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セイコーエプソン再生紙ノート寄贈
諏訪市に本社を置くセイコーエプソン株式会社は、再生紙で作ったノート5千5百冊を伊那市内の小中学校に24日寄贈しました。
24日はセイコーエプソン株式会社 久保田孝一取締役らが市役所を訪れ、笠原千俊教育長に目録を手渡しました。
エプソンでは、使用済みの紙から再生紙をつくる製紙機を販売しています。
今回寄贈したノートは、その製紙機で作った紙を製本し、ノートにしたもので、大きさはA5サイズです。
セイコーエプソンでは、再生紙に触れる事で子ども達に環境保護について身近に感じてもらおうと、昨年度から県内の小中学校を対象にノートを寄贈しています。
再生紙で作ったノートは、6月下旬から市内の小中学校に順次配布されるという事です。
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西村清典さんの思い出語る
伊那市長谷の農村歌舞伎「中尾歌舞伎」の指導者で2014年に亡くなった西村清典さんの思い出について語るトークショーが伊那市創造館で20日に開かれました。
トークショーでは、中尾歌舞伎保存会の中村徳彦代表と、会員の平山直子さんが、稽古での思い出などを話しました。
中尾歌舞伎は太平洋戦争により一時途絶えましたが、1986年昭和61年に中村さんらを中心とする地域の若者により復活しました。
西村さんは、復活以来、2014年に亡くなるまでの27年間、演技指導にあたってきました。
西村さんは演技するうえで「いちこわ、にふり、さんまなこ(声、振り、目線)」が大切だと教えていたという事です。
トークショーは、創造館で現在開かれている企画展「中尾歌舞伎」に合わせて行われたもので、会場には約20人が訪れました。
中尾歌舞伎の企画展は来月26日まで開かれています。
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ピン芸人みほとけさんとコラボ 高遠の石仏PR
仏像好きピン芸人でYouTuberのみほとけさんと伊那市観光協会がコラボレーションし、高遠の石仏をPRする動画を制作しました。
こちらが今回制作した動画です。
ピン芸人みほとけさんと、一般社団法人高遠石工研究センターの熊谷友幸さんらが伊那市高遠町にある石仏を巡りました。
みほとけさんは、自称「お寺・仏像研究家」として、年間100以上の寺を訪れYoutubeなどで発信しています。
今回、伊那市観光協会が高遠石工や高遠の石仏をPRしようとみほとけさんとのコラボを依頼しました。
撮影は4月上旬に行われ、現在1本が公開されています。
動画は、みほとけさんのYoutubeチャンネル「みほとけちゃんねる」で公開されています。
近日中にあと2本公開される予定です。
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登内孝さん風景画展を開催
伊那市富県の登内孝さんの風景画展が伊那市のかんてんぱぱホールでひらかれています。
会場には18点の作品が展示されています。
展示されているのは去年9月にひらかれた第83回一水会展に入選した作品です。登内さんが生まれ育った故郷富県の農村の風景を油彩で描いたものです。
その他にも一水会展に出品・入選した作品が多数展示されています。
また、特に気に入っているという作品について登内さんは「雪の明るさと、川の暗さのコントラストに惹かれて描いた作品で、葦の穂の奥行を表現するのに苦労したということです。
登内さんは定年退職後に趣味で絵を描き始め、一水会展に出品して20年になります。
「題材は地元の棚田なので、近くに美しい場所があるのを絵を見て知ってほしい」来場を呼びかけています。
この展示会は29日月曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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農家民泊を始めたい人向け 見学・体験会
旅行者が農家に泊まる、「農家民泊」をこれから始める人に向けた、見学・体験会が21日に伊那市内で開かれました。
この日は、これから農家民泊を始めたい人など8人が、伊那市美篶の民泊「春ちゃんの家」を見学しました。
春ちゃんの家では、国内外の修学旅行生を中心に受け入れていて、代表の矢島清さんが、衛生管理の工夫や、必要な準備を説明しました。
見学会は、受け入れ農家から話を聞くことで、登録農家を増やそうと、伊那市地域おこし協力隊の企画として初めて開かれました。
見学会では、ソースかつ丼づくりの体験も行われました。
伊那市の農家民泊では、1日目の夜に、名物であるソースかつ丼を提供することになっています。
春ちゃんの家では、庭で採れた野菜を多く使った副菜も添えています。
市内では現在、およそ60軒の登録農家がありますが、高齢化や新型コロナの影響で、実際に受け入れ体制が整っているのは20軒ほどとなっています。
見学会は、6月9日にも開かれる予定です。
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高遠商店街の電柱撤去完了 城下町の雰囲気とバラを楽しんで!
伊那市内では、伊那バラフェスタ2023が21日から始まり、およそ1か月間にわたりバラに関するイベントが行われます。
今年度初めて「高遠バラぶらり」が行われる高遠町の商店街では、先週電柱が撤去され、城下町の雰囲気とともにバラが楽しめそうです。
高遠ご城下通りでは、先週のはじめに無電柱化工事の対象区間およそ500mで電柱と電線の撤去が完了しました。
工事は、景観形成と災害時の電柱倒壊を防ぐため、県が総事業費およそ7億円をかけて2016年度から行っているものです。
一昨年11月に撮影した映像と比べてみても、圧迫感がなくなり歩道も歩きやすくなっています。
歩道には、近隣住民が育てたバラをはじめとする草花が並べられていて、城下町の風情と共に楽しめそうです。
今年は、現在市内で開催中の伊那バラフェスタに合わせて、初めて「高遠バラぶらり」が、6月10日土曜日に行われます。
仙醸蔵や高遠町観光案内所隣りの仲町駐車場を会場に、琴のコンサートや縁日、マグロの解体即売会などが行われます。
商店街のバラは現在、大輪系を中心に咲きはじめていて、見ごろは今週末からだということです。 -
伊那市消防団水防訓練
出水期を前に、伊那市消防団は、伊那市役所南側の駐車場で水防訓練を21日に行いました。
例年は班長以上の団員が参加しますが、今年は若手の団員も参加し、およそ220人で訓練を行いました。
訓練では、河川の氾濫などを想定し、土のうを積み上げて行う水防工法や、ロープの結び方を確認していました。
ほかに、土砂災害などで倒れた木を撤去するためのチェーンソーの使い方も確認しました。
水防訓練は、梅雨の時期を前に、災害に対応できる技術を学ぼうと、毎年行われています。
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伊那まちバラぶらり始まる
来月3日4日にばら制定都市会議ばらサミットが今年伊那市で開催されるのに合わせて「伊那バラフェスタ2023」が行われます。
中心商店街では、伊那まちバラぶらりが22日から始まりました。
中心商店街の西町から山寺までの県道沿いに数多くのバラの鉢が並んでいます。
市内でもいち早くバラが開花すると言われ、今年は「バラの香りに誘われて散歩する」をテーマに行われます。
22日は、オープニングイベントとして坂下のロータス音楽教室の生徒らによるコンサートが行われ、バラにちなんだ曲が演奏されました。
今年は、気温の高い日が多く去年より一週間ほど早く咲いたということです。
伊那まちバラぶらりは来月24日まで行われ、期間中の来月4日は、ファッションショーが予定されていて11組14人が出演する予定です。
また、伊那市高遠町のしんわの丘ローズガーデンのバラ祭りは27日から高遠町商店街で行われる高遠バラぶらりは、来月10日に計画されています。
ばらを市町村の花としている全国の自治体が集う「ばらサミット」は、来月3日と4日に伊那市で開かれることになっています。
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景色を楽しみながらウォーキング
景色を楽しみながら伊那市内を歩くイーナちゃんウォーキングカーニバルが22日、行われました。
ウォーキングカーニバルには伊那市内を中心におよそ400人が参加しました。
今年は伊那市役所を発着点に、13キロを歩く健康ウォークの部、クイズやゲームを楽しみながらグループで7キロを歩くウォークラリーの部、子どもと一緒に3キロを歩くテクテクウォークの部があります。
このうち健康ウォークの部は、コースの途中にチェックポイントが設けられ、参加者はスタンプを押してもらっていました。
参加者たちは、景色を眺めたり友人と会話を楽しみながら歩いていました。
イーナちゃんウォーキングカーニバルは、生涯スポーツの一環として、地域の歴史に触れながらウォーキングを楽しんでもらおうと毎年開かれています。 -
21日から伊那まちバラぶらり
伊那市の中心商店街は、例年より1週間ほど早く咲いた色とりどりのバラで彩られています。
21日から、散策しながらバラを楽しむ伊那まちバラぶらりが企画されています。
伊那市の中心商店街の西町から山寺までの県道沿いに、数多くのバラの鉢が並んでいます。
今年は、気温の高い日が多く去年より1週間ほど早く咲き、商店街にはバラの香りが漂います。
伊那まちバラぶらりの事務局を務める若林敏明さんです。
2003年に若林さんら数人が呼びかけ商店主らを対象にしたバラ教室の開催がきっかけで街づくりが始まり、今年で20年となりました。
活動が広まり現在は、県道沿いの多くの地域の人や商店主が、バラを育て水やりや剪定などの管理を行っています。
伊那まちバラぶらりは、21日から来月24日まで行われます。
21日には、コンサート、来月4日には、ファッションショーなどバラに関連した様々な企画が予定されています。
伊那市の中心商店街のバラは来月いっぱい楽しめるということです。
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伊那西地域のHPがリニューアル
7つの地区からなる、伊那市の伊那西地域の魅力を発信するホームページがリニューアルされました。
12日は伊那市横山の横山区民センターで、制作した伊那市地域おこし協力隊の石田健祐さんらが記者発表を開きました。
今回リニューアルされたのは、ますみヶ丘・横山・内の萱・大坊・平沢・小沢・中の原の7つの地区からなる伊那西地域のホームページです。
トップページでは、石田さんが撮影した伊那西地域の春夏秋冬の映像を見ることが出来ます。
他にも、ひとつの地区ごとに詳しく紹介されています。
このホームページは伊那西地区の魅力を発信し移住定住に繋げる活動をしている石田さんと、大阪のWeb制作会社に勤務している地域おこし協力隊の浅利芙美さんが中心となり制作したものです。
去年3月に第1弾が完成し、およそ1年をかけてリニューアルしました。
使われている写真は伊那西地域の住民が撮影したものがほとんどで、より地域の魅力が伝わりやすくなっているということです。
12日は、伊那西地区を考える会のメンバーも訪れ、完成したホームページを確認していました。
このホームページは「伊那西ものがたり」と検索すると見ることが出来ます。 -
伊駒アルプスロードの早期事業完成を要望
国道153号伊駒アルプスロード整備促進期成同盟会の総会が19日、伊那市役所で開かれ早期事業完成などの要望を決議しました。
総会には伊那市、駒ヶ根市、宮田村の関係者およそ40人が出席しました。
期成同盟会の会長の白鳥孝伊那市長は「朝夕の勤務時間帯の渋滞の解消や緊急輸送道路としての役割が期待される」と挨拶しました。
伊駒アルプスロードは伊那市美篶青島から駒ヶ根市赤穂までの11.6キロを結ぶものです。
総会では早期事業の完成にむけた要望決議案が承認されました。
その後、国や県の関係者に要望書が手渡されました。 -
伊那地域31.8度 2日連続真夏日
18日の伊那地域の最高気温は、31.8度まで上がり、2日連続で真夏日となりました。
伊那地域の最高気温は、午後1時10分に31.8度まで上がり、2日連続で真夏日となりました。
市内では、腕まくりをしたり、半袖姿で歩く人の姿が見られました。 -
羽柴晴雄さん宅 クリンソウ見頃
伊那市手良野口の羽柴晴雄さん宅のクリンソウが見頃を迎えています。
羽柴さん宅には、ピンクや白のクリンソウ3千株が植えられています。
羽柴さんは、30年ほど前に、伊那市の緑化イベントでもらった苗2株を植え、育ててきました。
クリンソウは、サクラソウ科の多年草です。
花びらが円状に重なるのが特徴で、その様子から「幸福を重ねる」という花言葉があります。
自宅の敷地内からは、延命水として知られる「鳥の宮湧水」が湧き出ていて、水気の多い環境がクリンソウを育てるのに適しているということです
縦に7段ほど咲くクリンソウは、現在3から4段咲いていて、6月中旬まで楽しめるということです。
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伊那市社会福祉協議会の篠田会長が退任あいさつ
伊那市社会福祉協議会の元職員による不祥事の責任を取り、17日付けで辞任した篠田貞行会長が17日に退任のあいさつをしました。
篠田会長は2月に判明した成年後見制度担当元職員による使途不明金事件の責任を取り、辞任しました。
これを受け、臨時の評議員会と理事会が開かれ、理事8人の互選で新たな会長に前 伊那市副市長の林俊宏さん71歳が就任しました。
林会長の任期は前会長の残任期間となる、6月22日までです。
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市内農家を対象の有機稲作講座
伊那市長谷で農業振興に取り組む長谷さんさん協議会は、農薬や化学肥料を使用しない有機稲作の講座を18日に開きました。
講座には市内の農家およそ15人が参加しました。
講師は栃木県で無農薬・有機稲作を行っているNPO法人民間稲作研究所の舘野廣幸理事長が務めました。
舘野さんは「農薬や化学肥料、遺伝子組み換え技術を使わず健全な土壌や生態系、環境づくりを行うことが有機農業の基本です」と説明していました。
講義の後には近くの田んぼで代掻きの研修が行われました。
水を多く入れ、土を混ぜることで、雑草の種子が土の下に埋まり、雑草が出にくい田んぼになるということです。
講座は全4回で、次回は6月22日に開かれる予定です。
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古布を活用キルトアート
古布を活用したキルトアートやリメイク作品の展示会「布・SDGsの花畑」が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
N会場には、松本市在住で展示会代表の徳嵩よし江さんのキルトアートや古布のリメイク作品を中心に20人の作品が展示されています。
徳嵩さんの作品のうち、こちらは東日本大震災の復興を応援しようと作ったキルトアートです。
また高さ3.5メートルの春夏秋冬をイメージした4つの作品などが展示されています。
会場には県内外から作品を見に訪れていました。
材料には布団や着物、野良着などが使われていて、徳嵩さんは「昔からある日本の布の魅力を作品を通して伝えたい」と話しました。
多くに人に楽しんでもらおうと小物や制作キットなども販売をしています。
展示会は22日月曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
伊那市社会福祉協議会の新会長に林俊宏さん
伊那市社会福祉協議会の篠田貞行会長が辞任したことを受け、前伊那市副市長の林俊宏さんが新しい会長となりました。
2月に事故死した伊那市社会福祉協議会の元職員が、成年後見制度の利用者の口座から1,300万円あまりを無断で引き出していた件で、責任を取り篠田貞行会長が17日付で辞任しました。
これを受けて前伊那市副市長の林俊宏さん71歳が新しい会長となりました。
任期は残任期間となる、17日から6月22日までとなります。
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伊駒アルプスロード 用地取得へ
伊那市と駒ヶ根市を結ぶ伊駒アルプスロードのうち天竜川に渡す橋梁を含む伊那市の東春近と西春近の1.7kmの区間で用地取得や道路設計が今年度から始まります。
伊駒アルプスロードのうち、整備に向け測量や用地取得が行われるのはこの区間が初めてです。
16日は伊那市役所で整備を行う飯田国道事務所が住民を対象に説明会を開きました。
伊駒アルプスロードは、伊那市美篶から駒ケ根市赤穂までつなぐ、全長11.6kmのバイパスです。
このうち今回は、東春近の県道車屋大久保線から西春近の南部浄化センターまでの1.7kmを先行整備区間としています。
道路幅は、のり面を含めおよそ67mで、片側2車線の全4車線で整備する計画です。
飯田国道事務所の浅井直実副所長は「国道153号の渋滞解消と安全確保に向け、1日でも早い完成を目指したい」と話していました。
飯田国道事務所では、今後、地権者を対象に説明会を開く他、現地に看板を設置するとしています。
着工時期については、用地取得後となるため現段階では未定だという事です。
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認定こども園はらぺこで園児が味噌づくり
伊那市手良の認定こども園「NPO法人山の遊び舎はらぺこ」で5月17日園児たちが味噌を作りました。
この日は園児およそ30人と保護者20人が参加し、味噌作りをしました。
作り方を教えたのは園長の小林成親さんです。
前日に大釜で煮た10キロの大豆を、園児たちがすり鉢や機械で潰しました。はらぺこでは「食を通じてこころと体を育む」活動の一環として、味噌作りに毎年取り組んでいて、今年で19回目となります。
潰した大豆に麹や塩を混ぜ、丸めて味噌玉を作ります。味噌玉はこれから1週間ほど藁で寝かせて、樽に仕込みます。
参加した保護者は「自宅で作るのは大変だが、みんなで一緒にできて楽しい」と話しました。
できた味噌は給食で使われていて、この日はサラダのドレッシングに使われました。
味噌は樽で1年間寝かせて、来年の今ごろ食べられるようになるということです。
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伊那市 コロナ対策など3億5千万円追加
伊那市議会臨時会が16日に開かれ、新型コロナ対策を含む、3億5,000万円を追加する一般会計補正予算案が可決されました。
物価高騰対策を含む第35弾の新型コロナ対策事業では、国の交付金を活用した事業として、住民税非課税世帯に3万円を支給する事業に1億9千万円、
低所得の子育て世帯に児童1人あたり5万円を支給する事業に7千万円、
照明のLED化支援では、一般家庭は上限2万円、地区の集会施設は上限10万円を補助する事業に4千万円となっています。
市独自の事業では、食品の値上げによる給食費の保護者負担を減らすための事業に990万円となっています。
この日提出されたこれら補正予算案は、全会一致で可決されました。
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前原太陽光発電施設 伊那市が業者に建設不許可通知
伊那市前原で建設が予定され、去年9月に条例逃れの指摘が、今年3月には業者の手続きに不備があったことが明らかになった太陽光発電施設について、伊那市は業者に対し建設不許可の通知を先月下旬に出したことが16日、分かりました。
伊那市では、不許可とする事例は今回が初となります。
この日開かれた、伊那市議会全員協議会で、長谷川洋二顧問弁護士が説明しました。
この太陽光発電施設は、県外の業者が前原で建設を計画しているもので、去年9月に登記を分筆することにより、住民の同意を得ずに計画を進める「条例逃れ」との指摘がありました。
さらに、今年3月には、建設に関わる水路工事の手続きに不備があったことが判明しました。
これらの事案を受け、伊那市は4月28日付けで業者に対し、建設不許可の通知を出しました。
長谷川弁護士は、今後この業者が伊那市に対し行政訴訟を申し立てることが想定されるとし、不許可の理由が正当であるかどうかが争点となるとの見方を示しました。
建設地周辺では、住民が反対を訴える看板を多くたてていることや、同意を得ずに工事を進めたこと、工事に関する手続きの不備などが不許可処分の理由として主張できるのではないかとしています。
また、不許可処分が取り消された場合は、業者側が損害賠償を請求する恐れもあるが、そのリスクを考えた上で不許可にしたと説明しました。
伊那市では、今後も住民の意見を尊重しながら、適切な対応をしていきたいとしています。
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エコキャップをモデルカーに 環境教育に活用
伊那市内で回収したペットボトルのキャップを使い、日産自動車の子ども向け環境教育で使用するモデルカーに生まれ変わらせるプロジェクトが16日から始まりました。
プラスチックごみの削減と再利用を目指す地産地消型の環境教育のチャレンジが全国で初めて伊那市から始まります。
16日は伊那市内で記者会見が開かれ、プロジェクトの内容が公開されました。
日産では、地球温暖化や電気自動車について学ぶ子ども向けの「日産わくわくエコスクール」を開催しています。
今回のプロジェクトでは、エコスクールで使用するプラスチック製のモデルカーを、伊那市で回収したペットボトルキャップで作ります。
まず、市内の小学校などに回収ボックスを設置し児童からペットボトルキャップを集めます。
キャップは伊那市社会福祉協議会の障害者福祉施設の利用者が洗浄、色分けを行います。
その後伊那市富県で製品設計開発を行うスワニーが粉砕、成形を行います。
そうして完成したモデルカーを使い、伊那市の児童を対象にスクールを開催する計画です。
今年度は7月からキャップを集め500個を生産、11月以降にスクールを開催する計画です。
この取り組みは、伊那市、伊那市社協、日産、スワニーの他、モデルカーの基盤開発を行う茨城県の㈱ノエックス、全体のプロデュースを行う愛知県の㈱ミヨオーガニックの6者で行うものです。
モデルカーは手回し式で充電するもので、電気自動車の仕組みを学ぶことができます。
このプロジェクトで市内外の異業種連携や、障がい者の雇用の創出を行うと同時に、伊那市発の新しい地産地消型の環境教育コンテンツとして全国に広げていきたいとしています。
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伊那新校の学習空間考えるワークショップ
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校の校舎の学習空間を考えるワークショップが15日伊那市創造館で開かれました。
ワークショップには高校生や教職員、地域住民など約50人が参加しました。
この日はテーマごと8つのグループに分かれ、意見を交わしました。
このワークショップは、長野県教育委員会と伊那新校の設計を担当する2つの事務所が開いたものです。
今年3月から4回にわたり開かれ、15日はこれまでのまとめを行いました。
参加者は、どんな新校にしたいか意見を発表していました。
今後、県はワークショップで出された意見を参考に基本計画を策定し、7月には一般に公開する予定です。
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伊那市社協 事務局長ら4人を減給の懲戒処分に
2月に事故死した伊那市社会福祉協議会の元職員が、成年後見制度の利用者の口座から1,300万円あまりを無断で引き出していた件について、市社協は当時の事務局長ら4人を減給の懲戒処分にしたと15日発表しました。
伊那市社協によりますと、懲戒処分となったのは、当時の事務局長と事務局次長、上伊那成年後見センター担当課長と担当係長の4人で、減給10分の1、期間は1か月から3か月となっています。
なお、篠田貞行会長については今月17日で引責辞任するとともに、今年2月以降の報酬については返納する予定だということです。
伊那市社協では「現在審議中の第三者委員会“再発防止対策検討委員会”の答申を受け、さらなる再発防止に取り組む」としています。
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山小屋で提供 手作り味噌仕込み
伊那市観光株式会社が運営する中央アルプスと南アルプスの山小屋で提供する手作り味噌の仕込み作業が15日に行われました。
西駒山荘、仙丈小屋、北沢峠こもれび山荘、塩見小屋の管理人ら4人が伊那市観光株式会社社長の白鳥孝伊那市長の自宅で作業をしました。
大豆は伊那市産を使っていて、大釜で茹で上げていきました。
その後、専用の機械に入れてすり潰しペースト状にしていました。
すり潰した大豆は市内の酒造店がつくった麹と混ぜ合わせていきました。
仕込んだ味噌は来シーズン用のもので、専用の容器に入れて1年ほど寝かせ熟成させるということです。
量はおよそ200キロです。
完成した味噌は味噌汁にして登山者に提供されます。
今シーズンの山小屋の営業は仙丈小屋は6月15日から、塩見小屋は7月1日から、西駒山荘は7月8日からです。
なお、こもれび山荘はすでに営業が始まっています。
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春季北信越高校野球長野県大会 伊那北の試合結果
春季北信越高校野球長野県大会に出場している、伊那北高校の14日の試合結果です。
伊那北は準決勝進出をかけて諏訪市のしんきん諏訪湖スタジアムで松本国際と対戦し、2対3で敗れました。
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高尾神社 4年振り浦安の舞奉納
伊那市山寺の高尾神社で13日例大祭が行われ、4年ぶりに浦安の舞が奉納されました。
区民が見守る中、地元の小学生10人が浦安の舞を披露しました。
新型コロナの影響により、高尾神社での浦安の舞の奉納は、4年振りとなりました。
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春季北信越高校野球長野県大会 伊那北と上農の試合結果
春季北信越高校野球長野県大会に出場している、伊那北高校と上伊那農業高校の13日の試合結果です。
伊那北は諏訪市のしんきん諏訪湖スタジアムで野沢北高校と対戦し、8回コールドの0対7で勝ちました。
これにより夏のシード権を獲得しました。
上伊那農業は伊那スタジアムで日本ウェルネス長野と対戦し、1対5で敗れました。
伊那北は、あす諏訪湖スタジアムで松本国際と対戦します。
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給食費無料化求める署名提出
住民有志でつくる伊那市学校給食費無料化を実現する会は11日、伊那市役所を訪れ給食費無料化を求める署名1,221人分を笠原千俊教育長に手渡しました。
会の呼びかけ人代表の橋本明典さんら3人が市役所を訪れ署名を渡しました。
会では去年12月から給食費無料化を求める署名活動を始め今月9日までに伊那市外8人を含む1,221人分が集まりました。
伊那市教育委員会によりますと小学生1人当たり、年間200日とした場合の給食費は年間およそ5万4,000円、中学生では6万4,000円だということです。
伊那市学校給食費無料化を実現する会によりますと県内では13町村の小学校と11町村の中学校で給食費が無料となっていて上伊那で無料化としている自治体はないということです。
笠原教育長は「全国の動向を研究していくなかでよりよい給食のあり方を検討していきたい」と話していました。