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トルコギキョウ生産
いなアグリバレーが功労者表彰トルコギキョウのオリジナル品種の開発を行っている農事組合法人いなアグリバレーはこのほど、長野県の園芸特産業での功労者表彰を受賞した。
いなアグリバレーは、上伊那地域に適した苗の開発と育成を目的に平成11年に発足した。
現在組合員は約100人で、年間約250万本のトルコギキョウを生産している。
今回、地域に合った市場性の高いオリジナル品種を30種類以上開発、育成したこと、また安定的に質の高い苗を供給できる体制を確立したことが評価された。
21日、JA上伊那のシニアあぐりスクールのメンバーがいなアグリバレー組合員の伊東茂男さんのハウスを視察し、伊東さんから説明を受けていた。
アグリバレーの開発したトルコギキョウは涼しい上伊那の気候を活かしたもので、上伊那地域の3分の2以上の生産農家に普及している。 -
青空教室 みそづくり
子ども達が野菜づくりや料理などを体験する、伊那市美篶の「青空教室」で21日、味噌づくりが行われた。
地区の子どもやその保護者約20人が参加した。
教室は7年前、学校週5日制になったことをきっかけに始まったもので、美篶公民館、美篶青少年育成会、JAが共同で開いている。
この日は、地元でとれた大豆を使い味噌づくりが行われた。
2時間ほど煮詰めた大豆をすりつぶす機械に入れ、子ども達がハンドルをまわしてすりつぶした。
大豆をつぶし終わると、塩と麹を混ぜて、味噌を玉にしてバケツに投げ、空気を抜いていた。
参加した子どもは「すりつぶす作業は疲れたけれど、とても楽しかった。またやりたい」と話していた。
この日作った味噌は、来年の7月まで寝かせて完成となる。
教室では完成した味噌を使った料理教室も計画している。 -
遊具塗り替えボランティア
上伊那の広告、塗装業者の有志が21日、伊那市内の保育園で、古くなり錆びてしまった遊具などの塗り替え作業をボランティアで行った。
伊那市の西春近南保育園で砂場の屋根や遊具の塗り替え作業を行ったのは、広告業者や塗装業者でつくる上伊那塗装広告事業協同組合青年部のメンバー6人。
青年部は2007年に発足し今年で2年がたったことから、地域に貢献していこうと今回初めてボランティアを行った。
保育園では、年に1回保護者が遊具の塗り替えをしているが、難しいためなかなかすべての遊具に手が回らなかったという。
青年部のメンバーは、「子供達に大事に使ってもらいたい」と話していた。 -
伊那北高職業体験学習
伊那北高校は、専門的な仕事について生徒に学んでもらう就業体験学習を実施している。
1年生24人が、10カ所の企業で学んだ。
このうち篠田瑞生さんは21日、伊那ケーブルテレビで取材の現場やアナウンスを体験した。
県教育委員会では、教育の一環として平成15年度から就業体験を行なっていて、今回伊那北高校では、1年生の総合ゼミの時間を利用した。
篠田さんは、プレゼンテーション能力を高めたいと伊那ケーブルテレビで働いた。
「しゃべり方、どうしたら緊張しないで話せるか教わった。今後に生かしていきたい」と話していた。 -
まんぷさんが防犯ポスター寄贈
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんは、12月からはじまる年末特別警戒にあわせて防犯ポスターを伊那市駅前交番に贈った。
20日、橋爪さんが駅前交番を訪れ、伊藤裕治所長にポスターを手渡した。
ポスターの図柄は、来年のえと、トラが狼をやっつけている場面をコミカルに水彩画で表現している。
まんぷさんは、世の中を明るく照らそうと活動している満月の会の事務局長も務めていて、今回の寄贈も社会奉仕の一環として行われた。
この防犯ポスターは、年末特別警戒が始まる12月1日からいなっせ1階ロビーで展示されることになっている。 -
市議会議員が保育体験実習
伊那市議会社会委員会の議員が19日、市内の保育園で保育体験をした。
これは、体験を通して保育園の実態を知るとともに、子育てのあり方を考えようと、伊那市議会社会委員会が今年初めて実施した。
社会委員会の議員10人が、市内にあるいくつかの保育園に出向き、保育体験をした。
そのうち委員長の黒河内浩議員は、西箕輪南部保育園を訪れ、子どもたちと一緒に園の周りにある林の中で、木登りなどをした。 -
高遠高校生ゴルフ実習
授業でゴルフを学んでいる高遠高校の3年生は17日、伊那市福島のゴルフ練習場西部グリーンパークでゴルフ実習を行った。
高遠高校では、3年生の体育の選択授業の一環でゴルフを取り入れている。
これまで、学校のグラウンドで素振りや、実際にボールを打つなどして練習してきた。
この日は、その総仕上げとしてプロのインストラクターによるレッスンを受けた。
講師を務めたのは公認インストラクターの夏野元樹さん。
夏野さんは、生徒たちに、「最初は大きなスイングをしないこと。手をとめて肩、腰という順に体でゴルフをすることが大事」とアドバイスしていた。
生徒たちは、練習場でフォームを確認しながらクラブを振っていた。
この後、班ごとに練習場内のショートコースに出て実践的なゴルフを楽しんでいた。 -
たかずやに夕食ボランティア
伊那市内の飲食店の有志が17日、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子供達に夕食をプレゼントした。
夕食をプレゼントしたのは、伊那飲食店組合の有志でつくる「一の会」のメンバー6人。
一の会では、子どもたちに喜んでもらおうと、年に1回夕食作りのボランティアをしていて、今年で28年目になる。
この日は、寿司や海老フライ、ケーキなど46人分を振る舞った。
一の会代表の林孝司さんは、「子供達を元気づけようと思ってやっているが、美味しそうに食べる姿を見ると、逆に元気をもらえる」と話していた。
食堂に集まった小学生から高校生までの子供達は、美味しそうに料理を口に運んでいた。 -
障害者就労センター年賀状準備
伊那市内など10カ所の障害者通所施設は、施設の利用者が描いた絵を基にデザインした年賀状を、今年も印刷・販売する。
伊那市の障害者社会就労センターコスモスの家では、現在、年賀状に差出人の住所や名前などを入力し、印刷する作業が行われている。
年賀状のデザインは、3つの施設の8人が描いたカラーが10種類。白黒の欠礼ハガキも2種類ある。
コスモスの家は昨年度、県の工賃倍増計画のモデル事業所に指定され、伊那市や箕輪町の6施設と共同で、年賀状のデザインや印刷などを受け持つプロジェクトを初めて行った。
昨年は約4千枚の年賀状を販売し、16万2千円ほどの売り上げがあった。
今年は更に、このプロジェクトを発展させようと、伊南にある4つの施設にも参加を呼びかけた。
連携したことで受注を強化し、昨年を上回る1万枚の販売を目指す。
コスモスの家の小嶋早苗施設長は、「利用者の皆さんの張り合いになっていて、工賃アップにもつながる。是非購入してほしい」と呼びかけている。
年賀状は、各施設で12月24日まで受け付けていて、カラーで印刷代が50枚まで50円、51枚以上は40円となっている。 -
選挙制度120周年功労者表彰
伊那市明るい選挙推進協議会の矢澤章一会長は、選挙制度120周年を記念した功労者表彰で、県内でただ一人、内閣総理大臣表彰された。
20日は、伊那市の伊那文化会館で、長野県選挙管理委員会連合会の総会が開かれ、長野県選挙管理委員会の松葉邦男委員長から、賞状が伝達された。
矢澤さんは、20年近くにわたり、旧高遠町と新伊那市の選挙管理委員会の委員をし、平成20年からは、伊那市のあかるい選挙推進協議会の会長を務めている。
矢澤さんは「多くの人の支えがあり、みなさんの代表として受賞する事ができた。これからも明るい選挙推進につとめていきたい」と挨拶した。
また、平成21年度明るい選挙啓発ポスターコンクールの入選者の表彰が行われ、高校の部、県審査で最高の1等に選ばれた、高遠高校3年の名和浩加さんに賞状が贈られた。
総会の最後には、伊那市の原亜希さんが、「選挙に携わる人がルールを守り、違反のない選挙を行うよう、もとめていきたい」と大会宣言を朗読した。 -
クリスマスツリー点灯式
伊那市のいなっせ北側の多目的広場で20日、クリスマスツリーの点灯式がわれ、早くもクリスマスムードに包まれた。
20日は、午後5時から点灯式が行われツリーに明かりが灯された。
いなっせでは一昨年まで、切ってきた「もみの木」を正面玄関前に飾っていたが去年から多目的広場に木を植えて飾り付けをしている。
もみの木の高さはおよそ7メートル、LEDの電球が2000個飾り付けられている。
式では、伊那小学校の合唱団の子供たちがクリスマスソングを披露した。
このクリスマスツリーは来年1月末まで、夕方の4時から夜11時まで点灯されることになっている。 -
21年度認定米に上伊那の農家2軒
専門家が厳選した今年度の認定米50品が決定した。
上伊那では、伊那市と箕輪町の生産者の米が、認定米に選ばれている。
認定米制度は、確かな品質で、産地が明確な農産物を県が認定する制度。
農薬や科学肥料の使用を厳しく制限し、専門家の食味審査に合格した米が認定米となる。
今回上伊那では、小黒川水系の水で栽培した小沢の田畑伊三郎さんのコシヒカリと、箕輪町北原で栽培した唐沢金実さんのコシヒカリが、認定米に選ばれた。
これらの米は、県が認定した米としてのブランド価値を付けて販売することができるようになる。 -
就職支援ビジネス基礎講座開講
伊那商工会議所は16日、求職者支援を目的に、受講料無料のビジネス基礎講座を開講した。
就職支援ビジネス基礎講座は、国の補助を受け、伊那商工会議所が初めて企画した。
伊那市のきったせで開校式が行われ、パソコンのスキル向上を目指す「ITビジネスPC実戦能力取得コース」を受講する12人が出席した。
式で、伊那商工会議所の伊藤正専務理事代行は、「企業はよりよい人材、有能な人を求めている。限られた時間だがスキルアップに努めてもらいたい」と話していた。
受講生を代表して南箕輪村の杉山茜さんは、「パソコンは就職への必要条件。よりよい条件への就職へとつなげたい」と抱負を話していた。
講座は、来年1月14日までほぼ毎日行われ、150時間のカリキュラムが組まれている。
また、営業販売の知識を取得する「ITビジネス経理販売能力取得コース」は、11月26日まで受講生を募集している。 -
唐澤芳蔵さんが蚕糸功労賞受賞
50年以上、養蚕業を続けている伊那市西箕輪の唐澤芳蔵さんがこのほど、養蚕の全国表彰を受けた。
唐澤さんが18日、JA上伊那の宮下勝義組合長に受賞を報告した。
唐澤さんは現在81歳。伊那市西箕輪与地で52年間、養蚕業を営んできた。
現在も夫婦二人で続けていて、伊那市内では唯一の養蚕農家となっている。
昭和54年、およそ30年前には年間1トンの生産をしていたが、その後、年を重ねる中で規模を縮小した。
しかし平成19年には、細くて色が白い新しい品種の蚕の飼育を全国に先駆けて始め、唐澤さんが生産した繭で作った糸は、東京の有名デパートで販売されている着物に使われるなどしている。 -
まちづくり交付金評価委員会
伊那市が、国からのまちづくり交付金を受けてすすめた事業の、事後評価が適正に行われているかどうかを審査する委員会が、19日発足した。
19日は、学識者など市内の5人が委嘱され、委員会が発足した。
このまちづくり交付金評価委員会は、国の補助金「まちづくり交付金」を使用して、伊那市が取り組んだ事業の、事後評価が適正かどうかなどを審議するもの。
委員長には、信州大学農学部の佐々木 邦博教授が選ばれた。
伊那市では、市内4地区で、この交付金を使った整備事業を行っていて、今回は、今年度まで5カ年計画で進められてきた、伊那地区について審議が行われた。
伊那地区では、市街地の活性化のため、いなっせビルを中心に、セントラルパークや、旧上伊那図書館跡地などの整備を進めてきた。
事業費は、およそ7億5500万円で、そのうちの40%、3億円が交付金。
伊那市がまとめた事後評価によると、市街地活性化の指標となる、歩行者数や、空き店舗数、いなっせの駐車場の利用台数などで、目標値が達成できたとしている。
委員会では、19日、現地を視察し、伊那市が評価したとおりに、目標が達成できているか、整備はどのように行われたのかなどを確認していた。
委員会は、今年中にもう1回開かれる予定で、国に提出する事後評価が適正かどうかを審査する事になっている。 -
商売繁盛・五穀豊穣願う えびす講祭り
商売繁盛や五穀豊穣を願うえびす講祭りが、19日伊那市西町のえびす神社で行われた。
えびす講祭りは、神社ができた大正15年・1926年から続く恒例行事で、農作業が一段落するこの時期に行われるならわし。
午後5時から、宝投げが行われると、境内には多くの人が集まり福を呼び込もうと、声を出したり、手を伸ばしていた。
宝投げでは、餅と一緒に商品券が投げられ、手にした人は早速、みかんや、豆腐、栄養ドリンクなどと交換していた。 -
古い着物の着方を学ぶ
大正、昭和時代の古い着物を今の時代に着てみようというセミナーが15日、伊那市のいなっせで開かれた。
着付けなどを教えている「装道礼法きもの学院」の伊那、岡谷、飯田教室が開いたもので、明治時代から昭和初期まで実際に着られていた約30点が集まった。
今回は、古い着物の良さを見直し、今着るためにはどんな工夫が必要か考えようと企画した。
戦時中のものは布を節約するために丈が短めにできたものも多く、参加者は、どうすれば綺麗に着ることができるかを考えながら、昔の着物を楽しんでいた。 -
みはらしファームが寄付
伊那市のみはらしファームは17日、みはらしまつりでのチャリティーオークションの収益金を伊那市社会福祉協議会に寄付した。
みはらしまつり実行委員長の唐澤政喜さんが、伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長に寄付金を手渡した。
寄付したのは、オークションの収益金約4万6千円。
オークションは11月1日、10周年記念のみはらしまつりの中で初めて行われた。
各施設から提供された入園券や加工品などを箱詰めにしてオークションをしたという。
唐澤実行委員長は、「福祉のために使ってほしい」と話していた。 -
新山川で油流出想定訓練
伊那市富県の新山川付近で18日、高遠ダムから油が流出したとの想定で防災訓練が行われた。
訓練は高遠ダムを管理する南信発電管理事務所が、ダムから油が流出した場合に備えて行ったもので、職員や地域住民ら約30人が参加した。
今回の想定は、高遠ダムから出た油が、東春近の田原発電所へ発電用の水を運ぶ隧道に混入したというもので、隧道の新山部分で回収する訓練が行われた。
訓練では設置したオイルフェンスのフェルト生地の部分で油を止め、活性炭の部分で水を浄化。フェンスで止まった油をオイルマットで吸い取った。
職員らは声をかけ合いながら協力して訓練を行っていた。
南信発電管理事務所の梅垣治男所長は、「訓練をして課題も見つかった。万が一の場合、今回の訓練を活かして迅速に対応したい」と話していた。 -
お口元気で歯ッピー講演会
介護予防の一環で、口の中の健康をテーマにした講演会「お口元気で歯ッピー講演会」が18日、伊那市高遠町で開かれた。
口からの介護予防を図ろうと、伊那市が開いた。
講師は、伊那市西町のあけぼの歯科医院の院長小木曽義典さんで、「口の健康は全身の健康にも通じる」と話していた。
講演会では、顔や舌の筋肉・神経を刺激することで、鈍くなった口や舌の動きをなめらかにし、唾液を出しやすくする体操が紹介され、参加者たちが実践していた。
しっかり目を閉じたあとに、思い切り口と目をあける顔面体操、舌を出したりひっこめたり、左右上下に動かす舌体操、上の奥歯のあたりをうしろから前にまわすだ液腺マッサージを全員で行った。
この「お口元気で歯ッピー講演会」は、26日にもいなっせで開かれる。 -
市民吹奏楽団定演前に練習
伊那市民吹奏楽団は、定期演奏会を間近に控え、練習に熱が入っている。
伊那市民吹奏楽団は、昭和51年に発足したアマチュア楽団で、メンバーは学校や会社に通いながら週に2回集まって練習している。
17日夜は、定期演奏会に向け、音程やリズム、バランスなどを繰り返し練習していた。
伊那市民吹奏楽団の第32回定期演奏会は、22日午後1時半から伊那文化会館大ホールで行われる。
クラシックやポップスなど9曲を披露する予定で、元NHK交響楽団首席トロンボーン奏者の伊藤清さんとの合同演奏もある。
伊那市民吹奏楽団では、「聞き馴染みのある曲も多く演奏するので、楽しいステージにしたい」と話していた。 -
子育て教室で手形足形づくり
粘土に子どもの手形や足型をつけ、成長の記録として残そうという催しが18日、伊那市の春近郷ふれ愛館で開かれた。
この催しは東春近公民館の子育て教室「くれよんクラブ」が開いた。
「くれよんクラブ」は子育てに関する情報交換や交流の場として開かれているもので、月に1回のペースで季節の行事などを楽しんでいる。
この日は、手形や足形を子どもの成長の記録として残そうと、7組15人の親子が参加した。
集まった親子は陶芸用の粘土を平らに伸ばし、丸やハートなど思い思いの形にしたあと、粘土の上に手や足を押しつけていた。
また子どもの名前や年齢を刻み成長の記録を作っていた。
手形や足形のついた粘土は、後日窯で焼き、色づけして完成する。
参加した母親は「よい記念ができました。完成が楽しみです」と話していた。 -
伊那谷活性化フォーラム
地域がかかえる課題について考える伊那谷活性化フォーラムが18日、伊那市のJA上伊那本所で開かれた。
このフォーラムは住民有志でつくる明るい県政を進める会が開いたもので、会場には約80人が集まった。
フォーラムでは地元選出の県議会議員など5人が地域が抱える課題について話をした。
このうち木下茂人議員は、収入不足が課題となっている農業問題について話した。
木下議員は、「生活できない農業では産業として成り立たない。農家の年収平均500万円を目標に対策や支援を考えたい」と述べた。
また向山公人議員はリニア問題について、「国は、ルートは地域との話し合いにより決めることが重要としているが、県とJRのルート調整会議は一度も開かれていない。なぜBルートかをJRや国へ訴えていきたい」と述べた。
ほかに伊那中央病院の小川秋實院長は「上伊那の公立3病院は将来的には経営統合しなければ、成り立たない。昭和伊南病院の経営には危惧を抱いている」と述べた。
フォーラムではほかに県政全般や福祉の現状についての話があり、集まった人たちは、地域の課題について理解を深めていた。 -
東春近小の児童がリンゴ収穫
伊那市の東春近小学校の4年生が19日、リンゴの収穫を体験した。
19日は4年生およそ50人が東春近の伊藤一路さんの畑で、リンゴを収穫した。
東春近小学校では、毎年4年生が伊藤さんの協力を得て、リンゴ学習をしている。
リンゴ学習は、リンゴがどんな風に大きくなるかを学ぶとともに、農業の大変さを知ろうと16年前から続いている。
リンゴの花の咲く頃から作業を手伝い、これまでにも花や小さい実を摘む作業などをしてきた。
19日は収穫作業をした。
子どもたちは、手を目いっぱい伸ばして高い所になった赤いリンゴを収穫していた。
収穫の後は、さっそくリンゴの味を味わっていた。 -
カントリーカフェでサルサダンス
男女のペアで踊るラテンダンス「サルサ」のワークショップが14日、駒ヶ根市のカントリーカフェで開かれた。
この日は、箕輪町在住で伊那市内でサルサダンスを教えているキューバ人、ヨシベル・シスカルドさんがデモンストレーションを披露し、そのあと一緒に踊りながら、集まった人たちにダンスを教えた。
サルサダンスは、南米のキューバやプエルトリコからアメリカへと伝わったラテンダンスで、男女のペアで踊る。
ある程度ステップは決まっているが、互いに目でコミュニケーションをとりながら踊るため、初めて出会った人でも、一緒に踊ることができるのが魅力だという。
この日は、地元の駒ヶ根市だけではなく、伊那市や箕輪町からも参加者が集まり、ダンスを楽しんでいた。
今後も、定期的にこうしたイベントを開きたいという。 -
北京オリンピック金メダル
ソフトボール選手らが教室北京オリンピックのソフトボールで、金メダルを獲得した選手や監督によるソフトボール教室が15日、伊那市内で開かれた。
北京オリンピックで総監督を務めた井川英福監督をはじめ、日立ソフトウェアの馬渕智子選手、西山麗選手らが伊那市を訪れ、県内から集まった小中学生や高校生らに、ソフトボールの基本を教えた。
これは、県ソフトボール協会の創立60周年記念事業として行われたもので、ソフトボールの街としての歴史がある伊那市での開催となった。
そのうちキャッチボールの練習では、選手らが手本を見せた後、実際の練習を行い、井川監督は、「キャッチボールの基本は足。しっかりと安定した球を投げるためには足腰の安定が不可欠」と話しながら、指導をしていた。 -
オスマン・サンコンさん講演会
元ギニア大使館の外交官でタレントや作家として活動しているオスマン・サンコンさんの講演会が14日、伊那市のいなっせで開かれた。
講演会は、発展途上にあるギニアを手助けしようと、今年夏に発足した、日本ギニアパートナーシップ協会長野県支部が主催した。
講演でサンコンさんは、祖国の思い出や、日本に来てさまざまな福祉活動から学んだ物や命の大切さ、尊さについて話をした。
サンコンさんは、高校生の頃「足に大けがを負い障害が残ったため、サッカー選手になる夢をあきらめ、一生懸命勉強し外交官になった」と話し、どんなに不自由でも頑張って生きる前向きな姿勢が大切と振り返っていた。
また、ホームヘルパーの資格を6年前に取得し、老人ホームなどを慰問。「お年寄りと触れ合うことで、祖国の父や母のことを思い出し、逆に自分が慰められる」と話していた。
また、ギニアと日本の関係については、「日本の持っている農業や産業の技術を学び、ギニアにある金やレアメタルなどの資源を生かし、一緒に発展出来たら」と話していた。
長野県支部では、21日に伊那市のJA上伊那本所でチャリティーを開く計画で、衣類や文具の寄付を呼びかている。 -
第3回伊那市入札等検討委員会
公共工事などの入札や契約について検討する第3回伊那市入札等検討委員会が17日、市役所で開かれた。
今年行われた入札の中から、落札率が高かったものや金額が大きかった入札などに問題や改善点がなかったか見ながら、今後の課題を検討した。
現在伊那市では、工事の監督を委託する場合、設計業務を委託した業者にその後の監督も委託する随意契約を行っている。
これについて委員からは、「設計業者を決める入札の時、監督まで含めた見積もりで入札を行えば、随意契約よりも競争の原理が働くのでは」といった意見が出された。
これに対し市は、「監督業務の見積もり金額を算出するには、設計の金額が確定していないと難しいので、設計の入札段階で、一緒にするのは難しい」としながらも、今後、検討を進めたい竏窒ニした。
今年6月1日から9月30日までの間に伊那市が行った一般競争入札の落札率は、建設工事で90・4%、コンサルタント業務で82%となっている。
次回は3月に開く予定。 -
江崎孝坪作品展
伊那市高遠町出身の日本画家、江崎孝坪の仕事展が、県伊那文化会館で開かれている。
江崎孝坪は1904年に高遠町に生まれ、15歳の時に東京へ上京し、働きながら絵を学んだ。
歴史上の人物を得意としていて、戦後初の日展では特賞を受賞し、歴史小説の挿絵、歌舞伎や映画の美術などの分野でも活躍した。
会場には、日本画をはじめ挿絵原画や写真など100点が飾られ江崎孝坪の多彩な活動が紹介されている。
また、黒沢明監督の映画「七人の侍」の衣装デザインも手掛け、アカデミー賞の衣装デザイン賞にもノミネートされている。
江崎孝坪の仕事展は23日まで県伊那文化会館で開かれている。 -
伊那西小創立60周年
伊那市の伊那西小学校で15日、創立60周年を祝う記念行事が行われた。児童や保護者、地域住民などが集まり、式典や講演会などがあった。
伊那西小学校が開校したのは1950(昭和25)年。
開校前、横山区や平沢区の子供たちは伊那小学校まで歩いて通っていたため、「何とか地元に学校をつくりたい」と、地域の人たちが活動し誕生した。
現在、1年生から6年生まで73人の児童がいて、学校周辺にある学校林を活用した教育も行われている。
今でも地域が学校を支えていて、記念行事も、地域住民と学校で実行委員会をつくり、1年ほど前から準備してきた。