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高遠城址公園の桜開花予想は4月5日
長野地方気象台は4日、今年の桜の開花予想日を発表した。高遠の開花予想日は、平年より8日、昨年より4日早い4月5日となっている。
気象台では、2月の気温が平年より高く、3月の気温も平年より高くなると予想されることから、「桜の開花時期も早まる」とみている。
市観光協会は「5日に開花した場合、見ごろは10日頃になりそう」と話している。
気象台による開花予想は1週間ごとに行われ、次回は11日(水)に発表される。 -
県ソフトボール協会総会
県ソフトボール協会は来年度、60周年記念事業として、北京オリンピックに出場した日本女子ソフトボール選手などを招き公式戦を開催する。
1日開いた県ソフトボール協会役員総会で決定した。
試合は、9月12・13日に伊那県営球場で行う。
日本女子ソフトボール1部リーグの公式戦で、トヨタ自動車など4チームが戦う。
参加する選手の中には、昨年の北京オリンピックで、台湾戦・オランダ戦の先発として活躍した坂井寛子投手など日本代表として出場した選手5人と、日本との決勝戦で登板したアメリカのモニカ・アボット投手などが含まれる予定。
また、11月には日本代表選手による講演会や小学生から高校生までを対象とした実技講習会も行いたい考えで、調整を進めている。
総会では、今年度好成績を収めたチームの表彰もあり、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、KOA、伊那シニア、伊那弥生ヶ丘高校男子ソフトボール部が表彰を受けた。 -
「駒ヶ根市長らが新ごみ中間処理施設の建設候補地地元区へ依頼したい」
上伊那広域連合副連合長の杉本幸治駒ヶ根市長らは新ごみ中間処理施設の候補地となっている地元に受け入れを依頼したいとする意向を持っていることがわかった。
小坂樫男伊那市長が市議会一般質問で明らかにした。
地元への依頼の意向を示しているのは上伊那広域連合で副連合長を務める杉本幸治駒ヶ根市長と、矢ケ崎克彦辰野町長の2人。
候補地の地元では、上伊那8市町村のごみを処理する施設ということから「伊那市以外の市町村からもなんらかの依頼があってもよいのではないか」という声があるという。
時期は検討中。
このほかに小坂市長は、環境アセスについて「本年度中に実施したい」と発言したことについて、「目標として述べただけで、本年度にはこだわっていない」と述べた。
また「環境アセスで支障が出ない限り、候補地の変更はありえない」と強調した。 -
伊那東保育園の園児が少林寺拳法に挑戦
心と体を鍛えようと4日、伊那市の伊那東保育園の園児が、少林寺拳法に挑戦した。
これは、保育園の保護者で少林寺拳法の指導をしている鈴木英仁さんが保育園に呼びかけて、今回初めて行われた。
鈴木さんは最初に「少林寺は勝ち負けを決めるものではない。拳法を通じて仲間をつくり、自分のことは自分でできるようになってほしい」と話した。
練習では、転んだ時に頭をぶつけないようにする受身や、不審者に腕をつかまれた時に逃げる方法を練習した。 -
定額給付金の発送準備進む
国の定額給付金支給の関連法案が可決されたことを受け、自治体では申請書の発送に向けた準備が進められている。
そのうち南箕輪村では、定額給付金の申請に関する案内のコピー作業など発送に向けた準備が始まってた。
定額給付金の申請書の発送時期は、南箕輪村が10日、箕輪町が今月中ごろを予定している。 -
音楽史コンサート
曲が作られた背景とともに音楽を楽しむコンサートが1日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那市を中心に音楽活動をしている音楽愛好者が演奏した。
演奏曲は、16世紀から20世紀までの西洋音楽が中心で、曲ごとに作曲者や曲が生まれた時代背景などの解説があった。
会場を訪れたある女性は、「知識も得られたし、伊那谷にもすばらしい音楽家がいると知った。みんなで一緒に演奏する様子が楽しそうでした」と話していた。 -
県ロードレース伊那大会
第44回長野県ロードレース伊那大会が1日、伊那市営野球場周辺などで行われた。
大会には、県内外から約600人が参加した。
一般、高校生、中学生などの5部門に分かれ、市営球場を発着に美篶地区を中心とした5キロから16キロのコースを走った。
天候に恵まれた1日は、日差しも暖かく、5キロ地点を通過した選手たちは汗をかきながら駆け抜けていった。
大会の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、10キロの壮年の部で伊那市の相原丈洋さんが5位、10キロの高校生の部で伊那市の北原弘司君が2位に入った。 -
親子で楽しむ剣道の会
剣道を身近に感じてもらおうと、「親子で楽しむ剣道の会」が28日、伊那市の勤労者福祉センターで開かれた。
この会は、伊那市の剣道クラブ「剣心館」が今回初めて企画したもので、約30組の親子が集まった。
稽古見学会では、剣心館で剣道を習っている子どもたちが日ごろの成果を披露した。
また実際に体験する時間もあり、参加した子どもたちは、戸惑いながら竹刀を振り上げ、面打ちを体験していた。
関係者の一人は、「普段剣道を見る機会は少ない。親子で剣道を知り、武道の良さを感じてほしい」と話していた。 -
伊那市へ福祉計画などの計画案報告
伊那市の福祉、障がい者などへの取り組みをまとめた3つの計画案を3日、策定委員会などが小坂樫男市長に報告した。
計画は、地域福祉の理念をまとめた「地域福祉計画」、障がい者への取り組みをまとめた「障がい者計画」、介護保険料などをまとめた「高齢者イーナプラン」。
福祉計画では、災害時の避難支援に使用する「災害時住民支えあいマップ」について、現在のおよそ半数の地区しか作られていないという状況を受け、5年後の平成25年度までに、市内全地区での作成を目指すとしている。
障がい者計画でも、防災対策の充実を重点施策としていて、要望の多い障がい者が参加する防災訓練の実施などを盛り込んでいる。
高齢者イーナプランでは、介護保険料について基準額で月100円の引き上げ、また所得段階は現在の6段階から9段階への細分化を示している。
これらの計画は、来年度からの方針をまとめたもので、福祉計画と障がい者計画は今後5年間、イーナプランは3年間の指針となる。 -
ベリーズ子どもたちの笑顔展
中米の国ベリーズで活動した青年海外協力隊員による現地の子どもたちの写真展が3日、伊那市の伊那図書館で始まった。
写真展を開いているのは伊那市のイラストレーター白麻佑季さん。
会場には、教室などで撮影した子どもたちの写真約30点が並んでいる。
白麻さんは、南箕輪村の中学校で美術講師を勤めたあと、平成18年3月から2年間、ベリーズの小学校で図画工作を教えた。
現地では、カメラが大好きという子どもたちの写真を撮り続けたという。
今回は、数万枚にも及ぶ写真の中から特に印象深い写真を展示している。
同展は8日まで。 -
新山小と新山保育園で交流
伊那市の新山小学校と、今年度で休園する新山保育園の交流会が3日、新山小学校で開かれた。
この日は、新山小学校の1、2年生がひな祭りパーティーを計画して園児を招待した。
1、2年生9人と園児10人は今年、ペアを作って仲良し交流をしてきた。
今回は、休園になる新山保育園との最後の交流会で、
1、2年生は、園児と一緒に種まきや収穫をした大豆で作った豆腐や、ちらし寿司、桜もちなど5品を手作りで用意した。
園児たちは、1、2年生と一緒のテーブルで、手作りの料理をおいしそうに食べていた。
会食のあと、交流のお礼に園児が紙粘土で作ったマグネットを小学生にプレゼントした。
新山保育園の園児は来年度から高遠第4保育園に通うことになっている。このため新山小学校では、来年度は高遠第4保育園との交流を考えているという。 -
トールペイントと白磁の絵付け展
伊那市美篶の大洞かずよさんの「トールペイントと白磁の絵付け展」が、信州高遠美術館で開かれている。
会場にはコーヒーカップや絵皿など約100点が並んでいる。
今回は四季の移ろいをテーマに、さまざまな花を描いた作品を春、夏、秋、冬の順番で並べた。
展覧会は28日まで。 -
郷土民俗芸能を語り継ぐ集い
地域に伝わる民俗芸能の保存会などが1日、伊那市の高遠さくらホテルで交流会を開いた。
「郷土民俗芸能を語り継ぐ集い」と題し、上伊那を中心に約20の団体や個人が地域の芸能を披露した。
この集いは今回が5回目で、地域の民俗芸能団体が親ぼくを深め、後世に芸能を残していく足掛かりにしたいと開いている。
このうち、伊那市のまほら伊那民謡会は、馬を引く時に歌う馬子唄や盆に歌う民謡を披露した。
鑑賞に訪れたある女性は、「民俗芸能の持ついい雰囲気が伝わってくる。無くならないように、ぜひ未来に伝えていってほしい」と話していた。 -
火の用心コンサート
3月1日から7日までの春の火災予防運動に合わせ1日、伊那市のいなっせで街頭コンサートなどのイベントが行われた。
火災予防運動にちなんだコンサートは初めてで、伊那市のハーモニカグループや打楽器グループ、伊那市消防団音楽隊が演奏した。
このうち、ハーモニカグループのハニーコーンは、大小さまざまなハーモニカを使い、歌謡曲などを演奏した。
いなっせ北側の広場では、消防車が展示され、訪れた子どもたちが実際に乗車したり、サイレンのボタンを押すなどして楽しんでいた。
また、いなっせ前の道路を通行止めにして、はしご車の訓練もあった。
はしごがいなっせの7階まで近付くと、集まった人たちは一斉に上を見上げていた。
伊那消防署では、3月は土手焼きが増え火災の発生しやすい時期だとして、「家の中ではもちろん、外での火の取り扱いにも十分注意してほしい」と呼びかけている。 -
伊那市が中小企業制度融資利率引き下げ
伊那市は、中小企業向けの融資制度の貸付金利を1日から0.2%引き下げた。
金利は年度ごとに見直しているが、経済情勢の悪化から、伊那市では1カ月前倒しして金利を引き下げた。
また、「緊急借換対策資金」も創設した。
借入金残高を一本化し返済期間を7年以内に延ばすことで、月々の返済額を減らして企業の負担を軽減する。
対象となるのは、最近3カ月間の平均売上高が前年の同じ時期と比べ3%以上減少しているなど一定の条件を満たす中小企業。
一律0.2%引き下げとなった金利の適用、借換対策資金の取り扱いは10年3月31日まで。 -
伊那中央病院が電子カルテシステム導入
伊那中央病院は、上伊那の総合病院では初めて、診療記録をコンピューターで管理する電子カルテシステムを導入した。
2日、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の小坂樫男伊那市長や、病院の小川秋實院長ら関係者30人が参加し、運用開始のセレモニーを行った。
電子カルテシステムは、患者の診断やレントゲン写真などの診療記録を電子的に保存し、病院内の専用端末で情報を見ることが出来る。
コンピューターで日本語入力をするため、従来の手書きのカルテと比べ、患者やその家族にとって理解しやすくなる。
また、データのやり取りでカルテを照合出来るため、待ち時間の削減につながるという。
入院患者には専用のリストバンドを取り付ける。看護師が、無線機能を持つ携帯端末でリストバンドを読み取ると、電子カルテシステムから患者の情報を引き出すことができる。
この携帯端末では、処方する点滴や薬などを確認でき、医療ミスの防止につながるという。
小川院長は、「システムの導入で、医師らは患者の必要な情報を即座に知ることができ、チーム医療が推進される。医療の質の向上や効率化につなげていきたい」と話していた。
今回導入した電子カルテシステムの構築費は7億円で、病院が半分の3億5千万を負担し、残りを国や組合を構成する市町村で負担する。 -
シニアボランティア車座集会
シニア世代のボランティア活動を積極的に進めていこうと上伊那地方事務所主催の車座集会が2日、伊那合同庁舎であり、長野県シニア大学の在学生や卒業生ら60人が参加した。
2回目となる今回は、昨年10月に上伊那のシニア世代やボランティアの受け入れ先となる保育園や小中学校、福祉施設を対象に行ったアンケートの結果を報告した。
それによると、シニア世代で「ボランティアに関心があるか」との問いに、「具体的な要請があれば考える」が一番多く36.9%、次いで「感心があり参加もしている」が29.9%だった。
一方、受け入れ先での受け入れ状況を聞いたところ、「受け入れている」「受け入れ予定」「受け入れを検討中」が83.7%で、「受け入れていない」が16.3%だった。
このことから、受け入れ先からは、登下校の見守りや施設の環境整備、伝統文化の継承などボランティアの要請が多い一方、シニア世代は「要請があれば参加する」となっていて、上伊那地方事務所では「いま一歩踏み出せない状況にある」とみている。
またこの日は、伊那市の立花典子さんが、傾聴ボランティアの活動について報告した。
立花さんは、「お年寄りの話を聞くことは、誰でもできること。特殊な技能を持っていなくてもボランティアはできる」と話していた。
上伊那地方事務所では、シニア世代の知識や経験を有効にボランティアに生かしていけるようなきっかけ作りを進めていきたい竏窒ニしている。 -
花粉の飛散数去年を上回る予想
飯田保健所は2日、飯田下伊那地方の花粉の飛散数が非常に多くなっていると発表した。
飯田保健所によると、飯田下伊那地方では2月27日から1日までの3日間、花粉の平均飛散数が162個を観測したという。
これは去年の観測最高値70個の倍以上となる。
観測史上で最も多い飛散数は、平成7年4月の822個となっている。
飛散開始時の予想では、今年は例年に比べやや多い飛散量とされていて、飯田保健所では今後も天気が良く風の強い日には花粉が多く飛散するので、マスクやメガネを着用するなど対策をとるよう呼びかけている。 -
子どもの健康づくり研修会
食育を通して子どもの健康づくりを考える研修会が25日、伊那合同庁舎であった。伊那保健所が年1回開いていて、この日は上伊那地域の栄養士や養護教諭、保育士など約80人が出席した。
研修では、伊那北高校の食育の取り組みについて事例発表があり、家庭科の常田真由美教諭が、1年生の総合学習ゼミで行われた食を学ぶ講座について話した。
講座は、食生活を自己管理できる力をつけること、郷土食を理解し伝承していく力をつけることを目的に開かれた。
3回の講座で、管理栄養士を講師に招き、生徒たちが食事バランスを学んだり、五平もちなどの郷土食作りをしたという。
常田教諭は、「講座の中から食事バランスの大切さなどに気付いていく生徒が多かった。普段の授業でも、生徒が食事について自分のものとして考えられる力をつけていきたい」と話していた。 -
信州の古布作家作品展
古い布を使った人形などの作品や骨董の展示会が28日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まった。
会場には、古布作家や手芸教室など19団体の作品が並んでいる。
この展示会は、飯島町にある骨董と古布の店が開いているもので、今年で5回目になる。
古い布で作った人形などは、作家一人ひとりの個性が表れていて、訪れた人たちは1点1点じっくりと眺めていた。
また、会場には骨董品や古布の端切れなどもあり、販売もしている。
展示会の関係者は、「物を大切にすることが大事だということを感じてほしい」と話していた。
この展示会は3月8日まで。 -
東和工機伊那工場完成
めっき表面処置装置などを製造する東和工機の新しい工場が、伊那市東春近に完成し、28日、新工場の竣工式が行われた。
東和工機は東京に本社があり、伊那市日影に長野工場がある。
今回、伊那市の東原工業団地内に新たに用地を取得し、伊那工場を建設した。
用地は約9千平方メートル。工場は鉄骨一部2階建て、延べ床面積約2400平方メートル。総事業費は約4億5千万円。
日影の工場を新工場に移転し、3月3日から正式に稼働する。
岩永美保社長は、「不況の今は事業を見つめ直すいい時期。準備を整え、もっといいものを造っていきたい」と話していた。
今後は、敷地内に研究棟や加工工場の建設も予定している。
また、日影の工場用地は4月以降に売却するという。 -
伊那市消防団 長谷第三部詰所完成
伊那市長谷の中尾区から杉島区までを担当する消防団第3部の詰所が完成し28日、竣工式があった。
式には、伊那市長谷の中山晶計地域自治区長や地区住民ら約20人が出席し、詰所の完成を祝った。
完成した建物は、鉄骨2階建て、延床面積は約90平方メートル。
1階が車庫、2階が団員の控え室で、総工費は1500万円。
伊那市消防団長谷分団の中山勝司分団長は、「地域の安心と安全を守る拠点となるよう、意識を持ち、消防団活動を行っていきたい」と話していた。 -
農地・水・環境継承の会講演会
伊那市美篶の青島、下川手地域の農地や環境の保全に取り組んでいる「農地・水・環境継承の会」は22日、初めての講演会を美篶公民館で開いた。
青島と下川手の農家や住民でつくる「農地・水・環境継承の会」は、国や県、市の補助を受け、H19年からの五カ年計画で、農業用水路の共同管理や農作物の減農薬栽培などを行っている。
講演会は、会の活動を広く知ってもらおうと今回初めて開いた。
講師は伊那市西箕輪に住む写真家の久野公啓さんが務めた。
田んぼに住む生き物を題材に写真を撮っている久野さんは、「田んぼのカエルに注目」と題し、「農家が田んぼに水を張ると、それを待っていたかのようにカエルがやってきて産卵をする。昔ながらの農家の仕事は、自然の生きものと深い関わりを持ってきたが、農作業の近代化によってそれが断ち切られつつある」と話していた。
農地・水・環境継承の会では今後、小さなグループでの勉強会を設け、情報交換をしたり、農作物の栽培方法などを学んでいきたい竏窒ニしている。 -
地域づくり活動支援金報告会
伊那市が住民の地域づくり活動を支援する支援金事業の報告会が25日、市役所で開かれた。
今年度採択された事業は21団体、支援金の総額は450万円だった。
報告会では、特色ある活動をした4団体が取り組み状況を発表した。
この中で、地区内のハイキングコース整備事業で20万円の支援金を受けた手良地区活性化促進会議企画委員会は、「コース整備を通して信州大学や南信森林管理署との交流が始まった」と報告した。
来年度の対象事業は、3月2日から25日まで募集する。 -
美篶中央保閉園式・美篶保内覧会
保育園の統廃合で今年度いっぱいでなくなる伊那市の美篶中央保育園で28日、閉園式が行われた。
閉園式には園児や保護者、地域住民など約150人が参加した。
あいさつで小坂樫男伊那市長は、「長い歴史に幕を閉じることになるが、これからを担っていく子どもたちの新たな出発になればいいと思う」と話した。
このあと、園児による歌の発表や記念品の紹介などがあった。
美篶中央保育園は昭和27年に開園し、これまでに約2300人の子どもたちが巣立った。
園舎の老朽化や園児数の減少などにより今年度をもって閉園し、美篶東部保育園と統合することになっている。
保護者会長の三沢新一さんは、「新しい園舎で子ども達が明るく楽しく過ごせるよう、これからも地域のみなさんに協力をいただきたい」とあいさつした。
また、統合により新築された園舎の内覧会もあった。
美篶公民館東側の新しい園舎は、木造平屋建てで延べ床面積は1364平方メートル。ペレットボイラーを採用し、床暖房も完備している。
新年度から利用される新しい園舎では、4月4日に開園式と入園式が行われる予定。 -
落語と井の頭を楽しむ会
落語と日本酒を楽しむ会が27日夜、伊那市の漆戸醸造で開かれた。約50人が集まり、落語と搾りたての新酒を楽しんだ。
これは、新酒が出来上がるこの時期に、落語を聞いて楽しい気分で日本酒を味わってもらおうと開かれた。
落語は、駒ケ根市出身の落語家、昔昔亭健太郎さんが披露した。
貧乏長屋の住人達が大家に連れられて行った花見の席で、酒の代用品にお茶、卵焼きの代用品にたくあんを出され面食らう様子がおもしろく描かれた「長屋の花見」など、酒にまつわる落語を披露した。
落語が終わると参加者達は搾りたての新酒を味わっていた。
漆戸醸造の漆戸正彦社長は、「お酒と落語は切っても切れない関係。落語を楽しんで、よりおいしいお酒を飲んでもらえたと思う」と話していた。 -
グリーンファームでラン展
100種類以上のランの花が並ぶ「ラン展」が28日から、伊那市の産直市場「グリーンファーム」で開かれる。
今年は例年より多い1300鉢を準備した。
このラン展は3月8日。 -
園児に桜の手鏡プレゼント
保育園の統廃合で今年度いっぱいで廃園となる伊那市の美篶中央保育園に26日、園の庭にあった桜の木で作った手鏡のプレゼントが届いた。
手鏡を作った木曽山林高校森林環境科2年生の有志3人が保育園を訪れ、贈呈式が行われた。
手鏡は、新しい園舎の改築によって切り倒された樹齢50年の桜の木を使って作った。3センチほどの厚さに切った木を、思い出の桜の花びらの形にした。
保護者や地元から、「長年親しんできた桜の木がこのままではもったいない」という声があり、この保育園に子どもが通っていた木曽山林高校教諭の宮下理人さんに依頼して生徒たちに記念の品を作ってもらうことにした。
昭和27年に開園した美篶中央保育園は、園舎の老朽化や少子化などにより美篶東部保育園と統廃合し、今年度中に取り壊す。
桜の木は開園当初に地元の人の協力で植えられたソメイヨシノで、これまで園児たちが桜の下で給食を食べるなどして親しんできたという。
手鏡は60個保育園に贈られていて、28日の閉園式で園児一人一人にプレゼントされるほか、お世話になった地元の人にも記念品として贈ることになっている。 -
公衆衛生専門学校について協議
長野県は、伊那市保健センターが移転した後のスペースについて、同じ建物内にある公衆衛生専門学校の生徒が使えるよう、伊那市と協議していく考えを示した。
27日開いた長野県議会一般質問で木下茂人議員の質問に渡辺庸子衛生部長が答えた。
公衆衛生専門学校は平成22年度より現在の2年制から3年制へ移行することが決まっている。
これにより生徒の定員が40人から60人に増え、教室が手狭となる。
県では同じ建物に入っている伊那市保健センターが来年4月に移転を計画していることから、耐震診断を行った後、空いたスペースを公衆衛生専門学校で利用できるよう伊那市と協議を進めていくとしている。 -
新視象展
全国規模の展覧会「国画会展」に出品する作品の展示会が27日から、伊那市の県伊那文化会館で始まった。
会場には、100号前後の大作20点ほどが並んでいる。
この作品展は、伊那市などに住む画家が、4月に開かれる国画会展への出品を前に互いの作品を研究し、一般の人にも鑑賞してもらおうと開いている。
会場には、特別出品として、国画会会員の高橋靖夫さんと柴田久慶さんの300号以上の大作も展示され、一際目を引いている。
関係者は、「この展覧会は入選が難しいので、お互いに批評しあう場を作り学んでいる。一般の人は、大きな作品を見る機会が少ないので、この機会に大きな絵の良さを感じて欲しい」と話していた。
作品展は3月1日まで。