件で、前の年の同じ時期に比べ、47件多くなっています。
85件のうち、林の中での目撃は、33件なのに対し、集落内は、52件と集落の中での目撃が大きく上回っています。
去年は、32件が林の中で、集落内の目撃は、6件のみでした。
市町村別では、伊那市が85件中、45件と半数以上を占めています。 -
通り町 秋の呑みあるき
伊那谷で造られたお酒を飲みながら商店街を巡るイベント「秋の呑みあるき」が22日伊那市の通り町商店街で行われました
これは、伊那谷でつくられているお酒を味わいながら、商店街をあるいてもらおうと商店主などでつくる実行委員会が開いたものです。
イベントには、辰野町から飯田市までの酒造メーカー12社が参加しています。
呑みあるきは、春は新酒を、秋には熟成された酒を楽しんでもらおうと年に2回行われています。
参加者は、千円で道中手形とおちょこを購入し、それをみせれば好きなお酒を好きなだけ飲むことができます。 -
田楽座稽古場公演
伊那市富県を拠点に活動している「歌舞劇団田楽座」の稽古場公演が、17日に行われました。
田楽座の稽古場公演は、地域の人たちへの感謝を込めて、また新しい演目を試す場として毎年行われていて、今年で19回目になります。
この日は、昼、夜の2回公演が行われ、昼の部には250人、夜の部には180人が集まりました。
獅子舞では、眠った獅子にひょっとこがいたずらをしているうちに起こしてしまうという軽妙なかけ合いと、迫真の舞を披露していました。
会場を訪れた人たちは、まるで生きているかのような獅子の動きに見入っていました。
あるスタッフは「多くの人に来てもらいとてもうれしい。稽古場ならではの公演を楽しんでもらえたと思う」と話していました。
なお、田楽座では来年2月20日に2年ぶりとなる伊那での公演を予定していて多くの来場を呼びかけています。 -
チャリティーフィットネスまつり
フィットネスを通じて運動を楽しむイベント「チャリティーフィットネスまつり」が17日、伊那市の富県小学校体育館で行われました。
会場には、市内外からおよそ50人が集まり、フィットネスを楽しみました。
これは、多くの人たちにフィットネスの楽しさを知ってもらおうと、県内各地で活動する5人のインストラクターが今年初めて企画したものです。
イベントは県内4か所で計画されていて、伊那での開催は長野、松本に続いて3か所目です。
参加した人たちは、エアロビクスやヒップホップ、ピラティスなど、インストラクターと一緒に体を動かしていました。
イベント実行委員会の小林美穂代表は「フィットネスは楽しく身体を動かすことのできるスポーツ。多くの人に楽しさを知ってもらいたい」と話していました。
実行委員会は、今回の参加費やグッズの売り上げでAEDを購入し、長野県に寄贈する予定です。 -
認知症キャラバンメイト研修会
認知症についての講座で講師を務める認知症キャラバン・メイトの研修会が21日、伊那市高遠町の高遠町文化センターで開かれました。
研修会は伊那市が開いたもので、市内の認知症キャラバン・メイト35人が参加しました。
認知症キャラバン・メイトは、一般住民を対象にした認知症の講座で講師を務めます。
講座のために定期的な学習が必要で、今回のような研修会が行われています。
この日は、公益社団法人・認知症の人と家族の会長野県支部代表の関靖さんが講義をしました。
関さんは、「認知症について正確な知識を持ち続けるため、学習の先頭にいてほしい」「認知症の家族の心情を察することを大事にしてほしい」などと話していました。
研修会では、認知症の理解を広めるために今後、キャラバン・メイトが寸劇や紙芝居などを取り入れた講座の活動を進めていくことも確認されました。 -
没後130年佐々布篁石(さそうこうせき)展
明治時代・南画家として活躍し、伊那部宿にゆかりのある、佐々布篁石の没後130年を記念した作品展が、伊那市の旧井澤家住宅で始まりました。
会場には、篁石の作品21点のほか、地元にゆかりのある作家の作品20点ほどが並んでいます。
佐々布篁石は、文化14年・1817年に、熊本藩士として生まれ、明治5年に熊本を出てから南画家として活躍しました。
三重県や山梨県などで作品が確認されていますが、詳しい足跡は分かっていません。
平成13年に伊那部宿の旧家を解体したところ、ふすまの下張りから、篁石の絵が発見されました。
それをきっかけにして、伊那部で次々と作品が見つかったほか、篁石の墓が、伊那部の長桂寺にあることがわかりました。
篁石は、明治13年、64歳でなくなり、長桂寺に葬られたとされています。
今年、篁石の没後130年となることから、伊那部宿を考える会では、3回目となる篁石の作品展を企画しました。
21日は、考える会が記者会見を開き、展示会の内容を説明しました。
展示されているのは、篁石を顕彰していこうと、考える会のメンバーが全国から入手したものです。
考える会では、篁石について更に研究したいとしていて、篁石にまつわる資料提供を呼びかけています。
この作品展は、25日(月)まで開かれています。
入館料は200円です。 -
千葉国体で伊那市の選手が活躍
9月25日から千葉県で開かれた第65回国民体育大会に出場し入賞した伊那市在住の選手たちが、20日、白鳥孝市長らに入賞を報告しました。
20日は、入賞した選手8人のうち7人が伊那市役所を訪れました。
報告したのは、陸上の100メートルリレーで2位に入賞した高遠高校3年の原 翔太君、走高跳で7位の伊那北高校2年の有賀 楓子さん、棒高跳びで7位の高遠高校2年の伊澤 楓さん、新体操の個人で5位、団体で6位の伊那西高校2年 原 未那美さん、新体操団体で6位の伊那西高校1年の吉原 真子さん、弓道の遠的で団体3位の上伊那薬剤師会の山田 静香さん、水泳50m自由形で6位の上伊那農業高校3年の伊澤 賢司君です。
馬術少年リレーで監督を務め2位に入賞した北原 衛さんは、報告会には出席しませんでした。
選手らは、「たくさん応援していただいたので入賞できた」「自己ベストには及ばなかったが、実力は発揮できた」などと報告していました。
報告を受けて、白鳥市長は、「本当にすごい記録ばかり。地元の子ども達が、全国で活躍するのはうれしい」と話していました。
伊那市では、国体に出場してこれだけまとまって入賞するのはこれまでにない事で、快挙だとしています。 -
懐かしの昭和歌謡の夕べ
1970年代の歌謡曲を楽しむイベントが16日、伊那市の高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
第2回高遠ミュージックフェスタ「懐かしの昭和歌謡の夕べ」は、高遠町の町おこしをする、有限会社壱刻が企画しました。
演奏をしたのは、関東を中心に活動するプロのミュージシャン6人です。
この日のステージでは、フォークソングやポップス等を含め、およそ13曲を熱唱しました。
イベント責任者の平澤優司さんは「いつかは、観桜期に夜桜の下でこのイベントを開いてみたい」と話していました。 -
伊那中央病院 質の高い医療サービスを提供する病院として認定
伊那中央病院は、医療の質について第三者機関による審査を受け、質の高い医療サービスを提供する病院として認定されました。
伊那中央病院はH17年に認定を受けていて今回は初めての更新となりました。
審査は、第三者機関である日本医療機能評価機構が中立的な立場で評価し医療の質や利用者の利便性の向上を図る目的で行っているもので、上伊那では他に昭和伊南総合病院が認定されています。
審査項目は、医療や看護、経営、患者の満足度など350項目あり、中病ではすべてで基準を満たしました。
認定期間は、H27年9月25日までとなっています。 -
GAST JAPANが伊那市創業支援センターから独立
特殊な機能をもち環境にも配慮した部品の研究、開発を行っているGAST JAPANはこのほど、伊那市の創業支援センターから独立しました。
H19年に新規創業者の支援を目的に開所したセンターから企業が独立するのは、これが初めてです。
20日にGAST JAPANの横尾嘉也社長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に独立の報告をしました。
創業支援センターは、新しい技術や製品開発を行う新規創業者に対し、伊那市が工場や事務所を低コストで提供しています。
GAST JAPANは、センターの入居第1号の企業で、H19年から約3年間センターを利用してきましたが、今月、本社兼研究所を伊那市境に移転しました。
主に,摩耗しにくい、光を反射するといった特殊な機能をもち、環境にも配慮した「先端機能部品」と呼ばれる部品の研究、開発を行っています。
H19年のセンター入居当時は、年間の売上が約1億円、従業員が4人だったのに対し、現在は、売上が約3億3千万円、従業員は8人となっています。
横尾社長は「市の支援のおかげで独立する事ができた。これからは、多くの人が働けるような会社にして地域に貢献していきたい」と話していました。 -
「焼却灰は溶融処理」を報告
ごみ処理基本計画推進委員会は、新しいごみ中間処理施設での焼却灰の扱いについての検討結果を、20日、白鳥孝上伊那広域連合長に報告しました。
20日は、上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会の小澤陽一委員長らが、伊那市役所を訪れ、白鳥孝連合長に、検討結果を報告しました。
小澤委員長は、新しい処理施設の焼却灰について、資源化を図り、量を減らして最終処分場へ埋め立てるのが最良の選択だとする検討結果を報告しました。
小澤委員長は、「灰の処理は大きな問題だったので、大きな道筋をつけることができた」と話しました。
白鳥連合長は、「検討結果を尊重する」と話し、ごみの減量化については、上伊那の市町村で連携して、全体で取り組んでいきたいとの考えを示しました。 -
下水道使用料の値上げを盛り込んだ改正案 諮問
伊那市の白鳥孝市長は、下水道使用料の値上げを盛り込んだ改正案を、上下水道事業運営審議会に19日、諮問しました。
下水道使用料改正案は、旧伊那市区域の場合、一般家庭ひと月の平均使用水量20立方メートルで、14.5%を値上げするというものです。
現在、平均的な家庭が支払っている使用料は2ケ月で6200円ですが、改正された場合、7100円になります。
これは、長野県内19市の中で、現在の12番目から4番目に高い使用料となります。
市では、現行の使用料のまま運営を続けた場合、平成23年度から平成25年度までの3年間の赤字額がおよそ11億円になると試算しています。
しかし、今回の改正案に従った場合、赤字額をおよそ7億円まで抑えることができると見込んでいます。
また、改正に伴い合併前の旧市町村ごとに異なっていた下水道使用料金は統一されます。
使用料金の見直しは、今後3年ごとに行い、下水道事業経営の健全化を目指すとしています。
審議会では次回、11月1日に答申する予定です。 -
救命救急センター指定替えを確認
上伊那地域医療再生推進協議会が19日、開かれ、「救命救急センターを昭和伊南総合病院から伊那中央病院に指定替えすることが望ましい」とする部会の提言を確認しました。
来年2月までに地域住民を対象に説明会を開き、理解を得る方針です。
この日開かれた会合の中で、救急医療部会が指定替えについて提言ました。
部会では、平成20年に県の救命救急センターが行った調査で、「昭和伊南病院は医師が絶対的に不足していて救命救急センターとしては機能が不十分である」と評価した経過があることや、「常勤医師が不在の診療科もある昭和伊南では複数の診療科に関わる救急患者の診療が難しい」などの理由から、平成24年4月を目途に、救命救急センターの指定を昭和伊南から中病に指定替えすることが望ましいと提言しました。
昭和伊南は、指定替えの後も、中病とともに3次救急担うため、「サービスは低下しない」としています。
指定替えを行うため、来年2月までに地域住民を対象とした説明会などを開き、理解を得ていく方針です。
中病では、今後、集中治療室の病床を4床から6床増やして10床とし、救命救急センターとしての機能を充実させます。
指定替えにより、昭和伊南ではおよそ1億4千万円の減収が見込まれるとしています。 -
西駒山荘からヘリで荷下げ
伊那市営西駒山荘の今シーズンの営業が終了し、山小屋で使用していた備品などをヘリコプターで下ろす作業が、19日行われました。
この日は、午前9時過ぎから荷下げが行われ、ヘリコプターが3往復して、山小屋で使用していた毛布や、トイレの汚物などを下ろしました。
今シーズン、7月10日から今月11日まで営業した西駒山荘は、期間中、562人の登山者が山小屋を利用し、売り上げはおよそ400万円となりました。
利用者数は、去年の446人を116人上回り、売り上げは去年の300万円から100万円増加しました。
山小屋を管理する伊那市観光株式会社では、天候が良い日が多かったことや、リピーターが増加していることなどが、利用者数の増加につながったとみています。 -
新しい天龍橋 開通
伊那市福島と南箕輪村北殿を結ぶ新しい天龍橋が完成し、19日現地で開通式が行われました。
19日は、テープカットやくす玉を割って橋の完成を祝いました。
新しく完成した天龍橋は長さ約100メートル、幅は約16メートルの2車線で片側に歩道が新設されました。
今年7月の豪雨で旧天竜橋の橋脚が沈下したため、先に歩道を整備し歩行者のみが利用していました。
橋の完成により国道153号バイパスの1.1キロ区間も供用が開始となりました。
開通式には、4市町村でつくる国道153号伊那バイパス促進期成同盟会や県の関係者など300人が参加しました。
また、伊那市と南箕輪村の保育園児も参加し、開通を祝いました。
新しい橋が末永く愛され長持ちするようにと、伊那市と南箕輪村に暮らす3世代夫婦を先頭に渡り初めが行われました。
工事の管理をしている伊那建設事務所では、伊那市青島までの残り区間4、9キロについても順次着手を図り早期の全線開通を目指すとしています。 -
伊那市医療政策審議会
通院費の無料化や医療政策などについて検討する伊那市の医療政策審議会の初会合が18日、市役所で開かれました。
審議会は、医療関係者や保護者、PTAなど17人で構成され、任期は2年です。
会長には、伊那市議会副議長の飯島久幸さん、副会長には伊那市医師会長の河野宏さんが選任されました。
白鳥市長の選挙公約にもあった入院費の無料化を今年8月に、小学6年生から中学3年生に拡大しました。
通院費については現在、就学前まで無料としていますが、対象範囲を拡大したいとしています。
通院費の無料化の対象年齢を小学1年生まで拡大した場合およそ840万円、小学校6年生まではおよそ5100万円、中学3年生まではおよそ6800万円の負担になると試算しています。
委員からは、「無料化の拡大は病院がコンビニ化してしまう」「慎重な議論が必要」といった意見が多く出されました。
次回の審議会は11月に開かれ、白鳥市長が審議会に諮問をすることになっています。 -
下水道促進の為の条例改正案3月提出へ
伊那市は、下水道への早期接続を促進する為に強制的な指導が行えるよう、条例改正案を3月の定例市議会に提出します。
条例改正案は、供用開始後3年を経過している人で猶予申請を出していない場合は、特別指導、勧告、公表、接続命令の段階を経て、それでも従わない場合は告発し罰則が適用されるというものです。
伊那市の下水道の整備された割合、普及率は、平成22年3月末現在81.7%なのに対し、下水道へ接続している割合、水洗化率は普及率に対し72.7%にとどまっています。
市では、周知期間をおいて平成24年度の制度開始を目指すということです。 -
中ア山麓スキー学校伊那教室 ゲレンデ草刈り作業
冬のスキーシーズンに向け、中ア山麓スキー学校伊那教室は16日、活動拠点としている伊那スキーリゾートの草刈りなどに汗を流しました。
作業には、およそ30人が参加しました。
中ア山麓スキー学校は、スキーやスノーボードのインストラクターで構成されていて、伊那教室には80人が所属しています。
伊那教室では、伊那スキーリゾートがホームゲレンデになっていることから、毎年、シーズン前にゲレンデの草刈りとフェンス張りをボランティアで行っています。
参加者は草刈り機で背丈以上もある草を刈ったり、フェンス張りに汗を流していました。
中ア山麓スキー学校の細野昭男校長は、「皆で作業して、冬には気持ちよくゲレンデを使いたい」と話していました。 -
北福地の水資源と堤の文化をさぐる
伊那市富県北福地の水資源について学ぶイベントが、16日に開かれ、参加者が堤などを見学しました。
この日は、地域住民などおよそ120人が参加し、堤などの歴史について学びました。
イベントは、地域住民が大事にしてきた北福地の堤や湧水について知ってもらおうと、北福地の環境をよくする会が開きました。
明治時代、北福地では農業用水を引くのに苦労したため、湧水の近くに堤を作り、その水を使ったということです。
そのため、北福地には現在でも5つの堤が残っていて、この日は全ての堤を見学しました。
そのうち、羽場常会にある羽場の堤は、現在は灌漑用水としては使われていませんが、地区住民が草刈りなどの整備を行っていること、堤をフナの養殖などに使っていることが説明されました。
子どもと参加したある女性は「こんな場所に堤があるとは知らなかった。地区に残る水資源の歴史を知ることができて良かった」と話していました。 -
新山まつり大演芸会
伊那市富県新山地区で17日、新山まつり大演芸会が行われました。
新山まつりは秋の恒例行事です。
大演芸会は、15のプログラムがあり、新山集落センターで行われました。
新山地区の今泉常会の仲間4人が3年前に結成したイマイズミバンドは、オリジナル曲を含む4曲を披露しました。
新山まつりには毎年参加しています。
今年は、演奏の途中で、地元の保育園児9人がステージに登場しました。
新山保育園が休園となり、園児の保護者から、新山に子どもがいることを紹介してほしいとの声があったことから今回の共演となりました。
また保育園児のほか、新山小学校の教職員、児童も一緒に歌いました。
バンド演奏や子どもたちの合唱に、会場からは温かい拍手が送られていました。 -
師田名誉住職が平和・共存訴える
仲仙寺の名誉住職、師田賢説さんが、自身の戦争体験に基づき、平和の大切さと人種を超えた共存の必要性について17日講演しました。
伊那市の西箕輪社会福祉協議会主催による健康と福祉を考える集い、「第15回寄り合いの庭」の行事の一環として行なわれたものです。
師田さんは、「平和と人種」土着民とともに生きるのテーマで講演しました。
師田さんは、第2次世界大戦中、シンガポールからインドネシアを経由してニューギニアに上陸し、蛇やカエルを食べて飢えをしのいだ体験を話しました。
現地の黒人からは、「肌の色は違うが目の色は同じだ」と言われ、親しみを感じながら共にいきぬいたエピソードを紹介し、同じ人間として支えあうことの大切さを訴えていました。 -
土砂崩落地にどんぐりの木を植樹
伊那市西春近諏訪形の地区住民らは、17日、平成18年豪雨で土砂災害のあった傾斜地にどんぐりの苗木を植えました。
この日は地区住民およそ20人が参加して、クヌギやコナラなど、どんぐりの苗木100本を植えました。
諏訪形では、平成18年の豪雨災害の教訓を活かそうと、2年前に「諏訪形区を災害から守る委員会」を設置しました。
委員会では、土砂崩落の激しかった、釜が洞上流付近に丈夫で根がつきやすいどんぐりの苗木を植樹することにしました。
参加した地区住民らは、急な斜面に苦労しながらスコップで穴を掘り、苗木を植えていました。
小林良幸区長は「今回植えた100本の苗木全てがこの地に根を張って、土砂災害のない場所になってほしい」と話していました。
諏訪形区では、今後も被害のあった箇所で植樹を行っていく予定です。 -
伊那市富県で巨大キノコを発見!
伊那市富県の田畑敏雄さんは、16日に近所の山で巨大キノコを発見しました。
16日夜、ケーブルテレビ取材班は情報をキャッチ。伊那市富県の西原常会の、ある集まりにお邪魔しました。
そこにあったのは、顔の大きさほどもある、大きなキノコでした。
これは、「トビタケ」と呼ばれる食用キノコです。
10センチほどのものが一般的とされていますが、今回見つかったトビタケは、35センチほどあるということです。
キノコを見つけた田畑さんは「最初見た時はキジバトが木の根本で休んでいるかと思ったが、近くに行ってキノコだとわかった。かなりの大きさにワクワクした」と当時の興奮を話していました。
この集まりに田畑さんのキノコが並ぶことはよくあるということですが、これほど大きなものは初めてだということです。
集まりに参加したある男性は「こんなに大きいキノコは今までに見たことがない。びっくりした。」と話していました。
トビタケは煮て食べると美味しいということで、この巨大トビタケは、この日のうちに全員で味わったということです。 -
行者そば祭り賑わう
伊那市荒井内の萱で17日、行者そばまつりが行われました。
祭りは、この地域を行者そば発祥の地として活性化させようと行われていて、今年で24回目です。
市内外から多くの人が訪れ、そばを味わいました。
行者そばは、昔、修行に向かう途中の行者が、内の萱でもてなしを受け、そのお礼に種を置いていき、地域の人が大事に守り育てたものだと言われています。
祭りでは、伊那市の西山で栽培されたソバ粉を使い、およそ2千食が用意されました。
訪れた人たちは、打ちたてのそばを味わっていました。
市内から訪れたある男性は、「毎年楽しみに来ている。秋空の下で食べるそばはおいしい」と話していました。 -
入野谷日本みつばちの会が今期蜜搾りを開始
日本蜜蜂の種の保存と蜂蜜の特産化に取り組んでいる伊那市長谷の入野谷日本みつばちの会は、17日から今シーズンの蜜搾りをはじめました。
蜂蜜搾りは、長谷黒河内の宮下さん宅で行なわれました。
入野谷日本みつばちの会は、会員46人で、それぞれの家で日本みつばちを飼っています。
17日は、搾り始めということで、講習会もかねました。
今回は、蜂蜜をとる古い巣から新しい巣へ蜂を移動させる追い込み式という方法で蜜を採りました。
会によりますと煙幕などで蜂を殺さないこの方法は、種の保存の観点から有効だということです。
巣をドッキングさせ、下から叩き、風を送ると蜂が新しい巣へ移動し、古い巣からは、黄金色に輝く蜂の巣が現れました。
会員らは、今年のはちみつの出来栄えをさっそく試していました。
中山信頼(なかやま のぶあき)会長は、「今年の夏の暑さは異常だったが、最高の出来」と喜んでいます。
これから会員がそれぞれ巣を集めだし、11月25日に市野瀬の加工場でびん詰めにします。
価格は、240グラム入り1,900円で、南アルプス村などで販売されます。
この蜂蜜は好評で、予約注文も殺到しているということです。 -
伊那市保育レポート全国で発表へ
伊那市の保育士でつくる保育協会レポート委員会が、今月20日から和歌山県で開かれる保育研究大会の全国大会で、研究レポートを発表します。
レポート委員会は13日、全国大会に向け、市役所で発表の最終確認をしました。
保育レポートは、保育の資質向上のため、各市町村が決められたテーマについて研究するものです。
伊那市は「異年齢」をテーマに、異年齢の子ども同士の関わりが生まれる保育環境などについて研究しました。
今年7月に新潟県で開かれた関東ブロック保育研究大会で発表し、全国大会で発表する団体の一つに選ばれました。
大会では、遊びや生活の環境を工夫することで異年齢の関わりができること、保育士が願いを持って環境を作っていくことが大切なことなどを話すということです。
保育研究大会全国大会は今月20日から和歌山県で開かれます。