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最低気温ー4.7度 小笠原商店で糸寒天づくり
29日朝の伊那地域は、最低気温が氷点下4.7度と今季1番の冷え込みとなりました。
伊那市東春近田原の小笠原商店では、冬の寒さを利用した糸寒天づくりが行われています。
小笠原商店では、薄日が差す中凍った寒天を天日干しにする作業が行われていました。
伊那地域の最低気温は、午前5時19分に氷点下4.7度を記録し、今季1番の冷え込みになりました。
今年は、気温がなかなか下がらず、例年より2週間ほど遅い11月中旬に作業を始めたということです。
大正5年創業の小笠原商店では、天然の糸寒天を作っていて、県内では唯一だということです。
原料となる海藻のテングサを煮詰めてその煮汁を冷やし固めて棒状にし、機械でところてんのように細く切って広げていきます。
夜凍らせたものを日中天日干しにしてゆっくりと溶かし水分を抜く作業を10日ほど繰り返すと完成です。
小笠原商店の糸寒天は、東京や関西を中心に全国の老舗和菓子店に卸していて、水羊羹に使われているということです。
寒天づくりのピークは、来年3月頃まで続き、4月頃まで行われます。
商品は、工場でも購入することができるということです。 -
伊那北高校 全国英語ディベート全国大会出場へ
出題された社会問題について英語で意見を言い合う「全国高校生英語ディベート大会」に、伊那市の伊那北高校の生徒が出場します。
29日は、2年生の佐野天咲さんと福島雄斗さんが市役所を訪れ、笠原千俊教育長に出場の挨拶をしました。
大会は、あらかじめ出題されていた社会問題について肯定側と否定側に分かれて意見を言い合うものです。
4人1チームで、立論者・質問者・回答者・まとめ役に分かれて相手チームと対戦します。
今月6日と7日に開かれた県大会で伊那北高校は準優勝し、7年ぶりの全国大会出場を決めました。
今回は、「首都機能を東京の外に移転すべきか」がテーマで、伊那北高校は肯定側の際は「富士山が噴火した場合に災害対応が困難なので移転すべき」否定側の際は「大規模な環境破壊につながるので移転すべきでない」などの切り口で考えを主張したということです。
全国大会には、64チームが出場し、来月18日と19日にオンラインで開かれます。
2人の他に、2年生4人の6人編成で出場します。 -
新山小学校で「おでかけ講座」
伊那市の新山小学校で市の職員による「おでかけ講座」が10月26日に開かれ、児童が防災について学びました。
講師は伊那市危機管理課の小松剛さんが務め、災害が起きたときの避難場所などについて話をしていました。
小松さんは「きょう勉強したことを家に帰って家族と話し合って下さい」と呼びかけていました。
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伊那市民吹奏楽団定期演奏会
伊那市を中心に活動する伊那市民吹奏楽団の定期演奏会が伊那文化会館で28日、開かれました。
伊那市民吹奏楽団は、「いい音楽をしよう」をスローガンに活動していて、市内を中心におよそ60人が所属しています。
今年は、新型コロナ感染拡大防止のため、入場は家族などの関係者のみとしました。
定期演奏会は、毎年この時期に開かれていて今日は、ポップスやクラシックなど11曲を演奏しました。
新型コロナの影響で練習に参加できる人が少なかったということですが、団員たちは、息のあった音色を響かせていました。
5月にはスプリングコンサートが計画されていて、伊那市民吹奏楽団では「コロナが終息し、盛大に開催できればうれしいです」と話していました。
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会津若松市民訪問団 来伊
伊那市と親善交流を行っている福島県会津若松市の市民訪問団が、高遠町の建福寺を6日訪れ、保科家の墓に手を合わせました。
伊那市と会津若松市は、江戸時代に高遠藩主だった保科正之が、会津松平家の初代藩主となった事が縁で旧高遠町時代に交流が始まりました。
合併後は伊那市と交流をつづけ、今回は親善交流20周年を記念し会津若松市の室井照平市長ら53人が建福寺を訪れました。
一行は、保科正之の祖父や養父の墓に手を合わせていました。
きょうはこの他に高遠城址公園を訪れ、紅葉が見ごろを迎えている公園を散策していました。
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伊那市長選挙 八木氏出馬表明
任期満了に伴う来年4月17日告示24日投開票の伊那市長選に無所属で新人の八木択真さんが立候補することを27日、正式に表明しました。
八木さんは伊那市のセントラルパークで市民を前に決意を述べました。
「来年4月の市長選挙にもう一度挑戦することを決めました。求められているのは民間の感覚と前例にとらわれない、この社会がどのようにあればいいのか考える若い力だと思う。世代交代をうったえ、伊那がどうあるべきかみなさんと考え、実現していきたい」と話しました。
また「価値観の多様性により課題も多様化している。民間の感覚と若い力で一つ一つ解決していきたい」と話していました。
八木さんは昭和53年12月2日生まれで現在42歳です。
大阪府堺市出身で信州大学農学部を卒業後、産経新聞の記者となり平成25年に伊那市坂下で飲食店の経営を始めました。
平成26年に伊那市議会議員に立候補し初当選しました。
平成30年に市議を辞職して、前回の伊那市長選挙に初めて出馬しました。
現職と新人、合わせて3人が立候補した選挙戦で次点となり落選しました。
伊那市長選は来年4月17日告示、24日投開票となっています。
市長選では他に、現職で3期目の白鳥孝さんが開会中の市議会12月定例会で進退を表明するとしています。 -
西天竜発電所が現場見学会開催
現在、全面改修工事をすすめている、伊那市小沢の西天竜発電所が2022年2月の運転開始を前に14日、発電所内部の現場見学会を行いました。
14日の現場見学会は発電所を管理している長野県企業局南信発電管理署が開いたものです。
西天竜発電所は老朽化に伴い全面的な改修工事が2018年からすすめられています。
西天竜幹線水路を活用して発電していますが、大型の水車発電機1機では田植え時期に水路の水が少なくなるため、稼働が難しく発電を行っていませんでした。
今回、小型の水車発電機の2機にしたことで、年間を通しての発電が可能となりました。
年間発電量は改修前と比べて4割増の1,600万kWhとなり、およそ4,450世帯分の電気をまかなえるということです。
見学に訪れた人たちは、水車の内部などを触ったりしていました。
西天竜発電所の運転開始は2022年2月を予定しています。
ほかに、発電所の周りには多目的ホールや公園が整備されるということで、全ての工事完了は2022年5月を予定しているということです。
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カメラリポート コロナ禍のライブハウス
新型コロナウイルス流行の影響を受けたライブハウスの今を取材しました。
伊那市駅から歩いて1分ほどのところにある伊那グラムハウス。
新型コロナ対策を取って営業をしていました。
グラムハウスでは、入場時の手指消毒、ライブ中は足元の線に沿って並び、出演するバンドとも距離を取って密にならないように対策をしています。
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竜東地区 少年野球交流大会
少年野球の「伊那竜東地区スポーツ交流大会」が伊那市の手良総合グラウンドで3日に開かれました。
大会は技術向上や子ども達の交流を目的に開かれていて、今年は、伊那市と南箕輪村から合わせて7チームが出場し、トーナメント戦を行いました。
今年は7月から8月にかけて新型コロナの感染が拡大した事で、どのチームも練習やチーム作りには苦労したという事です。
ある指導者は、「一つでも多く試合を経験し、成長に繋がってもらえればうれしいです。」と話していました。
大会の結果優勝は東春近スポーツ少年団、2位は手良スポーツ少年団、3位はJBC伊那スポーツ少年団でした。
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60年近く使ったピアノとお別れ
伊那市の西春近南小学校で昭和35年から60年近く使われてきたピアノのお別れの会が26日、行われました。
西春近南小学校には現在、2台のピアノがあります。
そのうちの一つが、昭和35年8月5日から使われているピアノです。
ヤマハ製で、当時31万8千円で購入した記録が残されています。
老朽化してきていて、来年度、西春近南小学校が開校150周年を迎えることから、新しく購入することになりました。
代表の6年生の児童は、「入学式をはじめ音楽会など、このピアノが奏でてくれたことが思い出に残っています」と話しました。
この後、6年生の児童が歌を発表しました。
たくさんの行事などで使われてきたピアノも26日でお別れです。
実は26日お別れとなったピアノよりも更に古くから使われていた初代のピアノが諏訪形の浦野紀和さん宅に置かれています。
浦野さんの祖父の兄で医学博士の浦野多門治さんが音楽教育に役立ててもらおうと昭和の初めころ学校に寄贈したもので鍵盤は象牙が使われています。
昭和50年台に学校が3台目を購入した際に、この家に帰ってきました。
ピアノを使った教育を古くから西春近南小学校の近隣住民が支えてきたことを知った、150周年記念事業実行委員会は、学校区の住民などに寄付を募り新しく購入することにしました。
およそ300万円の寄付が集まり来月10日新しいピアノが学校に届きます。
26日、お別れしたピアノは、調律などをして修復し、行先は決まっていませんが、また何処かで利用されるということです。
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上伊那広域連合が労災事故の原因報告
伊那市役所で24日、上伊那広域連合議会全員協議会が開かれ、10月に伊那市美原の伊那中央清掃センターの解体工事現場で作業中の男性が死亡した労災事故の原因について報告がありました。
10月13日に伊那中央清掃センターの解体工事現場で作業中の65歳の男性が鉄筋コンクリートの外壁を解体していたところ落下してきた壁の下敷きになり死亡しました。
柱の根元部分に切り込みを入れながら倒して砕いていく作業で、局部的に砕きすぎたことでコンクリートが落下したということです。
また監視する技術責任者が1人だったことも原因だということです。
再発防止策として解体部の柱の根元を幅広く砕くことや監視員の1名増員などを行っていくということです。
この労災事故により工事が中断したことから、工期を25日間延長して、2022年3月25日までに変更することも報告されました。
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伊那市と伸和コントロールズ(株)が森林整備協定
伊那市と神奈川県に本社をおく伸和コントロールズ株式会社は森林整備を通して地球温暖化防止や市民が自然に親しむことを目的とした協定を25日に結びました。
25日は伊那市役所で白鳥孝市長と伸和コントロールズ株式会社の幸島宏邦会長、立会人に上伊那地域振興局の竹村浩一郎局長が森林の里親森林整備基本協定書を取り交わしました。
県の森林の里親促進事業は企業からの寄付金により森林整備や歩道整備を行うものです。
伊那市では市民の森や鹿嶺高原、千代田湖の3か所の森林整備を来年度から行うということです。
白鳥市長は「整備をしっかり行い、市民がふれあえる場所にしていきたい」と話していました。
幸島会長は「伊那市は観光だけでなく林業でも発展していってほしい。会社の事業としても取り組んでいきたい」と話していました。
協定期間は2027年3月31日までとなっています。
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伊那地域 山間部で積雪
今朝、伊那地域では雪が舞い、山間部では積雪も見られました。
24日の伊那地域の日中の最低気温は午前7時50分に2・7度となりました。
山間部では積雪が見られ、シーズン間近となった伊那スキーリゾートでもゲレンデがうっすらと雪に覆われました。
伊那スキーリゾートは今シーズン、12月中旬にオープンする予定です。
長野地方気象台によりますと、27日ごろまで冬型の寒い日が続き、南部の標高の高いところでは雨や雪が降るということです。
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県内コロナ感染確認 13日連続なし
長野県と長野市、松本市によりますと、24日、県内で新型コロナウイルスへの感染確認はありませんでした。
県内の新規感染者数の発表がないのは13日連続です。
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コロナ・原油高騰で支援へ 伊那市13億円を追加する補正予算案提出へ
伊那市は、新型コロナウイルスや原油価格高騰に伴う支援策として、今年度一般会計におよそ13億4,000万円を追加する補正予算案を、12月定例会に提出します。
22日に開かれた定例記者会見で、白鳥孝市長が概要を話しました。
新型コロナ対策では、3回目のコロナワクチンの接種に7,000万円、市内16の小中学校で修学旅行がキャンセルになったことにより発生する費用の補助に380万円など、合わせて7,400万円となっています。
原油価格高騰に伴う支援として、施設園芸農家への燃料代の補助に1,300万円、バスやタクシー、宿泊業者などへの応援金として960万円、低所得者への灯油・ペレット券の配布に3,800万円となっています。
総額13億4,000万円を追加する補正予算案は、26日に開会する12月定例会に提出されることになっています。 -
ピアノで森の魅力を
伊那市は、森の価値や魅力を発信しようと地元出身のピアニスト平澤真希さんによるピアノ演奏の動画撮影を高遠町の千代田湖で18日に行いました。
平澤さんは、「ネイチャーピアノ」と名付け、自然の中へピアノを持ち出して演奏する活動を行っています。
鳥の声や葉の揺れる音など自然の音がそのまま取り入れられています。
これは、森の価値や魅力を発信しようと伊那市が進める50年の森林ビジョンの取り組みの一環で初めて行われたものです。
18日の朝7時頃、現地にグランドピアノが持ち込まれました。
このピアノは、カワイ楽器からネイチャーピアノのために平澤さんに寄贈されたものです。
ピアノが湖畔に設置されると平澤さんの演奏と映像の収録に入ります。
今回、平澤さん自作の「水のプレリュード」、シューマンの「トロイメライ」などが演奏されました。
動画に使う湖やたき火の映像も合わせて撮影されました。
完成した映像は来年1月下旬伊那市のHPや動画投稿サイトYouTubeで公開される予定です。 -
てらとぴあで「井月さんから伊那谷を知ろう」
幕末に伊那谷に現れ、亡くなるまでの30年間漂泊した俳人井上井月についての講座「井月さんから伊那谷を知ろう」が伊那市手良のてらとぴあで10月26日開かれました。
講師は美篶の矢島信之さんが務め、なぜ井月が伊那谷を放浪したのかを説明しました。
矢島さんは「伊那谷は経済的にも余裕があり教養のある人が多かった。気候も暖かく、井月にとって過ごしやすかったのではないか」と話していました。
また矢島さんは、井月が残した句には農民に寄り添った句が多いと分析していました。
参加者は矢島さんがまとめた資料を見ながら話を聞いていました。
講座は手良公民館の歴史講座の一環で、今回は手良にもゆかりのある井月について学ぼうと開かれました。
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伊那小学校開校150周年記念式典
伊那市の伊那小学校の開校150周年記念式典が20日、行われました。
記念式典には、児童を代表して、5、6年生と学校関係者およそ300人が出席しました。
式典では、開校100周年から現在までの50年間をスライドで振り返りました。
伊那小学校は、1872年、明治5年に開校しました。
およそ60年前に通知表を廃止し、保護者との懇談を行うことで、学校と家庭が一体となった教育を進めてきました。
福田弘彦校長は、「これからも、誰もが胸を張って通えるように努力していきたい」と話していました。
児童会長の唐木莉彩さんは、「今までの150年間に負けないような学校づくりをしていきましょう」と呼びかけていました。
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信大JAZZサークル 森のステージでライブ
信州大学JAZZサークルは20日、伊那市の伊那西小学校で、JAZZライブを行いました。
ライブは、伊那西小学校の森のステージで行われました。
森のステージでは、毎年イベントを行っていましたが、新型コロナの影響で2年ぶりのイベント開催となりました。
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地域の子どものために秋祭り開催
伊那商工会議所青年部は、コロナ禍で自由に遊べない子どものために、伊那市のセントラルパークで6日、秋祭りを開きました。
祭りの会場には、焼きそばやチョコバナナなどの屋台が並んでいました。
竹で作った輪投げとボーリングコーナーもあり、賑わいを見せていました。
青年部は、コロナ禍で様々なイベントが中止になる中、こどもたちに楽しんでもらおうと、秋祭りを企画しました。
会場にはこれまでの伊那まつりで飾られていた提灯や和傘も展示されていました。
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有賀さん職業能力開発関係厚生労働大臣表彰
技能検定などの推進に貢献した伊那市で元日本電産サンキョー株式会社伊那事業所の有賀洋次さんが令和3年度職業能力開発関係厚生労働大臣表彰を受賞しました。
表彰は職業能力開発の促進を図るもので県内では有賀さんを含め3人と1団体が受賞しています。
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「上伊那のよりよい未来と高校教育を語る会」 年内に3回予定
元教員や現役の高校教諭、市民の有志らは、上伊那の高校再編について考える「上伊那のよりよい未来と高校教育を語る会」を年内に3回計画しています。
2日は伊那市役所で記者会見が開かれ、「上伊那のよりよい未来と高校を語る会」の事務局が会の発足と語る会開催について説明しました。
「上伊那のよりよい未来と高校教育を語る会」は11月から12月にかけて伊那市、駒ヶ根市、辰野町で開かれることになっていて、伊那市では11月21日午後1時からいなっせで予定されています。
主催者は「現在ある高校の良さを再度見直し、未来の高校の姿を自由に語りあいたい」としています。
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納税表彰受彰者贈呈式
納税制度や税知識の普及発展に功績がある人におくられる納税表彰の伊那税務署管内の表彰者贈呈式が16日伊那市のいなっせで行われました。
伊那税務署管内では6人が表彰されました。
なお伊那ケーブルテレビの放送エリア内からは、箕輪町の長野県小売酒販組合連合会理事の山川敏夫さんが税務署長納税表彰を受彰しました。
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全国少年補導功労者表彰に伊那市の清水達雄さん
青少年の非行防止や健全育成活動に尽力した人を表彰する、全国少年補導功労者表彰栄誉銅章に、伊那市高遠町の清水達雄さんが選ばれました。
17日は、伊那警察署で表彰伝達式が行われました。
清水さんは、平成8年に伊那少年ボランティア協会に委嘱され、25年間にわたり、高遠地区を中心に青少年の非行防止・犯罪被害防止に力を入れてきました。
伊那少年ボランティア協会は、警察と協力して、青少年の健全育成活動を行っています。
伊那警察署によりますと、伊那署管内を含む全国の青少年の犯罪は、減少傾向にあるということです。
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県税功労者 知事感謝状を伝達
長野県の税務行政に協力した個人や自治体に感謝状が贈られる、県税功労者の感謝状伝達式が16日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
16日は、南信県税事務所の三宅良樹所長が阿部守一長野県知事からの感謝状を伝達しました。
伊那市の牛山彦一さんは、関東信越税理士会長野県支部連合会の理事などを務め、長年にわたり税理士団体の要職を担いました。
伊那市の上野山登さんは関東信越税理士会伊那支部の副支部長などを務め、長年にわたり税理士団体の要職を担いました。
伊那市の大澤稔さんは伊那地区納税貯蓄組合連合会 会計理事で、会員の納期内納税などに率先して取り組んでいます。
伊那市市民生活部税務課管理納税係の白鳥雅浩さんは、長年にわたり税の徴収業務にあたり、税収確保に尽力しました。
箕輪町は令和元年度の未納徴収金の差し押さえ額が1,500万円で県内の町村で2位となりました。
三宅所長は「これからも豊かな経験を活かし税務行政にご支援をお願いします」と話していました。
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長距離飛行ドローンの配送事業 運用開始
伊那市は、株式会社ゼンリンと協力し、10キロ以上の長距離飛行を行うドローン配送事業を、16日から長谷の市野瀬と杉島を対象に始めました。
16日は長谷非持のドローンポートで長距離飛行ドローンの実演が行われました。
ドローンに荷物を積み込むと、長谷の市野瀬に向かって飛び立ちました。
8.4キロ先の市野瀬です。
伊那市は、ケーブルテレビで注文しドローンで商品を配送する、中山間地域の買い物支援事業を去年8月から行っています。
これまでは道の駅南アルプスむら長谷の離陸地点から、6.6キロ先の中尾までが対象となっていました。
さらに遠くの地域までサービスを広げようと伊那市とゼンリンは長距離飛行の可能性を探ってきました。
ゼンリンの高精度な3D地図の技術を活用することで、狭い河川の上空も飛行できるようになった他、長距離飛行に適したドローンが開発され、10キロ以上の飛行が可能となりました。
これにより、南アルプスむら長谷から8.4キロ地点の市野瀬、10.3キロ地点の杉島までの配送が可能となりました。
今後は配達対象地域がこれまでの非持、溝口、黒河内、中尾に市野瀬と杉島が加わります。
ドローンはこれまで使用されていたものと2台体制で運用するということです。
また16日は、気の里ヘルスセンター栃の木で、伊那市とゼンリンが伊那市新産業技術推進に向けた連携に関する協定も締結しました。
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信州大学農学部の学生が育てたシクラメンの販売
南箕輪村の信州大学農学部の2年生が授業の一環で育てたシクラメンの販売が16日から始まりました。
16日は信州大学農学部の生産品販売所に地元の人などが訪れ、販売しているシクラメンを購入していました。
シクラメンはピンク色のものや色が混ざったものなどの19品種です。
今年は新しく4品種を作り、このうち黄色の2品目が目玉です。
シクラメンは信州大学農学部の植物資源科学コースの2年生およそ50人が授業の一環で育てたものです。
花を長く楽しむためには下からつぼみが出ているのを選ぶとよいということです。
シクラメンは主に5号鉢で1鉢1,300円です。
販売期間は11月16日から12月23日までの毎週水曜日と木曜日で、信州大学の生産品販売所で販売しています。
花もちがよく人気があるということで信大では早めの購入を呼びかけていました。
1,800株を用意していて、無くなり次第終了です。
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小学校合唱団などが出演「落ち葉たきコンサート」
伊那市の小学校合唱団などが出演する「落ち葉たきコンサート」が伊那文化会館で14日開かれました。
このうち伊那小学校合唱団は3曲を披露しました。
「落ち葉たきコンサート」はこどもたちの相互交流の場にしたいと毎年秋に開かれていて今回で17回目です。
今回は6団体が出演し、童謡や合唱曲を披露しました。
以前は伊那市のいなっせで開かれていましたが、今回は伊那文化会館が新しくなったことから大ホールで開かれました。
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天庄Ⅱ遺跡 現地説明会
伊那市西箕輪中条で発見された縄文時代の遺跡「天庄Ⅱ遺跡」の現地説明会が13日行われました。
天庄Ⅱ遺跡は太陽光パネル発電所の建設に伴う発掘調査で発見された縄文時代の遺跡です。
調査により6軒の住居跡のほか土器が見つかっています。
説明会では伊那市教育委員会の学芸員、濵慎一さんがこれまでの調査結果について話をしました。
濵さんは遺跡の裏に山があることから「森の恵みを得やすく縄文時代の人たちにとって住みやすい場所だったと考えられる。」と話していました。
また居住跡から見つかった埋甕について「食べ物の保存のほかに亡くなった赤ちゃんを甕に入れて埋め、再生を願ったという説もある」と説明していました。
中条にはほかに多くの遺跡が広がっていて伊那市教育委員会では縄文文化が花開いた場所だったとしています。
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園児が鼓笛隊の練習成果を市長に披露
伊那市の伊那緑ヶ丘幼稚園と緑ヶ丘敬愛幼稚園の鼓笛隊が練習の成果を伊那市の白鳥孝市長に披露しました。
4日は伊那市役所の正面玄関前で園児による鼓笛隊の演奏が行われました。
園児の保護者や一般の人も演奏を聴きに訪れていました。
伊那緑ヶ丘幼稚園と敬愛幼稚園の園児およそ80人は新型コロナの影響で演奏を披露する機会が少ないことから、伊那市が協力して発表の場を設けたということです。
演奏発表のあと、園児が白鳥市長にメッセージを書いた手作りの金メダルを贈りました。
伊那緑ヶ丘幼稚園の宮原光生理事長は「練習の成果を披露出来て嬉しい。みんなが幸せになれるような演奏が披露出来た」と話していました。