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美篶ごみ懇談会
上伊那広域連合が計画する新しいごみの中間処理施設に関する懇談会が6日夜、伊那市の美篶きらめき館で開かれた。
懇談会は、美篶地区の各区長や各種団体の代表者などでつくる美篶地区新ごみ処理施設に関する委員会が開いた。
委員会が開いた懇談会で伊那市や上伊那広域連合を交えたものは今回が初めてで、会場には約80人が集まった。
施設の候補地について、会長の「覆すべきではない」とする考えに対し、住民からは「市の結論ありきで話を進めないでほしい」などといった意見が出された。
また市や広域連合では、環境アセスの着手に必要なのは地元区の合意のみ竏窒ニしているが、「美篶を含めたアセス合意で話を進めてほしい」と地元区と同じ扱いを求める意見も出された。
懇談会では上大島区が去年の12月に区の総会で、候補地を桜井天伯付近とすることに対し、反対決議を可決したことや、148戸のうち122戸から反対署名が集まったことなどが報告された。
懇談のあと、委員会の赤羽要会長は、「建設の反対、賛成の前に、事実を一つひとつ確認しながら積み重ねていきたい。今後も話し合いを続け、地区の人が不安に感じていることを明らかにしていきたい」と話した。 -
手良小でヤギの赤ちゃん誕生
伊那市の手良小学校で4日午後4時ころ、ヤギの赤ちゃんが生まれた。
同校の3年生が去年からメス1頭を借りて育てていて、秋に妊娠、今回めでたく子ヤギ誕生となった。 -
高遠城址公園の桜 開花宣言
伊那市は6日、高遠城址公園の桜が開花したと発表した。
“天下第一の桜”として知られる高遠城址公園の桜の開花は去年より3日早く、伊那市では11日土曜日前後が見ごろと予想している。
公園の中で最も早く咲く南ゲート付近では、訪れた人たちが花を写真に納めるなどして楽しんでいた。
公園中央の本丸や桜雲橋近くでは、つぼみの赤みが増し、遠方から訪れた花見客らが園内を散策していた。
また屋台の店主らは、今年は長野市で善光寺の御開帳が行われていることから相乗効果があるとして、観光客の集客アップを期待していた。
今年の桜まつり期間中は9日と10日に伊那市商工会女性部によるさくら茶のサービス、また9日と13日には桜奏会による高遠ばやしの巡行、15日には保科正之公大河ドラマ化成就祈願として江戸かっぽれなど、さまざまなイベントを行い、全国から訪れる花見客を出迎えることにしている。
伊那市では高遠城址公園の桜の見ごろを11日前後、また、春日公園と伊那公園は10日頃と予想している。 -
春の全国交通安全運動始まる
春の全国交通安全運動が6日、始まった。
伊那市役所前に交通指導所が設けられ、伊那市交通安全協会連合会など関係者約80人が、ドライバーに安全運転を呼びかけた。
運動の基本を「子どもと高齢者の交通事故防止」としていて、シートベルトやチャイルドシートの着用の徹底、飲酒運転の根絶などを重点に掲げている。
伊那警察署によると、管内の今年の交通事故は4月5日現在で死亡事故は無く、人身事故は108件で去年の同じ時期と比べて33件減少している。
またケガ人は138人で28人の減となっている。
春の全国交通安全運動は15日までで、10日には交通事故死ゼロを目指す全国統一日として、人波作戦が行われる。 -
伊那北高校入学式
上伊那の多くの小中学校や高校で6日、入学式が行われ、新入生は希望を胸に新しい生活をスタートさせた。
このうち伊那北高校では普通科229人、理数科40人、合わせて269人が入学した。
松山敏彦校長は、「薫ヶ丘の学び舎で同じ志を持った仲間と学業などを全うしてほしい」と式辞を述べた。
新入生を代表して戸田大志君は、「目標を達成するために勉強、部活動に励み、仲間と共に充実した学校生活を送りたい」と宣誓した。
入学した1年生は7日、在校生との対面式を行うほか、課題テストに望む予定。
上伊那の高校では6日、伊那北高校をはじめ伊那弥生ヶ丘高校、高遠高校の3校で入学式があった。 -
おもちゃ博物館オープニング
高遠城址公園のさくら祭りに合わせて出店する「おもちゃ博物館」が4日、オープンした。
伊那市高遠町の国道361号沿いの「おもちゃ博物館」前でテープカットが行われた。
今年初めてとなるこの企画は、全国から集まる花見客に城址公園だけではなく商店街にも足をのばしてもらい、地域の活性化につなげようと伊那市商工会が企画した。
おもちゃ博物館は、テレビ番組「開運なんでも鑑定団」に出演している北原照久さんが監修していて、店内には北原さんのコレクションが並んでいる。
商工会では北原さんの母親が高遠町出身ということから、この企画を北原さんに相談したところ、快く引き受けてくれたという。
期間中は、おもちゃ博物館の出店にあわせ商店街の25店舗がそれぞれ1点ずつ北原さんのコレクションを展示する。
それぞれの店をまわり5つのスタンプを集めた人の中から抽選で、北原さん鑑修のブリキのおもちゃが当たるスタンプラリーも開催される。
おもちゃ博物館出店の最終日となる5月10日には、伊那市高遠町総合福祉センターで北原さんの講演会も計画されている。
伊那市商工会では、「商店街がにぎやかになるイベントとして成功させたい」と話している。
おもちゃ博物館の館内は、販売コーナーと特設コーナーに分かれていて、特設コーナーは入場料が大人200円、小中学生が100円となっている。 -
保科正之公像完成
名君保科正之公とその生みの親お静の立像、またその顕彰碑などが完成した。
4日、像や顕彰碑が建立された伊那市高遠町の歴史博物館前で除幕式が行われ、関係者約100人が集まった。
正之公の像は晩年の肖像画を元に高遠藩主だった20代の頃をイメージして造られた。
お静像も残っていた肖像画を元に高遠で過ごした30代の頃を再現している。
また、お静地蔵は、東京の寺、成就院に、お静が正之の幸せを願い寄進した石仏と同じ形で、3体並んでいる。
正之公の功績をたたえる顕彰碑も建立された。
総工費は約770万円。
これら石仏の建立にあたり個人や団体763件から約1千万円の寄付が寄せられたという。
式の中で建立実行委員会会長の小坂樫男伊那市長は、「この地を訪れた人たちに正之公の功績を知ってもらうとともに、大河ドラマ化を実現させたい」とあいさつした。
実行委員会では、29日に正之公生誕398年記念講演会を開催するほか、記念誌も発刊し、大河ドラマ化実現と市の観光の発展につなげていきたい竏窒ニ話している。 -
伊那公園のぼんぼり点灯
桜まつりを前に1日夜、伊那市の伊那公園で、ぼんぼりの点灯式があり、花火の合図で公園内のぼんぼりが一斉に点灯した。
伊那公園では毎年、個人や企業などの協力を得て、ぼんぼりを設置している。
今年は不況の影響もあり、例年より数は少なめだということだが、ぼんぼり320基、色の付いた電球450個を設置することができた。
祭りを企画している伊那公園桜愛護会の伊藤一男会長は、「経済状況が厳しい中、多くの人に協力してもらえてうれしい。地域が元気になる桜まつりにしたい」と話していた。
伊那公園の桜は現在、3分咲きで、まつりのころにちょうど見ごろを迎えるという。
桜まつりは12日の予定で、その間、ぼんぼりは毎晩点灯する。 -
三洋グラビアが環境投資
食品の包装フィルムを印刷・製造している伊那市西箕輪の三洋グラビアは、作業工程で生じる揮発性有機化合物を電力と蒸気に転換しエネルギー化する装置を導入する。深刻な経済状況の中、三洋グラビアでは環境に配慮したこの取組みに8億円を投入する。
伊那市西箕輪にある三洋グラビア本社工場。
1日に印刷する食品の包装用フィルムは40種類。1年間では5千種類に上る。
乾燥しにくい水性インキと環境負荷が大きい油性インキの双方の欠点を補った独自のハイブリッドグラビア印刷技術を1999年に開発。2002年には、環境への負荷がさらに小さい水性インキだけで印刷する技術も実用化している。
取引先は、関東甲信越、東海、北陸地方の食品メーカーを中心に300社。
100年に一度といわれる経済危機の中、今年3月期の売り上げは、前の年に比べ12パーセント、3億円増となる約28億円を達成した。
食の安心安全を求める声が高まる中で、その食品を包装する立場から清潔、安全を徹底している。
次に何かできないか竏秩B
原敬明社長は、印刷の際に空気中に広がる揮発性有機化合物に着目した。
インキを溶かす際などに用いる揮発性有機化合物は、大気中に放出されている。
それを回収し、電力と蒸気に転換し、エネルギーに使おうというものだ。
この装置の設置工事は、今月中旬に着工し秋に完成、来年1月稼動を予定する。
この装置による発電量は、285キロワットアワー、蒸気が1.7トン。これにより、工場の総エネルギー量の3割を見込めるという。
今や枕言葉のように言われている“100年に一度の不況”。
環境に8億円を投資する三洋グラビアの新年度がスタートした。 -
池坊長野県連合支部展
県下6支部の池坊長野県連合支部展が3日、伊那市の伊那商工会館で始まった。
いけばなの展示会は、前期が4日まで、後期は5、6日となっている。
初日は、多くの会員たちが詰めかけテープカットが行われた。
池坊県連合支部は昭和24年に発足した。
飯田、東信、長野、松本、諏訪、伊那の6支部で構成されていて、合同の展示会は2年に1回、支部持ち回りで開催している。
前期・後期とも伊那支部を中心に県下各地区から150点が飾られる。
黄色やピンクなど春らしい彩の花が生けられていて、訪れた人たちが足を止めて見入っていた。
池坊長野連合支部長の木下五百子伊那支部長は、「多くの人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。
また伊那支部では初めて、花を生けるところを見てもらう実演の時間を設けた。
会員たちの優雅な動きに会場からは大きな拍手が起きていた。
この実演は、5日まで午前11時から30分間行なわれることになっている。 -
本の家でライブペインティング
東京都在住の画家・星加海さんが3日、伊那市高遠町のブックカフェ「本の家」で、ライブペインティングを披露した。
星加さんは、朝日新聞でイラストを連載するなど全国的に活躍している。
この日は約7平方メートルの店の壁に、ペンキで手早く作品を描いていった。
星加さんは「テーマは“本の町の広場“。大人も子どもも、本を見ながらくつろいでいる作品にしたい」と話していた。
ライブペインティングは4日も午前9時ころから行われ、絵を完成させる予定。 -
小中学校で入学式
入学式シーズンの到来。3日は、伊那市と南箕輪村の小中学校10校で入学式が行われた。
このうち、伊那市の新山小学校では、竹内遥希君と山岸亜未瑠君の2人が入学した。
新山小学校の岩崎勝幸校長は、「学校では、正しい心を強くするよう勉強を頑張って下さい」と2人に声をかけた。
新山小は、児童数の減少が進んでいて、全校児童36人と伊那市で一番小さい学校。今年度から、自然に囲まれた教育環境を生かし、市内全域から通学可能な「小規模特認校」となった。
新入生の一人山岸君は障害があり、より良い環境で教育を受けさせようと、制度を利用し地区外からの入学となる。
山岸君の両親は、「地域を上げ学校や子どもたちを支えていることに共感し、新山小への入学を決めた」と話していた。
また、地区に住む竹内君の両親は、「保育園では1人だけの卒園式で寂しそうだったが、同級生ができ、子どもも喜んでいる」と話していた。
式では、4年生から6年生でつくる新山子供太鼓のメンバーが演奏を披露し、2人の入学を祝った。
入学式のピークは6日で、伊那市や箕輪町、南箕輪村の小中学校20校で行われる。 -
美篶子育て支援センターが開所
20年度で閉園となった美篶東部保育園に1日、「美篶子育て支援センター」が開所した。
約30組の親子がセンターを訪れ、広い遊び場でボール遊びなどを楽しんだ。
開所式では酒井茂副市長が、「ここは立地もよく、施設も充実しており、発達段階に応じた支援や保護者支援も行っていけると思う。子どもたちが育ち、地域が活性化することを願っている」とあいさつした。
ある母親は、「初めて来たが、遊ぶものも多いし広い。せっかくこういう場があるので活用したい」と話していた。
美篶子育て支援センターの開所時間は平日の午前9時半から午後4時まで。今後は、離乳食作り講座など母親を対象としたさまざまな講座も予定している。 -
教育目標の学校評価
市教育委員会が公表伊那市教育委員会は、重点施策に対する達成状況の点検、評価をまとめ公表した。
これは法律の改正に伴い今回初めて行われたもので、平成19年度の重点施策の達成状況を対象としている。
重点施策は学校教育の充実や生涯学習の振興、文化財の保存活用、スポーツ振興の4分野に分かれていて、内容別に52項目をAからDまでの4段階で自己評価している。
このうち学校教育の充実では、総合的な学習が、「各校特色を生かした取り組みが行われている」としてA評価となっている。
学力向上については、「学力検査などを基に授業改善に取り組み、学習習慣を身に付ける必要がある」としてB評価となっている。
市教育委員会では、これらの結果を検証し地域全体の教育の向上につなげたい竏窒ニしている。 -
伊那市地蜂愛好会総会
伊那市地蜂愛好会は29日、伊那市西箕輪の羽広荘で総会を開き、今シーズンの活動をスタートさせた。
伊那市地蜂愛好会は、蜂追い文化の伝承や、地蜂を守ることを目的に、平成9年に発足した。
会員は、伊那市を中心に県内各地から集まった約90人。
総会は、会員の交流や技術の向上を目的に毎年開かれていて、今年度の活動方針の決定や、昨年の蜂の巣コンテストで優勝した下諏訪町の藤森政美さんの講演会が開かれた。
藤森さんは「餌は最小限にし、蜂の持つ習性を生かすことや、巣の大きさに合わせて巣箱に新聞紙を入れ隙間を無くし、蜂が温度調節しやすい環境を作る」など飼育のポイントを話していた。
また総会終了後には、シダクロスズメバチの女王蜂が会員に配られた。
今年配られた女王蜂は、全部で約5千匹で例年の3分の1程度となっている。
小木曽大吉会長は、去年取った蜂の巣はどれも、巣の中で女王蜂が育つ巣段がほとんど取れず、女王蜂の取り込みが出来なかったため竏窒ニ話している。
伊那市地蜂愛好会では、今シーズン、蜂を追うすがれ追いの研修会や、秋には恒例の蜂の巣の重さを競うコンテストなどを開く計画。 -
ガリレオ天文クラブ観察学習会
上伊那の小中学生でつくるガリレオ天文クラブは29日夜、2回目の観察会を伊那市のますみヶ丘公民館で開いた。
約40人の親子が参加し、ガリレオが使った物と同じ仕組みの望遠鏡を作り、月や星の観察をした。
望遠鏡は、雑誌の付録でキットになっていて、完成すると長さ約60センチ、倍率は約20倍になる。
子どもたちは、説明書を見ながら時には保護者の手を借り、望遠鏡を組み立てていた。
望遠鏡が完成すると、子どもたちは外に出て星の観察をした。雲が出てきたため数分間だけだったが、観察を楽しんでいた。
この天文クラブは、ガリレオが望遠鏡で星の観察をしてから今年で400年目になることを記念し、2月に発足した。
クラブでは、12月までに16回の講座を開き、ガリレオの行った当時の方法で天体観察をする。
次回は、この日作った望遠鏡を使い、月と土星の観察をする予定。 -
ニホンジカわな捕獲 35頭
南信森林管理所が昨年度、南信地区の国有林で行ったニホンジカの罠による捕獲の結果がまとまった。捕獲できた頭数は全体で35頭と少ない結果となった。
ニホンジカによる食害が深刻化する中、南信森林管理署では平成19年度から、職員自ら罠を仕掛け、シカの捕獲に取り組んでいる。
昨年度は、5市町村9カ所に約120個の罠を設置したが、実際に捕獲できたのはわずか35頭、長谷の浦国有林など2カ所で罠を設置した伊那地区では、約30個の罠を設置したが3頭しか捕獲できなかった。
これは、捕獲を許されている捕獲許可頭数の10分の1にも至っていない。
この結果について南信森林管理署では、「今年は雪が少なく、ニホンジカが歩く道を発見しにくかったため、思うように捕獲頭数も伸びなかった」としている。 -
伊那市手良の火災で住宅と神社全焼
住宅から遺体2日午前10時頃、伊那市手良で住宅と隣の神社が全焼する火事があった。この火事で出火した住宅から遺体が発見された。
伊那警察署の発表によると、火事があったのは伊那市手良中坪の三澤好幸さんの住宅。火は約3時間後に消し止められたが、木造2階建て住宅が全焼した。
この火事で住宅から遺体が発見され、家の中にいたと見られる三澤さんが行方不明になっている。出火時外出していた母親の無事は確認されている。
また、火が東燐の八幡神社に燃え移り神社を全焼した。
神社の中にあった掛け軸などは住民らの手によって運び出されたが、ほとんどの物が損傷した。
伊那署では遺体を三澤さんとみて調べを進めている。 -
上伊那地方出身作家美術展
上伊那出身の作家の作品を一堂に集めた美術展が2日、伊那市坂下のはら美術で始まった。12日まで。
会場には、上伊那出身の画家や彫刻家の作品150点が並んでいる。
これまで、はら美術では伊那市出身の作家の作品を集めた美術展はあったが、上伊那全域の作品を集めたのは今回が初めて。
作品は、県内の四季折々の風景や花、人物を題材にしたもので、地元で活動している作家や、東京で日展の理事をしている作家などそれぞれの作品を見比べることができる。
中でも、上伊那に美術を広めたさきがけともいわれる、伊那市中央区出身でフランス在住の画家安川博さんの作品は、柔らかいタッチが特徴という。
会場1階には、池上秀畝など物故作家の掛け軸や彫刻なども展示している。 -
「伊那さくらマップ」完成
伊那市は桜の花見シーズンに合わせ市内の桜の名所をまとめた「伊那さくらマップ」を作った。
これまで、上伊那全域の桜の名所をまとめたマップはあったが、伊那市独自で作成したのは初めて。
マップはB4サイズ見開きで、これまで観光客にはあまり知られていなかった西町の長桂寺のしだれ桜や、樹齢200年の伯先桜など、市内の桜の名所や名木18カ所を掲載している。
また年間を通して伊那市を訪れてもらうため、桜以外の花の名所や高山植物の紹介もある。
伊那市ではマップを1万部作成し、高遠城址公園で観光客に配るという。 -
「はなまる地域探検隊」中高生が企画・運営へ
週末を利用して子どもたちがさまざまな体験活動をする伊那市の「はなまる地域探検隊」は今年度から、企画、運営を中高生が主体となって進めていくことになった。
2日、伊那市役所に探検隊隊長の伊藤元朗さんと高校生3人、中学生7人が集まり年間事業計画について話し合った。
集まった生徒らは、小学生の時から探検隊に参加したりボランティアとしてサポートしてきた。
「話し合いでは地域に貢献できる活動をしたい」といった声や、「環境問題について取り組みたい」いう意見が出ていた。
伊藤さんは、「子どもたち自身が考え行動することで、さらに成長していってもらいたい」と話していた。 -
交通安全活動推進委員委嘱
上伊那地域での交通安全教育やパトロールなどの啓発活動を行う委員の委嘱が3日、伊那警察署で行われた。
地域からの推薦などで選ばれた14人に、伊那署の依田公雄署長から委嘱状が手渡された。
地域交通安全活動推進委員は、道路交通法で定められ、県の公安委員会が依嘱する。
委員は、通学路での安全指導や飲酒運転パトロールなど、交通事故防止のため住民への啓発活動を行う。
依田署長は、「交通事故は年々減少傾向だがまだまだ多い。1人でも犠牲者が減るように活動に尽力していただきたい」とあいさつした。
また、会長に選ばれた伊那市の中村卓甫さんは、「地域の交通安全のために働き、安心できる地域づくりに協力したい」と決意を述べた。
委員の任期は2年。 -
高遠さくらだるま今日から販売
伊那市高遠町の高遠さくらホテルは1日から、高遠桜だるまの販売を始めた。
ダルマは、高遠城址公園のさくら祭りの開催に合わせ、伊那市の新たな名物にしていこうと作られたもの。
ダルマには桜が描かれていて、高さ15センチのものが1500円、12センチのものが1200円で販売する。 -
障害者社会就労センター「さくらの家」竣工
施設の老朽化などに伴い改修された伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家の竣工式が30日、行われた。市の関係者らがテープカットをして完成を祝った
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高遠町の旧さくらの家の老朽化や長谷のひまわりの家が手狭だったことから2つの施設が移転統合した。
施設の名前は利用者のアンケートから、さくらの家に決まった。
建物は、県の補助金を受け長谷の旧美和診療所を利用し、去年11月から改修工事が進められてきた。
延床面積は328平方メートルで、作業室が3部屋あるほか、休憩室や相談・救護室などがあり、温かみのある施設に改修された。
式の中で、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は、「地域の人達に愛される施設に出来るよう努力していきたい」とあいさつした。
また小坂樫男伊那市長は、「経済状況は厳しいが運営面でも、市としてバックアップをしていきたい」と話していた。
新しいさくらの家の利用者の登録者数は28人で、受注企業は10社となる。
利用者は、自主製品をはじめ製品加工、清掃業務などを行っている。
さくらの家の開所式は4月1日に行われる。 -
伊那市で新規採用職員辞令交付
新年度が始まった1日、伊那市では、新規職員辞令交付式があった。新しく入った職員一人一人に、小坂樫男市長から、辞令が手渡された。
小坂市長は「若い人の力に期待している。早く職場に慣れ初心忘るべからずという気持ちを持って職務にあたってもらいたい」と訓示。
また、保健福祉部社会福祉課に配属された有賀智美さんは「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行します。」と誓いの言葉を述べた。
今年度は男性7人、女性6人が採用となり、男性2人を含む5人が保育士、保健師が3人、一般職が5人となっている。 -
高遠城址公園で公園開き
伊那市高遠町の高遠城址公園で1日、公園開きが行われ、市や県などの関係者およそ100人が集まった。
市では当初、公園開きを今月4日に予定していたが、長野地方気象台の開花予想日が2日だったことから、予定を早め、この日公園開きを行うことにした。
小坂樫男伊那市長は「花見客向けの弁当の開発や、まつり期間中のおもちゃ博物館の開催など、経済効果を見込んだ新たな取り組みが始まっている。全国から多くの人が訪れることを期待している」とあいさつした。
また、伊那市の琴同好会の演奏もあり、公園開きに花を添えた。
公園開きではほかに、高遠町の保育園児らが桜雲橋をわたり、さくら祭りの始まりを祝った。
園内におよそ1500本あるタカトオコヒガンザクラは県の天然記念物に指定されている。
昭和58年、1983年に有料化となって以来、去年までに累計でおよそ705万人が訪れている。
公園を管理している伊那市では、桜の開花を4日ごろ、また見ごろは10日前後と予想している。 -
手良地区で松くい虫対策学習会
伊那市の手良公民館で3月31日夜、松くい虫対策学習会が開かれました。
学習会は手良地区で今年1月に松くい虫により枯れたと思われる松が見つかったことから、その対策について考えようと手良公民館が開いたもの。松が植えられている山の所有者や地域住民、約15人が出席し、県や市の松くい虫対策の担当職員から話を聞いた。
手良地区では現在、地区内5カ所で約10本の松が枯れており、松くい虫が原因ではないかと考えられている。
市では松くい虫が活発に活動を始める6月までには枯れた松を伐採するなどの対策をとっていく。
市担当職員は「枯れた松を見つけた場合はすぐに知らせてほしい。被害を早く見つけることで、拡大を防ぐことが大事」と話していました。
手良公民館では、館内に松くい虫に関する展示室を設けており、住民に正しい知識と関心を持ってもらいたいと話している。 -
伊那市子育てガイド完成
伊那市の子育てガイドブックの今年度版がこのほど、完成した。
ガイドブックは、保育園に通う前の子供を持つ保護者のために制作したもの。子育てに必要な情報が34ページにわたり、掲載されており、出産一時金や児童手当の申請方法、相談窓口など、育児に必要な手続きが紹介されている。
また、子育て支援として、サークルや支援団体の一覧などもある。
伊那市ではこれを2,500部作成し、新生児のいる家庭に配布するほか、公共施設でも閲覧や持ち帰りができるようにする。 -
小黒川渓谷キャンプ場開場
伊那市内の萱にある小黒川渓谷キャンプ場の今シーズンの営業が2日から始まった。
施設を管理する伊那市振興公社の職員などが、事務所前で今シーズンの安全を祈願した。
毎年1万人の利用がある小黒川渓谷キャンプ場には、宿泊施設としてキャビンが6棟あり、オートキャンプやテントでのキャンプも楽しめる。
また、5月のGW前には釣り堀の営業も始まる。
伊那市では、「大自然の中で、小鳥のさえずりを聞きながらキャンプを楽しんでほしい」と話していた。
小黒川渓谷キャンプ場の今シーズンの営業は11月末まで。 -
高遠で山林火災
31日午前9時50分ごろ、伊那市高遠町西高遠で山林を焼く火事があった。この火事によるけが人はいない。
伊那警察署の発表によると、火事は西高遠の猪鹿山で発生。500平方メートルほどを焼き、1時間20分後に消し止められた。
火災発生当時は、上伊那森林組合が間伐作業中だった。
伊那署で出火の原因などを調べている。