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市長 山小屋「馬の背ヒュッテ」の購入進めたい考え示す
伊那市の白鳥孝市長は南アルプス内にある民間所有の山小屋「馬の背ヒュッテ」について、購入を積極的に進めたいとの考えを9日示しました。
これは9日に開かれた伊那市議会12月定例会一般質問の中で黒河内浩議員の質問に答えたものです。
「馬の背ヒュッテ」は南アルプスの仙丈ケ岳登山のルートの途中にある民間所有の山小屋で、宿泊施設として、また、登山者の避難場所として活用されてきました。
コロナ禍のため2年間営業を停止していて、しばらくの間休業予定となっています。
黒河内議員によると所有者は高齢のため運営が難しく、親族も運営の継続に意欲を示していないということです。
黒河内議員からの「馬の背ヒュッテ」の購入を検討してはどうかとの提案に対し、白鳥市長は積極的に進めたいとの考えを示しました。
他に9日の議会には市から5億2,680万円を追加し総額420億2,210万円とする一般会計補正予算案が提出されました。
国の子ども一人あたり10万円を支給する子育て世帯への臨時特別給付金で先行して5万円の現金支給を行う事業に5億2,606万円、国の生活困窮者自立支援金の再給付に74万円となっています。
申請が不要な子育て世帯への臨時特別給付金については年内に支給を、申請が必要な世帯への支給は早期に行うとしています。
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高遠城址公園で桜守が冬支度
伊那市高遠町の高遠城址公園では、桜の枝の剪定など冬に向けた準備が始まっています。
9日は高遠城址公園などのの桜を管理している西村一樹さんら4人の桜守が支柱を結ぶロープの取り換えや枝の剪定作業を行いました。
作業は12月1日から行っていて雪が枝などに積もって折れたり、木が倒れないように1本ずつ確認しながら進められています。
西村さんによりますとこの時期に作業をすることで桜に負担をかけずに行えるということです。
他に鹿の食害から園内にあるおよそ100本の若木を守るため、幹や枝を保護する作業も行っています。
作業は2021年1月中旬まで行われるということです。
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西春近南小学校の児童がふくじゅ園にプレゼント
伊那市の西春近南小学校1年生が春富ふくじゅ園の利用者に9日クリスマスプレゼントを贈りました。
9日は西春近南小学校1年生の児童21人が、伊那市デイサービスセンター春富ふくじゅ園を訪れました。
児童はメッセージ付きの松ぼっくりを使ったクリスマスツリーを利用者26人に贈りました。
総合的な学習の時間に拾った松ぼっくりを利用したいと考え、クリスマスツリーを作ったということです。
西春近南小は、バザーの売り上げ金や手作り作品を寄付したり、発表会を行うなど春富ふくじゅ園と毎年交流を続けているということです。
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伊那市 市街地で新たな公共交通サービス検討
伊那市の白鳥孝市長はぐるっとタクシー運行エリア以外の市街地の高齢者などを対象にした、新たな公共交通サービスを行いたいとの考えを8日に示しました。
これは8日開かれた市議会12月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
伊那市では昨年度から、人工知能AIが配車を行う「ぐるっとタクシー」の運行を始めました。
65歳以上の人や免許返納者、障害者が利用することができ、市街地を除いた全域を網羅しています。
荒井や山寺、中央などぐるっタクシーが利用できない地域への対応について白鳥市長は「市街地を対象にした、新たな地域公共交通サービスを検討している。来年度には実証実験を行いたい」と答えていました。
なお、今年4月から11月末までにぐるっとタクシーの登録者のうち実際に利用したのは710人で、のべ利用回数は1万4千回だという事です。
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伊那市景観審議会 条例案施行に向け諮問
伊那市は、来年6月の施行を目指す「伊那市屋外広告物条例案」について、審議会に24日、諮問しました。
条例案は、看板の大きさや色、設置できる地域などを規制するものです。
市は、10月から11月にかけて、市内10か所で説明会を開いています。
この日の伊那市景観審議会では、説明会で市民から寄せられた質問などが報告されました。
意見交換で、委員からの「すでに設置されていて、規制対象となる広告物について、条例制定後の取り換え期限はあるのか」という問いに対し、事務局は「期限は設けず、新しく取り換える際に、基準を満たして設置してもらう」と説明しました。
このほか、宣伝目的などのサーチライトの取り扱いについて、現状は屋外広告物には当てはまらず、市でも規制する条例が無いが、来年度から県によって規制されると説明しました。
伊那市では、委員会の検討結果を踏まえ、来年3月に議会に条例案を提出、6月1日からの施行を目指したい考えです。
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第一美術協会長野県支部展
第一美術協会長野県支部による作品展が8日から伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、支部会員と研究員36人の絵画や工芸などの作品46点が展示されています。
去年は、新型コロナの影響で中止となったため、2年ぶりの開催となりました。
作品のほとんどは、来年6月に東京都の新国立美術館で開かれる第一美術展で展示されるということです。
この展示会は、14日(火)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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伊那市長選挙 白鳥氏出馬表明
任期満了に伴う来年4月17日告示24日投開票の伊那市長選に、無所属で現職3期目の白鳥孝さんが立候補することを7日、正式に表明しました。
市長選にはこれまでに新人1人が立候補を表明していて、選挙戦となる見通しです。
白鳥さんは、今日開かれた市議会一般質問の中で進退を問う議員の質問に対し「出馬をする」と答え、来年4月の市長選挙に立候補することを表明しました。
白鳥さんは、「いろんな要請を受ける中で、4期目出馬をするということで対応したい。日本で最も暮らしやすい持続可能な社会、これが長野県の伊那市だということをしっかり作り上げることが4期目の私の思い。何よりも福祉、そして福祉というキーワードで市政を担わせていただきたい」と話しました。
また、「3期目の公約はほぼ100%達成できた。新型コロナ対策と福祉を重点に取り組みたい」と話していました。
白鳥さんは、昭和30年5月25日生まれの66歳です。
伊那北高校を卒業後、立教大学に進学し、昭和54年に信英蓄電器箔株式会社に入社しました。
平成16年に民間登用され、伊那市の収入役に就任し、平成19年から副市長を務めました。
平成22年の市長選に立候補し、新人同士の一騎打ちで初当選しました。
平成30年には現職と新人合わせて3人が立候補した選挙戦を制し、現在3期目です。
伊那市長選は来年4月17日告示、24日投開票となっています。
市長選では他に、無所属で新人の八木択真さんが立候補を表明しています。
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モバイル市役所 デザイン・愛称決定
伊那市が市民から公募していたモバイル市役所の車両デザインと愛称が決定し、6日表彰式が行われました。
愛称は「もーば」に決まりました。
こちらがモバイル市役所の車両のデザインです。
桜をイメージしたピンク色で市役所の庁舎や南アルプスがデザインされています。
高遠高校芸術コース美術専攻3年生の山下優季さんの作品です。
愛称は「もーば」で、「モバイル」と「バス」を組み合わせたということです。
考案したのは一昨年伊那市に移住した、webデザイナー平井マサヒロさんです。
白鳥孝市長は、「一目でモバイル市役所とわかってもらえるものを選んだ。親しみを持って利用してもらいたい」と話していました。
モバイル市役所は、運行する路線バスの車両に専用機器を搭載して運行時間外に申請受付や窓口相談を行います。
デザイン・愛称は10月7日から11月14日にかけ募集し、デザイン部門には38点・愛称部門には29点の応募がありました。
伊那市のモバイル市役所「もーば」は、来年4月からの運用を予定しています。
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モバイルオフィス 来年度から試験運用
伊那市は、交流人口の拡大や企業誘致を目的に、一定期間市内の様々な場所で寝泊まりしながら仕事やアクティビティを体験できる「モバイルオフィス」事業を始めます。
6日は記者会見が開かれ、伊那市の白鳥孝市長の他、協力する4つの企業の代表者が出席し、事業の概要について説明しました。
「モバイルオフィス」は、企業や移住希望者を対象に一定期間寝泊まりしながら市内の好きな場所で働いてもらおうというものです。
車両は現在製作中で、マイクロバスをベースに大人4人が寝ることができるベッドの他、キッチンとトイレも備える計画です。
この車両を使い寝泊まりしながら仕事をする他、市内でアクティビティや農業体験をしたり、地域住民と交流をします。
伊那市が運営するもので、トヨタ車体株式会社は車両の開発を、伊那バス観光株式会社は車両の運転と旅行商品としての企画・開発を、株式会社JTBが予約の受付などを行い、富士通株式会社が本格展開に向けたモニタリング調査を行います。
今年度の事業費は4,200万円となっていて、国の補助金をあてると市の負担はおよそ1,000万円になるということです。
車両の完成は今年度中を予定していて、来年度から利用が始まり、2024年度からの本格運用に繋げたいとしています。
6日は、本格運用に向けたモニタリング調査を行う富士通株式会社と市とのワーケーションパートナーシップ協定の締結式も合わせて行われました。 -
スマートフォンなどを使った家計簿 講習会
パソコンやスマートフォンなどを使った家計簿の講習会が11月27日伊那市日影の伊那友の家で開かれました。
27日は1903年に創刊した雑誌「婦人之友」を愛読する伊那友の会のメンバー5人が使い方を学びました。
講習会では株式会社婦人之友社がインターネットで行っている家計簿の有料サービスの使い方を教わりました。
講師はメンバーの浜野和子さんが務めました。
浜野さんは「手書きに比べ簡単に入力ができ、月や年間の収支が自動でグラフ化でき
ます」と話しました。
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伊那西小6年生 ラーメン振る舞う
伊那市の伊那西小学校の6年生は1日、手づくりのコンロを使って作ったラーメンを振る舞いました。
この日は、6年生8人が手作りのコンロで火をおこし、ラーメンを作っていました。
6年生は、理科の授業で「物の燃え方」について学習し缶に穴を開けてコンロを作り、まとめとしてラーメンを作りました。
その時の満足感のある経験から、全校児童にラーメンを振る舞おうと計画したということです。
休み時間が始まると、ラーメンの引き換えチケットを持った児童が校庭に集まってきました。
児童たちは、大・中・小のサイズと、醤油・塩・味噌の中から好きなものを選び、出来立てのラーメンを味わっていました。
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市民の暮らしと森を繋ぐ 森マルシェ
地元産材を使った楽しみ方を提案する森マルシェが5日、伊那市西箕輪の株式会社有賀製材所で開かれました。
この日は、伊那市内で林業を行う企業などが木工品の販売や、DIYを体験できるコーナーを出展していました。
森マルシェは、伊那市が進める50年の森林ビジョンをサポートする伊那市ミドリナ委員会が森の楽しみ方を話し合う「ミドリナカフェ」の一環として開いたものです。 -
農業用水路の「二番井」について学ぶ
伊那市美篶の住民でつくる二番井水利委員会は、農業用水路の「二番井」についてきょう学びました。
研修会は美篶の住民で構成される二番井水利委員会が主催したもので、美篶青島の矢島信之さんから説明を受けました。
美篶地区の地形は上段、中段、下段と3つの段丘からできていています。
二番井は高遠町西高遠から美篶下川手までつながる農業用水路です。
高遠藩は江戸後期の安政4年に藤沢川の水を利用して中段に二番井を建設しましたが、水量が少ないため、その度三峰川の水を取り入れ、崩落を繰り返したということです。
明治28年になり、美篶青島の北原平八郎が私財を使い、三峰川の水を常に取り込めるようにし、南割まで水を引く工事を完成させました。
それにより豊かな水田に変わったということです。
5日はほかに高遠町小原から西高遠につながる二番井起点近くの水路橋、虹橋を見学しました。
また中段の芦沢では二番井から下段まで水を落とす分岐地点の確認をしていました。
二番井水利委員会では毎年1回、講師などを招いて研修会を開いているということです。
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子育てを考える集い
伊那市と駒ヶ根市の子育て支援団体の代表者が意見交換をする「第14回 子育てを考える集い」が、伊那市の産業と若者が息づく拠点施設alllaで4日開かれました。
子育てを考える集いには、伊那市と駒ヶ根市で子育て支援団体の代表者5人が、現在の子どもを取り巻く環境などについて話しました。
不登校の子どもの支援を行うNPO法人子ども・若者サポートはみんぐ事務局長の戸枝智子さんは「まじめでいい子が増えた。期待に応えようと過剰適応した結果学校に行けなくなった子どもが見られる」と話していました。
NPO法人フリーキッズ・ヴィレッジ理事長で、親と一緒に暮らせない子どもを預かるファミリーホームを運営する宇津孝子さんは「親が孤独ではなくなることが子どもの安全・安心・信頼につながる」と話していました。
野外保育を行うNPO法人山の遊び舎はらぺこの保育士小林成親さんは「親がすぐに子どもの特性や方向性を決めつけるのではなく、経験を見守っていくことが大切だ」と話していました。
このイベントは、山の遊び舎はらぺこが、地域とともに子育てについて考えようと毎年開いています。
このイベントの様子はオンラインで配信され、会場と合わせて60人が参加しました。
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伊那市荒井 親子でしめ飾りづくり
今年も残すところ1か月をきり新年を迎える準備が始まっています。
伊那市の荒井区は「しめ縄づくりを楽しむ会」をいなっせで4日に開きました。
4日は区民およそ40人が参加し正月用のしめ飾りを作りました。
講師を務めたのは丸山敞一郎さん83歳です。
初めて作るという人たちは、丸山さんから縄のない方を教わっていました。
丸山さんは「最初はうまくいかないかもしれませんが、心を込めて一生懸命作って下さい」と話していました。
荒井区と荒井区公民館では伝統文化を伝えていこうと、この講習会を毎年開いています。
作ったしめ飾りは、それぞれが持ち帰り家に飾るということです。
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伊那市民芸術文化祭 5日まで
伊那市内の文化や芸術団体の成果を発表する「伊那市民芸術文化祭」が4日からいなっせで始まりました。
会場には写真や絵画、生け花など、およそ20の団体や個人の作品が展示されています。
伊那市民芸術文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が行っていて、市内で活動している団体や個人なら誰もが参加できる総合的な芸術文化の祭典で今年で18回目となります。
伊那市民芸術文化祭は5日までで、5日はステージ発表も予定されています。
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暖トリー販売
天然水「ときわの名水」を販売する伊那市富県の有限会社いすゞは、暖房補助装置「暖トリー」の販売を始めました。
暖房補助装置暖トリーの価格は1個税込み1650円です。
この商品は、有限会社いすゞの織井常和社長が考案したものです。
ファンヒーターの温風を効率的にこたつの中に取り込むダンボール製の商品です。
誰でも簡単に組み立てることができます。
中が熱すぎた時は、段ボールを折ることで温度を調整することもできます。
使わないときは、たたんで本棚に置けるようにしたということです。
織井社長は、昭和60年頃に、アイデアを出し合う伊那発明学校を設立し、これまで多くの商品などを考案しています。
こちらは、蜂の巣の仕組みからヒントを得た「蜂の巣換気」です。
室内に空気を入れる際に、外の騒音などが入ってこない仕組みになっているということです。
これまで、国際特許1件を含む9件の特許をもつほどの発明家です。
暖トリーは、有限会社いすゞの他、伊那市のキタノヤ電器でも販売しています。
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MCPC Award2021受賞報告
先進的なモバイルシステムの活用事例を表彰する「MCPC Award2021」で最高賞を受賞した、伊那市とKDDIは2日、市役所で受賞報告をしました。
伊那市は、中山間地域の買物困難者解消のため、去年8月にKDDIが開発した、自律飛行が可能なドローンでの物流サービスを始めました。
この取り組みは国内初のドローン物流サービスで、今年のMCPC Awardで最高賞となるグランプリと総務大臣賞を受賞しました。
報告会には、事業を支えるニシザワや一般社団法人伊那宙、伊那ケーブルテレビジョンの関係者が出席しました。
白鳥孝市長は、現段階では赤字だが、必ず黒字にするとし、「エリア拡大や品ぞろえを多くして利用者を増やしていきたい」と話していました。
MCPC Awardは、モバイルシステムの導入により、業務の効率化やコスト削減などの成果をあげた事例を表彰するもので自治体がグランプリを受賞するのは初めてだということです。
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ワーキングホリデー受け入れ
伊那市は、一定の期間地域に滞在し働きながらローカルライフを体験するふるさとワーキングホリデーの参加者を、先月27日から受け入れています。
ワーキングホリデーに参加している、埼玉県春日部市在住の小松星矢さん34歳です。
伊那市では、移住定住につなげようと総務省の事業を活用して、働きながら地域を知ることができるワーキングホリデーを初めて受け入れています。
今回の受け入れ先は、高遠町の農事組合法人らいふです。
らいふでは、アルストロメリアや、トルコギキョウなどを栽培しています。
小松さんは、先月27日から市内のゲストハウスに宿泊しながら、農作業を体験しています。
小松さんは、元々バルーンアートパフォーマーとして関東地域を中心に活動していましたが、新型コロナの影響で仕事がほとんどなくなったということです。
以前から妻と自然に囲まれた場所で生活をしたいと考えていた小松さんは、移住相談会で伊那市のワーキングホリデーの事業を知り応募しました。
ハウス内では、背丈150センチほどのアルストロメリアを収穫しています。
小松さんは、14日まで伊那市に滞在するということです。
担当する、伊那市企画部地域創造課では、「今後さらに受け入れ企業を増やし、移住希望者が伊那での仕事と暮らしを体験できる機会を増やしたい」と話しています。
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伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁
伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が12月1日から解禁になりました。
天竜川の水が雨の影響で増水して濁ったこともあり、1日遅れの2日からザザムシ漁を楽しむ人の姿がありました。
伊那市山寺の天竜川の浅瀬です。
2日は中央の中村昭彦さんがザザムシ漁をしていました。
1日までの雨の影響で水が濁ったことから、解禁日から1日遅れの2日に漁を始めました。
中村さんのザザムシ漁歴は40年以上です。
鍬で石を掘り返してから足を使い石の裏にいるザザムシを四手網と呼ばれる網に入れていきます。
トビゲラやカワゲラ、ヘビトンボなどの水生昆虫の幼虫の総称をザザムシと呼びます。
午前10時過ぎの天竜川の水温は9度でした。
中村さんによると水温が4度くらいまで下がると、脂がのったおいしいザザムシがとれるということです。
河川工事などで川の底が深くなり、漁をする場所も減ってきているということで、1日に6キロほど獲れたザザムシも年々減少し、1キロほどになったということです。
また今年は8月の大雨の影響で川底の石が転がり、多くのザザムシが死んでしまったため不漁になりそうだと話していました。
こちらは中村さんが醤油、砂糖、みりん、酒で味付けして作ったザザムシの佃煮です。
冷凍して保存すると1年以上持つということです。
ザザムシ漁は2022年2月末まで行われます。
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春日智子さんフラワーアレンジメント作品展
ドライフラワーやアートフラワーなどを使って作ったアレンジメントの作品展が伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場にはフラワーアレンジメントの作品、およそ350点が展示されています。
伊那市富県の春日智子さんがアトリエで製作した、クリスマスや正月などの季節を彩るものや普段から飾ることができるものまで様々です。
作品展は今回が3回目です。
春日さんは「一つでも気に入った作品を見つけてもらえたら嬉しい」と話していました。
また、作品の予約販売も行っているということです。
フラワーアレンジメント作品展「からふる・Pleasant Flowers・季節を楽しむ花々」はかんてんぱぱホールで6日まで開かれています。
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伊那ローメンズクラブ 中病職員にローメン振る舞う
伊那ローメンズクラブは、23日、伊那中央病院の職員にローメンを無料で提供しました。
23日は、伊那ローメンズクラブのメンバーら15人の他、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合組合長の白鳥孝伊那市長、宮下一郎衆議院議員も参加し、職員にローメンを振る舞いました。
伊那ローメンズクラブでは、新型コロナの対応にあたる医療従事者に感謝しようと、今年2月にも無料で提供しています。
今回は、医療の最前線でがんばってくれている職員たちに、家族でゆっくり味わってもらおうと企画しました。
材料は、10月に行ったローメン秋祭りの売り上げで購入し、振る舞いました。
夜勤明けの人にも味わってもらおうと、朝8時から正午までの4時間にわたり提供しました。
23日は、用意した1,500食全てを提供したということです。 -
元気づくり支援金事業 表彰式
長野県の令和2年度「地域発 元気づくり支援金」事業の優良事例表彰で、入野谷そば復活夢プロジェクトが知事表彰を受賞しました。
1日は、伊那市の伊那合同庁舎で表彰式が行われました。
入野谷そば振興会は、絶滅したと思われた入野谷在来そばの種を発見しました。
平成26年に6粒の種から栽培をはじめ、令和元年以降には500キロを収穫するまでになりました。
現在では、地元のそば店に出荷するまでになりました。
ホームページで復活までのストーリーを紹介し、事業発展の成果をあげたことが評価されたということです。
このほかに、郷土愛プロジェクトが取り組む、「高等学校のキャリア教育コーディネート事業」と、公益財団法人上伊那産業振興会の、「AI・IoT展開のための人材育成事業」が上伊那地域振興局長表彰に選ばれています。
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MCPC award表彰式
伊那市とKDDIが行っているドローン物流サービスが、先進的なモバイルシステムの活用事例を表彰する「MCPC award2021」で最高賞を受賞し、25日に表彰式が行われました。
東京都のホテルで表彰式が行われ、白鳥孝市長が出席しました。
MCPC awardは、モバイルシステムの導入により、業務の効率化やコスト削減などの成果をあげた事例を表彰するものです。
伊那市は、中山間地域の買物困難者解消のため、去年8月にKDDIが開発した、自律飛行が可能なドローンでの物流サービスを始めました。
この取り組みは国内初のドローン物流サービスで、今年のMCPC Awardで最高賞となるグランプリと総務大臣賞を受賞しました。
白鳥市長は、「地方で暮らし続けるためのお手伝いをするのが行政の仕事です。次のステップに向け、様々な取り組みを行っていきたいです」と話していました。
(提供:伊那市)
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ジャズフェス いなっせで開催
アマチュアグループやプロのバンドが演奏を披露するジャズフェスティバルが、23日に伊那市のいなっせで行われました。
今年で15回を数えるフェスティバルには、アマチュアやプロのジャズバンドが演奏を披露しました。
このうち、上伊那地域を中心としたジャズ愛好家でつくる「伊那ビッグバンド」は、5曲を披露しました。
新型コロナの影響で集まることができないメンバーもいるため、半分ほどの8人でステージに立ちました。
去年は出演を見合わせたため、2年ぶりとなります。
メンバーらは、「ワクワクした気持ちでこの日を迎えました。8人編成なりのサウンドを聞いていただけたと思います」と話していました。 -
校地・校舎 伊那北に
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する新たな高校の校地について長野県教育委員会は、伊那北高校の校地と校舎を活用するとの方針を11月30日に示しました。
11月30日は9回目の伊那新校再編実施計画懇話会が開かれ、県教育委員会が校地の選定結果を報告しました。
再編統合する新しい高校の校地については伊那北と弥生いずれかを活用し、広さや学校へのアクセスなど11項目について県教委が検討を進めてきました。
伊那北は敷地の広さで、弥生は部活動の活動場所の確保と周辺の学習環境で優位性があるとされ、残りの8項目は差は無いとの結果でした。
県教委では、全校生徒の日常の教育の充実につながる「敷地の広さ」を最優先すべきとの結論となり、伊那北高校の校地活用の方針を示しました。
また、弥生の第2グラウンドも有効活用するとしています。
懇話会では今後、再編実施計画案の策定に向け、募集年度や学級数について検討を進めていきます。
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山岳輸送 無人VTOL機お披露目
伊那市は、100kgの荷物を運ぶことができる無人 垂直離着陸機VTOL機を使い山小屋へ荷物を運ぶ輸送プラットホーム構築事業の記者発表を1日に行いました。発表では、試作機のお披露目も行われました。
1日は伊那市の白鳥孝市長とVTOL機の開発を行う東京都の川崎重工業株式会社の石田正俊執行役員が事業の概要について説明をしました。
伊那市と川崎重工業は、今年度から5年間かけて無人VTOL機による、山小屋への物資輸送の実証実験を行います。
対象となるのは市が保有する南アルプスと中央アルプスの3つの山小屋です。
現在、山小屋への輸送はヘリコプターに頼っていますが、公共工事の増加やパイロット不足などにより運航機会の確保が困難になっているという事です。
伊那市は輸送ルートや環境への影響などを調べ、川崎重工業は機体の開発を進めます。
きょうお披露目された無人VTOL機の試作機の大きさは縦横5メートル、重さは340kgです。
エンジンと機体は、川崎重工業が持つオートバイとヘリコプターの製造技術が組み込まれています。
継続飛行距離は100kmで、運べる荷物の重さは100kgです。
川崎重工業では現在、2機目の試作機の設計を行っていて標高3,100mまで飛べるようにするという事です。
市では今回のプロジェクトを通して山小屋の他に、林業や建築現場など様々な場所で活用できる仕組みを作っていきたいとしています。
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障害者週間に合わせて手作り製品販売
12月3日から9日まで「障害者週間」です。
この週間に合わせて障害のある人が作った製品の販売会が伊那市の伊那合同庁舎で30日から始まりました。
30日は南箕輪村の障がい者生きがいセンターひまわりの家の利用者2人と職員が、購入した人に商品を手渡していました。
ひまわりの家では小銭入れや野菜など利用者が作った22種類の商品を販売しました。
販売会は「障害者週間」に合わせて伊那合同庁舎で毎年開かれています。
上伊那の14の障害者福祉事業所が参加し、日によって販売する事業所が変わります。
販売会は伊那合同庁舎で12月10日まで、土日を除く毎日開かれています。
時間は正午から午後1時までです。
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燃料費高騰でいちご農家が負担を懸念
30日の伊那地域の最低気温は氷点下5度で今季一番の寒さとなりました。
寒さが厳しくなる中、いちご農家は燃料費の高騰による暖房費の負担増加を懸念しています。
伊那市西箕輪のみはらしファーム内にあるみはらしいちご園です。
17棟のハウスで栽培していて、収穫を間近に控えたいちごが色づき始めています。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下5度で、今季一番の寒さとなりました。
暖房は、寒さが厳しくなった先週末から本格的に稼働しています。
ハウス内が5度から4度になると稼働するようになっています。
羽広いちご生産組合 副組合長の笠松崇志さんです。
暖房の燃料は重油で、1つのハウスで1シーズン60万円から70万円かかるということです。
燃料価格の高騰による影響は大きいということです。
みはらしいちご園の収穫体験は、コロナ前は1シーズンで7万人ほどが訪れていましたが、昨シーズンは9,318人でした。
今シーズンは1組50分の時間制限を設けるなどのコロナ対策を取り、来年1月2日から営業する予定です。
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10月月間有効求人倍率 1.52倍
上伊那の10月の月間有効求人倍率は、前の月を0.03ポイント上回る1.52倍となりました。
1.5倍台は令和元年10月以来となります。
10月の月間有効求人数は3,709人、月間有効求職者数は2,441人で、月間有効求人倍率は1.52倍となりました。
全国は1.15倍、県は1.39倍で、上伊那は県内12のハローワーク管内で3番目に高い数字となっています。
雇用情勢については、「一部に弱い動きが続いているものの、着実に改善が進んでいる」と判断を据え置いています。
ハローワーク伊那では「弱い動きが続いている業種に対して迅速な支援をしていきたい」と話していました。
また新規高校卒業者の就職内定率は10月末現在81.4パーセントとなっています。
ハローワーク伊那では「新型コロナウイルスの影響で減少した仕事量が回復傾向にあり、若手の人材確保と育成を目指す企業が増加している」としています。