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伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市の伊那ビジネス専門学校で14日、卒業式が行われた。
伊那ビジネス専門学校では、今年度9人が卒業を迎えた。
2年間の情報経理学科が8人、1年間のOAビジネス学科が1人。卒業生は在学中に経理、簿記などの資格を取得した。
三澤岩視理事長は、「資格を生かし、自分の努力で道を切り開いてほしい」と式辞を述べた。
卒業生を代表して竹澤 亜由美さんは、「厳しい社会の中で力強く前進し、広い視野を持って人間的に成長していきたいと思います」と誓いを立てていた。
卒業生9人のうち5人は就職が決まっているという。 -
推奨みやげ品審査会
伊那市観光協会の推奨みやげ品の審査会が、16日、伊那市役所で開かれ、新たに、高遠町にある赤羽菓子店の「麦ころがし」が登録された。
赤羽菓子店の麦ころがしは、国産の栗が白あんに練り込まれている和菓子で、無添加の原料が使われている。
伊那地域で親しまれていた「麦こがし」をヒントにつくられ、郷土の色が出でいる点などから認定された。
16日は、伊那市観光協会などの7人が審査員となり、新規登録の麦ころがしの他、登録を更新する23品を審査した。
観光協会では平成12年からこれまで56品を推奨みやげ品として認定していて、認定された商品は、推奨みやげ品である事を示すシールを貼って観光イベントやキャンペーンで販売する事が出来る。
16日更新の審査が行われた23品については一週間後に結果がでることになっている。
赤羽菓子店の麦ころがしは、4月に認定証が授与される。 -
廃棄物不法投棄防止巡回パトロール
上伊那地方事務所や市町村などでつくる上伊那地区不法投棄防止対策協議会は12日、常習的にごみが捨てられている場所の巡回パトロールを行った。
伊那市西町小黒原の市道脇の山林は、片付けてもまたごみが捨てられる常習的な不法投棄個所で、地主が看板を立てても、ビニールヒモを張っても効果はない。
昨年、一帯のごみを取り除いたが、今回訪れてみると、家庭から出るごみを中心にペットボトルや空き缶、ぬいぐるみが捨てられていた。
巡回パトロールをしたのは26人で、伊那市と南箕輪村の3カ所を回った。
伊那市の担当者は、「なかなか効果的な対策がみつからない」と参加者に説明していた。
上伊那地域の不法投棄件数は、ほぼ横ばいで推移していて、昨年度は524件、今年度もこのままいくと昨年度同様の件数になるものと見られる。
市町村別では、駒ヶ根市は減少傾向にあるが、伊那市や南箕輪村では増加傾向にある。
投棄個所は、山林や道路が特に多く、捨てられているのは家庭ごみが大半を占める。
対策協議会では、来年度も不法投棄監視連絡員11人を委嘱し、不法投棄防止に力を入れていくことにしている。 -
小坂市長 議会で最後のあいさつ
今期限りで退任を表明している小坂樫男伊那市長は、3月定例市議会最終日の15日、議会議員に対して、最後のあいさつをした。
小坂市長は「市民や市会議員、職員の皆さんの協力を得て多くの事業を成し遂げることができた。特に市会議員の皆さんとは、時に議論し、貴重な意見を頂き、車の両輪として支えて頂き感謝している」とあいさつした。
小坂市長は、平成6年に旧伊那市の助役に就任して以来、市政に携わった16年間を振り返った。
やり遂げた主な政策として、新伊那中央病院の移転新設、市街地の再開発事業としてのいなっせ完成を挙げていた。 -
男女共同参画紙芝居を披露
男女共同参画を広めようと活動している「パートナーシップいなし」のメンバーが15日、自作の紙芝居を披露した。
「パートナーシップいなし」の3班が、西春近小出一区の脳いきいき教室を訪れ、紙芝居を披露した。
パートナーシップいなしでは、セミナーを開くなどして、男女共同参画の推進をしてきた。
しかし、セミナーは一部の人しか参加してくれないため、今年度は紙芝居で各地に出向き、男女共同参画を伝えてきた。
物語は、家事や子育てを一挙に担い、忙しい日々を過ごしている女性が悩んでいる場面から始まる。
その後、夫や家族の協力を得て、みんなで家事に取り組み、家族みんなが、ゆとりのある生活ができるようになるというもの。
メンバーは「無理のないように男女で家事を分担するなど、男女共同参画を根付かせたい」と話していた。 -
「入野谷」への名称変更条例改正案 否決
伊那市長谷の「南アルプス生涯学習センター」の名称を「入野谷」に変更する条例改正案が、15日開いた伊那市議会で否決された。
市が提出した議案が議会で否決されるのは、新市になり初めて。
同日の伊那市議会3月定例会の本会議で、議会に提出されている43議案について、採決が行われた。
このうち、南アルプス生涯学習センターの名称変更に関する条例改正案について委員長報告の後、討論が行われ、「広く市民から親しまれている「入野谷」とするべき」といった賛成意見や、「設立当初の思いを忘れないためにも、現在の名称を残すべき」といった反対意見などが出された。
採決の結果、賛成7、反対18で、条例改正案は否決された。
小坂樫男伊那市長は取材に対し、「任期中に臨時議会を開き、改めて名称変更の条例改正案の提出を検討したい」と話した。
このほかの平成22年度一般会計予算案含む42議案は原案どおり可決された。 -
アルプスい~なちゃんソフトボールクラブ 6年生を送る会
小学生のソフトボールチーム「アルプスい縲怩ネちゃんソフトボールクラブ」の6年生を送る会が14日、伊那市の伊那公民館で開かれた。
クラブの部員や保護者らが、6年生4人の卒団を祝った。
丸山正雄監督から、6年生に寄せ書きや写真などが手渡された。
また、小坂樫男伊那市長から一人ひとりに色紙が贈られた。
6年生は、「これからも夢に向かって頑張りたいです」「中学校に行ってもソフトボールを頑張ります」などと抱負を話した。
クラブ代表の伊藤易明さんは、6年生のこれまでの頑張りをたたえ、「中学、高校に行ってもソフトボールを続けてほしい」と話していた。
アルプスい縲怩ネちゃんソフトボールクラブは毎週日曜日に練習をしていて、昨年は2つの県大会に出場したという。 -
オーストラリア人ソリンさんがお点前を披露
お茶会を通して国際交流をはかるイベントが13日、伊那市内で開かれた。
お茶を点てているのは日本人ではなく、オーストラリア人のソリン・リッジウェイブラウンさん。
ソリンさんは母国で知人から日本の文化、茶の湯について話を聞いたことをきっかけに興味を持ち、交換留学生として来日した4年前からお点前を学んでいる。
現在は上伊那地方事務所で国際交流員として働いている。
ソリンさんは、お茶会を通じて国際交流をしてもらおうと、このイベントを開いた。
お茶会には地域に住む外国人と日本人、合わせて23人が参加した。
参加した外国人は、隣に座った日本人に手ほどきを受けながら、お茶を味わっていた。 -
長谷地域協 「入野谷」へ名称変更問題なし
9日に開かれた伊那市議会経済建設委員会の委員会審査で、住民への説明不足として否決された、南アルプス生涯学習センターの名称を「入野谷」とする条例改正案について、12日夜開かれた長谷地区地域協議会は、名称変更は問題ないとした。
伊那市長谷総合支所で協議会が開かれ、名称変更について協議した。
南アルプス生涯学習センターは、通称「入野谷」として地域住民や観光客から親しまれている。
条例改正案は、「南アルプス生涯学習センター」を「入野谷」に変更するもの。
協議会で委員からは「入野谷として定着しているので問題はない」「呼びなれている愛称の方が親しみやすい」などの意見が出され、条例改正は問題ないとする認識で一致した。 -
子安神社で御神体一時引越し
神社の修復工事が行われる伊那市美篶芦沢の子安神社で13日、御神体を仮の安置場所に移動するための神事が行われた。
子安神社は鎌倉時代からあるといわれる安産祈願の神社で、江戸時代に土砂崩れにより社殿が崩壊したため、現在の場所に移築された。
今回、老朽化などが進み崩壊の危険があるとして、約100年ぶりに改修工事が行われることになった。
御神体を移動する神事、遷座式では、御神体を見ると目が見えなくなるという言い伝えがあるため、御神体を白い布で覆った状態で仮の安置場所へと移動させた。
子安神社は9月に完成する予定で、10月に行われる例大祭に合わせて、御神体を本殿に戻すという。 -
二胡コンサート
中国を代表する民俗楽器、二胡のコンサートが12日、伊那市のいなっせで開かれ、哀愁を帯びた独特な音色が聴衆を魅了した。
コンサートを開いたのは、伊那や岡谷、茅野の二胡教室で学ぶ生徒たちで、中国ハルピン出身の二胡奏者、劉鉄鋼(りゅう・てっこう)さんが指導している。
中国やアメリカ、イギリスの民謡、日本の童謡、劉さんのオリジナル曲など19曲を披露した。
教室で学ぶ40人がそろいの衣装で演奏し、独特の音色が会場に広がっていた。
指導者の劉さんは、ハルピン師範大学の音楽教育学部を卒業後日本に渡り、二胡教室を開く傍ら作曲・演奏活動を行っている。
いなっせのホールは満員となり、アンコールに次ぐアンコールで、訪れた人たちは二胡の世界を堪能している様子だった。 -
中央蘭友会春蘭展
自生の蘭などを集めた「春蘭展」が13日から、伊那市の伊那市民会館で開かれている。
会場には約130点の蘭が並んでいる。展示は14日まで。 -
天竜川河川敷で伐採作業
天竜川の原風景を取り戻そうと、伊那市の西春近自治協議会などが13日、地区内を流れる天竜川の河川敷で、ニセアカシアなどの木を伐採した。
自治協議会と西春近地区の住民でつくる「天竜川の環境を守る会」のメンバー約50人が三峰川と天竜川の合流点付近の河川敷で、伐採作業を行った。
協議会では、天竜川の河原を昔の姿に戻そうと4年前から河川敷に生えた外来樹木の伐採に取り組んでいる。
参加者は、チェーンソーで木を倒したり、運びやすいよう切り分ける作業に励んでいた。 -
芸術文化総合フェスティバル
第22回長野県芸術文化総合フェスティバルが13日から、伊那市の県伊那文化会館で開かれている。
県芸術文化協会が毎年開いていて、県内で活動する芸術文化団体に、日頃の成果を披露し交流を深めてもらうねらいがある。
伊那会場での開催は13、14日の2日間で、37団体が参加する。
初日のステージ発表では、地元のバレエ教室やフラメンコグループなどがダンスを披露した。
2階会場では県華道教育会伊那支部の生け花展も行われていて、さまざまな流派の作品を見ることができる。
また美術展示ホールでは、県水墨画協会南信支部の水墨画展が開かれている。 -
赤羽栄子さん押し花展
伊那市美篶の押花インストラクター赤羽栄子さんの押花絵作品展が、伊那市のベルシャイン伊那店で開かれている。
アジサイの押し花などで描かれた絵画のような押し花絵をはじめ、会場には、赤羽さんがこの1年に制作した新作を中心に約100点が展示されている。
押し花そのものの魅力を活かしたいと、さまざまな素材とコラボレートして、作品にする試みを続けている。
古くなった着物を切り抜き、その上に押し花をあしらった作品のほか、切り絵の上に紅葉した葉を組み合わせた作品や、赤羽さん自身が染めた布の上に、チョウを模った花などを並べた作品などが並んでいる。
作品展は16日まで。 -
伊那市横山のザゼンソウ 顔を出す
伊那市横山のザゼンソウ群生地では、雪の中からザゼンソウが顔を出し始め、春の訪れを告げている。
横山にあるザゼンソウの群生地は、まだ積雪が15センチほどあるが、その姿を現しつつあり、西山一帯に、遅い春の訪れを告げている。 -
北原泰治さん油絵展
伊那市高遠町の北原泰治(やすはる)さんの油絵展が、はら美術で開かれている。
会場には、高遠町を中心とした伊那谷の風景など油絵約40点が並んでいる。
北原泰治(やすはる)さんは現在80歳。約40年前、高遠町の絵画クラブに参加して以来、絵を描き続けてきた。
会場には、ブドウ畑から中央アルプスを望む「伊那谷の春」や、桜の季節に高遠中学校近くから伊那の町を眺めた「高遠の春」などがある。
北原さんは自営業のかたわら絵画制作に取り組んできた。
美術家団体の示現会(しげんかい)の会員で、示現会賞を受賞したほか、高遠の四季展で奨励賞を受賞している。
この北原泰治さんの油絵展は16日まで、はら美術で開かれている。 -
上山田区がアセス先進地視察へ
新しいごみの中間処理施設の建設候補地の隣接区、伊那市高遠町上山田区の対策委員会は、18日に環境アセスメントの先進地を視察する。
上伊那広域連合の新しいごみの中間処理施設の建設候補地となっている伊那市富県の天伯水源付近の隣接区となっている上山田区は、現地に近いこともあり押出(おしだし)地区を中心に関心が高い地域。
視察するのは、上山田区対策委員会の委員14人で、長野広域連合が可燃ごみの中間処理施設建設に向けて現在進めているアセスの現地調査の現状などを聞く予定。
一行は、18日に、上伊那広域連合や伊那市の職員とともに長野市大豆島(まめじま)の現地を訪れる予定。
上伊那広域連合では、来年度から伊那市の新しいごみ中間処理施設の環境アセスに着手する計画。 -
伊那小6年夏組 卒業記念植樹
伊那市の山寺活性化協議会が12日、ともに地元の活性化を考えてきた伊那小学校6年夏組の子どもたちのために、記念植樹会を開いた。
12日は、伊那小学校6年夏組の児童およそ30人が、山寺区にある高尾公園の土手に、集まり、樹齢20年のもみじを植樹した。
これは、卒業を間近に控えた夏組の子どもたちのために、山寺活性化協議会が企画した。
夏組は、総合学習の取り組みとして4年生の時から山寺区や伊那北駅周辺の活性化を考えてきた。
その中で、協議会とも一緒に活動し、伊那北駅前での朝市を企画し、自分たちも参加するなどしてきた。
今回の植樹には、夏組の子どもたちへの感謝と、地元を大切に思う気持ちを忘れないでほしいという気持ちを込めた。子どもたちは「伊那北駅前周辺が、今より明るく親しまれる場所になってくれたらいいな、その守り神にこの木がなってくれると思います」「ずっと賑やかな明るい場所になって欲しい」などと話していた。
子どもたちは交代しながら、もみじの根元に土をかけていた。
伊那小学校の卒業式は、18日(木)に行われる。 -
野口俊邦氏出馬表明
任期満了に伴い4月に行われる伊那市長選挙に、元信州大学農学部長で名誉教授の野口俊邦さんが立候補することを11日正式に表明した。
野口さんは、11日夜、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスで支持者が見守る中記者会見を開き、正式に立候補することを表明した。
野口さんは、具体的な政策はこれからみなさんと一緒に考えていきたいとしながらも、市民と直接対話するお出かけ市長室の設置や住民投票条例の制定、市長の給与・退職金の30パーセントカットなどを掲げている。
無所属での立候補予定で、考え方が一致する政党からの推薦があれば受ける考え。
野口さんは会見で、「伊那市の現状を見れば、必ずしも法にのっとらない、そして責任ある行政でもない。一番問題なのは、市民に冷たい市政が行われていること。これを市民が主人公で、市民にあたたかい市政に展開することが急務だと考えました。みんなの会の皆さんの強いご推薦の中で、私が先頭に立って、この状況を改善するということを決心し、今回立候補させていただくことになりました。」とあいさつした。
11日は、記者会見に引き続き、出馬表明集会が開かれた。
野口さんに出馬を要請した、今の市政に批判的な住民有志でつくる「市民本位の市政をすすめるみんなの会」の代表の1人で、産直市場グリーンファームの小林史麿会長は、「市民の要望に基づく市民参加の市政運営に変えるよう、住民パワーで戦っていきたい」とあいさつした。
立候補を11日正式に表明した野口さんは、67歳。
佐賀県出身で、九州大学を卒業後、1988年に信州大学の教授に就任。2001年から農学部長を1期務めている。
県公共事業評価監視委員会委員長、伊那市情報公開審査会と個人情報保護審査会の委員長も務めた。
立候補に向け、住所は、これまで住んでいた南箕輪村の南原から3月1日に伊那市西町に移している。
伊那市長選挙は、小坂樫男市長が引退を表明し、これまでに新人で前の副市長の白鳥孝さんが出馬を表明している。
伊那市長選挙は、4月18日に告示、25日に投開票される。 -
伊那市観光パンフレット作成
伊那市は、親子の遊び場と花の名所をまとめたガイドマップを新たに作成した。
今回新たにつくられたのは、親子で遊べるポイントをまとめたパンフレット「親子で遊びたいな」と、市内で楽しめる四季折々の花の名所をまとめた「花に癒されたいな」。
「親子で遊びたいな」は、乳幼児から小学生の子どもを持つ家族が使いやすいようにまとめられていて、小黒川渓谷キャンプ場、みはらしファームなどの観光スポットのほか、雨の日にも使えるポイントを紹介している。
「花に癒されたいな」は、小沢花の会のシバザクラ、深妙寺のアジサイなど、四季折々の花の名所が掲載されている。
伊那市では、この2種類のパンフレットにより高遠の桜以外のポイントを紹介するとともに、観光客の目的に沿った案内をしたい考え。
パンフレットは、それぞれ1万部作成され、紹介されたポイントや各支所、観光案内所などで配布する予定。 -
殿島城弁当試作品づくり
伊那市東春近の地元農産物を使った「殿島城弁当」の試作品づくりが11日、春近郷ふれ愛館で行われた。
「殿島城弁当」作りは去年に続き2年目。
東春近の地域食材を活用して地域の活性化につなげようと、住民でつくる、よりあい東春近会議と東春近の女性グループ3団体が取り組んでいる。
この日は、お弁当に入れる11の献立のうち6品を作った。
献立は、春野菜の肉巻き、たけのこの煮物、菜花のからし和えなどで、今年は新しくサケの磯辺揚げも作った。
参加者は、お弁当箱に盛り付けて、彩りや料理のバランスなどを研究していた。
この「殿島城弁当」は4月16日に開かれる東春近地区協議会の歓送迎会の場で披露されることになっている。
今回の試作を基に、味つけなどの最終確認をし、歓送迎会当日は100人分を作るという。 -
手良小3年生 ヤギのチョコとお別れ
伊那市の手良小学校の3年生は11日、1年生のときからともに過ごしてきたヤギとお別れした。
この日は、学校でお別れ会が開かれた。
手良小の3年生は、1年生のときに手良の牧場からヤギを借り、飼い始めた。
チョコと名付けたヤギは、3年間で3回、今月1日にも2匹のヤギを産み、合わせて4匹の母親となった。
はじめから3年間だけという約束だったので、チョコたちとはお別れをしなければならない。
こどもたちは「3年間ありがとう。」「牧場に帰ってもげんきでね」などと声をかけ最後のえさやりをした。
お別れ会には保護者らも訪れ、子供達の様子を見守っていた。
手良小学校の山口光校長は、「寒い日も、暑い日も、毎日毎日、小屋の掃除、えさやりをがんばった」と子供たちをねぎらった。
担任の上島猛教諭は、「当番の責任、命に対しての責任。そして思いやり。子どもたちは、チョコから言い表せないほどの事を学んだ」と話していた。
軽トラックに積み込まれ、チョコ一家が牧場に帰っていった。
子ども達が手作りしたチョコの小屋は、12日解体する。 -
医学部志望高校生対象セミナー
医学部を志望する高校生を対象とした現場体験セミナーが、11日、伊那市の伊那中央病院で開かれた。
伊那北高校の生徒14人と、諏訪青陵高校の生徒3人の、合わせて17人が参加した。
セミナーは信州大学医学部が、県内の医学部を志望する高校生に医療現場を体験してもらうことで、医師の仕事や地域医療に理解を深めてもらおうと初めて、開いた。
県内4地域の病院で実施され、南信では伊那中央病院でセミナーが開かれた。
生徒たちは、医師から指導を受け救急救命法を学んだり、医療現場を見学したりしていた。
超音波実習では、実際にエコーを使って、協力する医師の肝臓や腎臓などを確認していた。
また、病理室では、がん化した大腸ポリープを顕微鏡でみる体験した。
昼食時間は、医師との懇談も行われた。
産科の医師は、「伊那中央病院では年間1100件のお産を扱っている。大変だが、難しいお産を切り抜けて、無事子どもが生まれた時は喜びがある」と生徒たちに話していた。
信州大学医学部では、「地元の病院の普段見られない現場を見ることは、進路決定だけでなく有意義なことだと思う」と話していた。 -
伊那飲食店組合新春大会
伊那飲食店組合の新春大会が8日、伊那市内で開かれた。
新春大会は組合員の交流を図ろうと開かれたもので、会場には約100人が集まった。
大会の中で伊藤敏春組合長は「今、食の安心、安全を望む声が高まっている。飲食店として食の安全を考え、お客様を大切にしていきたい」とあいさつした。
伊那飲食店組合は、約300店が加盟していて、互いの結束を図りながら集客に努めている。
組合に加盟している各店舗では、食中毒などを出さないよう食品衛生管理を徹底するとともに、厳しい経済状況のなかサービスの充実を図り、活気ある店づくりを進めていく竏窒ニしている。 -
高遠の桜4月5日開花予想
日本気象協会は10日、桜の開花予想日を発表した。
それによると、高遠城址公園の桜の開花予想日は4月5日で昨年より1日、平年と比べて6日早い開花となっている。
また満開は4月10日と予想している。 -
わんぱく親子塾いちご狩り
保育園に通う前の子供と保護者が活動している伊那市西箕輪公民館のわんぱく親子塾は10日、みはらしいちご園で、いちご狩りを楽しんだ。
31組68人の親子が参加した。
わんぱく親子塾は毎月1回開かれていて、みはらしファームで野菜の栽培をするなど、親子で自然体験をしている。
今回は、その活動を知った羽広いちご生産組合が、いちご狩りも楽しんでもらおうと招待した。
わんぱく親子塾の本年度の活動は同日で終了した。 -
伊那地域降雪の影響
伊那地域では9日から10日午前中にかけて降った雪のため、停電や高速バスの運休、スリップ事故などが発生した。
伊那地域は、9日の降り始めから10日の降り終わりまでに10センチの積雪が観測された。
中部電力伊那営業所によると、伊那市では雪の重みで木が倒れ電線が切れたことにより、横山で21戸、ますみケ丘で15戸、小黒で11戸の合わせて47戸が停電した。午後5時30分現在、全戸復旧したという。
他には中央自動車道の諏訪インターチェンジと須玉インターチェンジの間などが雪の影響で通行止めになったことにより、高速バスが運休となった。
伊那バス株式会社によると、この影響で高速バス上下線合わせて49本が運休したが、通行止め解除により、正午から運行を再開している。
箕輪町のみのちゃんバスも雪のため遅れが出たが、午前10時に定時運行に戻った。
また、箕輪町八乙女の農道で9日の夕方、雪でスリップした軽トラックが、2台の乗用車に衝突する事故があった。
この事故で2人が軽傷を負った。
伊那警察署によると、伊那署管内では9日から10日にかけて4件のスリップ事故が発生したという。 -
伊那谷の森づくりを視察
県内外の森林関係団体や整備ボランティアなどでつくる「森に学ぶ」ネットワーク運営委員会が7日、伊那市のますみヶ丘平地林を視察した。
運営委員会のメンバーらがますみヶ丘平地林を訪れ、この森林を整備している「伊那谷森と人を結ぶ協議会」の稲辺謙二郎さんから、森づくりの現状などを学んだ。
委員会では、森林づくりに関わる人同士のネットワークを築くとともに、情報交換を行い、森林整備の技術の向上を図ろうと毎年研修会を企画している。
これまでは中信地区の森林を見てきたが、今回初めて上伊那の森林を視察した。
稲辺さんは、すでに整備が行われた場所、現在進行中の場所、これからの場所などを案内し、案内板の設置など、工夫している点についても紹介した。
また、「多様な森林を知ってもらいたいと整備をしている。ここは市民の森。市民のみなさんが、使いやすいよう整備することも心掛けている」と話した。 -
伊那ロータリークラブ創立50周年式典
伊那ロータリークラブの創立50周年記念式典が7日、伊那市内で開かれた。会員や来賓ら約80人が集まり、50周年の認証状の伝達などが行われた。
中川博司会長は、「50周年を機に、私たちの役割が増すよう会員増強に努め、奉仕の理想と実現に向け、努力していきたい」と話した。
また、地域で活動する2団体を表彰した。
今回表彰を受けたのは、月刊総合郷土誌『伊那路』を52年間発行し続け、郷土の文化を地域に伝えてきた上伊那郷土研究会と、環境紙芝居を作成し、子どもたちに環境問題を考えることの大切さなどを伝える活動をしている伊那商工会議所女性会。
上伊那郷土研究会の伊藤一夫会長は、「ここまで活動を続けてこられたのは文化的土壌がこの地域にあったため。これからも、関係者一丸となって一生懸命やっていきたい」と話した。
また、女性会の小林旬子会長は、「会員一同、これを誇りに、末長く活動を続けていきたい」と話した。