-
富県高齢者教室がマジック鑑賞
伊那市富県公民館の高齢者教室の受講者が7日、マジックショーを楽しんだ。
今年度の高齢者教室「ゆうゆう教室」の最終回で、マジックショーの鑑賞会が開かれた。
マジックを披露したのは、伊那マジッククラブの伊藤権司さん。
教室の受講者は、目の前で繰り広げられるマジックを楽しんでいた。
また、伊藤さんに教えてもらい、簡単なマジックにも挑戦した。
受講者は新聞紙を丸めて引っ張るとツリーが出来上がるマジックを楽しんでいた。 -
「外国人が撮った長野」写真展
県や市町村で働く国際交流員などによる写真展が7日から、伊那市の伊那合同庁舎で開かれている。
この写真展「外国青年が撮った長野」は、国際交流活動に関心を持ってもらおうと開かれている。
4回目となる今回は、県内の風景や人物などを写した写真29点が並べられている。
このうち、伊那合同庁舎で働くソリン・リッジウェンブラウンさんは、故郷のオーストラリアと似た風景の駒ヶ根市の渓谷や、伊那市駅で写した猫の写真など2点を出展した。
ソリンさんは、高校や大学で日本に留学した経験もあり、日本の魅力について「自然と人が親切で優しさにあふれているところ」と話していた。
この写真展は11日まで。 -
伊那リで1年ぶり雪まき作業
1年間の休止を経て、今年から営業を再開する伊那市の伊那スキーリゾートで7日未明から、スノーマシンを使った雪まき作業が始まった。
冷え込みが厳しくなった7日午前3時、スノーマシンを使った作業が始まった。
作業は天候に左右されるため、風が無く、気温がマイナス2℃以下などの条件が揃った時にしかできない。
自然の雪と違い、スノーマシンから噴き出される霧状の細かい水が、空気中のちりと一緒になって凍るため、溶けにくい雪ができるという。
伊那スキーリゾートは駒ケ根市のヤマウラから、新たに白馬村のクロスプロジェクトグループに営業が引き継がれ、1年ぶりに再開する。
運営にはスキー場の再生をサポートしていこうと地域住民で作るグループも関わっていて、今回の作業はグループのメンバーが行った。
グループの代表でNAORAI社長の加藤裕さんは「まだ温かく雪はすぐに積もらないが、少しでも白くなったゲレンデを見て1年ぶりのオープンを実感してもらいたい」と話していた。
伊那スキーリゾートは12日オープンの予定で、小学生以下はリフト料金が無料になるほか、子どもや初心者の人でも楽しめるスノーランドなどを新たに設置する予定。 -
小出島区そば祭り
地元の新そばを味わう伊那市西春近小出島区のそば祭りが6日、伊那市の小出島公民館で行われた。
そば祭りは小出島区の住民が、そばを味わいながら交流を図ろうと行われたもので、今年で14回目となる。
60キロ以上のソバが用意され、集まった地区住民らが、ふるまわれた打ちたてのそばの味を堪能していた。
そば祭りは平成8年に地元の青年団が、そばの栽培により地域の活性化を図ろうと始めたのがきっかけとなり、その後、営農組合や区が参加し、現在のような区の行事となったという。
この日はそば打ち講習会も開かれ、訪れた人たちは、地元の指導者に教わりながらソバ粉を練ったりのばしたりしていた。
小出島区の吉原勝芳区長は「そば祭りは区民が毎年楽しみにしている行事です。これからも続けていきたいです」と話していた。 -
長谷公民館でしめ飾り作り
伊那市の長谷公民館で5日、親子しめ飾り作り教室が開かれた。
長谷小学校の親子5組が集まり、正月用のしめ飾り作りに挑戦した。
これは、伝統文化に触れながら親子の関わりを深めてもらおうと、長谷地区青少年育成会が毎年開いている。
参加した親子は、毎年この教室で指導している伊東耕平さんに教わりながら、慣れない手つきでわらをよってしめ飾りの土台を作り、最後は思い思いの飾りをつけて完成させていた。 -
天竜川激特工事現場見学
はなまる地域探検隊伊那市の小中学生がさまざまな体験をする「はなまる地域探検隊」が5日、天竜川の工事現場を見学した。
小中学生やスタッフ15人が、伊那市の桜橋から毛見橋の間の天竜川で行われている激特工事現場を訪れた。
激特工事は、平成18年7月の豪雨災害を受けて行われている国の直轄事業。
この日は、天竜川上流河川事務所や工事現場の関係者が、工事で川底を掘削したり、護岸を築いていることを説明した。
子どもたちは、掘削によって現れた天竜川の地層や、堤防に自然の石を並べる様子を見学した。
護岸には、約3万個の石を並べる予定で、1個の石は40キロほどの重さがあるという。
子どもたちは、石を並べた護岸にすることで、水の勢いを弱める効果があることなどを学んでいた。 -
伊那市中央区で交通安全大会
伊那市の高齢者交通安全モデル地区に指定されている中央区で5日、交通安全大会が開かれた。
中央区の区民約120人が集まり、交通安全講話などを聞いた。
中央区は今年、市の高齢者交通安全モデル地区に指定されている。
しかし、区内では5日までに高齢者の死亡事故などが2件発生していて、区民一丸となって交通安全意識を高めていこうと今回の大会を開いた。
「山ちゃん」の愛称で活躍している安曇野警察署の山崎方人交通係長も応援に駆け付け、ものまねをしながら、交通安全を呼び掛けていた。
最後に区民ぐるみで交通事故撲滅を目指す大会宣言をした。 -
松澤俊充選手後援会 村に寄付
信濃グランセローズ松澤俊充選手後援会は4日、南箕輪村に3万円を寄付した。
後援会の加藤忠秋会長などが役場を訪れ、唐木一直村長に寄付金を手渡した。
後援会は、松澤選手の自主退団に伴い、先月29日臨時総会を開き後援会の解散と、会費の残金3万円を村に寄付することにした。
加藤会長は「わくわくクラブなど、村のスポーツ振興に役立てて下さい」と話していた。
唐木村長は、「松澤選手のおかげで楽しい思いをさせてもらった。今後は指導者として活躍してほしい」と話していた。 -
絵手紙教室で年賀状づくり
12月に入り新年を迎える準備が進んでいる。伊那市の坂下公会堂では絵手紙教室が開かれ、参加者が絵手紙年賀状に挑戦した。
教室は、手書きの温かさや手紙の良さを感じてもらおうと、郵便事業会社伊那支店が開いた。
講師が、参加者に正月らしい絵や寅の絵の描き方などを教えていた。
講師を務めた絵手紙インストラクターの秋山公子さんは、「上手に描こうとしてはだめ。下手に描いて自分らしさのある年賀状にしてください」と参加者に呼びかけていた。
郵便事業会社伊那支店によると、年賀ハガキは不況により企業の購入が減少しているものの、全体では昨年に比べて10万枚ほど多くなりそうだという。
関係者は「年賀状は日本の伝統文化。メールではなくはがきで、心温まる新年のあいさつをしてもらいたい」と話していた。 -
伊澤修二講演会
高遠出身で、東京藝術大学初代学長を務めた伊澤修二について学ぶ講演会が5日、伊那市の高遠町図書館で開かれた。
講演会は、地元出身でさまざまな功績を残してきた伊澤修二について学んでもらおうと高遠町図書館が開いた。
講師は高遠町図書館の初代館長で、このほど伊澤修二に関する著書を出版した森下正夫さんが務めた。
伊澤修二は1851年高遠町生まれで、東京藝術大学の学長を務めたほか、教育的視点から童謡、唱歌の振興に力を注いだ。
海外で生まれた曲「ちょうちょ」の日本語訳にも関わったとされている。
森下さんは伊澤修二の性格について、短気で怒りっぽかったと説明し、文部省勤務の時には雪投げをする子ども達を叱った警察に憤りを感じ、法務省にかけ合ったところ辞職させられたというエピソードを話した。
また伊澤修二が日本に西洋音楽を取り入れる際の話にも触れた。
ある聴講者は「地元出身の偉大な人。伊澤修二の残した功績を後の世代にも残していきたい」と話していた。 -
芸大生が吹奏楽部を指導
伊澤修二の縁で伊那市と交流のある東京藝術大学の学生が5日、市内の中学校で吹奏楽の指導をした。
市内3つの中学校で指導が行われ、このうち伊那東部中学校には芸大生8人が訪れた。
この演奏指導は、伊那市高遠町出身の伊澤修二が東京藝術大学の初代校長だったことが縁で毎年行われている。
この日は東部中が来年1月の長野県アンサンブルコンテストで演奏する課題曲について、それぞれのパートにわかれて指導を受けていた。
打楽器のパートでは、ドラムを叩くときに種類ごと叩き方を変えるために、腕の移動を素早くするように芸大生が指導していた。
中学生は「普段の練習ではわからないことを教えてもらえて、とてもためになる」と話していた。
芸大生による指導は6日も市内2中学校で行われる。 -
かんてんぱぱ絵画コンクール審査会
伊那食品工業株式会社が主催するかんてんぱぱ小学生絵画コンクールの審査会が、4日開かれた。
4日は、かんてんぱぱホールで審査会が開かれた。
この小学生絵画コンクールは、小学生にふるさとの自然や生活に目を向けもらい、ふるさと伊那に愛着を持ってもらおうと開かれていて、今年で5年目。
今年は、市内の全小学校・15校から、900点が寄せられた。
審査員は、伊那食品工業の塚越寛会長や、北原明伊那市教育長、信州高遠美術館の竹内徹館長、植物細密画家の野村陽子さんらが務めた。
審査員は、対象物をよく観察して描けているかなどを見ながら審査していた。
審査の結果は、今月中旬に発表予定。
なお、伊那食品工業では、このコンクールに学校奨励賞を設け、学校が希望する副賞を贈っていて、教育設備の充実にも貢献していきたいとしている。 -
やまびこソフト表彰式
40歳以上が加盟できるやまびこソフトボール連盟の今年度のリーグ戦とケーブルテレビ杯の表彰式が3日夜伊那市内で行われた。
やまびこソフトボール連盟には、今年度8チームが加盟していて、5月から11月まで総当たりでのリーグ戦と伊那ケーブルテレビ杯を戦った。
リーグ戦優勝チームは、7戦全勝で城南クラブ、準優勝は、5勝1敗1分けで三峰球友、3位は、5勝2敗で錦クラブだった。
ケーブルテレビ杯は、城南クラブが優勝、準優勝が西町クラブ、3位は、三峰球友だった。
表彰式では、会長の伊藤泰雄さんから各チームの代表者に賞状やトロフィーが手渡された。 -
汚泥処理を太陽光で
伊那市は、市役所南側の伊那浄水管理センターに太陽光発電設備を設置し、汚泥処理にかかる電力の一部を太陽光に変える。
着工を前に、4日、伊那浄水管理センター水処理棟の屋上で安全祈願祭が行われ、関係者たちが施設の無事完成を祈った。
設置される太陽光パネルは、190ワットのものが528枚で、年間発電量は、11万6,000キロワットアワーになる。
微生物を活性化させる空気を送りこむために使われている電気料金は、年間1,800万円だが、今回の太陽光発電で、そのうちの約1割程度の節減が見込まれるという。
事業費は、1億円で、国の経済対策臨時交付金などを活用し、市の財政負担はない。
小坂樫男市長は、「二酸化炭素を削減する地球温暖化対策は、国や社会の至上命題。自然エネルギーを学習していただける場としても有効に活用したい」とあいさつした。
今回の太陽光発電設備は、県下の公共施設としては、最大級という。
施設は、来年2月末ごろ完成の予定。 -
障害者福祉施設が製品販売
上伊那の障害者福祉施設が製作した商品の販売が3日から、伊那合同庁舎で始まった。
伊那合同庁舎の2階に販売会場が設けられ、通所者らが商品の購入を呼びかけていた。
これは同日から始まった「障害者週間」に合わせて行われている。
障害者の福祉について関心を高めてもらうとともに、障害者の工賃を高めようと昨年から始まった。
売られているのは、手作りのカレンダーや手芸品、ヤキイモなど。
県の職員の昼の休憩時間に合わせて販売会を開いていて、多くの職員が商品を買い求めていた。
この販売会は、上伊那にある15の施設が交代で開く。土日を除き9日まで毎日正午から午後1時まで。 -
伊那部常会がバザー売上の一部寄付
伊那市西町区伊那部常会などは2日、11月に行われた伊那部文化祭でのバザーの売り上げの一部を伊那市に寄付した。
西町区伊那部の総代をつとめる唐木祐一郎さんと、伊那部宿を考える会会長の矢澤巧さんが、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に寄付金2万円を手渡した。
今年で19回目となる伊那部文化祭では住民が野菜や日用品を持ち寄り、バザーを開いている。
常会ではその売上を福祉に役立ててもらおうと平成16年から毎年寄付している。
唐木さんは、「文化祭は毎年地域性を生かした企画を考え行っている。寄付もその一環なので有効に使っていただきたい」と話していた。 -
吉澤玉昌さんが伊那市に墨絵を寄付
墨絵の愛好者でつくる日本墨絵会の吉澤玉昌(ぎょくしょう)さんは、25号のボタンの墨絵を4日伊那市に寄付した。
飯田市下殿岡に住む吉澤さんは、4日伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に作品を手渡した。
吉澤さんが6月に伊那市で開いた墨絵展を小坂市長が鑑賞したことのお礼にと寄付したもの。
日本墨絵会は、長野県や山梨県などの愛好者120人でつくる組織。吉澤さんが指導にあたっていて、伊那市では、ひと月に2回のペースで教室が開かれている。
小坂市長は、「大勢の市民の目に触れる場所に飾りたい」と話していた。 -
アイドリングストップ街頭啓発
アイドリングストップを呼びかける街頭啓発活動が、今日、伊那市の大型店で行われた。
12月は、大気汚染防止及び、地球温暖化防止月間に定められていて、これに合わせ、県ではアイドリングストップ運動を毎年実施している。
1日は、上伊那地方事務所の職員4人が大型店の前で、チラシなどをくばり、不要なアイドリングをしないよう呼びかけていた。
県によると普通自動車1台が、1日に10分間アイドリングストップを実行した場合、年間で約50リットルのガソリンの節約と、二酸化炭素排出も、120キロ削減できるという。
県では、これから寒くなり、暖気をしがちになるが、不要なアイドリングをしない習慣を心がけてもらいたいと話している。 -
美篶小学校 開校記念
伊那市の美篶小学校では、毎年恒例の開校記念式典が1日行われた。
美篶小学校では、開校した明治34年1902年の翌年から、毎年12月1日に開校式典を行っている。
これは、地域の人に学校の様子や子供たちの活動について理解を深めてもらうと、毎年開いていて、今年で108年目。
1日は、様々なイベントが行われ、学校の外では昔ながらの味噌づくりなどを体験出来るコーナーが設けられた。
並べられたものは美篶資料館に保管されているもので見るだけでなく実施に子供たちに触れる機会にしようと企画された。
美篶資料館運営委員会のメンバーがお手本を見せた後子どもたちは実際に手に触れて体験をしていた。
このうち、きな粉づくりでは炒めた大豆を石臼に入れて回した。
出来あがると子どもたちはさっそく出来たてのきな粉を味わっていた。
運営委員会では、体験を通し昔の人たちの生活を感じてもらえれば」と話していた。 -
日本山岳写真協会南信支部写真展
日本山岳写真協会南信支部の写真展が、伊那市の伊那文化会館で開かれている。
会場には、山岳写真約80点が並んでいる。
この展示会は日本山岳写真協会南信支部が毎年開いているもので、今年で15回目になる。
写真は、日本のアルプスなどで撮影された。
山岳地帯の自然を捉えた作品は、季節ごとに展示されている。
また、元会員で10月に亡くなった中山秀幸さんの作品も展示されている。
今年は15回の節目の展示ということで、会員16人が特に力作を出品しているという。
南信支部では、「写真を見て山のすばらしさ、自然のすばらしさを感じてほしい」と話している。
この写真展は6日まで。5日午後2時から、展示会場でライブトークもある。 -
名誉市民平山郁夫さん逝く
伊那市の名誉市民で日本画家の平山郁夫さんが2日、脳梗塞のため東京都内の病院で亡くなった。79歳だった。
日本画家、平山郁夫さんは1930(昭和5)年生まれの79歳で広島県出身。元東京藝術大学の学長を務め、文化勲章も受章している。
伊那市高遠町の信州高遠美術館で個展を6回開いたほか、信州高遠の四季展の審査委員長を3回務めるなど伊那市との関わりが深く、東京藝術大学の学長時代には、伊澤修二記念音楽祭にも協力している。
また高遠町の文化・芸術の発展に大きく貢献し、高遠町の知名度を全国に広めたとして、平成8年に旧高遠町の名誉町民となり、合併後は伊那市の名誉市民になっている。 -
生ごみの減量化方針決まる
伊那市ごみの減量化・資源化推進委員会が2日、開かれ、生ごみの減量化施策として来年度に市に取り組んでもらいたい4項目をまとめた。これらは、12月中に文書にまとめ伊那市に提言する予定。
ごみ減量化・資源化委員会ではこれまで、家庭から出されるごみの4割を占める生ごみを減らす方法を検討してきた。
その結果、今回4項目について、市に提言することを決めた。
提言内容は▼現在一部の地区でモデル的に行っている大型生ごみ処理機による生ごみの共同処理を、ほかの地区にも拡大すること▼生ごみをたい肥や家畜の飼料などにする資源化施設の導入を検討すること▼生ごみのリサイクル方法などを示した生ごみパンフレットを作成すること▼市が補助金を出して各家庭で導入した家庭用生ごみ処理機が、実際に有効に活用されているかを検討するためアンケート調査を行うこと竏窒フ4項目。
補助制度については、アンケートの結果で有効性がなかった場合、見直しを行うことも求めている。
提言書の文言を整理した後、12月中に委員長らが提言する予定。 -
大萱団地生ごみ処理機利用結果
伊那市ごみの減量化・資源化推進委員会は2日、伊那市が昨年12月から大型生ごみ処理機を設置し、生ごみの共同処理を行っているモデル地区を視察した。
市では、生ごみの減量化を進める一つの手段として、住宅が集中している地区での大型生ごみ処理機の導入を検討している。
その効果を検証するため、昨年12月から西箕輪の県営大萱団地に大型生ごみ処理機を設置し、利用状況などを調査してきた。
調査によると、11月末までに約2800キロの生ごみが持ち込まれ、たい肥化処理をした結果、最初の生ごみの量の5%、約130キロのたい肥に変えることができた。
たい肥は各家庭で活用されたという。
導入当初は月平均で200キロ程度しか持ち込みがなかったが、県営団地だけでなく、周辺の市営団地の住人にも利用を呼び掛けたところ、9月ころから利用が伸び始め、10月と11月は300キロまで持ち込まれる生ごみの量が増えた。
しかし、実際に利用している家庭は県営住宅で67軒中20軒程度、市営住宅で8軒程度にとどまっている。
そのため市では、今後も多くの家庭に利用を呼び掛けていきたい竏窒ニしている。 -
手良小に天竜川漁協がアユ給食の贈り物
天竜川漁業協同組合は2日、手良小学校の子供達にアユの給食をプレゼントした。
手良小学校3年生の教室を天竜川漁業協同組合の北原斉さんが訪れ、子供達と一緒にアユご飯を食べた。
天竜川漁業協同組合では、子供達に河川環境や魚に興味を持ってもらおうと、今年6月、子供達と一緒に天竜川にアユを放流した。
成長したアユを食べさせてあげると、その時約束した北原さんは同日、組合のメンバーと釣ったアユ50匹を小学校に贈った。
北原さんは、アユは水中のコケを食べること、釣った時スイカに似た香りがすること、縄張り意識が強いことを利用してとも釣りをすることなどを話し、子供達は、興味深そうに聞きながらアユご飯を味わっていた。 -
市内西循環バス存続 伊那バス判断
伊那市地域公共交通会議が2日、市役所で開かれ、市内を走るバス西循環線の存続については、伊那バス株式会社の判断に任せるとの結論が出された。
市内西循環線はアピタ伊那店から伊那文化会館などを通り、春日街道を経由して高尾町から中心商店街を回るコースを走っている。
伊那バスは同日開かれた会議で、この路線で赤字が続いていることから、来年4月より廃止したい竏窒ニ申し出た。
伊那バスによると、この路線は年間約1200万円の赤字が出ていて、運賃100円当たりに必要な経費は662円になるという。
会議では、年間の利用者が約1万6千人いることから地域の人たちのためにも存続してもらいたい竏窒ニの意見が出された。
結局この路線の存続については伊那バスの判断に任せるとの結論が出された。
会議ではほかに、伊那市から辰野町までを結ぶバス伊那本線の廃止が了承されている。 -
新年を迎える準備始まる
12月に入り、新年を迎える準備も徐々にはじまっている。
伊那市東春近田中豊文さんの正月飾りづくりもいよいよ本番を迎える。
所せましと完成した正月飾りが並ぶ田中工房。
田中さんは、子どもの頃から手作りでおもちゃなどを作っていて、今ではわら細工や、木の実などを使った工芸作品なども制作している。
毎年、年末が近づくと、正月飾りだけを集中して作るようになり、今は一番忙しい時期だという。
11月から作業が始まり、現在、工房には出来上がった、正月用のしめ飾りや宝船が並んでいる。
作った正月飾りは、田中さんが趣味で楽しんでいるマレットゴルフ大会の景品にしたり、近所の人やお世話になった人に配るという。
作業はクリスマス頃まで続く。 -
信州DCをPR
来年10月からJRや県、市町村が一体となり行う観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」のPRが1日、伊那市内の大型店で行われた。
1日は、県や、市町村の観光担当者、イメージキャラクターの「アルクマ」が、店を訪れた買い物客にパンフレット等を配った。
信州デスティネーションキャンペーンは、JRと県、市町村が協力し、信州の魅力を全国に発信する大型観光キャンペーン。
現在は、来年10月からの本番を前にした、プレキャンペーン期間で、広く知ってもらおうと、県内各地を回るキャラバン等各種取組が実施されている。
伊那市の担当者は、「12月から、伊那スキーリゾートが再開します」と話し、スキーシーズンを前に、併せてPRをしていた。
県では、地域の観光の掘り起こしや、多くの観光客を受け入れる「おもてなし」のしくみづくりを行い、キャンペーン成功につなげていきたいと話していた。 -
年末食品一斉取締り
食品の流通が増加する年末の食中毒発生を未然に防ごうと伊那保健福祉事務所は、1日から食品一斉取締りを始めた。
1日は、伊那市のベルシャイン伊那店で、陳列されている生鮮食品は適正な温度管理がされているか、賞味期限、添加物の表示が適正かなどをチェックする監視指導が行われた。
白衣を着た伊那保健福祉事務所の食品衛生監視員2人が、冷蔵庫の温度を測ったり、表示を調べていた。
年末の食品一斉取締りは、28日まで、上伊那のスーパーやそうざい製造業者など35の施設を対象に、監視指導や抜き取り検査が行われる。
上伊那地域では、ノロウィルスによる感染性胃腸炎の届出数がここのところ急増していて、県平均の3倍となっている。
伊那保健福祉事務所では、「寒いシーズンも食中毒には、注意が必要。食品を扱う人はもちろん、一般の人も手洗いや体調管理を徹底してもらい、食品は十分な加熱調理を心がけて欲しい」と注意を呼びかけている。 -
伊那市議会 12月定例会開会
伊那市議会12月定例会が1日開会し、市から一般会計補正予算案など13議案が提出された。
開会のあいさつで小坂樫男伊那市長はリニア新幹線のルート問題に触れ、「JR東海は地元に対する十分な説明を終えたとしているが、情報共有も不十分な状況。今後は県においてルート別の経済効果を試算し、これをもってJR東海と協議していく必要がある。」と述べた。
提出された補正予算案には、小中学校の耐震整備事業6億7千万円を含む12億円が計上されていて、予算の総額は321億5千万円となっている。
伊那市議会12月定例会は9日から11日まで一般質問、18日に委員長報告と採決が行われる。 -
伊那商議所青年部が劇で「裁判員制度」
伊那商工会議所青年部などは、裁判員制度について理解を深めてもらおうと30日夜、伊那市のいなっせで劇を発表した。
これは、裁判員制度をよりわかりやすく劇を交えながら解説しよう伊那・駒ヶ根・飯田の商工会議所青年部が開いた。
台本は、アザレア法律事務所の弁護士 伊藤浩平さんを中心に制作された。
劇は架空の事件をもとに様々な職業の人が裁判員として選ばれた時の対応や判決までの流れを劇で発表した。